[実施の形態1]
図1に本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示す。以下では、システム・インテグレーションなどのシステム開発における一例を示す。例えばLAN(Local Area Network)であるネットワーク1には、プロジェクトの進捗管理のためのデータなど(WBS(Work Breakdown Structure)のデータを含む)を蓄積した進捗管理DB31を管理する進捗管理装置3と、本実施の形態における主要な処理を実施する振り返り処理装置5と、複数のユーザ端末(図1ではユーザ端末A及びユーザ端末B)とが接続されている。
進捗管理装置3及び進捗管理DB31は、従来から用いられており、詳しくは述べないが、例えば図2のようなデータを保持しているものとする。図2の例では、タスクIDと、タスク名と、プロジェクト名と、プロジェクトの対象となる業種と、開発規模と、該当フェーズと、担当者と、該当フェーズの予定と、該当フェーズの実績とが格納されるようになっている。例えば、担当者がユーザ端末Aなどを操作して、上記のようなデータを進捗管理装置3に送信し、進捗管理装置3は、ユーザ端末Aなどから上記のようなデータを受信して進捗管理DB31に格納する。また、担当者は、ユーザ端末Aなどを操作して、必要な時に例えば自己の担当するプロジェクトのデータを進捗管理装置3に要求し、進捗管理装置3は、要求に応じて進捗管理DB31からデータを読み出し、ユーザ端末Aなどに送信する。ユーザ端末Aなどは、進捗管理装置3から要求に係るデータを受信し、表示装置に表示する。
なお、図示していないが、利用しているパッケージの名称又は種別、部品レベルのハードウエア構成、OS(Operating System)の名称又は種別などのデータについても進捗管理DB31に格納する場合もある。
また、振り返り処理装置5は、ユーザに振り返りを行わせるのに適切なデータ(類似事例とも呼ぶ)を振り返りDB53から抽出する類似事例抽出部51と、進捗管理装置3から必要なタスク・データを取得するか又はユーザ端末から取得したり、ユーザ端末とのインターフェースとなり類似事例抽出部51によって抽出されたデータをユーザ端末に送信したり、ユーザ端末から受信した課題/問題及び解決案/改善案などのデータを振り返りDB53に登録したりする振り返りデータ生成処理部52とを有する。
振り返りDB53には、例えば図3のようなデータが蓄積されているものとする。図3の例では、事例IDと、タスク名と、プロジェクト名と、業種と、開発規模と、フェーズと、担当者と、当該フェーズの予定と、当該フェーズの実績と、当該フェーズの問題/課題と、当該フェーズの解決案/改善案とを格納するようになっている。なお、図示していないが、利用しているパッケージの名称又は種別、部品レベルのハードウエア構成、OS(Operating System)の名称又は種別などのデータについても振り返りDB53に格納する場合もある。
次に、図4乃至図15を用いて振り返り処理装置5の処理を説明する。まず、振り返り処理装置5の振り返りデータ生成処理部52は、例えばユーザ端末Aを操作するユーザAから例えばタスクIDなどを取得し、進捗管理装置3に当該タスクIDのタスク・データを要求する。進捗管理装置3は、タスクIDなどを用いて進捗管理DB31を検索し、該当するレコードのデータ(タスク・データ)を読み出し、振り返り処理装置5に送信する。なお、タスクIDではなく他のデータ(例えば担当者名とプロジェクト名との組み合わせなど)に基づき検索するようにしてもよい。振り返り処理装置5の振り返りデータ生成処理部52は、進捗管理装置3からタスク・データを受信することによって取得する(ステップS1)。タスク・データについては、ユーザAに入力を求めて、ユーザ端末Aから取得するようにしてもよい。
次に、振り返りデータ生成処理部52は、取得したタスク・データを類似事例抽出部51に出力し、類似事例抽出部51は当該タスク・データに基づき第1類似事例検索処理を実施する(ステップS3)。第1類似事例検索処理については、図5乃至図7を用いて説明する。
まず、類似事例抽出部51は、振り返りDB53において未処理事例を1つ特定する(ステップS31)。そして、類似度sを0に初期化する(ステップS33)。そして、タスク・データにおける業種と、特定事例の業種とを比較する(ステップS35)。業種が一致すれば(ステップS37:Yesルート)、業種についての類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS39)。そしてステップS41に移行する。
業種が不一致の場合(ステップS37:Noルート)又はステップS39の後に、タスク・データにおける開発規模のレベルと、特定事例の開発規模のレベルとを比較する(ステップS41)。例えば、100人月以下のレベル(段階とも呼ぶ)と、100人月を超え且つ1000人月未満のレベルと、1000人月以上のレベルとに分け、レベルが一致するか判断する。開発規模のレベルが一致する場合には(ステップS43:Yesルート)、開発規模の類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS45)。そしてステップS47に移行する。
開発規模のレベルが不一致の場合(ステップS43:Noルート)又はステップS45の後に、タスク・データにおけるフェーズ区分と、特定事例のフェーズ区分とを比較する(ステップS47)。例えば、プレ、アフター、メンテナンスの3区分に分けて、区分が一致するか判断する。フェーズ区分が一致する場合には(ステップS49:Yesルート)、フェーズについての類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS51)。そしてステップS53に移行する。
フェーズ区分が不一致の場合(ステップS49:Noルート)又はステップS51の後に、タスク・データにおける遅れのレベルと、特定事例の遅れのレベルを比較する(ステップS53)。まず、タスク・データにおける予定と実績の差で遅れ日数を算出し、特定事例についても予定と実績の差で遅れ日数を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。そして、例えば、遅れが3日以内のレベルと、4日以上9日以下のレベルと、10日以上のレベルとに分けて、遅れのレベルが一致するか判断する。遅れのレベルが一致する場合には(ステップS55:Yesルート)、遅れについての類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS57)。そして端子Bを介して図6の処理に移行する。遅れレベルが不一致の場合(ステップS55:Noルート)にも、端子Bを介して図6の処理に移行する。
次に、タスク・データにおける利用パッケージと、特定事例の利用パッケージとを比較する(ステップS59)。利用パッケージが一致する場合(ステップS61:Yesルート)、利用パッケージの類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS63)。そしてステップS65に移行する。
利用パッケージが不一致の場合(ステップS61:Noルート)又はステップS63の後に、タスク・データにおけるハードウエア構成と、特定事例のハードウエア構成とを部品レベルで比較する(ステップS65)。例えば、CPU(Central Processing Unit)種別が一致しているか、ハードディスク種別が一致しているかといったことを比較する。そして、一致する部品数/全部品数によって部品一致割合s'をハードウエア構成についての類似度として算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS67)。そして、類似度sをs=s+s'で更新する(ステップS69)。
さらに、タスク・データにおけるOSと、特定事例のOSとを比較する(ステップS71)。OSが一致している場合には(ステップS73:Yesルート)、OSの類似度を1として類似度sを1インクリメントする(ステップS75)。そしてステップS77に移行する。
OSが不一致である場合(ステップS73:Noルート)又はステップS75の後に、事例IDに対応して類似度sを、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS77)。そして、振り返りDB53におけるすべての事例について処理したか判断する(ステップS79)。未処理の事例が存在する場合には端子Cを介してステップS31に戻る。一方、振り返りDB53において全ての事例について処理が完了した場合には、類似度sで事例を降順にソートする(ステップS81)。そして元の処理に戻る。
ステップS81によって例えば図7に示すようなデータが得られる。すなわち、事例IDに対応して、算出された類似度sが格納されており、さらに類似度sが降順に並べ替えられている。
なお、図5及び図6において、タスク・データと事例のデータとのいずれか又は両方において、含まれていないデータについて比較する場合には、不一致又は類似度0として判断する。
このような処理を行うことによって、第1段階として類似していると判断される事例が図7のようなリストから抽出できるようになる。
例えば図7のようなリストを類似事例抽出部51は、振り返りデータ生成処理部52に出力する。
そして、振り返りデータ生成処理部52は、図7のようなリストから上位所定件数の事例に絞込み(ステップS5)、絞込み後の事例の事例IDを用いて振り返りDB53から対応する問題/課題のデータ及び解決案/改善案のデータを読み出し、第1の入力ページ・データを生成し、例えばユーザ端末Aに送信する(ステップS7)。なお、上位所定件数のうち最下位の類似度が同じ値であれば、上位所定件数を超えても当該事例を選択するようにしてもよい。また、類似度の値で採否を判断してもよい。また、問題/課題のデータのみを抽出するようにしてもよい。
ユーザ端末Aは、振り返り処理装置5から第1の入力ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図8に示すような画面が表示装置に表示される。図8の例では、図3に示した振り返りDB53に格納された事例の事例IDがA、B及びCのデータがステップS5で特定され、その問題/課題及び解決案/改善案が「過去の事例」として含まれる。また、今回のタスクにおける問題/課題の入力欄801と、入力ボタン802とが設けられている。ここで、ユーザAは、「過去の事例」を参考にしつつ、入力欄801に問題/課題を入力し、入力ボタン802をクリックすることによって、振り返り処理装置5への入力データの送信を指示する。ユーザ端末Aは、ユーザからの入力を受け付け、指示に従って問題/課題に係るデータを振り返り処理装置5に送信する。
振り返り処理装置5の振り返りデータ生成処理部52は、ユーザ端末Aから問題/課題に係るデータを受信し(ステップS8)、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。そして、当該受信データを類似事例抽出部51に出力する。
類似事例抽出部51は、振り返りデータ生成処理部52からデータを受け取り、第2類似事例検索処理を実施する(ステップS9)。この第2類似事例検索処理については、図9を用いて説明する。
まず、類似事例抽出部51は、受信したデータである問題/課題の文又は文章を単語に分割し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS91)。そして、振り返りDB53における未処理事例を1つ特定する(ステップS93)。なお、振り返りDB53における未処理事例ではなく、図7のようなリストで例えば上位20位の中での未処理事例を特定するようにして処理を簡略化しても良い。上位20位などではなく、所定の類似度以上の未処理事例を特定するようにしても良い。なお、「20」は一例に過ぎない。
次に、特定された未処理事例の問題/課題の文又は文章を振り返りDB53から取得して、単語に分割し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS95)。そして、処理対象のタスクと特定事例のそれぞれに関して、各単語について例えばTF−IDF値を算出し、算出したTF−IDF値に基づいて処理対象タスクのベクトルpと、特定事例のベクトルqとを構成し、当該ベクトルpとベクトルqとの余弦v(=内積(p・q)/|p|/|q|。0乃至1の値となる。)を問題/課題についての類似度として算出し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS97)。
