JP5135799B2 - 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5135799B2 JP5135799B2 JP2006550809A JP2006550809A JP5135799B2 JP 5135799 B2 JP5135799 B2 JP 5135799B2 JP 2006550809 A JP2006550809 A JP 2006550809A JP 2006550809 A JP2006550809 A JP 2006550809A JP 5135799 B2 JP5135799 B2 JP 5135799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- atom
- film
- polymer
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- UMCSHTKHXAMMQM-UHFFFAOYSA-N CC(CC1C2)(C2C2C1C1C=CC2C1)C(OC)=O Chemical compound CC(CC1C2)(C2C2C1C1C=CC2C1)C(OC)=O UMCSHTKHXAMMQM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C08L33/14—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing halogen, nitrogen, sulfur, or oxygen atoms in addition to the carboxy oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L25/02—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
- C08L25/04—Homopolymers or copolymers of styrene
- C08L25/08—Copolymers of styrene
- C08L25/14—Copolymers of styrene with unsaturated esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L45/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having no unsaturated aliphatic radicals in side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic or in a heterocyclic ring system; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L65/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Description
なお、本明細書において、「複屈折」という用語は通常の意味で用いられる。また、複屈折の値(これをΔnとする)とは、熱可塑性樹脂組成物から成形されたフィルムを一軸延伸し、重合体分子鎖を一方向に配向させた延伸フィルムにおいて、延伸方向をx軸、これに対して面内垂直方向をy軸とし、x軸方向の屈折率をnx、y軸方向の屈折率をnyとして、下記式:
Δn=nx−ny
で定義される正〜負の値であり、その絶対値は入射光の波長によって異なる。
Re=Δn×d
(式中、dは、透過光の光路長であり、通常、上記延伸フィルムの厚さである)
で定義される正〜負の値であり、その絶対値は入射光の波長によって異なる。
そして、位相差の波長分散性とは、前記Reの値と入射光の波長との相関性を意味する。また、「位相差の波長分散性が大きい」とは、短波長の入射光に対するReの絶対値と、長波長の入射光に対するReの絶対値との差異が大きいことを意味する。
このように液晶ディスプレイの高精細なカラーディスプレイ化が進むにつれ、位相差フィルムに使用される高分子には更に光学機能性を付与する事が望まれている。例えば、可視光の波長領域全域に渡って所望の位相差を発現するため、複屈折の絶対値および波長分散性を自在に制御する事が望まれるようになった。しかし、従来検討がなされてきたノルボルネン系開環重合体は400−800nmにおいて複屈折の波長分散性が非常に小さく、かつ、位相差が長波長になるほど小さくなる(Re400>Re550>Re800)分散性を示す
ものがほとんどであった。これに対し、環状オレフィン系開環重合体の側鎖に置換芳香族基を導入し、複屈折の絶対値および波長分散性を制御しようとする試みが数報開示されているが(特許文献1〜3参照)、その様な重合体は前躯体となる特殊な構造を有するノルボルネン系モノマーを新規に合成する必要があるため、製造工程が複雑になり、また重合体の低コスト化が困難であるという問題があり、未だ実用化されるに至っていない。
本発明では、前記ビニル系重合体(A)が、さらに下記式(II)および式(III)から選ばれる少なくとも一種の単位を有する共重合体であることが好ましく、
前記ビニル系重合体(A)が、下記式(1)で表される各繰り返し単位を有する重合体であることが好ましい。
また本発明では、前記環状オレフィン系重合体(B)が下記一般式(2)で表される単量体を重合したものであることが好ましく、
ビニル系重合体(A)と環状オレフィン系重合体(B)のブレンド比(A/B)が重量比で10/90〜50/50であることが好ましい。
本発明に係る延伸フィルムは、上記光学フィルムを延伸配向することにより得られ、波長400nm、550nm、800nmにおけるレターデーション値を個々Re400、Re550、Re800とした時に、各値の関係がRe400<Re550<Re800となることを特徴
としている。
(A)ビニル系重合体:
本発明に用いられるビニル系重合体(A)は、下記式(I)で表される構造単位を有する重合体であり、さらに下記式(II)および式(III)から選ばれる少なくとも1種の構造単位を有する共重合体であることが好ましい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子が挙げられる。
更に具体的には、上記アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられ;アシル基としては、例えば、アセチル基、ベンゾイル基等が挙げられ;アルキルカルボニルオキシ基としては、例えば、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基等が挙げられ;アリールカルボニルオキシ基としては、例えば、ベンゾイルオキシ基等が挙げられ;アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等が挙げられ;アリーロキシカルボニル基としては、例えば、フェノキシカルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基、フルオレニルオキシカルボニル基、ビフェニリルオキシカルボニル基等が挙げられ;トリオルガノシロキシ基としては、例えば、トリメチルシロキシ基、トリエチルシロキシ基等のトリアルキルシロキシ基や、トリメトキシシロキシ基、トリエトキシシロキシ基等のトリアルコキシシロキシ基が挙げられ;トリオルガノシリル基としては、例えば、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基等のトリアルキルシリル基やトリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基等のトリアルコキシシリル基等が挙げられる。
ビニル系重合体(A)は、下記式(1)で表される各繰り返し単位を有する重合体であることが好ましい。
x、yおよびzは、x+y+z=100重量%とした場合の各繰り返し単位の重量比を示し、好ましくは1<x<20、かつ、80<y<99を満たす。
また、0≦n<4であり、かつR1〜R4が水素原子またはメチル基であることがさらに好ましく、特にR1がメチル基、R2〜R4が水素原子であることが好ましい。
<ヒドロキシ(メタ)アクリレート単量体>
上記式(I)で表される構造単位となりうるヒドロキシ(メタ)アクリレート単量体としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアクリレート、2−ヒドロキシ−n−プロピルアクリレート、3−ヒドロキシ−n−プロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、グリセリンモノアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ−1−メチルエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ−n−プロピルメタクリレート、3−ヒドロキシ−n−プロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、グリセリンモノメタクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロキシメタクリレートを用いると、前記環状オレフィン系樹脂と良好な相溶性を示すビニル系重合体が得られる点で好ましい。
上記式(II)で表される構造単位となりうる芳香族ビニル系単量体としては、
スチレン;α−メチルスチレン;p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メチルスチレンなどのアルキル置換スチレン類;4−クロロスチレン、4−ブロモスチレンなどのハロゲン置換スチレン類;クロロメチルスチレン;p−ヒドロキシスチレン、イソプロペニルフェノール、2−メチル−4−ヒドロキシスチレン、3,4−ジヒドロキシスチレンなどのヒドロキシスチレン類;ビニルベンジルアルコール類;p−メトキシスチレン、p−t−ブトキシスチレン、m−t−ブトキシスチレンなどのアルコキシ置換スチレン類;3−ビニル安息香酸、4−ビニル安息香酸などのビニル安息香酸類;メチル 4−ビニルベンゾエート、エチル 4−ビニルベンゾエートなどのビニル安息香酸エステル類;
