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JP5115030B2 - メタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びにメタル版洗浄用の噴射ノズル - Google Patents
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JP5115030B2 - メタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びにメタル版洗浄用の噴射ノズル - Google Patents

メタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びにメタル版洗浄用の噴射ノズル Download PDF

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本発明は、印刷配線基板に対してクリーム半田を印刷するために用いたメタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びにメタル版洗浄用の噴射ノズルに関する。
従来、印刷配線基板の半田付け部位にクリーム半田を塗着させる方法として、ステンレスやニッケル等からなるメタル版を用いたスクリーン印刷法により、クリーム半田を印刷して塗着させる方法が広く採用されている。ところが、このスクリーン印刷法によりクリーム半田を印刷する場合には、経時変化によりクリーム半田の溶剤が揮散して、クリーム半田が徐々に固化することから、印刷作業を行っているうちに、クリーム半田がメタル版の印刷パターンの穴内面、特に穴の端部内面に固化して堆積し、メタル版が目詰まりを起こして、所望の印刷品質が得られなくなるという問題が発生する。このため、印刷に用いたメタル版は、設定時間毎に洗浄して、穴内面に堆積したクリーム半田の固化物を除去している。このようなメタル版の洗浄装置としては、洗浄ノズルから洗浄液を高圧で噴き付けてメタル版を洗浄する洗浄装置(例えば、特許文献1参照。)や、超音波振動子で洗浄液を振動させながらメタル版を洗浄する洗浄装置(例えば、特許文献1参照。)などが提案されている。
前記特許文献1記載の洗浄装置では、ホルダに対してメタル版を縦向きに固定し、1対の洗浄ノズルでメタル版の表裏両面に対して洗浄液を噴き付けながら、ホルダを上下方向にスライド移動させて、メタル版を洗浄するように構成している。また、メタル版、及びこれを支持するホルダ、及び洗浄ノズルはケーシングにより全体が覆われており、更に、このケーシングの下方には、ロート状の仕切り板が形成されており、洗浄ノズルより噴射された洗浄液は、メタル版を洗浄した後、仕切り板を介して、タンクに回収できるように構成されている。
前記特許文献2記載の洗浄装置では、超音波振動子を取り付けた縦向きの振動板に対して、メタル版を略平行に且つ僅かな隙間をあけて配置させ、超音波振動子により振動板を振動させながら、振動板とメタル版間に洗浄液を流下させ、メタル版を超音波洗浄するように構成されている。
一方、水または電解質水溶液を電気分解して、水素イオン指数がpH9以上、12以下の電解アルカリ水を生成し、これを加圧して、機械部品、電気部品、自動車、建築物外壁、土木構造物表面などの洗浄対象物に対して、ノズルで噴き付けて、洗浄対象物を洗浄する洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、基板の表面上に付着している汚染物を除去する洗浄装置として、液滴を基板に向けて噴出する噴射ノズルと、噴射ノズルに接続され、該噴射ノズル内に液体を供給する液体供給手段と、噴射ノズルに接続され、該噴射ノズル内に気体を供給するガス供給手段と、噴射ノズル内に設けられ、該噴射ノズル内に供給された液体と気体とを混合し、液体を液滴に変える混合手段と、を備えたものが提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開平10−71705号公報 特開2000−107711号公報 特開2001−327934号公報 特開平8−318181号公報
ところで、前記特許文献1記載の洗浄装置では、グリコール系もしくはアルコール系の有機溶剤を洗浄ノズルから大量に噴射するためランニングコストが高くなるだけでなく、排液を産業廃棄物として取り扱わねばならず環境負荷が非常に大きいという問題点があった。また、有機溶剤は強い臭気をともなうため、作業者の身体にかかる負荷も少なくはなく作業環境の改善が望まれている。一方、特許文献2では、使用する洗浄液を大幅に少なくできるが、洗浄液として、特許文献1と同様にグリコール系もしくはアルコール系の有機溶剤を用いる必要があり、やはり排液を産業廃棄物として取り扱わねばならず環境負荷が大きくなってしまうという問題があった。
