Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5136394B2 - 車両の電源装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5136394B2 - 車両の電源装置 - Google Patents

車両の電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5136394B2
JP5136394B2 JP2008330810A JP2008330810A JP5136394B2 JP 5136394 B2 JP5136394 B2 JP 5136394B2 JP 2008330810 A JP2008330810 A JP 2008330810A JP 2008330810 A JP2008330810 A JP 2008330810A JP 5136394 B2 JP5136394 B2 JP 5136394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
sensor
value
power supply
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008330810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010154679A (ja
Inventor
堅滋 山田
将義 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008330810A priority Critical patent/JP5136394B2/ja
Publication of JP2010154679A publication Critical patent/JP2010154679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136394B2 publication Critical patent/JP5136394B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、車両の電源装置に関し、特に、半導体素子を用いたスイッチングによりデューティ比を操作する機能を備えた電圧変換器を含む車両の電源装置に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車および電気自動車が大きな注目を集めている。これらの車両には、バッテリ電圧を電圧変換装置(電圧コンバータ)で変換してモータ駆動装置に供給する構成を採用するものもある。電圧変換装置は、直流電源からの入力電圧を、所望の出力電圧に変換する電力変換装置である。このような電力変換装置の異常判定の手法がたとえば特開2008−172966号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2008−172966号公報に開示された制御装置は、車両に搭載され、電圧を変換するコンバータから駆動用負荷に電力を供給する負荷駆動回路を制御する。この制御装置は、予め定められた期間以上において電圧変換指令が出力されていないときのコンバータの出力側の電圧値の平均値を第1の平均値として算出し、電圧変換指令が出力されているときのコンバータの出力側の電圧値の平均値を第2の平均値として算出し、第1の平均値および第2の平均値の差が所定値よりも小さい場合にコンバータに異常が発生していると判定する。
特開2008−172966号公報に開示された制御装置によると、たとえば、昇圧コンバータの場合には、昇圧指令が出力されていないとき(コンバータの上アームがオン状態のとき)のコンバータの出力側の電圧値の平均値が第1の平均値として算出される。その後、昇圧指令が出力されているときのコンバータの出力側の電圧値の平均値が第2の平均値として算出される。そして第1の平均値と第2の平均値との差が閾値よりも小さければ(すなわち、昇圧指令後のコンバータの出力電圧値が上昇しなければ)、コンバータに異常が発生していると判定する。このときに、基準となる昇圧指令が出力されていないときの第1の平均値は予め定められた期間以上において算出されている。このため、昇圧指令値が小さくても、電圧センサの精度のばらつきによる誤判定を回避できる。その結果、変換される電圧値(昇圧目標電圧値や降圧目標電圧値)と変換前の電圧値との差が小さくてもコンバータにおける異常を正確に判定することができる。
上記の特開2008−172966号公報の他にも、電力変換装置あるいは電力変換装置に関連する機器の異常を判定するさまざまな技術が公知となっている。
たとえば、国際公開第2006/033163号パンフレット(特許文献2)には、電圧コンバータと、電圧コンバータの入力側に接続されたバッテリと、電圧コンバータの入力側に接続された負荷と、バッテリの電圧値を検知する第1センサと、コンバータの出力側の電圧値を検知する第2センサとを備えた負荷駆動回路において、コンバータが昇降圧作動中でない場合で、かつ第1センサにより検出された電圧値と第2センサにより検出された電圧値との差分の絶対値が予め定められたしきい値以上である場合、第1センサにより検出された電圧値が第1センサの公差範囲外であるときに第1センサが異常なセンサであると特定し、第2センサにより検出された電圧値が第2センサの公差範囲外であると、第2センサが異常なセンサであると特定する異常監視装置が開示されている。
特開2008−172966号公報 国際公開第2006/033163号パンフレット 特開2003−219635号公報 特開2007−330089号公報
ところで、電圧コンバータの出力側の電圧値を検出する電圧センサと、電圧コンバータの入力側の電圧値を検出する電圧センサとは、一般的にそれぞれ検出誤差を有している。したがって、各電圧センサの検出値と判定閾値とを用いて電圧コンバータの異常判定を行なう場合において、各電圧センサの検出誤差を共に考慮して判定閾値を設定すると、各電圧センサや電圧コンバータの規格値によっては誤判定のおそれが生じる。そのため、各電圧センサの相対誤差を考慮して判定閾値を設定することが望ましい。
しかしながら、上述の特許文献1−4のいずれにも、各電圧センサの相対誤差を考慮して判定閾値を設定あるいは補正する技術については言及されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電圧変換装置が正常であるか否かの判定の精度を向上させることができる車両の電源装置を提供することである。
この発明に係る車両の電源装置は、与えられる指令デューティ比によって制御されるスイッチング素子を有し、直流電源と負荷回路との間で電圧変換を行なう電圧変換装置と、電圧変換装置の直流電源側の電圧を検出する第1センサと、電圧変換装置の負荷回路側の電圧を検出する第2センサと、電圧変換装置、第1センサ、および第2センサに接続され、電圧変換装置を制御する制御部とを含む。電圧変換装置は、指令デューティ比によってスイッチング素子が所定の状態に制御された場合に、電圧変換を行なわないとともに直流電源側の電圧と負荷回路側の電圧とが略一致するように構成されている。制御部は、第1センサの検出誤差と第2センサの検出誤差とを共に考慮して電圧変換装置が正常であるか否かの判定に用いられる判定閾値を算出する第1算出部と、スイッチング素子が所定の状態に制御された時の第1センサの検出値と第2センサの検出値との比あるいは差を第1センサと第2センサとの相対誤差を示す値として算出する第2算出部と、相対誤差を示す値を記憶する記憶部と、記憶部に相対誤差を示す値が記憶されていない場合は、第1算出部で算出された判定閾値を用いて電圧変換装置が正常であるか否かの判定を行ない、記憶部に相対誤差を示す値が記憶されている場合は、相対誤差を示す値に基づいて第1算出部で算出された判定閾値を補正し、補正された判定閾値を用いて電圧変換装置が正常であるか否かの判定を行なう判定部とを含む。
本発明によれば、スイッチング素子が所定の状態に制御された場合に電圧変換装置の直流電源側の電圧と負荷回路側の電圧とが略一致する特性を利用して、スイッチング素子が所定の状態に制御された時の第1センサの検出値と第2センサの検出値との比あるいは差を第1センサと第2センサとの相対誤差を示す値として算出して記憶する。そして、相対誤差を示す値が記憶されている場合には、記憶された相対誤差を示す値に基づいて判定閾値を補正し、補正された判定閾値を用いて電圧変換装置が正常であるか否かの判定を行なう。そのため、第1センサの検出誤差と第2センサの検出誤差とを共に考慮して算出された判定閾値のみを用いる場合に比べて、電圧変換装置の異常判定の精度が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明を行なう。なお、図中同一または相当部品には、同一の符号を付して、その説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係る車両の電源装置および関連機器の構成を説明する概略図である。図1では、電気自動車に搭載された状況が想定されている。
車両の電源装置10は、直流電源12とインバータモータ14とを結ぶ回路部、及び制御部16からなる直流チョッパ装置の構成を含む。回路部は、コイル18と、ダイオード20,24と、トランジスタ22,26とコンデンサ28とを含む。
直流電源12の正極にコイル18の一端が接続されている。そして、コイル18の他端には、ダイオード20とトランジスタ22が並列に接続された上アームと、ダイオード24とトランジスタ26が並列に接続された下アームが接続されている。
上アームの他端はインバータモータ14の正極側端子に接続され、下アームの他端はインバータモータ14の負極側端子に接続されると共に直流電源12の負極に接続されている。また、インバータモータ14の正極側端子と負極側端子との間にコンデンサ28が接続されている。
直流電源12の電圧VL(入力電圧VL)は、電圧センサ30によって測定される。また、直流電源12の電流IBは電流計32によって測定される。さらに、インバータモータ14の正極側端子と負極側端子との間に出力される出力電圧VHは、電圧センサ34によって測定される。これら測定された電圧と電流は、制御部16に送られる。
制御部16に対しては、さらに、インバータモータ14から、消費電力の情報が送られる。この情報は、電力を演算可能なトルク指令情報などで代替することも可能である。また、指令部36からは、制御部16において行なわれる出力電力の制御の目標出力電力が入力される。指令部36は、電気自動車の走行状況に応じて、随時、最適な目標出力電力を指示している。
制御部16には、演算制御部38と記憶部40とが含まれている。演算制御部38は、予め設定されたプログラムに従って演算を行なう他、入力信号や出力信号などの処理も実施する。具体的には、演算制御部38は、トランジスタ22,26に対して、スイッチングの指令を行なう。そして、このスイッチングにおいては、オンオフの時間に関するデューティ比を操作して、出力電圧を目標出力電圧に近づける制御を行なっている。また、演算制御部38は、チョッパ装置の出力電圧VHを制御量とする制御を行なうとともに、回路部の異常判定に関する演算処理も行なっている。
記憶部40は、演算制御部38が処理を行なう上で必要となる情報等を一時的、あるいは、固定的に記憶するものである。たとえば、回路部の異常判定を行なうための情報は、この記憶部40に記憶されている。
次に、回路部の作用について、簡単に説明する。この回路部は、直流電源12からの電力をインバータモータ14に供給する順方向変換回路としての昇圧回路として動作可能であるとともに、逆に直流電源12へ回生する逆方向変換回路としての降圧回路としても動作可能である。
昇圧回路として動作するときは、トランジスタ22をオフにした状態で、トランジスタ26のオンとオフが行なわれる。すなわち、トランジスタ26がオンの状態においては、直流電源12から流れる電流は、コイル18,トランジスタ26を経由して直流電源12に戻るループを形成する。このループを電流が流れる間に、磁気エネルギがコイル18に蓄積される。
そして、トランジスタ26をオフにすると、直流電源12から流れる電流は、コイル18,ダイオード20を経由してインバータモータ14に流れ、直流電源12に戻るループを形成する。この間には、直流電源12からの電気エネルギに加え、コイル18に蓄積された磁気エネルギがインバータモータ14に供給されるので、インバータモータ14に与えられる出力電圧は昇圧される。
一方、降圧回路として動作するときは、トランジスタ26をオフにした状態で、トランジスタ22のオンとオフが行なわれる。すなわち、トランジスタ22がオンの状態においては、インバータモータ14から回生される電流は、トランジスタ22,コイル18,直流電源12へと流れ、インバータモータ14に戻るループを形成する。
また、トランジスタ22がオフの状態においては、コイル18,直流電源12,ダイオード24からなるループを形成し、コイル18に蓄積された磁気エネルギが直流電源12に回生される。
この逆方向変換回路においては、インバータモータ14が電力を供給する時間よりも、直流電源12が電力を受ける時間の方が長い。このことからわかるように、インバータモータ14における電圧は降圧されて直流電源12に回生される。電圧変換装置の動作は、この力行動作と回生動作を適切に制御することで行なわれる。
ここで、デューティ比について説明する。簡単のため、電圧コンバータ13が昇圧回路だけからなる場合を考えると、デューティ比は次のように表される。
デューティ比=ton/(ton+toff) …(1)
デューティ比=VL/VH …(2)
ただし、トランジスタのオン時間をton、トランジスタのオフ時間をtoffとする。式(2)は、回路を流れる電流が常に一定であると仮定して、スイッチングの一周期の間に直流電源で供給される電力と出力側で消費される電力が等しいとした場合に導かれる式である。
式(1)、式(2)からわかるように、tonとtoffを変えてデューティ比を変化させることにより、出力電圧を所望の値に設定することができる。デューティ比の定義においては、近似を行なわない、あるいは、近似の精度を高めた理論式を用いることも可能である。なお、逆方向変換回路を含む場合には、やはり同様の考えに基づいて、拡張を行なえばよい。
図2を参照して、制御部16が行なう電圧変換系の異常判定処理について説明する。図2は、制御部16の電圧変換系の異常判定手法を説明するための図である。電圧変換系の異常が生じる要因としては、電圧センサ30,34の異常、電圧コンバータ13の異常(ダイオード20,24やトランジスタ22,26などの半導体素子の異常)が含まれる。
上述の式(2)からも分かるように、入力電圧VL、出力電圧VH、デューティ比の間には、出力電圧VH=入力電圧VL/デューティ比という関係が成立している。
制御部16は、この関係を用いて電圧センサ30の検出値(VLセンサ値)と指令部36からのデューティ指令値Dとから電圧変換系が正常である時のVHセンサ値の取り得る範囲(図2の上限ラインおよび下限ライン)を求め、VHセンサ値が求めた範囲に含まれるか否かに基づいて電圧変換系の異常判定を行なう。
具体的には、制御部16は、VLセンサ値/デューティ計算値Dutyを出力電圧VHの計算値(VH計算値)として算出し、電圧センサ34の検出値とVH計算値との差(=VHセンサ値−VH計算値)の上限閾値Vuppと下限閾値Vlowとを、下記の式で算出する。
上限閾値Vupp=[1/Duty(+)]×(VL−ΔVL)+ΔVH …(3)
下限閾値Vlow=[1/Duty(−)]×(VL+ΔVL)−ΔVH …(4)
ただし、ΔVLは電圧センサ30の検出誤差、ΔVHは電圧センサ34の検出誤差、Duty(+)はデッドタイムおよびスイッチング遅れを考慮した場合のデューティ計算値Dutyの最大値、Duty(−)はデッドタイムおよびスイッチング遅れを考慮した場合のデューティ計算値Dutyの最小値である。なお、デューティ計算値Dutyとは、指令部36からのデューティ指令値Dに対して、デッドタイムによるデューティ指令値Dの補正量Ddおよびスイッチング遅れによるデューティ指令値Dの補正量Dsを加えた値(すなわちDuty=D+Dd+Ds)である。補正量Ddは、実際のデッドタイムが中央値よりも小さいと大きめの値に設定される。補正量Dsは、実際のスイッチング遅れが中央値よりも大きいと大きめの値に設定される。
上記の式(3)においては、電圧センサ34の誤差が+側である場合(電圧センサ34が実際よりもΔVHだけ高い値を検出してVHセンサ値が最大となる場合)と、電圧センサ30の誤差が−側である場合(電圧センサ30が実際よりもΔVLだけ低い値を検出してVH計算値が最小となる場合)とが同時に生じたことを想定して、上限閾値Vuppを設定している。
上記の式(4)においては、電圧センサ34の誤差が−側である場合(実際よりもΔVHだけ低い値を出力しておりVHセンサ値が最小となる場合)と、電圧センサ30の誤差が+側である場合(実際よりもΔVLだけ高い値を出力しておりVH計算値が最大となる場合)とが同時に生じたことを想定して下限閾値Vlowを設定している。
そして、制御部16は、VH計算値−下限閾値Vlowを下限ライン、VH計算値+上限閾値Vuppを上限ラインとして、下限ライン<VHセンサ値<上限ラインの場合、電圧変換系が正常であると判定する。また、VHセンサ値>上限ラインの場合あるいはVHセンサ値<下限ラインの場合、電圧変換系が異常であると判定する。
このように、制御部16は、電圧センサ30の検出誤差ΔVLと電圧センサ34の検出誤差ΔVHとを共に考慮して、正常時のVHセンサ値の取り得る範囲(上限ラインおよび下限ライン)を設定して、電圧変換系の異常判定を行なう。このような設定方法では、設定された上限ラインが本来異常と検出すべき上限必須ラインに近づくとともに、設定された下限ラインが本来異常と検出すべき下限必須ラインに近づく傾向にある(すなわち図2に示す上下のマージンの大きさが小さくなる傾向にある)。
したがって、電圧コンバータ13のデッドタイムや、各電圧センサ30,34の検出誤差の大きさなどによっては、異常と検出すべき領域と正常であり得る領域との差(図2に示したマージンの大きさ)がさらに小さくなってしまう、あるいは無くなってしまう可能性があり、電圧変換系の異常を誤って判定してしまうことが懸念される。
図3は、デューティ計算値Dutyをパラメータとして、電圧コンバータ13で昇圧できない異常が生じている時のVHセンサ値の動作領域と上述の上限ライン(=VH計算値+上限閾値Vupp)および下限ライン(=VH計算値−下限閾値Vlow)との関係を示したものである。
図3の線A〜Iは、各電圧センサの誤差の組合せに応じて、電圧コンバータ13で昇圧できない異常が生じている時のVHセンサ値を示したものである。なお、図3の凡例に示した「VL無」は電圧センサ30の誤差がない場合を示し、「VL+」とは電圧センサ30が実際よりも誤差ΔVLだけ高い値を検出した場合を示し、「VL−」とは電圧センサ30が実際よりも誤差ΔVLだけ低い値を検出した場合を示す。また、「VH無」は電圧センサ34の誤差がない場合を示し、「VH+」とは電圧センサ34が実際よりも誤差ΔVHだけ高い値を検出した場合を示し、「VH−」とは電圧センサ34が実際よりも誤差ΔVHだけ低い値を検出した場合を示す。
図3の線A〜Iに示すように、電圧コンバータ13で昇圧できない異常が生じている時には、VHセンサ値は各電圧センサの誤差の組合せに応じて変動する。この図3の線A〜Iの右端を繋いだラインが、本来異常と検出すべき下限必須ラインであり、この下限必須ラインよりもVH計算値に近い側の領域(上側の領域)が正常であり得る領域であり、VH計算値に遠い側の領域(下側の領域)が異常時の領域である。
上述のように、制御部16は、下限ライン<VHセンサ値<上限ラインの場合に電圧変換系が正常であると判定するが、この下限ラインが図3に示す下限必須ラインよりもVH計算値に遠い側の領域にあると(下限ラインが図3の線A〜Iと重なってしまうと)、実際には電圧コンバータ13で昇圧できない異常が生じているにも関わらず、制御部16は、電圧変換系が正常であると判定してしまうという誤判定が生じ得る。このような誤判定は、上限ライン側でも生じ得る。
このような誤判定の可能性を低減させるためには、図3の矢印に示すように、上限ライン(VH算出値+上限閾値Vupp)および下限ライン(VH算出値−下限閾値Vlow)を、それぞれ誤差が生じない場合の値(VH計算値)に近づけて、正常時に有り得る範囲を狭める(図2に示したマージンを拡大する)必要がある。
そこで、本発明は、上アームオン時に出力電圧VHと入力電圧VLとが一致するという特性を利用して、上アームオン時の各電圧センサ30,34の相対誤差(電圧センサ30の誤差と電圧センサ34の誤差との比あるいは差)を予め検出して記憶しておき、その後の電圧変換系の異常判定時に、記憶した相対誤差に応じて上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowの絶対値が小さくなるように補正することによって上限ラインおよび下限ラインをVH計算値に近づける(正常時に有り得る範囲を狭めて図2に示したマージンを拡大する)点に特徴を有する。
図4は、制御部16が上述の上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowの補正に用いる補正係数Kを各電圧センサ30,34の相対誤差を示す値として算出する場合の処理フローである。なお、この処理フローは、車両の完成検査時に、昇圧を構成する回路(電圧コンバータ13など)が正常であることを確認した上で実施することが望ましい。昇圧を構成する回路が正常であるということが明確になっている時にしか、上アームオン時に出力電圧VHと入力電圧VLとが一致するという特性を利用できないためである。上述の昇圧を構成する回路が正常であることの確認方法は、車両の完成検査時に、VH、VL、VBの値を外部のセンサで取得し、周波数解析をして昇圧制御のスイッチング周波数が出ていないことで判定してもよい。
S100にて、制御部16は、電圧コンバータ13の上アームがオン状態であるか否かを判断する。なお、上アームがオン状態であると、コンバータは非昇圧状態となって、入力電圧VLと出力電圧VHとが一致する。上アームがオン状態であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、制御部16は、VHセンサ値、VLセンサ値を検出する。
S104にて、制御部16は、VHセンサ値とVLセンサ値との比(=VHセンサ値/VLセンサ値)を補正係数Kとして算出する。S106にて、制御部16は、補正係数Kを記憶部40に記憶して本処理を終了する。
そして、制御部16は、その後の電圧変換系の異常判定を行なう場合において、補正係数Kが記憶部40に記憶されている場合には、上記の式(3)、式(4)で算出された上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowに代えて、以下の式(5)、式(6)式で算出される上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowを用いて上限ラインおよび下限ラインを設定する。
上限閾値Vupp=[1/Duty(+)]×VL×補正係数K …(5)
下限閾値Vlow=[1/Duty(−)]×VL×補正係数K …(6)
すなわち、制御部16は、上アームがオン状態であり入力電圧VLと出力電圧VHとが実際に一致している時のVHセンサ値とVLセンサ値との比を、各電圧センサ30,34の相対誤差として算出して、この相対誤差を考慮して上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowを補正するものである。
そのため、上記の式(3)、式(4)で算出された上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlow(すなわち各電圧センサ30,34の検出誤差を共に考慮して算出された閾値)を用いる場合に比べて、上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowの絶対値を小さくして、上限ラインおよび下限ラインをVH計算値に近づける(正常時に有り得る範囲を狭めて図2に示したマージンを拡大する)ことができる。これにより、電圧変換系の異常判定の精度が向上するとともに、より早期に電圧変換系の異常を判定できるようになる。
<変形例>
上述の図4に示す処理フローを、図5に示す処理フローに代えてもよい。なお、図5に示す処理フローも、図4と同様、昇圧制御のスイッチング周波数が出ていないことを条件として実行される。また、図5に示したフローの中で、前述の図4に示したフローと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S200にて、制御部16は、VHセンサ値とVLセンサ値との差VH−VLを補正量ΔVとして算出する。S202にて、制御部16は、補正量ΔVを記憶部40に記憶する。
そして、制御部16は、その後の電圧変換系の異常判定を行なう場合において、補正量ΔVが記憶部40に記憶されている場合には、上記の式(3)、式(4)で算出された上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowに代えて、以下の式(7)、式(8)で算出される上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowを用いて異常判定を行なう。
上限閾値Vupp=[1/Duty(+)]×(VL+補正量ΔV) …(7)
下限閾値Vlow=[1/Duty(−)]×(VL+補正量ΔV) …(8)
すなわち、制御部16は、上アームがオン状態であり入力電圧VLと出力電圧VHとが実際に一致している時のVHセンサ値とVLセンサ値との差を、各電圧センサ30,34の相対誤差として算出して、この相対誤差を考慮して上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowを補正するものである。
そのため、上述の実施の形態と同様に、上限閾値Vuppおよび下限閾値Vlowの絶対値を小さくして上限ラインおよび下限ラインをVH計算値に近づける(正常時に有り得る範囲を狭めて図2に示したマージンを拡大する)ことができる。
なお、図4の処理フローと図5の処理フローとを電圧センサの特性によって使い分けるようにしてもよい。たとえば、各電圧センサ30,34の相対誤差を、比で表わせる場合には図4の処理フローを用い、一定の偏差(オフセット)で表わせる場合は図5の処理フローを用いるようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る車両の電源装置を説明する概略図である。 本発明の実施の形態に係る車両の電源装置が行なう異常判定手法を説明するための図である。 電圧コンバータで昇圧できない異常が生じている時のVHセンサ値の動作領域と本実施の形態に係る電源装置が算出する上限ラインおよび下限ラインとの関係を示した図である。 本発明の実施の形態に係る車両の電源装置の制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係る車両の電源装置の制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電源装置、12 直流電源、13 電圧コンバータ、14 インバータモータ、16 制御部、18 コイル、20,24 ダイオード、22,26 トランジスタ、28 コンデンサ、30,34 電圧センサ、32 電流計、36 指令部、38 演算制御部、40 記憶部。

Claims (1)

  1. 与えられる指令デューティ比によって制御されるスイッチング素子を有し、直流電源と負荷回路との間で電圧変換を行なう電圧変換装置と、
    前記電圧変換装置の前記直流電源側の電圧を検出する第1センサと、
    前記電圧変換装置の前記負荷回路側の電圧を検出する第2センサと、
    前記電圧変換装置、前記第1センサ、および前記第2センサに接続され、前記電圧変換装置を制御する制御部とを含み、
    前記電圧変換装置は、前記指令デューティ比によって前記スイッチング素子が所定の状態に制御された場合に、電圧変換を行なわないとともに前記直流電源側の電圧と前記負荷回路側の電圧とが略一致するように構成されており、
    前記制御部は、
    前記第1センサの検出誤差と前記第2センサの検出誤差とを共に考慮して前記電圧変換装置が正常であるか否かの判定に用いられる判定閾値を算出する第1算出部と、
    前記スイッチング素子が前記所定の状態に制御された時の前記第1センサの検出値と前記第2センサの検出値との比あるいは差を前記第1センサと前記第2センサとの相対誤差を示す値として算出する第2算出部と、
    前記相対誤差を示す値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記相対誤差を示す値が記憶されていない場合は、前記第1算出部で算出された前記判定閾値を用いて前記電圧変換装置が正常であるか否かの判定を行ない、前記記憶部に前記相対誤差を示す値が記憶されている場合は、前記相対誤差を示す値に基づいて前記第1算出部で算出された前記判定閾値を補正し、補正された前記判定閾値を用いて前記電圧変換装置が正常であるか否かの判定を行なう判定部とを含む、車両の電源装置。
JP2008330810A 2008-12-25 2008-12-25 車両の電源装置 Expired - Fee Related JP5136394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008330810A JP5136394B2 (ja) 2008-12-25 2008-12-25 車両の電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008330810A JP5136394B2 (ja) 2008-12-25 2008-12-25 車両の電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010154679A JP2010154679A (ja) 2010-07-08
JP5136394B2 true JP5136394B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=42573104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008330810A Expired - Fee Related JP5136394B2 (ja) 2008-12-25 2008-12-25 車両の電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5136394B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5338618B2 (ja) * 2009-10-28 2013-11-13 オムロン株式会社 異常判定装置、パワーコンディショナ、異常判定方法、及びプログラム
JP5557051B2 (ja) * 2011-08-24 2014-07-23 Tdk株式会社 スイッチング電源装置、出力電流検出装置、および出力電流検出方法
JP5821569B2 (ja) * 2011-11-28 2015-11-24 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車
JP5810945B2 (ja) * 2012-01-31 2015-11-11 トヨタ自動車株式会社 蓄電システム
JP5699969B2 (ja) * 2012-03-12 2015-04-15 トヨタ自動車株式会社 コンバータ故障検出装置及びコンバータ故障検出方法
KR101622461B1 (ko) 2014-05-13 2016-05-18 엘에스산전 주식회사 계기용 변압기의 편차 보상 방법
KR101529146B1 (ko) * 2014-05-13 2015-06-16 엘에스산전 주식회사 계기용 변압기의 편차 보상 방법
KR101578292B1 (ko) * 2014-05-13 2015-12-16 엘에스산전 주식회사 계기용 변압기의 편차 보상 방법
JP6149884B2 (ja) * 2014-08-28 2017-06-21 株式会社デンソー 電圧コンバータ制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3632657B2 (ja) * 2001-12-20 2005-03-23 トヨタ自動車株式会社 電圧変換装置
JP4325284B2 (ja) * 2003-06-04 2009-09-02 トヨタ自動車株式会社 電圧変換装置
JP4103781B2 (ja) * 2003-11-19 2008-06-18 トヨタ自動車株式会社 負荷駆動回路における異常監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010154679A (ja) 2010-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136394B2 (ja) 車両の電源装置
US6978213B2 (en) Voltage conversion system and method and recording medium
CN105099180B (zh) 升压转换器装置
JP5478190B2 (ja) Dcdcコンバータシステム
JP5280332B2 (ja) 電流制御用半導体素子およびそれを用いた制御装置
US9647547B2 (en) Voltage conversion device for stepping up voltage
EP1884784B1 (en) Circuit and method for detecting electric current
US10031190B2 (en) Voltage detection device
US10763669B2 (en) Power conversion system control device
JP6376777B2 (ja) 作業機械
JP5128195B2 (ja) 昇降圧コンバータの駆動制御装置
JP6187180B2 (ja) 電力変換システム
JP5071129B2 (ja) チョッパ型コンバータのリアクトル状態検出装置
JP4325284B2 (ja) 電圧変換装置
KR20180133986A (ko) 배터리 연결 상태 진단 시스템 및 방법
JP2009148116A (ja) 車両の電源装置およびその制御方法
CN111669052A (zh) 电压变换装置
JP5202119B2 (ja) 多出力判定回路
JP4356476B2 (ja) 電圧変換装置、電圧変換装置の故障の判定方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2011167011A (ja) Dcdcコンバータシステム
JP2007068290A (ja) 電圧変換システム
CN120419090A (zh) 并联电源装置、程序
JP4793433B2 (ja) 電圧変換装置
JP2008172966A (ja) 負荷駆動回路の制御装置
JP2006115643A (ja) 負荷駆動回路の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5136394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees