JP5116419B2 - 潤滑剤 - Google Patents
潤滑剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5116419B2 JP5116419B2 JP2007251022A JP2007251022A JP5116419B2 JP 5116419 B2 JP5116419 B2 JP 5116419B2 JP 2007251022 A JP2007251022 A JP 2007251022A JP 2007251022 A JP2007251022 A JP 2007251022A JP 5116419 B2 JP5116419 B2 JP 5116419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- cation
- bond
- lubricant
- electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Description
従来のスピンドルモータには玉軸受に代表される転がり軸受が使用されてきたが、性能及びコスト面から非接触型の流体軸受が用いられるようになってきている。この流体軸受の高速回転時の性能(主に回転トルク)は、用いられる潤滑剤の粘度によって定まることが多く、低粘度であるほど高速回転時の回転トルクは低くなる傾向にある。
一方、これらの潤滑剤は、使用時に高温にさらされるため、蒸発損失や引火点を抑える必要がある。
これらの潤滑剤としては、炭化水素系液体潤滑剤やエステル油が提案されている(特許文献1〜3参照)。
しかしながら、これらの潤滑剤では、比較的粘度が高いため潤滑特性が不十分であり、高温での蒸発損失および引火性などにおいて満足できないものであり、改良が必要とされていた。
ところで、スピンドルモーターの性能は潤滑剤の防錆性によっても大きく影響を受ける。防錆性が不十分であれば、軸受を腐食し、密着性等が不十分となり耐久性が著しく低下し問題となる。
先に述べた40℃で液状である電解質を使用する潤滑剤(特許文献4)には、さらに銅に対して効果があるとされるトリアゾール系の腐食防止剤を添加することにより、銅に対する防錆効果が認められた実施例の記載がある。しかし、スピンドルモーターによく使用される材質であるステンレス(SUS)に対しては防錆効果が認められず、対応できないという問題があることが実験により判明した。
本発明は、SUSに対して効果のある防錆剤を配合する方法ではなく、pHを調整するという全く新しい方法によりSUSに対して防錆性を持つ潤滑剤である。
すなわち、本発明は、40℃で液体である電解質、pH調整剤および防錆剤からなる潤滑剤であり、25℃におけるpHが8.0〜11.0であることを特徴とする潤滑剤である。
本発明によって、銅およびSUS両方に対する防錆性を初めて可能とする潤滑剤となり、上記の課題を解決することができる。
本発明の潤滑剤のpHは25℃において8.0〜11.0であり、SUSに対する防錆性の観点から好ましくは8.1〜11.0、さらに好ましくは9.0〜10.0、特に好ましくは9.1〜10.0である。pHが下限未満の場合、SUSに対する防錆性が著しく低下し好ましくない。pHが上限を超えると、銅に対する防錆性が著しく低下し好ましくない。
従って、この潤滑剤が使用される軸受け装置が保温される状態で使用される場合は、特に40℃におけるイオン性液体には限られず、それ以上の温度でイオン性液体の性質を示す塩も本発明の電解質(A)として使用できる。
これらのうち、好ましくは第4級アンモニウムカチオンであり、具体的には、一般式(1)で示されるアミジニウムカチオン(a1)、および一般式(2)で示されるアミニジウムカチオン(a2)である。
炭素数1〜20の炭化水素基としては、炭素数1〜20のアルキル基、及び芳香族基含有の炭素数6〜20の炭化水素基が挙げられる。
炭素数1〜20のアルキル基としては、メチル、エチル、イソプロピル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、ラウリル、ステアリル等が挙げられる。水酸基で置換された炭素数1〜20の炭化水素基としては、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキシラウリル等のヒドロキシアルキル基が挙げられる。
R1としては、好ましくは、炭化水素数が1〜10の炭化水素基又は水素原子である。特に好ましくは炭素数が1〜5の炭化水素基又は水素原子である。
R2としては、上記R1にあげられた炭素数1〜10の炭化水素基、及びこれらの任意の位置にアルコキシ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、フォルミル基を有している基(例えばメトキシエチル基、エトキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、1−アミノエチル基、1−ニトロエチル基、2−シアノプロピル基、1−カルボキシプロピル基等)を有している基が挙げられる。
さらにR1およびR2の一部または全部は、それらの2〜4個が相互に結合して2〜4価の基となり、窒素原子と共に複素環を形成していてもよい。
(a1)イミダゾリニウムカチオン
1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2,4−ジエチルイミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3,4−ジエチルイミダゾリニウム、1−メチル−2,3,4−トリエチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリニウム、1,1−ジメチル−2−ヘプチルイミダゾリニウム、1,1−ジメチル−2−(−2’ヘプチル)イミダゾリニウム、1,1−ジメチル−2−(−3’ヘプチル)イミダゾリニウム、1,1−ジメチル−2−(−4’ヘプチル)イミダゾリニウム、1,1−ジメチル−2−ドデシルイミダゾリニウム、1,1−ジメチルイミダゾリニウム、1,1,2−トリメチルイミダゾリニウム、1,1,2,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,1,2,5−テトラメチルイミダゾリニウム、1,1,2,4,5−ペンタメチルイミダゾリニウムなど。