また、メタル版の洗浄方法として、特許文献1、2に記載されている方法以外にも、溶剤に浸した布紙等による清拭や、エアーガンを用いて吹き飛ばす方式や、吸引ノズルで吸い取る方式なども用いられているが、近年では印刷配線基板のピッチが非常に狭くなっており、これに伴いメタル版の印刷パターンの穴も0.22mm幅や0.14mm幅といったように非常に狭くなっているため、これらの洗浄方法では、印刷パターンの穴内に残った半田を完全に除去することが困難になっている。
一方、特許文献3記載のように、電解アルカリ水を用いた洗浄方法や、特許文献4記載のように、ノズル内で空気と洗浄液とを混合し、ノズルから高速の液滴を噴射して洗浄する洗浄方法は、メタル版の洗浄方法としては未だ採用されておらず、0.22mm幅や0.14mm幅の印刷パターンの穴を有するメタル版を効果的且つ効率的に洗浄可能な洗浄方法は未だ確立されていないのが実状である。
本発明の目的は、グリコール系やアルコール系の有機溶剤を使用せず、環境負荷の少ない安価な洗浄方法であり、かつ0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い幅の印刷パターンの穴をも綺麗に洗浄可能なメタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びメタル版洗浄用の噴射ノズルを提供することである。
本発明者は、アルカリ性水が油分を鹸化・分散する能力を有するとともに、イオン交換水や有機溶剤に比べると微細粒化し易い性質を有し、しかも廃液が環境負荷にならないことに着目して、アルカリ性水をメタル版の印刷パターンの穴よりも小径にまで微細粒化して高速でメタル版に噴き付けることで、印刷パターンの穴内に付着した半田に対してアルカリ性水の微粒子を直接的に衝突させて、メタル版を効果的且つ効率的に洗浄できるとの発想を得て、本発明を完成するに至った。
本発明に係るメタル版の洗浄方法は、印刷配線基板に対してクリーム半田を印刷するために用いたメタル版の洗浄方法であって、圧縮空気とアルカリ性水とを、その体積比率が500:1〜700:1になるように、噴射ノズル内において混合して、前記アルカリ性水を微細粒化しながら、この微細粒化したアルカリ性水を噴射ノズルからメタル版に向けて高速で噴き付けてメタル版を洗浄するものである。尚、本発明において、アルカリ性水とは、アルカリ電解水やアルカリイオン水からなるpHが7.5以上の水を意味する。
この洗浄方法では、噴射ノズル内においてアルカリ性水が圧縮空気と混合されて、印刷パターンの穴を通過可能な大きさにまで微細粒化された状態で、噴射ノズルから噴き出されるので、微細粒化したアルカリ性水をエネルギーロスなく印刷パターン内部の半田ボールやフラックスに衝突させて、半田ボールやフラックスを効果的且つ効率的に除去することが可能となる。また、アルカリ性水には油分を鹸化・分散する能力があるため、フラックスを鹸化、分散し洗浄しやすくする効果があり、これによりメタル版に付着したフラックスや印刷パターンの穴内のフラックスが、一層効率的且つ綺麗に除去されることになる。しかも、有機溶剤を使用しないでアルカリ性水のみで洗浄するので、洗浄後の廃液は、産業廃棄物として取り扱う必要がなく、環境負荷を著しく低減することができ、また有機溶剤に比べ臭気がないので作業環境も改善することができる。また、アルカリ性水は有機溶剤のように揮発性がないために常時補充する必要がなく、洗浄後も水洗いし乾燥させるだけでよいのでランニングコストも安価である。更に、アルカリ性水は前述したようにイオン交換水や有機溶剤に比べると微細化されやすいという性質を有しており、0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い印刷パターンの穴よりも小径に微細粒化できるので、穴内の半田およびフラックスを効率的に除去できる。また、前記圧縮空気と前記アルカリ性水の体積比率を500:1〜700:1に設定しているので、十分な洗浄効果が得られる。つまり、圧縮空気の体積比率が大きい場合には、半田に衝突するアルカリ性水の量が少なくなってしまうため十分な洗浄力が得られず、半田とフラックスを印刷パターンから完全に除去するためには、長時間の洗浄が必要となってしまう。また圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、アルカリ性水を十分に微細粒化することができないため、0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い幅ではアルカリ性水の粒が印刷パターンの穴を通り抜けることができず、十分な洗浄効果を得ることができない。また、同じく、圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、噴射したアルカリ性水が、メタル版表面で水膜を形成し、新たな粒子の衝突を妨げてしまうという現象が発生し、洗浄効果が低減してしまう。
ここで、前記洗浄方法において、前記アルカリ性水の水素イオン指数をpH=10.5〜12.0に設定することが好ましい実施の形態である。即ち、pHが高すぎると、半田やメタル版の金属部分が腐食されてしまい、pHが低すぎると長時間の洗浄が必要となってしまい、排液処理やランニングコストを考えると好ましくないので、pHは10.5以上12.0以下に設定することが好ましい。
