JP5116370B2 - 水系ポリウレタン分散体の製造方法、及びそれを用いたソフトフィール塗料用水系分散体組成物 - Google Patents
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Description
即ち、本発明は、下記の態様を含むものである。
(1)(A)水系ポリウレタン分散体が、下記の(a)、(b)、(c)成分を反応させて得られたものであり、かつポリウレタン主鎖の末端基がOH基であり、数平均分子量が800〜24500である水系ポリウレタン分散体、及び(B)水系ポリイソシアネート分散体を構成成分として含有することを特徴とするソフトフィール塗料用水系分散体組成物。
(a)ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ドデカンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートから選ばれる少なくとも一種の脂肪族及び/又は脂環族有機ジイソシアネート化合物。
本発明の水系ポリウレタン分散体の製造に用いる有機ポリイソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジイソシアネートシクロヘキサン、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート、イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4−(または2,6−)ジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)などの芳香族、脂肪族、脂環族系有機ジイソシアネート、あるいはこれらのビュレット体、イソシアヌレート体等の多官能イソシアネート基を含有する多量体、あるいはこれらのイソシアネートの単独または混合物が挙げられる。
特に耐候性の点から、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ドデカンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートなどの脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネートが好ましい。
しかしながら、本発明者等は、各種ポリカーボネートジオールを本発明の用途に用いるものとして検討した結果、上記特定の構造を有するポリカーボネートジオールから得られたポリウレタン主鎖の末端基がOH基である水系ポリウレタン分散体と水系ポリイソシアネート分散体を組み合わせることにより、ソフトで、天然皮革様な手触り感があり、塗膜耐性とのバランスに優れたソフトフィール塗料が得られることを見出した。
本発明に用いられるポリカーボネートジオールのポリマー末端は、実質的にすべてヒドロキシル基であることが望ましい。
さらに、本発明に用いる(c)カルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオールもしくはその塩は、高分子主鎖の末端基がOH基である水系ポリウレタンを水中に自己乳化させること、及び水系ポリウレタン分散体の分散安定性を付与することを目的として、カルボキシレート基及び/又はスルホネート基を導入のために使用される成分である。
該ポリオールが塩ではなく、カルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオールの場合は、中和剤を使用してカルボキシル基及び/又はスルホン基を中和してカルボキシレート基及び/又はスルホネート基とすることができる。
中和剤としては、前記の対イオンとして挙げたカチオンを形成するアルカリ性化合物が挙げられ、例えば、アンモニア、アミン[炭素数1〜12の1級アミン(1級モノアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミンおよびオクチルアミン)、2級モノアミン(ジメチルアミン、ジエチルアミンおよびジブチルアミン)、3級モノアミン(トリメチルアミン、トリエチルアミントリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミンおよびN,N−ジメチルエタノールアミン等の脂肪族3級モノアミン;N−メチルピペリジンおよびN−メチルモルホリン等の複素環式3級モノアミン;ベンジルジメチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン;およびN−ジメチルアニリン等の芳香環含有3級モノアミン)]、アルカリ金属(ナトリウム、カリウムおよびリチウムカチオン)、アルカリ金属水酸化物、ならびにこれらの2種以上の併用が挙げられる。
これらのうち好ましいものはアミン、さらに好ましいものは脂肪族3級モノアミンであり、特に好ましいものはトリエチルアミンである。
また、ウレタン化反応においては反応を促進させるため、必要に応じて通常のウレタン反応に使用される触媒を使用してもよい。触媒には、アミン触媒、例えば、トリエチルアミン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンなど;錫系触媒、例えば、ジブチル錫ジラウリレート、ジオクチル錫ジラウリレートおよびオクチル酸錫;チタン系触媒、例えばテトラブチルチタネート等が挙げられる。
分子内に活性水素含有基を含まない有機溶剤(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド等)の存在下または非存在下で、1分子中にイソシアネート基を2つ以上含有する有機ポリイソシアネート(a)と特定構造を有するポリカーボネートジオール(b)、及びカルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオールもしくはその塩(c)とを、(NCO基/OH基)当量比が、0.5〜0.99の範囲でワンショット法または多段法により、ウレタン化反応させて、高分子主鎖の末端基がOH基であるポリウレタンを合成し、必要に応じて、該ポリウレタンを中和剤で中和した後、得られた該反応液を強攪拌しているところに水を滴下し、滴下終了後引き続いて溶媒を除去することによりOH基末端の水性ポリウレタン分散体が得られる。
また、得られた該反応液を水中に攪拌しながら添加し溶媒を除去してOH基末端水系ポリウレタン分散体を得ることも可能である。高分子主査の末端基がOH基であるポリウレタンの水への分散方法は、最終的に得られる水系ポリウレタン分散体の粒径と粒径分布を制御しやすいように、適宜選択すればよい。
また、カルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオール(c)を含まずに、1分子中にイソシアネート基を2つ以上含有する有機ポリイソシアネート(a)と特定構造を有するポリカーボネートジオール(b)だけを用いて、前記方法と同様にしてNCO末端プレポリマーとし、これにカルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオール(c)を最終的な(NCO基/OH基)当量比が0.5〜0.99の範囲となるように用いて反応させる方法もある。
疎水性ポリイソシアネートを親水化するのに用いる化合物としては、活性水素含有基を有するポリオキシエチレン化合物が挙げられる。水分散安定性を考慮した場合、特に好ましいのはポリエチレングリコールモノメチルエーテルである。
片末端に活性水素を有しイオン性親水基を有する化合物としては、前述した如きのカルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオールもしくはその塩(c)が挙げられる。
オキシム系;例えば、ホルムアルデヒドオキシム、アセトアルデヒドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等。
活性メチレン系;マロン酸ジエステル(マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジn−ブチル、マロン酸ジ2−エチルヘキシル、マロン酸メチルn−ブチル、マロン酸エチルn−ブチル、マロン酸メチルsec−ブチル、マロン酸エチルsec−ブチル、マロン酸メチルt−ブチル、マロン酸エチルt−ブチル、メチルマロン酸ジエチル、マロン酸ジベンジル、マロン酸ジフェニル、マロン酸ベンジルエチル、マロン酸エチルフェニル、マロン酸t−ブチルフェニル、イソプロピリデンマロネート等)、アセト酢酸エステル(アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸n−ブチル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸n−ブチル、アセト酢酸t−ブチル、アセト酢酸ベンジル、アセト酢酸フェニル等)。
メルカプタン系;ブチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等。
酸アミド系;アセトアニリド、酢酸アミド、ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム等。
酸イミド系;コハク酸イミド、マレイン酸イミド等。
イミダゾール系;イミダゾール、2−メチルイミダゾール等。
尿素系;尿素、チオ尿素、エチレン尿素等。
アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カルバゾール等。
イミン系;エチレンイミン、ポリエチレンイミン等。
重亜硫酸塩系;重亜硫酸ソーダ等。
ピラゾール系;ピラゾール、3−メチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール等。
トリアゾール系;1,2,4−トリアゾール等。
上記のうち、オキシム系、活性メチレン系、ピラゾール系が好ましく、具体的な好ましい例としては、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、マロン酸ジエステル、アセト酢酸エステル、ピラゾール等が挙げられる。特に、低温硬化性の点からは、マロン酸ジエステル、アセト酢酸エステル、ピラゾール混合系が好ましく、より好ましくは、マロン酸ジエステル、アセト酢酸混合系、更に好ましくはマロン酸ジエステルが好ましい。マロン酸ジエステルの中では、工業的入手の容易さ等からマロン酸ジエチルが好ましい。
水系ポリウレタン分散体(A)と水系ポリイソシアナート分散体(B)との配合比は、塗膜性能の点からOH/NCO=2/1〜1/3(当量比)、より好ましくはOH/NCO=1/0.8〜1/2(当量比)の範囲である。OH1当量に対してNCOが0.5当量未満では十分な耐性を有する塗膜物性が得られず、3当量を超えると塗膜の耐熱性等に問題が出る可能性があり好ましくない。
硬化促進剤としては、例えば、モノアミンであるトリエチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ジアミンが挙げられ、テトラメチルエチレンジアミン、その他トリアミン、環状アミン、ジメチルエタノールアミンのようなアルコールアミン、エーテルアミン等が挙げられる。金属触媒としては、例えば、酢酸カリウム、2−エチルヘキサン酸カリウム、酢酸カルシウム、オクチル酸鉛、ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸錫、ビスマスネオデカノエート、ビスマスオキシカーボネート、ビスマス2−エチルヘキサノエート、オクチル酸亜鉛、亜鉛ネオデカノエート、ホスフィン、ホスホリン等、一般的に用いられるものが使用できる。
光沢調整のために、シリカ等の艶消し剤を併用してもよい。艶消し剤の具体例としては、AcemattHKシリーズ、AcemattOKシリーズ、AcemattTSシリーズ(いずれもDegussa製)等が挙げられる。
離型剤や流動性調整剤、レベリング剤としては、シリコーン、エアロジル、ワックス、ステアリン酸塩、BYK−331(BYKケミカル社製)のようなポリシロキサン等が用いられる。
本発明のソフトフィール塗料用水系分散体組成物の塗装方法としては、(A)、(B)各々の成分を塗装直前に混合した後、スプレー、ロール、はけ等で基材に塗布する方法が用いられる。(A)、(B)各々の成分を予め混合しておき、塗布する方法も可能である。後者においては、硬化剤を用いる場合は、硬化剤を使用直前に添加する方法が好ましい。
本発明のソフトフィール塗料用水系分散体組成物は、家電製品、OA製品、自動車内装部品、皮革の表面処理等に好ましく用いることができる。
<試験方法>
1.塗膜硬度
Double-Pendulum Damping試験法を用いた。ガラス板(標準板)で、振り子の振れ角度が5°から2°に減衰するまでの時間を440±6秒(t0)に設定した。また、ガラス板上に塗膜を作製し、塗膜上での振り子の振れ角度が5°から2°に減衰するまでの時間(t1)を測定した。塗膜硬度評価結果は、塗膜硬度(X)=(t1)/(t0),で表した。数値は大きいほど塗膜表面が硬い。
2.耐磨耗性
JIS−K−5600−5−8の方法に準じ、テーバー型磨耗試験機を用い測定した。磨耗試験前の重量と磨耗試験(500回転)後の塗膜板の重量変化を測定し表記した。
塗膜板表面を手で触った時の感触により、ソフト感を評価した。判定結果は以下の表記で表した。
○ : 良好なソフト感
△ : 比較的良好なソフト感
× : ソフトとは感じられない
4.耐酸性
温度20℃の条件下で、0.1Nの硫酸水溶液に、塗布板を24時間浸漬後、膜の表面状態を目視判定し、下記の基準で評価した。
◎ : 変化なし
○ : ほとんど変化なし
△ : 一部劣化あり
× : 著しい劣化あり
温度20℃の条件下で、50%のエタノール水溶液に、塗布板を4時間浸漬後、膜の表面状態を目視判定し、前項4.の基準で評価した。
6.耐アルカリ性
温度55℃の条件下で、0.1NのNaOH水溶液に、塗布板を2時間浸漬後、膜の表面状態を目視判定し、前項4.の基準で評価した。
7.耐油性
温度20℃の条件下で、オレイン酸を塗布板上に0.1g付着させ、4時間後、膜の表面状態を目視判定し、前項4.の基準で評価した。
メチルエチルケトン(MEK)75gにポリカーボネートジオール1(C4,6−PCDL−1:1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量1958)100g、30gのMEKに溶解したジメチロールプロパン(DMPA)3.43gを2.59gのトリエチルアミン(TEA)で中和した溶液、イソホロンジイソシアネート(IPDI)11.37gを、N2ガスでシールした還流冷却器、温度計および攪拌装置を有する反応器にいれ、80℃にて8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行い、OH基末端のポリウレタン溶液を得た。該OH基末端のポリウレタン溶液を40℃に設定し、250rpmで攪拌しておき、そこに280gの蒸留水を20分で滴下してOH基末端のポリウレタン分散液を得た。さらに該分散液を80℃に昇温して、3時間かけてMEKを除去し、OH基末端のポリウレタンエマルジョン−1(PUD−1)を作製した。得られたポリウレタンの数平均分子量は7700であった。
該合成例における各原料のモル比は、下記の如くである。
IPDI/PCDL/DMPA/TEA=2/2/1/1(モル比)
ポリカーボネートジオール−1に変えて、ポリカーボネートジオール−2(C4,6−PCDL−2:1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量1000)を用いた以外は、合成例1と同様にして、OH基末端のポリウレタンエマルジョン−2(PUD−2)を得た。
該合成例における各原料のモル比は、下記の如くである。得られたポリウレタンの数平均分子量は4700であった。
IPDI/PCDL/DMPA/TEA=2/2/1/1(モル比)
ポリカーボネートジオール−1に変えて、ポリカーボネートジオール−3(C4,6−PCDL−3:1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量800)を用いた以外は、合成例1と同様にして、OH基末端のポリウレタンエマルジョン−3(PUD−3)を得た。得られたポリウレタンの数平均分子量は4000であった。
該合成例における各原料のモル比は、下記の如くである。
IPDI/PCDL/DMPA/TEA=2/2/1/1(モル比)
〔合成例4〕
IPDI/PCDL/DMPA/TEA=8/7/2/2(モル比)に変えた以外は、合成例1と同様にして、OH基末端のポリウレタンエマルジョン−4(PUD−4)を得た。得られたポリウレタンの数平均分子量は24500であった。
メチルエチルケトン(MEK)75gにポリカーボネートジオール1(C4,6−PCDL−1:1,4−ブタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを50/50のモル比で共重合して得られたポリカーボネートジオールで、数平均分子量1958)100g、30gのMEKに溶解したジメチロールプロパン(DMPA)3.43gを2.59gのトリエチルアミン(TEA)で中和した溶液、イソホロンジイソシアネート(IPDI)11.37gを、N2ガスでシールした還流冷却器、温度計および攪拌装置を有する反応器にいれ、80℃にて8時間かけて、未反応NCO基がなくなるまでウレタン化反応を行い、OH基末端を有するポリウレタン溶液を得た。該OH基末端を有するポリウレタン溶液を40℃に設定した560gの蒸留水に、攪拌しながら徐々に20分かけて滴下し、OH基末端を有するポリウレタン分散液を得た。さらに該分散液を80℃に昇温して、3時間かけてMEKを除去し、OH基末端のポリウレタンエマルジョン−5(PUD−5)を作製した。得られたポリウレタンの数平均分子量は7700であった。
該合成例における各原料のモル比は、下記の如くである。
IPDI/PCDL/DMPA/TEA=2/2/1/1(モル比)
合成例1で得られたPUD−1に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
[実施例2]
合成例2で得られたPUD−2に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
合成例3で得られたPUD−3に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
[実施例4]
合成例4で得られたPUD−4に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
合成例1で得られたPUD−1に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWT20−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
[実施例6]
合成例5で得られたPUD−5に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、ソフトフィール塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
PUD−1に変えて、ポリカーボネートジオールとして、1,6−ヘキサンジオールのホモポリマー(C6−PCDL)である東亜合成社製カルボジオールD−2000を用いた以外は、合成例1と同様にして得られた、OH基末端のポリウレタンエマルジョン(PUD−6)に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
PUD−2に変えて、ポリカーボネートジオールとして、C6−PCDLである東亜合成社製カルボジオールD−1000を用いた以外は、合成例1と同様にして得られた、OH基末端のポリウレタンエマルジョン(PUD−7)に水系ポリイソシアネート分散体として、旭化成ケミカルズ社製のデュラネートWB40−100を用いて、NCO/OH=1.50(モル比)の割合で混合し、塗料用組成物を作製した。
該塗料用組成物をガラス板に塗布し、80℃で30分乾燥した後、120℃で90分キュアリングして、厚さ25mμの膜を得た。
得られた被膜を用いて各物性を測定した。その結果を表1に示す。
Claims (2)
- (A)水系ポリウレタン分散体が、下記の(a)、(b)、(c)成分を反応させて得られたものであり、かつポリウレタン主鎖の末端基がOH基であり、数平均分子量が800〜24500である水系ポリウレタン分散体、及び(B)水系ポリイソシアネート分散体を構成成分として含有することを特徴とするソフトフィール塗料用水系分散体組成物。
(a)ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ドデカンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートから選ばれる少なくとも一種の脂肪族及び/又は脂環族有機ジイソシアネート化合物。
(b)下記式(1)及び(2)の繰り返し単位からなり、(1)と(2)の割合が(1)/(2)=80/20〜20/80(モル比)であり、末端基が水酸基であることを特徴とする脂肪族ポリカーボネートジオール。
(c)カルボキシル基及び/又はスルホン基含有ポリオールもしくはその塩。 - 水系ポリイソシアネート分散体が、自己乳化性水系ポリイソシアネート分散体であることを特徴とする、請求項1に記載のソフトフィール塗料用水系分散体組成物。
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