本発明の実施の一形態(第一の実施の形態)について、図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態で紹介する商品情報表示システム101は、複数種類の商品情報を表示できる長尺の表示部にタッチパネルを積層配置した商品情報表示装置を備えて構成される。そして、商品情報表示装置のタッチパネルをタッチ指定することで、表示部に表示されている商品情報のうちタッチ指定座標に対応する商品情報の変更が可能である。
図1は、商品情報表示システム101の全体を示す外観斜視図である。店舗の商品売場には、図1に示すような、商品陳列棚102が設置されている。商品陳列棚102は、複数種類の商品103を載置可能な陳列台104と、陳列台104の奥側端に立設する背板105と、背板105の最上端から商品陳列棚102の前方に突出する天井板106と、商品陳列棚102の側面をなす一対の側板107とにより構成されている。商品陳列棚102の前方は開口しており、その内部には陳列台104と背板105と天井板106と一対の側板107とに囲まれる商品陳列空間108が形成されている。
陳列台104の上面には、商品情報表示装置111がその表示面を正面に向けて立設されている。また、陳列台104の右側面には、RFIDリーダ114が取り付けられている。また、陳列台104の内部には、マイクロコンピュータ151(図3参照)が収納されている。商品情報表示装置111とRFIDリーダ114とマイクロコンピュータ151は、商品情報表示システム101を構成している。
商品情報表示装置111の後方には、仕切板109が配置されている。仕切板109は、陳列台104の上面に、商品陳列空間108を五等分するように側板107と平行に四枚突設されている。四枚の仕切板109によって仕切られることにより、陳列台104の上面には、商品103を種類別に陳列可能な五列の商品載置列110が形成される。図1中、陳列台104の上面の最も左側には、ハンドクリームが陳列される第1商品載置列110aが形成されており、それより右側には、化粧水が陳列される第2商品載置列110b、洗顔クリームが陳列される第3商品載置列110c、口紅が陳列される第4商品載置列110d、化粧落としが陳列される第5商品載置列110eが順次形成されている。なお、図1に示す例では、第2商品載置列110bに陳列されるべき化粧水は売り切れとなっている。そのため、図1中、第2商品載置列110bには何も陳列されていない。
商品情報表示装置111は、表示部としての役割を果たす長尺の矩形形状の液晶表示方式の表示パネル112の表示面に、入力部としての役割を果たすタッチパネル113が積層配置されて構成され、商品陳列空間108の幅一杯に設けられている。表示パネル112の表示面には、各商品載置列110に対応する位置に五つの商品情報表示領域117が予め設定されている。そして、それぞれの商品情報表示領域117には、各商品載置列110に陳列される商品103に関する、商品名や販売価格等を示す商品情報118が表示される。
図1中、第1商品載置列110a〜第5商品載置列110eのそれぞれに対応する商品情報表示領域117には、商品情報118として、「ハンドクリーム ¥900−」、「化粧水 ¥1,800−」、「洗顔クリーム ¥1,280−」、「口紅 ¥1,680−」、「化粧落とし ¥3,200−」が表示されている。さらに、第2商品載置列110bに対応する商品情報表示領域117には、商品103(化粧水)に関する情報を示す特殊情報125が表示されている。特殊情報125とは、商品陳列棚102に陳列されている商品103に関する情報を示すための画像である。本実施の形態の商品情報表示システム101では、特殊情報125として売切情報119が採用されている。売切情報119は、左下から右上にのびる矩形図形の内部に「売り切れ」というテキストが描かれて構成される画像である。この売切情報119は、マイクロコンピュータ151の行う処理によって、商品情報118の上層にレイヤ合成された状態で、商品情報118とともに表示される。
RFIDリーダ114は、店員が所持している認証カード115に埋設されたRFIDタグ116とRFID通信を実行し、RFIDタグ116に記憶されている管理者情報を読み取って情報処理部としてのマイクロコンピュータ151に入力する。マイクロコンピュータ151は、管理者情報が入力された場合、表示パネル112の表示内容を変更する権限の認証がなされたとして、商品情報表示装置111を通常モードから変更モードにモード設定する。すなわち、RFIDリーダ114は、認証部としての役割を果たす。通常モード及び変更モードについては、図2に基づいて説明する。
図2は、商品情報表示装置111の表示内容を切り替える操作の手順を示す説明図である。商品情報表示装置111を構成する表示パネル112の表示面には、上下左右のいずれの端部にマージンを設けた上で、商品情報表示領域117を規定する横並び方向に並ぶ五つの矩形罫線120が描かれている。表示パネル112の表示面における上下左右の端部のマージンは、商品情報表示装置111のモードを示すモード表示部121となっている。モード表示部121は、商品情報表示装置111が変更モードにモード設定されている場合には緑色に表示されており(図2(b)〜(d)、(f))、商品情報表示装置111が通常モードに設定されている場合には白色に表示されている(図2(a)、(e))。ここで、変更モードとは、タッチパネル113のタッチ指定することで表示パネル112の表示内容を変更できる状態のことをいう。また、通常モードとは、タッチパネル113をタッチ指定しても表示パネル112の表示内容が変更されない状態をいう。
商品情報表示装置111は、電源投入時には通常モードに設定されている(図2(a))。この状態で、認証カード115がRFIDリーダ114にかざされると、RFIDリーダ114は、RFIDタグ116に記憶されている管理者情報を読み取り、この読取によって商品情報表示装置111の表示内容を変更する権限を有する者であるという認証が成立し、商品情報表示装置111は変更モードにモード設定される(図2(b))。
変更モードにモード設定されている状態で、一の商品情報表示領域117がタッチ指定された場合(図2(b))、その商品情報表示領域117には、表示内容を選択決定するためのポップアップメニュー122が表示される(図2(c))。ポップアップメニュー122には、メニュー項目としての複数のメニューボタン122aが含まれている。メニューボタン122aとは、図2(c)に示す、商品情報表示領域117に商品情報118のみを表示させるための通常表示ボタン123、及び、商品情報表示領域117に商品情報118とともに売切情報119を表示させるための売切情報表示ボタン124である。ここで、通常表示ボタン123がタッチ指定された場合、商品情報表示領域117の表示内容は、商品情報118のみが表示される通常表示となる(図2(b))。また、売切情報表示ボタン124がタッチ指定された場合、商品情報表示領域117の表示内容は、商品情報118とともに売切情報119が表示される特殊表示となる(図2(d))。なお、商品情報表示領域117の表示内容の変更は、個々の商品情報表示領域117で別個独立に行われる。例えば、図2(c)に示すように「化粧水」に対応する商品情報表示領域117にポップアップメニュー122が表示されている状態で「口紅」に対応する商品情報表示領域117の部分がタッチ指定された場合、この「口紅」に対応する商品情報表示領域117にはポップアップメニュー122が表示されることになる(図2(f))。
商品情報表示装置111の表示内容の変更後、再び認証カード115がRFIDリーダ114にかざされると、商品情報表示装置111は通常モードにモード設定され(図2(e))、これ以降にタッチパネル113をタッチ指定してもポップアップメニュー122が表示されたり表示パネル112の表示内容が変更されたりすることはなくなる。
図3は、商品情報表示システム101の電気的構成を示すブロック図である。商品情報表示システム101は、情報処理部としてのマイクロコンピュータ151を備える。151は、演算処理を実行するCPU152とデータを固定的に記憶するROM153とデータを書換自在に記憶するRAM154とを備えて構成されている。マイクロコンピュータ151は、各種の入出力回路(図示せず)を介して、表示パネル112とタッチパネル113とRFIDリーダ114と通信インタフェイス155とに接続し、これら各部を駆動制御する。通信インタフェイス155は、店舗内に配設されるLANネットワークに接続する他の情報処理機器とマイクロコンピュータ151とのデータ通信を実現する。
また、マイクロコンピュータ151は、データを書換自在に記憶する不揮発性のフラッシュメモリ156にも接続している。フラッシュメモリ156には、商品コードに商品名や商品単価等の商品情報を対応付けて格納している商品データファイルF1と、売切情報119やポップアップメニュー122を構成する通常表示ボタン123及び売切情報表示ボタン124等の各種の画像を格納している画像ファイルF2とが記憶されている。さらに、フラッシュメモリ156には、OS、ドライバ、アプリケーションプログラムをはじめとする各種のプログラムも記憶されている。このアプリケーションプログラムには、マイクロコンピュータ151が実行するモード切替処理(図4参照)及び表示切替処理(図5参照)の処理内容も記述されている。マイクロコンピュータ151は、機器の起動時にOS、ドライバ、アプリケーションプログラムの全部又は一部をRAM154に読込み、これらのプログラムの記述に従った処理を実行する。
図4は、モード切替処理の流れを示すフローチャートである。マイクロコンピュータ151は、機器の起動中、モード切替処理を実行し、RFIDリーダ114が認証カード115のRFIDタグ116に記憶されている管理者情報を読み取ることを待機している(ステップS101)。なお、電源投入時におけるマイクロコンピュータ151は、通常モードにモード設定されている。RFIDリーダ114が管理者情報を読み取ったと判定した場合(ステップS101のY)、マイクロコンピュータ151は、通常モードから変更モードにモード設定する(ステップS102)。ステップS102では、マイクロコンピュータ151は、表示パネル112を制御して、モード表示部121の表示を白色から緑色に変化させる処理も実行する。ステップS102の処理に続き、マイクロコンピュータ151は、次に述べる表示切替処理に処理を移行する。
図5は、表示切替処理の流れを示すフローチャートである。マイクロコンピュータ151は、機器の起動中、表示切替処理を実行している。表示切替処理は、マイクロコンピュータ151が変更モードにモード設定していることを前提とする。このモード設定状態で、マイクロコンピュータ151は、タッチパネル113に対するタッチ指定及びRFIDリーダ114の管理者情報の読取のいずれかを待機している(ステップS201〜ステップS202)。
ステップS201〜ステップS202において、タッチパネル113に対するタッチ指定があったと判定した場合(ステップS201のY)、マイクロコンピュータ151は、タッチ指定座標に対応する表示パネル112の表示に応じた処理を実行する。より詳細には、ポップアップメニュー122が表示されていない商品情報表示領域117がタッチ指定されたと判定した場合(ステップS203のY)、マイクロコンピュータ151は、その商品情報表示領域117にポップアップメニュー122(図2参照)を表示して、処理をステップS201に戻す。これに対し、すでに表示されているポップアップメニュー122に含まれる売切情報表示ボタン124がタッチ指定されたと判定した場合(ステップS203のN、ステップS205のY)、マイクロコンピュータ151は、タッチ指定座標に対応する商品情報表示領域117に表示されているポップアップメニュー122を消去した上で、そこに、商品情報118とともに売切情報119を表示し(ステップS206)、処理をステップS201に戻す。これに対し、すでに表示されているポップアップメニュー122に含まれる通常表示ボタン123がタッチ指定されたと判定した場合(ステップS203のN、ステップS205のN)、マイクロコンピュータ151は、タッチ指定座標に対応する商品情報表示領域117に表示されているポップアップメニュー122を消去した上で、そこに、商品情報118のみを表示して(ステップS207)、処理をステップS201に戻す。
一方、ステップS201〜ステップS202において、RFIDリーダ114が管理者情報を読み取ったと判定した場合(ステップS201のN、ステップS202のY)、マイクロコンピュータ151は、商品情報表示装置111を変更モードから通常モードにモード設定する(ステップS208)。ステップS208では、マイクロコンピュータ151は、表示パネル112を制御して、モード表示部121の表示を緑色から白色に変化させる処理も実行する。
ステップS208の処理を実行した後、マイクロコンピュータ151は、モード切替処理(図4参照)に処理を移行する。
以上に述べたように構成される本実施の形態の商品情報表示システム101では、認証カード115による認証の成立した場合にのみ、タッチパネル113に対するタッチ指定によって、商品情報表示装置111に表示されている表示内容を、商品情報118のみを表示する通常表示から、商品情報118とともに特殊情報としての売切情報119を表示する特殊表示に切り替えることが可能になる。このため、店舗の店員は、個々に認証カード115を所持し、商品陳列棚102に陳列されている商品103の状況を見て必要に応じてRFIDリーダ114に認証カード115をかざすことで、商品情報表示装置111に表示されている商品情報118の表示を素早く変更することができる。また、本実施の形態の商品情報表示システム101では、認証カード115を所持していない店員以外の者(例えば、顧客)では、商品情報表示装置111を変更モードにモード設定することができないため、商品情報表示装置111に表示されている商品情報の表示を変更することができない。
商品情報表示装置111に表示されている表示内容を変更する操作の一例を以下に示す。店員は、商品載置列110a〜110eの中のある一列に陳列されていた商品103がなくなった場合、認証カード115をRFIDリーダ114にかざして、商品情報表示装置111を通常モードから変更モードにモード設定する。店員は、変更モードにモード設定されたかどうかを、表示パネル112を縁取っているモード表示部121が緑色に表示されたことによって知ることができる。変更モードにモード設定されたことを確認した後に、店員は、商品103が無くなった商品載置列(110a〜110eのいずれか一列)に対応する商品情報表示領域117をタッチ指定する。このタッチ指定によって、タッチ指定座標に対応する商品情報表示領域117には、ポップアップメニュー122が表示される。続いて、店員は、ポップアップメニュー122に含まれる売切情報表示ボタン124をタッチ指定する。このタッチ指定によって、タッチ指定された商品情報表示領域117には、商品情報118とともに売切情報119が表示される。また、売切情報119が表示されている商品情報表示領域117をタッチ指定した場合、そのタッチ指定された商品情報表示領域117にはポップアップメニュー122が表示される。そして、店員は、表示されたポップアップメニュー122に含まれる通常表示ボタン123をタッチ指定することにより、一旦表示した売切情報119を表示させなくして商品情報118のみの表示にすることができる。
このように、本実施の形態の商品情報表示システム101によれば、店員は、(1)タッチパネル113をタッチ指定して売切情報119を表示させたい商品情報表示領域117にポップアップメニュー122を表示させ、続けて、(2)売切情報表示ボタン124をタッチ指定する、というタッチ指定を二回行うという操作を行い、素早く商品情報表示領域117に売切情報119を表示させることができる。また、店員は、売切情報119を表示させたい全ての商品情報表示領域117について売切情報119を表示させた後、認証カード115をRFIDリーダ114にかざし、商品情報表示装置111を通常モードにモード設定することで、売切情報119の表示切替を確定することができる。そして、これ以降タッチパネル113がタッチされても、商品情報表示装置111に表示されている表示内容が変更されることはない。
また、本実施の形態では、売切情報119は商品情報118とともに表示されるため、売り切れていない状態を示す画像と売り切れている状態を示す画像とを各商品103についてそれぞれ用意する必要がない。
なお、本実施の形態(第一の実施の形態)に対する別の実施の形態として、RFIDリーダ114の代わりにテンキーを設け、モード切替処理(図4参照)中、予め定められた暗証番号が入力された場合に認証が成立したとして通常モードから変更モードにモード設定されるようにしてもよい。また、RFIDリーダ114の代わりに店員のみが所有する鍵を用いてその鍵が挿入された場合にのみ回すことができるスイッチを設け、モード切替処理(図4参照)中、スイッチが回された場合に認証が成立したとして通常モードから変更モードにモード設定されるようにしてもよい。そして、商品情報表示装置111を変更モードから通常モードにモード設定する処理(図5のステップS208)は、認証カード115による認証が成立した場合の他にも、このような暗証番号の入力や鍵によるスイッチの回動をトリガにしてもよいし、変更モードにモード設定された時点から所定時間(例えば、10秒間)が経過した時点で通常モードにモード設定されるようにしてもよい。
次いで、本発明の別の実施の形態(第二の実施の形態)について、図6に基づいて説明する。この場合、第一の実施の形態と同一の部分は同一の符号を用い、説明も省略する。本実施の形態の商品情報表示システム101では、ポップアップメニュー122は表示されず、商品情報表示領域117をタッチすることにより売切情報119の表示非表示が切り替わる。
図6は、表示切替処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態の商品情報表示システム101において行われる表示切替処理では、タッチパネル113に対するタッチ指定があった場合(ステップS201のY)、タッチ指定された商品情報表示領域117に売切情報119が表示されていない場合には売切情報119が商品情報118とともに表示される特殊表示に切り替え、売切情報119が表示されている場合にはその売切情報119が消えて商品情報118のみが表示される通常表示に切り替える、切替処理が行われる(ステップS209)。
本実施の形態の商品情報表示システム101によれば、タッチパネル113を一回タッチするだけで売切情報119が表示されるため、店員は、第一の実施の形態の商品情報表示システム101よりもさらに素早く、商品情報表示システム101の表示を変更できるようにすることができる。
次いで、本発明のさらに別の実施の形態(第三の実施の形態)について、図7に基づいて説明する。この場合、第一の実施の形態と同一の部分は同一の符号を用い、説明も省略する。本実施の形態の商品情報表示システム101では、商品情報表示領域117をタッチ指定することによって売切情報119の表示非表示を切り替えるのみならず、商品陳列棚102に陳列される商品103に関する様々な特殊情報を切り替え表示することができる。
図7は、商品情報表示装置111の表示内容を切り替える操作の手順を示す説明図である。本実施の形態の画像ファイルF2には、図7(b)〜(i)に示す各種の特殊情報125が格納されている。本実施の形態において、特殊情報125には、注意情報126と、割引情報127と、非売品情報128と、販売期間限定情報129と、店舗メッセージ情報130と、価格相談指示情報131と、売切情報119とが含まれている。ここで、注意情報126は、商品103の使用上の注意を促す画像である。また、割引情報127は、商品価格が割引になることを示す画像である。また、非売品情報128は、商品103が非売品であることを示す画像である。また、販売期間限定情報129は、販売期間限定商品であることを示す画像である。また、店舗メッセージ情報130は、店舗からのメッセージを示す画像である。また、価格相談指示情報131は、店員に商品価格を尋ねるよう促す画像である。
また、本実施の形態において、商品情報118のみが表示されている商品情報表示領域117(図7(a))に対してタッチパネル113からのタッチ指定がなされると、この商品情報表示領域117には、縦四行横二列のメニューボタン122aで構成されたポップアップメニュー122が表示される。これらのメニューボタン122aは、図7(b)に示すように、注意情報126を表示させるための注意情報表示ボタン132、割引情報127を表示させるための割引情報ボタン133、非売品情報128を表示させるための非売品情報ボタン134、販売期間限定情報129を表示させるための販売期間限定情報ボタン135、店舗メッセージ情報130を表示させるための店舗メッセージ情報ボタン136、価格相談指示情報131を表示させるための価格相談指示情報ボタン137、売切情報119を表示させるための売切情報表示ボタン124、及び、商品情報118のみを表示させるための通常表示ボタン123である。なお、これらのメニューボタン122aも、画像ファイルF2に格納されている。そして、タッチパネル113から商品情報表示領域117に表示されたポップアップメニュー122に対するタッチ指定がなされた場合、図7(c)〜(i)に示すように、タッチ指定座標に対応する商品情報表示領域117に表示されている商品情報118とともに、タッチ指定されたメニューボタン122aに対応する特殊情報125が表示される。
なお、図7(d)中、商品情報表示領域117の右上には、上から順に、割引率設定ボタン138、均一価格設定ボタン139が表示されている。割引率設定ボタン138がタッチ指定された場合、図7(d)に示されている割引情報127の数値は、所定間隔で変化する。このため、割引率設定ボタン138を繰り返しタッチ指定することで、割引情報127に表示される割引率を変化させることができる。また、割引情報ボタン133がタッチ指定された場合、商品情報表示領域117には、図7(d)に示されている「10%OFF!」というような割引情報127の代わりに、「100円均一」というような均一価格で販売を行うことを示す画像(図示せず)が表示される。
また、図7(f)中、商品情報表示領域117の右上には、期間切替ボタン140が表示されている。この期間切替ボタン140がタッチ指定された場合、図7(f)に示されている販売期間限定情報129の表示は、「日替わり情報」、「週替わり商品」、「今月の一押し商品」の順に循環して切り替わる。
本実施の形態の商品情報表示システム101によれば、商品陳列棚102に陳列された商品情報118が売り切れた場合だけでなく、予め設定しておいた各種のメッセージを商品情報表示装置111に表示したい場合などの特殊な事情が生じた場合にも、タッチパネル113をタッチ指定するだけで簡単に商品情報表示装置111の表示内容を変更することができる。
なお、本実施の形態(第三の実施の形態)に対する別の実施の形態として、表示切替処理(図5参照)中、一旦ある商品情報表示領域117内で一のメニューボタン122a(例えば、価格相談指示情報ボタン137)がタッチ指定された後に別の商品情報表示領域117がタッチ指定された場合、マイクロコンピュータ151は、ポップアップメニュー122を表示することなく、最後にタッチ指定されたメニューボタン122aに対応する特殊情報125(この場合、価格相談指示情報131)を表示させるようにしてもよい。このようにすることで、複数の商品情報表示領域117に同一の特殊情報125を表示させる場合、タッチパネル113をタッチ指定する回数が少なくなり、店員は、一層素早く商品情報の表示を変更できるようにすることができる。
次いで、本発明のさらに別の実施の形態(第四の実施の形態)について、図8ないし図11に基づいて説明する。この場合、第一の実施の形態と同一の部分は同一の符号を用い、説明も省略する。
図8は、商品情報表示システム101の全体を示す外観斜視図である。図9は、商品情報表示システム101の電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態の商品情報表示システム101における商品情報表示装置111は、各商品載置列110a〜110eに対応付けて個別に設置可能な小型のものである。以下、第1商品載置列110aの前方に設置される商品情報表示装置111を商品情報表示装置111a、第2商品載置列110bの前方に設置される商品情報表示装置111を商品情報表示装置111b、…、第5商品載置列110eの前方に設置される商品情報表示装置111を商品情報表示装置111eとする。これらの小型の商品情報表示装置111a〜111eはいずれも、表示部としての表示パネル112に入力部としてのタッチパネル113を積層配置して構成されている。さらに、本実施の形態の商品情報表示システム101では、個々の商品情報表示装置111に第1情報処理部としての装置内マイクロコンピュータ157が備わっている。それぞれの装置内マイクロコンピュータ157には、表示切替処理(図5参照)と、次に述べるモード設定処理(図10参照)とを実行するためのプログラムが格納されている。
図10は、モード切替処理及びモード設定処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態においてマイクロコンピュータ151が行うモード切替処理では、マイクロコンピュータ151は、RFIDリーダ114での管理者情報の読み取りに応じて、各商品情報表示装置111に向けて変更モード信号及び通常モード信号のいずれか一の信号を送信出力する。より詳細には、商品情報表示装置111が通常モードにモード設定されている状態で、マイクロコンピュータ151は、RFIDリーダ114が管理者情報を読み取ったと判定した場合(ステップS101)、商品情報表示装置111に向けて変更モード信号を送信出力する(ステップS103)(図10(a))。また、商品情報表示装置111が変更モードにモード設定されている状態で、マイクロコンピュータ151は、RFIDリーダ114が管理者情報を読み取ったと判定した場合(ステップS104のY)、商品情報表示装置111に向けて通常モード信号を送信出力する(ステップS106)(図10(b))。
各商品情報表示装置111に備わる装置内マイクロコンピュータ157は、その中に格納されているプログラムの記述に従って、機器の起動中にモード設定処理を実行し、マイクロコンピュータ151から送信出力される信号の受信を待機し、商品情報表示装置111を受信した信号の種類に応じたモードにモード設定する。より詳細には、装置内マイクロコンピュータ157は、商品情報表示装置111が通常モードにモード設定されている間に変更モード信号の受信を判定した場合(ステップS301のY)、商品情報表示装置111を変更モードにモード設定する(ステップS302)(図10(a))。また、装置内マイクロコンピュータ157は商品情報表示装置111が変更モードにモード設定されている間に通常モード信号の受信を判定した場合(ステップS303のY)、商品情報表示装置111を通常モードにモード設定する(ステップS304)(図10(b))。
図11は、表示切替処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、表示切替処理(図5参照)を実行するためのプログラムは、各商品情報表示装置111の装置内マイクロコンピュータ157に記憶されている。そして、この装置内マイクロコンピュータ157は、商品情報表示装置111の起動中、表示切替処理を実行する。この本実施の形態の表示切替処理では、装置内マイクロコンピュータ157は、変更モードにモード設定されている間にタッチパネル113に対するタッチ指定のみを待機し(ステップS401)、タッチ指定された箇所に応じた表示内容を表示パネル112に表示する(ステップS403〜ステップS407)。ステップS403〜ステップS407の処理の内容自体は、図5に示したステップS203〜ステップS207の処理と同じであるので、説明を省略する。なお、各商品情報表示装置111の装置内マイクロコンピュータ157は、予めフラッシュメモリ156にアクセスして、フラッシュメモリ156内の商品データファイルF1や画像ファイルF2に格納されている各種のデータを装置内マイクロコンピュータ157内のRAM(図示せず)に記憶しておき、ステップS404、ステップS406及びステップS407の処理を行う際に表示パネル112に表示する。
本実施の形態の商品情報表示システム101によれば、RFIDリーダ114に認証カード115をかざすだけで全ての商品情報表示装置111における通常モードと変更モードとが切り替わり、店員等の所定の者だけが素早く商品情報の表示を変更できる。さらに、本実施の形態によれば、商品情報表示装置111は各商品載置列110a〜110eの前方にそれぞれ設置可能な小型のものであり、商品陳列棚102の形状に応じてさまざまな位置に配置することができる。
なお、本実施の形態(第四の実施の形態)に対する別の実施の形態として、各商品情報表示装置111(111a〜111e)の表示パネル112にタッチパネル113を積層配置せずに操作ボタンを設け、この操作ボタンの押下によって各商品情報表示装置111に表示される売切情報119等の特殊情報125を切替表示するようにしてもよい。