その後、特定事例について既に算出されている類似度sと余弦vとの和(s+v)を、新たな類似度sとして算出し、例えば図7のようなリストに格納する(ステップS99)。そして、全ての事例について処理したか判断する(ステップS101)。この場合においても、ステップS93のように制限的に未処理事例の有無を判断しても良い。未処理の事例が残っている場合にはステップS93に戻る。一方、全ての事例について処理が完了した場合には、類似度sで事例を降順にソートする(ステップS103)。事例の順番は変るが図7のリストのようなデータが得られる。
このように過去の事例について、問題/課題のデータを加味した形で、類似度を算出することができるようになる。なお、第2類似事例検索処理では、第1類似事例検索処理の結果を用いて処理そのものを省略しているが、第1類似事例検索処理を再度実施した上で、又はレベル、区分などの閾値を変更し第1類似事例検索処理を実施した上で、第2類似事例検索処理を実施するようにしても良い。
例えば図7のようなリストを類似事例抽出部51は、振り返りデータ生成処理部52に出力する。
図4の説明に戻って、振り返りデータ生成処理部52は、図7のようなリストから上位所定件数の事例に絞込み(ステップS11)、絞込み後の事例の事例IDを用いて振り返りDB53から対応する問題/課題のデータ及び解決案/改善案のデータを読み出し、第2の入力ページ・データを生成し、例えばユーザ端末Aに送信する(ステップS13)。なお、上位所定件数のうち最下位の類似度が同じ値であれば、上位所定件数を超えても当該事例を選択するようにしてもよい。また、類似度の値で採否を判断してもよい。また、問題/課題のデータのみ、解決案/改善案のデータのみを抽出するようにしてもよい。
ユーザ端末Aは、振り返り処理装置5から第2の入力ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図8の画面の入力欄801に、「お客様から要件がでなかった」という入力がなされ、入力ボタン802がクリックされた場合には、例えば図10に示すような画面が表示装置に表示される。図10の例では、図3に示した振り返りDB53に格納された事例の事例IDがA及びCのデータがステップS11で特定され、その問題/課題及び解決案/改善案が「過去の事例」として含まれる。また、今回のタスクにおける解決案/改善案の入力欄901と、入力ボタン902と、絞り込みボタン903とが設けられている。現段階では、入力欄901にはまだ何も入力されていない。
ここで、ユーザAは、「過去の事例」を参考にしつつ、入力欄901に解決案/改善案(例えば「提案する」)を入力し、入力ボタン902又は絞り込みボタン903をクリックすることによって、振り返り処理装置5への入力データの送信を指示する。ユーザ端末Aは、ユーザからの入力を受け付け、指示に従って解決案/改善案に係るデータを振り返り処理装置5に送信する。
振り返り処理装置5の振り返りデータ生成処理部52は、ユーザ端末Aから解決案/改善案に係るデータを受信し(ステップS14)、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。そして、当該受信データを類似事例抽出部51に出力する。
そして、類似事例抽出部51は、振り返りデータ生成処理部52からデータを受け取り、第3類似事例検索処理を実施する(ステップS15)。この第3類似事例検索処理については、図11を用いて説明する。
まず、類似事例抽出部51は、受信したデータである解決案/改善案の文又は文章を単語に分割し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS111)。そして、振り返りDB53における未処理事例を1つ特定する(ステップS113)。なお、振り返りDB53における未処理事例ではなく、図7のようなリストで例えば上位20位の中での未処理事例を特定するようにして処理を簡略化しても良い。上位20位などではなく、所定の類似度以上の未処理事例を特定するようにしても良い。なお、「20」は一例に過ぎない。
次に、特定された未処理事例の解決案/改善案の文又は文章を振り返りDB53から取得して、単語に分割し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS115)。そして、処理対象タスクと特定事例とのそれぞれに関して、各単語について例えばTF−IDF値を算出し、算出したTF−IDF値に基づいて処理対象タスクのベクトルpと、特定事例のベクトルqとを構成し、当該ベクトルpとベクトルqとの余弦w(=内積(p・q)/|p|/|q|。0乃至1の値となる。)を解決案/改善案についての類似度として算出し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS117)。
その後、特定事例について既に算出されている類似度sと余弦wとの和(s+w)を、新たな類似度sとして算出し、例えば図7のようなリストに格納する(ステップS119)。そして、全ての事例について処理したか判断する(ステップS121)。この場合においても、ステップS113のように制限的に未処理事例の有無を判断しても良い。未処理の事例が残っている場合にはステップS113に戻る。一方、全ての事例について処理が完了した場合には、類似度sで事例を降順にソートする(ステップS123)。事例の順番は変るが図7のリストのようなデータが得られる。
このように過去の事例について、解決案/改善案のデータを加味した形で、類似度を算出することができるようになる。なお、第3類似事例検索処理では、第1類似事例検索処理及び第2類似事例検索処理の結果を用いて処理そのものを省略しているが、第1類似事例検索処理及び第2類似事例検索処理を再度実施した上で、又はレベル、区分などの閾値を変更し第1類似事例検索処理を実施し且つ第2類似事例検索処理を実施した上で、第3類似事例検索処理を実施するようにしても良い。
例えば図7のようなリストを類似事例抽出部51は、振り返りデータ生成処理部52に出力する。
振り返りデータ生成処理部52は、図7のようなリストから上位所定件数の事例に絞込む(ステップS17)。上位所定件数は、ステップS5やステップS11、そしてステップS17において異なる数であってよい。その後処理は端子Aを介して図12の処理に移行する。
振り返りデータ生成処理部52は、図10の画面において入力ボタン902がクリックされて入力指示がなされたのか、絞り込みボタン903がクリックされて絞り込み指示がなされたのか判断する(ステップS131)。
絞り込み指示がなされた場合には(ステップS131:Noルート)、第3類似事例検索処理の結果及び入力データ(問題/課題に係るデータ及び解決案/改善案に係るデータ)を用いて第3の入力ページ・データを生成し、ユーザ端末Aに送信する(ステップS133)。
ユーザ端末Aは、振り返り処理装置5から第3の入力ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図10の画面の入力欄901に、「こちらから提案する」という入力がなされ、絞り込みボタン903がクリックされた場合には、例えば図13に示すような画面が表示装置に表示される。図13の例では、図3に示した振り返りDB53に格納された事例の事例IDがAのデータがステップS17で特定され、その問題/課題及び解決案/改善案が「過去の事例」として含まれる。また、図10の画面の入力欄901に入力された「こちらから提案する」が埋め込まれた、解決案/改善案の入力欄1301と、入力ボタン1302と、絞り込みボタン1303とが設けられている。
ユーザAは、絞り込まれた「過去の事例」を参照しつつ、入力内容を変更しても良い。そして、入力ボタン1302又は絞り込みボタン1303をクリックして、振り返り処理装置5へ入力データの送信を指示する。ユーザ端末Aは、ユーザからの入力を受け付け、指示に従って解決案/改善案に係るデータを振り返り処理装置5に送信する。処理は端子Dを介して図4のステップS14に戻る。
一方、入力指示がなされた場合には(ステップS131:Yesルート)、振り返りデータ生成処理部52は、第3類似事例検索処理の結果及び入力データ(問題/課題に係るデータ及び解決案/改善案に係るデータ)を用いて確認ページ・データを生成し、ユーザ端末Aに送信する(ステップS135)。
ユーザ端末Aは、振り返り処理装置5から確認ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図14に示すような画面が表示装置に表示される。図14の例では、入力されたデータ(「お客様から要件が出なかった」及び「こちらから提案する」)が表示され、「過去の事例」として図3に示した振り返りDB53に格納された事例の事例IDがAのデータがステップS17で特定され表示されている。さらに、確認ボタン1401と修正ボタン1402とが設けられており、このまま登録する場合には確認ボタン1401をクリックし、入力し直す場合には修正ボタン1402をクリックする。ユーザ端末Aは、ユーザからの指示入力を受け付け、指示に係るデータを振り返り処理装置5に送信する。
振り返り処理装置5の振り返りデータ生成処理部52は、ユーザ端末Aから指示に係るデータを受信し、確認が指示されたか判断する(ステップS137)。修正指示がなされた場合には(ステップS137:Noルート)、端子Eを介して図4のステップS7に戻る。但し、問題/課題を修正する場合と、解決案/改善案を修正する場合とを分ける場合には、再度ユーザに問い合わせるようにして、後者の場合にはステップS13に戻るようにしても良い。
一方、確認指示がなされた場合には(ステップS137:Yesルート)、ステップS1で取得したデータ及びステップS8及びステップS14で受信した入力データを合わせて、振り返りDB53に登録する(ステップS139)。すなわち、図3に示したデータにおいて1レコード追加される。
以上のような処理を実施すれば、ユーザは、過去の事例を振り返りながら、今回のタスクについて問題/課題及び解決案/改善案を入力して反省し、今後の活動に役立てることができるようになる。すなわち、同様の失敗の防止が期待できる。また、今後他のユーザが利用可能なナレッジの蓄積も可能となる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、図1に示した機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラム・モジュール構成に一致するものではない。
また、解決案/改善案を入力する場合には、入力ボタン1401及び修正ボタン1402を設け、一方問題/課題を入力する際には、入力ボタン801のみを設ける例(図8)を示したが、図15に示したように、絞り込みボタン803を設けるようにしても良い。絞り込みボタン803がクリックされた場合には、「過去の事例」が入力欄801に入力されたデータに基づき実施される第2類似事例検索処理によって絞り込まれて、例えば図15のような画面が表示されるようになる。
また、TF−IDFを用いる例を示したが、他の技術を用いて単語ベースの類似度を算出するようにしても良い。
さらに、上で述べた例ではシステム開発のプロジェクトの場合の適用例を示したが、ハードウエア開発のプロジェクトや建築プロジェクトなどにも適用可能である。ストレージシステム開発の例では、業種の代わりに、ドライブ、コントローラ、キャビネット、ファームウェアといった種類のデータを管理する必要がある。また、建築プロジェクトの場合には、建築物の種類、例えば住宅、オフィスビル、橋梁といったデータを管理する必要がある。
さらに、場合によってレベルの定義、区分の定義、閾値の設定などは調整されるので、上で述べた例は一例に過ぎない。
[実施の形態2]