4−ビニルベンジルアセテート;4−アセトキシスチレン;p−スルホンアミドスチレンなどのアミドスチレン類;3−アミノスチレン、4−アミノスチレン、2−イソプロペニルアニリン、ビニルベンジルジメチルアミンなどのアミノスチレン類;3−ニトロスチレン、4−ニトロスチレンなどのニトロスチレン類;3−シアノスチレン、4−シアノスチレンなどのシアノスチレン類;ビニルフェニルアセトニトリル;4−ビニルビフェニル、3−ビニルビフェニル、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、9−ビニルフルオレン、2−ビニルフルオレン、9−ビニルアントラセンなどのビニル多環芳香族化合物;1,1−ジフェニルエチレンなどが挙げられる。これらのうち、工業的に入手が容易で、かつ安価な点で、スチレン、α−メチルスチレンが好ましい。
上記式(III)で表される構造単位となりうるビニル系単量体としては、
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニル類;メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソボルニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアクリレートなどの脂肪族アルキルアクリレート類;ベンジルアクリレート;フェニルアクリレートなどの芳香族アクリレート類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレートなどの脂肪族アルキルメタクリレート類;ベンジルメタクリレート;フェニルメタクリレートなどの芳香族メタクリレート類;アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソブトキシメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドなどのアクリルアミド類;メタクリルアミド、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなどのメタクリルアミド類;メタクリル酸グリシジル;メタクリル酸テトラヒドロフルフリル;アクロレイン;メタクロレイン;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどのビニルピリジン類などが挙げられる。これらのうち、工業的に入手が容易で、かつ安価な点で、アクリロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレートを用いる事が好ましく、更に高分子量のビニル系重合体が得られる為、アクリロニトリルを用いる事が特に好ましい。
本発明に用いられるビニル系重合体(A)をラジカル重合で合成する場合、フリーラジカルを発生する公知の有機過酸化物、またはアゾビス系のラジカル重合開始剤を用いることができる。
有機過酸化物としては、
ジアセチルパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサイド、ジイソブチロイルパーオキサイド、ジ(2,4−ジクロロベンゾイル)パーオキサイド、ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキサイド、ジオクタノイルパーオキサオド、ジラウロイルパーオキサイド、ジステアロイルパーオキサイド、ビス{4−(m−トルオイル)ベンゾイル}パーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド類;
メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド類;
過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、α−クメンハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、t−ヘキシルハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド類;
ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジラウリルパーオキサイド、α,α'−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3などのジアルキルパーオキサイド類;
t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシマレエート、t−ブチルパーオキシ3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサン、α,α'−ビス(ネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオドデカノエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、ビス(t−ブチルパーオキシ)イソフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシm−トルオイルベンゾエート、3,3',4,4'−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどのパーオキシエステル類;
1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)ピバレート、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパンなどのパーオキシケタール類;
t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシアリルモノカーボネートなどのパーオキシモノカーボネート類;
ジ−sec−ブチルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ−2−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネートなどのパーオキシジカーボネート類;
その他、t−ブチルトリメチルシリルパーオキサイドなどが挙げられるが、本発明に用いられる有機過酸化物はこれらの例示化合物に限定されるものではない。
アゾビス系ラジカル重合開始剤としては、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル、2,2'−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、2,2'−アゾビス[2−メチル−N−{1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル}プロピオンアミド]、2,2'−アゾビス[2−メチル−N−{2−(1−ヒドロキシブチル)}プロピオンアミド]、2,2'−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド]、2,2'−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2'−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2'−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2'−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジサルフェート・ジハイドレート、2,2'−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'−アゾビス[2−{1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル}プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロクロライド、2,2'−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチル−プロピオンアミジン]、2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドキシム)、ジメチル2,2'−アゾビスブチレート、4,4'−アゾビス(4−シアノペンタノイックアシッド)、2,2'−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)などが挙げられるが、本発明に用いられるアゾビス系ラジカル重合開始剤はこれらの例示化合物に限定されるものではない。これらのアゾビス系ラジカル重合開始剤のうち、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)は高分子量の重合体を得ることができる点で特に好ましい。
上記ヒドロキシ(メタ)アクリレート単量体と、必要に応じて上記芳香族ビニル系単量体および/または上記ビニル系単量体との共重合反応には、触媒を用いてもよい。この触媒は、特に限定されず、たとえば、公知のアニオン重合触媒、配位アニオン重合触媒、カチオン重合触媒などが挙げられる。
本発明に用いられるビニル系重合体(A)は、上記重合開始剤や触媒の存在下で、上記ヒドロキシ(メタ)アクリレート単量体と、上記芳香族ビニル系単量体と、上記ビニル系単量体とを、塊状重合法、溶液重合法、沈殿重合法、乳化重合法、懸濁重合法または塊状−懸濁重合法などの従来公知の方法で重合させることによって得られる。
また、上記ビニル系重合体(A)の分子量分布(Mw/Mn)は、通常1.0〜10、好ましくは1.2〜5、さらに好ましくは1.2〜3であることが望ましい。
本発明に用いられる環状オレフィン系重合体(B)としては、下記(i)〜(v)に示す重合体が挙げられる。
(i)下記一般式(2)で表される単量体(以下「特定単量体」ともいう)の開環重合体(ii)特定単量体と共重合性単量体との開環共重合体、
(iii)前記(i)または(ii)の開環重合体の水素添加重合体、
(iv)前記(i)または(ii)の開環重合体をフリーデルクラフト反応により環化した後、水素添加した重合体、
(v)上記特定単量体と不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体
が挙げられる。
上記環状オレフィン系重合体(B)は、ビニル系重合体(A)との相溶性の観点から極性基を有することが好ましい。
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
トリシクロ[4.3.0.12,5]−3−デセン、
トリシクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセン、
7−メチルトリシクロ[4.4.0.12,5]−3−ウンデセン、
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
2,10−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]−4−ペンタデセン、
ペンタシクロ[7.4.0.12,5.19,12.08,13]−3−ペンタデセン、
5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
1−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
7−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−エトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−エトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フェノキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−フェノキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−n−プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−イソプロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−フェノキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−(1−ナフトキシ)カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−(2−ナフトキシ)カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−〈4−フェニルフェノキシ〉カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−n−プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−イソプロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−フェノキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−(1−ナフトキシ)カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−(2−ナフトキシ)カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−メチル−8−〈4−フェニルフェノキシ〉カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
ペンタシクロ[8.4.0.12,5.19,12.08,13]−3−ヘキサデセン、
ヘプタシクロ[8.7.0.13,6.110,17.112,15.02,7.011,16]−4−エイコセン、
ヘプタシクロ[8.8.0.14,7.111,18.113,16.03,8.012,17]−5−ヘンエイコセン、
8−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
5−フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フェニル−5―メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−フェニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−フェニル−8−メチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
5−n-ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−n-ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−シクロヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(3−シクロヘキセニル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−n-オクチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−n-デシルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−イソプロピルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(1−ナフチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(1−ナフチル)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(2−ナフチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(2−ナフチル)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(ビフェニル−4−イル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−(ビフェニル−4−イル)−5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
5−アミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリn-プロポキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリn-ブトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−クロロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−ヒドロキシメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−シクロヘセニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−フルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6,6−テトラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
8−フルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−フルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、
8,8,9,9−テトラフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン。
これらの特定単量体のうち、上記式(2)におけるR14〜R17のうちの少なくとも1つが、下記式(a)
−(CH2)pCOOR18 (a)
(式中、pは通常、0〜10の整数、R18は炭素数1〜20の炭化水素基である。
)で表される特定の極性基である上記特定単量体を用いると、前記ビニル系重合体と良好な相溶性を示す環状オレフィン重合体が得られる点で好ましい。
このような特定単量体を開環重合して得られる環状オレフィン系重合体としては、例えば下記一般式(3)で表される構造単位を有する重合体が挙げられる。
本発明では、前記一般式(3)において、h=0であり、iが0または1であり、かつ、R14〜R17のうち少なくとも一つが、式:−(CH2)pCOOR18(式中、R18は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、pは0〜10の整数である。)で表される基である構造単位を含む重合体であることが好ましい。
上記特定単量体は単独で開環重合してもよいが、さらに、上記特定単量体と他の共重合性単量体と開環共重合させてもよい。
上記共重合性単量体として、具体的には、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなどのシクロオレフィンを挙げることができる。シクロオレフィンの炭素数は、4〜20が好ましく、さらに好ましくは5〜12である。前記、共重合可能な単量体は、1種単独でも、2種以上を組み合わせても使用することができる。
以下、本発明の環状オレフィン開環重合体の製造方法における重合条件を更に説明する。
<開環重合触媒>
本発明に用いられる開環重合において用いられる触媒(以下、「開環重合触媒」ともいう。)としては、メタセシス触媒が挙げられる。このメタセシス触媒としては、例えば、(I)"Olefin Metathesis and Metathesis Polymerization"(K.J.IVIN, J.C.MOL, Academic Press 1997)に記載されている触媒が好ましく用いられる。このような触媒としては、例えば、(a)W、Mo、Re、VおよびTiの化合物から選ばれた少なくとも1種と、(b)アルカリ金属元素(例えば、Li、Na、K)、アルカリ土類金属元素(例えば、Mg、Ca)、デミングの周期表第12族元素(例えば、Zn、Cd、Hg)、第13族元素(例えば、B、Al)、第14族元素(例えば、Si、Sn、Pb)等の化合物であって、少なくとも1つの当該元素−炭素結合あるいは当該元素−水素結合を有するものから選ばれた少なくとも1種との組み合わせからなるメタセシス触媒が挙げられる。この触媒は、触媒活性を高めるために、後述の(c)添加剤が添加されたものであってもよい。
上記(b)成分の具体例としては、例えば、n−C4H9Li、(C2H5)3Al、(C2H5)2AlCl、(C2H5)1.5AlCl1.5、(C2H5)AlCl2、メチルアルモキサン(MAO)、LiH等の特開平1−240517号公報に記載の化合物を挙げることができる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
上記(a)成分等を組み合わせてなるメタセシス触媒の使用量は、上記(a)成分と、全単量体(特定単量体および他の共重合可能な単量体。以下、同じ)との、「(a)成分:全単量体」のモル比が、通常、1:500〜1:500,000となる範囲、好ましくは1:1,000〜1:100,000となる範囲である。更に、上記(a)成分と(b)成分との割合は、「(a):(b)」の金属原子(モル)比が、通常、1:1〜1:50、好ましくは1:2〜1:30の範囲である。このメタセシス触媒に上記(c)添加剤を添加する場合、(a)成分と(c)成分との割合は、「(c):(a)」のモル比が、通常、0.005:1〜15:1、好ましくは0.05:1〜7:1の範囲である。
(II)周期表第4族〜第8族の遷移金属−カルベン錯体やメタラシクロブタン錯体等からなるメタセシス触媒を用いることができ、例えば、T.M.Trnka et.al, Acc.Chem.Res.2001,34,18-29およびR.R.Schrock, Chem.Rev.2002,102,145-179などの公知の文献に記載されているメタセシス触媒が好ましく用いられる。上記触媒(II)の具体例としては、W(=N−2,6−C6H3 iPr2)(=CHtBu)(OtBu)2、Mo(=N−2,6−C6H3 iPr2)(=CHtBu)(OtBu)2、Ru(=CHCH=CPh2)(PPh3)2Cl2、Ru(=CHPh)(PC6H11)2Cl2等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
<分子量調節剤>
開環重合体の分子量の調節は、重合温度、触媒の種類、溶媒の種類によって行うことができるが、本発明では、分子量調節剤を反応系に共存させることにより調節することが好ましい。分子量調節剤としては、エチレン、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセンなどのα−オレフィン類およびスチレン、4−ビニルビフェニル、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン等のビニル芳香族化合物が好ましく用いられる。これらのうち、1−ブテン、1−ヘキセンが特に好ましい。これらの分子量調節剤は、単独であるいは2種以上を混合して用いることができる。分子量調節剤の使用量は、開環重合に使用される全単量体1モルに対して、通常0.005〜0.6モル、好ましくは0.02〜0.5モルである。
上記開環重合では、上記特定単量体、開環重合触媒および分子量調節剤を溶解するために溶媒を使用することが好ましい。開環重合に用いられる溶媒としては、たとえば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカンなどのアルカン類;シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、デカリン、ノルボルナンなどのシクロアルカン類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメンなどの芳香族炭化水素;クロロブタン、ブロモヘキサン、塩化メチレン、ジクロロエタン、ヘキサメチレンジブロミド、クロロホルム、テトラクロロエチレンなどのハロゲン化アルカン類;クロロベンゼンなどのハロゲン化アリール類;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸iso−ブチル、プロピオン酸メチルなどの飽和カルボン酸エステル類;ジメトキシエタン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類を挙げることができる。これらは1種単独で、あるいは2種以上を混合して用いることができる。これらのうち、芳香族炭化水素が好ましい。溶媒の使用量は、「溶媒:上記全単量体(重量比)」が、通常1:1〜10:1となる量、好ましくは1:1〜5:1となる量である。
上記開環重合体は、開環重合触媒の存在下、必要に応じて分子量調節剤および開環重合用溶媒を用いて、上記特定単量体、および必要に応じて共重合性単量体を、従来公知の方法で開環重合させることにより得ることができる。
また、上記特定単量体と上記共重合性単量体とを共重合させる場合、上記特定単量体と上記共重合性単量体との合計100重量%に対して、上記特定単量体を通常50重量%以上、好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重量%以上、かつ100重量%未満、上記共重合性単量体を0重量%を超えて、通常50重量%以下、好ましくは40重量%以下、より好ましくは30重量%以下の割合で共重合させることが望ましい。
<水素添加反応>
上記開環重合反応により得られた開環重合体は、そのまま、環状オレフィン系重合体(B)として使用することもできるが、この開環重合体は、分子内にオレフィン性不飽和結合を有しており、加熱着色などの問題が発生することがある。このため、上記オレフィン性不飽和結合に水素添加した水素添加重合体を用いることが好ましい。
このように、開環重合体に水素添加することにより、得られる水素添加重合体は優れた熱安定性を有し、成形加工時や製品使用時の加熱によってその特性が劣化することを防止できる。
本発明では、環状オレフィン系重合体(B)として、上記開環重合体およびその水素添加重合体の他に、上記特定単量体と不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体を使用することができる。上記特定単量体と不飽和二重結合含有化合物とは、これらの合計量100重量%に対して、上記特定単量体を通常60〜90重量%、好ましくは70〜90重量%、より好ましくは80〜90重量%、不飽和二重結合含有化合物を通常10〜40重量%、好ましくは10〜30重量%、より好ましくは10〜20重量%の割合で共重合させることが望ましい。
上記特定単量体と不飽和二重結合含有化合物との共重合反応に用いられる触媒としては、例えば、バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒が挙げられる。バナジウム化合物としては、VO(OR)aXbまたはV(OR)cXd(ただし、Rは炭化水素基、0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4)で表されるバナジウム化合物、あるいはこれらの電子供与体付加物が挙げられる。電子供与体としてはアルコール、フェノール類、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、有機酸または無機酸のエステル、エーテル、酸アミド、酸無水物、アルコキシシラン等の含酸素電子供与体、アンモニア、アミン、ニトリル、イソシアナート等の含窒素電子供与体などが挙げられる。上記有機アルミニウム化合物としては、アルミニウム−炭素結合またはアルミニウム−水素結合を少なくとも1つ有する化合物から選ばれた少なくとも1種の有機アルミニウム化合物が挙げられる。上記触媒におけるバナジウム化合物と有機アルミニウム化合物との割合は、バナジウム原子に対するアルミニウム原子の比(Al/V)で、通常2以上、好ましくは2〜50、特に好ましくは3〜20である。
<環状オレフィン系重合体(B)>
本発明に用いられる環状オレフィン系重合体(B)は、30℃のクロロベンゼン溶液(濃度0.5g/100ml)中で測定した固有粘度[η]が0.2〜5.0、好ましくは0.3〜4.0、更に好ましくは0.35〜1.5dl/gであることが好ましい。また、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されるポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は、通常1,000〜1,000,000、好ましくは3,000〜500,000、さらに好ましくは5,000〜250,000であり、重量平均分子量(Mw)は、通常10,000〜2,000,000、好ましくは20,000〜1,000,000、さらに好ましくは30,000〜500,000であることが望ましい。
また、環状オレフィン系重合体(B)の分子量分布(Mw/Mn)は、通常1.5〜10、好ましくは2〜8、さらに好ましくは2.2〜5であることが望ましい。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物および光学フィルムは、上記ビニル系重合体(A)と上記環状オレフィン系重合体(B)とを、環状オレフィン系重合体(B)100重量部に対して、ビニル系重合体(A)が通常0.01〜300重量部、好ましくは10〜300重量部、より好ましくは40〜150重量部の割合で含有する。ビニル系重合体(A)の配合量が上記範囲にあると、低複屈折性を有し、耐侯性、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂組成物や光学フィルムを得ることができる。ビニル系重合体(B)の配合量が上記下限未満になると、得られる熱可塑性樹脂組成物や光学フィルムの複屈折値が十分に小さくならないことがある。また、ビニル系重合体(B)の配合量が上記上限を超えると、得られる熱可塑性樹脂組成物や光学フィルムの耐熱性が低下したり、光学フィルムの透明性が低下したりすることがある。
上記熱可塑性樹脂組成物および光学フィルムは、さらに炭化水素樹脂を含有していてもよい。この炭化水素樹脂としては、C5系樹脂、C9系樹脂、C5系/C9系混合樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、オレフィン/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体系樹脂、シクロペンタジエン系化合物/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体系樹脂、これらの樹脂の水素添加物およびビニル置換芳香族系樹脂の水素添加物などを挙げることができる。炭化水素樹脂の含有量は、環状オレフィン系重合体(B)100重量部に対して、通常0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜25重量部である。
<熱可塑性樹脂組成物の製造方法>
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、たとえば、
(i)ビニル系重合体(A)と環状オレフィン系重合体(B)と任意成分とを、二軸押出機またはロール混練機などを用いて混合する方法、
(ii)環状オレフィン系重合体(B)を適当な溶媒に溶解した溶液に、ビニル系重合体(A)を添加、混合する方法
により製造することができる。
本発明に係る光学フィルムは、上記熱可塑性樹脂組成物を、公知の成形方法、たとえば、射出成形法、圧縮成形法または押出成形法などを用いてフィルム状に成形することによって製造できる。
また、ビニル系重合体(A)および環状オレフィン系重合体(B)を適当な溶媒に溶解または分散した後、溶剤キャスト法によってフィルムを形成して製造することもできる。このとき用いられる溶媒は、溶剤キャスト法に通常用いられ、ビニル系重合体(A)および環状オレフィン系重合体(B)を十分に溶解できるものであれば特に制限されないが、たとえば、極性溶媒、非極性溶媒を用いることができる。ここで、極性溶媒とは、20℃での誘電率が4以上から80未満のもの、非極性溶媒とは1以上4未満のものである。
ε値=Wa・εa+Wb・εb
により計算した値として求めることができる。
上記溶剤キャスト法に用いられる溶液(以下、「フィルム形成液」ともいう。)において、上記熱可塑性樹脂組成物の濃度は、通常0.1〜70重量%であり、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは10〜35重量%である。この濃度が低すぎると、所望の厚みを有するフィルムを得ることが困難となるとともに、乾燥により溶媒を除去する際に溶媒の蒸発に伴って発泡等が生じやすく、表面平滑性が良好なフィルムを得ることが困難となることがある。一方、上記濃度が高すぎると、フィルム形成液の粘度が高くなりすぎるため、厚みや表面状態が均一なフィルムを得ることが困難となることがある。
上記フィルム形成液を調製する際の温度は、室温でもそれより高温でもよく、十分に撹拌することにより、環状オレフィン系重合体(A)およびビニル系重合体(B)が均一に溶解または分散する温度であればよい。
また、得られるフィルムの表面平滑性を向上させるために、フィルム形成液にレベリング剤を添加してもよい。レベリング剤としては、一般的なものであれば種々のものを用いることができ、たとえば、フッ素系ノニオン界面活性剤、特殊アクリル樹脂系レベリング剤、シリコーン系レベリング剤などが挙げられる。
また、フィルム形成液を繰り返し塗布することにより、得られるフィルムの厚みや表面平滑性を制御することができる。
このようにしてキャリヤー上に形成した液層に対して、乾燥等による溶媒の除去処理を行う。乾燥方法としては、一般的に用いられる乾燥処理法、たとえば、多数のローラーによって乾燥炉中を通過させる方法を利用することができるが、乾燥工程において溶媒の蒸発に伴って気泡が発生すると、得られるフィルムの特性を著しく低下させるので、これを回避するために、乾燥工程を2段以上の複数工程とし、各工程における温度あるいは風量を制御することが好ましい。
このようにして得られた光学フィルムは、残留溶媒量が、通常10重量%以下、好ましくは5重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下、特に好ましくは0.5重量%以下である。フィルム中の残留溶媒量が上記上限を超えると、フィルム使用時において寸法の経時変化が大きくなり好ましくない。また、残留溶媒によりガラス転移温度が低くなり、耐熱性も低下することがあるため好ましくない。
上記光学フィルムの厚み分布は、平均値に対して通常±20%以内、好ましくは±10%以内、さらに好ましくは±5%以内、特に好ましくは±3%以内である。また、1cmあたりの厚みの変動率は、通常10%以下、好ましくは5%以下、さらに好ましくは1%以下、特に好ましくは0.5%以下である。フィルムの厚み分布を上記の範囲内に制御することにより、上記光学フィルムを延伸配向したフィルムにおいて、位相差ムラの発生を防止することができる。
本発明に係る位相差フィルムは、上記光学フィルムに延伸加工(延伸配向処理)を施すことにより製造することができる。上記延伸加工により、フィルムを形成する重合体の分子鎖が一定の方向に規則的に配向して、透過光に位相差を与える機能が発現される。ここで、「規則的に配向」とは、通常の高分子化合物(ポリマー)を溶融押し出し法やキャスト法等によりフィルム状に成形した場合には、工程中で発生するフィルムの歪みの大小にもよるが、当該高分子化合物の分子鎖は特定な方向を向かずにランダムな状態であるのに対し、高分子化合物の分子鎖がフィルムの平面の一軸方向または二軸方向あるいは厚み方向に規則的に配向していることを意味する。高分子化合物の配向の規則性の程度はさまざまであり、延伸条件により制御することができる。
一軸延伸法を用いる場合には、延伸速度は通常1〜5,000%/分であり、好ましくは50〜1,000%/分であり、さらに好ましくは100〜1,000%/分であり、特に好ましくは100〜500%/分である。
本発明に係る熱可塑性樹脂組成物の場合、Tg近傍で延伸加工できるため、低倍率の延伸でもフィルムに高い応力をかけることが可能であり、高い位相差を得ることができる。また、上記のように比較的小さい延伸倍率であると、透明性、光軸のずれのない位相差フィルムを容易に製造することができる。なお、延伸倍率が大きすぎると、位相差の制御が困難となることがある。
また、本発明に係る位相差フィルムは、位相差発現性(複屈折値)Δnが、波長550nmにおいて、通常0.0005以上、好ましくは0.0010以上、特に好ましくは0.0015以上である。Δnが上記下限未満になると、透過光に位相差を付与するためにはフィルムの膜厚を厚くする必要があり、膜厚が厚いフィルムでは光透過率が低下したり、フィルム製造時の乾燥時間が長くなり、フィルムの生産性低下が問題になる場合がある。
フィルム等を積層する場合には、粘着剤や接着剤を用いることができる。粘着剤や接着剤としては、透明性に優れたものを用いることが好ましく、具体例には、天然ゴム、合成ゴム、酢酸ビニル/塩化ビニルコポリマー、ポリビニルエーテル、アクリル系樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂等の粘着剤や、水酸基、アミノ基等の官能基を有する前記樹脂等にイソシアナート基含有化合物などの硬化剤を添加した硬化型粘着剤、ポリウレタン系のドライラミネート用接着剤、合成ゴム系接着剤、エポキシ系接着剤などが挙げられる。
本発明に係る光学フィルムや延伸フィルム(位相差フィルム)は、携帯電話、ディジタル情報端末機、ポケットベル、ナビゲーション、車載用液晶ディスプレイ、液晶モニター、調光パネル、OA機器用ディスプレイ、AV機器用ディスプレイなどの各種液晶表示素子や、エレクトロルミネッセンス表示素子あるいはタッチパネルなどに用いることができる。また、CD、CD−R、MD、MO、DVD等の光ディスクの記録・再生装置に使用される波長板としても有用である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。
<測定・評価方法>
(1)固有粘度:
濃度0.5g/100mlのクロロベンゼン溶液を調製し、30℃の条件で測定した。
東ソー(株)製HLC−8020ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、カラム:東ソー(株)製TSKgelGMXXL、TSKgelG7000HXL)を用い、テトラヒドロフラン(THF)溶媒で、ポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)および分子量分布(Mw/Mn)を測定した。
セイコーインスツルメンツ社製DSC6200を用いて、昇温速度を毎分20℃、窒素気流下で測定した。Tgは、微分示差走査熱量の最大ピーク温度(A点)および最大ピーク温度より−20℃の温度(B点)を示差走査熱量曲線上にプロットし、B点を起点とするベースライン上の接線とA点を起点とする接線との交点として求めた。
作製したフィルムの全光線透過率をJIS K7105(測定法A)に準じて、HAZEメーター(スガ試験機(株)製、HGM−2DP)を用いて測定した。
(5)HAZE:
作製したフィルムのHAZEをJIS K7105に準じて、HAZEメーター(スガ試験機(株)製、HGM−2DP)を用いて測定した。
キャストフィルム(未延伸)について、透明性を目視にて以下の評価基準で評価した。
○:フィルムを蛍光灯にかざして観察しても全く曇り(白濁)が見られない
△:一見透明であるが、フィルムを蛍光灯にかざして観察すると若干曇り(白濁)が見える
×:一見してフィルムに曇り(白濁)が見える
(7)位相差フィルムの位相差、複屈折値、波長分散性:
延伸後のフィルムについて、550nmおよび660nmにおける位相差(レターデーション)を自動複屈折計(王子計測機器(株)製、KOBRA−21ADH)を用いて測定した。位相差フィルムの複屈折値、波長分散性は次式により求めた。
波長分散性=R660/R550
(R550、R660:波長550nmおよび660nmにおける位相差、d:膜厚)
[調製例1]
特定単量体として下記式
[調製例2]
反応容器にスチレン9.8g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.2g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.033g、トルエン5mlを仕込んだ(仕込比に基づく共重合比;スチレン由来の構造単位/2−ヒドロキシエチルメタクリレート由来の構造単位=98/2(重量比))。これを窒素気流で10分間バブリングした後、80℃で7時間反応させた。反応終了後、多量のメタノール中に再沈殿させることにより、スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(1)を得た。当該スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(1)は重量平均分子量(Mw)=79,800、分子量分布(Mw/Mn)=2.11、ガラス転移温度(Tg)=103℃であった。
[調製例3]
反応容器にスチレン9.6g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.4g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.06g、トルエン5mlを仕込んだ(仕込比に基づく共重合比;スチレン由来の構造単位/2−ヒドロキシエチルメタクリレート由来の構造単位=96/4(重量比))。これを窒素気流で10分間バブリングした後、80℃で6時間反応させた。反応終了後、多量のメタノール中に再沈殿させることにより、スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(2)を得た。当該スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(2)は重量平均分子量(Mw)=80400、分子量分布(Mw/Mn)=2.13、ガラス転移温度(Tg)=103℃であった。
[調製例4]
反応容器にスチレン9.2g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.8g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.033g、トルエン5mlを仕込んだ(仕込比に基づく共重合比;スチレン由来の構造単位/2−ヒドロキシエチルメタクリレート由来の構造単位=92/8(重量比))。これを窒素気流で10分間バブリングした後、80℃で7時間反応させた。反応終了後、多量のメタノール中に再沈殿させることにより、スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(3)を得た。当該スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(3)は重量平均分子量(Mw)=80900、分子量分布(Mw/Mn)=1.92、ガラス転移温度(Tg)=103℃であった。
[調製例5]
反応容器にスチレン9.9g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.1g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.033g、トルエン5mlを仕込んだ(仕込比に基づく共重合比;スチレン由来の構造単位/2−ヒドロキシエチルメタクリレート由来の構造単位=99/1(重量比))。これを窒素気流で10分間バブリングした後、80℃で7時間反応させた。反応終了後、多量のメタノール中に再沈殿させることにより、スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)を得た。当該スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)は重量平均分子量(Mw)=65300、分子量分布(Mw/Mn)=1.77、ガラス転移温度(Tg)=103℃であった。
[比較例1]
環状オレフィン重合体(1)のみをトルエンに溶解して濃度30重量%の溶液を調整した後、溶液キャスト法により製膜、100℃で72時間真空乾燥して膜厚100μmの透明なフィルム(HAZE値=0.4)を得た。示差走査熱量測定(DSC測定)を実施したところ、この透明フィルムは単一のTg=167℃を示した。
[比較例2]
環状オレフィン重合体(1)とスチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)を環状オレフィン重合体(1):スチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)=65:35の配合比(重量比)でトルエンに溶解して濃度30重量%の溶液を調整した後、溶液キャスト法により製膜、100℃で72時間真空乾燥して膜厚100μmのフィルム(HAZE値=87.4)を得た。このフィルムは不透明であり、更に示差走査熱量測定(DSC測定)の結果、環状オレフィン重合体(1)およびスチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)にそれぞれ起因するTgが観測され、環状オレフィン重合体(1)とスチレン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体(4)とは相溶化しない事が確認された。よって、このフィルムの延伸評価をするには至らなかった。
[比較例3]
環状オレフィン重合体(1)と市販ポリスチレン(PSJ−ジャパン製ポリスチレン:Mw=219000、Mw/Mn=2.69、Tg=101℃)を環状オレフィン重合体(1)/ポリスチレン=65/35の配合比(重量比)でトルエンに溶解して濃度30重量%の溶液を調整した後、溶液キャスト法により製膜、100℃で72時間真空乾燥して膜厚175μmのフィルム(HAZE値=89.0)を得た。このフィルムは不透明であり、更に示差走査熱量測定(DSC測定)の結果、環状オレフィン重合体(1)およびポリスチレンにそれぞれ起因するTgが観測され、環状オレフィン重合体(1)とポリスチレンとは相溶化しない事が確認された。よって、このフィルムの延伸評価をするには至らなかった。
以上の結果を表1に示す。
また、表に記載の数値に示す様に、実施例1〜3で得られた樹脂組成物の延伸フィルムは、比較例の波長分散性(Re400>Re550>Re800)と異なり、Re400<Re550<Re800となる、特異な波長分散性(逆波長分散性)を示すことが明らかである。本発明の樹脂組成物の波長分散の大きさは、ビニル系重合体の組成、および環状オレフィン系重合体とビニル系重合体のブレンド比により調整できる事が明らかであり、本発明によって延伸フィルムなどの成形品に要求される所望の複屈折(または位相差)の波長分散を発現する材料およびその光学フィルムを提供することができる。
Claims (8)
- 下記一般式(I)で表される単位を有するビニル系重合体(A)と、環状オレフィン系重合体(B)を含有し、かつ、
該ビニル系重合体(A)が、下記式(1)で表される各繰り返し単位を有する重合体である
ことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物;
(上記式(I)中、R1〜R3はそれぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;酸素原子、硫黄原子、窒素原子もしくはケイ素原子を含む連結基を有していてもよい、置換もしくは非置換の炭素原子数1〜30の炭化水素基;または極性基を示し、nは0または正の整数である。);
(上記式(1)中、R 1 〜R 7 は、それぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;酸素原子、硫黄原子、窒素原子もしくはケイ素原子を含む連結基を有していてもよい、置換もしくは非置換の炭素原子数1〜30の炭化水素基;または極性基を示し、R 5 は全て同一の原子または基であっても、互いに異なる原子または基であってもよく、nは0または正の整数であり、x、yおよびzは、x+y+z=100重量%とした場合の各繰り返し単位の重量比を示し、1<x<20、かつ、80<y<99を満たす。)。 - 前記ビニル系重合体(A)が、一般式(1)においてnが0≦n<4であり、かつR1〜R4が水素原子またはメチル基であることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記環状オレフィン系重合体(B)が下記一般式(2)で表される単量体を重合したものであることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物;
(式中、fおよびgは、それぞれ独立に0または1であり、但し、これらの少なくとも一方は1であり、hおよびiは、それぞれ独立に0〜2の整数である。R8〜R17は、それぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;酸素原子、窒素原子、硫黄原子もしくはケイ素原子を含む連結基を有していてもよい置換もしくは非置換の炭素原子数1〜30の炭化水素基;および極性基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R14とR15、および/またはR16とR17は、一体化して炭化水素基を形成してもよく、R14またはR15と、R16またはR17とは、相互に結合して、炭素環または複素環(これらの炭素環または複素環は単環構造でもよいし、他の環が縮合して多環構造を形成してもよい)を形成してもよい。)。 - 前記環状オレフィン系重合体(B)が一般式(2)で表される単量体を開環重合して得られる、下記一般式(3)で表される構造単位を有する重合体であることを特徴とする請求項3に記載の熱可塑性樹脂組成物;
(式中、fおよびgは、それぞれ独立に0または1であり、但し、これらの少なくとも一方は1であり、hおよびiは、それぞれ独立に0〜2の整数である。R8〜R17は、それぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;酸素原子、窒素原子、硫黄原子もしくはケイ素原子を含む連結基を有していてもよい置換もしくは非置換の炭素原子数1〜30の炭化水素基;および極性基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R14とR15、および/またはR16とR17は、一体化して炭化水素基を形成してもよく、R14またはR15と、R16またはR17とは、相互に結合して、炭素環または複素環(これらの炭素環または複素環は単環構造でもよいし、他の環が縮合して多環構造を形成してもよい)を形成してもよい。Aは式:−CH=CH−で表される基または式:−CH2CH2−で表される基であり、複数存在するAは同一または異なる。)。 - 環状オレフィン系重合体(B)が前記一般式(3)において、h=0であり、iが0または1であり、かつ、R14〜R17のうち少なくとも一つが、式:−(CH2)pCOOR18(式中、R18は炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、pは0〜10の整数である。)で表される基である構造単位を含むことを特徴とする請求項4に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- ビニル系重合体(A)と環状オレフィン系重合体(B)のブレンド比(A/B)が重量比で10/90〜50/50であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなることを特徴とする光学フィルム。
- 請求項7に記載の光学フィルムを延伸配向することにより得られ、波長400nm、550nm、800nmにおけるレターデーション値をそれぞれRe400、Re550、Re800とした時に、各値の関係がRe400<Re550<Re800であることを特徴とする延伸フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006550809A JP5135799B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-27 | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004377073 | 2004-12-27 | ||
| JP2004377073 | 2004-12-27 | ||
| PCT/JP2005/023935 WO2006070820A1 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-27 | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム |
| JP2006550809A JP5135799B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-27 | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2006070820A1 JPWO2006070820A1 (ja) | 2008-06-12 |
| JP5135799B2 true JP5135799B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=36614932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006550809A Expired - Fee Related JP5135799B2 (ja) | 2004-12-27 | 2005-12-27 | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20070282077A1 (ja) |
| EP (1) | EP1847567A4 (ja) |
| JP (1) | JP5135799B2 (ja) |
| KR (1) | KR101245446B1 (ja) |
| CN (1) | CN101087846B (ja) |
| TW (1) | TWI422623B (ja) |
| WO (1) | WO2006070820A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006282831A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nippon Zeon Co Ltd | 芳香環構造含有ノルボルネン系重合体と、芳香族ビニル化合物の付加重合体を含有する樹脂組成物、及びそれを成形してなる成形体 |
| JP2009108286A (ja) * | 2006-11-13 | 2009-05-21 | Fujifilm Corp | 環状ポリオレフィンフィルム、それを用いた偏光板および液晶表示装置 |
| JP2008163287A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-07-17 | Jsr Corp | 樹脂組成物、光学フィルムおよびその製造方法ならびにその用途 |
| KR20090095638A (ko) * | 2006-12-05 | 2009-09-09 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 수지 조성물 및 그 용도 |
| JP5509515B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2014-06-04 | コニカミノルタ株式会社 | 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板及び液晶表示装置 |
| JP5080100B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2012-11-21 | 富士フイルム株式会社 | フィルム用組成物、フィルム、光学フィルム用組成物及び光学フィルム |
| JP4856600B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2012-01-18 | 株式会社リコー | 光情報媒体の製造方法 |
| JP5375043B2 (ja) * | 2007-11-30 | 2013-12-25 | Jsr株式会社 | 積層光学フィルムの製造方法、積層光学フィルムおよびその用途 |
| KR20090076754A (ko) * | 2008-01-08 | 2009-07-13 | 주식회사 엘지화학 | 광학 필름, 위상차 필름, 보호 필름 및 이들을 포함하는액정 표시 장치 |
| KR20090076753A (ko) | 2008-01-08 | 2009-07-13 | 주식회사 엘지화학 | 투명한 수지 조성물 |
| US8613986B2 (en) | 2008-04-30 | 2013-12-24 | Lg Chem, Ltd. | Optical film and information technology apparatus comprising the same |
| KR101105424B1 (ko) * | 2008-04-30 | 2012-01-17 | 주식회사 엘지화학 | 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학 필름 |
| KR101091534B1 (ko) * | 2008-04-30 | 2011-12-13 | 주식회사 엘지화학 | 광학 필름 및 이를 포함하는 정보전자 장치 |
| WO2010047348A1 (ja) * | 2008-10-21 | 2010-04-29 | 日本ゼオン株式会社 | 重合性組成物、樹脂成形体、及び積層体 |
| WO2012029755A2 (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | 東洋紡績株式会社 | 光拡散フィルム積層体 |
| JP5754933B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2015-07-29 | Kjケミカルズ株式会社 | 水酸基含有の芳香族ビニル系重合体とその製造方法及びそれからなるポリスチレン系樹脂発泡性粒子、予備発泡粒子、発泡成形体 |
| DE102011081873A1 (de) * | 2011-08-31 | 2013-02-28 | Constantia Hueck Folien Gmbh & Co. Kg | Siegellack |
| US10392458B2 (en) * | 2013-07-08 | 2019-08-27 | Lg Chem, Ltd. | Resin blend |
| KR20150008818A (ko) * | 2013-07-15 | 2015-01-23 | 주식회사 엘지화학 | 수지 혼합물 |
| CN105473647B (zh) * | 2013-08-19 | 2018-09-25 | Lg化学株式会社 | 具有反向波长色散的光学膜及包括该光学膜的显示设备 |
| WO2016152310A1 (ja) * | 2015-03-25 | 2016-09-29 | 日本ゼオン株式会社 | 重合体、成形材料及び樹脂成形体 |
| JP6499983B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2019-04-10 | 富士フイルム株式会社 | 光学フィルム、偏光板、液晶表示装置、及び光学フィルムの製造方法 |
| CN110799870B (zh) * | 2017-06-28 | 2021-05-07 | 富士胶片株式会社 | 相位差膜 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03281564A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-12 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2002187994A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Hitachi Chem Co Ltd | 低複屈折性樹脂組成物 |
| JP2003128885A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Polyplastics Co | ガラス繊維強化環状オレフィン系樹脂組成物及び成形品 |
| JP2003139950A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 位相差フィルムの製造方法 |
| JP2003268167A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 透明樹脂組成物及び透明フィルム |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4243790A (en) * | 1978-06-30 | 1981-01-06 | Foley William M Jun | Styrene/hydroxy alkyl acrylic acid ester copolymer for contact lenses |
| EP0317262B1 (en) * | 1987-11-17 | 1996-01-31 | Japan Synthetic Rubber Co., Ltd. | Transparent resin material |
| JP2653707B2 (ja) * | 1989-01-09 | 1997-09-17 | 三井石油化学工業株式会社 | 環状オレフィン系重合体からなる射出成形品 |
| JPH05117464A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | 芳香族ビニル系樹脂組成物 |
| KR100419028B1 (ko) * | 1998-05-13 | 2004-07-19 | 주식회사 하이닉스반도체 | 옥사비시클로화합물,이화합물이도입된포토레지스트중합체및이를이용한포토레지스트미세패턴의형성방법 |
| JP2001194527A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | ノルボルネン系樹脂組成物及び位相差板 |
| TW593495B (en) * | 2001-01-11 | 2004-06-21 | Jsr Corp | Thermoplastic resin composition and shaped articles thereof |
| KR100865864B1 (ko) * | 2002-11-04 | 2008-10-29 | 주식회사 동진쎄미켐 | 사이클로도데실이 결합된 펜던트 기를 가지는 화학적으로증폭된 고분자와 그 제조방법, 및 이를 포함하는 레지스트조성물 |
| KR100726920B1 (ko) * | 2003-05-14 | 2007-06-14 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 노르보르넨계 유도체, 노르보르넨계 개환 (공)중합체 및상기 개환 (공)중합체의 제조 방법 |
-
2005
- 2005-12-27 US US11/722,931 patent/US20070282077A1/en not_active Abandoned
- 2005-12-27 KR KR1020077017229A patent/KR101245446B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-27 TW TW094146797A patent/TWI422623B/zh not_active IP Right Cessation
- 2005-12-27 WO PCT/JP2005/023935 patent/WO2006070820A1/ja not_active Ceased
- 2005-12-27 CN CN2005800449109A patent/CN101087846B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-27 JP JP2006550809A patent/JP5135799B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2005-12-27 EP EP05822450A patent/EP1847567A4/en not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03281564A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-12 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2002187994A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Hitachi Chem Co Ltd | 低複屈折性樹脂組成物 |
| JP2003128885A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Polyplastics Co | ガラス繊維強化環状オレフィン系樹脂組成物及び成形品 |
| JP2003139950A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 位相差フィルムの製造方法 |
| JP2003268167A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 透明樹脂組成物及び透明フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPWO2006070820A1 (ja) | 2008-06-12 |
| CN101087846B (zh) | 2010-09-29 |
| EP1847567A1 (en) | 2007-10-24 |
| KR101245446B1 (ko) | 2013-03-19 |
| US20070282077A1 (en) | 2007-12-06 |
| WO2006070820A1 (ja) | 2006-07-06 |
| EP1847567A4 (en) | 2008-03-26 |
| TWI422623B (zh) | 2014-01-11 |
| KR20070089882A (ko) | 2007-09-03 |
| TW200634071A (en) | 2006-10-01 |
| CN101087846A (zh) | 2007-12-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5135799B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび延伸フィルム | |
| JP5251214B2 (ja) | 積層光学フィルムの製造方法、積層光学フィルムおよびその用途 | |
| JP4843943B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよび位相差フィルム | |
| JP2008102498A (ja) | 位相差フィルムの製造方法、位相差フィルムおよびその用途 | |
| JP5407108B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、光学フィルムおよびフィルム製造方法 | |
| JP2008163287A (ja) | 樹脂組成物、光学フィルムおよびその製造方法ならびにその用途 | |
| JP5374820B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる光学フィルム | |
| KR20080027203A (ko) | 위상차 필름의 제조 방법, 위상차 필름 및 그의 용도 | |
| JP4701715B2 (ja) | 光学フィルムの製造方法および光学フィルム | |
| JP5266733B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれからなるフィルムならびにその用途 | |
| JP5560551B2 (ja) | 液晶パネルおよび液晶パネル用光学フィルムセット | |
| JP5391514B2 (ja) | 環状オレフィン系共重合体およびその製造方法ならびに用途 | |
| JP2007106931A (ja) | 光学用フィルムおよびその製造方法 | |
| KR20090095638A (ko) | 수지 조성물 및 그 용도 | |
| CN101808818B (zh) | 液晶面板和液晶面板用光学膜组件 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080611 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120203 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120419 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121016 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121029 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5135799 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |