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JP5116493B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description

本発明は撮像装置に係り、特に、撮像素子が実装されたフレキシブルプリント配線板を備えた撮像装置に関する。
撮影機能を搭載した電子機器の撮像部には、撮像素子と、それを駆動する駆動回路、撮像素子からの出力信号を処理する信号処理回路などが設けられている。駆動回路及び信号処理回路は、通常、プリント配線板に実装されており、撮像素子と駆動回路や信号処理回路との間は、電気的に接続を行うことが必要である。
駆動回路及び信号処理回路が実装されたプリント配線板には、撮像素子と駆動回路又は信号処理回路との間を電気的に接続する接続配線として、撮像素子の信号出力パターン、及び、撮像素子を駆動するための駆動パルスパターンが形成されている。撮像素子の信号出力パターンはノイズの混入に弱く、駆動パルスパターンからのクロストークを防ぐ必要がある。また、近年の撮像素子の高画素化及び高機能化により駆動クロックが高速化しており、駆動クロックの高速化による駆動パルスパターンからの不要輻射の増大を防ぐ必要もある。特に、不要輻射によりEMI規格の認可を取得できない場合には、その電子機器を販売することができないなどの深刻な問題となる。
上記の問題を解決するために、特開平10−313178号公報(特許文献1)では、多層プリント配線板を用い、電源層とグランド層を内層に配置している。また、駆動パルスパターンと信号出力パターンをそれぞれ平面視的に重ならないように配置し、これらのパターンを両外層に分けて配置することで、駆動パルスパターンから信号出力パターンへの干渉を防ぐように構成している。
特開平10−313178号公報
上記の構成によれば、パターン引き回しの自由度が高いため、撮像素子の信号出力パターンと駆動パルスパターンのクロストークを低減させやすい。また、駆動パルスパターンからの不要輻射の低減に対するパターン引き回し上の対策を行いやすい。
しかしながら、上記の構成では、多層の配線層を有するプリント配線板が用いられるため、プリント配線板に屈曲性を持たせることが困難である。近年、撮像素子の高画素化に伴い、撮影レンズ光学系の結像面に対して撮像素子の受光面の位置合わせを高精度に行う必要性が高まっている。このため、レンズ鏡筒に対して撮像素子の位置調整(面倒れ調整)が必要となっている。
そこで、プリント配線板の屈曲性を失うことなく、信号出力パターンと駆動パルスパターンのクロストーク低減、及び、駆動パルスパターンからの不要輻射の低減が望まれている。
本発明は、クロストーク及び不要輻射による影響を低減させた撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、第1の面に撮像素子が実装され、前記第1の面とは反対側の第2の面にコネクタが実装されるフレキシブルプリント配線板を有する撮像装置であって、前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の面には、前記撮像素子に接続される第1の駆動信号パターンが形成されるとともに、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2の面には、前記コネクタに接続される第2の駆動信号パターンが形成されるパターンが形成され、前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の面にて、前記第2の駆動信号パターンと重なる部分に第1の接地パターンが形成されるとともに、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2の面にて、前記第1の駆動信号パターンと重なる部分に第2の接地パターンが形成され、前記第1の駆動信号パターンと第2の駆動信号パターンとは、前記フレキシブルプリント配線板に形成されるスルーホールで接続され、前記スルーホールは、前記撮像装置の光軸と略平行となるように配置される領域に形成されることを特徴とする
本発明のその他の特徴及び目的は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、クロストーク及び不要輻射による影響を低減させた撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本実施例における撮像装置の概要を説明する。図2は、本実施例におけるデジタルカメラ(撮像装置)の外観斜視図である。
図2において、1はデジタルカメラである。2はデジタルカメラ1の内部に配置された撮像ユニットである。撮像ユニット2は、撮影レンズ鏡筒ユニット3、ファインダユニット4、及び、AF補助光部5を有する。図2に示されるように、撮像ユニット2は、デジタルカメラ1の前面外装に設けられた開口部からそれぞれが露呈するように配置されている。
次に、本実施例におけるCCDセンサが実装されたプリント配線板について説明する。図3は、CCDセンサが実装されたフレキシブルプリント配線板の模式図である。図3(a)、(b)は、フレキシブルプリント配線板の表面及び裏面をそれぞれ示している。本実施例において、図3(a)で示されるフレキシブルプリント配線板の面を第1の面とし、図3(b)で示される面を第1の面とは反対側の第2の面とする。
図3(a)において、10は屈曲性を備えたフレキシブルプリント配線板(以下、「CCDフレキ」という。)である。11は固体撮像素子としてのCCDセンサである。CCDセンサ11は、CCDフレキ10の第1の面に実装されている。
12はCCDセンサ11から出力される微弱な信号出力パターンを増幅させるバッファ回路である。バッファ回路12は、CCDセンサ11の実装部の近傍において、CCDフレキ10の第1の面に実装されている。
本実施例のCCDフレキ10は、両面にパターンが配線された両面フレキシブルプリント配線板である。CCDセンサ11及びバッファ回路12が実装されている第1の面とは反対側の第2の面には、嵌合部を有した基板対基板コネクタ13(接続部)が実装されている。基板対基板コネクタ13は、後述するように、CCDセンサ11を駆動する駆動回路と電気的に接続するために設けられている。
基板対基板コネクタ13が実装されている領域の裏側(第1の面)には、ガラスエポキシ樹脂の裏打ち14が貼り付けられている。裏打ち14がCCDフレキ10に貼り付けられていることにより、基板対基板コネクタ13の挿抜時において、実装されたコネクタ端子部の半田が剥離することを防ぐことができる。
次に、CCDフレキ10の周辺の組み付け状態について説明する。図4は、本実施例におけるデジタルカメラの分解斜視図である。
CCDセンサ11は、光学処理を行う撮像ユニット2の背面側に位置するように、CCDフレキ10の第1の面に実装されている。CCDフレキ10には、CCDセンサ11が実装された第1の面において、金属製のプレート15が設けられている。プレート15は、CCDセンサ11の周囲を取り囲むように形成されている。プレート15は、紫外線硬化樹脂などの接着剤を用いてCCDフレキ10に接着され、撮像ユニット2にビス止めされることにより確実に固定される。
このとき、CCDセンサ11の面倒れ調整が行われる。この面倒れ調整により、CCDセンサ11の受光面が撮像ユニット2の光軸に対して正しい位置に取り付けられるように位置規制がなされる。そして、CCDフレキ10が取り付けられた撮像ユニット2は、シャーシ30にビス止めされることで確実に固定される。また、シャーシ30には、電池が挿入される電池ボックス40がビス止めされている。
メインプリント配線板20(以下、「メイン基板20」という。)は、電池ボックス40から突出された1対の位置決めダボ41とメイン基板20に設けられた1対の位置決め穴21を嵌合させることにより位置決めされる。また、メイン基板20は、シャーシ30に設けられた3ヵ所のビス穴31に対し、メイン基板20に設けられた貫通孔22でビス止めすることにより確実に固定される。
メイン基板20には、嵌合部を備えた基板対基板コネクタ23及びCCDセンサ11の駆動及び信号処理を行うためのIC24が、同一の面において実装されている。IC24には、主に、CCDセンサ11を駆動する駆動回路及びCCDセンサ11からの出力信号を処理する信号処理回路が形成されている。CCDフレキ10に実装された基板対基板コネクタ13とメイン基板20に実装された基板対基板コネクタ23とが嵌合することにより、CCDセンサ11とIC24(駆動回路、信号処理回路)は、電気的に接続される。
このように、駆動回路は、CCDフレキ10の基板対基板コネクタ13に接続するメイン基板20の接続面と同一の面において、メイン基板20に実装されている。このため、メイン基板20においてスルーホールを介さない配線を形成することができ、メイン基板上における信号劣化を抑制することが可能になる。
デジタルカメラ1が組み付けられた状態において、メイン基板20は、デジタルカメラ1の前面すなわち被写体側に配置される。一方、CCDフレキ10のCCDセンサ11実装部(第1の領域)は、撮像ユニット2の背面である撮影者側に配置される。このため、CCDフレキ10は、第1の領域と第2の領域との境界となる第1の屈曲部16a及び第2の領域と第3の領域との境界となる第2の屈曲部16bを有する。
CCDフレキ10の第1の領域は、CCDセンサ11及びバッファ回路12が実装されている平面部である。第2の領域は、第1の領域が第1の屈曲部16aによりデジタルカメラ1の前面に折り曲げられた平面部である。第3の領域は、第2の領域が第2の屈曲部16bにより折り曲げられ、基板対基板コネクタ13が実装されている平面部である。
CCDフレキ10は、撮像ユニット2の背面に位置する第1の領域から、デジタルカメラ1の光軸方向と平行になるように第1の屈曲部16aで折り曲げられて第2の領域を形成する。第2の領域は、鏡筒ユニットと電池ボックスの間を通り、第2の屈曲部16bでさらに折り曲げられることにより、メイン基板20と電気的に接続される。
また、CCDセンサ11が実装されている第1の領域の裏面(第2の面)には、LCDユニット100を保持したバックライトフレーム101が配置されている。バックライトフレーム101は、シャーシ30に固定されている。これらが組み付けられた状態では、CCDフレキ10とバックライトフレーム101との間には、ほとんどクリアランスがない状態になる。
次に、CCDセンサ11を含む画像入力部の構成について説明する。図5は、本実施例におけるデジタルカメラの画像入力部の構成図である。
図5において、55はCCDセンサ駆動部である。CCDセンサ駆動部55は、CCDセンサ11を駆動する駆動回路として動作する。52は相関2重サンプリング部(以下、「CDS部」という。)である。53はアナログ−デジタル変換部(以下、「ADC部」という。)、及び、54はデジタル信号処理部である。CDS部52、ADC部53、及び、デジタル信号処理部54は、CCDセンサ11からの出力信号を処理する信号処理回路として動作する。
CCDセンサ11は、CCDセンサ駆動部55から、水平駆動パルス、リセットゲートパルス、垂直駆動パルス、及び、電子シャッターパルス等の各信号が出力されることにより駆動される。CCDセンサ11は、CCDセンサ駆動部55による駆動制御に基づいて、被写体の光学像を電気信号に変換する。
CCDセンサ11から出力された電気信号には、CCD転送時にリセットノイズ成分が含まれる。このため、CCDセンサ11の後段にCDS部52を設け、CCD転送時に生じたリセットノイズ成分を除去する。CDS部52から出力されたアナログ信号である出力画素信号は、ADC部53でデジタル信号に変換される。ADC部53から出力されたデジタル信号は、デジタル信号処理部54に伝送される。
なお、本実施例において、CDS部52、ADC部53、及び、CCDセンサ駆動部55は、IC24として構成されている。ただし、このような構成に限定されるものではなく、CDS部52、ADC部53、及び、CCDセンサ駆動部55が、それぞれ別のICやディスクリート部品として構成されているものであってもよい。
図6は、CDS部の基本構成を示したものである。
図6において、CDS部52には、リセットレベルを保持するフィードスルー期間をサンプルホールドするパルス信号(以下、「SHP信号」という。)と、映像信号出力期間をサンプルホールドするパルス信号(以下、「SHD信号」という。)とが入力される。CDS部52は、サンプルホールド回路61、62、63、及び、差分増幅部64を有する。サンプルホールド回路61、62は直列に接続されている。
SHP信号は、サンプルホールド回路61に入力される。SHD信号は、サンプルホールド回路62、63に入力される。このような構成により、SHP信号及びSHD信号に基づいてCCDセンサ11からの出力信号をサンプルホールドする。サンプルホールド回路62、63の各出力信号は差分増幅部64に入力され、差分増幅部64においてこれらの出力信号の差分がとられる。サンプルホールド回路61、62、63は、アナログ信号をトラッキング(追従)し、ホールドコマンドが与えられると、ホールドコマンドが実行された瞬間の入力信号の値をホールドする。すなわち、サンプルホールド回路61、62、63は、アナログ記憶装置としての機能を有する。
図7は、サンプルホールド回路の制御タイミングを示している。
図7に示されるように、CCDセンサ11から読み出された信号の1画素周期には、リセット部、フィードスルー部、及び、映像信号部が含まれる。SHP信号及びSHD信号がいずれもロー(L)のとき、CCDセンサ11から読み出された信号のリセット部となる。SHP信号がハイ(H)及びSHD信号がローのとき、CCDセンサ11から読み出された信号のフィードスルー部となる。SHP信号がロー(L)及びSHD信号がハイ(H)のとき、CCDセンサ11から読み出された信号の映像信号部となる。図7に示される制御タイミングにより、フィードスルー部と映像信号部のレベルがそれぞれ抽出される。
図8(a)は、代表的なサンプルホールド回路の構成図であり、図8(b)は、サンプルホールド回路における入出力信号を示している。
図8(a)に示されるように、サンプルホールド回路は、一般的にアナログスイッチ82とコンデンサ83で構成される。また、図8(b)に示されるように、アナログスイッチ82をオンにして入力信号をコンデンサ83に充電し(サンプルモード)、アナログスイッチ82をオフにしてコンデンサ83に充電された電圧を保持する(ホールドモード)。
入力バッファ81は、入力信号源に与える影響を軽減し、出力バッファ84は、負荷抵抗による放電を防止している。アナログスイッチ82をオンする時間、すなわちサンプリング時間は、入力信号をコンデンサ83に充電するために必要な時間である。サンプリング時間を充分確保することで、入力信号のランダムノイズ成分を積分により低減し、高い信号対雑音比の出力信号を得ることができる。
図9は、CCDセンサ11の一例として、インターライン型固体撮像素子の概略構成を示したものである。図9に示されるように、インターライン型固体撮像素子では、複数の画素がマトリクス状に配列されている。なお、図9のインターライン型固体撮像素子は、水平14画素、垂直10画素の画素数を有する。ただし、画素数はこれに限定されるものではない。
図9において、91は被写体からの光を受けて光電変換を行う感光画素である。92は感光画素を遮光したオプティカルブラック画素である。また、93は垂直電荷転送素子、94は水平電荷転送素子、95は出力部、及び、96は信号出力端子である。
画素の信号電荷は、読み出しパルスにより垂直電荷転送素子93に読み出される。垂直電荷転送素子93に読み出された信号電荷は、転送電極V1、V2、V3及びV4に加えられるそれぞれの4相駆動パルスφV1、φV2、φV3及びφV4により、水平電荷転送素子94の方向へ順に転送される。
水平電荷転送素子94は、垂直電荷転送素子93から転送されてきた水平1行分の信号電荷を、転送電極H1、H2に印加されるそれぞれの2相駆動パルスφH1、φH2により、順次出力部95に転送する。信号電荷は、2相駆動パルスφH1、φH2によって1画素分ずつ出力部95のフローティングキャパシタに転送される。また、1画素の信号がフローティングキャパシタから出力バッファに与えられて電圧信号に変換され、1画素単位の映像信号が信号出力端子96から順次出力される。フローティングキャパシタは、1画素の信号を出力するごとに、リセットパルスによりクリアされる。
このように、CCDセンサ11からの出力信号は、1画素ごとに、フローティングキャパシタのリセット動作により発生するリセット成分、リセットパルスの相関ノイズが重畳するフィードスルー部分、及び、映像信号部分を有する。CDS部52は、CCDセンサ11からの出力信号のうちフィードスルー部分のレベルと映像信号部分のレベルとの差分を求める。これにより、CDS部52は、相関ノイズ成分を映像信号から排除するノイズ除去回路として動作する。
次に、CCDフレキ10における水平駆動パルスパターン17の配線方法について説明する。
図1は、水平パルス駆動パターンが形成されたCCDフレキ10の模式図である。図1(a)は、CCDフレキ10の第1の面を示し、図1(b)は、CCDフレキ10の第1の面とは反対側の第2の面を示している。また、図1(c)は、CCDフレキ10の第1の面において、第2の領域のみを示したものである。
図1(a)〜(c)に示されるように、本実施例におけるCCDフレキ10は両面フレキである。すなわち、第1の面及び第1の面とは反対側の第2の面の両面に部品が実装され、パターンが形成されている。特に、CCDフレキ10において、CCDセンサ11の実装面と基板対基板コネクタ13の実装面は異なっている。CCDセンサ11は、CCDフレキ10の第1の面に実装されている。一方、基板対基板コネクタ13は、CCDフレキ10の第2の面に実装されている。
このため、CCDセンサ11と基板対基板コネクタ13との間を電気的に接続するために配線パターンを形成する場合、少なくとも一度は、スルーホール19などの配線変更部を介して配線パターン面を変更する必要がある。スルーホール19とスルーホール19の前後の配線パターンとの間で、インピーダンスの変化が生じる。このようなインピーダンスの変化は、不要輻射を発生させるノイズ源となりうる。
また、水平駆動パルスパターンは高速クロックのため、不要輻射を発生させる。このため、EMI(Electromagnetic Interference:電磁妨害)に対して悪影響を及ぼす可能性がある。また、水平駆動パルスパターンの近傍に電気的に不安定な金属部材がある場合、金属部材の影響を受け、水平駆動パルスパターンにノイズが生じる可能性がある。
CCDセンサ11からの出力信号は微弱な信号である。このため、信号出力パターンと水平駆動パルスパターンとのクロストークが懸念される。特に、このようなクロストークは、信号出力パターンと水平駆動パルスパターンが投影上重なっている場合、すなわちCCDフレキ10の両面において対向位置に配線される場合に顕著となる。このため、CCDフレキ10に形成される水平駆動パルスパターンは、CCDフレキ10に形成されるGNDパターン(接地パターン)によりガードされていることが望ましい。
このように、本実施例では、駆動信号パターンは、CCDセンサの水平駆動パルスパターンである。このため、駆動パルスパターンの中でも特に高速クロックである水平駆動パルスパターンに対向する位置にGNDパターン(接地パターン)18を形成するため、より効果的に、不要輻射の抑制や信号出力パターンとのクロストーク低減が可能となる。
デジタルカメラにおいてEMIの問題が生じた場合、開発の初期段階では、パターン変更や、コンデンサ及びコイルをノイズ発生源の配線に追加することなどにより対策を行うことが可能である。一方、開発の中期や後期にかけて問題が生じた場合には、パターン変更や実装部品の追加による対策が困難な場合が多い。このため、銅箔シートにラミネート加工を施したシールドシートや電波吸収体をノイズ発生源に貼り付けることにより対策が行われる。
近年のデジタルカメラにおいては、カメラ本体の薄型化の要望が強い傾向にある。このため、開発の中期や後期にEMIの問題が生じ、シールドシートや電波吸収体を追加する場合、デジタルカメラ内部の厚み方向に対するクリアランスが追加部品を想定していない場合が多い。このため、カメラ本体の厚みが大きくなる方向に対策部品を挿入できない可能性が高い。
その一方、カメラの縦方向や横方向は、LCDの大型化により比較的スペースに余裕があることが多い。このため、EMI対策部品は、デジタルカメラの光軸面と平行して追加することが望ましい。
以上のことから、本実施例では、EMIにおいてノイズの発生源となりうる水平駆動パルスパターン17のスルーホール19を、CCDフレキ10がカメラの光軸方向と平行である第2の領域に配置する。ここで、平行とは、光軸方向と厳密な意味で平行であることだけでなく、略平行であるものも含む概念である。これにより、EMI対策のため、水平駆動パルスパターン17のスルーホール19の部分にシールドシートや電波吸収体が必要になった場合、カメラ本体の厚み方向ではなく比較的クリアランスがあるカメラの横方向に挿入することが可能になる。
このように、本実施例において、スルーホールが形成されたCCDフレキの第2の領域は、撮像ユニットの光軸方向と平行に配置された平面である。このような構成によれば、不要輻射対策のためにシールドシートや電波吸収体をスルーホールに追加する際、追加部材は、光軸方向と平行な平面に追加される。このため、撮像装置の厚み方向を増やすことなく不要輻射対策を講じることが可能になる。
また、基板対基板コネクタ13を実装する部分からスルーホール19までの水平駆動パルスパターン17は、CCDフレキ10のカメラ内側の面(第2の面)を通るように形成される。また、水平駆動パルスパターン17が配線されている面とは反対の面において、水平駆動パルスパターン17と対向する位置(投影上重なる部分)にGNDパターン18を形成する。
ここで、本実施例では、CCDフレキ10とメイン基板20とを電気的に接続する際、嵌合タイプの基板対基板コネクタ13、23が用いられる。ただし、これに限定されるものではなく、FPCコネクタなどの他の接続部を用いることもできる。
接続部としてFPCコネクタを用いる場合は、CCDフレキ10をFPCコネクタに挿入する際、挿入口に対して手前に引く作業が生じる。このため、FPCコネクタを用いる場合、コネクタ端子部の近傍はCCDフレキ10の腰を抑える必要がある。そこで、コネクタ端子面と反対の面のパターンを無くし、カバーレイフィルムを開口することで、CCDフレキ10の総厚を小さくしている。
一方、本実施例のように、接続部として基板対基板コネクタ13、23用いる場合、CCDフレキ10の組付けの際に、コネクタに対し手前に引く作業が無い。このため、コネクタランド部の裏面までGNDパターン18を配線することが可能になる。これにより、スルーホール19からコネクタランド部までの水平駆動パルスパターン17において、水平駆動パルスパターンが配線される面とは反対の面で、対向する位置の全ての領域にGNDパターン18を形成することができる。その結果、水平駆動パルスパターン17からの不要輻射がGNDパターン18により確実にシールドされるため、カメラ前面から外部に放射されることをより効果的に防止することが可能になる。
このように、本実施例では、CCDフレキ10の接続部として、嵌合部を備えた基板対基板コネクタ13が用いられている。また、GNDパターン18は、スルーホール19を除いて、駆動信号パターンに対向する全ての部分に形成されている。このため、駆動パルスパターンが形成されている領域の全てをGNDパターンでガードでき、より効果的に、不要輻射の抑制や信号出力パターンとのクロストーク低減が可能になる。
また、CCDフレキ10のカメラ光軸方向と平行な平面に設けられたスルーホール19により配線面が変更された水平駆動パルスパターン17は、カメラの内側を通りCCDセンサ11に接続される。そして、スルーホール19からCCDセンサ11のランド部までの水平駆動パルスパターンに対し、水平駆動パルスパターン17の配線面とは反対側の面における水平駆動パルスパターン17と対向する位置の全ての領域に、GNDパターン18が形成される。
バックライトフレーム101は、小型化及び薄型化が要求されているデジタルカメラにおいては、ビス止め部を設けることが困難となり、シャーシ30に係止部を設け組み立てられることが多い。このため、シャーシ30とバックライトフレーム101の電気的な接続が安定せず、バックライトフレーム101が電気的に不安定な状態になる可能性がある。
このような状況においても、本実施例のように、水平駆動パルスパターン17とバックライトフレーム101の間に電気的に安定したGNDパターン18を設けることができる。このため、バックライトフレーム101から水平駆動パルスパターン17へのノイズの飛び込みを防止することが可能である。
また、水平駆動パルスパターン17のコネクタランド部からCCDセンサ11のランド部まで、対向位置となる全ての領域において、GNDパターン18でシールドされている。このため、微弱な信号出力パターンが水平駆動パルスパターンと重なることを防ぐことができる。これにより、信号出力パターンと水平駆動パルスパターンとのクロストークを低減することが可能になる。
次に、水平駆動パルスパターン17のスルーホール19にEMI対策部品を追加する場合について説明する。図10は、電波吸収体が設けられたCCDフレキの模式図である。
水平駆動パルスパターン17は、20〜50MHzの高周波矩形波である。このため、スルーホール19のような急激なパターン変化及びインピーダンス変化が生じる場所においては、高周波の信号がパターンに追従できない可能性がある。この結果、スルーホール19はノイズ発生源になることが多く、EMIが悪化することが考えられる。
このような場合、シールドシートや電波吸収体をノイズ発生源であるスルーホール19を覆うようにCCDフレキ10に貼り付けることで、不要輻射を防止することができる。本実施例では、図10に示されるように、水平駆動パルスパターン17のスルーホール19を全て覆うように電波吸収体102(シート部材)を貼り付ける。
このように、本実施例では、スルーホール19の周囲において、CCDフレキ10に電波を吸収するためのシート部材(電波吸収体102)が設けられている。このため、スルーホールからの不要輻射を抑制することが可能になる。
図11は、テレ状態での撮像ユニットを示す斜視図である。
図11に示されるように、撮像ユニット2からは、ズーム操作のテレ端位置で、ファインダのレンズ位置を調整するためのカムプレート110が回転し突出される。カムプレート110とCCDフレキ10に貼り付けた電波吸収体102がカムプレート110の突出方向において重なった位置に配置されると、ズーム操作時にカムプレート110と電波吸収体102が干渉する可能性が生じる。このため、テレ、ワイドの操作を繰り返すうちに、不具合を起こすおそれがある。したがって、シールドシートや電波吸収体が貼り付けられるスルーホール19の部分は、カムプレート110のようなカメラ使用時にポジションが変わり突出した状態になる部品と、突出方向において重ならない位置に配置されることが望ましい。
このように、本実施例の撮像ユニット2は、ズーム操作時に突出するカムプレート110のような部品を有する。そして、スルーホール19は、この部品の突出方向において、部品と重ならない位置に配置されている。このため、不要輻射対策のためにシールドシートや電波吸収体をスルーホールに追加する際、不要輻射対策部品をズーム操作時に突出される部品と干渉しない位置に配置することが可能になる。
以上の説明とおり、本実施例によれば、不要輻射の発生源となりうる高速クロックである撮像素子の駆動パルスパターンをGNDパターンでガードでき、不要輻射の抑制や信号出力パターンとのクロストーク低減が可能になる。また、駆動パルスパターンをGNDパターンでガードすることにより、駆動パルスパターンに周辺部品からのノイズが飛び込むことを抑制することが可能になる。
また、撮像素子の駆動パルスは20〜50MHzの高周波矩形波のため、スルーホールのような急激なパターン変化及びインピーダンス変化が生じる場所では、高周波の信号がパターンに追従できずにノイズ発生源になることが多い。このため、撮像素子が実装された平面に対し、折り曲げられた平面にスルーホールを設ける。これにより、CCDフレキを電子機器に適用する際、スルーホールを電子機器の外装から離れた位置に配置することが可能なため、不要輻射の抑制に繋がる。
また、不要輻射の発生源となりうる高速クロックである撮像素子の駆動パルスパターンを撮像装置の内側の面になるようにCCDフレキ上に配線することができる。このため、不要輻射が撮像装置外部に放射されるのを抑制することが可能である。
以上、本発明について、実施例を用いて具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施例では、一例としてデジタルカメラについて説明したが、本発明は、ビデオカメラを含む任意の撮像装置に適用することが可能である。
また、本実施例では、CCDフレキとメイン基板を接続する方法として、嵌合タイプの基板対基板コネクタを用いた。ただしこれに代えて、CCDフレキ側にパターンを露出した端子部を設け、メイン基板に実装されたFPCコネクタに挿入することにより電気的に接続することもできる。また、異方性導電フィルムを用いた接続方法を適用することも可能である。
本実施例における水平パルス駆動パターンが形成されたフレキシブルプリント配線板の模式図である。 本実施例におけるデジタルカメラの外観斜視図である。 本実施例におけるCCDセンサが実装されたフレキシブルプリント配線板の模式図である。 本実施例におけるデジタルカメラの分解斜視図である。 本実施例におけるデジタルカメラの画像入力部の構成図である。 本実施例におけるCDS部の基本構成図である。 本実施例におけるサンプルホールド回路の制御タイミングを示す図である。 (a)本実施例における代表的なサンプルホールド回路の構成図である。(b)サンプルホールド回路の入出力信号である。 本実施例におけるCCDセンサの一例を示す概略図である。 本実施例における電波吸収体が設けられたフレキシブルプリント配線板の模式図である。 本実施例におけるテレ状態での撮像ユニットを示す斜視図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮像ユニット
3 撮影レンズ鏡筒ユニット
4 ファインダユニット
5 AF補助光部
10 フレキシブルプリント配線板(CCDフレキ)
11 CCDセンサ
12 バッファ回路
13、23 基板対基板コネクタ
14 裏打ち
15 プレート
16a 第1の屈曲部
16b 第2の屈曲部
17 水平駆動パルスパターン
18 GNDパターン(接地パターン)
19 スルーホール
20 メインプリント配線板(メイン基板)
21 位置決め穴
22 貫通孔
24 IC
30 シャーシ
31 ビス穴
40 電池ボックス
41 位置決めダボ
52 相関2重サンプリング部(CDS部)
53 アナログ−デジタル変換部(ADC部)
54 デジタル信号処理部
55 CCDセンサ駆動部
61、62、63 サンプルホールド回路
64 差分増幅部
81 入力バッファ
82 アナログスイッチ
83 コンデンサ
84 出力バッファ
91 感光画素
92 オプティカルブラック画素
93 垂直電荷転送素子
94 水平電荷転送素子
95 出力部
96 信号出力端子
100 LCDユニット
101 バックライトフレーム
102 電波吸収体
110 カムプレート

Claims (5)

  1. 第1の面に撮像素子が実装され、前記第1の面とは反対側の第2の面にコネクタが実装されるフレキシブルプリント配線板を有する撮像装置であって、
    前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の面には、前記撮像素子に接続される第1の駆動信号パターンが形成されるとともに、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2の面には、前記コネクタに接続される第2の駆動信号パターンが形成されるパターンが形成され、
    前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の面にて、前記第2の駆動信号パターンと重なる部分に第1の接地パターンが形成されるとともに、前記フレキシブルプリント配線板の前記第2の面にて、前記第1の駆動信号パターンと重なる部分に第2の接地パターンが形成され、
    前記第1の駆動信号パターンと第2の駆動信号パターンとは、前記フレキシブルプリント配線板に形成されるスルーホールで接続され、
    前記スルーホールは、前記撮像装置の光軸と略平行となるように配置される領域に形成されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動信号パターンは、前記撮像素子の水平駆動パルスパターンであることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記コネクタは、嵌合部を備えた基板対基板コネクタであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記フレキシブルプリント配線板には、前記スルーホールの周囲において、電波を吸収するためのシート部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は光学処理を行う撮像ユニットを有するとともに、前記撮像ユニットは、ズーム操作時に突出する部品を有し、
    前記スルーホールは、前記部品の突出方向において、前記部品と重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
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