図16に本発明の第2の実施の形態に係るシステム概要を示す。以下では、システム・インテグレーションなどのシステム開発における一例を示す。また、本実施の形態における振り返りデータは、課題に関するデータ及び当該課題に対応する施策に関するデータを含む。例えばLAN(Local Area Network)であるネットワーク7には、本実施の形態における主要な処理を実施する振り返りデータ評価装置9と、複数のユーザ端末(図16ではユーザ端末A及びユーザ端末B)とが接続されている。なお、図16では、ユーザ端末A及びユーザ端末Bの2台の例を示しているが、ユーザ端末は2台に限定されない。
振り返りデータ評価装置9は、振り返りデータ格納部95と、ユーザ端末において入力された課題及び施策に関するデータを受信して振り返りデータ格納部95に登録したり、ユーザ端末から受信した要求に応じてページ・データを生成し、ユーザ端末に送信したりする入出力処理部91と、振り返りデータ格納部95からデータを読み出して課題及び施策の評価点を算出したり、プロジェクトの加算点及び減算点を算出したりする評価データ計算処理部93とを有する。
振り返りデータ格納部95には、図17乃至図23に示されるようなデータが格納される。図17は、振り返りデータテーブルを示しており、振り返りデータを識別するための情報であるFID(振り返りID)と、日付と、課題IDと、課題入力者IDと、施策IDと、施策入力者IDとが登録されるようになっている。図18は、プロジェクトデータテーブルを示しており、プロジェクトを識別するための情報であるPJID(プロジェクトID)と、FIDと、課題評価点と、施策評価点と、加算点及び減算点とが登録されるようになっている。図19は、課題データテーブルを示しており、課題IDと、課題の内容と、再利用した課題のIDとが登録されるようになっている。図20は、施策データテーブルを示しており、施策IDと、施策の内容と、再利用した施策のIDとが登録されるようになっている。図21は、課題採点データテーブルを示しており、課題IDと、採点者PJIDと、FIDと、採点データとが登録されるようになっている。図22は、施策採点データテーブルを示しており、施策IDと、採点者PJIDと、FIDと、採点データとが登録されるようになっている。図23は、プロジェクト管理テーブルを示しており、PJIDと、プロジェクト名と、メンバー数と、担当幹部のIDとが登録されるようになっている。
次に、図24乃至図43を用いて、図16に示したシステムの動作について説明する。図24は、本実施の形態におけるメインの処理フローである。まず、振り返りデータ評価装置9の入出力処理部91は、例えばプロジェクトのメンバーAが操作するユーザ端末Aから、データ入力要求を受け付けたか判断する(ステップS201)。データ入力要求を受け付けた場合は(ステップS201:Yesルート)、入力処理を実施する(ステップS203)。入力処理については、図25乃至図34を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、入力者は課題及び施策の組み合わせを入力するが、課題と施策とのいずれかのみを入力するようにしてもよい。
まず、入出力処理部91は、振り返りデータ格納部95から、課題データ及び施策データを取得する(図25:ステップS231)。例えば、図19に示される課題データテーブルに格納された課題の内容及び図20に示される施策データテーブルに格納された施策の内容を取得する。次に、取得した課題データ及び施策データを用いて、入力ページ・データを生成し、ユーザ端末Aに送信する(ステップS233)。なお、格納されている課題データ又は施策データの量が膨大であり、全てを用いて入力ページ・データを生成することが困難である場合は、取得した課題データ又は施策データの絞り込みを行うようにしてもよい。例えば課題又は施策を評価点の高い順又は再利用回数の多い順にソートし、上位所定件数の課題又は施策のみを表示するようにしたり、課題又は施策について実施の形態1における第1乃至第3の類似事例検索処理及び事例絞込を実施したりしてもよい。
ユーザ端末Aは、振り返りデータ評価装置9から入力ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図26Aに示すような画面が表示装置に表示される。図26Aの例では、プロジェクトIDの入力欄2011と、入力者IDの入力欄2013と、課題の選択欄2031と、課題のお役立ち度の選択欄2033と、課題の入力欄2035と、施策の選択欄2051と、施策のお役立ち度の選択欄2053と、施策の入力欄2055と、入力ボタン2071とが設けられている。なお、入力ページ・データは一例であってこれに限られるものではない。例えば、入力者IDとPJIDとを対応付けるテーブルを保持するような構成であれば、プロジェクトIDの入力欄を省略し、入出力処理部91において入力者IDの欄に入力された入力者IDに対応するPJIDを特定するようにしてもよい。また、例えばデータ入力要求を受け付ける際に入力者の認証処理を行うような場合は、入力者IDの入力欄を省略することもできる。
次に、プロジェクトのメンバーAが、既に登録されている課題を再利用する場合について、図26Bを用いて説明する。課題の選択欄2031は、例えばコンボボックスであって、課題データテーブル(図19)から取得された課題の内容を含む。ここで、プロジェクトのメンバーAは、コンボボックスに表示された課題から、再利用したい課題を選択する。なお、施策の選択欄2051も同様にコンボボックスであって、施策データテーブル(図20)から取得された施策の内容を含む。
次に、プロジェクトのメンバーAが、選択した課題を採点する場合について、図26Cを用いて説明する。課題のお役立ち度の選択欄2033は、例えば点数を選択するためのコンボボックスである。ここで、プロジェクトのメンバーAは、コンボボックスから点数を選択する。なお、施策を採点する場合も同様に、施策のお役立ち度の選択欄2053に示されたコンボボックスから点数を選択する。
入力者は、課題及び施策の内容を既に登録されている課題及び施策から選択するだけでなく、個別に自由に入力することもできる。図26Dに、プロジェクトのメンバーAが、施策の内容を自由に入力した場合の画面例を示す。また、採点データについても、コンボボックスから点数を選択させる代わりに、採点データの入力欄を設け、点数を入力させてもよい。その後、プロジェクトのメンバーAが入力ボタン2071をクリックすることによって、振り返りデータ評価装置9への課題及び施策に関するデータの送信を指示する。ユーザ端末Aは、プロジェクトのメンバーAからの入力指示を受け付け、指示に従って課題及び施策に関するデータを振り返りデータ評価装置9に送信する。本実施の形態においては、PJID、入力者ID、課題の内容、課題の採点データ、施策の内容及び施策の採点データが送信される。なお、課題の内容がコンボボックスに表示された課題の中から選択されている場合は、当該課題を選択したことを示すデータを送信する。施策の内容についても同様である。例えば、ステップS231において、課題の内容とともに課題IDを取得し、ステップS233において課題IDを含む入力ページ・データを生成し、課題が選択された場合には当該課題に対応する課題IDが課題を選択したことを示すデータとして送信されるようにする。
振り返りデータ評価装置9の入出力処理部91は、ユーザ端末Aから上で述べたようなデータを受信し(ステップS235)、振り返りデータ登録処理を実施する(ステップS237)。振り返りデータ登録処理については、図27乃至図29を用いて説明する。
まず、入出力処理部91は、FIDを新たに発行し、プロジェクトデータテーブル(図18)に新たなレコードを追加し、ユーザ端末Aから受信したPJIDと、新たに発行されたFIDとを登録する(図27:ステップS301)。なお、この時点においては、課題評価点、施策評価点並びに加算点及び減算点は登録されない。
次に、振り返りデータテーブル(図17)に新たなレコードを追加し、課題及び施策に関するデータが入力された日付並びにユーザ端末Aから受信した課題及び施策の入力者IDを、ステップS301において発行されたFIDに対応付けて登録する(ステップS303)。その後、課題データ再利用判定処理を行う(ステップS305)。課題データ再利用判定処理については、図28を用いて説明する。
まず、入出力処理部91は、ユーザ端末Aから受信したデータが、既に課題データテーブル(図19)に登録された課題のうち特定の課題を選択したことを示すデータを含んでいるか判断する(図28:ステップS331)。特定の課題を選択したことを示すデータを含んでいると判断された場合(ステップS331:Yesルート)、既に登録されている課題と同一の課題が再利用されていると判断し、振り返りデータテーブル(図17)の追加レコードに、選択された課題の課題IDを登録して(ステップS333)、元の処理に戻る。
ステップS333における処理の結果、振り返りデータテーブルには、例えば図17の行1701に示されるレコードが登録される。行1701に示されるレコードにおいては、FIDが11である振り返りデータにおいて、FIDが2である振り返りデータの課題IDと同一の課題IDが登録されている。すなわちFIDが2である振り返りデータの課題の内容が選択されたことが示されている。
特定の課題を選択したことを示すデータを含まないと判断された場合(ステップS331:Noルート)、入出力処理部91は、課題データテーブル(図19)において未処理の課題データのレコードを1つ特定する(ステップS335)。そして、特定された課題データに含まれる課題の内容を単語分割する(ステップS337)とともに、ユーザ端末Aから受信した課題の内容についても、同様に単語分割する(ステップS339)。単語分割処理は、例えば公知の形態素解析技術を用いるが、これ以外の方法によって行ってもよい。
そして、特定された課題の内容に含まれる単語と、受信した課題の内容に含まれる単語とを比較する(ステップS341)。全ての単語が完全に一致すると判断された場合(ステップS343:Yesルート)、特定された課題と同一の課題が再利用されていると判断して、振り返りデータテーブルの追加レコードに、特定された課題データの課題IDを登録し(ステップS345)、元の処理に戻る。ステップS345における処理においても、振り返りデータテーブルには、例えば図17の行1701に示されるレコードと同様のレコードが登録される。
単語が完全に一致しないと判断された場合(ステップS343:Noルート)、特定された課題の内容と受信した課題の内容とで、一致する単語の割合が所定値以上であるかを判断する(ステップS347)。一致する単語の割合が所定値以上であると判断された場合(ステップS347:Yesルート)、受信した課題は特定された課題と同一ではないものの、特定された課題を再利用するものであると判断し、課題IDを新たに発行し、課題データテーブルに新たなレコードを追加する(ステップS349)。そして、受信した課題の内容を登録するとともに、特定された課題の課題IDを、再利用した課題の課題IDとして、課題データテーブルの追加レコードに登録する(ステップS351)。その後、処理はステップS357に移行し、新たに発行した課題IDを振り返りデータテーブルの追加レコードに登録する。そして、元の処理に戻る。
ステップS349及びS357における処理の結果、振り返りデータテーブルには、例えば図17の行1711に示されるレコードが登録される。また、ステップS351における処理の結果、課題データテーブルには、例えば図19の行1901に示されるレコードが登録される。行1901に示されるレコードにおいては、課題IDが3である課題データにおいて、再利用した課題のIDとして2が登録されている、すなわち課題IDが2である課題データを再利用していることが示されている。課題ID3の課題の内容は「チーム内コミュニケーション不足」であり、課題ID2の課題の内容は「お客様とのコミュニケーション不足」である。すなわち、課題ID3の課題と課題ID2の課題とは、課題の内容が完全には一致しないものの、一致する単語の割合が所定値以上であると判断されるため、課題ID3の課題は課題ID2の課題を再利用したものであると判断されている。