前記噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離を3〜8mmに設定することも好ましい実施の形態である。噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離が長すぎると、アルカリ性水の衝突エネルギーをメタル版に付着したクリーム半田に十分に作用させることができず、また短すぎると、メタル版で跳ね返ったアルカリ性水との衝突により、洗浄効率が低下するので、噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離は3〜8mmに設定することが好ましい。
本発明に係るメタル版の洗浄装置は、印刷配線基板に対してクリーム半田を印刷するために用いたメタル版の洗浄装置であって、アルカリ性水を加圧供給するアルカリ性水供給手段と、圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、前記両供給手段から供給されるアルカリ性水と圧縮空気とを混合して、前記アルカリ性水を微細粒化した状態で噴射可能な噴射ノズルと、この噴射ノズルをメタル版に沿って相対移動させる移動手段を有し、微細粒化したアルカリ性水を噴射ノズルからメタル版に向けて高速で噴き付けながら、移動手段により噴射ノズルをメタル版に沿って相対移動させ、メタル版を順次洗浄する洗浄装置本体とを備えたものである。
この洗浄装置では、アルカリ性水供給手段から供給されるアルカリ性水と、圧縮空気供給手段から供給される圧縮空気とを、噴射ノズル内において混合して、噴射ノズルから微細粒化したアルカリ性水をメタル版に向けて高速で噴き付けてメタル版を洗浄するので、前記洗浄方法と同様の作用効果が得られる。
ここで、前記アルカリ性水供給手段として、水道水から軟水を生成する軟水生成手段と、軟水生成手段によって生成された軟水からアルカリ性水を生成するアルカリ性水生成手段と、アルカリ性水生成手段によって生成されたアルカリ性水を加圧するアルカリ性水加圧手段とを備えたものを用いることが好ましい実施の形態である。市販されているアルカリ性水を加圧供給することも可能であるが、多量のアルカリ性水を備蓄する必要があるので、本発明のように水道水からアルカリ性水を生成するように構成することが好ましい。
前記洗浄装置本体に、メタル版に対して中性水を噴射する中性水噴射手段を設けることができる。メタル版にアルカリ性水が残留すると、腐食等の原因になるので、本発明のように、中性水噴射手段を設けて、アルカリ性水で洗浄処理した後のメタル版を中性水で洗浄することが好ましい。
前記洗浄装置本体に、メタル版に対して中性水を噴射する中性水噴射手段を設け、前記中性水として、前記軟水生成手段から生成された軟水、または前記アルカリ性水生成手段から排出される中性水を用いることもできる。この場合には、水道水からアルカリ性水を生成するための、軟水生成手段からの軟水やアルカリ性水生成手段から排出される中性水を有効利用して、アルカリ性水で洗浄処理した後のメタル版を中性水で洗浄することができる。
前記メタル版を挟んでその両側に1対の噴射ノズルを設けることも好ましい実施の形態である。メタル版を片面ずつ洗浄することも可能であるが、メタル版を挟んでその両側に1対の噴射ノズルを設けて、メタル版の表裏面に向けてアルカリ性水を同時に噴き付けて洗浄すると、メタル版の洗浄効率を高めることができるので好ましい。また、この場合には、前記1対の噴射ノズルによるアルカリ性水の噴き付け位置をずらして、両噴射ノズルから噴射したアルカリ性水同士が衝突することによる洗浄効率の低下を防止することが好ましい。噴き付け位置をずらす方法としては、1対の噴射ノズルにおけるアルカリ性水の噴射角度を異なる角度に設定して噴き付け位置をずらすこともできるし、噴射角度を同じに設定しつつ、噴射ノズルの位置をX軸方向或いはY軸方向へシフトさせて噴き付け位置をずらすこともできるし、両者を組み合わせて噴き付け位置をずらすこともできる。最も好ましい方法としては、1対の噴射ノズルの噴き付け方向をメタル版と直交方向に設定しつつ、噴射ノズルの位置をX軸方向或いはY軸方向へシフトさせて噴き付け位置をずらすことが好ましい。
前記噴射ノズルの噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成することも好ましい実施の形態である。噴射口は円形に形成することも可能であるが、大面積のメタル版を短時間で洗浄処理できるように、噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成することが好ましい。
前記アルカリ性水の水素イオン指数をpH=10.5〜12.0に設定することも好ましい実施の形態である。即ち、pHが高すぎると、半田やメタル版の金属部分が腐食されてしまい、pHが低すぎると長時間の洗浄が必要となってしまい、排液処理やランニングコストを考えると好ましくないので、pHは10.5以上12.0以下に設定することが好ましい。
