しかしながら、特許文献1または特許文献2に開示されているいずれのシステムでも、1または複数の測定機器からの複数の測定データが診断に必要な場合、ユーザが測定機器を用いてどの測定を行えばよいのか等の判断を行う必要が生じる。よって、測定機器からの複数の測定データが診断に必要な場合には、ユーザにとって測定が煩雑なものになってしまう問題点があった。つまり、測定機器からの複数の測定データが診断に必要な場合、必要な測定をユーザが容易に行うことができないという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、複数の測定機器からの測定データが必要な診断において、必要な測定をユーザがより容易に実施できるようにする制御装置、そのプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、診断システムならびに制御装置における制御方法を提供することにある。
本発明の制御装置は、上記課題を解決するために、生体情報を測定する測定機器との間で通信を行う第1通信手段と、上記第1通信手段を介して上記測定機器に制御信号を出力することによって、上記測定機器の測定動作を制御する測定制御手段と、所定の診断に必要な複数の測定項目が示された測定項目情報を記憶する測定項目記憶部とを備え、上記測定制御手段は、上記測定項目記憶部が記憶する測定項目情報を参照して、上記複数の測定項目について測定結果が得られるように、1または複数の上記測定機器の測定動作を制御することを特徴としている。
また、本発明の制御装置における制御方法は、上記課題を解決するために、第1通信手段によって、生体情報を測定する測定機器との間で通信を行う第1通信工程と、測定制御手段によって、上記第1通信手段を介して上記測定機器に制御信号を出力することにより、上記測定機器の測定動作を制御する測定制御工程とを含み、上記測定制御工程で、所定の診断に必要な複数の測定項目が示された測定項目情報を記憶する測定項目記憶部の上記測定項目情報を参照して、上記複数の測定項目について測定結果が得られるように、1または複数の上記測定機器の測定動作を制御することを特徴としている。
上記の発明によれば、所定の診断に必要な複数の測定項目について測定結果が得られるように、測定項目記憶部が記憶する測定項目情報を測定制御手段が参照し、第1通信手段を介して測定機器に制御信号を出力することによって1または複数の測定機器の測定動作を制御するので、ユーザが上記診断のために測定機器で測定を行う場合に、上記診断に必要な測定機器をその都度選ぶ手間を省くことができる。その結果、複数の測定機器からの測定データが必要な診断において、必要な測定をユーザがより容易に実施できるようになる。
また、本発明の制御装置では、前記第1通信手段は、前記測定機器との間で無線通信を行うことが好ましい。
これにより、制御装置と測定機器との間での通信を有線通信によって行わなくてもよくなるので、制御装置を持ち運ぶ場合に有線通信に用いるケーブルなどが邪魔にならなくなる。従って、ユーザにとっての制御装置の利便性を向上させることができる。
また、本発明の制御装置では、前記第1通信手段を介して前記測定機器から測定結果を取得する測定結果取得手段をさらに備え、前記測定制御手段は、上記測定結果取得手段によって測定結果が得られたか否かに応じて、前記測定機器を制御することが好ましい。
これにより、測定結果取得手段で測定結果が得られたか否かに応じて測定機器を制御することが可能になるので、例えば測定機器から測定結果を取得して測定が終了した場合に、測定機器の電源をオフにするといったことが可能になる。従って、ユーザにとっての制御装置の利便性を向上させることができる。
また、本発明の制御装置では、前記第1通信手段を介して前記測定機器から測定結果を取得する測定結果取得手段をさらに備え、前記測定制御手段は、前記測定結果取得手段によって取得された測定結果に基づいて、前記測定機器を制御することが好ましい。
これにより、測定結果取得手段で得られた測定結果に基づいて測定機器を制御することが可能になるので、例えば測定機器から取得して測定結果が別の測定機器での測定の制御に必要な場合に、上記他の測定機器に測定結果を渡すといったことが可能になる。従って、ユーザにとっての制御装置の利便性を向上させることができる。具体的には体重計で測定した体重のデータが体脂肪計の測定に必要な場合に、上記体重のデータを上記体脂肪計に渡すなどの例がある。
また、本発明の制御装置では、上記複数の測定項目の測定順序が示された測定手順情報を記憶する測定手順記憶部をさらに備え、前記測定制御手段は、上記測定手順記憶部が記憶する測定順序で前記複数の測定結果が得られるように、前記測定機器の測定動作を制御することが好ましい。
これにより、制御装置が診断手順記憶部に記憶された複数の測定項目の測定順序に基づいて、複数の測定機器の測定動作を制御することができるようになる。よって、複数の測定機器から特定の順序で測定を行う必要がある場合に、ユーザがその都度測定機器を選んで測定を行う手間を省くことができる。従って、診断に必要な測定をユーザがより容易に実施できるようになる。
また、本発明の制御装置では、前記測定機器の測定動作の制御に必要な身体情報または個人情報である診断条件を記憶する診断条件記憶部をさらに備え、前記測定制御手段は、前記診断条件記憶部に記憶された上記診断条件を参照して、上記測定機器の測定動作を制御することが好ましい。
これにより、制御装置が測定機器の測定動作の制御に必要な身体情報または個人情報である診断条件に基づいて測定機器の測定動作を制御することが可能になる。
また、本発明の制御装置では、前記条件記憶部は、複数の前記測定機器の個々に応じた前記診断条件を、複数の上記測定機器の個々を特定する指標に対応付けて記憶していることが好ましい。
これにより、制御装置が複数の測定機器の個々を特定する指標をもとに複数の測定機器の個々を特定し、測定機器の個々に応じた診断条件に基づいて測定機器の測定動作を制御することが可能になる。
また、本発明の制御装置では、前記測定機器による測定の案内の情報を提示する提示手段をさらに備えることが好ましい。
これにより、提示手段により提示された測定機器による測定の案内の情報をもとにして、ユーザが測定機器による測定を行うことができるので、測定機器による測定の案内の情報を提示されていない場合に比べて、測定機器による測定をユーザが行いやすくなる。従って、ユーザにとっての制御装置の利便性を向上させることができる。
また、本発明の制御装置では、前記提示手段は、前記測定の案内の情報として少なくとも前記測定機器の操作方法の情報、または上記測定機器での測定に必要なユーザの行動を促す情報のいずれかを提示することが好ましい。
これにより、提示手段に、測定機器の操作方法の情報または測定機器での測定に必要なユーザの行動を促す情報のいずれかが提示されるので、ユーザは提示された情報をもとに、少なくとも測定機器の操作または測定機器での測定のいずれかを容易に行うことができる。従って、ユーザにとっての制御装置の利便性を向上させることができる。
また、本発明の制御装置では、外部のサーバに対して通信可能な第2通信手段をさらに備え、前記測定結果取得手段によって取得した測定結果を、上記第2通信手段を介して上記サーバへ送信することが好ましい。
これにより、制御装置で取得した測定結果を、第2通信手段を介して外部のサーバに送信することができるので、外部のサーバで上記測定結果に基づいた診断などを行わせることが可能になる。
また、本発明の制御装置では、外部のサーバに対して通信可能な第2通信手段をさらに備え、前記診断条件または前記測定手順情報を上記記第2の通信手段を介して上記サーバから取得することが好ましい。
これにより、第2通信手段を介して外部のサーバから測定機器の測定動作の制御に必要な条件または測定機器による測定の手順を取得することが可能になるので、制御装置の内部に格納されていない上記条件または上記測定の手順を制御装置が取得することが可能になる。従って、制御装置の内部に格納されていない上記条件または上記測定の手順に基づいて、測定機器の測定動作を測定制御手段によって制御することが可能になる。
また、本発明の制御装置では、複数の上記測定機器から上記測定結果取得手段によって取得した測定結果を、前記第2通信手段を介して前記サーバに送信し、上記サーバにて上記測定結果に基づいて前記診断を行って得られた診断結果を、上記第2通信手段を介して上記サーバから受信することが好ましい。
これにより、制御装置で取得した測定結果を、第2通信手段を介して外部のサーバに送信して、外部のサーバで上記測定結果に基づいた診断の結果得られた診断結果を受信することが可能になる。
また、本発明の制御装置では、複数の上記測定機器から上記測定結果取得手段によって取得した測定結果を記憶する測定結果記憶部と、上記測定結果記憶部に記憶されている複数の上記測定機器から取得した測定結果に基づいて、前記診断を行う診断手段とをさらに備えることが好ましい。
これにより、測定結果記憶部に記憶されている複数の測定機器から取得した測定結果に基づいて診断を行うことが可能になる。
また、本発明の制御装置では、前記診断手段にて前記測定結果に基づいて診断を行って得られた診断結果に応じて必要となる測定手順情報を、前記第2通信手段を介して前記サーバから受信することが好ましい。
これにより、診断手段で測定結果に基づいて診断して得られた測定結果に応じて新たに必要になった測定手順情報が、測定手順記憶部になかった場合でも、第2通信手段を介して外部のサーバに送信して、外部のサーバから上記新たに必要になった測定手順情報を受信することが可能になる。
また、本発明の制御装置では、前記測定結果記憶部に記憶されている測定結果の、前記診断での使用期限の指標である期限情報を記憶する期限記憶部をさらに備え、前記測定制御手段は、上記診断を行う場合に、上記期限記憶部に記憶されている上記期限情報に基づいて、新たに前記測定機器から測定結果を取得することによって上記測定結果記憶部に記憶されている測定結果を更新するか否かの判定を行うことが好ましい。
これにより、期限記憶部に記憶されている期限情報に基づいて、新たに測定機器から測定結果を取得することによって測定結果記憶部に記憶されている測定結果を更新するか否かの判定を行うので、測定結果が診断に使用可能な期限内である場合に、新たに測定機器から測定結果を取得せずに、測定結果記憶部に記憶されている使用期限内の測定結果を診断に用いるようにすることが可能になる。よって、測定結果が使用期限内であった場合には、新たに測定機器から測定結果を取得しないようにして測定の手間を省くことが可能になる。従って、制御装置のユーザにとっての利便性を向上させることが可能になる。
本発明の診断システムは、上記課題を解決するために、生体情報を測定する1または複数の測定機器と、前記のいずれかの制御装置とを備えることを特徴としている。
これにより、測定機器からの複数の測定データが必要な診断において、必要な測定をユーザがより容易に実施できるようになる。
ところで、上記制御装置は、ハードウェアで実現してもよいし、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、制御装置としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。
これらのプログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、制御装置として動作する。したがって、上記制御装置と同様に、測定機器からの複数の測定データが必要な診断において、必要な測定をユーザがより容易に実施することが可能になる。
本発明によれば、所定の診断に必要な複数の測定項目について測定結果が得られるように、測定項目記憶部が記憶する測定項目情報を測定制御手段が参照し、第1通信手段を介して複数の測定機器の測定動作を制御する。よって、ユーザが上記診断のために測定機器で測定を行う場合に、上記診断に必要な測定機器をその都度選ぶ手間を省くことができる。したがって、測定機器からの複数の測定データが必要な診断において、必要な測定をユーザがより容易に実施できるようにするという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下の説明に用いる図面は、同一の部材または同一の機能のものについては同一の符号を付してある。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
最初に、図2を用いて診断システム1の構成の概要について説明を行う。図2は、本実施の形態における診断システム1の概略的構成を示す図である。本実施の形態における診断システム1は、図2に示すように、診断装置(制御装置)10、生体測定装置(測定機器)20a〜20d、および外部サーバ30を備えている。
まず、診断装置10は、生体測定装置20a〜20dに対して、所定の測定を行うように適宜測定指示(制御信号)を出力して測定制御を行うと共に、生体測定装置20a〜20dによる測定結果を収集するものである。また、診断装置10は、適宜ユーザに生体測定装置20a〜20dの使用方法および使用時期など(提示情報)の提示を行うものである。さらに、診断装置10は、生体測定装置20a〜20dによる測定結果を収集して診断を行うものであってもよく、上記測定制御の内容の情報を外部サーバ30から取得したり、生体測定装置20a〜20dから収集された測定結果を外部サーバ30に送ったり、外部サーバ30から、より詳細な診断を診断装置10において行うための情報を取得したり、外部サーバ30から、さらなる診断手順を受信したりするものであってもよい。なお、診断装置10は携帯電話に適用されることが好ましい。これにより、診断装置10がユーザによって常に携帯されやすくなるため、様々な局面において、宅内または宅外の生体測定装置20a〜20dと連携した動作を行うことができるようになる。
続いて、生体測定装置20a〜20dは、健康状態を始めとする生体の様々な状態を測定するものである。生体測定装置20a〜20dとしては、例えば歩数計、血圧計、脈波計、体組成計、体温計、および心電計などの各種健康機器ならびに医療機器がある。
そして、外部サーバ30は、診断装置10に対してネットワークを介して通信可能なサーバであって、診断装置10からの要求に応じて情報を提供するものである。外部サーバ30としては、例えば医療機関のサーバ、およびネット上で医療サービスや健康サービスの提供を行う食品会社、製薬会社、ならびにフィットネスクラブなどのサーバ等がある。また、外部サーバ30は、診断装置10によって生体測定装置20a〜20dから収集されて送られてきた測定結果に基づいて、より詳細な診断を行ったりすることもできるものである。
次に、図1を用いて診断装置10の構成の概要について説明を行う。図1は本実施の形態における診断装置10の構成を示す機能ブロック図である。上述したように、診断装置10は携帯電話に適用されることが好ましいため、本実施の形態では、例として診断装置10を携帯電話に適用した構成を示す。診断装置10は、図1に示すように、診断制御部101、診断用情報記憶部102、短距離無線通信部(第1通信手段)103、外部装置制御部104、測定結果取得部(測定結果取得手段)105、広域無線通信部(第2通信手段)106、およびUI部107を備えている。なお、携帯電話は広く既知であるため、携帯電話の機能を実現するためにのみ必要な構成についての記載は省略している。
まず、診断制御部101は、診断装置10の全体的な診断に関する動作(診断動作)の制御、および生体測定装置20a〜20dから収集された測定結果に基づく診断を行うものである。診断制御部101は、測定制御部(測定制御手段)114および診断部(診断手段)115を備えている。測定制御部114は診断装置10の全体的な診断に関する動作(診断動作)の制御を行うものである。そして、診断部115は生体測定装置20a〜20dから収集された測定結果に基づく診断を行うものである。なお、測定制御部114による制御については、各部材の説明を行いながら説明を行う。診断用情報記憶部102は、診断装置10の診断動作で用いる各種情報の記憶を行うものであり、生体情報記憶部(測定結果記憶部)110、診断手順記憶部(測定項目記憶部)111、期限記憶部112、および診断条件記憶部113を備えている。生体情報記憶部110は、生体測定装置20a〜20dの設定に用いる生年月日、性別などの個人情報および、生体測定装置20a〜20dから取得された体重ならびに血圧など(身体情報)の測定結果を、生体情報として記憶するものである。また、診断手順記憶部111は、所定の診断を行うために必要な生体測定装置20a〜20dを制御する手順を記憶するものである。続いて、期限記憶部112は、生体情報記憶部110に記憶された生体情報の使用期限を記憶したものである。そして、診断条件記憶部113は、生体測定装置20a〜20dを制御する際に必要な条件を記憶するものである。
短距離無線通信部103は、診断装置10が生体測定装置20a〜20dの制御を行ったり、生体測定装置20a〜20dから測定結果を取得したりするために用いる通信部である。また、短距離無線通信部103は、写真およびメモなどのデータ転送ならびに有価データの転送をすることも可能なものである。外部装置制御部104は、診断制御部101(測定制御部114)からの指示に従って、短距離無線通信部103を介して生体測定装置20a〜20dの制御を行うものである。測定結果取得部105は、生体測定装置20a〜20dから測定結果を、短距離無線通信部103を介して取得するものである。また、測定結果取得部105は、他にも広域無線通信部106を介して、外部サーバ30からCTなどの高度な測定機器での測定結果なども取得可能なものである。
続いて、広域無線通信部106は、外部の機関等との通信を行うものである。例えば、広域無線通信部106は、診断制御部101(測定制御部114)からの指示に従って、外部サーバ30から新しい診断手順(測定制御の内容の情報)を取得する場合に用いられるものである。また、広域無線通信部106は、生体測定装置20a〜20dから取得した測定結果を、外部サーバ30に送信する場合に用いられるものでもある。さらに、広域無線通信部106は、広域無線通信部106を介して送信した上記測定結果に基づいて行なわれる外部サーバ30での、より高度な診断の結果を取得する場合に用いられるものでもある。なお、広域無線通信部106は、本診断装置10が適用された携帯電話での通話、メール送信、およびインターネット接続などでの通信において共通に使用されてもよい。なお、広域無線通信部106は、携帯電話網を介してのインターネット接続等を行う構成であってもよい。すなわち、広域無線通信部106は街中にある電波中継局を介して、キャリアの局へ接続し、さらに中継局やサーバの集合体であるインターネットに接続する構成であってもよい。
そして、UI(User Interface)部107は、診断装置10に対するユーザからの操作の受け付け、および診断装置10からのユーザに対する提示情報の提示を行うインターフェースである。UI部107は、上記提示を行うための提示部(提示手段)108と上記操作の受け付けを行うための操作部109とを備えている。提示部108は、携帯電話の液晶画面の表示部、および通話用ならびに呼び出し用のスピーカなどの音声出力部からなっている。また、操作部109は、携帯電話のテンキーなどといった入力用のボタン類、およびマイクなどの音声入力部からなっている。
次に、図3〜図6を用いて、診断用情報記憶部102に備えられている生体情報記憶部110、診断手順記憶部111、期限記憶部112、および診断条件記憶部113に格納(記憶)されている情報について説明を行う。図3は、生体情報記憶部110に記憶されている生体情報の一例を示した図である。図4は、期限記憶部112に記憶されている生体情報の使用期限の一例を示す図である。図5は、診断条件記憶部113に記憶されている診断条件の一例を示す図である。そして、図6は、診断手順記憶部111に記憶されている診断手順の一例を示す図である。
生体情報記憶部110には、上述したように生体測定装置20a〜20dの設定に用いる生年月日、性別などの個人情報および、生体測定装置20a〜20dから取得された体重ならびに血圧などの身体情報といった生体情報が記憶されている。生体情報記憶部110には、上記生体情報が、図3に示すように各項目ごとに「識別子」、「値」、および「更新日時」が対応づけられて記憶されている。なお、「識別子」は、各生体測定装置20a〜20dから共通に識別できるようにするための識別子である。また、「値」は文字列である。そして、「更新日時」は「値」の更新日時である。図3に示した例では、名前、生年月日、年齢、性別、身長、ウェスト、体重、体脂肪率、上下の血圧、体温、歩数、脈拍数、および尿糖値の各項目ごとに、「識別子」、「値」、および「更新日時」が対応づけられている。
また、期限記憶部112には、上述したように生体情報記憶部110に記憶された生体情報の使用期限の情報(期限情報)が記憶されている。期限記憶部112は、図4に示すように経時的に変化する、または経時的に変化する可能性のある生体情報について、目安となる使用期限を生体情報の各項目ごとに年齢によって定めている。例えば、図4に示すように、成長期に変化しやすい身長などは、10〜20歳では他の年齢に比べて使用期限を短く設定している。また、成人病に関連する上下の血圧、および尿糖値などは30歳以上では、他の年齢に比べて使用期限を短く設定している。このように、年齢ごとでの生体情報の変化のしやすさ、および生体情報の必要性の違いに応じて生体情報の使用期限が設定され、期限記憶部112に記憶されている。
続いて、診断条件記憶部113には、上述したように生体測定装置20a〜20dを制御する際に必要な条件(診断条件)が記憶されている。上記生体測定装置20a〜20dを制御する際に必要な条件とは、少なくとも上記生体測定装置20a〜20dでの測定に必要な上記個人情報または上記身体情報を含むものである。具体的に説明すると、診断条件記憶部113は、図5に示すように、生体測定装置20a〜20dの種別を識別する種別ID(測定機器の個々を特定する指標)と、該生体測定装置20a〜20dが測定する測定対象の生体情報を識別する測定対象IDと、該生体測定装置20a〜20dが測定に必要とする生体情報を識別する設定用情報ID(測定項目情報)とを対応付けて記憶している。例えば、図5に示すように、生体測定装置20a〜20dのうちの1つとしての体脂肪測定装置に対しては、測定対象の生体情報として体脂肪率を識別する測定対象ID「Body_fat_ratio」と測定に必要とする生体情報として体重、身長および年齢を識別する設定用情報ID「Weight」(測定項目)、「Height」(測定項目)、および「Age」(測定項目)と体脂肪測定装置の種別ID「Body_fat_meter」とが対応付けられている。
そして、診断手順記憶部111には、上述したように所定の診断を行うために必要な生体測定装置20a〜20dを制御する手順が記憶されている。診断手順記憶部111は、図6に示すように、診断ごとに必要な測定項目の手順が記憶されている。診断としては、図6に示すように体力診断、メタボリックシンドローム診断、および定期(毎日)診断などがある。また、図6では、フローの概略を示しているが、実際は既知のXML(eXtensible Markup Language)などに制御構造を持たせた構造化言語などで記載を行う。なお、複数の生体測定装置20a〜20dのうちから1つを選ぶために、具体的には短距離無線通信部103で用いるプロトコルでの識別子(物理アドレス、IPアドレス、論理名など)と各生体測定装置20a〜20dとを対応付けた登録テーブルを診断装置10が参照することによって、複数の生体測定装置20a〜20dのうちから1つを選ぶことができるようになっている。
次に、診断システム1の動作フローの一例について図7を用いて説明を行う。図7は、診断システム1での動作フローの一例を示す図である。
まず、ステップS1では、診断装置10がユーザに対して、診断の開始について問い合わせる案内を行う。診断の開始について問い合わせる案内については後に詳述する。ステップS2では、ユーザが診断の開始を了承した場合(ステップS2でYes)には、ステップS3に移る。また、ユーザが診断の開始を了承しなかった場合(ステップS2でNo)には、診断を行わずにフローを終了する。
ステップS3では、診断装置10が、例えば生体測定装置20aでの測定について案内を行う。ステップS3では、生体測定装置20aの装着方法、および測定方法などの情報(提示情報)が診断装置10によって提示され、生体測定装置20aの装着方法、測定方法などの案内が行われる。続いて、ステップS4では、ユーザの測定準備が完了した後に診断装置10の制御により生体測定装置20aで測定が行なわれる。そして、ステップS5では、生体測定装置20aでの測定によって得られた測定結果を、診断装置10が取得し、ステップS6に移る。
ステップS6では、診断装置10での診断のために必要な測定が残っているかどうかが判定され、必要な測定が残っている場合(ステップS6でYes)には、ステップS3に戻って、残った測定に用いる生体測定装置、ここでは生体測定装置20a以外の例えば生体測定装置20bに対してフローを繰り返す。また、必要な測定が残っていない場合(ステップS6でNo)には、ステップS7に移る。そして、ステップS7では、診断装置10が取得した測定結果に基づいて、診断装置10によって診断が行なわれる。
続いてステップS8では、診断装置10によって他の診断が必要と判断された場合(ステップS8でYes)には、ステップS9に移る。また、他の診断が必要と判断されなかった場合(ステップS8でNo)には、フローを終了する。ステップS9では、診断装置10がユーザに対して他の診断の開始について問い合わせる案内を行う。他の診断の開始について問い合わせる案内については後に詳述する。続いて、ステップS10では、ユーザが他の診断の開始を了承した場合(ステップS10でYes)には、ステップS11に移る。また、ユーザが他の診断の開始を了承しなかった場合(ステップS10でNo)には、他の診断を行わずにフローを終了する。S11では、他の診断に応じた診断処理を本フローと同様にして行う。
次に、図8を用いて、診断装置10での動作フローの一例について説明を行う。図8は、診断装置10での動作フローの一例を示す図である。ここでは、「定期(毎日)診断」を行う場合を例にとって、診断装置10での動作フローの詳細な説明を行う。なお、ここでは、本定期診断は毎日夜10時になると実行されるようにスケジュールされているものとする。
まず、ステップS21では、診断制御部101の制御によって、ユーザに対して定期診断の開始について問い合わせる案内を、提示部108で行う。診断の開始について問い合わせる案内は、提示部108によって、音声案内と液晶表示とで行われる。本実施の形態では、診断装置10を携帯電話に適用しているため、案内音声は、携帯電話の呼び出しに用いられるスピーカによって出力される。なお、携帯電話の呼び出しがバイブレータの設定になっている場合には、バイブレータによる振動と液晶表示とによって上記案内を行うようにしてもよい。
続いて、ステップS22では、操作部109を介して診断の開始の了承(入力情報)を検出した場合(ステップS22でYes)には、ステップS23に移る。また、診断の開始の了承を検出しなかった場合(ステップS22でNo)には、診断を行わずにフローを終了する。上記了承の検出は、例えばユーザによるボタンの押下などを操作部109で検出することによって行っている。
ステップS23では、最初に行う血圧測定の案内を提示部108によって行い、ステップS24に移る。上記血圧測定の案内は提示部108の液晶画面の表示によって行われ、液晶画面には血圧計の装着方法および測定方法の情報(提示情報)が提示される。また、提示部108の液晶画面に提示される血圧計の装着方法および測定方法の情報(提示情報)は、診断手順記憶部111に格納されていたものであって、診断制御部101によって当該情報が診断手順記憶部111から取り出されて提示部108の液晶画面に提示されるものである。
ステップS24では、短距離無線通信部103によって血圧計(生体測定装置20a〜20dのうちの例えば生体測定装置20aとする)を検出すると、診断装置10が短距離無線通信部103を介して血圧計に対して通信を行う。そして、ユーザの血圧測定の準備が完了したことを血圧計のボタン押下などによって検出すると、血圧計の測定動作を行わせるように、短距離無線通信部103を介して、外部装置制御部104が制御を行う。続いて、ステップS25では、血圧計での測定が正常に終了すると、測定結果取得部105が、血圧計から短距離無線通信部103を介して測定結果の取得を行う。取得した測定結果は、生体情報記憶部110に記憶し、生体情報記憶部110の生体情報を更新する。そしてステップS26に移る。
ステップS26では、診断制御部101が、生体情報記憶部110に記憶された体重情報の更新日時と、期限記憶部112に記憶された体重情報の期限情報と、図示しない計時部から得られる現在時刻とをもとにして、生体情報記憶部110に記憶された体重情報が期限内の情報であるか否かの判定を行う。そして、生体情報記憶部110に記憶された体重情報が期限内の(有効期限が切れていない)情報であった場合(ステップS26でYes)には、ステップS30に移る。また、生体情報記憶部110に記憶された体重情報が期限内の情報でなかった場合(ステップS26でNo)には、ステップS27に移る。
ステップS27では、体重測定の案内を提示部108によって行い、ステップS28に移る。なお、体重測定の案内も血圧測定の案内と同様にして表示される。ステップS28では、短距離無線通信部103によって体重計(生体測定装置20a〜20dのうちの例えば生体測定装置20bとする)を検出すると、診断装置10が短距離無線通信部103を介して体重計に対して通信を行う。そして、ユーザが体重計に乗って体重の測定が正常に終了すると、短距離無線通信部103を介して診断装置10が体重測定の終了を検出する。そして、ステップS29では、測定結果取得部105が、体重計から短距離無線通信部103を介して測定結果の取得を行う。取得した測定結果は、生体情報記憶部110に記憶し、生体情報記憶部110の生体情報を更新する。そしてステップS30に移る。
ステップS30では、診断制御部101が、生体情報記憶部110に記憶された体脂肪情報の更新日時と、期限記憶部112に記憶された体脂肪情報の期限情報と、図示しない計時部から得られる現在時刻とをもとにして、生体情報記憶部110に記憶された体脂肪情報が期限内の情報であるか否かの判定を行う。そして、生体情報記憶部110に記憶された体脂肪情報が期限内の(有効期限が切れていない)情報であった場合(ステップS30でYes)には、ステップS35に移る。また、生体情報記憶部110に記憶された体脂肪情報が期限内の情報でなかった場合(ステップS30でNo)には、ステップS31に移る。
ステップS31では、体脂肪測定の案内を提示部108によって行い。ステップS32に移る。なお、体脂肪測定の案内も血圧測定の案内と同様にして表示される。ステップS32では、短距離無線通信部103によって体脂肪計(生体測定装置20a〜20dのうちの例えば生体測定装置20cとする)を検出すると、診断制御部101が、診断条件記憶部113から体脂肪測定に必要な生体情報(この場合では、設定用情報ID「Weight」、「Height」および「Age」)を特定する。そして、生体情報記憶部110から当該生体情報を読み出し、短距離無線通信部103を介して外部装置制御部104が当該生体情報を制御信号として体脂肪計に送信する。当該生体情報を制御信号として体脂肪計に送信することによって、体脂肪計での測定操作の設定が行なわれる。続いて、ステップS33では、体脂肪計の測定操作が開始されて測定が正常に終了したことを、短距離無線通信部103を介して診断装置10が検出する。そしてステップS34では、測定結果取得部105が、体脂肪計から短距離無線通信部103を介して測定結果の取得を行う。取得した測定結果は、生体情報記憶部110に記憶し、生体情報記憶部110の生体情報を更新する。そしてステップS35に移る。
ステップS35では、生体情報記憶部110に記憶されている生体情報のうち、血圧測定、体重測定、および体脂肪測定の測定結果に対応する生体情報に基づいて、診断制御部101で診断を行う。この場合は定期診断なので、既知の診断基準によって、特定の疾患などが疑われる場合など、他の診断が必要か否かの診断(判断)を行う。そしてステップS36に移る。ステップS36では、他の診断が必要と判断された場合(ステップS36でYes)には、ステップS37に移る。また、他の診断が必要と判断されなかった場合(ステップS36でNo)には、フローを終了する。
ステップS37では、診断制御部101の制御によって、ユーザに対して他の診断の開始について問い合わせる案内を、提示部108で行う。診断の開始について問い合わせる案内は、ステップS11の場合と同様にして行われる。続いて、ステップS38では、操作部109を介して他の診断の開始の了承を検出した場合(ステップS38でYes)には、ステップS39に移る。また、診断の開始の了承を検出しなかった場合(ステップS38でNo)には、診断を行わずにフローを終了する。上記了承の検出は、例えばユーザによるボタンの押下などを操作部109で検出することによって行っている。ステップS39では、所定の診断を診断手順記憶部111から読み出して、所定の診断に応じた診断処理を本フローと同様にして行う。
なお、ステップS32で短距離無線通信部103を介して外部装置制御部104によって体脂肪計(例えば生体測定装置20c)に送信される制御信号の一例を、図9を用いて示す。図9は、外部装置制御部104によって生体測定装置20cに送信される制御信号の一例を示した図である。ここでは、制御信号をXML形式で示している。また、制御信号のうち設定情報として「年齢」(Age)、「身長」(Height)、および「体重」(Weight)を送信し、コマンドとしては「測定」(Measure)を送信するようになっている。なお、「身長」および「体重」の設定情報については、「身長」および「体重」の測定日からの経過時間(Elapse)が属性として付与されており、「測定」のコマンドについては、測定タイミング(Time)と精度(Accuracy)とが属性として付与されている。ここで属性として付与される精度(Accuracy)とは測定精度のことであって、体重に所定以上の変化が観察される場合などに、高い精度で体脂肪を測定するようにするなどといったように、適宜取得された測定結果などに基づいて設定されるものである。
この他にも、上記コマンドとしては、生体測定装置20a〜20dの電源を入れる「電源ON」、生体測定装置20a〜20dのシステムの立ち上げ(起動)を行う「ブートアップ」、生体測定装置20a〜20dのシステムの一時停止を行う「スリープ」、生体測定装置20a〜20dのシステムを停止させる「シャットダウン」、生体測定装置20a〜20dの較正(キャリブレーション)を行う「キャリブレーション」、および生体測定装置20a〜20dの電源を切る「電源OFF」などが設定可能である。例えば、上記立ち上げまたは上記キャリブレーションに時間がかかる生体測定装置20a〜20dについては、測定開始前に予め、立ち上げ処理またはキャリブレーション処理を行うように制御信号を出力する構成にすると、測定時間が短縮できるので、より好ましい。また、例えば生体測定装置20a〜20dから診断装置10が測定結果を取得して測定が終了した場合に、外部装置制御部104によって「電源OFF」の制御信号を生体測定装置20a〜20dに送信し、生体測定装置20a〜20dの電源をオフにするといったことも可能になる。
また、生体測定装置20a〜20dでの測定と生体測定装置20a〜20dからの測定結果の収集とが終了した場合に、シャットダウンまたは電源OFFの制御信号を生体測定装置20a〜20dに出力する構成にすると、電源の切り忘れなどを防止することができるので、より好ましい。
さらに、生体測定装置20a〜20dから取得された測定結果に異常または履歴に対する変化が見られる場合には、ユーザに安静を促すメッセージを出力したうえで、一定時間後に精度を上げて再測定することが好ましい。この場合、具体的には提示部108にユーザに安静を促すメッセージを出力するとともに、一定時間後に再測定するよう測定タイミング(Time)を設定し、精度(Accracy)をHighにした制御信号を出力すればよい。これにより、ユーザが安静にした状態での生体情報を生体測定装置20a〜20dから取得することが可能になる。よって、ユーザの安静状態での精度の高い生体情報を取得することが可能になる。従って、診断装置10または外部サーバ30での上記生体情報に基づいた診断をより精度を高くして行うことが可能になる。なお、上記異常とは、例えば血圧の場合では、最高血圧または最低血圧が所定レベル以上または所定レベル以下の場合を表している。さらに、この場合、サンプリング数または量子化の解像度を増やし、カフ圧の変化速度を遅くするなどして精度を上げて測定することが好ましい。ここで言うところの、上記所定レベルとは、健康の指標として任意に設定されるものである。また、上記履歴に対する変化とは、過去の履歴(体重、血圧など)の密度分布に比べて値が逸脱している(所定の尤度以下)こと、または特異度の変化が認められることを表している。また、周期性のある生体情報(脈または体温)であれば、履歴から得られた周期性からのずれに該当するものである。
また、図10を用いて、短距離無線通信部103によって所定の生体測定装置20a〜20dが通信範囲内に検出できなかった場合に、提示部108の表示画面に提示される案内の例を示す。図10は、提示部108の表示画面に提示される案内例を示す図である。図10では、生体測定装置20bが体重計であった場合を例としている。図10に示すように、短距離無線通信部103によって所定の生体測定装置20a〜20dが通信範囲内に検出できなかった場合には、生体測定装置20a〜20dの電源が入っているかの確認、および生体測定装置20a〜20dとの通信範囲内までの接近などをユーザに促すメッセージを上記表示画面に提示すればよい。
なお、本実施の形態では、診断装置10で診断を行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、診断装置10が取得した測定結果を、広域無線通信部106を介して外部サーバ30に送信し、外部サーバ30において診断行う構成であってもよい。これにより、より膨大な情報および処理が必要な高度な診断を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、ステップS1およびステップS21で診断の開始について問い合わせが行われる場合に、「診断を開始する」と「診断を開始しない」との2つのうちから選択する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。以下に図11を用いて他の構成例を示す。図11は、診断の開始について問い合わせが行われる場合に、液晶表示画面に表示される案内の例である。本実施の形態では、図11に示すように、診断を開始する「はい」の選択、診断を行わない「今日の診断はパス」の選択、診断を先延ばしにする「もう少し後でまた通知」の選択のいずれかを行うことができるようになっていてもよい。この場合、図7のフローでは、ステップS2で診断を先延ばしにする「もう少し後でまた通知」の選択がなされたときに、所定の時間経過後にステップS1に戻ってフローを繰り返す構成にすればよい。また、図8のフローでは、ステップS22で診断を先延ばしにする「もう少し後でまた通知」の選択がなされたときに、所定の時間経過後にステップS21に戻ってフローを繰り返す構成にすればよい。
なお、本実施の形態では、ステップS9およびステップS37で他の診断の開始について問い合わせが行われる場合に、「診断を開始する」と「診断を開始しない」との2つのうちから選択する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。以下に図12を用いて他の構成例を示す。図12は、他の診断の開始について問い合わせが行われる場合に、液晶表示画面に表示される案内の例である。本実施の形態では、図12に示すように、診断を開始する「はい」の選択、診断を行わない「しばらく結構」の選択、診断を先延ばしにする「後日また通知」の選択のいずれかを行うことができるようになっていてもよい。この場合、図7のフローでは、ステップS10で診断を先延ばしにする「もう少し後でまた通知」の選択がなされたときに、所定の時間経過後にステップS9に戻ってフローを繰り返す構成にすればよい。また、図8のフローでは、ステップS38で診断を先延ばしにする「後日また通知」の選択がなされたときに、所定の時間経過後にステップS37に戻ってフローを繰り返す構成にすればよい。なお、この時必要と判断された所定の診断手順が診断手順記憶部111に記憶されていない場合、診断制御部101は、広域無線通信部106を介して外部サーバ30より適切な診断手順を取得し、診断手順記憶部111に記憶する構成にすればよい。
また、本実施の形態では、図6に示したような生体測定装置20a〜20dによる測定の手順が提示部108に提示される構成になっているが、必ずしもこれに限らない。例えば、図13に示すように、提示部108には、生体測定装置20a〜20dによる測定の手順の案内のみでなく、所定の診断を行うために必要なユーザへの指示、および生体測定装置20a〜20dによる測定状況なども随時提示する構成であってもよい。
図13は、図6の体力診断の診断手順に従った制御が診断制御部101によって行われた場合に、提示部108に提示される画面の遷移を示した図である。なお、図6の体力診断の手順では、血圧および脈波測定を踏み台昇降後に3回行うフローとなっているが、踏み台昇降前の心拍の150%など、所定の脈拍になるまで間欠的に測定を行うようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、短距離無線通信部103を介して診断装置10と生体測定装置20a〜20dとが無線通信を行う構成になっているが、必ずしもこれに限らない。例えば、有線通信を行う構成であってもよい。ただし、無線通信を行う構成であった方が好ましい。これは、診断装置10の持ち運び時に通信用のケーブルが邪魔にならないなど、無線通信を行う構成の方が利便性に優れているためである。
また、本実施の形態では、生体測定装置20a〜20dの4つを示しているが、必ずしもこれに限らず、複数であれば4つ以下でもよいし、4つよりも多くてもよい。
本実施の形態の診断装置10は、生体情報を測定する生体測定装置20a〜20dとの間で通信を行う短距離無線通信部103と、短距離無線通信部103を介して生体測定装置20a〜20dに制御信号を出力することによって、生体測定装置20a〜20dの測定動作を制御する測定制御部114とを備え、測定制御部114は、複数の生体測定装置20a〜20dから得られる測定結果が必要な診断を行うための上記測定結果が得られるように、複数の生体測定装置20a〜20dの測定動作を制御することを特徴としている。
以上の構成によれば、所定の診断に必要な測定および生体測定装置20a〜20dの設定が無線通信によって自動的になされる。また、生体測定装置20a〜20dによる測定に関する情報を提示する提示部108をさらに備えれば、ユーザに必要な案内も提示されるようになるため、容易に所定の診断に必要な測定をユーザが行うことが可能となる。
また、本実施の形態の診断装置10は、生体情報記憶部110に記憶されている測定結果の、前記診断での使用期限の指標である期限情報を記憶する期限記憶部112をさらに備え、測定制御部114は、上記診断を行う場合に、期限記憶部112に記憶されている上記期限情報に基づいて、新たに生体測定装置20a〜20dから測定結果を取得することによって生体情報記憶部110に記憶されている測定結果を更新するか否かの判定を行うことが好ましい。
これにより、各測定時に生体情報記憶部110に記憶された生体情報を随時更新し、有効期限内は新しく生体情報を更新せずに使用し、測定を省略することができるため、ユーザにとって利便性が向上する。
なお、診断装置10では、生体測定装置20a〜20dで測定した測定結果である生体情報を、短距離無線通信部103によって受信する際に、暗号化通信を行うように通信パラメータを設定する構成にすることが好ましい。これにより、プライベートな情報である生体情報の内容を第3者に知られる危険性を低減させることができる。
また、本実施の形態では、診断装置10を携帯電話に適用した例を示したが、必ずしもこれに限らず、診断装置10を携帯電話以外に適用してもよい。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)などの、より表示および入力機能が充実した機器を用いてもよい。診断装置10をPDAに適用した場合は、携帯電話に比べると携帯性において劣る可能性はあるが、操作性および提示能力においては、ユーザにとって、より使い勝手の良いものとなる。
最後に、診断装置10の各ブロック、特に診断制御部101、短距離無線通信部103、外部装置制御部104、測定結果取得部105、広域無線通信部106、およびUI部107は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、診断装置10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである診断装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読取り可能に記録した記録媒体を、診断装置10に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、診断装置10を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。