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JP5138534B2 - 消波ブロック用型枠装置 - Google Patents
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JP5138534B2 - 消波ブロック用型枠装置 - Google Patents

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Description

本発明は消波ブロック用型枠装置に関するものであり、特に、形状の異なる2種類の消波ブロックを製造することができる消波ブロック用型枠装置に関するものである。
消波ブロックは、例えば港湾、海岸の防波堤や護岸の消波工及び突堤工、離岸工、根固工などにおいて既設の支持用基礎ブロック上に多数積み重ねて設置される。従来の消波ブロックとしては、例えば断面角形の胴体部(本体中心部)側面に棒状又はV字状等の脚部を複数の放射方向に突設したものが知られている。
此種消波ブロックの従来例を図33に示す。この消波ブロック1は、横断面六角形の胴体部2の上端部に3本(又は2本)の脚部3,3,3が放射方向に突設されていると共に、胴体部2の下端部にも3本(又は2本)脚部4,4,4が放射方向に突設されている。そして、上端側脚部3,3,3は下端側脚部4,4,4に対して対峙して配置(同位相)されている(例えば特許文献1,2参照)。
一方、本出願人は、従来の同位相型の消波ブロック1とは立体形状の異なる異位相型の消波ブロックを開発して平成20年4月10日付けで既に特許出願している。該消波ブロック5は、図34に示すように、胴体部2の外周方向において上端側脚部6,6,6が下端側脚部7,7,7に対して60度の位相差を有し、前記基礎ブロック上に消波ブロック5を乱積みすることで、消波性能を大幅に向上させることができる(特許文献3参照)。
上記消波ブロックは、該消波ブロックの立体形状に対応する空間部を有する型枠装置内にコンクリートを打設して製造される。この場合、従来の同位相型の消波ブロックと異位相型の消波ブロックとでは立体形状が異なるので、同位相型の消波ブロック又は異位相型の消波ブロックを製造する際はそれぞれ専用の型枠装置を用いる必要がある。
従って、同位相型の消波ブロック及び異位相型の消波ブロックを製造するためには、2種類の型枠装置を用意しなければならないので、型枠装置の製作費が高価になり経済的に不利になるという問題があった。
尚、上記問題を解決するためには、型枠装置を2種類の消波ブロックに対応すべく組み換え可能な分割構造に形成することが考えられる。しかし、この場合は組み換え後の型枠装置の抜き勾配が逆方向になると、コンクリート打設後の離型作業が困難になる。このようなことから、分割構造の型枠装置の開発に当たっては、組み換え後の抜き勾配が逆方向にならないように構成する必要がある。
そこで、立体形状の異なる2種類の消波ブロックを製造する際に共用でき、且つ、組み換え後の離型作業を容易に行うことができる型枠装置を安価に提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
この発明は、前記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、胴体部の上端部及び下端部それぞれに、該胴体部の軸方向視で互いに120度の角度をなす3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に使用される型枠装置において、該型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、周方向に6等分された側面型枠とから成り、各側面型枠は互いに組み換え可能な一対の上部分割体と下部分割体とを一体化して形成されている消波ブロック用型枠装置を提供するものである
この構成によれば、1つの型枠装置を組み換えて使用することにより、同位相型の消波ブロックと異位相型の消波ブロックの双方を製造することができる。例えば、同位相型の消波ブロックを製造した後に異位相型の消波ブロックを製造する際は、隣接する各側面型枠の上部分割体同士を相互に組み換えて型枠装置を組み立てることにより、異位相型の消波ブロックと対応する立体形状の型枠装置が完成する。このあと、同位相型の消波ブロックを製造する際は、前記上部分割体を元の状態に戻して組み立てればよい。
請求項2記載の発明は、胴体部の上端部及び下端部それぞれに、該胴体部の軸方向視で互いに120度の角度をなす3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に使用される型枠装置において、
該型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、上下に分離可能な一対の上部側面型枠と下部側面型枠とから成り、該上部側面型枠と下部側面型枠はそれぞれ周方向にて3等分して形成されており、更に、前記胴体部の軸部断面は正六角形に形成されるとともに、前記上部側面型枠と下部側面型枠とを組み換えて製造した後の前記軸部には段差が無く平滑である消波ブロック用型枠装置を提供する。
この構成によれば、1つの型枠装置を組み換えて使用することにより、同位相型の消波ブロックと異位相型の消波ブロックの双方を製造することができる。例えば、同位相型の消波ブロックを製造した後に異位相型の消波ブロックを製造する際は、上部側面型枠を下部側面型枠から分離した後、該上部側面型枠を中心軸まわり60度回転変位させて下部側面型枠に組み換えることにより、異位相型の消波ブロックと対応する立体形状の型枠装置が完成する。このあと、同位相型の消波ブロックを製造する際は、上部側面型枠を元の状態に戻して組み立てればよい。
請求項1記載の発明は、型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、周方向に6等分された側面型枠とから成り、各側面型枠は互いに組み換え可能な一対の上部分割体と下部分割体とを一体化して形成されているので、隣接する各側面型枠の上部分割体を互いに組み換えることにより、立体形状の異なる2種類の消波ブロックを製造できるので、従来例のように専用の型枠装置を2つ製作する必要がなく、型枠装置の製作費を半減させることができる。
又、組み換え後の型枠装置は抜き勾配が逆方向にならないので、コンクリート打設後の離型作業を容易に行うことができる。すなわち、組み換え後の型枠装置は、所要の抜き勾配を確保することを通じて、コンクリート打設後の離型作業を容易に行うことができるものである。
請求項2記載の発明は、1つの型枠装置を組み換え使用することにより、同位相型の消波ブロックと異位相型の消波ブロックの双方を製造することができる。即ち、この発明は、3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に、上部側面型枠を中心軸まわり60度回転変位させて下部側面型枠に組み換えることにより、立体形状の異なる2種類の消波ブロックを製造できるので、請求項1記載の発明と同様の効果、即ち、型枠装置の製作費が半減でき、且つ、コンクリート打設後の離型作業を容易に行うことができる。
本発明は、2種類の消波ブロックに共用でき、且つ、組み換え後の離型作業も容易に行うことができる分割可能な型枠装置を安価に製作できるようにするという目的を達成するため、胴体部の上端部及び下端部それぞれに、該胴体部の軸方向視(平面視)で互いに120度の角度をなす3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に使用される型枠装置において、該型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、周方向にて6等分された側面型枠とから成り、各側面型枠は互いに組み換え可能な一対の上部分割体と下部分割体とを一体化して形成されていることにより実現した。
以下、本発明の好適な一実施例を図1乃至図25に従って説明する。図1及び図2は本発明の型枠装置により製造される2種類の消波ブロック10,20を示す。図1に示すように、異位相タイプの消波ブロック10は棒状の胴体部11を備え、胴体部11の横断面は正六角形に形成されている。胴体部11上端部の外周側面には3本の脚部12,13,14が放射方向に突設され、該脚部12,13,14は平面視(胴体部11の上下軸方向視)で互いに120度の角度をなしている。
又、胴体部11下端部の外周側面には3本の脚部15,16,17が放射方向に突設され、該脚部15,16,17は、平面視で互いに120度の角度をなしている。さらに、下端側の脚部15,16,17は上端側の脚部12,13,14に対して60度の位相差を有している。
6本の各脚部12〜17は根元部分から先端部に向かって漸次縮径し、且つ、各脚部12〜17は断面四角型に形成されている。又、6本の脚部12〜17の根元部分の幅寸法は胴体部11側面の幅寸法に一致している。尚、図2に示す同位相タイプの消波ブロック20の立体形状は、下端側の脚部15,16,17と上端側の脚部12,13,14が互いに対峙(位相が同一)するように位置している点を除いて、異位相タイプの消波ブロック10と同一である。
次に、本発明に係る鋼板製の型枠装置について説明する。図3及び図4に示すように、該型枠装置18は、1枚の底板型枠19と6つの側板型枠21〜26とから成る。前記底板型枠19は、消波ブロック10,20の底面形状と対応する平面形状を有している。又、6つの側板型枠21〜26は消波ブロック10,20外周の側面形状と対応する立体形状を有している。
本実施例の側板型枠21〜26は縦方向に分割されているが、平面視では60度の等間隔を有している。依って、6つの側板型枠21〜26を底板型枠19の外周部に立設することにより、消波ブロック10,20の立体形状に応じた空間部(コンクリート充填部)が形成される。
各側板型枠21〜26は上下1組の分割体、即ち、上部分割体211〜261と下部分割体212〜262とから成る。上下1組の上部分割体211〜261と下部分割体212〜262とは、ボルト及びナット(図示せず。以下、「締結具」という。)で締結して一体化することにより、互いに上下組み換え可能な側板型枠21〜26が形成されている。このため、各側板型枠21〜26の上部分割体211〜261と下部分割体212〜262は、締結具を介して互いに分離又は結合することができる。
分離後に、隣接する各組の上部分割体211〜261同士を組み換えることで、型枠装置18の立体形状が変化して同位相タイプの型枠装置28(図5参照)の立体形状が形成される。
6つの側板型枠21〜26は、図3において底板型枠19の外周方向に沿う反時計回り方向にこの順序で配置されている。そして、側板型枠21〜26は夫々全体として互いに同一の立体形状を有しているが、側板型枠21と24同士、側板型枠22と25同士、並びに側板型枠23と26同士は互いに上下逆にセットして組み立てられる。
更に、上部分割体211〜261又は下部分割体212〜262の立体形状は、左右翼状片突設タイプと屈曲片延設タイプのいずれかに区分される。左右翼状片突設タイプに属するものは、上部分割体211,231,251と下部分割体222,242,262である。又、屈曲片延設タイプに属するものは、下部分割体212,232,252と上部分割体221,241,261である。
ここで、左右翼状片突設タイプである上部分割体211は、胴体部11側面と対応する左右幅を有する縦長の矩形板と、該矩形板の上端部左右両側に水平に突設された翼状片とから成り、該翼状片は、消波ブロック10,20の各脚部12〜17の側面に対応する形状を有する。
又、屈曲片延設タイプである下部分割体212は、胴体部11側面と対応する左右幅を有する縦長の矩形板と、該矩形板の下端に延設された縦断面略く字型の屈曲片とから成り、該屈曲片は消波ブロック10,20の各脚部12〜17の上面及び先端面に対応する形状を有する。
次に、上記底板型枠19と側板型枠21〜26を用いて、異位相タイプの型枠装置18を組み立てる手順について説明する。尚、各側板型枠21〜26は、上下1組の上部分割体211〜261と下部分割体212〜262を締結具で締結して一体化されているものとする。
又、型枠装置18を組み立てるに際して、底板型枠19と側板型枠21〜26は内面を上向きにして並べて、該内面に付着しているコンクリートかす等をケレン・清掃して除去した後に、該内面にコンクリート剥離材を予め塗布するものとする。
先ず、底板型枠19を傾斜しないように水平面に並べ、該底板型枠19上に側板型枠21〜26を配置して組み付けるが、この場合、側板型枠21〜26の組付け順序は任意である。図6に示すように、例えば、側板型枠24を底板型枠19外周部の所定位置にセットして、該底板型枠19に側板型枠24を締結具にて仮締めする。
続いて、図7に示すように、側板型枠24の一側に側板型枠23を当接状態で立設し、底板型枠19及びに側板型枠24に側板型枠23を締結具で仮締めする。この後、図8に示すように、側板型枠24の他側に側板型枠25を当接状態で配置して立設し、底板型枠19及び側板型枠24に側板型枠25を締結具で仮締めする。この後、用心鉄筋(図示せず)を型枠内の所定位置に設置する。
この後、残りの側板型枠26,22,21を前記同様に底板型枠19上に順次組み付けて仮締めする。そして、側板型枠21〜26の仮締めが全て終了したら、最後に締結具を本締めして連結することにより、図9に示すように、上面開口部を有する型枠装置18の組立てが完了する。
次に、型枠装置18を用いて消波ブロック10を製造する場合について説明する。先ず、図10に示すように、型枠装置18の上面開口部よりコンクリート30を注入して、該コンクリート30を型枠装置18内の下部空間部から上部空間部に向かって順次締め固めながら打設していく。そして、図11に示すように、型枠装置18の上面までコンクリート30を打設したら、該コンクリート30の上面をコテで平滑に均して仕上げる。
このあと、図12に示すように、型枠装置18の天端面を散水シート31で被覆して、コンクリート30の硬化強度が所定値に達するまで所要時間だけコンクリート30の養生を行う。そして、所要時間経過してコンクリート30の硬化強度が所定値に達したら、図13に示すように、型枠装置18から散水シート31を取り除く。
散水シート31を取り除いたら、図14に示すように、コンクリート30から側板型枠21〜26を離型する。この場合、図15に示すように、側板型枠21〜26はコンクリート30の放射方向外方に円滑に離間移動するので容易に取り外すことができる。
そして、図16に示すように、全ての側板型枠21〜26を離型させる。側板型枠21〜26の離型作業が終了したら、図17に示すように、硬化したコンクリート30の上部にワイヤ32を掛けてクレーン等で吊持した後、図18に示すように、底板型枠19の上方にコンクリート30を移動させる。
このようにして、コンクリート30から底板型枠19を離型させたら、次に、コンクリート30を製品置場まで移動させることにより、図1に示す異位相タイプの消波ブロック10が製造される。
以下、上記と同様の製造工程、即ち、底板型枠19と側板型枠21〜26にコンクリート剥離材を塗布した後、底板型枠19上に側板型枠21〜26をセットして仮止めすると共に用心鉄筋を所定位置に設置する。このあと、コンクリートの打設、養生及び離型作業を経ることにより消波ブロック10が新たに製造される。
次に、底板型枠19と側板型枠21〜26を用いて、図5に示した同位相タイプの型枠装置28を組み立てる手順について説明する。この場合は、側板型枠21〜26を図19に示す立体形状になるように組み換える。
異位相タイプの型枠装置18を組み立てる場合は、図20に示す立体形状の側板型枠21,22等、即ち、左右翼状片突設タイプの上部分割体211と屈曲片延設タイプの下部分割体212を組み合わせたもの、或いは、左右翼状片突設タイプの下部分割体222と屈曲片延設タイプの上部分割体221とを組み合わせたものを使用していたが、同位相タイプの型枠装置28を組み立てる場合は、図21に例示するように、上記締結具を緩めて左右翼状片突設タイプの上部分割体211と屈曲片延設タイプの上部分割体221を取り外す。
そして、図22に示すように、左右翼状片突設タイプの上部分割体211を左右翼状片突設タイプの下部分割体222に締結固定すると共に、屈曲片延設タイプの上部分割体221を屈曲片延設タイプの下部分割体212に締結固定する。斯くして、図19に示す側板型枠22Aおよび21Aが形成される。そして、前記と同様にして組み換えることにより側板型枠23A〜26Aが形成される。
次に、底板型枠19上の所定位置に側板型枠21A〜26Aを組み付ける場合は、上記同様の手順に従って組み付けることができる。即ち、底板型枠19と側板型枠21A〜26Aの内面にコンクリート剥離材を塗布した後、水平に設置した底板型枠19上に側板型枠21A〜26Aを順次組み付けて締結具で仮締めすると共に用心鉄筋を設置する。この後、側板型枠21A〜26Aの仮締めが全て終了したら、締結具を本締めすることにより、図5に示す同位相タイプの型枠装置28の組立てが完了する。
前記型枠装置28を用いて同位相タイプの消波ブロック20を製造する場合は、前記図10乃至図18に示した各工程、即ち、コンクリートの打設、養生、側板型枠及び底板型枠の脱型の各工程を経ることにより、同位相タイプの消波ブロック20が製造される。
本発明に係る同位相タイプの型枠装置28は、図4に示す異位相タイプの型枠装置18から容易に組み換えることができる。この場合、上部分割体211〜261を相互に連結した上部連結体33と、下部分割体212〜262を相互に連結した下部連結体34を利用する。
即ち、図23に示すように、締結具を緩めて上部連結体33と下部連結体34とに分離する。然る後、上部連結体33を中心軸Cまわりに60度だけ回転させることにより、下部連結体34に対して上部連結体33の回転位置を60度だけ変位させる。
そして、上部連結体33を下部連結体34側に下降させて、該上部連結体33の下端部を下部連結体34の上端部に接合して該接合部を締結具で締結する。これにより、上部連結体33と下部連結体34が一体化して同位相タイプの型枠装置28に組み換えられる。
本実施例によれば、立体形状の異なる2種類の消波ブロック10,20を製造する際に共用できる型枠装置18,28を安価に製作でき、且つ、組み換え後の離型作業を容易に行うことができる。
次に、本発明の第2実施例を図26乃至図32に従って説明する。本実施例の型枠装置は、前記消波ブロック10,20の底面と対応する平面形状を有する底面型枠38と、該底面型枠38外周の所定位置に設置される上下一対の上部側面型枠39及び下部側面型枠40とから成る。そして、上部側面型枠39は下部側面型枠40に対して60度位相を変位させて組み換えることができる。
上部側面型枠39は、消波ブロック10,20の側面上部と対応する立体形状を有し、互いに分割可能な3つの上部分割体41,42,43とを一体化して形成されている。又、下部側面型枠40は消波ブロック10,20の側面下部と対応する立体形状を有し、互いに分割可能な3つの下部分割体44,45,46とを一体化して形成されている。
更に、上部分割体41,42,43及び下部分割体44,45,46は周方向にて互いに等間隔を有して形成されている。又、上部分割体41,42,43及び下部分割体44,45,46はそれぞれ全体として同一の立体形状を有しているが、組付け時には上下逆にセットして使用される。
上部分割体41,42,43は夫々、消波ブロック10,20の胴体部11上半部と対応する断面略コ字状の鉛直部と、該鉛直部の上端部左右両側に突設された水平翼状部とから成り、該水平翼状部の立体形状は、消波ブロック10,20の上端側脚部と対応している。
又、下部分割体44,45,46は夫々、消波ブロック10,20の胴体部11下半部と対応する断面略コ字状の鉛直部と、該鉛直部の下端部左右両側に突設された水平翼状部とから成り、該水平翼状部の立体形状は、消波ブロック10,20の上端側脚部と対応している。
次に、底板型枠38と上部側面型枠39及び下部側面型枠40を用いて、異位相タイプの型枠装置18を組み立てる手順について説明する。先ず、底板型枠38と上部側面型枠39及び下部側面型枠40の内面にはコンクリート剥離材を塗布した後、底板型枠38を傾斜しないように水平面に並べて、図27に示すように、底板型枠38上に下部分割体44,45,46を順次セットして組み付ける。
この場合、下部分割体44,45,46は底板型枠38上の所定位置にセットして、該底板型枠38に下部分割体44,45,46を締結具で仮締めすると共に、用心鉄筋を所定位置に設置する。そして、下部分割体44,45,46の仮締めが終了したら、締結具を本締めすることにより、底板型枠38上に下部側面型枠40を組み立てる。
続いて、上部分割体41,42,43同士を締結具で締結して上部側面型枠39を形成する。然る後、図28に示すように、上部側面型枠39を下部側面型枠40の真上に配置した後、そのまま上部側面型枠39を下降させる。続いて、上部側面型枠39の下端部を下部側面型枠40の上端部に接合して締結することで、図29に示す異位相タイプの型枠装置18が完成する。尚、図中の破線部分は、上部分割体41,42,43及び下部分割体44,45,46の継ぎ目部分を示す。
本実施例では、図28の組み立て状態から同位相タイプの型枠装置28に容易に組み換えることができる。この場合は、図30に示すように、上部側面型枠39を中心軸Cまわりに60度だけ回転させる。そして、図31に示すように、上部側面型枠39を下部側面型枠40の真上に配置した後に上部側面型枠39を下降させる。続いて、該上部側面型枠39の下端部を下部側面型枠40の上端部に接合して締結することで、図32に示す同位相タイプの型枠装置28が完成する。
上記型枠装置18,28を用いて消波ブロック10,20を製造する場合は、前記図10乃至図18の工程に従えばよいので、消波ブロック10,20の製造工程の説明を省略する。
以上の如く本発明に係る型枠装置によると、例えば同位相タイプの消波ブロックを製造した後に異位相タイプの消波ブロックを製造する際は、該消波ブロックの上部を形成する上部側面型枠を組み換えることにより、異位相タイプの消波ブロック製造用の型枠装置を得ることができる。
即ち、上部側面型枠を下部側面型枠から分離した後、該上部側面型枠を中心軸まわりに60度回転変位させて下部側面型枠に組み付けることにより、異位相タイプの型枠装置が完成する。このあと、同位相タイプの消波ブロックを製造する際は、前記上部側面型枠を元の位置に戻して組み立てることにより、同位相タイプの型枠装置が完成する。
斯くして、本発明は、立体形状の異なる2種類の消波ブロックを製造する際に、1つの型枠装置により対応できるので、専用の型枠装置を2種類製作する必要がなく、型枠装置の製作費を従来の半分以下に低減させることができる。また、組み換え後の型枠装置は所要の抜き勾配が確保されるので、コンクリート打設後の離型作業を容易に行うことができる。
尚、上記実施例では、消波ブロックの胴体部及び脚部は断面角型としたが、本発明はこれに限定されるべきではなく断面丸型に形成したものであってもよい。
本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施例(第1実施例)を示し、異位相タイプの消波ブロックの斜視図。 一実施例に係る同位相タイプの消波ブロックの斜視図。 一実施例に係る型枠装置を分解して示す斜視図。 一実施例に係る異位相タイプの型枠装置の組み立て後の状態を示す斜視図。 一実施例に係る同位相タイプの型枠装置の組み立て後の状態を示す斜視図。 一実施例に係る型枠装置の側面型枠を底板型枠に組付ける状態を示す斜視図。 一実施例に係る型枠装置の側面型枠24に他の側面型枠23を組付ける状態を示す斜視図。 一実施例に係る型枠装置の側面型枠24に更に他の側面型枠25を組付ける状態を示す斜視図。 一実施例に係る異位相タイプの型枠装置の組み立てが完了した状態を示す斜視図。 一実施例に係る型枠装置にコンクリートを打設する状態を示す斜視図。 一実施例に係るコンクリート打設が完了した状態を示す斜視図。 一実施例に係るコンクリートの養生工程を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の脱型開始前の状態を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の1枚を脱型したときの状態を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の2枚を脱型したときの状態を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠を全て脱型したときの状態を示す斜視図。 一実施例に係る脱型後のコンクリート成形体を持ち上げる直前の状態を示す斜視図。 一実施例に係るコンクリート成形体を持ち上げた状態を示す斜視図。 一実施例に係る同位相タイプの型枠装置を分解して示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の上部分割体を組み換える前の状態を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の上部分割体を分離させた状態を示す斜視図。 一実施例に係る側面型枠の上部分割体を組み換えた後の状態を示す斜視図。 一実施例に係る上部連結体を分離させた状態を示す斜視図。 一実施例に係る上部連結体を回転させた状態を示す斜視図。 一実施例に係る上部連結体を下部連結体側に下降させる状態を示す斜視図。 本発明の第2実施例を示し、型枠装置を分解して示す斜視図。 第2実施例に係る型枠装置の下部側面型枠を底板型枠に組付ける状態を示す斜視図。 第2実施例に係る上部側面型枠を下部側面型枠側に下降させる状態を示す斜視図。 第2実施例に係る異位相タイプの型枠装置の組み立てが完了した状態を示す斜視図。 第2実施例に係る上部側面型枠を回転させた状態を示す斜視図。 第2実施例に係る回転後の上部側面型枠を下部側面型枠側に下降させる状態を示す斜視図。 第2実施例に係る同位相タイプの型枠装置の組み立て後を示す斜視図。 従来例に係る同位相タイプの消波ブロックを示す斜視図。 従来例に類似する異位相タイプの消波ブロックを示す斜視図。
符号の説明
10 異位相タイプの消波ブロック
11 胴体部
12〜17 脚部
18 異位相タイプの型枠装置
19 底板型枠
20 同位相タイプの消波ブロック
21〜26 側板型枠
21A〜26A 側板型枠
211〜261 上部分割体
212〜262 下部分割体
28 同位相タイプの型枠装置
33 上部連結体
34 下部連結体
38 底面型枠
39 上部側面型枠
40 下部側面型枠
41〜43 上部分割体
44〜46 下部分割体

Claims (2)

  1. 胴体部の上端部及び下端部それぞれに、該胴体部の軸方向視で互いに120度の角度をなす3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に使用される型枠装置において、該型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、周方向に6等分された側面型枠とから成り、各側面型枠は互いに組み換え可能な一対の上部分割体と下部分割体とを一体化して形成されていることを特徴とする消波ブロック用型枠装置。
  2. 胴体部の上端部及び下端部それぞれに、該胴体部の軸方向視で互いに120度の角度をなす3本の脚部が突設された消波ブロックを製造する際に使用される型枠装置において、該型枠装置は、前記消波ブロックの底面と対応する平面形状を有する底面型枠と、前記消波ブロックの外周側面と対応する立体形状を有し、且つ、上下に分離可能な一対の上部側面型枠と下部側面型枠とから成り、該上部側面型枠と下部側面型枠はそれぞれ周方向にて3等分して形成されており、更に、前記胴体部の軸部断面は正六角形に形成されるとともに、前記上部側面型枠と下部側面型枠とを組み換えて製造した後の前記軸部には段差が無く平滑であることを特徴とする消波ブロック用型枠装置。
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