JP5124966B2 - レジストパターン形成法 - Google Patents
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Description
該保護層が、
(A)テトラフルオロエチレンとフッ素原子で置換されていないビニルエーテルとの共重合体である含フッ素重合体、および
(B)式(b):
の少なくとも1種の含フッ素重合体を含むことを特徴とする。
(A)テトラフルオロエチレン共重合体である含フッ素重合体、
(B)含フッ素アリルエーテルの単独重合体または共重合体である含フッ素重合体、および
(C)含フッ素(メタ)アクリレートの単独重合体または共重合体である含フッ素重合体
の少なくとも1種の含フッ素重合体を含む。
(A)テトラフルオロエチレン(TFE)共重合体である含フッ素重合体
パーフルオロオレフィンであるTFEを共重合成分として含むことにより、撥水性や透明性が向上する。
(a1)フッ素原子で置換されていてもよいビニルエーテル、
(a2)フッ素原子で置換されていてもよいアリルエーテル、
(a3)フッ素原子で置換されていてもよいオレフィン、および
(a4)フッ素原子で置換されていてもよい環状単量体
の少なくとも1種であることが好ましい。
(a1−1)CH2=CHOR3、
(a1−2)CH2=CHORf、
(a1−3)CF2=CFORf
(R3は1価のフッ素原子を含まない有機基;Rfは1価の含フッ素有機基)などがあげられる。
CH2=CH−O−S−Y
(式中、Sは炭素数2〜40の2価の炭化水素基または炭素数2〜100のエーテル結合を有する2価の炭化水素基;YはH、FまたはOH)の非フッ素系ビニルエーテルがあげられる。この非フッ素系ビニルエーテル(a1−1)は、撥水性を保ちつつ溶剤に対する溶解性を含フッ素重合体(A)に付与し得る。
CH2=CHO−Rf1
(式中、Rf1は炭素数1〜40の含フッ素アルキル基または炭素数2〜100のエーテル結合を有する含フッ素アルキル基)で表される含フッ素ビニルエーテルがあげられる。この含フッ素ビニルエーテル(a1−2)はTFEとの共重合性が高く、含フッ素重合体(A)に撥水性、耐水性、防水性を付与できる点で好ましい。
CF2=CF−O−Rf2−Y
(式中、Rf2は炭素数1〜40の2価の含フッ素アルキレン基または炭素数2〜100のエーテル結合を有する2価の含フッ素アルキレン基;YはH、FまたはOH)で表される含フッ素ビニルエーテルがあげられる。この含フッ素ビニルエーテル(a1−3)はTFEとの共重合性が高く、含フッ素重合体(A)にさらに高い撥水性、耐水性、防水性を付与できる点で好ましい。
(a2−1)CH2=CHCH2OR4、
(a2−2)CH2=CHCH2ORf、
(a2−3)CF2=CFCF2ORf
(R4は1価のフッ素原子を含まない有機基;Rfは1価の含フッ素有機基)などがあげられる。
CH2=CHCH2OR5
(式中、R5は炭素数1〜20の炭化水素基)で示されるアリルエーテルがあげられる。このアリルエーテル(a2−1)は、撥水性を保ちつつ溶剤に対する溶解性を含フッ素ポリマー(A)に付与できる点で好ましい。
CH2=CHCH2OCH3、CH2=CHCH2OCH2CH3、CH2=CHCH2OC6H11、CH2=CHCH2OC(=O)CH3などがあげられる。
CH2=CHCH2O−Rf3
(式中、Rf3は炭素数1〜40の含フッ素アルキル基または炭素数2〜100のエーテル結合を有する含フッ素アルキル基)で表される含フッ素アリルエーテルがあげられる。この含フッ素アリルエーテル(a2−2)は、撥水性、耐水性、防水性を付与できる点で好ましい。
CH2=CFCF2O−Rf4−Y3
(式中、Rf4は炭素数1〜40の2価の含フッ素アルキレン基または炭素数2〜100のエーテル結合を有する2価の含フッ素アルキレン基;Y3はH、F、CH2OHまたはOH)で表される含フッ素アリルエーテルがあげられる。この含フッ素アリルエーテル(a2−3)は、撥水性、透明性、耐水性、防水性を付与できる点で好ましい。
(a4−1)フッ素原子を含まない単環系単量体、
(a4−2)フッ素原子を含む単環系単量体、
(a4−3)フッ素原子を含まない複環系単量体、
(a4−4)フッ素原子を含む複環系単量体
などがあげられる。
CH2=CRaCOORb
(式中、RaはH、CH3、F、CNまたはCF3;Rbはメチル、エチル、プロピル、t−ブチルなどの非フッ素系の炭素数1〜12のアルキル基)で示される(メタ)アクリレート(a5−1)があげられる。
(B)含フッ素アリルエーテル(b)の単独重合体または共重合体である含フッ素重合体
含フッ素アリルエーテルとして好ましいものは、式(b):
(C)含フッ素(メタ)アクリレートの単独重合体または共重合体である含フッ素重合体
この含フッ素(メタ)アクリレート重合体(C)は、撥水性が高い点で優れている。
−(Z)m−Rf
(Rfは炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のフルオロアルキル基、または繰返し単位−C3F6O−、−C2F4O−および−CF2O−よりなる群から選ばれた少なくとも1種を1〜200個有する末端がH、Fまたは−CH2OHであるフルオロエーテル基;Zは酸素原子を有していてもよい炭素数1〜10の2価の脂肪族基、酸素原子を有していてもよい炭素数6〜10の2価の環状脂肪族基、−CH2CH2N(R2)SO2−基(R2は炭素数1〜4のアルキル基)、−CH2CH(OY2)CH2−基(Y2は水素原子またはアセチル基)、または−(CH2)pSO2−基(pは1〜10の整数);mは0または1)で示されるエステル部分(Q2)があげられる。このエステル部分(Q2)を含むことにより、撥液性、特に撥水性が向上する。
液浸法で使用されるエネルギー線(あるいは化学放射線)としては、例えばg線(436nm波長)、i線(365nm波長)、KrFエキシマレーザー光(248nm波長)、ArFエキシマレーザー光(193nm波長)などがあげられ、なかでもArFエキシマレーザー光(193nm波長)において、液浸露光の高解像化効果がより発揮される。
液浸法では、液浸液体へのレジスト組成物の溶出を防ぐ目的で保護層が設けられているため、当然ながら保護層組成物が液浸液体へ溶け出すことは許されない。純水に不溶な組成物を用いることが望まれる。
基板にフォトレジスト組成物を回転塗布法等によって10〜5000nm、好ましくは50〜1000nm、より好ましくは100〜500nmの膜厚で塗布する。
ついで150℃以下、好ましくは80〜130℃の所定の温度でプリベーク処理を行って、フォトレジスト層を形成する。
乾燥後のフォトレジスト層上に、前述の含フッ素重合体(A)〜(C)を含むコーティング組成物を回転塗布法等によって塗布する。ついで、必要に応じてプリベークを行ない、保護層を形成する。
プリベークは、保護層中の残留溶剤を蒸発させ、さらに均質な薄層被膜を形成するために適宜、条件選択される。たとえばプリベーク温度は室温〜150℃の範囲内から選ばれ、好ましくは40〜120℃、より好ましくは60〜100℃である。
つぎに基材とフォトレジスト層と保護層とからなるレジスト積層体の上に、所望のパターンを有するマスクおよび露光用の縮小投影レンズを介して、エネルギー線を照射し、フォトレジスト層の特定の領域を選択的に露光することによってパターン描画を行う。
露光されたレジスト積層体の保護層を溶剤によって溶解除去する。ここで使用する溶剤は、保護層形成用のコーティング組成物の溶剤と同じであっても異なっていてもよい。
ついで保護層が除去されたフォトレジスト層に対して現像液で現像処理を行うと、フォトレジスト層の未露光部分は現像液に対する溶解性が低いため基板上に残存するが、一方、上述したように露光領域は現像液に溶解する。
NMR測定装置:BRUKER社製
1H−NMR測定条件:300MHz(テトラメチルシラン=0ppm)
19F−NMR測定条件:282MHz(トリクロロフルオロメタン=0ppm)
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により、東ソー(株)製のGPC HLC−8020を用い、Shodex社製のカラム(GPC KF-801を1本、GPC KF-802を1本、GPC KF-806Mを2本直列に接続)を使用し、溶媒としてテトラハイドロフラン(THF)を流速1ml/分で流して測定したデータより算出する。
水平に置いた基板にマイクロシリンジから、水の場合は10〜50μL滴下し、基板を毎秒2°の速度で傾斜させ、液滴が転落し始めるまでを、ビデオマイクロスコープで動画として記録した。その動画を再生し、液滴が転落し始める基板の角度を転落角とした。その時の液滴の進行方向の対水接触角を前進角、逆の方向の対水接触角を後退角とした。
シリコン基板に製造例でそれぞれ得た各コーティング組成物をスピンコーターを用い乾燥後の膜厚が100nmとなるように調整しながら塗布した。塗布後100℃で5分間焼成し、透明な被膜を作製した。これを分光エリプソメーターJ.A.Woollam社製EC−400、M−2200Dを用いて測定した。
試料(重合体)20mgと溶剤1mlとをサンプル管の中で混合し、その溶解状態(溶解性)を目視で判定する。
○:濁りも不溶物もなく透明(完全に溶解)
△:濁りがあるか不溶物が一部残存または膨潤する(一部溶解)
×:殆ど溶解しない(不溶)
バルブ、圧力ゲージおよび温度計を備えた100mlのオートクレーブに2−ノルボルネンの5.6g、HCFC−141bの40ml、ビス(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート(以下、「TCP」と略す)0.3gを入れ、ドライアイス/メタノール液で冷却しながら系内を窒素ガスで充分置換した。ついでバルブよりテトラフルオロエチレン(以下、「TFE」と略す)12.0gを仕込み、40℃にて18時間浸とうして反応させた。反応の進行と共にゲージ圧は反応前の0.96MPaG(9.8kgf/cm2G)から0.93MPaG(9.5kgf/cm2G)まで低下した。
GPC分析により数平均分子量は3400であった。
100mlのオートクレーブにシクロペンテン:
シクロペンテンに代えてシクロヘキシルビニルエーテル:
攪拌装置および温度計を備えた100mlのガラス製四つ口フラスコに、パーフルオロ−(6,6−ジハイドロ−2−トリフルオロメチル−3−ジオキサ−5−ノネン酸)メチル:
GPC分析による数平均分子量は16,000であった。
合成例5においてパーフルオロ−(6,6−ジハイドロ−2−トリフルオロメチル−3−ジオキサ−5−ノネン酸)メチルに代えて、(1,1,12,12−テトラハイドロ−2,5,8−トリストリフルオロメチル−3,6,9−トリオキサ−11−ノネノール):
GPC分析による数平均分子量は22,000であった。
合成例5においてパーフルオロ−(6,6−ジハイドロ−2−トリフルオロメチル−3−ジオキサ−5−ノネン酸)メチルに代えて、(6,6,2−トリハイドロ−3−オキサ−5−ノネン):
GPC分析による数平均分子量は55,000であった。
合成例5においてパーフルオロ−(6,6−ジハイドロ−2−トリフルオロメチル−3−ジオキサ−5−ノネン酸)メチルに代えて、パーフルオロ−(12,12,2−トリハイドロ−5,8−トリフルオロメチル−3,6,9−ジオキサ−11−ノネン):
GPC分析による数平均分子量は25,000であった。
バルブ、圧力ゲージおよび温度計を備えた100mlのオートクレーブにパーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネノール):
還流冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌装置を備えた四つ口フラスコ中に含フッ素単量体:CH2=CFCOOCH2CH2C4F9(以下。「α−FPr」と略す)を100g、C3HF5Cl2(HCFC−225)を400g入れ、50℃に加熱後、30分間窒素気流下で撹拌した。これに2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.5gを添加し、18時間重合した。反応液中の残存モノマーをガスクロマトグラフィーにより分析することよって、重合率が95%以上であることを確認した。得られた反応液をメタノールで沈殿、真空乾燥して、含フッ素重合体を単離した。得られた含フッ素重合体の分子量をGPCで測定すると、重量平均分子量は21,000(ポリスチレン換算)であった。
合成例10のα−FPrに代えて、CH2=CClCOOCH2CH2C4F9(以下、「α−ClPr」と略す。合成例11)、CH2=CHCOO(CH2)3SO2C4F9(以下、「SO2Pr」と略す。合成例12)およびCH2=CHCOOCH2CH2C4F9(以下、「α−HPr」と略す。合成例13)を用いて、合成例10と同様にして含フッ素重合体を合成した。重量平均分子量は、それぞれ16,000(合成例11)、9,000(合成例12)および15,000(合成例13)であった。
合成例1〜14でそれぞれ得た含フッ素重合体の以下の溶剤への溶解性を調べた。結果を表1に示す。
溶剤1:C6H14
溶剤2:C3HF5Cl2(HCFC−225)
溶剤3:CH3CH(OH)CH3(IPA)
溶剤4:HCF2CF2CH2OH
溶剤5:HCF2CF2CF2CF2CH2OH
溶剤6:C5H3F7
溶剤7:(C4F9)3N
溶剤10:CF3CF2CF2CF2OCH3
溶剤11:CF3CF2CF2CF2OCH2CH3
溶剤12:純水
溶剤13:標準現像液(2.38重量%濃度のテトラメチルアンモニウムヒドロキサイド水溶液)
合成例1〜7および9〜14でそれぞれ得た各含フッ素重合体を表2に示す溶剤に5重量%濃度となるように溶解した後、孔径0.2μmサイズのフィルターで濾過して均一な塗布用組成物を得た。
コーティング
MgF2の基板上に、製造例1〜14でそれぞれ得た各コーティング組成物をスピンコーターを用い乾燥後の膜厚が100nmとなるように調整しながら塗布した。塗布後100℃で5分間焼成し、透明な被膜を作製した。
シリコンウェハ基板(信越化学工業(株)製)に、スピンコーターで製造例1〜14のコーティング組成物を乾燥膜厚が100nmとなるように1500rpmで1分間の条件でスピンコートした後乾燥して保護層を形成した。
Claims (1)
- 基材上にフォトレジスト層と保護層とを有するレジスト積層体の該保護層上に液浸露光用液体を配置し、該液浸露光用液体と保護層を介してフォトレジスト層を選択的に露光した後、該保護層を除去し、ついでフォトレジスト層を現像液で処理してレジストパターンを形成する液浸法によるレジストパターン形成方法において、
該保護層が、
(A)テトラフルオロエチレンとフッ素原子で置換されていないビニルエーテルとの共重合体である含フッ素重合体、および
(B)式(b):
(式中、Y1はH、CF3、−CH2OH、−CH2ORまたは−COOR(Rはフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基);nは0、1または2)で示される含フッ素アリルエーテルの単独重合体または共重合体である含フッ素重合体
の少なくとも1種の含フッ素重合体を含むことを特徴とする液浸法によるレジストパターン形成方法。
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