JP5113546B2 - トノカバー装置 - Google Patents
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さらに、デッキサイドトリム103の内部にはフック状の係脱部材106が回動自在に設けてあり、バックドアが閉じられたとき、バックドアトリム107に設けた押圧部108が、係脱部材106の背部を押圧して回動させる。これにより、図12(b)に示すように、突起102を窪溝105から押し出すとともに、係脱部材106の先端部で突起102を係止する。係脱部材106に突起102が係止された状態にあっては、トノカバー101が巻き取られることはなく、荷室上方を遮蔽した状態を保持する。その後、バックドアが開かれると、係脱部材106が逆方向(図示反時計方向)へ回動し、突起102の係止状態が解除される。よって、トノカバー101が巻取り装置100に巻き取られる。
しかし、バックドアが開いた状態にあっては、図12(a)に示すように、窪溝105に突起102を落とし込んでいるだけなので、作業者の腕などがトノカバーに触れただけで窪溝105から突起102が脱出してしまうおそれがあった。窪溝105による突起102の係止状態が解除されると、トノカバー101は巻取り装置100により自動的に巻き取られてしまう。よって、作業者は、再度、巻取り装置100からトノカバー101を引き出し、窪溝105へ突起102を落とし込む作業を繰り返さなければならず、操作性に問題があった。
前記トノカバー保持機構は、
自動車の車体へ取り付けられる本体と、
この本体へ揺動自在に装着されるとともに、前記トノカバー係合部を係脱自在に係止する係止部が設けられた揺動部材と、
この揺動部材を一方向へ揺動させるように常時付勢する付勢手段と、
前記本体へ揺動自在に装着された揺動カム部材と、
この揺動カム部材を一方向へ揺動させるように常時付勢するカム付勢手段と、
前記揺動部材の係止部と協働して、当該係止部からの前記トノカバー係合部の離脱を防ぐ離脱防止部材と、を含み、
更に、前記揺動部材にはカム接触子が設けられるとともに、前記揺動カム部材にはこのカム接触子を案内するカム部が形成されており、
前記カム部には、前記付勢手段からの付勢力に抗して前記カム接触子の移動を規制する保持位置が形成してあり、この保持位置に前記カム接触子が保持されているとき、前記揺動部材の係止部は、前記離脱防止部材と協働して前記トノカバー係合部の離脱を防止することを特徴とする。
前記保持位置に前記カム接触子が保持されているとき、前記凹溝の開口が前記案内レールと対向する位置に配置されることを特徴とする。
(イ)前記トノカバー係合部が前記揺動部材の係止部から離脱している状態のとき、前記カム接触子は前記外側カム面と当接する。
(ロ)外力により引き出し方向に移動してきた前記トノカバー係合部が前記揺動部材の係止部に係止され、さらに当該外力をもって前記揺動部材が前記付勢手段からの付勢力に抗する方向へ揺動したとき、前記カム接触子は前記カム溝の入口から当該カム溝に入り込む。
(ハ)前記トノカバー係合部に作用する引き出し方向の外力が解除されたとき、前記揺動部材が前記付勢部材による付勢力をもって逆方向へ揺動し、この揺動に伴い前記カム接触子は前記保持位置に案内される。
(ニ)外力をもって前記揺動部材が前記付勢手段からの付勢力に抗する方向へ揺動したとき、前記保持位置から前記カム接触子が離間するとともに、前記揺動カム部材が前記カム付勢手段の付勢力をもって揺動し、前記カム接触子は前記保持位置から移動する。
(ホ)前記保持位置から前記カム接触子が移動した状態にあっては、前記付勢手段による付勢力の作用方向へ前記揺動部材が揺動自在であり、この揺動に伴い前記カム接触子は前記カム溝の出口から外部へ抜け出し、再び前記外側カム面に接触する。
自動車のバックドアが開いたとき、前記解除部材が前記解除アームを揺動させ、これに連動して当該解除アームが前記揺動カム部材を押圧して揺動させ、この揺動に伴い前記カム接触子が前記保持位置から移動するとともに、前記係止部から前記トノカバー係合部が離脱する構成としたことを特徴とする。
本実施形態のトノカバー装置も、図11に示したように、自動車の座席背後からバックドアまでの間に設けられた荷室(トノー部)上方をトノカバー101で覆うためのものである。座席の背後には、トノカバーの巻取り装置100を設けてあり、この巻取り装置100にシート状のトノカバー101を巻き取り収納するとともに、巻取り装置100からトノカバー101の先端部を自在に引き出すことができる構成となっている。トノカバー101の先端両側部には、突起102が設けてある。本実施形態では、この突起102が、トノカバー係合部となる。
本実施形態のトノカバー装置では、案内レール104のバックドアに近い側の端部に、窪溝105は形成されてなく、その代わりにトノカバー保持機構1が設けられている。トノカバー保持機構1は、突起102(トノカバー係合部)を係止してトノカバー101の引き出し状態を保持するための機構である。
これらの図面に示すように、トノカバー保持機構は、本体10と、揺動部材20と、揺動カム部材30と、解除アーム50とを備えている。本体10は、図11に示したデッキサイドトリム103へ直接、又は他の部材を介して間接的に取り付けられる。
この解除アーム50は、支軸51に嵌め込まれた捩りコイルばね52によって、一方向(図3の反時計方向)へ揺動させるように常時付勢されている。解除アーム50の基端には、後述する解除部材53の摺接部50aが形成してあり、一方、解除アーム50の先端には、揺動カム部材30の当接部33に当接してこれを押圧する押圧部50bが形成してある。
ここで、解除アーム50は、自動車のバックドアが閉じているとき、揺動カム部材30から離間するように、相対的位置が調整されている。
この保持位置44にカム接触子24が保持されるとき、揺動部材20の凹溝23は、図11に示した二本の案内レール104の間隙内で、上側の案内レール104と対向する位置に配置される。このとき、凹溝23にはトノカバー101の突起102が入り込んで係止される。突起102は、凹溝23と案内レール104との間に挟まれて、凹溝23との係止状態が保持される。すなわち、案内レール104は、凹溝23と協働して、凹溝23からの突起102の離脱を防ぐ離脱防止部材として機能している。
トノカバー101の先端両側部に設けた突起(図11参照)が、揺動部材20の凹溝23から離脱している状態のとき、カム接触子24は外側カム面40と当接している(図8(a)参照)。このとき、凹溝23は、二本の案内レール104の間隙内で、巻取り装置100の方向に開口を向けて静止している。
101:トノカバー、102:突起(トノカバー係合部)、103:デッキサイドトリム、104:案内レール、105:窪溝、106:係脱部材、107:バックドアトリム、108:押圧部
Claims (7)
- 自動車の荷室上方を覆うためのトノカバーと、このトノカバーを巻き取る巻取り装置と、当該巻取り装置から引き出されるトノカバーの先端部に設けられたトノカバー係合部と、このトノカバー係合部を係止して前記トノカバーの引き出し状態を保持するトノカバー保持機構と、を備えたトノカバー装置であって、
前記トノカバー保持機構は、
自動車の車体へ取り付けられる本体と、
この本体へ揺動自在に装着されるとともに、前記トノカバー係合部を係脱自在に係止する係止部が設けられた揺動部材と、
この揺動部材を一方向へ揺動させるように常時付勢する付勢手段と、
前記本体へ揺動自在に装着された揺動カム部材と、
この揺動カム部材を一方向へ揺動させるように常時付勢するカム付勢手段と、
前記揺動部材の係止部と協働して、当該係止部からの前記トノカバー係合部の離脱を防ぐ離脱防止部材と、を含み、
更に、前記揺動部材にはカム接触子が設けられるとともに、前記揺動カム部材にはこのカム接触子を案内するカム部が形成されており、
前記カム部には、前記付勢手段からの付勢力に抗して前記カム接触子の移動を規制する保持位置が形成してあり、この保持位置に前記カム接触子が保持されているとき、前記揺動部材の係止部は、前記離脱防止部材と協働して前記トノカバー係合部の離脱を防止することを特徴とするトノカバー装置。 - 前記揺動部材の係止部を凹溝で形成するとともに、前記トノカバー係合部をこの凹溝に入り込む突起で形成し、且つ、前記離脱防止部材を前記トノカバーの案内レールで構成し、
前記保持位置に前記カム接触子が保持されているとき、前記凹溝の開口が前記案内レールと対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1のトノカバー装置。 - 前記カム部は、前記揺動カム部材の外周に形成した外側カム面と、この外側カム面の一端側に入口が開口するとともに、前記外側カム面の他端側に出口が開口し、これら入口と出口の間に形成されたカム溝とを含み、このカム溝の一部に前記保持位置が形成されていることを特徴とする請求項1又は2のトノカバー装置。
- 前記カム接触子は、次の(イ)乃至(ホ)の経路に沿って前記カム部を案内されることを特徴とする請求項3のトノカバー装置。
(イ)前記トノカバー係合部が前記揺動部材の係止部から離脱している状態のとき、前記カム接触子は前記外側カム面と当接する。
(ロ)外力により引き出し方向に移動してきた前記トノカバー係合部が前記揺動部材の係止部に係止され、さらに当該外力をもって前記揺動部材が前記付勢手段からの付勢力に抗する方向へ揺動したとき、前記カム接触子は前記カム溝の入口から当該カム溝に入り込む。
(ハ)前記トノカバー係合部に作用する引き出し方向の外力が解除されたとき、前記揺動部材が前記付勢部材による付勢力をもって逆方向へ揺動し、この揺動に伴い前記カム接触子は前記保持位置に案内される。
(ニ)外力をもって前記揺動部材が前記付勢手段からの付勢力に抗する方向へ揺動したとき、前記保持位置から前記カム接触子が離間するとともに、前記揺動カム部材が前記カム付勢手段の付勢力をもって揺動し、前記カム接触子は前記保持位置から移動する。
(ホ)前記保持位置から前記カム接触子が移動した状態にあっては、前記付勢手段による付勢力の作用方向へ前記揺動部材が揺動自在であり、この揺動に伴い前記カム接触子は前記カム溝の出口から外部へ抜け出し、再び前記外側カム面に接触する。 - 前記カム溝の保持位置には、内壁を傾斜面に切り欠いて脱出経路が形成してあり、前記トノカバーに巻取り方向の過大な外力が作用したとき、当該外力をもって前記カム接触子が前記傾斜面を乗り越え前記保持位置から移動する構成を備えたことを特徴とする請求項3又は4のトノカバー装置。
- 前記本体へ揺動自在に装着された解除アームと、自動車のバックドアに取り付けられた解除部材とを備え、
自動車のバックドアが開いたとき、前記解除部材が前記解除アームを揺動させ、これに連動して当該解除アームが前記揺動カム部材を押圧して揺動させ、この揺動に伴い前記カム接触子が前記保持位置から移動するとともに、前記係止部から前記トノカバー係合部が離脱する構成としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載したトノカバー装置。 - 前記解除アームは、自動車のバックドアが閉じている状態において、前記揺動カム部材から離間していることを特徴とする請求項6のトノカバー装置。
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| JP2008026966A JP5113546B2 (ja) | 2008-02-06 | 2008-02-06 | トノカバー装置 |
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