特定された課題の内容と受信した課題の内容とで、一致する単語の割合が所定値未満であると判断された場合(ステップS347:Noルート)、課題データテーブルに登録された全ての課題データについて処理したか判断する(ステップS353)。未処理の課題データがあると判断された場合(ステップS353:Noルート)、ステップS335に戻って処理を繰り返す。一方、全ての課題データを処理したと判断された場合(ステップS353:Yesルート)、受信した課題は既に登録されている課題と同一ではなく、既に登録されている課題を再利用するものでもないと判断して、課題データテーブルに新たなレコードを追加し、新たに課題IDを発行するとともに、受信した課題の内容を登録する(ステップS355)。その後、新たに発行した課題IDを振り返りデータテーブルの追加レコードに登録し(ステップS357)、元の処理に戻る。
以上の処理を行うことにより、ユーザ端末Aから受信した振り返りデータにおいて、課題が再利用されているかを判定し、課題が再利用されている場合には課題が再利用されていることを示すデータが振り返りデータテーブル又は課題データテーブルに登録される。
そして、図27の説明に戻って、入出力処理部91は、受信したデータが、再利用元の課題の採点データを含んでいるか判断する(ステップS307)。採点データが含まれると判断した場合(ステップS307:Yesルート)、課題データテーブル(図19)に登録された再利用元の課題IDと、ユーザ端末Aから受信したPJIDと、ステップS301において発行されたFIDと、当該採点データとを、課題採点データテーブル(図21)に登録する(ステップS309)。一方、課題の採点データが含まれないと判断した場合(ステップS307:Noルート)又はステップS309の後に、入出力処理部91は、施策データ再利用判定処理を行う(ステップS311)。施策データ再利用判定処理については、図29を用いて説明する。
まず、入出力処理部91は、ユーザ端末Aから受信したデータが、既に施策データテーブル(図20)に登録された施策のうち特定の施策を選択したことを示すデータを含んでいるか判断する(図29:ステップS371)。特定の施策を選択したことを示すデータを含んでいると判断された場合(ステップS371:Yesルート)、既に登録されている施策と同一の施策が再利用されていると判断し、振り返りデータテーブル(図17)の追加レコードに、選択された施策の施策IDを登録して(ステップS373)、元の処理に戻る。
特定の施策を選択したことを示すデータを含まないと判断された場合(ステップS371:Noルート)、入出力処理部91は、施策データテーブルにおいて未処理の施策データのレコードを1つ特定する(ステップS375)。そして、特定された施策データに含まれる施策の内容を単語分割する(ステップS377)とともに、ユーザ端末Aから受信した施策の内容についても、同様に単語分割する(ステップS379)。単語分割処理については、上で述べた通りである。
そして、特定された施策の内容に含まれる単語と、受信した施策の内容に含まれる単語とを比較する(ステップS381)。全ての単語が完全に一致すると判断された場合(ステップS383:Yesルート)、特定された施策と同一の施策が再利用されていると判断して、振り返りデータテーブルの追加レコードに、特定された施策データの施策IDを登録し(ステップS385)、元の処理に戻る。
単語が完全に一致しないと判断された場合(ステップS383:Noルート)、特定された施策の内容と受信した施策の内容とで、一致する単語の割合が所定値以上であるかを判断する(ステップS387)。一致する単語の割合が所定値以上であると判断された場合(ステップS387:Yesルート)、受信した施策は特定された施策と同一ではないものの、特定された施策を再利用するものであると判断し、施策IDを新たに発行し、施策データテーブルに新たなレコードを追加する(ステップS389)。そして、受信した施策の内容を登録するとともに、特定された施策の施策IDを、再利用した施策の施策IDとして、施策データテーブルの追加レコードに登録する(ステップS391)。その後、処理はステップS397に移行する。
特定された施策の内容と受信した施策の内容とで、一致する単語の割合が所定値未満であると判断された場合(ステップS387:Noルート)、施策データテーブルに登録された全ての施策データについて処理したか判断する(ステップS393)。未処理の施策データがあると判断された場合(ステップS393:Noルート)、ステップS375に戻って処理を繰り返す。一方、全ての施策データを処理したと判断された場合(ステップS393:Yesルート)、受信した施策は既に登録されている施策と同一ではなく、既に登録されている施策を再利用するものでもないと判断して、施策データテーブルに新たなレコードを追加し、新たに施策IDを発行するとともに、受信した施策の内容を登録する(ステップS395)。その後、新たに発行した施策IDを振り返りデータテーブルの追加レコードに登録し(ステップS397)、元の処理に戻る。
以上の処理を行うことにより、ユーザ端末Aから受信した振り返りデータにおいて、施策が再利用されているかを判定し、施策が再利用されている場合には施策が再利用されていることを示すデータが振り返りデータテーブル又は施策データテーブルに登録される。
図27の説明に戻って、入出力処理部91は、受信したデータが、再利用元の施策の採点データを含んでいるか判断する(ステップS313)。採点データが含まれると判断した場合(ステップS313:Yesルート)、施策データテーブル(図20)に登録された再利用元の施策IDと、ユーザ端末Aから受信したPJIDと、ステップS301において発行されたFIDと、当該採点データとを、施策採点データテーブル(図22)に登録する(ステップS315)。一方、施策の採点データが含まれないと判断した場合(ステップS313:Noルート)又はステップS315の後に、元の処理に戻る。
図25の処理に戻って、評価データ計算処理部93は、既に登録されている振り返りデータの課題評価点及び施策評価点を再計算するため、振り返りデータ登録処理において登録された振り返りデータを検討対象振り返りデータとして用いて評価点算出処理を行う(ステップS239)。なお、図18に示されるように、既に登録されている振り返りデータについては、以前に算出された課題評価点及び施策評価点がプロジェクトデータテーブルに既に格納されている。また、本実施の形態においてプロジェクトデータテーブルに格納された課題評価点及び施策評価点は、後に説明する加算点・減算点を含む点数である。評価点算出処理については、図30を用いて説明する。
まず、評価データ計算処理部93は、振り返りデータテーブル(図17)又は施策データテーブル(図20)を参照して、検討対象振り返りデータにおいて、施策が再利用されているか判断する(図30:ステップS401)。施策再利用判定処理において述べた通り、施策が再利用されている場合には、振り返りデータテーブルに、他のFIDに対応する施策IDと同一の施策IDが登録されているか、又は施策データテーブルに再利用した施策の施策IDが登録されている。
施策が再利用されていると判断された場合(ステップS401:Yesルート)、振り返りデータテーブルを参照して、再利用元の施策IDに対応する振り返りデータのFIDを特定する(ステップS403)。再利用元の施策IDに対応する振り返りデータが複数登録されている場合には、例えば最も早く登録された振り返りデータのFIDを特定する。次に、プロジェクトデータテーブルを参照して、特定されたFIDに対応する施策評価点を抽出し、抽出された施策評価点と第1の施策評価点とを合計した点数を、プロジェクトデータテーブルに、特定されたFIDに対応する新たな施策評価点として格納する(ステップS405)。例えば第1の施策評価点が10点である場合、検討対象振り返りデータの施策が施策Aを再利用したと判断されると、施策Aの施策評価点は10点増加する。このような処理を振り返りデータが登録される度に繰り返すことにより、施策が再利用された回数に応じて、再利用元の施策の評価点が高くなるようにすることができる。
次に、施策採点データテーブル(図22)を参照して、検討対象振り返りデータに対応して再利用元の施策の採点データが登録されているか判断する(ステップS407)。再利用元の施策の採点データが登録されている場合、例えば、検討対象振り返りデータのFIDが再利用元の施策IDに対応付けられて施策採点データテーブルに格納されている。採点データが登録されていると判断された場合(ステップS407:Yesルート)、当該採点データを用いて第2の施策評価点を算出し、特定されたFIDに対応する施策評価点と第2の施策評価点とを合計してプロジェクトデータテーブルに、特定されたFIDに対応する新たな施策評価点として格納する(ステップS409)。第2の施策評価点は、例えば採点データの点数を5倍することにより算出される。このような処理を振り返りデータが登録される度に繰り返すことにより、再利用された施策に対する採点データを、再利用元の施策の評価点に反映させることができる。
採点データが登録されていないと判断された場合(ステップS407:Noルート)又はステップS409の後に、振り返りデータテーブル又は課題データテーブル(図19)を参照して、検討対象振り返りデータにおいて、課題が再利用されているか判断する(ステップS411)。施策が再利用されている場合と同様に、課題が再利用されている場合には、振り返りデータテーブルに、他のFIDに対応する課題IDと同一の課題IDが登録されているか、又は課題データテーブルに再利用した課題の課題IDが登録されている。課題が再利用されていないと判断された場合(ステップS411:Noルート)、元の処理に戻る。
一方、課題が再利用されていると判断された場合(ステップS411:Yesルート)、振り返りデータテーブルを参照して、再利用元の課題IDに対応する振り返りデータのFIDを特定する(ステップS413)。施策の場合と同様、再利用元の課題IDに対応する振り返りデータが複数登録されている場合には、例えば最も早く登録された振り返りデータのFIDを特定する。次に、プロジェクトデータテーブルを参照して特定されたFIDに対応する課題評価点を抽出し、抽出された課題評価点と第1の課題評価点とを合計した点数を、プロジェクトデータテーブルに、特定されたFIDに対応する新たな課題評価点として格納する(ステップS415)。例えば第1の課題評価点が10点である場合、検討対象振り返りデータの課題が課題Aを再利用したと判断され且つ検討対象振り返りデータの施策が他の施策を再利用したと判断されると、課題Aの課題評価点は10点増加する。このような処理を振り返りデータが登録される度に繰り返すことにより、課題が再利用された回数に応じて、再利用元の課題の評価点が高くなるようにすることができる。その後、処理はステップS427に移行する。
一方、施策が再利用されていないと判断された場合(ステップS401:Noルート)、振り返りデータテーブル又は課題データテーブルを参照して、課題が再利用されているか判断する(ステップS421)。課題が再利用されていないと判断された場合(ステップS421:Noルート)、元の処理に戻る。
課題が再利用されていると判断された場合(ステップS421:Yesルート)、再利用元の課題に対して、新たな施策が登録されたことにより、課題に対して登録された施策の数が増えたと考えられる。この場合、振り返りデータテーブルを参照して、再利用元の課題IDに対応する振り返りデータのFIDを特定する(ステップS423)。次に、プロジェクトデータテーブルを参照して、特定されたFIDに対応する課題評価点を抽出し、抽出された課題評価点と第1の課題評価点及び第3の課題評価点とを合計した点数を、プロジェクトデータテーブルに、特定されたFIDに対応する新たな課題評価点として格納する(ステップS425)。例えば上で述べたのと同じように第1の課題評価点が10点であり、さらに第3の課題評価点が15点である場合、検討対象振り返りデータの課題が課題Aを再利用したと判断され且つ検討対象振り返りデータの施策が他の施策を再利用していないと判断されると、課題Aの課題評価点は25点増加する。このような処理を振り返りデータが登録される度に繰り返すことにより、課題に対して登録された施策の数に応じて、課題の評価点が高くなるようにすることができる。
次に、課題採点データテーブル(図21)を参照して、検討対象振り返りデータに対応して再利用元の課題の採点データが登録されているか判断する(ステップS427)。施策の採点データの場合と同様、再利用元の課題の採点データが登録されている場合、例えば、検討対象振り返りデータのFIDが再利用元の課題IDに対応付けられて課題採点データテーブルに格納されている。採点データが登録されていると判断された場合(ステップS427:Yesルート)、当該採点データを用いて第2の課題評価点を算出し、特定されたFIDに対応する課題評価点と第1の課題評価点とを合計した点数を、プロジェクトデータテーブルに、特定されたFIDに対応する新たな課題評価点として格納する(ステップS429)。第2の課題評価点は、第2の施策評価点と同様に、例えば採点データの点数を5倍することにより算出される。このような処理を振り返りデータが登録される度に繰り返すことにより、再利用された課題に対する採点データを、再利用元の課題の評価点に反映させることができる。採点データが登録されていないと判断された場合(ステップS427:Noルート)又はステップS429の後に、元の処理に戻る。
以上の処理を行うことにより、受信した課題及び施策に関するデータに基づいて、他の課題又は施策の評価点が再計算される。
図25の処理に戻って、評価データ計算処理部93は、受信したPJIDを検討対象PJIDとして、加算点・減算点算出処理を行う(ステップS241)。加算点・減算点算出処理については、図31乃至図33を用いて説明する。
まず、評価データ計算処理部93は、プロジェクトデータテーブル(図18)を参照して、検討対象PJIDに対応する振り返りデータのFIDを特定する(図31:ステップS501)。次に、振り返りデータテーブル(図17)を参照して、特定されたFIDに対応する課題IDを抽出する(ステップS503)。そして、抽出された課題IDのうち、繰り返し出現する課題IDを特定し(ステップS505)、当該繰り返し出現する課題IDの出現回数の合計を計数する(ステップS507)。例えば、検討対象PJIDについて全ての振り返りデータの課題IDを抽出した結果、課題ID2が3回、課題ID3が2回出現し、その他の課題IDはそれぞれ1回だけ出現したとする。この場合、ステップS507において計数される出現回数の合計は、3回+2回=5回となる。
そして、ステップS507において計数された出現回数の合計を用いて、第1減算点を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS509)。本実施の形態においては、例えば出現回数の合計を10倍することにより第1減算点が算出される。上で述べた例の場合、第1減算点は50点となる。
同じ課題を繰り返し登録しているプロジェクトにおいては、例えばプロジェクトにおいて振り返りデータ評価装置9が有効に活用されていないため、同じ失敗が繰り返されていると考えられる。そこで、このようなプロジェクトの評価点を減点することにより、プロジェクトの担当幹部に対して注意を促すことができる。
なお、本実施の形態においては、繰り返し出現する課題IDの出現回数に着目しているが、繰り返し出現する課題IDの種類に着目して第1減算点を算出してもよい。上で述べた例の場合、繰り返し出現する課題IDは課題ID2及び課題ID3の2種類である。この場合、例えば繰り返し出現する課題IDの数を10倍すれば、第1減算点は20点となる。
次に、検討対象PJIDに対応する振り返りデータのうち、加算点・減算点算出処理を実施する時点から所定の期間内に登録された振り返りデータを抽出する(ステップS521)。本実施の形態においては、例えば加算点・減算点算出処理を実施する時点から過去一週間以内に登録された振り返りデータのみを抽出する。そして、抽出された振り返りデータに含まれる課題入力者ID及び施策入力者IDを特定する(ステップS523)。その後、特定された課題入力者ID及び施策入力者IDの数を計数し(ステップS525)、第1加算点を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS527)。第1加算点は、例えば特定された課題入力者ID及び施策入力者IDの数をプロジェクトのメンバー数で除算して発言者の割合を求め、これに所定の期間内に登録された振り返りデータのレコード数を乗算したものを5倍することにより算出する。例えば、検討対象PJIDのプロジェクトのメンバー数が10人であり、検討対象PJIDに対応し且つ一週間以内に登録された振り返りデータのレコード数が8であり、特定された課題入力者IDが「1,3,6」、特定された施策入力者IDが「1,2,3,8」であったとする。この場合、特定された課題入力者ID及び施策入力者IDの数は、「1,2,3,6,8」の5つであり、発言者の割合は、5/10=0.5となる。そして、第1加算点は0.5×8×5=20となる。その後、処理は端子Fを介して図32に移行する。
入力者のIDの数に応じて評価点を加点することにより、多くのメンバーが振り返りデータを登録しているプロジェクトの評価点を、一部のメンバーだけが振り返りデータを登録しているプロジェクトの評価点に比べて高くすることができる。なお、第1減算点を算出する処理と同様に、課題入力者ID及び施策入力者IDの数に着目する代わりに、各入力者IDに対応する課題の数及び施策の数に着目して、第1加算点を算出するようにしてもよい。例えば、発言者の割合及び振り返りデータのレコード数が同じ場合であっても、全ての発言者が均等に振り返りデータを登録している場合は、一部の発言者だけが頻繁に振り返りデータを登録し、他の発言者はほとんど振り返りデータを登録していない場合に比べて、第1加算点を大きくすることもできる。
次に、評価データ計算処理部93は、検討対象PJIDに対応する振り返りデータのうち、未処理の振り返りデータを1レコード分特定する(図32:ステップS531)。そして、特定された振り返りデータの課題を検討対象課題として、他の課題を再利用しているか否かを判断する(ステップS541)。なお、以下に述べるように、ステップS541乃至ステップS569の処理は、検討対象PJIDに対応する全ての振り返りデータが処理されるまで繰り返される。
検討対象課題が他の課題を再利用していないと判断された場合(ステップS541:Noルート)、新たな課題が登録されたと判断し、第2加算点(=(直前の第2加算点)+10)を算出して、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS543)。本実施の形態においては、第2加算点の初期値は0であり、検討対象課題が他の課題を再利用していないと判断されると第2加算点は10点増加する。その後、ステップS561の処理に移行する。
一方、他の課題を再利用していると判断された場合(ステップS541:Yesルート)、振り返りデータテーブル(図17)及びプロジェクトデータテーブル(図18)を用いて、検討対象課題の再利用元の課題IDに対応するPJIDを特定する(ステップS545)。次に、特定されたPJIDが、検討対象PJIDと一致するか判断する(ステップS547)。PJIDが一致しないと判断された場合(ステップS547:Noルート)、他のプロジェクトにより登録された課題が再利用されたと判断し、第3加算点(=(直前の第3加算点)+6)を算出して、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS549)。本実施の形態においては、第2加算点と同様に第3加算点の初期値も0であり、検討対象課題が他のプロジェクトにより登録された課題を再利用したと判断されると、第3加算点は6点増加する。その後、ステップS561の処理に移行する。
PJIDが一致すると判断された場合(ステップS547:Yesルート)又はステップS543若しくはS549の後に、特定された振り返りデータの施策を検討対象施策として、他の施策を再利用しているか否かを判断する(ステップS561)。他の施策が再利用されていないと判断された場合(ステップS561:Noルート)、新たな施策が登録されたと判断し、第2加算点(=(直前の第2加算点)+10)を算出して、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS563)。第2加算点は、例えば新たな施策が1回登録されるごとに10点増加する。その後、ステップS571の処理に移行する。
一方、施策が再利用されていると判断された場合(ステップS561:Yesルート)、振り返りデータテーブル(図17)及びプロジェクトデータテーブル(図18)を用いて、再利用元の施策IDに対応するPJIDを特定する(ステップS565)。次に、特定されたPJIDが、検討対象PJIDと一致するか判断する(ステップS567)。PJIDが一致しないと判断された場合(ステップS567:Noルート)、他のプロジェクトの施策が再利用されたと判断し、第3加算点(=(直前の第3加算点)+6)を算出して、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS569)。第3加算点は、例えば他のプロジェクトの施策が1回再利用されるごとに6点増加する。その後、ステップS571の処理に移行する。
PJIDが一致すると判断された場合(ステップS567:Yesルート)又はステップS563若しくはS569の後に、検討対象PJIDに対応する全ての振り返りデータを処理したか否かを判断する(ステップS571)。未処理の振り返りデータが残っている場合は(ステップS571:Noルート)、端子Gを介してステップS531の処理に戻る。一方、全ての振り返りデータを処理した場合は(ステップS571:Yesルート)、端子Hを介して図33の処理に移行する。
第2加算点を用いることにより、新しい課題又は施策を登録しているプロジェクトの評価点を高くすることができる。また、第3加算点を用いれば、振り返りデータを登録する際に他のプロジェクトにより登録された課題又は施策を有効に活用できているプロジェクトについて、評価点を高くすることができる。
次に、評価データ計算処理部93は、課題採点データテーブル(図21)を参照して、検討対象PJIDを含むレコードを計数する(図33:ステップS581)。同様に、施策採点データテーブル(図22)を参照して、検討対象PJIDを含むレコードを計数する(ステップS583)。そして、例えば課題採点データテーブルにおいて計数されたレコードの数と、施策採点データテーブルにおいて計数されたレコードの数とを合計し(ステップS585)、さらに所定の値(例えば3)を乗算することにより、第4の加算点を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS587)。そして、元の処理に戻る。このような処理により、既存の課題又は施策の採点を積極的に行っているプロジェクトの評価点を高くすることができる。
図25の処理に戻って、評価データ計算処理部93は、ステップS241において算出され、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納された第1乃至第4の加算点を合計した点数から、第1減算点を減算した点数を、ステップS237において振り返りデータが登録された時点におけるプロジェクトの加算点・減算点として、ステップS237において登録された振り返りデータのFIDと対応付けてプロジェクトデータテーブル(図18)に格納する(ステップS243)。本実施の形態においては、プロジェクトの加算点・減算点を振り返りデータの課題評価点及び施策評価点に反映させるため、振り返りデータのFIDに対応付けてプロジェクトの加算点・減算点を登録する。そして元の処理に戻る。
入力処理においてプロジェクトデータテーブルに登録されるデータの一例を、図34に示す。図34の行3401に示されたレコードにおいては、ステップS243において算出された加算点・減算点が、プロジェクトデータテーブルの加算点・減算点の欄に登録されている。また、上で述べたように、課題評価点の欄には、課題評価点と加算点・減算点との合計点が登録されるが、振り返りデータが登録された時点においては、当該振り返りデータの課題は全く再利用されておらず、課題評価点はゼロである。このため、図34の行3401に示されるように、ステップS243において算出された点数が、課題評価点の欄にそのまま登録されている。施策評価点の欄についても同様である。入力処理において、振り返りデータを登録したプロジェクトの加算点・減算点を算出し、振り返りデータの課題評価点及び施策評価点としてプロジェクトデータテーブルに登録することにより、振り返りデータの登録後、後に説明する更新処理を行う前に、同じく後に説明する表示処理が行われる場合においても、振り返りデータの評価点を適切に表示することができる。
図24の処理に戻って、データ入力要求を受け付けなかったと判断された場合(ステップS201:Noルート)又はステップS203の後に、評価データ計算処理部93は、予め決められた時刻になったか判断する(ステップS211)。予め決められた時刻になったと判断された場合(ステップS211:Yesルート)、更新処理を実施する(ステップS213)。加算点・減算点は、上で述べたように入力処理を行う際に登録されるが、その後に同一のプロジェクトにより別の振り返りデータが登録されても、既に入力されている振り返りデータの加算点・減算点は変更されない。そこで、本実施の形態においては、1日が終了した時点におけるプロジェクト全体での振り返りデータの利用状況に基づいて算出される加算点・減算点を、その日に当該特定のプロジェクトにより登録された全ての振り返りデータの評価に反映させるため、毎日午前0時に更新処理を実施する。更新処理については、図35及び図36を用いて説明する。
まず、評価データ計算処理部93は、振り返りデータテーブル(図17)のFIDの欄及び日付の欄を参照して、前回の更新処理後に登録された振り返りデータのうち、未処理の振り返りデータを1レコード分検討対象振り返りデータとして特定する(図35:ステップS251)。本実施の形態のように更新処理を毎日行う場合は、例えば更新日の前日の日付が登録された振り返りデータが特定される。このように更新日の前日の振り返りデータだけを検討対象とするのは、更新日の前日より前に登録された振り返りデータにおいて加算点・減算点が更新されてしまうと、振り返りデータが登録された日におけるプロジェクトの振り返りデータ利用状況が、プロジェクトの評価点に反映されなくなるためである。
次に、当該振り返りデータのPJIDを検討対象PJIDとして、加算点・減算点算出処理を実施する(ステップS253)。加算点・減算点算出処理(図31乃至図33)の詳細については、上で述べた通りである。その後、ステップS253において算出された第1乃至第4の加算点を加算した点数から、第1減算点を減算した点数を、プロジェクトの加算点・減算点として、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS255)。次に、プロジェクトの加算点・減算点を用いて、検討対象振り返りデータの課題評価点及び施策評価点を更新し、検討対象振り返りデータのFIDと対応付けてプロジェクトデータテーブルに格納する(ステップS257)。上で述べたように、本実施の形態においては、プロジェクトデータテーブルの課題評価点の欄には、振り返りデータの課題評価点と、入力処理において算出され且つプロジェクトデータテーブルの加算点・減算点の欄に登録された点数とを合計した点数が既に登録されている。そこで、ステップS257においては、プロジェクトデータテーブルの課題評価点の欄に登録された点数から、検討対象振り返りデータのFIDと対応付けられてプロジェクトデータテーブルの加算点・減算点の欄に登録された点数を減算し、さらにステップS255においてメインメモリなどの記憶装置に格納されたプロジェクトの加算点・減算点を加算した点数を、プロジェクトデータテーブルの課題評価点の欄に上書きする。施策評価点についても、同様の処理を行う。その後、ステップS255においてメインメモリなどの記憶装置に格納されたプロジェクトの加算点・減算点を、プロジェクトデータテーブルの加算点・減算点の欄に検討対象振り返りデータのFIDと対応付けて上書きする(ステップS259)。
そして、全ての振り返りデータについて処理したか判断する(ステップS261)。未処理の振り返りデータが存在する場合(ステップS261:Noルート)、ステップS251に戻る。一方、全ての振り返りデータについて処理が完了した場合には(ステップS261:Yesルート)、元の処理に戻る。
入力処理において登録された振り返りデータが、更新処理において更新された一例を、図36に示す。図36の行3601に示されたレコードにおいては、前回の更新処理より前の日に登録された振り返りデータが示されている。このため、ステップS253における加算点・減算点算出処理が行われていないので、図34と比較して加算点・減算点は変化していない。ただし、他の課題及び施策に再利用された結果、図34と比較して課題評価点は15点増加し、施策評価点は10点増加したことが示されている。一方、図36の行3603に示されたレコードにおいては、前回の更新処理後に登録された振り返りデータが示されている。このため、ステップS253において加算点・減算点算出処理が行われた結果、図34と比較してプロジェクトの加算点・減算点が5点増加したことが示されている。また、振り返りデータの登録後に課題及び施策が再利用されたことにより、図34と比較して課題評価点は10点増加し、施策評価点は25点増加している。この結果、図34の行3401に示されたレコードと比較して、課題評価点の欄に登録された点数は15点増加し、施策評価点の欄に登録された点数は30点増加している。
なお、本実施の形態においては、入力処理において振り返りデータが登録される度に評価点算出処理が行われ、更新処理を行う時点においてはプロジェクトデータテーブルに最新の課題評価点及び施策評価点が登録されているため、更新処理においては評価点算出処理を行う必要はない。ただし、入力処理における評価点算出処理(図25:ステップS239)を行わずに、更新処理において評価点算出処理を行うようにしてもよい。この場合、前回の更新処理を行った後に登録された振り返りデータのみを評価点算出処理の検討対象としても、プロジェクトデータテーブルに登録された課題評価点及び施策評価点を初期化して、全ての振り返りデータを評価点算出処理の検討対象としてもよい。プロジェクトデータテーブルに登録された課題評価点及び施策評価点を初期化した場合は、前回の更新処理後に登録された振り返りデータについては評価点算出処理において算出された課題評価点とステップS255においてメインメモリなどの記憶装置に格納された加算点・減算点とを合計した点数が、それ以外の振り返りデータについては算出された評価点とプロジェクトデータテーブルに格納された加算点・減算点とを合計した点数が、それぞれプロジェクトデータテーブルに格納され、施策評価点についても同様に処理される。
図24の処理に戻って、予め決められた時刻になっていないと判断された場合(ステップS211:Noルート)又はステップS213の後に、入出力処理部91は、例えばプロジェクトの担当幹部Kが操作するユーザ端末Bから、評価点表示要求を受け付けたか判断する(ステップS221)。評価点表示要求を受け付けた場合(ステップS221:Yesルート)、表示処理を実施する(ステップS223)。表示処理については、図37乃至図43を用いて説明する。
まず、入出力処理部91は、プロジェクト管理テーブル(図23)を参照して、評価点表示要求の要求者に対応するPJIDを特定し、さらにその中で1つ未処理PJIDを特定する(図37:ステップS271)。本実施の形態においては、プロジェクトの担当幹部Kは、PJID1のプロジェクト及びPJID2のプロジェクトを担当しており、ステップS271においてはまずPJID1が特定される。次に、特定されたPJIDに対応する振り返りデータの課題評価点及び施策評価点を取得する(ステップS273)。本実施の形態においては、例えば過去一ヶ月間の振り返りデータを取得対象とする。
表示処理を実施する時点における振り返りデータを含むプロジェクトデータテーブルの一例を、図38に示す。図38の行3801に示されたレコードにおいては、課題及び施策がさらに再利用された結果、図36の行3603に示されたレコードと比較すると、課題評価点はさらに15点増加し、施策評価点も10点増加したことが示されている。一方、加算点及び減算点は振り返りデータを登録した時点及び振り返りデータを登録した日の翌日の更新処理においてのみ再計算されるため、図36の行3603に示されたレコードにおける加算点及び減算点からは変化していない。
次に、入出力処理部91は、取得した課題評価点及び施策評価点を用いて、特定されたPJIDに対応するプロジェクトの評価点を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS275)。本実施の形態においては、例えば過去一ヶ月分の課題評価点の平均値、及び施策評価点の平均値の合計点を、プロジェクトの評価点とする。
次に、要求者に対応する全てのPJIDについて処理したか判断する(ステップS277)。未処理のPJIDが存在する場合(ステップS277:Noルート)、ステップS271に戻る。一方、全てのPJIDについて処理が完了した場合には(ステップS277:Yesルート)、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納されたプロジェクトの評価点を用いて、第1評価点表示ページ・データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS279)。
ユーザ端末Bは、振り返りデータ評価装置9から第1評価点表示ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図39に示されるようなプロジェクト単位の評価点の一覧表示画面が表示装置に表示される。図39の例では、要求者である担当幹部のIDと、要求者である担当幹部が担当するプロジェクトのID、担当プロジェクト名、及びプロジェクト評価点が含まれるテーブルと、詳細表示ボタン3901と、グラフ表示ボタン3903とが表示される。
図37に戻って、その後、プロジェクトの担当幹部Kが、図39に示されるプロジェクト単位の評価点の一覧表示画面において特定のプロジェクトの行を選択し、さらに詳細表示ボタン3901又はグラフ表示ボタン3903をクリックすることによって、振り返りデータ評価装置9への表示変更要求の送信を指示する。ユーザ端末Bは、プロジェクトの担当幹部Kからの表示変更要求を受け付け、指示に従って表示変更要求を振り返りデータ評価装置9に送信する。振り返りデータ評価装置9の入出力処理部91は、ユーザ端末Bから表示変更要求を受信し(ステップS281)、表示変更処理を実施する(ステップS283)。表示変更処理については、図40乃至図43を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、図39に示されるプロジェクト単位の評価点の一覧表示画面(第1評価点表示ページ・データ)に加えて、後に示す日付単位のプロジェクトの評価点の一覧表示画面(第2評価点表示ページ・データ)、振り返りデータの詳細表示画面(第3評価点表示ページ・データ)、及びプロジェクトの評価点の推移を示すグラフ画面を選択できるものとするが、画面表示はこれらに限られるものではない。
まず、入出力処理部91は、受信した表示変更要求が第2評価点表示ページ・データに関するものであるか判断する(図40:ステップS601)。例えば、プロジェクトの担当幹部Kが、図39に示されたPJID1の行3911を選択し、詳細表示ボタン3901をクリックした場合に、ユーザ端末Bからは、PJID1のプロジェクトについての第2評価点表示ページ・データの表示要求が送信される。
特定のプロジェクトについての第2評価点表示ページ・データに関する表示変更要求を受け付けた場合(ステップS601:Yesルート)、入出力処理部91は、図38に示されるプロジェクトデータテーブルを参照して、特定されたプロジェクトのPJIDに対応する振り返りデータのうち、未処理の振り返りデータを取得する(ステップS603)。次に、取得した振り返りデータに含まれる課題評価点及び施策評価点を用いて、日付単位のプロジェクトの評価点を算出する(ステップS605)。本実施の形態においては、振り返りデータに含まれる課題評価点及び施策評価点の合計を、当該振り返りデータが登録された日における日付単位のプロジェクトの評価点とする。ただし、同日に複数の振り返りデータが登録されている場合は、全ての振り返りデータに含まれる課題評価点と施策評価点との合計を平均した値が、日付単位のプロジェクトの評価点として算出される。