(a2−1)イミダゾリウムカチオン
1,3−ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1,3−ジエチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリウム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2,4−ジエチルイミダゾリウム、1,2−ジメチル−3,4−ジエチルイミダゾリウム、1−メチル−2,3,4−トリエチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリウム、1,1−ジメチル−2−ヘプチルイミダゾリウム、1,1−ジメチル−2−(−2’ヘプチル)イミダゾリウム、1,1−ジメチル−2−(−3’ヘプチル)イミダゾリウム、1,1−ジメチル−2−(−4’ヘプチル)イミダゾリウム、1,1−ジメチル−2−ドデシルイミダゾリウム、1,1−ジメチルイミダゾリウム、1,1,2−トリメチルイミダゾリウム、1,1,2,4−テトラメチルイミダゾリウム、1,1,2,5−テトラメチルイミダゾリウム、1,1,2,4,5−ペンタメチルイミダゾリウムなど。
1,3−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニウム、1,2,3−トリメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニウム、1,2,3,4−テトラメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニウム、1,2,3,5−テトラメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニウム、8−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、5−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネニウム、8−エチル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、5−エチル−1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネニウムなど。
フッ酸、塩酸、硫酸、燐酸、HClO4、HBF4、HPF6、HAsF6、HSbF6、フ
ルオロスルホン酸等;
(b2)ハロゲン原子含有アルキル基置換無機強酸(アルキル基の炭素数1〜30):
HBFn(CF3)4-n、HPFn(CF3)6-n、トリフルオロメタンスルホン酸、ペンタフルオロエタンスルホン酸、ヘプタフルオロプロパンスルホン酸、トリクロロメタンスルホン酸、ペンタクロロプロパンスルホン酸、ヘプタクロロブタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ペンタフルオロプロピオン酸、ペンタフルオロブタン酸、トリクロロ酢酸、ペンタクロロプロピオン酸およびヘプタクロロブタン酸等;
(b3)ハロゲン原子含有スルホニルイミド(炭素数1〜30):
ビス(フルオロメチルスルホニル)イミド、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドおよびビス(フルオロスルホニル)イミド等;
(b4)ハロゲン原子含有スルホニルメチド(炭素数3〜30):
トリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド等;
(b5)ハロゲン原子含有カルボン酸アミド(炭素数2〜30):
ビス(トリフルオロアセト)アミド等;
(b6)ニトリル基含有イミド:
HN(CN)2等;
(b7)ニトリル含有メチド:
HC(CN)3等;
(b8)炭素数1〜30のハロゲン原子含有アルキルアミン:
HN(CF3)2等
(b9)チオシアン酸等
特に好ましいのは、トリフルオロメチルほうフッ化水素酸、およびトリス(トルフルオロメチル)ほうフッ化水素酸である。
カチオンとBF3(CF3)アニオンからなる電解質、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムカチオンとBF2(CF3)2アニオンからなる電解質、1−エチル−3−メチルイミ
ダゾリウムカチオンとBF3(C2F5)アニオンからなる電解質、1−エチル−3−メチ
ルイミダゾリウムカチオンとBF3(C4F9)アニオンからなる電解質、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムカチオンとN(CN)2アニオンからなる電解質、1−エチル−
3−メチルイミダゾリウムカチオンとC(CN)3アニオンからなる電解質、1−エチル
−3−メチルイミダゾリウムカチオンとトリフルオロメタンスルホン酸アニオンからなる電解質、1,3−ジメチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質、1,3−ジエチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質、1−エチル−3−ブチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−メチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質、1−メトキシエチル−3−メチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質、1,2−ジメチル−3−エチルイミダゾリウムカチオンとビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンからなる電解質などが挙げられる。
電解質(A)を形成するカチオンが第4級アンモニウムカチオンである場合の主な製造方法を以下に例示する
第3級アミン(第4級アンモニウムカチオン形成する前の第3級アミン)と同当量以上(例えば1.1〜5.0当量)の炭酸ジアルキルエステル(例えば炭酸ジメチル、炭酸ジエチル)を、溶媒(例えば、メタノール)の存在下または非存在下で、反応温度80〜200℃、好ましくは100〜150℃で反応させて第4級アンモニウム塩を形成し、さらに前記のアニオンを形成する酸を添加(第4級アンモニウムの当量に基づいて0.9〜1.0当量)し、10〜50℃で1時間撹拌して塩交換する。溶媒を80〜120℃で減圧留去して、目的の第4級アンモニウム塩を得る。
ここで、第3級アミンとしては、目的の第4級アンモニウムカチオンが上記のアミジニウムカチオン(a1)である場合は、例えば1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−エチルイミダゾールなどが挙げられる。
第3級アミンを、同当量以上のハロゲン化アルキルでアルキル化して得られた第4級アンモニウム塩の極性溶媒(例えばアセトニトリル)による溶液(20〜70重量%)に、前記の酸のアルカリ金属塩(ナトリウム塩またはカリウム塩など)を加え(第4級アンモニウム塩/塩の当量比で例えば1/1〜1/1.5)、室温で約2時間撹拌混合する。生成した塩の沈殿物を遠心分離により除去し、上層中の溶媒を減圧留去して、目的の第4級アンモニウム塩を得る。
本発明における電解質(A)100重量部への水の溶解度は、10重量部以下であることが好ましい。さらに好ましくは6重量部以下、特に好ましくは4重量部以下、最も好ましくは2重量部以下である。
200mlのビーカーに、電解質(A)に対して等重量の水を入れて、25℃で1時間攪拌(櫂型攪拌羽根で200rpm)した後、24時間静置することにより電解質相(非水相)と水相に分液させる。電解質相を取り出し、JIS K2275に記載された方法で水分(CW)(%)を測定する。
本発明で規定する溶解度(W)はこの水分(CW)(%)と一致する。
好ましくは、(a2−1)イミダゾリウムカチオン及び(a2−2)テトラヒドロピリミジニウムカチオンであり、さらに好ましいのは、1、3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジエチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1、2、3トリメチルイミダゾリウムであり、特に好ましいものは、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムである。
電解質(A)の塩を構成するカチオンと同様のものを、pH調整剤(B)の塩を構成するカチオンとして使用するのが、相溶性の観点から好ましい。
好ましくは、N−N結合、N=N結合、N−C−N結合、N=C−N結合、N−C−S結合、N=C−S結合、N−C=S結合およびC(=S)−S結合からなる群から選ばれる1種以上の結合を分子内に有する化合物(C1)、および芳香環に直接付いたアミド結合を分子内に有する化合物(C2)があげられる。
1級アミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、ものエタノールアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ラウリルアミンなどが挙げられる。
2級アミンとしては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、ジエタノールアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミンなどが挙げられる。
3級アミンとしては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミンなどが挙げられる。
4級アンモニウムとしては、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウムなどが挙げられる。
酸化防止剤は、0〜5%、好ましくは0.01〜3%;摩耗防止剤と極圧剤は、0〜10%、好ましくは0.01〜5%;粘度指数向上剤と流動点降下剤は、0〜15%、好ましくは0.1〜7%;消泡剤は、0〜0.1%、好ましくは0.0005〜0.01%である。
ジメチルカーボネート135部(1.5モル部)をメタノール192部に溶かした溶液に、1−エチルイミダゾール96部(1.0モル部)を滴下して、130℃で40時間攪拌して、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムメチルカーボネート塩を製造した。さらに35%塩酸104部(1.0モル部)を加えると炭酸ガスが激しく発生して、塩交換が起こった。1.0kPa以下の減圧度で120℃で加熱して、溶媒のメタノールを除去することで電解質1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・塩化物塩(EMI・CL)を得た。
その溶液に48重量%濃度のフッ化水素酸水溶液20部を加え、再び25℃で16時間撹拌した後、21重量%濃度の水酸化カリウム水溶液100部を氷で冷やしながら加えた。
その後、重炭酸カリウムを炭酸ガスが発生しなくなるまで充分加え、1.0kPa以下の減圧度で80℃で加熱して濃縮をおこなった。
精製のため、さらにアセトニトリル250部を加え、50℃に加熱撹拌し、不純物のフッ化カリウム塩を吸引ろ過して除去した。ろ液を減圧濃縮することによって、トリフルオロメチルトリフルオロボラン・カリウム塩(K[CF3BF3])を得た。
ジメチルカーボネート135部(1.5モル部)をメタノール192部に溶かした溶液に、1−エチルイミダゾール96部(1.0モル部)を滴下して、130℃で40時間攪拌することで、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムメチルカーボネート塩を生成した。さらに水18部(1.0モル部)を加えると炭酸ガスが激しく発生して、塩交換が起こった。1.0kPa以下の減圧度で120℃で加熱して、溶媒のメタノールを除去することで、本発明のpH調整剤(B−1)として、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・水酸化物塩(EMI・OH)を得た。
なお、表中(A−1)〜(C−3)は以下の化合物を表す。
(A−1):1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・トリフルオロメチルトリフルオロボラン(EMI・[CF3BF3])
(B−1):1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・水酸化物塩(EMI・OH)
(C−1):ベンゾトリアゾール(市販品)
(C−2):ベンゾイルアミノカプロン酸のトリエタノールアミン塩(市販品)
(C−3):シクロヘキシルアミン・エチレンオキサイド2モル付加物(市販品)
JIS K 2513に準拠して、研磨した3種類のSUS板(材質SUS303、SUS304、SUS420)および研磨した銅板(材質C1100P)で防錆性を評価した。ただし、金属板を浸漬した潤滑剤を入れた容器を、温度120℃の循風乾燥器中で1週間保管した後の金属表面の変色の度合いを以下の3段階で評価した。
△:目視で板の変色がわずかに認められる。
×:目視で板の変色が明らかに認められる。
評価結果を表1に示す。
Claims (6)
- 40℃で液体である電解質(A)、pH調整剤(B)および防錆剤(C)からなり、25℃におけるpHが8.0〜11.0であることを特徴とする潤滑剤であって、該電解質(A)が、下記一般式(1)で表されるアミジニウムカチオン(a1)および/または下記一般式(2)で表されるアミジニウムカチオン(a2)と、アニオン(b)との塩であり、該pH調整剤(B)が、下記一般式(3)で表されるアミニジウムカチオン(a1)および/または下記一般式(4)で表されるアミジニウムカチオン(a2)とヒドロキシルアニオンとの塩である潤滑剤。
[式(1)および式(2)中、R 1 は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキル基または水素原子である。R 2 は、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基もしくはフォルミル基で置換されていてもよい、炭素数1〜10のアルキル基であり、これらの4個のR 2 は同一または異なっていてもよい。さらにR 1 およびR 2 の一部または全部は、それらの2〜4個が相互に結合して2〜4価の基となり、窒素原子と共に複素環を形成していてもよい。]
[式(3)および式(4)中、R 1 は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキル基または水素原子である。R 2 は、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基もしくはフォルミル基で置換されていてもよい、炭素数1〜10のアルキル基であり、これらの4個のR 2 は同一または異なっていてもよい。さらにR 1 およびR 2 の一部または全部は、それらの2〜4個が相互に結合して2〜4価の基となり、窒素原子と共に複素環を形成していてもよい。] - 該防錆剤(C)が、N−N結合、N=N結合、N−C−N結合、N=C−N結合、N−C−S結合、N=C−S結合、N−C=S結合およびC(=S)−S結合からなる群から選ばれる1種以上の結合を分子内に有する化合物(C1)および/または芳香環に直接付いたアミド結合を分子内に有する化合物(C2)である請求項1 記載の潤滑剤。
- 該化合物(C1)が、トリアゾールまたはアルキル置換トリアゾールである請求項2記載の潤滑剤。
- 潤滑剤中の該電解質(A)の含有量が70〜99.98重量%、該pH調整剤(B)の含有量が0.01〜20重量%、該防錆剤(C)の含有量が0.01〜10重量%である請求項1〜4いずれか記載の潤滑剤。
- 該電解質(A)の水に対する溶解度が、(A)100重量部に対して水10重量部以下である請求項1〜5いずれか記載の潤滑剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007251022A JP5116419B2 (ja) | 2007-01-26 | 2007-09-27 | 潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007015969 | 2007-01-26 | ||
| JP2007015969 | 2007-01-26 | ||
| JP2007251022A JP5116419B2 (ja) | 2007-01-26 | 2007-09-27 | 潤滑剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008202023A JP2008202023A (ja) | 2008-09-04 |
| JP5116419B2 true JP5116419B2 (ja) | 2013-01-09 |
Family
ID=39779843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007251022A Expired - Fee Related JP5116419B2 (ja) | 2007-01-26 | 2007-09-27 | 潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5116419B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5274880B2 (ja) * | 2007-04-23 | 2013-08-28 | 日本合成化学工業株式会社 | イオン液体組成物およびそれを用いてなる合成潤滑油 |
| JP2010168544A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-08-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 合成潤滑剤 |
| JP5510957B2 (ja) * | 2009-02-17 | 2014-06-04 | 日本合成化学工業株式会社 | 合成潤滑剤 |
| US9518072B2 (en) | 2011-12-02 | 2016-12-13 | Dow Corning Corporation | Ester-functional silanes and the preparation and use thereof; and use of iminium compounds as phase transfer catalysts |
| JP7562978B2 (ja) * | 2020-04-01 | 2024-10-08 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 潤滑油組成物及びイオン液体 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006071104A (ja) * | 1997-07-02 | 2006-03-16 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
| JP4045942B2 (ja) * | 2002-12-06 | 2008-02-13 | 松下電器産業株式会社 | 流体軸受装置及びこれを用いた磁気ディスク装置 |
| JP4388513B2 (ja) * | 2004-08-18 | 2009-12-24 | 三洋化成工業株式会社 | 水溶性潤滑油 |
| JP2006105207A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体軸受装置、それを用いたスピンドルモータ、及びそれを用いたディスク駆動装置 |
| JP2006265345A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | 船舶軸受け推進器用潤滑油 |
| JP4926411B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2012-05-09 | 出光興産株式会社 | グリース組成物 |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007251022A patent/JP5116419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008202023A (ja) | 2008-09-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5116419B2 (ja) | 潤滑剤 | |
| CN101983231B (zh) | 基于离子液体的润滑脂组合物 | |
| JP4478449B2 (ja) | アゾール誘導体を含有する、燃料電池ドライブ中での冷却系用の冷媒 | |
| CN101675023B (zh) | 包含聚醚羧酸根作为阴离子的离子液体,其制备方法及其用途 | |
| CN101990569B (zh) | 润滑脂组合物及封入润滑脂的轴承 | |
| JP5274880B2 (ja) | イオン液体組成物およびそれを用いてなる合成潤滑油 | |
| JP5864509B2 (ja) | 油膜保持機能を有する組成物およびこれを用いた防食剤ならびに端子付き絶縁電線 | |
| JP5527928B2 (ja) | イオン液体組成物及びその用途 | |
| JP4944381B2 (ja) | 燃料電池−冷却系用のアゾール誘導体を含有している1,3−プロパンジオールをベースとする冷却剤 | |
| JP5133021B2 (ja) | 潤滑剤 | |
| JP6969575B2 (ja) | ケイ素含有リン酸アニオンを含む塩、及び潤滑剤 | |
| WO2012018137A1 (ja) | イオン液体を基油とした錆止め性に優れる潤滑剤組成物 | |
| CN106753687B (zh) | 一种抗腐蚀性多功能离子液体润滑剂及其合成方法 | |
| JP2008266557A (ja) | 潤滑剤 | |
| JP5036136B2 (ja) | 金属加工用水性防錆潤滑剤およびこれを用いた金属材の加工法 | |
| JP5679680B2 (ja) | イオン液体組成物及びその用途 | |
| JP2007039653A (ja) | 液体潤滑剤 | |
| JP2009007565A (ja) | 潤滑油 | |
| JP5578949B2 (ja) | イオン液体組成物、及びその用途 | |
| JP5578950B2 (ja) | 新規イオン液体 | |
| JP2009286858A (ja) | 合成潤滑油 | |
| JP7562978B2 (ja) | 潤滑油組成物及びイオン液体 | |
| JP7213629B2 (ja) | 熱媒体液、及び工作機械の温度を制御する方法 | |
| CN105392924B (zh) | 具有油膜保持功能的组合物及使用该组合物的防腐蚀剂以及带端子的绝缘电线 | |
| EP4257656A1 (en) | Coolant composition for electric vehicles |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100617 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120717 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120809 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121009 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121016 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |