以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤2を前側から見た図である。この弾球遊技機1は、遊技盤2に向けて遊技球を発射して遊技を行うものである。遊技者が、弾球遊技機1に備えられた回転可能なハンドル(図示しない)を把持して操作することにより、遊技盤2に向けて遊技球を発射することができる。また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
遊技盤2の盤面には、遊技盤2の下方から発射された遊技球を遊技盤2の上方(左側上部)に導くための略円弧状のガイドレール3が配設されている。遊技盤2の盤面には、多数本の障害釘(図示しない)が配設されており、ガイドレール3に沿って遊技盤2の左側上部から右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤2の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って落下していく。
遊技盤2の中央部には、液晶表示器により構成された演出図柄表示手段(報知手段)4が配置されている。演出図柄表示手段4では、その全域で、遊技中に演出が行われる。演出図柄表示手段4の表示画面の周囲は、フレーム(図示しない)によって取り囲まれている。このフレームの前面には、剣をモチーフとする装飾部材5が取り付けられている。
遊技盤2の下部には、それぞれ遊技盤2の盤面に沿って落下する遊技球が入球可能な第1特図始動口(第1特別図柄始動手段)6および第2特図始動口(第2特別図柄始動手段)7が上下に並べて配設されている。
図2は、遊技盤2における第1特図始動口6および第2特図始動口7を含む部分の構成を示す正面図である。遊技盤2には、第2特図始動口7に関連して、1対の羽根を含む電動チューリップ役物(普通変動入球装置)8が設けられている。通常、電動チューリップ役物8は、図2(a)に示すように、各羽根の先端部が互いに接近した状態に窄められている。遊技盤2には、電動チューリップ役物8が窄められた状態で、その電動チューリップ役物8の間に形成された空間の上方に、第1特図始動口6を区画する入球役物9が配置されている。したがって、図2(a)に示す状態では、遊技盤2の盤面に沿って落下する遊技球の第2特図始動口7への入球が、第1特図始動口6の入球役物9により阻止された状態、すなわち、第2特図始動口7が閉塞された状態となっている。
そして、図2(a)に示す状態から、電動チューリップ役物8の各羽根の先端部が、互いに離間するように拡開されると、図2(b)に示すように、第1特図始動口6の役物本体の左右両側に、第2特図始動口7に向かう通路10が形成され、この通路10を通って第2特図始動口7に遊技球が入球可能になる。これにより、第2特図始動口7が開放される。
第1特図始動口6または第2特図始動口7に遊技球が入ると、予め定める個数(たとえば、第1特図始動口6への入球に対しては3球、第2特図始動口7への入球に対しては5球の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。また、第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球の入球に伴って、第1大入賞口11または第2大入賞口12が開放される大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が実行される。
再び図1を参照して、第2特図始動口7の下方には、たとえば、左右に長い長方形状をなし、複数個の遊技球が同時に入球可能な第1大入賞口11が配設されている。この第1大入賞口11に関連して、第1大入賞口11を開閉可能な第1開閉役物(開閉手段)13が設けられている。第1開閉役物13は、遊技盤2の盤面に沿った状態で第1大入賞口11を閉塞して、第1大入賞口11に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から第1大入賞口11の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、第1大入賞口11を開放して、第1大入賞口11上に落下してくる遊技球を第1大入賞口11内に導き入れることができる。
遊技盤2の右下部、第2特図始動口7の下方(第2特図始動口7の右方)には、たとえば、左右に長い長方形状をなし、複数個の遊技球が同時に入球可能な第2大入賞口12が配設されている。この第2大入賞口12は、左右方向に関して、第1大入賞口11よりも小さいサイズに形成されている。第2大入賞口12に関連して、第2大入賞口12を開閉可能な第2開閉役物(開閉手段)14が設けられている。第2開閉役物14は、遊技盤2の盤面に沿った状態で第2大入賞口12を閉塞して、第2大入賞口12に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から第2大入賞口12の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、第1大入賞口11を開放して、第2大入賞口12上に落下してくる遊技球を第2大入賞口12内に導き入れることができる。第1大入賞口11または第2大入賞口12に遊技球が入球すると、予め定める個数(たとえば、第1大入賞口11への入球に対しては10球、第2大入賞口12への入球に対しては10球の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。
また、遊技盤2の右部(演出図柄表示手段4の右方)には、遊技盤2の盤面に沿って落下する遊技球が通過可能な普図ゲート(普通図柄始動手段)15が配設されている。普図ゲート15を遊技球が通過すると、第2特図始動口7を開放するか否か(電動チューリップ役物8を拡開させるか否か)を決定するための普通図柄抽選が実行される。普通図柄抽選により第2特図始動口7を開放すると決定される確率は、たとえば、非サポート遊技モード中は11/111、後述するサポート遊技モード中は110/111である。
また、普図ゲート15付近に到達した遊技球は、その付近の障害釘によって、遊技盤2の下部(第2特図始動口7)付近に導かれることが可能になっている。
遊技盤2の上部には、ガイドレール3の上部と演出図柄表示手段4との間に、時計を模した時計役物(表示用役物)17が配設されている。時計役物17は、遊技盤2の盤面と平行な状態に配置された円形の文字盤18と、文字盤18上に回転可能に設けられた長針19および短針20とを備えている。文字盤18には、実際の時計の文字盤を模して、周方向の全域に渡って等間隔に「1」〜「12」の数字(ギリシャ文字)が付されており、長針19および短針20は、これらの数字を指し示すことができるようになっている。長針19の回転に伴って短針20も回転し、実際の時計と同様、長針19が1周すると短針20が1/12周する。長針19は、モータなどの時計役物駆動部材25(図3参照)により駆動されるようになっている。
遊技盤2の右上部には、ガイドレール3の外側の領域に、第1特別図柄表示手段21、第2特別図柄表示手段22、特別図柄用保留表示手段23、普通図柄表示手段24、普通図柄用保留表示手段26および遊技状態表示部27が配設されている。遊技盤2の右上部から右下方向に向けて、これらの表示手段21,22,23,24,26,27が、この順で一列に延びて並んでいる。
第1特別図柄表示手段21は、第1特図始動口6への遊技球の入球に対して行われる大当たり抽選の結果を表示するためのものである。第1特別図柄表示手段21は、たとえば2つの7セグメント表示器によって構成されている。第1特図始動口6に遊技球が入ると、第1特別図柄表示手段21の各図柄が「8」と「−」との間で交互に高速で切り換わることにより、第1特別図柄表示手段21の図柄変動が開始され、所定時間経過後に停止される。このとき、大当たり抽選により大当たり遊技(特別利益状態)を実行すると決定されている場合には、第1特別図柄表示手段21には、第1特別図柄(「11」、「12」、「13」および「14」のいずれか1つ)が停止され、大当たり抽選により大当たり遊技を実行しないと決定されている場合には、第1特別図柄表示手段21には「−−」(はずれ図柄)が停止される。
第2特別図柄表示手段22は、第2特図始動口7への遊技球の入球に対して行われる大当たり抽選の結果を表示するためのものである。第2特別図柄表示手段22は、たとえば2つの7セグメント表示器によって構成されている。第2特図始動口7に遊技球が入ると、第2特別図柄表示手段22の各図柄が「8」と「−」との間で交互に高速で切り換わることにより、第2特別図柄表示手段22の図柄変動が開始され、所定時間経過後に停止される。このとき、大当たり抽選により大当たり遊技を実行すると決定されている場合には、第2特別図柄表示手段22には第2特別図柄(「21」、「22」、「23」および「24」のいずれか1つ)が停止され、大当たり抽選により大当たり遊技を実行しないと決定されている場合には、第2特別図柄表示手段22には「−−」(はずれ図柄)が停止される。
第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22の図柄変動中に、第1特図始動口6に遊技球が入った場合には、その入球に対する第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作が所定数(たとえば、4回)まで保留可能となっている。また、第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22の図柄変動中に、第2特図始動口7に遊技球が入った場合には、その入球に対する第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作が所定数(たとえば、4回)まで保留可能となっている。保留された第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作は、実行中の第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作が終了し、かつ、保留されている第2特別図柄表示手段22の全ての図柄変動動作が終了した後に、保留された順序に従って実行される。また、保留された第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作は、実行中の第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作が終了した後に、保留された順序に従って実行される。
特別図柄用保留表示手段23は、保留されている第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作の数および保留されている第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の数を表示するためのものである。特別図柄用保留表示手段23は、たとえば2つの7セグメント表示器によって構成されている。保留されている第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作の数が、特別図柄用保留表示手段23の一方の表示器に表示される。また、保留されている第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の数が、特別図柄用保留表示手段23の他方の表示器に表示される。
普通図柄表示手段24は、特別図柄用保留表示手段23に隣接して並べられた、発光可能な2つのランプにより構成されている。遊技球が普図ゲート15を通過すると、普通図柄表示手段24の2つのランプの点灯および消灯が、交互に高速で切り換わることにより、普通図柄表示手段24の図柄変動が開始される。普通図柄表示手段24の図柄は、所定時間(たとえば、後述する非サポート遊技モード中は27秒、後述するサポート遊技モード中は2.7秒)が経過した後に停止され、一方のランプが点灯した状態となる。このとき、普通図柄表示手段24において点灯されるランプが当たりのランプであれば、その後に、電動チューリップ役物8が所定時間(たとえば、非サポート遊技モード中は0.2秒、後述するサポート遊技モード中は2.0秒)だけ両側に大きく拡開されることにより、第2特図始動口7が開放される。
普通図柄表示手段24の図柄変動中に遊技球が普図ゲート15を通過した場合には、その遊技球の通過に対する普通図柄表示手段24の図柄変動動作が所定数(たとえば、4回)まで保留可能となっている。保留された普通図柄表示手段24の図柄変動動作は、実行中の普通図柄表示手段24の図柄変動動作が終了した後に、保留された順序に従って実行される。保留されている普通図柄表示手段24の図柄変動動作の回数は、普通図柄用保留表示手段26に表示される。
普通図柄用保留表示手段26は、普通図柄表示手段24に隣接し、発光可能な2つのランプを並べることにより構成されている。各ランプの点灯・消灯パターンの組み合わせにより、保留されている図柄変動動作の回数が表示される。
弾球遊技機1には、確率変動モードが用意されている。確率変動モードでは、大当たり抽選により大当たり遊技を実行すると決定される確率(大当たり確率)は、たとえば101/2000に設定されている。また、確率変動モードでないモードである非確率変動モードでは、大当たり抽選における大当たり確率は、確率変動モードにおける大当たり確率も低い100/2000(すなわち、1/20)に設定されている。確率変動モードにおける大当たり確率は、非確率変動モードにおける大当たり確率よりも高いが、確率変動モードにおける大当たり確率と非確率変動モードにおける大当たり確率とが極めて近似しており、そのため、確率変動モードにいる場合と非確率変動モードにいる場合との間で、大当たりのし易さはほとんど変わらない。
また、弾球遊技機1には、サポート遊技モードが用意されている。サポート遊技モードは、確率変動モード中であるか非確率変動モードであるかに拘わらず、発生し、また終了するようになっている。また、確率変動モードは、サポート遊技モード中であるか非サポート遊技モードであるかに拘わらず、発生し、また終了するようになっている。すなわち、弾球遊技機1の遊技状態として、確率変動モード中でありかつサポート遊技モード中である状態、確率変動モード中であるが非サポート遊技モード中である状態、非確率変動モード中であるがサポート遊技モード中である状態、および非確率変動モード中でありかつ非サポート遊技モード中である状態の4つの遊技状態が存在している。
サポート遊技モード中は、普図ゲート15への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段24の変動時間が短縮されるなどされることにより、電動チューリップ役物8による開放動作が頻繁に行われる。そのため、第2特図始動口7がほとんど開いた状態となる。一方、サポート遊技モードではないモードである非サポート遊技モード中は、電動チューリップ役物8による開動作はめったに行われず、第2特図始動口7がほとんど閉じた状態となる。そのため、サポート遊技モード中は、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は第2特図始動口7に入球し易く、また、非サポート遊技モード中は、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は第1特図始動口6に入球し易い。
また、この実施形態では、サポート遊技モード中は、第1特図始動口6への遊技球の入球に対する第1特別図柄表示手段21の変動時間、および第2特図始動口7への遊技球の入球に対する第2特別図柄表示手段22の変動時間が非サポート遊技モードよりも短縮されている。つまり、サポート遊技モードを、いわゆる時短モードと言い換えることもできる。
大当たり抽選の結果は、前述のように第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22に表示されるが、第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22の図柄変動中は、演出図柄表示手段4による演出も行われる。
大当たり遊技中は、第1開閉役物13が揺動されることにより第1大入賞口11が開放されるか、または、第2開閉役物14が揺動されることにより第2大入賞口12が開放される。この実施形態では、大当たり遊技として、第1大当たり遊技(高利益状態)、第2大当たり遊技(低利益状態)および第3大当たり遊技(低利益状態)の3種類の大当たり遊技が用意されている。
第1大当たり遊技は、所定時間(たとえば30秒)が経過するまで、または、第1大入賞口11に所定数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、第1大入賞口11を開放するといった動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで多数のラウンド数(たとえば、15ラウンド)だけ行われる(高利益態様)。1回の第1大当たり遊技において、遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば、たとえば約1500個(10(個/球)×10(球/ラウンド)×15ラウンド)である。
第2大当たり遊技では、所定時間(たとえば30秒)が経過するまで、または、第2大入賞口12に所定数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、第2大入賞口12を開放するといった動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで少数のラウンド数(たとえば、2ラウンド)だけ行われる(低利益態様)。1回の第2大当たり遊技において、遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約200個(10(個/球)×10(球/ラウンド)×2ラウンド)である。
第3大当たり遊技では、所定時間(たとえば0.1秒)が経過するまで、または、第2大入賞口12に所定数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、第2大入賞口12を開放するといった動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで少数のラウンド数(たとえば、2ラウンド)だけ行われる(低利益態様)。この第3大当たり遊技において、遊技者が獲得可能な賞球はほぼゼロである。つまり、第3大当たり遊技は、大当たり遊技とはいうものの、遊技者に利益は付与されない。そのため、遊技者は、第3大当たり遊技を、実質的な大当たり遊技とは認識していない。
また、第1大当たり遊技では、第1開閉役物13が揺動されることにより、第1大入賞口11が開閉される。また、第2大当たり遊技および第3大当たり遊技では、第2開閉役物14が揺動されることにより、第2大入賞口12が開閉される。すなわち、15ラウンドの大当たり遊技(第1大当たり遊技)では第1大入賞口11が開放されるようになっていて、2ラウンドの大当たり遊技(第2大当たり遊技または第3大当たり遊技)では第2大入賞口12が開放されるようになっている。
遊技盤1の盤面に沿って落下する遊技球のうち、第1特図始動口6、第2特図始動口7、第1大入賞口11または第2大入賞口12のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤1の下部に形成されたアウト球回収口28から機内に回収される。
図3は、この弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。弾球遊技機1は、主制御部30と、この主制御部30に対して入出力可能に接続された演出制御部31および払出制御部32とを、制御部として備えている。各制御部30,31,32は、たとえばマイクロコンピュータにより構成されていて、CPU(図示しない)、RAM(図示しない)およびROM(図示しない)を備えている。
主制御部30は、第1特別図柄用始動メモリ35と、第1特別図柄用保留カウンタ36と、第2特別図柄用始動メモリ37と、第2特別図柄用保留カウンタ38と、普通図柄用始動メモリ39と、普通図柄用保留カウンタ40と、確率変動フラグ41と、サポート遊技フラグ42と、リミッタカウンタ43と、特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル記憶部44とを備えている。
第1特別図柄用始動メモリ35は、第1特図始動口6への入球に対して行われる大当たり抽選の結果(後述する大当たり判定用乱数、後述する特別図柄用乱数、後述する図柄用乱数および小当たり発生用乱数)を格納する。第1特別図柄用始動メモリ35には、大当たり抽選の結果を最大で5回分まで記憶可能であり、そのうちの1回分は第1特別図柄表示手段21の図柄変動の実行用として、その他の最大4回分は第1特別図柄表示手段21の図柄変動の保留用として記憶できる。第1特別図柄表示手段21の図柄変動が行われておらず、保留もされていない状態で、第1特図始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第1特別図柄用始動メモリ35に実行用として記憶される。そして、第2特別図柄表示手段22の図柄変動が行なわれておらず、保留もされていないことを条件として、その後すぐに、その記憶された大当たり抽選の結果に応じた第1特別図柄表示手段21の図柄変動が行われる。一方、第1特別図柄用始動メモリ35に実行用として大当たり抽選の結果が既に記憶されている状態で、第1特図始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第1特別図柄用始動メモリ35に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている大当たり抽選の結果の回数が、第1特別図柄用保留カウンタ36によりカウントされる。第1特別図柄用始動メモリ35に保留用として記憶されている大当たり抽選の結果は、実行用として記憶されている大当たり抽選の結果に応じた第2特別図柄表示手段22の図柄変動が終了した後に、実行用として順次繰り上げられて記憶され、それらの保留されていた大当たり抽選の結果に応じた第1特別図柄表示手段21の図柄変動が順次実行される。
第2特別図柄用始動メモリ37は、第2特図始動口7への入球に対して行われる大当たり抽選の結果(後述する大当たり判定用乱数、後述する特別図柄用乱数および後述する図柄用乱数)を格納する。第2特別図柄用始動メモリ37には、大当たり抽選の結果を最大で5回分まで記憶可能であり、そのうちの1回分は第2特別図柄表示手段22の図柄変動の実行用として、その他の最大4回分は第2特別図柄表示手段22の図柄変動の保留用として記憶できる。すなわち、第2特別図柄表示手段22の図柄変動が行われておらず、保留もされていない状態で、第2特図始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第2特別図柄用始動メモリ37に実行用として記憶される。そして、第1特別図柄表示手段21の図柄変動が行われていないことを条件として、その後すぐに、その記憶された大当たり抽選の結果に応じた第2特別図柄表示手段22の図柄変動が行われる。一方、第2特別図柄用始動メモリ37に実行用として大当たり抽選の結果が既に記憶されている状態で、第2特図始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第2特別図柄用始動メモリ37に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている大当たり抽選の結果の回数が、第2特別図柄用保留カウンタ38によりカウントされる。第2特別図柄用始動メモリ37に保留用として記憶されている大当たり抽選の結果は、実行用として記憶されている大当たり抽選の結果に応じた第2特別図柄表示手段22の図柄変動が終了した後に、実行用として順次繰り上げられて記憶され、それらの保留されていた大当たり抽選の結果に応じた第2特別図柄表示手段22の図柄変動が順次実行される。
普通図柄用始動メモリ39は、普図ゲート15への遊技球の通過に対して行われた普通図柄抽選の結果を格納する。普通図柄用始動メモリ39には、普通図柄抽選の結果を最大で5回分まで記憶可能であり、そのうちの1回分は普通図柄表示手段24の図柄変動の実行用として、その他の最大4回分は普通図柄表示手段24の図柄変動の保留用として記憶できる。すなわち、普通図柄表示手段24の図柄変動が行われておらず、保留もされていない状態で、遊技球が普図ゲート15を通過した場合には、その通過に対して行われた普通図柄抽選の結果は、普通図柄用始動メモリ39に実行用として記憶され、その後すぐに、その記憶された普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄表示手段24の図柄変動が行われる。一方、普通図柄用始動メモリ39に実行用として普通図柄抽選の結果が既に記憶されている状態で、普図ゲート15を遊技球が通過した場合には、その通過に対して行われた普通図柄抽選の結果は、普通図柄用始動メモリ39に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている普通図柄抽選の結果の回数が、普通図柄用保留カウンタ40によりカウントされる。普通図柄用始動メモリ39に保留用として記憶されている普通図柄抽選の結果は、実行用として記憶されている普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄表示手段24の図柄変動が終了した後に、実行用として順次繰り上げられて記憶され、それらの保留されていた普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄表示手段24の図柄変動が順次実行される。
確率変動フラグ41は、確率変動モード中であるか否かを記憶するためのものであって、確率変動モード中は「1」が記憶され、非確率変動モード中は「0」が記憶される。
サポート遊技フラグ42は、サポート遊技モード中であるか否かを記憶するためのものであって、サポート遊技モード中は「1」が記憶され、非サポート遊技モード中は「0」が記憶される。
リミッタカウンタ43は、確率変動モードの継続回数を計数するためのものである。
特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル記憶部44は、後述する特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル(図4および図5参照)を記憶しておくためのテーブルである。
主制御部30には、普図ゲート15への遊技球の通過を検知するゲート通過センサ45、第1特図始動口6への遊技球の入球を検知する第1特図始動口センサ46、第2特図始動口7への遊技球の入球を検知する第2特図始動口センサ47、第1大入賞口11への遊技球の入球を検知する第1大入賞口入球センサ48、および第2大入賞口12への遊技球の入球を検知する第2入賞口入球センサ49からの出力信号が入力される。
主制御部30には、第1開閉役物13、第2開閉役物14、第1特別図柄表示手段21、第2特別図柄表示手段22、特別図柄用保留表示手段23、普通図柄表示手段24、普通図柄用保留表示手段26、遊技状態表示部27および電動チューリップ役物8などが、制御対象として接続されている。
演出制御部31には、演出図柄表示手段4および時計役物駆動部材25が制御対象として電気的に接続されている。
払出制御部32には、たとえば、賞球払出装置50が制御対象として電気的に接続されている。
演出制御部31および払出制御部32に接続された各制御対象(演出図柄表示手段4、時計役物駆動部材25および賞球払出装置50)は、たとえば、主制御部30からのコマンドに応じて、各サブ制御部(演出制御部31および払出制御部32)により制御される。
図4および図5は、特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル記憶部44に記憶される特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルの一例を示す図である。図4は、通常用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルであり、図5は、リミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルである。
特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルには、特別図柄の種類ならびに大当たり直前の遊技状態(確率変動モードであるか/非確率変動モードであるか、およびサポート遊技モードであるか/非サポート遊技モードであるか)に対応する大当たり遊技の内容(第1大当たり遊技、第2大当たり遊技または第3大当たり遊技)が書き込まれている。また、特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルには、特別図柄の種類ならびに大当たり直前の遊技状態に対応する、大当たり遊技終了後の遊技状態(確率変動モードであるか/非確率変動モードであるか、およびサポート遊技モードであるか/非サポート遊技モードであるか)が書き込まれている。
図4を参照して、通常用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルについて説明する。第1特図始動口6への入球に基づいて大当たりとなる場合、第1特別図柄表示手段21に表示される第1特別図柄として「11」、「12」、「13」および「14」の4種類が用意されている。このうち、「11」および「12」は、その大当たり遊技終了後に確率変動モードに突入する、いわゆる確変図柄である。
第1特別図柄として「11」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が採用される。
また、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合、大当たり遊技終了後、サポート遊技モードが実行される。このサポート遊技モードはいわゆる回数切ではなく、次回の大当たり遊技の発生まで継続されるものである。大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードである場合、大当たり直前の遊技状態が非確率変動モードであるときは、大当たり遊技終了後10回のサポート遊技モードが実行されるが、大当たり直前の遊技状態が確率変動モードであるときは、大当たり遊技終了後非サポート遊技モードに突入する。第1特図始動口6に対する大当たり抽選の際に、第1特別図柄として、「11」が選択される確率は45%である。
第1特別図柄として「12」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が採用される。
また、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合、大当たり遊技終了後、サポート遊技モードが実行される。このサポート遊技モードはいわゆる回数切ではなく、次回の大当たり遊技の発生まで継続されるものである。大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードである場合は、大当たり遊技終了後10回のサポート遊技モードが実行される。第1特図始動口6に対する大当たり抽選の際に、第1特別図柄として、「12」が選択される確率は45%である。
第1特別図柄として「13」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態に関わらず、大当たり遊技として第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が採用される。また、大当たり遊技終了後は、非確率変動モードに突入するとともに、100回のサポート遊技モードが実行される。第1特図始動口6に対する大当たり抽選の際に、第1特別図柄として、「13」が選択される確率は2%である。
第1特別図柄として「14」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が採用される。また、大当たり遊技終了後は、非確率変動モードに突入するとともに、10回のサポート遊技モードが実行される。第1特図始動口6に対する大当たり抽選の際に、第1特別図柄として、「14」が選択される確率は8%である。
第2特図始動口7への入球に基づいて大当たりとなる場合、第2特別図柄表示手段22に表示される第1特別図柄として「21」、「22」、「23」および「24」の4種類が用意されている。このうち、「21」および「22」は、その大当たり遊技終了後に確率変動モードに突入する、いわゆる確変図柄である。
第2特別図柄として「21」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が採用される。
また、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合、大当たり遊技終了後、サポート遊技モードが実行される。このサポート遊技モードはいわゆる回数切ではなく、次回の大当たり遊技の発生まで継続されるものである。大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードである場合は、大当たり遊技終了後非サポート遊技モードに突入する。第2特図始動口7に対する大当たり抽選の際に、第2特別図柄として、「21」が選択される確率は20%である。
第2特別図柄として「22」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が採用される。
また、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合、大当たり遊技終了後、サポート遊技モードが実行される。このサポート遊技モードはいわゆる回数切ではなく、次回の大当たり遊技の発生まで継続されるものである。大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードである場合は、大当たり遊技終了後非サポート遊技モードに突入する。第2特図始動口7に対する大当たり抽選の際に、第2特別図柄として、「22」が選択される確率は76%である。
第2特別図柄として「23」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態に拘わらず、大当たり遊技として第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が採用される。また、大当たり遊技終了後は、非確率変動モードに突入するとともに、100回のサポート遊技モードが実行される。第2特図始動口7に対する大当たり抽選の際に、第2特別図柄として、「23」が選択される確率は2%である。
第2特別図柄として「24」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が採用される。また、大当たり遊技終了後は、非確率変動モードに突入するとともに、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合は、10回のサポート遊技モードが実行される。第2特図始動口7に対する大当たり抽選の際に、第2特別図柄として、「24」が選択される確率は2%である。
ところで、非サポート遊技モード中は、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が(第1特図始動口6と比較して)第2特図始動口7に入球し難いので、第1特別図柄表示手段21に第1特別図柄が表示されるのは、ほとんどの場合、非サポート遊技モード中である。また、サポート遊技モード中は、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が(第1特図始動口6と比較して)第2特図始動口7に入球し易いので、第2特別図柄表示手段22に第2特別図柄が表示されるのは、ほとんどの場合、サポート遊技モード中である。これらの場合を、図4および図5にハッチングで示す。
そして、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルが、図4に示す通常用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルと相違する点は、第1特別図柄として確変図柄(「11」または「12」)が選択される場合、ならびに第2特別図柄として確変図柄(「21」または「22」)が選択される場合であっても、大当たり遊技終了後、確率変動モードではなく、非確率変動モードに突入すると設定されている点である。また、他の相違点として、第1特別図柄として「11」が選択される場合、または第2特別図柄として「22」が選択される場合は、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合に、大当たり遊技終了後実行されるサポート遊技モードとして、次回の大当たり遊技の発生まで継続されるものではなく、大当たり遊技終了後10回といういわゆる回数切のものが設定されている点を挙げることができる。さらに他の相違点として、第1特別図柄として「12」が選択される場合、または第2特別図柄として「21」が選択される場合は、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードである場合は、大当たり遊技終了後、非サポート遊技モードに突入すると設定されている点を挙げることもできる。
図6は、第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球の入球に対して主制御部30が行う入球処理の流れを示すフローチャートである。
この弾球遊技機1による遊技中、主制御部30は、第1特図始動センサ46または第2特図始動センサ47からの入力信号の有無に基づいて、第1特図始動口6または第2特図始動口7に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS1,S11)。
第1特図始動センサ46からの入力信号に基づいて、第1特図始動口6に遊技球が入球したことを検知すると(ステップS1でYES)、主制御部30は、第1特別図柄用保留カウンタ36のカウント値を確認し(ステップS2)、そのカウント値(保留数)が「4」でなければ(ステップS2でNO)、大当たり判定用乱数発生部(図示しない)から大当たり判定用乱数を取得する(ステップS3)。また、主制御部30は、特別図柄用乱数発生部(図示しない)から特別図柄用乱数を取得し(ステップS4)、図柄用(はずれ図柄用)乱数発生部(図示しない)から図柄用乱数(はずれ図柄用乱数)を取得する(ステップS5)。
その後、主制御部30は、大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄乱数(はずれ図柄用乱数)を第1特別図柄用始動メモリ35に記憶させるとともに(ステップS6)、第1特別図柄用保留カウンタ36のカウント値をインクリメント(+1)する(ステップS7)。
一方、第1特別図柄用保留カウンタ36のカウント値が「4」であれば(ステップS2でYES)、各乱数を記憶することなく、第1特図始動口6への入球に対する処理を終了する。
また、第2特図始動センサ47からの入力信号に基づいて、第2特図始動口7に遊技球が入球したことを検知すると(ステップS11でYES)、第2特別図柄用保留カウンタ38のカウント値を確認し(ステップS12)、そのカウント値(保留数)が「4」でなければ(ステップS12でNO)、主制御部30は、大当たり判定用乱数発生部(図示しない)から大当たり判定用乱数を取得する(ステップS13)。また、主制御部30は、特別図柄用乱数発生部(図示しない)から特別図柄用乱数を取得し(ステップS14)、図柄用(はずれ図柄用)乱数発生部(図示しない)から図柄用乱数(はずれ図柄用乱数)を取得する(ステップS15)。
その後、主制御部30は、大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄乱数(はずれ図柄用乱数)を第2特別図柄用始動メモリ37に記憶させるとともに(ステップS16)、第2特別図柄用保留カウンタ38のカウント値をインクリメント(+1)する(ステップS17)。
一方、第2特別図柄用保留カウンタ38のカウント値が「4」であれば(ステップS12でYES)、各乱数を記憶することなく、第2特図始動口7への入球に対する処理を終了する。
図7Aおよび図7Bは、第1特別図柄表示手段21の図柄変動時における流れを示すフローチャートである。
第1特別図柄用始動メモリ35に各乱数(大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄用乱数)が記憶されており(ステップS21でYES)、かつ、第2特別図柄表示手段22が変動中でなく第2特別図柄用保留カウンタ38の値が0の場合(ステップS22でNO、ステップS20でYES)、大当たり遊技(第1特図始動口6または第2特図始動口7への入球に対する大当たり遊技)の実行中でなければ(ステップS23でNO)、主制御部30は、確率変動モード中であるか否かを確認した上で(ステップS24)、大当たり判定および特別図柄の種類の判定を行う(ステップS25,S26)。確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「1」が記憶されている場合(ステップS24でYES)には、主制御部30は、比較的高確率(101/2000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS25)。一方、非確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「0」が記憶されている場合(ステップS24でNO)には、主制御部30は、比較的低確率(1/20)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS26)。特別図柄の種類の決定(ステップS25,S26)では、主制御部30は、図6のステップS4で取得された特別図柄用乱数と、図4および図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルに記された図柄選択割合とに基づいて、特別図柄を決定する。
この特別図柄の種類の判定では、4種類の特別図柄(「11」、「12」、「13」または「14」)の中から1つの特別図柄を選択する。この場合、特別図柄「11」が選択される確率は45%であり、特別図柄「12」が選択される確率は45%である。また、特別図柄「13」が選択される確率は2%であり、特別図柄「14」が選択される確率は8%である。また、主制御部30は、図6のステップS5で取得された図柄用乱数(はずれ図柄用乱数)に基づいて図柄判定を行い、はずれ図柄を決定する(ステップS27)。そして、主制御部30は第1特別図柄表示手段21の図柄変動を開始させるとともに(ステップS28)、演出制御部31に対してコマンドを付与する。演出制御部31はこのコマンドに応答して、演出図柄表示手段4の図柄変動を開始させる。そして、第1特別図柄表示手段21の図柄は、所定の変動時間が経過した後(ステップS29でYES)停止されて、大当たりの場合は、ステップS25,S26で決定された特別図柄が表示される(ステップS30)。また、はずれの場合は、ステップS27で決定された図柄(はずれ図柄)が表示される(ステップS30)。
ステップS25,S26における大当たり判定の結果が大当たりである場合には(ステップS31でYES)、大当たり遊技が実行される(ステップS32)。そして、第1特別図柄表示手段21に表示された特別図柄が「11」または「12」であるときは、大当たり遊技終了後に確率変動モードに突入するとして(ステップS33でYES)、確率変動フラグ41が「1」にセットされ、リミッタカウンタ43の値がインクリメント(+1)される(ステップS34)。一方、第1特別図柄表示手段21に表示された特別図柄が「13」または「14」であるときは、大当たり遊技終了後に非確率変動モードに突入するとして(ステップS33でNO)、確率変動フラグ41が「0」にセットされ、リミッタカウンタ43の値が「0」にリセットされる(ステップS35)。
そして、第1特別図柄表示手段21に表示された特別図柄が「13」または「14」である場合、第1特別図柄表示手段21に表示された特別図柄が「11」または「12」であるが、大当たり遊技に突入する直前の状態がサポート遊技モード状態である場合である場合、および第1特別図柄表示手段21に表示された特別図柄が「11」であり、大当たり遊技に突入する直前の状態が非サポート遊技モード状態であるが、大当たり遊技に突入する直前の状態が非確率変動モードである場合は、大当たり遊技終了後にサポート遊技モードに突入するとして(ステップS36でYES)、サポート遊技フラグ42が「1」にセットされる(ステップS37)。一方、それ以外の場合は、大当たり遊技終了後に非サポート遊技モードに突入するとして(ステップS36でNO)、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされる(ステップS42)。その後、第1特図始動口6への遊技球の入球に対する処理を終了する。
この場合、大当たり遊技に突入する直前の状態がサポート遊技モード中である場合に、大当たり遊技の終了後にサポート遊技モードに突入する確率が100%である(リミッタカウンタ43の値が「5」のときは55%)。これに対し、大当たり遊技に突入する直前の状態が非サポート遊技モード中である場合に、大当たり遊技の終了後にサポート遊技モードに突入する確率は、大当たり遊技に突入する直前の状態が非確率変動モードのときで55%であり、大当たり遊技に突入する直前の状態が確率変動モードのときで10%である。
一方、ステップS25,S26における大当たり判定の結果がはずれである場合(ステップS31でNO)、サポート遊技モードの変動回数が終了した場合は(ステップS38でYES)、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされ(ステップS39)、次いで、小当たりに当選しているか否かが調べられる(ステップS40)。小当たりははずれであるが、次に述べるように、第2大入賞口12が開閉される開閉動作が行われる。
小当たりに当選している場合は(ステップS40でYES)、主制御部30が、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を0.1秒間開放する。そして、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を再度0.1秒間開放(はずれ態様)する(ステップS41)。この小当たりにおける第2大入賞口12の開放態様は、第3大当たり遊技における第2大入賞口12の開放態様と共通している。その後、第1特図始動口6への遊技球の入球に対する処理を終了する。
図8Aおよび図8Bは、第2特別図柄表示手段22の図柄変動時における流れを示すフローチャートである。
第2特別図柄用始動メモリ37に大当たり抽選の結果(大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄用乱数)が記憶されており(ステップS51でYES)、かつ第1特別図柄表示手段21が変動中でなく(ステップS50でNO)、加えて、大当たり遊技(第1特図始動口6または第2特図始動口7への入球に対する大当たり遊技)の実行中でなければ(ステップS52でNO)、主制御部30は、確率変動モード中であるか否かを確認した上で(ステップS53)、大当たり判定および特別図柄の種類の判定を行う(ステップS54,S55)。確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「1」が記憶されている場合(ステップS53でYES)には、主制御部30は、比較的高確率(101/2000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS54)。一方、非確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「0」が記憶されている場合(ステップS53でNO)には、主制御部30は、比較的低確率(1/20)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS55)。特別図柄の種類の決定(ステップS54,S55)では、主制御部30は、図6のステップS14で取得された特別図柄用乱数と、図4および図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルに記された図柄選択割合とに基づいて、特別図柄を決定する。
この特別図柄の種類の判定により、4種類の特別図柄(「21」、「22」、「23」または「24」)の中から1つの特別図柄が選択される。この場合、特別図柄「21」が選択される確率は20%であり、特別図柄「22」が選択される確率は76%である。また、特別図柄「23」が選択される確率は2%であり、特別図柄「24」が選択される確率は2%である。また、主制御部30は、図6のステップS15で取得された図柄用乱数(はずれ図柄用乱数)に基づいて図柄判定を行い、はずれ図柄を決定する(ステップS56)。
主制御部30は第2特別図柄表示手段22の図柄変動を開始させるとともに(ステップS57)、演出制御部31に対してコマンドを付与する。演出制御部31はこのコマンドに応答して、演出図柄表示手段4の図柄変動を開始させる。第2特別図柄表示手段22の図柄は、所定の変動時間が経過した後(ステップS58でYES)停止されて、大当たりの場合は、ステップS54,S55で決定された特別図柄が表示される(ステップS59)。また、はずれの場合は、ステップS27で決定された図柄(はずれ図柄)が表示される(ステップS59)。
ステップS54,S55における大当たり判定の結果が大当たりである場合には、大当たり遊技が実行される(ステップS61)。そして、第2特別図柄表示手段22に表示された特別図柄が「21」または「22」であるときは、大当たり遊技終了後に確率変動モードに突入するとして(ステップS62でYES)、確率変動フラグ41が「1」にセットされ、リミッタカウンタ43の値がインクリメント(+1)される(ステップS63)。一方、第2特別図柄表示手段22に表示された特別図柄が「23」または「24」であるときは、大当たり遊技終了後に非確率変動モードに突入するとして(ステップS62でNO)、確率変動フラグ41が「0」にセットされ、リミッタカウンタ43の値が「0」にリセットされる(ステップS64)。
そして、第2特別図柄表示手段22に表示された特別図柄が「23」である場合、第2特別図柄表示手段22に表示された特別図柄が「21」、「22」または「24」であるが、大当たり遊技に突入する直前の状態がサポート遊技モード状態である場合は、大当たり遊技終了後にサポート遊技モードに突入するとして(ステップS65でYES)、サポート遊技フラグ42が「1」にセットされる(ステップS66)。一方、それ以外の場合は、大当たり遊技終了後に非サポート遊技モードに突入するとして(ステップS65でNO)、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされる(ステップS71)。その後、第2特図始動口7への遊技球の入球に対する処理を終了する。
大当たり遊技に突入する直前の状態がサポート遊技モード中である場合には、大当たり遊技の終了後にサポート遊技モードに突入する確率が100%である(リミッタカウンタ43の値が「5」のときは80%)。このように、サポート遊技モード中に大当たりとなる場合は、大当たり遊技終了後にも必ずサポート遊技モードに突入するので、サポート遊技モードを連続して実行させることも可能である。これにより、サポート遊技モードにおいて遊技者に与えられる利益を、より一層大きなものとすることができる。これに対し、大当たり遊技に突入する直前の状態が非サポート遊技モード中である場合に、大当たり遊技の終了後にサポート遊技モードに突入する確率は2%である。
一方、ステップS54,S55における大当たり判定の結果がはずれである場合(ステップS60でNO)、サポート遊技モードの変動回数が終了した場合は(ステップS67でNO)、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされ(ステップS68)、次いで、小当たりに当選しているか否かが調べられる(ステップS69)。
小当たりに当選している場合は(ステップS69でYES)、主制御部30が、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を0.1秒間開放する。そして、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を再度0.1秒間開放(はずれ態様)する(ステップS70)。小当たりにおける第2大入賞口12の開放態様は、第3大当たり遊技における第2大入賞口12の開放態様と共通している。その後、第2特図始動口7への遊技球の入球に対する処理を終了する。
なお、この実施形態では、前述のように、第1特別図柄表示手段21の図柄変動または第2特別図柄表示手段22の図柄変動に伴って、演出図柄表示手段4でも図柄変動が行われており、演出制御部31は、主制御部30からのコマンドに応答して、演出図柄表示手段4において演出図柄を変動させる。
そして、演出制御部31は、第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22への図柄の停止表示と同じタイミングで、演出図柄表示手段4に所定の演出図柄を表示する。この演出図柄として、第1および第2特別図柄表示手段21,22に表示される図柄に対応する演出図柄が表示される。すなわち、第1および第2特別図柄表示手段21,22に確変図柄が表示されるときは、予め定める確変用演出図柄が演出図柄表示手段4に表示される。また、第1および第2特別図柄表示手段21,22に非確変図柄(「13」、「14」、「23」および「24」)が表示されるときは、演出図柄表示手段4に予め定める非確変用演出図柄(確変図柄以外の第1および第2特別図柄)が表示される。さらに、第1および第2特別図柄表示手段21,22にはずれ図柄が表示されるときは、演出図柄表示手段4に予め定めるはずれ用演出図柄が表示される。
また、演出制御部31は、主制御部30からのコマンドの入力に基づいて変動パターン抽選を行い、その変動パターン抽選の結果に基づく態様で、演出図柄表示手段4における図柄変動を制御する。
図9は、普図ゲート15を遊技球が通過した場合における流れを示すフローチャートである。この弾球遊技機1による遊技中、主制御部30は、ゲート通過センサ45からの入力信号の有無に基づいて、遊技球が普図ゲート15を通過したか否かを監視している(ステップS81)。
普図ゲート15を遊技球が通過すると、ゲート通過センサ45から主制御部30に対して入力信号が与えられる。主制御部30は、ゲート通過センサ45からの入力信号に基づいて、普図ゲート15を遊技球が通過したことを検知すると(ステップS81でYES)、サポート遊技フラグ42に「1」が記憶されているか否か、すなわちサポート遊技モード中であるか否かを確認し(ステップS82)、次いで、普通図柄抽選を行う(ステップS83,S85)。
サポート遊技モード中である場合、すなわち、サポート遊技フラグ42に「1」が記憶されている場合には(ステップS82でYES)、普通図柄抽選の当選確率は、1/1.1である(ステップS83)。そして、普通図柄抽選後、主制御部30は、普通図柄表示手段24の変動時間を2.7秒にセットし(ステップS84)、普通図柄表示手段24の図柄変動を開始させる(ステップS87)。
一方、サポート遊技モードではないモードである非サポートモードである場合、すなわち、確率変動フラグ41に「0」が記憶されている場合には(ステップS82でNO)、普通図柄抽選の当選確率は、1/100である(ステップS85)。そして、普通図柄抽選後、主制御部30は、普通図柄表示手段24の変動時間を27秒にセットし(ステップS86)、普通図柄表示手段24の図柄変動を開始させる(ステップS87)。
ステップS84またはステップS86でセットされた変動時間が経過した後(ステップS88でYES)、普通図柄表示手段24における図柄変動が停止される。このとき、普通図柄抽選に当選していない場合、すなわち普通図柄抽選により第2特図始動口7を開放すると決定されていない場合には(ステップS89でNO)、主制御部30は、普通図柄表示手段24の予め定める他方側のランプを点灯表示させることにより、普通図柄抽選に当選しなかった旨を遊技者に報知し、普図ゲート15への遊技球の通過に対する処理を終了する。
一方、普通図柄抽選に当選している場合(ステップS90でYES)、すなわち普通図柄抽選により第2特図始動口7を開放すると決定されている場合には、主制御部30は、普通図柄表示手段24の予め定める一方側のランプを点灯表示させることにより、普通図柄抽選に当選した旨を遊技者に報知する。その後、主制御部30は、サポート遊技モード中である場合、すなわちサポート遊技フラグ42に「1」が記憶されている場合(ステップS91でYES)には、電動チューリップ役物8の開放動作の回数を2回にセットし(ステップS92)、演出制御部31に対してコマンドを付与する。演出制御部31は、このコマンドに応答して、電動チューリップ役物8を拡開させて第2特図始動口7を2秒間開放し(ステップS93)、この第2特図始動口7の開放動作を2回繰り返された後、普図ゲート15への遊技球の通過に対する処理を終了する。また、非サポート遊技モード中である場合、すなわちサポート遊技フラグ42に「0」が記憶されている場合(ステップS91でNO)には、演出制御部31は、電動チューリップ役物8を拡開させて第2特図始動口7を0.2秒間開放する(ステップS94)。その後、普図ゲート15への遊技球の通過に対する処理を終了する。
図10は、大当たり遊技中における流れを示すフローチャートである。
大当たり遊技に突入すると、主制御部30は、リミッタカウンタ43を参照して、リミッタカウンタ43の値が「5」に達しているか否かを調べる(ステップS101)。そして、リミッタカウンタ43の値が「5」未満であるときは(ステップS101でNO)、主制御部30は、図4に示す通常用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルを参照して(ステップS102)、大当たり遊技の内容を取得する。また、リミッタカウンタ43の値が「5」に達しているときは(ステップS101でYES)、主制御部30は、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルを参照して(ステップS103)、大当たり遊技の内容を取得するとともに、リミッタカウンタ43の値を「0」にリセットする(ステップS104)。また、リミッタカウンタ43の値に関わらず、主制御部30は、確率変動フラグ41が「0」にセットされるとともに、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされる(ステップS105)。
そして、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルでは、第1特別図柄として確変図柄(「11」または「12」)が選択される場合、ならびに第2特別図柄として確変図柄(「21」または「22」)が選択される場合であっても、大当たり遊技終了後、非確率変動モードに突入すると設定されている。すなわち、リミッタカウンタ43の値が「5」に達しているときは、このリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルが参照されることにより、大当たり遊技の後必ず、非確率変動モードに突入する。
そして、図4または図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルから取得された大当たり遊技の内容(開放時間およびラウンド数)が、30秒間の開放動作の15ラウンドである場合(ステップS106でYES、ステップS107でYES)は、第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が実行される(ステップS108)。この第1大当たり遊技中は、主制御部30が、第1開閉役物13を揺動させることにより、第1大入賞口11を開放する。そして、主制御部30は、第1大入賞口11に遊技球が10球入球するか、または、第1大入賞口11が開放されてから30秒経過するまで、第1大入賞口11を開放した状態で維持する。このような第1大入賞口11の開放動作を1ラウンドとし、主制御部30は、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第1大入賞口11の開放動作を15ラウンド実行する。
また、図4または図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルから取得された大当たり遊技の内容(開放時間およびラウンド数)が、30秒間の開放動作の2ラウンドである場合(ステップS106でYES、ステップS107でNO)は、第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が実行される(ステップS109)。この第2大当たり遊技中は、主制御部30が、第2開閉役物14を揺動させることにより、第2大入賞口12を開放する。そして、主制御部30は、第2大入賞口12に遊技球が10球入球するか、または、第2大入賞口12が開放されてから30秒経過するまで、第2大入賞口12を開放した状態で維持する。このような第2大入賞口12の開放動作を1ラウンドとし、主制御部30は、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第1大入賞口11の開放動作を2ラウンド実行する。
また、図4または図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルから取得された大当たり遊技の内容(開放時間およびラウンド数)が、0.1秒間の開放動作の2ラウンドである場合(ステップS106でNO)は、第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が実行される(ステップS110)。この第3大当たり遊技中は、主制御部30が、第2開閉役物14を揺動させることにより、第2大入賞口12を開放する。そして、主制御部30は、第2大入賞口12に遊技球が10球入球するか、または、第2大入賞口12が開放されてから0.1秒経過するまで、第2大入賞口12を開放した状態で維持する。このような第2大入賞口12の開放動作を1ラウンドとし、主制御部30は、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第1大入賞口11の開放動作を2ラウンド実行する。
図11は、本実施形態の弾球遊技機1における遊技の特徴部分を説明するための図であって、遊技盤2の構成を模式的に示している。
本実施形態の弾球遊技機1では、サポート遊技モード(図11(b)参照)と、非サポート遊技モード(図11(a)参照)とが用意されている。図11(a)に示す非サポート遊技モード中は、遊技球が普図ゲート15を通過しても、その遊技球の通過に対して行われる普通図柄抽選(図9に示すステップS85)の当選確率が低く(1/100)、普通図柄表示手段24の変動時間が長い(27秒。図9に示すステップS86)。そのため、第2特図始動口7はめったに開放されず、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は、めったに第2特図始動口7に入球しない。したがって、非サポート遊技モードで実行される大当たり遊技は、第1特図始動口6への入球に対応するものである。
そして、非サポート遊技モード中における第1特図始動口6への入球に対応する大当たり遊技は、第1特別図柄が「11」、「12」または「14」であるときは、第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が選択され、また、第1特別図柄が「13」であるときは、第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が選択される。第1大当たり遊技の選択確率は2%であり、第3大当たり遊技の選択確率は98%である。
一方、図11(b)に示すサポート遊技モード中は、普図ゲート15への遊技球の通過に対して行われる普通図柄抽選(図9に示すステップS83)の当選確率が高く(1/1.1)、普通図柄表示手段24の変動時間が短く(2.7秒。図9に示すステップS84)、第2特図始動口7は頻繁に開放される。しかも、サポート遊技モード中は、第2特図始動口7の1回の開放時間が長く(2.0秒。図9に示すステップS93)、1回の普通図柄抽選に対して第2特図始動口7が複数回(たとえば2回)開放されるので(図9に示すステップS92)、第2特図始動口7がほとんど開いた状態となる。そのため、遊技盤2上に発射された遊技球は、第1特図始動口6よりも第2特図始動口7に入球し易い。すなわち、サポート遊技モードで実行される大当たり遊技は、第2特図始動口7への入球に対応するものである。
そして、サポート遊技モード中における第2特図始動口7への入球に対応する大当たり遊技は、第2特別図柄が「21」または「23」であるときは、第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が選択され、また、第2特別図柄が「22」または「24」であるときは、第2大当たり遊技(「30s×2R」の大当たり遊技)が選択される。第1大当たり遊技の選択確率は22%であり、第2大当たり遊技の選択確率は78%である。すなわち、この弾球遊技機1における遊技では、サポート遊技モード中に大当たりとなったときは、非サポート遊技モード中に大当たりとなったときよりも、その後に実行される大当たり遊技として第1大当たり遊技(遊技者に与えられる利益が高い高利益遊技)が選択される確率が高くなっている。また、第1大当たり遊技が選択されなかった場合でも、第3大当たり遊技ではなく、賞球の獲得が望める第2大当たり遊技が実行される。そして、非サポート遊技モードでは、大当たり遊技として98%の確率で第3大当たり遊技が選択されるので、非サポート遊技モードが長期にわたって継続して実行される場合は、遊技者に大きな利益が与えられない状態、いわゆるハマリ状態が発生する。
この実施形態では、確率変動モードの継続回数が5回に達していると、確率変動モードへの突入が強制的に制限されて、非確率変動モードに突入する。また、非サポート遊技モード中において、非確率変動モード中の方が確率変動モード中よりも、サポート遊技モードに突入し易い。そのため、非確率変動モード、言い換えればサポート遊技モードに突入し易いモードが、間隔を空けて発生するようになる。したがって、遊技者に不利な非サポート遊技モードが長期間継続されることを防止することができる。しかも、この遊技内容は、現行の遊技機規則に反しない。これにより、遊技機規則の範囲内でハマリ救済を実現することができる。
また、第3大当たり遊技における第2大入賞口12の開放態様が、小当たり(はずれ)の場合における第2大入賞口12の開放態様と共通している。そのため、遊技者は、第2大入賞口12の開放の態様を見ても、それが大当たり遊技の1つである第3大当たり遊技であるのか、それとも小当たり遊技なのか態様であるのかを区別することができない。そのため、その時点が確率変動モード中か否かを遊技者が見分けることができず、また、確率変動モードの継続回数を遊技者が記憶しておくこともできない。これにより、非確率変動モードの発生タイミングを遊技者にわかりにくくすることにより、遊技の興趣を向上させることができる。
また、サポート遊技モード中は、普通図柄表示手段24の変動時間が短く(2.7秒。図9に示すステップS84)、普通図柄用始動メモリ39に保留されている普通図柄抽選の結果が比較的速く減っていくので、普通図柄用始動メモリ39の普通図柄抽選の結果がなくならないように、普図ゲート15に向けて(遊技盤2の右側上部に向けて)、遊技球が発射される。そして、遊技盤2の右側上部に導かれた遊技球は、普図ゲート15を通過したり、また、その普図ゲート15付近を通って盤面に沿って流下したりする。普図ゲート15付近の障害釘によって、普図ゲート15付近を通る遊技球の一部が、第2特図始動口7付近に導かれる。サポート遊技モードでは第2特図始動口7がほとんど開いた状態となっているので、発射先として遊技盤2の右側上部を狙うことにより、普図ゲート15を遊技球が通過することもできるし、また、第2特図始動口7に遊技球を入球させることもできる。そのため、サポート遊技モード中は、ハンドル(図示しない)を最大角度付近の所定角度以上回転させて、遊技盤2の右側上部を狙って遊技球を勢いよく発射させれば(いわゆる右打ちを行う)足りる。
図12は、サポート遊技モード中における演出図柄表示手段4の表示内容を示す図である。サポート遊技モード中は、演出図柄表示手段4に、図柄変動の演出とともに、「右打ちしてね!」という、遊技者に右打ちを指示する旨のメッセージ51が表示される。このメッセージ51は、サポート遊技モードが終了するまで(非サポート遊技モードに突入するまで)継続される。そして、遊技者は、サポート遊技モード中は、その報知の通りに遊技球を発射すれば、普図ゲート15を多数の遊技球が通過することができるとともに、第2特図始動口7に多数の遊技球を入球させることも可能である。
図13は、演出制御部31による時計役物17の制御の流れを示すフローチャートである。
また、この弾球遊技機1における遊技中(サポート遊技モードか非サポート遊技モード遊技を問わない。)では、時計役物17を用いて示される時刻表示が可変されるようになっている。
この弾球遊技機1による遊技中、演出制御部31は、変動パターン抽選において、予め定める変動が決定されるか否かを監視している(ステップS121)。
予め定める変動パターンが決定されると、演出制御部31は、この演出制御部31に関連して設けられた乱数カウンタ(図示しない)から乱数を取得する(ステップS122)。また、演出制御部31は、主制御部30のリミッタカウンタ43の値(確率変動モードの継続回数)を取得し(ステップS123)、演出制御部31のROMに記憶されている複数の時計役物演出テーブル(図示しない)のうち、取得したリミッタカウンタ43の値に応じた時計役物演出テーブルを選択する(ステップS124)。また、演出制御部31は、時計役物17が表示している現在時刻をチェックする(ステップS125)。そして、演出制御部31は、演出テーブルを参照しつつ、取得した乱数の値および時計役物17の表示時刻に応じて、時計役物17の回転演出を行うか否か、回転演出に行う場合における回転演出の態様、および回転演出に行う場合における回転演出後に時計役物17に表示される時刻を決定する(ステップS126)。そして、時計役物17の回転演出を行う場合には(ステップS127でYES)、演出制御部31は、時計役物駆動部材25を駆動して、長針19を決定された態様で回転させる回転演出を実行する(ステップS128)。長針19の回転に連動して、短針20も回転する。そして、演出制御部31は、それらの回転演出後、長針19および短針20を、決定された時刻に停止表示させる。
この場合、時計役物17の回転演出実行の可否、回転演出の態様、および回転演出後の表示時刻は、リミッタカウンタ43の値(確率変動モードの継続回数)に応じた演出テーブルを参照して決定される。すなわち、言い換えれば、確率変動モードの継続回数に基づいて決定されるようになる。時計役物17が12時0分を表示しているときは、リミッタカウンタ43の値が「5」である状態、すなわち、確率変動状態の終了が近づいている状態である。しかしながら、リミッタカウンタ43の値が「5」であるときは、必ずしも、時計役物17が12時0分を表示するわけではない。これにより、時計役物17の表示によって、確率変動状態の終了を暗示(間接的に表示)させることができる。
ところで、弾球遊技機1の主制御部30の基板には、主制御部30のRAMに記憶されている情報をクリア(リセット)するためのRAMクリアスイッチ(図示しない)が配設されている。たとえば、RAMクリアスイッチを操作しつつ電源を立ち上げることにより、主制御部30のRAMに記憶されている情報がクリアされる。そして、このRAMのクリア後は、弾球遊技機1の状態は、初期状態、すなわち、非確率変動モードで、かつ非サポート遊技モードに復帰する。
前述のように、非サポート遊技モード中では、非確率変動モード中の方が確率変動モード中よりも、サポート遊技モードに突入し易い。そのため、遊技者によっては確率変動モード中であるよりも非確率変動モード中の方が、遊技者に有利である。したがって、RAMクリアにより、その後遊技者に有利な状態に突入するので、RAMクリアするというゴト(RAMクリアゴト)がされるおそれがある。
この実施形態では、RAMクリアがされると、すなわち、RAMクリアスイッチが操作されつつ電源が立ち上げられると、その旨が報知される。具体的には、演出制御部31は、演出図柄表示手段4に「RAMクリア」がされましたとのメッセージ(図示しない)を表示する。また、弾球遊技機1の前枠の前面に配設された枠ランプ(図示しない)を点灯または点滅させてもよい。これにより、弾球遊技機1においてRAMクリアがされたことを、弾球遊技機1が設置される遊技店舗の従業員に知らせることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態でも実施することが可能である。
前述の説明では、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルにおいて、第1特別図柄または第2特別図柄として確変図柄(「11」、「12」、「21」または「22」)が選択される場合であっても、大当たり遊技終了後、非確率変動モードに突入すると設定されているとして説明したが、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルにおいて、第1特別図柄または第2特別図柄として確変図柄(「11」、「12」、「21」または「22」)が選択されずに、それ以外の図柄(「13」、「14」、「23」または「24」)だけが選択されるようになっていてもよい。
また、前述の説明では、サポート遊技モード中は、普通図柄表示手段24の変動時間を非サポート遊技モード中よりも短縮し、電動チューリップ役物8の1回の開放動作における第2特図始動口7の開放時間を、サポート遊技モード中も長くし、普通図柄抽選の当選確率を非サポート遊技モード中よりも高くし、1回の普通図柄抽選の当選に対して電動チューリップ役物8の開放動作を複数回行っている。しかしながら、サポート遊技モードが、これら全てを行う必要はなく、少なくともこのうちの1つが行われていればよい。
また、サポート遊技モード中は、第1特別図柄表示手段21の変動時間、および第2特別図柄表示手段22の変動時間が、非サポート遊技モードにおける各変動時間よりも短縮されているものとして説明したが、第1特別図柄表示手段21の変動時間、および第2特別図柄表示手段22の変動時間が、サポート遊技モード中と非サポート遊技モード中との間で同程度のものであってもよい。
また、前述の実施形態では、主制御部30は、大当たりでないはずれである場合に、図柄用乱数に基づいて小当たりであるか否かを判定するとして説明したが、主制御部30は、小当たり用乱数発生部(図示しない)から小当たり用乱数を取得し、この取得された小当たり用乱数の値に基づいて、小当たりであるか否かを判定するものであってもよい。
また、前述の実施形態では、ラウンド数が15ラウンドである大当たり遊技(第1大当たり遊技)では、第1大入賞口11が開放し、ラウンド数が2ラウンドである大当たり遊技(第2大当たり遊技または第3大当たり遊技)では、第2大入賞口12が開放するものとして説明したが、ラウンド数が15ラウンドである大当たり遊技で第2大入賞口12を開放させてもよいし、ラウンド数が2ラウンドである大当たり遊技で第1大入賞口11を開放させるものであってもよい。また、第1大入賞口11または第2大入賞口12のうちのいずれか一方のみが開放されるものであってもよい。
また、第1大入賞口11および第2大入賞口12の2つを設ける構成に限られず、大入賞口として1つを設けるものであってもよい。
また、前述の説明では、第1特図始動口6および第2特図始動口7を遊技盤2の下部に配設する構成について説明したが、第1特図始動口6および第2特図始動口7を右部に配置する構成を採用してもよい。
また、前述の説明では、第1特図始動口6の直下に第2特図始動口7が配設されているとして説明したが、第1特図始動口6と第2特図始動口7とが所定の間隔を隔てて配置されていてもよい。この場合、遊技盤2における第2特図始動口7の上方に、電動チューリップ役物8の1対の羽根が窄められた状態(図2(a)に示す状態)で、第2特図始動口7への遊技球の入球を阻止する規制部材を配設する必要がある。これにより、電動チューリップ役物8の1対の羽根が窄められた状態で、第2特図始動口7を閉塞させることができる。この規制部材は、電動チューリップ役物8の1対の羽根が窄められた状態(図2(a)に示す状態)で、それらの羽根の間に形成された空間の上方となる位置に配設されていることが望ましい。
また、第1特図始動口6は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。また、第2特図始動口7は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。
また、前述の実施形態では、電動チューリップ役物8、第1開閉役物13および第2開閉役物14は、主制御部30によって制御されるものとして説明したが、役物を制御するための役物制御部が主制御部30に接続されており、この役物制御部に主制御部30からのコマンドが付与されるようになっている場合は、主制御部30からのコマンドに基づいて、役物制御部が電動チューリップ役物8、第1開閉役物13および第2開閉役物14を制御するものであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。