JP5145482B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
しかし、レンズ鏡筒に外力が作用すると枠体に外力が伝わり、カム部材や案内溝が破損するおそれがある。
しかし、案内溝に加えて補強溝を枠体に設けることで、枠体の径を大きくしたり、あるいは、案内溝をコンパクトにしたりすることが必要となる。つまり、補強溝により設計の自由度が低下するおそれがある。
また、第1方向から見た場合に、突出部は、円周方向においてカムフォロアの間に配置されている。さらに、突出部の位置がカムフォロアの位置と第1方向にずれている。それに伴い第1側壁部の位置がカム溝の位置と第1方向にずれる。よって、第1側壁部およびカム溝を効率よく配置しやすくなる。
〔デジタルカメラの全体構成〕
図1はデジタルカメラ1の斜視図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は外装部2およびレンズ鏡筒3を備えている。レンズ鏡筒3は外装部2に固定されている。
なお、図1に示すように、デジタルカメラ1に対して3次元直交座標系を設定する。光学系Vの光軸Aに平行にY軸が設定されている。Y軸に平行なY軸方向は第1方向の一例である。
図3はレンズ鏡筒3の分解斜視図である。図3に示すように、レンズ鏡筒3はさらに、駆動枠30、直進枠20、第2レンズ枠60、第3レンズ枠70および第4レンズ枠80を備えている。
第1レンズ群G1は第1レンズ枠50に固定されている。第2レンズ群G2は第2レンズ枠60に固定されている。第3レンズ群G3は第3レンズ枠70に支持されている。第4レンズ群G4は、フォーカス調整用のレンズ群であり、第4レンズ枠80に固定されている。
直進枠20は固定枠10によりY軸方向に移動可能に支持されている。固定枠10に対する直進枠20の回転は固定枠10により規制されている。また、直進枠20は駆動枠30により回転可能に支持されている。直進枠20は駆動枠30とY軸方向に一体で移動可能に設けられている。直進枠20は固定枠10に対する第3レンズ枠70の回転を規制している。
マスターフランジ90にはイメージセンサーユニット110が固定されている。
ここで、駆動枠30の構成について詳細に説明する。
図4は駆動枠30の斜視図である。図4に示すように、駆動枠30は、概ね円筒形状の部材であり、Y軸方向(第1方向の一例)に延びている。駆動枠30は、駆動枠本体31、ギヤ部32、第1〜第3駆動カムフォロア33a〜33c、第1〜第3外側カム溝34a〜34c、第1〜第2補助溝35a〜35b(図5(A)参照)を有している。
ギヤ部32は、駆動枠本体31のY軸方向負側の端部に形成されており、駆動枠本体31の外周面に配置されている。ギヤ部32が駆動ギヤ11(図3参照)と噛み合っているので、駆動ギヤ11を介してズームモータ4により駆動枠本体31が固定枠10に対して回転駆動される。
図6は駆動枠30の平面図である。図6に示すように、3本の第1内側カム溝38は円周方向に等間隔で配置されている。3本の第2内側カム溝39は円周方向に等間隔で配置されている。
第1収納部34arは、収納状態から撮影開始状態まで、あるいは、撮影開始状態から収納状態まで、レンズ鏡筒3の状態を変化させる際に用いられる。収納状態で第1カムフォロア54aが第1外側カム溝34a内に配置されている位置を第1収納位置P1rとし、広角端で第1カムフォロア54aが第1外側カム溝34a内に配置されている位置を第1広角位置P1w(広角位置の一例)とすると、第1収納部34arは第1収納位置P1rから第1広角位置P1wまでの領域に相当する。
第1外側カム溝34aと同様に、第2外側カム溝34bは、第2収納部34brと、第2ズーム部34bzと、を有している。
第2収納部34brは第1外側カム溝34aの第1収納部34arに対応している。第2外側カム溝34bでの第2収納位置P2rは第1外側カム溝34aでの第1収納位置P1rに対応している。第2外側カム溝34bでの第2広角位置P2w(広角位置の一例)は第1外側カム溝34aでの第1広角位置P1wに対応している。
本実施形態では、第2収納位置P2r、第2広角位置P2wおよび第2望遠位置P2tは第2カムフォロア54bの中心軸を基準に決定されている。
第3収納部34crは第1外側カム溝34aの第1収納部34arに対応している。第3外側カム溝34cでの第3収納位置P3rは第1外側カム溝34aでの第1収納位置P1rに対応している。第3外側カム溝34cでの第3広角位置P3w(広角位置の一例)は第1外側カム溝34aでの第1広角位置P1wに対応している。
本実施形態では、第3収納位置P3r、第3広角位置P3wおよび第3望遠位置P3tは第3カムフォロア54cの中心軸を基準に決定されている。
第1補助溝35aは、第1補助収納部35arと、第1補助ズーム部35azと、を有している。第1補助収納部35arは、第1外側カム溝34aの第1収納部34arに対応しており、第1収納部34arと概ね同じ形状を有している。第1補助ズーム部35azは、第1外側カム溝34aの第1ズーム部34azに対応しており、第1ズーム部34azと概ね同じ形状を有している。
第1補助溝35aと同様に、第2補助溝35bは、第2補助収納部35brと、第2補助ズーム部35bzと、を有している。第2補助収納部35brは第1補助溝35aの第1補助収納部35arに対応している。第2補助ズーム部35bzは第1補助溝35aの第1補助ズーム部35azに対応している。第2補助溝35bでの第2補助収納位置P12rは第1補助溝35aでの第1補助収納位置P11rに対応している。第2補助溝35bでの第2補助広角位置P12wは第1補助溝35aでの第1補助収納位置P11rに対応している。第2補助溝35bでの第2補助望遠位置P12tは第1補助溝35aでの第1補助望遠位置P11tに対応している。
第1〜第2補助溝35a〜35bは、同じ形状を有しているが、円周方向に不等間隔で配置されている。具体的には、第1補助溝35aと第2補助溝35bとの間の間隔H11およびH12は互いに異なっており、H11<H12となっている。間隔H11およびH12は、第1補助収納位置P11rおよび第2補助収納位置P12rを基準に決定されている。
第1補助ズーム部35azは、第1カムフォロア54aが第1ズーム部34azにより第1望遠位置P1tから第1広角位置P1wまで案内される際に第1補助ピン55aがたどる移動軌跡に沿って形成されている。
図9は図7の部分拡大図である。図9に示すように、第2補助ズーム部35bzは第2後方側壁部35bz1および第2前方側壁部35bz2を有している。第2後方側壁部35bz1および第2前方側壁部35bz2は、第2補助溝35bの側壁の一部を形成している。第2後方側壁部35bz1は第1補助ズーム部35azの第1後方側壁部35az1に対応している。第2前方側壁部35bz2は第1補助ズーム部35azの第1前方側壁部35az2に対応している。
図10(A)および図10(B)を用いて第1レンズ枠50の詳細について説明する。
図10(A)および図10(B)は第1レンズ枠50の斜視図である。図10(A)および図10(B)に示すように、第1レンズ枠50(第2枠の一例)は、第1レンズ群G1を支持しており、第1レンズ枠本体51、第1〜第3カムフォロア54a〜54c、第1〜第2補助ピン55a〜55b、および5つの直進突起56a〜56eを有している。
第1レンズ枠本体51は概ね円筒形状の部分である。第1レンズ枠本体51のY軸方向正側の端部には第1レンズ群G1が固定されている。レンズ鏡筒3が収納状態である場合、第1レンズ枠本体51は駆動枠30の外周側に配置されている。
第1レンズ枠本体51には3つの第1〜第3切欠き57a〜57cが形成されている。第1〜第3切欠き57a〜57cは、駆動枠30の第1〜第3駆動カムフォロア33a〜33cと第1レンズ枠50との干渉を防止するために設けられている。レンズ鏡筒3の収納状態において、第1〜第3切欠き57a〜57c内には、それぞれ第1〜第3駆動カムフォロア33a〜33cが配置されている。第1切欠き57aは第1補助ピン55aと第2カムフォロア54bとの間に配置されている。第2切欠き57bは第2補助ピン55bと第3カムフォロア54cとの円周方向間に配置されている。第3切欠き57cは第3カムフォロア54cと第1カムフォロア54aとの円周方向間に配置されている。
第1〜第3カムフォロア54a〜54cは、第1レンズ枠本体51の内周側に配置されており、第1レンズ枠本体51の内周面から半径方向内側に突出している。第1〜第3カムフォロア54a〜54cは第2枠のカムフォロアの一例である。第1〜第3カムフォロア54a〜54cは円周方向に間隔を空けて配置されている。本実施形態では、第1〜第3カムフォロア54a〜54cは同じ形状を有している。第1カムフォロア54a(第1カムフォロアの一例、第1突起の一例)は駆動枠30の第1外側カム溝34aに挿入されている。第1カムフォロア54aは第1外側カム溝34aと摺動可能に当接している。第2カムフォロア54b(第2カムフォロアの一例、第2突起の一例)は駆動枠30の第2外側カム溝34bに挿入されている。第2カムフォロア54bは第2外側カム溝34bと摺動可能に当接している。第3カムフォロア54c(第3カムフォロアの一例、第1突起の一例)は駆動枠30の第3外側カム溝34cに挿入されている。第3カムフォロア54cは第3外側カム溝34cと摺動可能に当接している。第1〜第3外側カム溝34a〜34cおよび第1〜第3カムフォロア54a〜54cにより、駆動枠30に対する第1レンズ枠50のY軸方向、円周方向および半径方向の位置決めが行われている。
なお、カムフォロア(第1〜第3カムフォロア54a〜54c)の数は3本であるのに対して、補助ピン(第1〜第2補助ピン55a〜55b)の数は2本である。つまり、補助ピンの数はカムフォロアの数よりも少ない。また、カムフォロアおよび補助ピンなどの突起としては、5本の突起が第1レンズ枠50の内周面に設けられている。言い換えると、本実施形態では、第1レンズ枠50の内周面に形成され駆動枠30の溝に挿入される突起の数は、5本のみということになる。
なお、中心軸C1は、例えば図11(A)に示す平面図に基づいて幾何学的に求められる図心(例えば、第1補助ピン55aの平面図の中心)を通り、かつ、第1レンズ枠50の半径方向に平行な線として定義できる。第2カムフォロア54bの中心軸C2および第3カムフォロア54cの中心軸C3についても同様である。
なお、第1カムフォロア54aと第1レンズ枠本体51との境界部分T1が丸く形成されている場合は、丸く形成されている部分の内側に前述の第3境界線K3は定義される。
図12(B)は第1補助ピン55aの断面図である。図12(B)に示すように、第1補助ピン55aおよび第2補助ピン55bは、基本的には、第1補助溝35aおよび第2補助溝35bと接触しておらず、第1補助溝35aおよび第2補助溝35bと摺動しない。
図13は第1レンズ枠50の内周面の展開図である。図13に示すように、第1〜第2補助ピン55a〜55bのY軸方向の位置は、第1〜第3カムフォロア54a〜54cのY軸方向の位置と異なっている。具体的には、第1〜第2補助ピン55a〜55bの中心軸C11およびC12は、第1〜第3カムフォロア54a〜54cの中心軸C1〜C3に対してY軸方向にずれている。第1〜第2補助ピン55a〜55bは、第1〜第3カムフォロア54a〜54cよりもY軸方向正側(被写体側)に配置されている。より詳細には、第1〜第2補助ピン55a〜55bの中心軸C11およびC12は、第1〜第3カムフォロア54a〜54cの中心軸C1〜C3よりもY軸方向正側(被写体側)に配置されている。Y軸方向正側は、駆動枠30に対して第1レンズ枠50が繰り出す側と言うこともできる。つまり、第1〜第2補助ピン55a〜55bは、第1〜第3カムフォロア54a〜54cよりも繰り出し側に配置されている。
図14は第1カムフォロア54aおよび第1補助ピン55aの位置関係を示す図である。図14に示すように、第1カムフォロア54aの中心軸C1から第1補助ピン55aの中心軸C11までのY軸方向の第1距離R1は、第1カムフォロアの中心軸C1から第2基準点D2までのY軸方向の第2距離R2よりも長い。言い換えると、第1補助ピン55aの中心軸C11は、Y軸方向において第2基準点D2よりも第1カムフォロア54aの中心軸C1から遠い位置に配置されている。本実施形態では、第1補助ピン55aの中心軸C11は、Y軸方向において第1基準点D1および第2基準点D2の間に配置されている。これは、Y軸方向に直交し中心軸C11を含む第2基準面F2が、Y軸方向において第2基準点D2よりも第1カムフォロア54aの中心軸C1から遠い位置に配置されており、さらに、Y軸方向において第1基準点D1および第2基準点D2の間に配置されている、ということを意味している。
図15は第1レンズ枠50の平面図である。図15に示すように、直進突起56a〜56eは、第1レンズ枠本体51から半径方向外側に突出しており、中間枠40の直進溝41(図3参照)に挿入されている。直進突起56a〜56eは第1〜第3カムフォロア54a〜54cおよび第1〜第2補助ピン55a〜55bの外周側に配置されている。具体的には、直進突起56aは、円周方向において第1カムフォロア54aと概ね同じ位置に配置されており、第1カムフォロア54aに対して半径方向外側に配置されている。直進突起56cは、円周方向において第2カムフォロア54bと概ね同じ位置に配置されており、第2カムフォロア54bに対して半径方向外側に配置されている。直進突起56eは、円周方向において第3カムフォロア54cと概ね同じ位置に配置されており、第3カムフォロア54cに対して半径方向外側に配置されている。直進突起56bは、円周方向において第1補助ピン55aと概ね同じ位置に配置されており、第1補助ピン55aに対して半径方向外側に配置されている。直進突起56dは、円周方向において第2補助ピン55bと概ね同じ位置に配置されており、第2補助ピン55bに対して半径方向外側に配置されている。
さらに、カム溝およびカムフォロアの配置を別の観点から説明する。
第1〜第3カムフォロア54a〜54cおよび第1〜第2補助ピン55a〜55bの位置関係は、以下の要件を満たしている。ここで、以下の要件では、第1〜第3カムフォロア54a〜54cおよび第1〜第2補助ピン55a〜55bのような部分あるいは部材を「突起」と称する。
(2)突起の隣り合うすべての組合せの円周方向の角度はいずれも360/(N−1)度よりも小さい。
(3)突起のM個隣のすべての組合せのうち、円周方向の角度が最も大きくなる2つの突起を第1突起とする。一方、突起のうち、2つの第1突起を結んだ線分の垂直二等分線に最も近い突起を第2突起とする。第1突起および第2突起はカム溝にそれぞれ挿入されている。
さらに、M=1であるので、要件(3)から、突起(第1〜第3カムフォロア54a〜54cおよび第1〜第2補助ピン55a〜55b)の1個隣のすべての組合せのうち、円周方向の角度が最も大きくなる2つの突起は、第1カムフォロア54aおよび第3カムフォロア54cとなる。また、5つの突起のうち、第1カムフォロア54aおよび第3カムフォロア54cを結んだ線分E1の垂直二等分線E2に最も近い突起は第2カムフォロア54bとなる。そして、第1カムフォロア54a(第1突起)、第2カムフォロア54b(第1突起)および第3カムフォロア54c(第2突起)はカム溝としての第1外側カム溝34a、第2外側カム溝34bおよび第3外側カム溝34cにそれぞれ挿入されている。
このような配置にすることで、第1レンズ枠50の位置決めを行う第1〜第3カムフォロア54a〜54cを互いに密集することなく適度に分散して配置することができる。
前述の実施形態では、カムフォロアおよび補助ピンなどの突起としては、5本の突起が第1レンズ枠50の内周面に設けられている。5本の突起は、3本のカムフォロア(第1〜第3カムフォロア54a〜54c)と、2本の補助ピン(第1〜第2補助ピン55a〜55b)と、から構成されている。
図16(A)および(B)に示すように、5本の突起が、前述の第1〜第2補助ピン55a〜55bと同じ形状を有していてもよい。この場合、第1レンズ枠50は、第1〜第3カムフォロア154a〜154cと、第1〜第2補助ピン55a〜55bと、を有している。第1〜第3カムフォロア154a〜154cは、第1〜第2補助ピン55a〜55bと同じ形状を有している。第1〜第3カムフォロア154a〜154cは、第1〜第3カムフォロア54a〜54cと同様に、第1〜第3外側カム溝34a〜34cにそれぞれ挿入されており、第1〜第3外側カム溝34a〜34cと当接している。
上記のような構成であっても、第1実施形態と同じ効果を得ることができる。
本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形および修正が可能である。
なお、前述の実施形態の構成と実質的に同じ機能を有する構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(B)前述の実施形態では、駆動枠30を例に第1枠について説明しているが、第1枠の構成は駆動枠30に限定されない。例えば、第1枠は概ね円筒形状である。また、第1〜第3外側カム溝34a〜34cを例にカム溝について説明しているが、カム溝の構成は第1〜第3外側カム溝34a〜34cに限定されない。例えば、カム溝の数は少なくとも3つである。また、第1〜第3外側カム溝34a〜34cは底面を有する溝であるが、カム溝は貫通溝であってもよい。さらに、第1後方側壁部35az1および第2後方側壁部35bz1を例に第1側壁部について説明しているが、第1側壁部の数は少なくとも1つでもよい。また、第1側壁部は第2枠の突出部と当接可能であればどのような形状であってもよい。例えば、前述の実施形態では、第1後方側壁部35az1は第1補助溝35aの一部を形成しているが、第1側壁部が補助溝の一部を形成していなくてもよい。
なお、図19に示す配置変更に伴い、溝の配置も例えば図21に示すように変わる。
また、図22に示すように、補助溝の一部が溝になっていなくてもよい。具体的には、第1補助溝35aの端部が切欠き38aにより欠如していてもよい。また、第2補助溝35bの端部が切欠き38bにより欠如していてもよい。
(G)突起の数は5本に限定されない。たとえば、突出部の数は、1つであってもよいし、3つ以上あってもよい。
実施形態の特徴を以下に列記する。なお、実施形態に含まれる発明は、以下のものに限られない。なお、各構成の後ろに括弧で記載したものは、特徴の理解を助けるために記載した、各構成の具体例である。各構成はこれらの具体例に限定されるものではない。また、各特徴について記載された効果を得るため、記載された特徴以外の構成は変形または削除されてもよい。
概ね円筒形状の枠であって、円周方向に間隔を空けて配置された少なくとも3つのカム溝(34a、34b、34c)、および、隣り合う前記カム溝(34a、34b、34c)の間に配置された少なくとも1つの第1側壁部(35az1、35bz1)を有する第1枠(30)と、
前記カム溝(34a、34b、34c)にそれぞれ挿入された少なくとも3つのカムフォロア(54a、54b、54c)、および、前記第1側壁部(35az1、35bz1)と当接可能に配置された少なくとも1つの突出部(55a、55b)を有する第2枠(50)と、を備え、
前記第1枠(30)および前記第2枠(50)が相対回転すると、前記第1枠(30)および前記第2枠(50)が第1方向(Y軸方向)に相対移動可能であり、
前記第1枠(30)の第1方向(Y軸方向)から見た場合に、前記突出部(55a、55b)は、前記円周方向において前記カムフォロア(54a、54b、54c)の間に配置されており、
前記突出部(55a、55b)の位置は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)の位置と前記第1方向(Y軸方向)にずれている。
前記突出部(55a、55b)の中心軸(C11)は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)と前記第1方向(Y軸方向)にずれている。
前記カムフォロア(54a、54b、54c)は、前記カム溝(34a、34b、34c)と摺動可能な摺動面(57a1、57a2)を有しており、
前記摺動面(57a1、57a2)は、前記第1方向(Y軸方向)において前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から最も遠い位置に配置された第1基準点(D1)と、前記第1基準点(D1)を通り前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)および前記第1方向(Y軸方向)に平行な平面を基準面(F1)とした場合に前記基準面(F1)および前記摺動面(57a1、57a2)に含まれる点のうち前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)に最も近い位置に配置された第2基準点(D2)と、を含んでおり、
前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記突出部(55a、55b)の中心軸(C11)までの前記第1方向(Y軸方向)の第1距離(R1)は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記第2基準点(D2)までの前記第1方向(Y軸方向)の第2距離(R2)と同じか、あるいは、前記第2距離(R2)よりも長い。
前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記突出部(55a、55b)の中心軸(C11)までの前記第1方向(Y軸方向)の前記第1距離(R1)は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記第1基準点(D1)までの前記第1方向(Y軸方向)の第3距離(R3)と同じか、あるいは、前記第3距離(R3)よりも長い。
前記摺動面(57a1、57a2)は、前記基準面(F1)と前記カムフォロア(54a、54b、54c)の外面とに含まれる点のうち前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から最も遠い位置に配置された第3基準点を含んでおり、
前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記突出部(55a、55b)の中心軸(C11)までの前記第1方向(Y軸方向)の前記第1距離(R1)は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)の中心軸(C1)から前記第3基準点までの前記第1方向(Y軸方向)の第4距離(R4)と同じか、あるいは、前記第4距離(R4)よりも長い。
前記少なくとも3つのカムフォロア(54a、54b、54c)は、第1カムフォロア(54a)、第2カムフォロア(54b)および第3カムフォロア(54c)を含んでおり、
前記少なくとも1つの突出部(55a、55b)は、第1突出部(55a)および第2突出部(55b)を含んでおり、
前記第1方向(Y軸方向)から見た場合に、前記第1突出部(55a)は、前記第1カムフォロア(54a)と前記第2カムフォロア(54b)との間に配置されており、前記第2突出部(55b)は、前記第2カムフォロア(54b)と第3カムフォロア(54c)との間に配置されている。
前記第1カムフォロア(54a)と前記第3カムフォロア(54c)とのなす第1角度(θ1)は、前記第1カムフォロア(54a)と前記第2カムフォロア(54b)とのなす第2角度(θ2)よりも小さく、前記第2カムフォロア(54b)と前記第3カムフォロア(54c)とのなす第3角度(θ3)よりも小さい。
前記第1カムフォロア(54a)と前記第3カムフォロア(54c)とのなす第1角度(θ1)は、前記第1カムフォロア(54a)と前記第1突出部(55a)とのなす第4角度(θ4)、前記第1突出部(55a)と前記第2カムフォロア(54b)とのなす第5角度(θ5)、前記第2カムフォロア(54b)と前記第2突出部(55b)とのなす第6角度(θ6)および前記第2突出部(55b)と前記第3カムフォロア(54c)とのなす第7角度(θ7)よりも大きい。
少なくとも1つのレンズを含む光学系(V)をさらに備え、
前記カム溝(34a、34b、34c)は、前記光学系(V)の望遠端に対応する望遠位置(P1t、P2t、P3t)から前記光学系(V)の広角端に対応する広角位置(P1w、P2w、P3w)まで前記カムフォロア(54a、54b、54c)を案内するズーム部(34az、34bz、34cz)を有しており、
前記第1側壁部(35az1、35bz1)は、前記カムフォロア(54a、54b、54c)が前記ズーム部(34az、34bz、34cz)により前記望遠位置(P1t、P2t、P3t)から前記広角位置(P1w、P2w、P3w)まで案内される際に前記突出部(55a、55b)がたどる移動軌跡に沿って形成されている。
前記第1枠(30)は、隣り合う前記カム溝(34a、34b、34c)の間に配置された少なくとも1つの補助溝(35a、35b)を有しており、
前記補助溝(35a、35b)は、前記第1側壁部(35az1、35bz1)と、前記第1側壁部(35az1、35bz1)と向かい合って配置された第2側壁部(35az2、35bz2)と、を有しており、
前記カムフォロア(54a、54b、54c)が前記ズーム部(34az、34bz、34cz)により前記望遠位置(P1t、P2t、P3t)から前記広角位置(P1w、P2w、P3w)まで案内される際に、前記突出部(55a、55b)は、前記第1側壁部(35az1、35bz1)と前記第2側壁部(35az2、35bz2)との間に挿入されている。
したがって、撮影時にレンズ鏡筒(3)に外力が作用しても、突出部が第1側壁部(35az1、35bz1)または第2側壁部(35az2、35bz2)に当接することで、外力の一部を受けることができ、レンズ鏡筒(3)の強度を高めることができる。
前記補助溝(35a、35b)は、前記カム溝(34a、34b、34c)よりも少ない。
前記第1側壁部(35az1、35bz1)は、前記突出部(55a、55b)に対して、前記第2枠(50)が前記第1枠(30)に繰り込まれる側に配置されている。
このレンズ鏡筒(3)では、第1側壁部(35az1、35bz1)が、突出部(55a、55b)に対して、第2枠(50)が第1枠(30)に繰り込まれる側に配置されているので、第2枠(50)が第1枠(30)から繰り出されている状態で第2枠(50)に外力が加わっても、突出部(55a、55b)が第1側壁部(35az1、35bz1)に当接することで、外力の一部を受けることができる。したがって、このような構成により、レンズ鏡筒(3)の強度を高めることができる。
2 外装部
3 レンズ鏡筒
4 ズームモータ
10 固定枠
20 直進枠
30 駆動枠(第1枠の一例)
31 駆動枠本体
32 ギヤ部
34a 第1外側カム溝(カム溝の一例、溝の一例)
34az 第1ズーム部(ズーム部の一例)
34b 第2外側カム溝(カム溝の一例、溝の一例)
34bz 第2ズーム部(ズーム部の一例)
34c 第3外側カム溝(カム溝の一例、溝の一例)
34cz 第3ズーム部(ズーム部の一例)
35a 第1補助溝(補助溝の一例、溝の一例)
35az1 第1後方側壁部(第1側壁部の一例)
35az2 第1前方側壁部(第2側壁部の一例)
35b 第2補助溝(補助溝の一例、溝の一例)
35bz1 第2後方側壁部(第2側壁部の一例)
35bz2 第2前方側壁部(第2側壁部の一例)
40 中間枠
50 第1レンズ枠(第2枠の一例)
51 第1レンズ枠本体
54a 第1カムフォロア(カムフォロアの一例、第1カムフォロアの一例、突起の一例、第1突起の一例)
54b 第2カムフォロア(カムフォロアの一例、第2カムフォロアの一例、突起の一例、第2突起の一例)
54c 第3カムフォロア(カムフォロアの一例、第3カムフォロアの一例、突起の一例、第1突起の一例)
55a 第1補助ピン(突出部の一例、第1突出部の一例、突起の一例、第3突起の一例)
55b 第2補助ピン(突出部の一例、第2突出部の一例、突起の一例、第3突起の一例)
60 第2レンズ枠
70 第3レンズ枠ユニット
80 第4レンズ枠
90 マスターフランジ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
GA 絞りユニット
GS シャッターユニット
GB 振れ補正ユニット
θ1 第1角度(第1角度の一例)
θ2 第2角度(第2角度の一例)
θ3 第3角度(第3角度の一例)
θ4 第4角度(第4角度の一例)
θ5 第5角度(第5角度の一例)
θ6 第6角度(第6角度の一例)
θ7 第7角度(第7角度の一例)
P1t 第1望遠位置(望遠位置の一例)
P1w 第1広角位置(広角位置の一例)
P1r 第1収納位置
P2t 第2望遠位置(望遠位置の一例)
P2w 第2広角位置(広角位置の一例)
P2r 第2収納位置
P3t 第3望遠位置(望遠位置の一例)
P3w 第3広角位置(広角位置の一例)
P3r 第3収納位置
C1、C2、C3 中心軸(カムフォロアの中心軸の一例)
C11、C12、C13 中心軸(突出部の中心軸の一例)
D1 第1基準点(第1基準点の一例)
D2 第2基準点(第2基準点の一例)
D3 第3基準点(第3基準点の一例)
Claims (12)
- 概ね円筒形状の枠であって、円周方向に間隔を空けて配置された少なくとも3つのカム溝、および、隣り合う前記カム溝の間に配置された少なくとも1つの第1側壁部を有する第1枠と、
前記カム溝にそれぞれ挿入された少なくとも3つのカムフォロア、および、前記第1側壁部と当接可能に配置された少なくとも1つの突出部を有する第2枠と、を備え、
前記第1枠および前記第2枠が相対回転すると、前記第1枠および前記第2枠は第1方向に相対移動可能であり、
前記第1方向から見た場合に、前記突出部は、前記円周方向において前記カムフォロアの間に配置されており、
前記突出部の位置は、前記カムフォロアの位置と前記第1方向にずれており、
前記カムフォロアは、前記カム溝と摺動可能な摺動面を有しており、
前記摺動面は、前記第1方向において前記カムフォロアの中心軸から最も遠い位置に配置された第1基準点と、前記第1基準点を通り前記カムフォロアの中心軸および前記第1方向に平行な平面を基準面とした場合に前記基準面および前記摺動面に含まれる点のうち前記カムフォロアの中心軸に最も近い位置に配置された第2基準点と、を含んでおり、
前記カムフォロアの中心軸から前記突出部の中心軸までの前記第1方向の第1距離は、前記カムフォロアの中心軸から前記第2基準点までの前記第1方向の第2距離と同じか、あるいは、前記第2距離よりも長い、
レンズ鏡筒。 - 前記突出部の中心軸は、前記カムフォロアの中心軸と前記第1方向にずれている、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記カムフォロアの中心軸から前記突出部の中心軸までの前記第1方向の前記第1距離は、前記カムフォロアの中心軸から前記第1基準点までの前記第1方向の第3距離と同じか、あるいは、前記第3距離よりも長い、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記カムフォロアの中心軸から前記突出部の中心軸までの前記第1方向の前記第1距離は、前記カムフォロアの中心軸から前記第1基準点までの前記第1方向の第3距離と同じか、あるいは、前記第3距離よりも長い、
請求項2に記載のレンズ鏡筒。 - 前記摺動面は、前記基準面と前記カムフォロアの外面とに含まれる点のうち前記カムフォロアの中心軸から最も遠い位置に配置された第3基準点を含んでおり、
前記カムフォロアの中心軸から前記突出部の中心軸までの前記第1方向の前記第1距離は、前記カムフォロアの中心軸から前記第3基準点までの前記第1方向の第4距離と同じか、あるいは、前記第4距離よりも長い、
請求項3または4に記載のレンズ鏡筒。 - 前記少なくとも3つのカムフォロアは、第1カムフォロア、第2カムフォロアおよび第3カムフォロアを含んでおり、
前記少なくとも1つの突出部は、第1突出部および第2突出部を含んでおり、
前記第1方向から見た場合に、前記第1突出部は、前記第1カムフォロアと前記第2カムフォロアとの間に配置されており、前記第2突出部は、前記第2カムフォロアと第3カムフォロアとの間に配置されている、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1カムフォロアと前記第3カムフォロアとのなす第1角度は、前記第1カムフォロアと前記第2カムフォロアとのなす第2角度よりも小さく、前記第2カムフォロアと前記第3カムフォロアとのなす第3角度よりも小さい、
請求項6に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1カムフォロアと前記第3カムフォロアとのなす第1角度は、前記第1カムフォロアと前記第1突出部とのなす第4角度、前記第1突出部と前記第2カムフォロアとのなす第5角度、前記第2カムフォロアと前記第2突出部とのなす第6角度および前記第2突出部と前記第3カムフォロアとのなす第7角度よりも大きい、
請求項7に記載のレンズ鏡筒。 - 少なくとも1つのレンズを含む光学系をさらに備え、
前記カム溝は、前記光学系の望遠端に対応する望遠位置から前記光学系の広角端に対応する広角位置まで前記カムフォロアを案内するズーム部を有しており、
前記第1側壁部は、前記カムフォロアが前記ズーム部により前記望遠位置から前記広角位置まで案内される際に前記突出部がたどる移動軌跡に沿って形成されている、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1枠は、隣り合う前記カム溝の間に配置された少なくとも1つの補助溝を有しており、
前記補助溝は、前記第1側壁部と、前記第1側壁部と向かい合って配置された第2側壁部と、を有しており、
前記カムフォロアが前記ズーム部により前記望遠位置から前記広角位置まで案内される際に、前記突出部は、前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に挿入されている、
請求項9に記載のレンズ鏡筒。 - 前記補助溝の数は、前記カム溝の数よりも少ない、
請求項10に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1側壁部は、前記突出部に対して、前記第2枠が前記第1枠に繰り込まれる側に配置されている、
請求項1に記載のレンズ鏡筒。
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