前記圧縮空気と前記アルカリ性水の体積比率を500:1〜700:1に設定することも好ましい実施の形態である。つまり、圧縮空気の体積比率が大きい場合には、半田に衝突するアルカリ性水の量が少なくなってしまうため十分な洗浄力が得られず、半田とフラックスを印刷パターンから完全に除去するためには、長時間の洗浄が必要となってしまう。また圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、アルカリ性水を十分に微細粒化することができないため、0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い幅ではアルカリ性水の粒が印刷パターンの穴を通り抜けることができず、十分な洗浄効果を得ることができない。また、同じく、圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、噴射したアルカリ性水が、メタル版表面で水膜を形成し、新たな粒子の衝突を妨げてしまうという現象が発生し、洗浄効果が低減してしまうという問題もある。
前記噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離を3〜8mmに設定することも好ましい実施の形態である。噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離が長すぎると、アルカリ性水の衝突エネルギーをメタル版に付着したクリーム半田に十分に作用させることができず、また短すぎると、メタル版で跳ね返ったアルカリ性水との衝突により、洗浄効率が低下するので、噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離は3〜8mmに設定することが好ましい。
本発明に係るメタル版洗浄用の噴射ノズルは、圧縮空気の流通路とアルカリ性水の流通路とを形成したノズルボディと、ノズルボディの先端部に着脱自在に取り付けたノズルキャップとを有し、ノズルキャップの先端部に噴射口を形成し、ノズルボディの先端部に噴射口へ向けて突出する隔壁を形成し、この隔壁によりノズルボディとノズルキャップ間の空間を、隔壁両側の第1空間と、隔壁よりも先端側の第2空間の3つの空間に区画し、1対の第1空間と第2空間とを隔壁の先端部とノズルキャップ間に形成した絞り隙間を介して連通させ、圧縮空気の流通路を1対の第1空間にそれぞれ開口させるとともに、アルカリ性水の流通路を隔壁の先端部から第2空間に開口させ、第2空間内においてアルカリ性水と圧縮空気とを混合して、アルカリ性水を微細粒化するものである。
この噴射ノズルでは、圧縮空気は、ノズルボディ内部の流通路を通って隔壁両側の第1空間へ供給され、第1空間から絞り隙間を通って音速に近い速度まで加速されながら第2空間へ供給される。一方、アルカリ性水は、隔壁に形成した流通路を通って隔壁よりも先端側の第2空間へ供給され、第2空間内において高速の圧縮空気と混合されて、微細粒化され、噴射口から圧縮空気とともに噴出される。そして、この噴射口から噴出する微細粒化された高速のアルカリ性水をメタル版へ向けて噴き付けて、メタル版を洗浄することになる。このため、この噴射ノズルでは、前記洗浄方法と同様の作用効果が得られる。
ここで、前記噴射ノズルにおいて、前記噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成することもできる。噴射口は円形に形成することも可能であるが、大面積のメタル版を短時間で洗浄処理できるように、噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成することが好ましい。
本発明に係るメタル版の洗浄方法及び洗浄装置並びにメタル版洗浄用の噴射ノズルによれば、噴射ノズル内においてアルカリ性水が圧縮空気と混合されて、印刷パターンの穴を通過可能な大きさにまで微細粒化された状態で、噴射ノズルから噴き出されるので、微細粒化したアルカリ性水をエネルギーロスなく印刷パターン内部の半田ボールやフラックスに衝突させて、半田やフラックスを効果的且つ効率的に除去することが可能となる。また、アルカリ性水には油分を鹸化・分散する能力があるため、フラックスを鹸化、分散し洗浄しやすくする効果があり、これによりメタル版に付着したフラックスや印刷パターンの穴内のフラックスが、一層効率的に且つ綺麗に除去されることになる。しかも、有機溶剤を使用しないでアルカリ性水のみで洗浄するので、洗浄後の廃液は、産業廃棄物として取り扱う必要がなく、環境負荷を著しく低減することができ、また有機溶剤に比べ臭気がないので作業環境も改善することができる。また、アルカリ性水は有機溶剤のように揮発性がないために常時補充する必要がなく、洗浄後も水洗いし乾燥させるだけでよいのでランニングコストも安価である。更に、アルカリ性水は前述したようにイオン交換水や有機溶剤に比べると微細化されやすいという性質を有しており、0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い印刷パターンの穴よりも小径に微細粒化できるので、穴内の半田およびフラックスを効率的に除去できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、メタル版洗浄装置10は、微細粒化したアルカリ性水をメタル版1に対して噴き付けて、メタル版1を洗浄する洗浄装置本体11と、アルカリ性水を供給するアルカリ性水供給装置30とを備えている。
洗浄装置本体11のハウジング12内には枠状の固定フレーム13が鉛直方向に対して上端側を後方へ約25°傾斜させて設けられ、メタル版1はこの固定フレーム13に着脱自在に取り付けられる。固定フレーム13に取り付けられたメタル版1を挟んでその前後両側には、メタル版1に対してアルカリ性水を噴射するための1対のアルカリ性水噴射ノズル14が対向状に設けられ、両アルカリ性水噴射ノズル14は、図示外の移動手段により、X軸方向とY軸方向とにそれぞれ連動して移動可能に支持されている。移動手段としては、任意の構成のものを採用することができ、例えばX軸方向及びY軸方向へのガイドロッドと、X軸方向及びY軸方向への移動用のモーターとを備えたものを採用できる。
前後のアルカリ性水噴射ノズル14は、図2に示すように、アルカリ性水の噴出し方向をメタル版1にそれぞれ直交させ、アルカリ性水の噴き付け位置をX軸方向に一定距離Sだけずらして対向して設けられている。これにより、前後のアルカリ性水噴射ノズル14から噴出したアルカリ性水同士が衝突したり干渉したりすることを防止して、洗浄効果の低下を防止できるとともに、片方のノズル14から噴射したアルカリ性水で除去できなかった半田5やフラックス4(図7、図8参照)を、他方のノズル14から噴射したアルカリ性水によって除去できるように構成されている。アルカリ性水噴射ノズル14の先端部とメタル版1間の距離Gは、3〜8mmに設定されている。アルカリ性水噴射ノズル14の先端部とメタル版1間の距離Gが長すぎると、アルカリ性水の衝突エネルギーをメタル版1に付着した半田5やフラックス4に十分に作用させることができず、また短すぎると、メタル版1で跳ね返ったアルカリ性水との衝突により、洗浄効率が低下するので、アルカリ性水噴射ノズル14の先端部とメタル版1間の距離Gは3〜8mmに設定することが好ましい。
アルカリ性水噴射ノズル14は、図3〜図6に示すように、圧縮空気の流通路15とアルカリ性水の流通路16とを形成したノズルボディ17と、ノズルボディ17の先端部に着脱自在に取り付けたノズルキャップ18と、ノズルキャップ18をノズルボディ17に固定するためのリテーナ19と、圧縮空気の供給管20をノズルボディ17に接続するためのプラグ21とを備えている。
ノズルキャップ18の先端部には上下方向に細長い長穴状の噴射口22が形成され、ノズルボディ17の先端部には噴射口22へ向けて突出する隔壁23が形成され、この隔壁23によりノズルボディ17とノズルキャップ18間の空間は、隔壁23両側の第1空間24と、隔壁23よりも先端側の第2空間25の3つの空間に区画されている。隔壁23の先端部とノズルキャップ18間には絞り隙間26が形成され、第1空間24と第2空間25とは絞り隙間26を介して連通されている。ノズルボディ17内には1対の圧縮空気の流通路15が形成され、両流通路15の下流部は6つの分岐通路15aにそれぞれ分岐されて2つの第1空間24にそれぞれ開口され、アルカリ性水の流通路16は隔壁23の先端部において第2空間25に開口されている。
このアルカリ性水噴射ノズル14では、圧縮空気が、1対の流通路15を通って2つの第1空間24へそれぞれ供給され、更に絞り隙間26を通って第2空間25へ左右対称に供給される。流通路15は分岐通路15aにおいて通路断面が小さくなり、しかも第1空間24においては絞り隙間26側へ行くに従って通路断面が小さくなっているので、圧縮空気はベルヌーイの法則に従い、絞り隙間26側へ行くにしたがって加速され、高速で第2空間25内に流入することになる。一方、アルカリ性水は、流通路16を通って第2空間25に供給されることになるが、流通路16の断面積が隔壁23内において小さくなることから、隔壁23内において加速され、この状態で第2空間25に供給されることになる。そして、第2空間25では、圧縮空気とアルカリ性水とが高速で混合され、それによってアルカリ性水は第2空間25内において微細粒化され、この状態で噴射口22から外部へ噴射されることになる。ところで、アルカリ性水はイオン交換水や有機溶剤にくらべ微細化されやすい性質を備えており、微細化されたアルカリ性水の粒は図9に示すような印刷パターン2の穴3を容易に通過可能な直径となるため、印刷パターン2内部の半田ボール5に衝突しその圧力エネルギーをもって半田5を除去することができる。さらに、アルカリ性水には油分を鹸化・分散する能力があるため、フラックス4を鹸化、分散し洗浄しやすくする効果がある。これによりメタル版1に付着したフラックス4や印刷パターン2内のフラックス4、半田5が除去され、洗浄が実現される。
噴射口22の開口幅Wは0.3mm以上0.7mm以下に設定することが好ましく、開口長さLは20mm以上30mm以下に設定することが好ましい。また、噴射口22のアスペクト比(L/W)は40以上に設定することが好ましい。噴射口22は円形に形成することも可能であるが、大面積のメタル版1を短時間で洗浄処理できるように、アスペクト比(L/W)が40以上の長穴形状に形成することが好ましい。
移動手段によるアルカリ性水噴射ノズル14の移動速度は、5mm/sec以上、20mm/sec以下に設定することが好ましい。移動速度が5mm/sec未満の場合には、洗浄処理速度が遅くなり、20mm/secを超える場合には、洗浄不良が発生する。また、噴射ノズル14からのアルカリ性水の噴射量は、500cc/min以上で700cc/min以下に設定することが好ましい。噴射量が、500cc/min未満の場合には、洗浄不良が発生し、700cc/minを越える場合には、アルカリ性水の消費量が増えて、アルカリ性水供給装置30として大型なものを採用する必要があること、アルカリ性水の水膜がメタル版1の表面に形成されて、反対に洗浄能力が低下するなどの問題が発生する。
圧縮空気とアルカリ性水の体積比率は、500:1〜700:1に設定されている。つまり、圧縮空気の体積比率が大きい場合には、半田5に衝突するアルカリ性水の量が少なくなってしまうため十分な洗浄力が得られず、半田5とフラックス4を印刷パターンから完全に除去するためには、長時間の洗浄が必要となってしまう。また圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、アルカリ性水を十分に微細粒化することができないため、0.22mm幅や0.14mm幅といった非常に狭い幅ではアルカリ性水の粒が印刷パターンの穴3を通り抜けることができず、十分な洗浄効果を得ることができない。また、同じく、圧縮空気の体積比率が少なすぎる場合には、噴射したアルカリ性水が、メタル版1の表面で水膜を形成し、新たな粒子の衝突を妨げてしまうという現象が発生し、洗浄効果が低減してしまう。
圧縮空気にはコンプレッサ27によって圧縮された、いわゆる工場エアを用いるが、フィルターやドライヤを通って油分や余計な水分を十分に除去されていることが好ましい。圧縮空気の圧力は絞り隙間26と圧縮空気の流通路15の断面積の比によってもことなるが、低くなると十分な流量と流速をえることができないため0.5MPa以上であることが望ましく、本実施例では0.5MPaに設定している。
次に、アルカリ性水を供給するアルカリ性水供給装置30について説明する。
アルカリ性水供給装置30は、図2に示すように、軟水生成手段31と、アルカリ性水生成手段32と、アルカリ性水加圧タンク33と、中性水加圧タンク34とを備えている。尚、本実施の形態では、水道水からアルカリ性水を生成し、これを洗浄装置本体11へ供給するように構成したが、市販のアルカリ性水をそのまま洗浄液として利用することも可能である。
軟水生成手段31は、イオン交換樹脂により軟水を生成する周知の構成のもので、例えばサムソン社製SS−04Eを好適に使用できる。
アルカリ性水生成手段32は、水を電気分解することにより、陰極側には水酸イオン(OH)を増加させてアルカリ性水を生成する周知の構成のもので、例えば(株)アマノ製δ1500Kを好適に使用できる。アルカリ性水はそのpHによって洗浄力が異なる。pHが高いと洗浄力向上する方向にあるが、pH12を超えるとメタル版1や半田5が腐食してしまう恐れがある。一方、pH10.5より低い場合、完全に半田5とフラックス4を除去するためには長時間の洗浄が必要となるため、多量のアルカリ性水が必要となり好ましくない。このため、アルカリ性水のpHは、10.5〜12.0の範囲にあることが望ましく、特には11.2〜11.5の範囲にあることが望ましい。
アルカリ性水に用いる塩基は苛性ソーダ、炭酸カリウムなど多種があるが、pHが前述の範囲内にあれば塩基の種類は特に問わない。しかしながら、メタル版1の耐腐食性を考慮すれば塩素を含まない構成であることが望ましい。
次に、洗浄装置10を用いた洗浄方法について説明する。
先ず、アルカリ性水供給装置30により、アルカリ性水の生成するため、軟水生成手段31へ水道水を供給して、軟水生成手段31にて軟水を生成する。具体的には、毎分1.9リットルの軟水を生成する。この軟水生成手段31で生成した軟水の一部は、アルカリ性水生成の生成用の軟水として用い、残りは中性水加圧タンク34に供給して、後述するように、アルカリ性水によるメタル版1の洗浄後のすすぎ水として使用することになる。
次に、軟水生成手段31にて生成した軟水をアルカリ性水生成手段32に供給し、アルカリ性水生成手段32によりアルカリ性水を生成する。具体的には、1.9リットルの軟水から、1.5リットルのアルカリ性水と、0.4リットルの中性水を生成する。アルカリ性水の生成には炭酸カリウムを使用する。生成されたアルカリ性水は、一旦貯水タンク35に供給されて貯水される。尚、アルカリ性水の生成時、中性水も同時に生成されるので、この中性水を軟水とともに中性水加圧タンク34へ供給することもできる。
次に、洗浄装置本体11にてメタル版1を洗浄するため、移動手段により、アルカリ性水噴射ノズル14をX軸方向及びY軸方向の初期位置へ移動させるとともに、メタル版1の洗浄を行う毎に、1回の洗浄に必要な分量のアルカリ性水を、貯水タンク35からアルカリ性水加圧タンク33へ供給し、コンプレッサ27からの圧縮空気により、アルカリ性水加圧タンク33内においてアルカリ性水を設定圧力まで加圧する。尚、アルカリ性水の加圧は、ポンプなどを用いて行うことも可能である。
次に、移動手段により、アルカリ性水噴射ノズル14をメタル版1に沿ってX軸方向及びY軸方向へ順次移動させながら、アルカリ性水加圧タンク33からアルカリ性水噴射ノズル14へアルカリ性水を供給するとともに、コンプレッサ27からの圧縮空気をアルカリ性水噴射ノズル14へ供給し、アルカリ性水噴射ノズル14内において、アルカリ性水と圧縮空気とを混合してアルカリ性水を微細粒化し、微細粒化したアルカリ性水を噴射口22からメタル版1に向けて噴射させる。こうして、アルカリ性水噴射ノズル14を順次移動させながら、アルカリ性水噴射ノズル14からアルカリ性水の微細化粒子を噴射させて、メタル版1に付着した半田5やフラックス4を除去することになる。
より具体的には、次のような粗洗浄工程と、仕上げ洗浄工程を行って、メタル版1を洗浄することになる。
粗洗浄工程では、アルカリ性水噴射ノズル14からアルカリ性水を噴射させながら、アルカリ性水噴射ノズル14を移動手段により、+X軸方向に一定距離移動させた後、−Y軸方向へ所定距離移動させ、その後−X軸方向に一定距離移動させた後、−Y軸方向へ所定距離移動させ、その後+X軸方向に再度移動させるという動作を繰り返して、メタル版1全体を洗浄することになる。
仕上げ洗浄工程では、印刷パターン2部分を集中的に洗浄するために、メタル版1の印刷パターン2部分にアルカリ性水噴射ノズル14を移動させた後、印刷パターン2部分において、粗洗浄と同様に、アルカリ性水噴射ノズル14からアルカリ性水を噴射させながら、アルカリ性水噴射ノズル14を移動手段により移動させて、印刷パターン2部分全体を洗浄することになる。
上記のように、洗浄は粗洗浄と仕上げ洗浄の2工程からなり、粗洗浄でメタル版1全体を洗浄し、印刷パターン2面だけでなく、メタル版1表面についた半田5およびフラックス4を除去する。アルカリ性水には油分を鹸化・分散する効果があるため、メタル版1表面のフラックス4が除去される。仕上げ洗浄ではパターン部分のみの洗浄を行なう。アルカリ性水はイオン交換水と比較して微細化されやすい性質を備えており、微細化されたアルカリ性水の粒は印刷パターン2内を容易に通過することができるため、パターン内部の半田ボール5に衝突しその圧力エネルギーをもって半田5を除去する。これによりメタル版1に付着したフラックス4や印刷パターン2内のフラックス4、半田5が除去され、洗浄が実現される。
こうしてメタル版1を洗浄した後、中性水加圧タンク34に貯留した中性水を中性水噴射ノズル28からメタル版1の表裏面に向けて噴射して、メタル版1に付着したアルカリ性水を中性水で洗い流し、メタル版1を乾燥させて、メタル版1の洗浄を完了することになる。また、洗浄後の排液は、ハウジング12の底部に設置した図示外の排水タンクに集められて、フィルターを通して半田5を除去した後、排水することになる。
次に、本発明の洗浄方法の効果を検証すべく行った、メタル版1の洗浄試験について説明する。
使用したメタル版1は330mm×250mmのいわゆるMサイズ基板のものでパターンは0.14mm幅のQFP(Quad Flat Package)用のものである。試験はメタル版1にクリーム半田を塗布し、印刷パターン2の穴3全体にクリーム半田が充填されているかを確認した後、イオン交換水(pH6〜pH7)とアルカリ性水(pH11.2)の2種類の洗浄液を用いて洗浄し、結果を比較した。
図7は洗浄前のパターンの様子で、穴3にはフラックス4と半田5とが付着されている。図8はイオン交換水を用いて洗浄した結果であり、図9はアルカリ性水を用いて洗浄した結果である。図8、図9を比較すると明らかなように、イオン交換水を用いた洗浄では印刷パターン2内だけでなく、パターン周辺のメタル版1表面にも半田5およびフラックス4が除去されずに残っているのに対し、アルカリ性水を用いた洗浄では印刷パターン2内およびメタル版1表面の半田5およびフラックス4が完全に除去されており、なおかつメタル版1には何等の損傷は見られなかった。洗浄にかかった時間はイオン交換水が46分であったのに対し、アルカリ性水は26分であり、約60%の洗浄時間でイオン交換水を用いたときよりも高い洗浄能力があることが確認できた。
洗浄装置本体の要部の斜視図 洗浄装置の概略説明図 噴射ノズルの斜視図 噴射ノズルの分解斜視図 図3のV-V線断面図 図3のVI-VI線断面図 メタル版の印刷パターンの洗浄前の拡大図 メタル版の印刷パターンのイオン交換水による洗浄後の拡大図 メタル版の印刷パターンのアルカリ性水による洗浄後の拡大図
1 メタル版 2 印刷パターン
3 穴 4 フラックス
5 半田
10 メタル版洗浄装置 11 洗浄装置本体
12 ハウジング 13 固定フレーム
14 アルカリ性水噴射ノズル 15 流通路
15a 分岐通路 16 流通路
17 ノズルボディ 18 ノズルキャップ
19 リテーナ 20 供給管
21 プラグ 22 噴射口
23 隔壁 24 第1空間
25 第2空間 26 絞り隙間
27 コンプレッサ 28 中性水噴射ノズル
30 アルカリ性水供給装置 31 軟水生成手段
32 アルカリ性水生成手段 33 アルカリ性水加圧タンク
34 中性水加圧タンク 35 貯水タンク

Claims (15)

  1. 印刷配線基板に対してクリーム半田を印刷するために用いたメタル版の洗浄方法であって、
    圧縮空気とアルカリ性水とを、その体積比率が500:1〜700:1になるように、噴射ノズル内において混合して、前記アルカリ性水を微細粒化しながら、この微細粒化したアルカリ性水を噴射ノズルからメタル版に向けて高速で噴き付けてメタル版を洗浄する、
    ことを特徴とするメタル版の洗浄方法。
  2. 前記アルカリ性水の水素イオン指数をpH=10.5〜12.0に設定した請求項1のメタル版の洗浄方法。
  3. 前記噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離を3〜8mmに設定した請求項1又は2記載のメタル版の洗浄方法。
  4. 印刷配線基板に対してクリーム半田を印刷するために用いたメタル版の洗浄装置であって、
    アルカリ性水を加圧供給するアルカリ性水供給手段と、
    圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段と、
    前記両供給手段から供給されるアルカリ性水と圧縮空気とを混合して、前記アルカリ性水を微細粒化した状態で噴射可能な噴射ノズルと、この噴射ノズルをメタル版に沿って相対移動させる移動手段を有し、微細粒化したアルカリ性水を噴射ノズルからメタル版に向けて高速で噴き付けながら、移動手段により噴射ノズルをメタル版に沿って相対移動させ、メタル版を順次洗浄する洗浄装置本体と、
    を備えたことを特徴とするメタル版の洗浄装置。
  5. 前記アルカリ性水供給手段として、水道水から軟水を生成する軟水生成手段と、軟水生成手段によって生成された軟水からアルカリ性水を生成するアルカリ性水生成手段と、アルカリ性水生成手段によって生成されたアルカリ性水を加圧するアルカリ性水加圧手段とを備えたものを用いた請求項記載のメタル版の洗浄装置。
  6. 前記洗浄装置本体に、メタル版に対して中性水を噴射する中性水噴射手段を設けた請求項又は記載のメタル版の洗浄装置。
  7. 前記洗浄装置本体に、メタル版に対して中性水を噴射する中性水噴射手段を設け、前記中性水として、前記軟水生成手段から生成された軟水、または前記アルカリ性水生成手段から排出される中性水を用いた請求項記載のメタル版の洗浄装置。
  8. 前記メタル版を挟んでその両側に1対の噴射ノズルを設けた請求項のいずれか1項記載のメタル版の洗浄装置。
  9. 前記1対の噴射ノズルによるアルカリ性水の噴き付け位置をずらした請求項に記載のメタル版の洗浄装置。
  10. 前記噴射ノズルの噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成した請求項のいずれか1項記載のメタル版の洗浄装置。
  11. 前記アルカリ性水の水素イオン指数をpH=10.5〜12.0に設定した請求項10のいずれか1項記載のメタル版の洗浄装置。
  12. 前記圧縮空気と前記アルカリ性水の体積比率を500:1〜700:1に設定した請求項11のいずれか1項記載のメタル版の洗浄装置。
  13. 前記噴射ノズルの先端部とメタル版間の距離を3〜8mmに設定した請求項12のいずれか1項記載のメタル版の洗浄装置。
  14. 圧縮空気の流通路とアルカリ性水の流通路とを形成したノズルボディと、ノズルボディの先端部に着脱自在に取り付けたノズルキャップとを有し、ノズルキャップの先端部に噴射口を形成し、ノズルボディの先端部に噴射口へ向けて突出する隔壁を形成し、この隔壁によりノズルボディとノズルキャップ間の空間を、隔壁両側の第1空間と、隔壁よりも先端側の第2空間の3つの空間に区画し、1対の第1空間と第2空間とを隔壁の先端部とノズルキャップ間に形成した絞り隙間を介して連通させ、圧縮空気の流通路を1対の第1空間にそれぞれ開口させるとともに、アルカリ性水の流通路を隔壁の先端部から第2空間に開口させ、第2空間内においてアルカリ性水と圧縮空気とを混合して、アルカリ性水を微細粒化することを特徴とするメタル版洗浄用の噴射ノズル。
  15. 前記噴射口をアスペクト比40以上の長穴形状に形成した請求項14記載のメタル版洗浄用の噴射ノズル。
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