次に、特定されたPJIDに対応する全ての振り返りデータについて処理したか判断する(ステップS607)。未処理の振り返りデータが存在する場合(ステップS607:Noルート)、ステップS603に戻る。一方、全ての振り返りデータについて処理が完了した場合には(ステップS607:Yesルート)、ステップS605において算出された日付単位のプロジェクトの評価点を用いて、第2評価点表示ページ・データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS609)。
ユーザ端末Bは、振り返りデータ評価装置9から第2評価点表示ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図41に示すような画面が表示装置に表示される。図41の例では、PJID1のプロジェクトの評価点が、日付単位で一覧表示されている。
図40の処理に戻って、受信した表示変更要求が第2評価点表示ページ・データに関するものではない場合(ステップS601:Noルート)、入出力処理部91は、受信した表示変更要求が第3評価点表示ページ・データに関するものであるか判断する(図40:ステップS621)。例えば、プロジェクトの担当幹部Kが、図41に示された日付単位のプロジェクトの評価点のうち、12月11日の行4111を選択し、詳細表示ボタン4101をクリックした場合に、ユーザ端末Bからは、12月11日に登録された振り返りデータについての第3評価点表示ページ・データに関する表示変更要求が送信される。
特定の日付についての第3評価点表示ページ・データに関する表示変更要求を受け付けた場合(ステップS621:Yesルート)、入出力処理部91は、プロジェクトデータテーブル、振り返りデータテーブル(図17)、課題データテーブル(図19)及び施策データテーブル(図20)を参照して、特定された日付に対応する振り返りデータの課題の内容、施策の内容、課題評価点及び施策評価点を取得する(ステップS623)。そして、取得された課題の内容、施策の内容、課題評価点及び施策評価点を用いて第3評価点表示ページ・データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS625)。そして元の処理に戻る。なお、同日に複数の振り返りデータが登録されている場合には、全ての振り返りデータの課題の内容、施策の内容、課題評価点及び施策評価点を取得し、全ての振り返りデータを一覧表示するような第3評価点表示ページ・データを生成するようにしてもよい。
ユーザ端末Bは、振り返りデータ評価装置9から第3評価点表示ページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図42に示すような画面が表示装置に表示される。図42の例では、PJID1のプロジェクトにおいて12月11日に登録された課題の内容、施策の内容、課題評価点及び施策評価点が表示されている。そして元の処理に戻る。
図40の処理に戻って、表示変更要求が第3評価点表示ページ・データに関するものではない場合(ステップS621:Noルート)、入出力処理部91は、グラフ表示要求を受け付けたと判断し、選択されたプロジェクトの評価点を日付単位で集計する(ステップS641)。プロジェクトの評価点を日付単位で集計する処理については、上で述べた通りである。そして、集計された日付単位のプロジェクトの評価点を用いて、グラフページ・データを生成し、ユーザ端末Bに送信する(ステップS643)。そして元の処理に戻る。
ユーザ端末Bは、振り返りデータ評価装置9からグラフページ・データを受信し、表示装置に表示する。例えば図43に示すような画面が表示装置に表示される。図43の例では、図41に示されるようなプロジェクトの評価点の日付単位の推移を示すグラフが表示されている。これにより、プロジェクトの担当幹部はプロジェクトの評価点の推移を容易に把握できる。
図37の処理に戻って、入出力処理部91は、ユーザ端末Bから表示終了指示を受け付けたか判断する(ステップS285)。表示終了指示を受け付けた場合(ステップS285:Yesルート)、元の処理に戻る。一方、表示終了指示を受け付けていない場合(ステップS285:Noルート)、ステップS281の処理に戻る。なお、表示終了指示を受け付けていない場合であっても、例えば一定期間経過後に元の処理に戻るようにしてもよい。
図24の処理に戻って、評価点表示要求を受け付けていない場合(ステップS221:Noルート)又はステップS223の後に、入出力処理部91はステップS201に戻って処理を繰り返す。
以上本発明の第2の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、図16に示した機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラム・モジュール構成に一致するものではない。
本実施の形態における第1乃至第3の課題評価点は、例えば((特定の課題を再利用した他の課題の数)×10+(特定の課題を再利用したプロジェクトにより登録された採点データ)×5+(特定の課題に対して新たに登録された施策の数)×15)のような数式で表すことができる。すなわち、第1乃至第3の課題評価点は、数式に含まれる定数によって、それぞれ重み付けされている。同様に、第1及び第2の施策評価点は、例えば((特定の施策を再利用した他の施策の数)×10+(特定の施策を再利用したプロジェクトにより登録された採点データ)×5)、第1減算点及び第1乃至第4加算点は、((繰り返し出現する課題IDの出現回数)×(−10)+(プロジェクトのメンバー数に対する発言者の割合)×(振り返りデータのレコード数)×5+((他の課題を再利用していない課題の数)+(他の施策を再利用していない施策の数))×10+((他のプロジェクトの課題を再利用した課題の数)+(他プロジェクトの施策を再利用した施策の数))×6+((課題を採点した回数)+(施策を採点した回数))×3)というような数式で表すことができる。ただし、これらの重み付けは一例に過ぎず、必要に応じて変更してもよい。例えば、対象プロジェクトにおいて振り返りデータを登録することにより変化する加算点及び減算点のウエイトが、主に対象プロジェクト以外のプロジェクトにより課題又は施策が再利用されることで変化する評価点のウエイトよりも大きくなるようにしてもよい。
また、再利用判定処理において、課題又は施策を単語分割して比較する処理に代えて、受信した課題又は施策の内容の文字列と、特定された課題又は施策の内容の文字列とで一致する文字の割合が所定の値以上であるかを判定するような処理を行ってもよい。
さらに、本実施の形態においては、プロジェクトデータテーブルの課題評価点の欄には、評価点算出処理において算出された課題評価点と、加算点・減算点算出処理において算出された加算点・減算点との合計点が登録されているが、加算点・減算点を合計する前の課題評価点を格納するようにしてもよい。この場合、表示処理において課題評価点を取得する際に、課題評価点の欄に登録された点数と、加算点・減算点の欄に登録された点数とを合計する。施策評価点の欄についても同様である。
なお、入力処理において入力ページ・データを生成する際に、プロジェクトデータテーブルから課題評価点及び施策評価点を取得して、課題の内容と共に入力ページ・データに含めるようにしてもよい。これにより、プロジェクトのメンバーは評価の高い課題又は施策がどれか特定しやすくなる。
なお、第1の実施の形態におけるユーザ端末、進捗管理装置3、振り返り処理装置5、並びに第2の実施の形態におけるユーザ端末及び振り返りデータ評価装置9は、図44のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
データ取得部と、データ抽出部と、記憶装置と、過去のプロジェクトの対象種別と当該過去のプロジェクトの規模に関するデータと当該過去のプロジェクトの特定フェーズと当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータと当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータとを含む振り返りデータを格納する振り返りデータ格納部とを有するコンピュータにより実行される振り返りデータ処理方法であって、
前記データ取得部により、プロジェクトの対象種別と当該プロジェクトの規模に関するデータと当該プロジェクトの該当フェーズとを含むプロジェクト・データを取得し、記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記振り返りデータ格納部に格納されている、各前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクト・データに含まれる前記プロジェクトの対象種別に対する類似度と前記プロジェクトの規模に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズに対する類似度とを用いて総合類似度を算出し、前記記憶装置に格納する類似度算出ステップと、
前記データ抽出部により、前記記憶装置に格納された前記総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ又は当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力するステップと、
を含む振り返りデータ処理方法。
(付記2)
前記データ取得部により、前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータを取得し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記振り返りデータ格納部に格納されている、前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータに対する類似度を算出し、前記記憶装置に格納されている前記総合類似度を修正する修正ステップと、
前記データ抽出部により、前記記憶装置に格納された、修正後の前記総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータ又は前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力するステップと、
をさらに含む付記1記載の振り返りデータ処理方法。
(付記3)
前記データ取得部により、前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを取得し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記振り返りデータ格納部に格納されている、前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に対する対処に関するデータに対する類似度を算出し、前記記憶装置に格納されている前記総合類似度を修正する第2修正ステップと、
前記データ抽出部により、前記記憶装置に格納された、修正後の前記総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータ又は前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力するステップと、
をさらに含む付記2記載の振り返りデータ処理方法。
(付記4)
前記データ取得部により、スケジュール遅れに関するデータとシステム開発において利用するパッケージに関するデータとシステム開発において使用するハードウエアに関するデータとシステム開発において使用するオペレーティング・システムに関するデータとのうち少なくともいずれかを取得し、前記記憶装置に格納するステップ
をさらに含み、
前記類似度算出ステップにおいて、前記記憶装置に格納されている前記スケジュール遅れに関するデータに対する類似度と前記システム開発において利用するパッケージに関するデータに対する類似度と前記システム開発において使用するハードウエアに関するデータに対する類似度と前記システム開発において使用するオペレーティング・システムに関するデータに対する類似度との少なくともいずれかをさらに用いて総合類似度を算出する
付記1記載の振り返りデータ処理方法。
(付記5)
前記プロジェクトの規模に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズに対する類似度とが、予め定められた区分の一致不一致を判断することによって特定される
付記1記載の振り返りデータ処理方法。
(付記6)
前記修正ステップが、
前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータに出現する単語に関するベクトルを生成するステップと、
前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータに出現する単語に関するベクトルを生成するステップと、
生成された前記ベクトルを用いて当該ベクトルの内積に基づく類似度を算出するステップと、
を含む付記2記載の振り返りデータ処理方法。
(付記7)
前記第2修正ステップが、
前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に対する対処に関するデータに出現する単語に関するベクトルを生成するステップと、
前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータに出現する単語に関するベクトルを生成するステップと、
生成された前記ベクトルを用いて当該ベクトルの内積に基づく類似度を算出するステップと、
を含む付記3記載の振り返りデータ処理方法。
(付記8)
前記データ取得部により、前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータを取得し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記振り返りデータ格納部に格納されている、各前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクト・データに含まれる前記プロジェクトの対象種別に対する類似度と前記プロジェクトの規模に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータに対する類似度とを用いて第2総合類似度を算出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記記憶装置に格納された前記第2総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータ又は前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力するステップと、
をさらに含む付記1記載の振り返りデータ処理方法。
(付記9)
前記データ取得部により、前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを取得し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記振り返りデータ格納部に格納されている、各前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクト・データに含まれる前記プロジェクトの対象種別に対する類似度と前記プロジェクトの規模に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズにおける問題に対する対処に関するデータに対する類似度とを用いて第3総合類似度を算出し、前記記憶装置に格納するステップと、
前記データ抽出部により、前記記憶装置に格納された、前記第3総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータ又は前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力するステップと、
をさらに含む付記8記載の振り返りデータ処理方法。
(付記10)
前記データ取得部により取得されたデータを、前記振り返りデータ格納部に格納するステップ
をさらに含む付記3記載の振り返りデータ処理方法。
(付記11)
計算処理部と、入出力処理部と、点数テーブルと、プロジェクトの少なくとも課題に関するデータを含む振り返りデータが前記プロジェクトのプロジェクトIDに対応付けられて格納されている振り返りデータ格納部とを有するコンピュータにより実行される振り返りデータ評価方法であって、
前記計算処理部により、前記振り返りデータ格納部を第1のプロジェクトのプロジェクトIDで検索して当該第1のプロジェクトに係る振り返りデータを抽出し、抽出された前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータを用いて、前記第1のプロジェクトによる振り返り活動に対する寄与又は振り返り活動の状態を表す調整点を算出し、前記第1のプロジェクトに係る特定の振り返りデータと対応付けて前記点数テーブルに格納する調整点算出ステップと、
前記入出力処理部により、前記特定の振り返りデータに含まれる第1の課題を再利用した課題を含む第2の振り返りデータを受信し、前記振り返りデータ格納部に格納するステップと、
前記計算処理部により、前記第2の振り返りデータを用いて、前記点数テーブルに前記特定の振り返りデータと対応付けられて格納されている前記第1のプロジェクトについての調整点を上乗せした形で、前記第1の課題の有用度を表す、前記第1の課題の評価点を算出し、前記点数テーブルに格納する課題評価ステップと
を含む振り返りデータ評価方法。
(付記12)
前記振り返りデータが、前記プロジェクトの前記課題に対応する施策に関するデータをさらに含み、
前記入出力処理部により、前記特定の振り返りデータに含まれる第1の施策を再利用した施策を含む第3の振り返りデータを受信し、前記振り返りデータ格納部に格納するステップと、
前記計算処理部により、前記第3の振り返りデータを用いて、前記点数テーブルに前記特定の振り返りデータと対応付けられて格納されている前記第1のプロジェクトについての調整点を上乗せした形で、前記第1の施策の有用度を表す、前記第1の施策の評価点を算出し、前記点数テーブルに格納する施策評価ステップと
をさらに含む付記11記載の振り返りデータ評価方法。
(付記13)
前記調整点算出ステップが、前記第1の課題を含む前記特定の振り返りデータが登録された時点、及び前記第1の課題を含む前記特定の振り返りデータが登録された後の時点であり且つ過去に調整点算出ステップが実行されてから所定の時間が経過した時点のうち少なくともいずれかにおいて実行される
付記11記載の振り返りデータ評価方法。
(付記14)
前記調整点算出ステップにおいて、前記調整点を、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる課題のうち繰り返し出現する課題の出現回数又は繰り返し出現する課題の数、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータのうち所定の期間内に登録された振り返りデータに含まれる課題を入力した入力者の数、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる課題のうち他の課題を再利用していない課題の数、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる課題のうち他のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる課題を再利用した課題の数、及び前記第1のプロジェクトのメンバにより採点データが入力された課題の数のうち少なくともいずれかを用いて算出する
付記11記載の振り返りデータ評価方法。
(付記15)
前記調整点算出ステップにおいて、前記調整点を、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータのうち所定の期間内に登録された振り返りデータに含まれる施策を入力した入力者の数、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる施策のうち他の施策を再利用していない施策の数、前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる施策のうち他のプロジェクトに係る振り返りデータに含まれる施策を再利用した施策の数、及び前記第1のプロジェクトのメンバにより採点データが入力された施策の数のうち少なくともいずれかを用いて算出する
付記12記載の振り返りデータ評価方法。
(付記16)
前記課題評価ステップにおいて、前記第1の課題の評価点を、前記第1の課題に対して入力された採点データをさらに用いて算出する
付記11記載の振り返りデータ評価方法。
(付記17)
前記振り返りデータが、前記プロジェクトの前記課題に対応する施策に関するデータをさらに含み、
前記課題評価ステップにおいて、前記第1の課題の評価点を、前記振り返りデータ格納部に格納された振り返りデータのうち前記第1の課題を再利用した課題及び他の施策を再利用していない施策を含む振り返りデータをさらに用いて算出する
付記11記載の振り返りデータ評価方法。
(付記18)
前記施策評価ステップにおいて、前記第1の施策の評価点を、前記第1の施策に対して入力された採点データをさらに用いて算出する
付記12記載の振り返りデータ評価方法。
(付記19)
付記1乃至10のいずれか1つ記載の振り返りデータ処理方法、又は付記11乃至18のいずれか1つ記載の振り返りデータ評価方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記20)
過去のプロジェクトの対象種別と当該過去のプロジェクトの規模に関するデータと当該過去のプロジェクトの特定フェーズと当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータと当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータとを含む振り返りデータを格納する振り返りデータ格納部と、
プロジェクトの対象種別と当該プロジェクトの規模に関するデータと当該プロジェクトの該当フェーズとを含むプロジェクト・データを取得し、記憶装置に格納する手段と、
前記振り返りデータ格納部に格納されている、各前記過去のプロジェクトの振り返りデータに対して、前記記憶装置に格納された前記プロジェクト・データに含まれる前記プロジェクトの対象種別に対する類似度と前記プロジェクトの規模に関するデータに対する類似度と前記プロジェクトの該当フェーズに対する類似度とを用いて総合類似度を算出し、前記記憶装置に格納する類似度算出手段と、
前記記憶装置に格納された前記総合類似度に基づき前記振り返りデータ格納部に格納されている前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ又は当該過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に関するデータ及び前記過去のプロジェクトの特定フェーズにおける問題に対する対処に関するデータを読み出し、出力する手段と、
を有する振り返りデータ処理装置。
(付記21)
プロジェクトの少なくとも課題に関するデータを含む振り返りデータが前記プロジェクトのプロジェクトIDに対応付けられて格納されている振り返りデータ格納部と、
前記振り返りデータ格納部を第1のプロジェクトのプロジェクトIDで検索して当該第1のプロジェクトに係る振り返りデータを抽出し、抽出された前記第1のプロジェクトに係る振り返りデータを用いて、前記第1のプロジェクトによる振り返り活動に対する寄与又は振り返り活動の状態を表す調整点を算出し、前記第1のプロジェクトに係る特定の振り返りデータと対応付けて記憶装置に格納する手段と、
前記第1のプロジェクトに係る特定の振り返りデータに含まれる第1の課題を再利用した課題を含む第2の振り返りデータを受信し、前記振り返りデータ格納部に格納する手段と、
前記第2の振り返りデータを用いて、前記記憶装置に前記特定の振り返りデータと対応付けられて格納されている前記第1のプロジェクトについての調整点を上乗せした形で、前記第1の課題の有用度を表す、前記第1の課題の評価点を算出し、前記記憶装置に格納する手段と
を有する振り返りデータ評価装置。