JP5145376B2 - 車体前部構造 - Google Patents
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Description
フレーム部材には、車体前後方向の衝撃荷重の作用時に車幅方向の一方側に折れ曲がる折曲予定部が設けられる。また、フレーム部材における折曲予定部を含む前後所定範囲の内部空間に、フレーム部材の折曲途中から、フレーム部材における車幅方向の一方側とは反対側の側面部の内面と当接する補強部材が設けられている。
請求項1に係る発明では、車体前後方向に延出されたフロントサイドフレームと、車幅方向に且つ車体後方に下傾斜させて延ばされ、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュボードロアパネルと、フロントサイドフレームの後側から車体後方に延ばされたフロアフレームと、フロアフレームとフロントサイドフレームとを結合するアダプタと、を備える。フロントサイドフレームに、断面矩形状のフロントサイドフレーム本体を備える。フロアフレームに、ダッシュボードロアパネルの車体後方に下傾斜させた傾斜面に沿わせたフロアフレーム前部を備える。
アダプタが、フロントサイドフレーム本体の内側及び外側壁、上及び下壁の四つの内面に重なり結合する、底壁および結合面となる4つの側壁を有するボックス形状を呈するので、フロントサイドフレームとフロアフレームとの結合を強化することができる。
さらに、アダプタの3つの側壁が、フロアフレーム前部の外縦部、底部、内縦部の外面に重なり結合し、残る1つの側壁がダッシュボードロアパネルを挟んで車室側に配置されるクロスメンバと結合したので、例えば、フロントサイドフレームに前突荷重が作用した場合にも、後方のクロスメンバにより前突荷重を受けることができる。これにより、前突荷重を効率よく伝達することができる。
前部フレーム部の後端と結合し同じ直線状に延びるスチフナを内蔵し、スチフナの後端をアダプタの外側部に結合したので、例えば、前突荷重がフロントサイドフレーム本体に作用したときに、直線的にアダプタに伝達することができる。
上及び下フランジを、フロントサイドフレーム本体の上及び下壁へ結合したので、フロントサイドフレーム本体は断面矩形状の閉断面が形成されており、さらに、スチフナとフロントサイドフレーム本体とでもう一つの閉断面を形成することができる。この結果、2つの閉断面でフロントサイドフレーム本体の折れ曲がりを防止することができる。
以降で具体的に説明していく。
エンジンルーム29は、フロントサイドフレーム16を左に設け、フロントサイドフレーム17を右に設けている。
これらのフロントサイドフレーム16、17はエンジン32や変速機33を支持している。フロントサイドフレーム16,17は、ほぼ対象である。
エンジン32や変速機33は、図1のように、一体でサブフレーム34に載せられる。そして、サブフレーム34を下方から矢印a1のように左右のフロントサイドフレーム16,17に取付けることによって、支持される。
フロントサイドフレーム本体18の後部フレーム部41(且つフロントサイドフレーム17の後側)の内部にスチフナ46を配置するとともに、スチフナ46の前端47を内側壁43のうち前部フレーム部38の後端(スチフナ接合部)48に接合し、スチフナ46の後端51を外側壁44の外側壁後端53に接合した。
図5は外側壁44を有する蓋部材27を本体26から取り外した状態である。
フロントサイドフレーム本体18は、断面コ字状に形成して外側壁44を接合することで断面矩形、言い換えると外側に開ロする断面コ字状の本体26と、この本体26を塞ぐ外側壁44を備えた蓋部材27とで閉断面形状を形成している。
フロントサイドフレーム本体18の開口を車両36の外側(図5の矢印a3の方向)へ向けて配置し、上壁71に連ねて外側フランジ(溶接フランジ部)74が形成され、下壁72に連ねて外側フランジ(溶接フランジ部)75(図9参照)が形成されている。
第1谷折れ部81はフロントサイドフレーム17の全長の半分に位置する中央から少し前に形成されている。外側壁44は、外側壁前部85が先端から第1谷折れ部81まで斜めに形成されている。
「斜め」とは、先端から内側壁43へ向け傾斜させることで、フロントサイドフレーム17の断面積を先端の最大から第1谷折れ部81の最小まで漸減させている形態である。
その次に、スチフナ46を図4、図5で詳しく説明する。
第1ブラケット61は内側壁43に接合した第1内接合部87が形成され、この第1内接合部87に連ねて第1仕切り部88が形成されている。
この第2仕切り部96に連ね第2上接合片97が上壁71(溶接フランジ部74)と外側壁44に挟まり接合されるように形成されている。第2仕切り部96に連ね第2下接合片98が下壁72(溶接フランジ部75)と外側壁44に挟まり接合されるように形成されている。また、第2ブラケット62には、エンジンマウント(不図示)取付用のカラーナット79が設けられている
スチフナ46は、スチフナ本体101の前端47がフロントサイドフレーム本体18の内側壁43に接合され、スチフナ本体101の上フランジ102がフロントサイドフレーム本体18の上壁71に接合されている。
スチフナ46は、フロントサイドフレーム本体18より高強度とする。
アダプタ22は、開口を車両36(図1参照)後方へ向けてフロントサイドフレーム17のフレーム後端21に嵌合している。
この底壁106から側壁(外側部)55、側壁(内側部)56及び側壁118が曲げ形成されている。
一方、側壁(内側部)56の内面がフロアフレーム25の内縦部108の外面に重なり接合している。
この側壁(外側部)55の外面が、図11に示す通り、スチフナ本体101の後端51に重なり接合している。
側壁(連結天部)113には、連結天部113に直交する補強リブ部115、補強リブ部125a、溶接フランジ116、溶接フランジ125bが形成される。
溶接フランジ116は、本体部124の側壁(外側部)55に溶接される。溶接フランジ125bは、本体部124の側壁(内側部)56に溶接される。
また、フロントサイドフレーム本体18の内側壁43が、アダプタ22の内側部56に結合しているものと言える。
Claims (5)
- 車体前後方向に延出されたフロントサイドフレームと、車幅方向に且つ車体後方に下傾斜させて延ばされ、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュボードロアパネルと、フロントサイドフレームの後側から車体後方に延ばされたフロアフレームと、該フロアフレームとフロントサイドフレームとを結合するアダプタと、を備えた車体前部構造であって、
前記フロントサイドフレームは、断面矩形状のフロントサイドフレーム本体を備え、
前記フロアフレームは、前記ダッシュボードロアパネルの車体後方に下傾斜させた傾斜面に沿わせたフロアフレーム前部を備え、
前記アダプタは、前記フロントサイドフレーム本体の内側及び外側壁、上及び下壁の四つの内面に重なり結合する、底壁および結合面となる4つの側壁を有するボックス形状を呈し、該アダプタの3つの側壁が、前記フロアフレーム前部の外縦部、底部、内縦部の外面に重なり結合し、残る1つの側壁が前記ダッシュボードロアパネルを挟んで車室側に配置されるクロスメンバと結合することを特徴とする車体前部構造。 - 前記フロントサイドフレーム本体は、前記内側壁が、直線状の前部フレーム部と、外側から内側へ湾曲する後部フレーム部とから形成されるとともに、前部フレーム部の後端と結合し同じ直線状に延びるスチフナを内蔵し、該スチフナの後端を前記アダプタの外側部に結合することを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
- 前記フロントサイドフレーム本体は、内側壁が、前記アダプタの内側部に結合することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体前部構造。
- 前記スチフナは、スチフナ本体から上及び下フランジを折り曲げたコ字状断面であり、前記上及び下フランジを、前記フロントサイドフレーム本体の上及び下壁へ結合することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車体前部構造。
- 前記アダプタは、1枚の板材を折り曲げ、底壁及び3面の結合面の側壁を形成する本体と、この本体に合わせられる別体の補強部と、からボックス形状が構成され、該補強部の側壁が残りの1面の結合面を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車体前部構造。
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