JP5147459B2 - palette - Google Patents
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Description
本発明は、パレット本体に形成された凹部に対して、該凹部を密閉するように滑り止め材を挿嵌したパレットに関するものである。 The present invention relates to a pallet in which an anti-slip material is inserted into a recess formed in a pallet body so as to seal the recess.
この種のパレットとしては、たとえば特許文献1に開示されるようなものが知られている。図5(a)に示すように、特許文献1のパレット2は、平面視四角形状をなす上部デッキ11及び下部デッキ12と、四角筒形状をなし、両デッキ間を連結する複数の桁部13とを合成樹脂により一体に形成したパレット本体を備えている。そして、上部デッキ11の上面には、パレット2に対する積載物等の滑りを抑制するための滑り止め材50が取り付けられている。
As this kind of pallet, for example, a pallet disclosed in
具体的には、図5(b)に示すように、上部デッキ11には、その上面側に開口する凹部40が形成されている。この凹部40の底面中央には円柱状の膨出部41が突設されており、凹部40は円筒状の空間となっている。また、滑り止め材50は、円筒状の胴部52と、胴部52の一方の端部開口を覆蓋する頭部51とから形成されている。そして、滑り止め材50は、凹部40の内周面に対して胴部52及び頭部51を圧接させつつ凹部40内に挿入されることにより、凹部40に挿嵌されている。
Specifically, as shown in FIG. 5B, the
ところで、パレット本体の凹部40内に雨水等の異物が侵入することを避けるために、滑り止め材50により凹部40を密閉するように構成することが好ましい。しかし、こうした密閉構成を採用すると、凹部40に滑り止め材50を挿嵌する際に、凹部40の内面と滑り止め材50との間に形成される空間内の空気が圧縮され、同空間の内圧が増大した状態になる。この状態のまま放置すると、上記空間内の空気に押圧されて凹部40から滑り止め材50が脱離しやすいという問題があった。とくに、夏場に積載物を載せたパレットをトラックやコンテナで輸送する場合等、パレットが高温状態となりやすい使用環境においては、上記空間内の空気が熱膨張するために、滑り止め材50がより脱離しやすくなる。
By the way, in order to prevent foreign matters such as rainwater from entering the
このような問題に対して、特許文献1のパレット2では、胴部52における頭部51寄りの部位に、胴部52を内外に貫通する貫通孔53を設けることにより問題の解決を図っている。このように構成することにより、凹部40に滑り止め材50を挿嵌する際に、凹部40の内面と滑り止め材50の頭部51との間に形成される空間S1内の空気が貫通孔53を介して凹部40の外域に排出されて、空間S1の内圧が増大することが抑制される。
しかしながら、特許文献1のパレット2の構成では、凹部40の内面と頭部51との間に形成される空間S1内の空気を排出することはできるものの、凹部40の内面と胴部52の他方の端部との間に形成される空間S2内の空気を排出することはできない。また、貫通孔53は滑り止め材50の挿入方向に直交する方向に形成されている。そのため、滑り止め材50を挿嵌する際に、滑り止め材50を押し込む力によって貫通孔53が潰れることもあり、その場合には空間S1内の空気を十分に排出することができなくなる。このように、特許文献1のパレット2の構成は、凹部40の内面と滑り止め材50との間に形成される空間全体における内圧の高まりに起因する滑り止め材50の脱離を十分に抑制することができるものではなかった。
However, in the configuration of the
このパレットの発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、凹部の内面と滑り止め材との間に形成される空間の内圧が過大に高まることに起因する滑り止め材の脱離を抑制することにある。 The invention of this pallet has been made in view of such a conventional situation, and the purpose of the pallet is to prevent slipping caused by excessive increase in the internal pressure of the space formed between the inner surface of the recess and the slip preventing material. It is to suppress the detachment of the material.
上記の目的を達成するために請求項1及び2に記載のパレットは、筒状の胴部と該胴部の一方の端部開口を覆蓋する頭部とを備える滑り止め材を、合成樹脂製のパレット本体に形成された凹部に対して該凹部を密封するように挿嵌したパレットにおいて、前記滑り止め材は、前記胴部の外周面に前記胴部の他方の端部側から一方の端部側に向けて延びる軸方向溝を設け、該軸方向溝は、前記滑り止め材の前記凹部への挿嵌時に、前記胴部の他方の端部と前記凹部の底面との間に形成される空間と、前記凹部の外域とを連通するように設けられていることを特徴とする。
In order to achieve the above-mentioned object, the pallet according to
上記構成によれば、パレットに形成される凹部に対して滑り止め材を挿嵌する際、胴部の他方の端部と凹部の底面との間に形成される空間は、軸方向溝によって凹部の外域と連通されることになる。これにより、凹部に対して滑り止め材を挿嵌する際、上記空間内の空気が軸方向溝を介して凹部の外域に排出されて、上記空間の内圧が過大に高まることが抑制される。よって、凹部に対して滑り止め材を挿嵌した際における、上記空間の内圧が過大に高まることに起因するパレット本体からの滑り止め材の脱離を効果的に抑制することができる。 According to the above configuration, when the anti-slip material is inserted into the recess formed in the pallet, the space formed between the other end of the trunk portion and the bottom surface of the recess is recessed by the axial groove. It will be in communication with the outside area. As a result, when the non-slip material is inserted into the recess, the air in the space is discharged to the outer region of the recess via the axial groove, and the internal pressure of the space is prevented from being excessively increased. Therefore, when the anti-slip material is inserted into the recess, the anti-slip material can be effectively prevented from being detached from the pallet main body due to excessive increase in the internal pressure of the space.
また、請求項1に記載のパレットは、前記滑り止め材は、前記胴部の周方向に延びる周方向溝を前記胴部の外周面に設け、該周方向溝は、前記軸方向溝の頭部側の端部に連通されている。
The pallet of
上記構成によれば、軸方向溝を介して上記空間から排出される空気は、軸方向溝の頭部側の端部だけでなく、その端部に連通される周方向溝からも排出されることになる。そのため、効率的に上記空間内の空気が排出されて、より効果的に上記空間の内圧の高まりを抑制することができる。 According to the above configuration, the air discharged from the space through the axial groove is discharged not only from the end portion on the head side of the axial groove but also from the circumferential groove communicated with the end portion. It will be. Therefore, the air in the space is efficiently discharged, and the increase in the internal pressure of the space can be more effectively suppressed.
また、滑り止め材をパレット本体の凹部に対して、その胴部の外周面を圧接させつつ挿嵌する場合、凹部の内面と胴部の外周面との間に引っ掛かりが生じて胴部の外周面に肉溜まりが形成されることがある。このような肉溜まりが形成されると、胴部の外径が部分的に変化してしまい、凹部に対して滑り止め材が斜め状態で挿嵌されたり、凹部の深部まで挿入することができなくなったりする不具合が生じることがある。ここで、上記構成によれば、肉溜まりとして寄せ集められたものが周方向溝に逃げる、つまり周方向溝により肉溜まりを吸収することができるため、上記のような肉溜まりの形成に起因する滑り止め材の取り付け不良の発生を抑制することができる。 In addition, when the anti-slip material is inserted into the recess of the pallet body while the outer peripheral surface of the barrel is pressed against the recess, a catch is generated between the inner surface of the recess and the outer peripheral surface of the barrel. A puddle may be formed on the surface. When such a meat reservoir is formed, the outer diameter of the body part changes partially, and the anti-slip material can be inserted in an oblique state with respect to the recessed part, or inserted to the deep part of the recessed part. There may be a problem that disappears. Here, according to the above configuration, what is gathered together as a meat reservoir escapes into the circumferential groove, that is, the meat reservoir can be absorbed by the circumferential groove, resulting in the formation of the meat reservoir as described above. Generation | occurrence | production of the attachment defect of a non-slip material can be suppressed.
また、請求項2に記載のパレットは、前記胴部の内周面側に軸方向リブを設け、該軸方向リブの端面は、前記胴部の内周面における、前記軸方向溝によって薄肉形成された部位に接続されている。
The pallet of
胴部の内周面側にリブを形成すると、そのリブを形成した部位の外周面側にヒケが生じやすくなる。このようなヒケの発生は胴部の外周面に対して不要な凹凸を形成してしまい、滑り止め材を凹部に挿嵌した際における胴部の外周面と凹部の内周面との圧接状態を悪化させる要因になることもある。この圧接状態の悪化は、凹部に対する滑り止め材の挿嵌を困難にさせたり、凹部からの滑り止め材の脱離を誘発させたりする原因になり得る。 If a rib is formed on the inner peripheral surface side of the body portion, sink marks are likely to occur on the outer peripheral surface side of the portion where the rib is formed. The occurrence of such sink marks forms unnecessary irregularities on the outer peripheral surface of the trunk portion, and the pressure contact state between the outer peripheral surface of the trunk portion and the inner peripheral surface of the concave portion when the anti-slip material is inserted into the concave portion. It may become a factor to worsen. This deterioration of the pressure contact state may cause difficulty in inserting the anti-slip material into the recess, and may cause the anti-slip material to be detached from the recess.
ここで、上記構成によれば、仮に軸方向リブを形成したことによってヒケが生じたとしても、そのヒケは軸方向溝に対応して形成されるため、そのヒケが胴部の外周面の表面形状に影響を与えることはない。よって、ヒケの発生に起因して胴部の外周面と凹部の内周面との圧接状態が悪化するおそれは回避できる。 Here, according to the above configuration, even if sink marks are generated due to the formation of the axial ribs, the sink marks are formed corresponding to the axial grooves. Does not affect the shape. Therefore, it is possible to avoid a possibility that the pressure contact state between the outer peripheral surface of the trunk portion and the inner peripheral surface of the concave portion is deteriorated due to the occurrence of sink marks.
また、軸方向溝を浅く形成した場合には、成形不良等によって軸方向溝が埋まってしまい、その機能を奏することができなくなるおそれがある。しかしながら、上記構成によれば、軸方向溝を形成した部分にヒケが生じるため、軸方向溝を浅く形成した場合においても溝としての空間が確保されやすくなる。
請求項3に記載のパレットは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記頭部の内面に係止リブを接続するとともに、前記凹部の底面に係止突部を突設し、前記滑り止め材を前記凹部に挿嵌した状態において、前記係止リブと前記係止突部とが互いに当接することを特徴とする。
上記構成によれば、滑り止め材の頭部に形成された係止リブとパレット本体の凹部に形成された係止突部とが当接することにより、凹部に挿嵌された状態にある滑り止め材が凹部内へさらに進入することが防止される。よって、パレット本体に取り付けられた滑り止め材に対して積載物やフォーク等が当接した際に、滑り止め材が凹部内に没入することが抑制される。さらに、係止リブが設けられていることにより、滑り止め材を凹部に挿嵌する際に、滑り止め材の形状が変形し難くなり、滑り止め材の挿嵌をより容易に行なうことができる。
Further, when the axial groove is formed shallow, the axial groove may be filled due to molding failure or the like, and the function may not be performed. However, according to the above configuration, sinking occurs in the portion where the axial groove is formed, so that even when the axial groove is formed shallow, a space as a groove is easily secured.
The pallet according to claim 3 is the invention according to
According to the above configuration, the anti-slip in a state of being fitted in the recess when the locking rib formed on the head of the anti-slip material and the locking protrusion formed on the recess of the pallet body abut. The material is prevented from further entering the recess. Therefore, when a load or a fork or the like comes into contact with the anti-slip material attached to the pallet body, the anti-slip material is prevented from entering the recess. Further, the provision of the locking rib makes it difficult for the shape of the anti-slip material to be deformed when the anti-slip material is inserted into the recess, and the anti-slip material can be inserted more easily. .
本発明のパレットによれば、凹部の内面と滑り止め材との間に形成される空間の内圧が過大に高まることに起因する滑り止め材の脱離を抑制することができる。 According to the pallet of the present invention, it is possible to suppress detachment of the anti-slip material due to an excessive increase in the internal pressure of the space formed between the inner surface of the recess and the anti-slip material.
以下、本発明のパレットを図面に基づいて説明する。
パレットは、上述した従来のパレット2と同様、平面視四角形状をなす上部デッキ11及び下部デッキ12と、四角筒形状をなすとともに両デッキ11、12間を連結する複数の桁部13とを合成樹脂により一体に形成したパレット本体を備えている(図5(a)参照)。具体的には、桁部13は、両デッキ11、12の四隅部、両デッキ11、12の四辺における中間部、及び両デッキ11、12の中央部にそれぞれ配置されている。そして、各桁部13の間にはフォークリフトやハンドフォーク等のフォークを挿入するためのフォーク挿入孔が開口されており、パレット本体は、その各側面にそれぞれ一対のフォーク挿入孔が開口された四方差しパレットを形成する。
Hereinafter, the pallet of the present invention will be described with reference to the drawings.
As in the
図1及び図4(a)に示すように、上部デッキ11の下面には、滑り止め材30を取り付けるための取付部20が形成されている。この取付部20は、上部デッキ11の下面に突設される円筒状の周壁21と、上部デッキ11の下面に突設されるとともに周壁21の内域中央部に配置される円柱状の係止突部22とからなり、取付部20の内域には断面上向きコ字状の凹部23が形成されている。そして、この取付部20の凹部23に対して、滑り止め材30が挿嵌される。また、係止突部22は、周壁21と比較してその高さが低くなるように形成されており、係止突部22の先端は凹部23の略中央部に位置している。ここで、係止突部22と周壁21との突設高さの差をTとする。
As shown in FIGS. 1 and 4A, an
なお、上部デッキ11の下面には、縦横に延びる複数のリブが設けられるが、上述した取付部20の周壁21の突設高さは上記リブの突設高さと同程度になるように設定されている。
A plurality of ribs extending in the vertical and horizontal directions are provided on the lower surface of the
次に、滑り止め材30について説明する。図2に示すように、滑り止め材30は、円筒状の胴部32と、胴部32の一方の端部32a側の開口を覆蓋する頭部31とからなる有底円筒状に形成されている。図3(a)に示すように、胴部32は、その軸方向における一方の端部32a側に、その外径が一定なる圧入部33を形成するとともに、他方の端部32b側に、その外径が他方の端部32bへ向かって縮径する遊挿部34を形成している。圧入部33の外径は、取付部20に形成される凹部23の内径(周壁21の先端部分の内径)と等しくなるように設定されるとともに、遊挿部34の外径は凹部23の内径よりも小さくなるように設定されている。なお、圧入部33及び遊挿部34の内径はいずれも、取付部20に形成される係止突部22の外径よりも大きくなるように設定されている。
Next, the
胴部32の外周面には、胴部32の他方の端部32bから一方の端部32aに向けて軸方向に延びる直線状の軸方向溝35が凹設されている。軸方向溝35は、圧入部33及び遊挿部34を軸方向に縦断するように凹設されるとともに、遊挿部34においては、他方の端部32b側へ向うにつれて徐々にその凹設深さが小さくなるように形成されている(図2参照)。なお、胴部32の外周において、軸方向溝35が形成される部位の幅(周方向の長さ)は、軸方向溝35が形成されていない部位の幅(周方向の長さ)よりも小さくなっている。
A linear
本実施形態においては、一対の軸方向溝35が設けられており、これら軸方向溝35は胴部32の軸線を挟んで対向するように配置されている。また、圧入部33の外周面には、その全周にわたって、胴部32の周方向に延びる周方向溝36が凹設されている。周方向溝36は、圧入部33における頭部31側の周縁部分に凹設されるとともに、軸方向溝35における頭部31側の端部に連通されている。
In the present embodiment, a pair of
図2及び図3(a)に示すように、頭部31は、その径を圧入部33の外径、すなわち凹部23の内径と等しくする円板状に形成されている。そして、頭部31の上面(外面)には、十文字状に延設される溝条が形成され、その溝条によって平面視扇形状の防滑部31aが等間隔に4つ突設されている。
As shown in FIG. 2 and FIG. 3A, the
図3(b)に示すように、頭部31の下面には、頭部31の径方向に延びるとともに十字状に交差する係止リブ38が突設されている。係止リブ38は、胴部32における、軸方向溝35によって薄肉形成された部位に接続されるリブと、このリブに対して直交して配置されるとともに胴部32の内周面に接続されるリブとから構成される。係止リブ38の突設高さt1は、その突設高さt1と頭部31の厚みt2との和が上記Tとなるように設定されている(図4(a)参照)。なお、本実施形態では、係止リブ38のうち、胴部32における、軸方向溝35によって薄肉形成された部位に接続されるリブが、特許請求の範囲で規定する「軸方向リブ」に相当する構成となる。以下では、このリブをとくに軸方向リブ37として説明する。
As shown in FIG. 3 (b), a locking
図3(a)に示すように、胴部32の他方の端部32bには円筒状の脚部39が設けられている。脚部39は、その外径が胴部32の端部32bにおける外径よりも小さくなるように形成されるとともに、脚部39には、径方向においてその内外を連通する切欠39aが設けられている。切欠39aは、側面から見た場合に軸方向溝35の延長線上に位置するように形成されている。なお、滑り止め材30全体の軸方向の長さは、取付部20に形成される周壁21の突設高さよりも短くなるように設定されている。
As shown in FIG. 3A, a
次に、取付部20の凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌する態様を図4に基づいて説明する。まず、凹部23の開口に対して胴部32の他方の端部32bが対向するように滑り止め材30を配置する(図4(a)参照)。そして、凹部23内へ胴部32を挿入する。このとき、遊挿部34の外径は凹部23の内径(とくに周壁21の先端部分の内径)よりも小さくなっているため、胴部32の遊挿部34は凹部23に対して大きな抵抗を生じさせることなくスムーズに挿入される。続いて、圧入部33が凹部23内に挿入される(図4(b)参照)。このとき、胴部32の他方の端部32bと凹部23の底面との間に形成される空間Sは、軸方向溝35のみによって外域と連通された準密閉状態となる。この後は、凹部23内への滑り止め材30の挿入度合いに応じて空間Sの容積が小さくなっていくことになるが、空間S内の空気が軸方向溝35を介して凹部23の外域に排出されるため、空間Sの内圧が過度に高まることはない。
Next, the aspect which inserts the anti-slip |
また、図4(c)に示すように、凹部23内に頭部31が挿入される直前の段階においては、軸方向溝35を介して空間Sから排出される空気は、軸方向溝35の頭部31側の端部だけでなく、その端部に連通される周方向溝36からも排出されることになる。そして、凹部23内に頭部31が挿入されたとき、凹部23に対する滑り止め材30の挿嵌が完了するとともに、空間Sが完全に密閉された状態となる(図4(d)参照)。
In addition, as shown in FIG. 4C, in the stage immediately before the
このとき、滑り止め材30の頭部31の下面に設けられる係止リブ38の先端と、凹部23の底面に設けられる係止突部22の先端とが互いに当接した状態となっており、凹部23に対する滑り止め材30のさらなる進入が抑制されている。また、このとき、胴部32の内周面と係止突部22の外周面との間には隙間が存在しており、空間Sは頭部31の下面と係止突部22の上面との間に形成される空間を含めて、滑り止め材30と凹部23との間における連続した一つの空間として形成されている。なお、滑り止め材30が凹部23に挿嵌された状態において、滑り止め材30の先端は凹部23の底面に当接することはなく、両者間には隙間が形成されている。
At this time, the tip of the locking
図1及び図4(a)に示すように、凹部23に挿嵌された滑り止め材30は、胴部32の圧入部33の外周面及び頭部31の周面が凹部23の内周面に圧接することにより、凹部23内に係止されている。また、凹部23に滑り止め材30が取り付けられた状態では、滑り止め材30の頭部31に設けられた防滑部31aが凹部23の開口から突出する。そして、フォーク挿入孔に挿入されたフォークと滑り止め材30の防滑部31aとが当接することにより、パレットに対するフォークの滑りが抑制される。
As shown in FIG. 1 and FIG. 4A, the
次に本実施形態における作用効果について、以下に記載する。
(1)本実施形態では、滑り止め材30の外周面に、胴部32の他方の端部32bから一方の端部32aに延びる軸方向溝35を設けている。そして、軸方向溝35は取付部20の凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌する際に、胴部32の他方の端部32bと凹部23の底面との間に形成される空間Sと凹部23の外域とを連通するように構成されている。
Next, operational effects in the present embodiment will be described below.
(1) In the present embodiment, the
これにより、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌する際、空間S内の空気が軸方向溝35を介して凹部23の外域に排出されて、空間Sの内圧が過大に高まることが抑制される。よって、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌した際における、空間Sの内圧が過大に高まることに起因するパレット本体からの滑り止め材30の脱離を効果的に抑制することができる。
Thereby, when the
また、軸方向溝35は、胴部32の軸方向、すなわち、凹部23に対する滑り止め材30の挿入方向に延びるように形成されている。そのため、滑り止め材50を挿嵌する際に、滑り止め材50を押し込む力によって軸方向溝35が潰れることはなく、空間S内の空気をより確実に排出することができる。
The
(2)本実施形態では、滑り止め材30の外周面に、胴部32の周方向に延びるとともに軸方向溝35における頭部31側の端部と連通する周方向溝36を設けている。これにより、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌する際に、軸方向溝35を介して空間Sから排出される空気は、軸方向溝35の頭部31側の端部だけでなく、その端部に連通される周方向溝36からも排出されることになる。そのため、効率的に空間S内の空気が排出されて、より効果的に空間Sの内圧の高まりを抑制することができる。
(2) In the present embodiment, the
また、上記構成によれば、圧入部33を挿入する際に生じ得る肉溜まりとして寄せ集められたものを周方向溝36内に吸収させることができる。そのため、肉溜まりが発生し難くなって、肉溜まりの形成に起因する滑り止め材30の取り付け不良の発生を抑制することができる。
Moreover, according to the said structure, what was gathered together as the meat | float accumulation which may arise when inserting the press-
さらに、胴部32における圧入部33に周方向溝36が存在することにより、圧入部33の外周面と凹部23の内周面との接触面積が減少する。そのため、凹部23に対する滑り止め材30の挿入抵抗が軽減されて比較的小さな力で滑り止め材30を挿嵌することができるようになる。
Further, the presence of the
(3)本実施形態では、取付部20の一構成として周壁21の内域(凹部23の底面)に係止突部22を突設するとともに、滑り止め材30における頭部31の下面に係止リブ38を突設している。そして、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌した状態において、係止リブ38と係止突部22とが互いに当接するように構成している。
(3) In the present embodiment, as one configuration of the mounting
係止リブ38が存在することより、滑り止め材30は、その径方向に作用する力に対してその強度が高められる。そのため、滑り止め材30を凹部23に挿嵌する際に、滑り止め材30の形状が変形し難くなり、滑り止め材30の挿嵌をより容易に行なうことができる。
The presence of the locking
また、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌した状態において、係止リブ38と係止突部22とが当接することにより、凹部23に挿嵌された滑り止め材30が凹部23内へさらに進入することが防止される。よって、パレット本体に取り付けられた滑り止め材30に対して積載物やフォーク等が当接した際に、滑り止め材30が凹部23内に没入することが抑制される。
Further, in a state where the
なお、滑り止め材30全体の軸方向の長さを取付部20に形成される周壁21の突設高さと同程度に設定して、滑り止め材30の先端と凹部23の底面とを当接させることにより、滑り止め材30の凹部23内への進入を防止する方法も考えられる。しかしながら、周壁21の突設高さは、上部デッキ11に設けられるリブに合わせて設定されるため、滑り止め材30を収容するという機能に対して必要以上に大きくなりやすい。そのため、滑り止め材30の先端と凹部23の底面とを当接させる構成では、滑り止め材30もまた軸方向に必要以上に大きく形成しなければならない。ここで、上記構成によれば、係止リブ38と係止突部22との当接によって、滑り止め材30の凹部23内への進入が抑制されるため、周壁21の突設高さが大きく設定されている場合であっても、その突設高さに合わせて滑り止め材30を大きくする必要はない。
The entire length of the
(4)本実施形態では、胴部32において、軸方向溝35によって薄肉形成された部位の内周面に軸方向リブ37を接続している。これにより、滑り止め材30は、その軸方向に作用する力に対してその強度が高められる。
(4) In the present embodiment, the
また、仮に、軸方向リブ37を形成したことによって胴部32にヒケが生じたとしても、そのヒケは軸方向溝35に対応して形成されるため、そのヒケが胴部32の外周面の表面形状に影響を与えることはない。よって、ヒケの発生に起因して胴部32の外周面と凹部23の内周面との圧接状態が悪化するおそれを回避できる。また、上記構成によれば、軸方向溝35を形成した部分にヒケが生じるため、軸方向溝35を浅く形成した場合においても胴部32の外周面に溝としての空間が確保されやすくなる。
Further, even if sink marks are generated in the
(5)本実施形態では、胴部32に対して、その外径が凹部23の内径よりも小さくなるように設定された遊挿部34を形成している。これにより、胴部32の外周面と凹部23の内周面との接触面積が減少し、凹部23に対する滑り止め材30の挿入抵抗が軽減されて、比較的小さな力で滑り止め材30を挿嵌することができるようになる。また、遊挿部34は、その外径が他方の端部32bへ向かって縮径する形状に形成されているため、凹部23に対して滑り止め材30を容易に挿入することができる。
(5) In this embodiment, the
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、軸方向溝35は、胴部32の他方の端部32bから一方の端部32aまで形成されていたが、少なくとも圧入部33の外周面に形成されていれば遊挿部34の外周面には設けなくてもよい。また、軸方向溝35は、その頭部31側の端部が胴部32の一方側の端部32aに達するように形成されていなくてもよく、軸方向において圧入部33の中央部位に、その頭部31側の端部が位置するように形成されていてもよい。
In addition, this embodiment can also be changed and embodied as follows.
In the present embodiment, the
・ 本実施形態では、軸方向溝35は軸方向に延びる直線状に形成したが、軸方向溝35の形状は直線状に限られるものではなく、胴部32の他方の端部32b側から一方の端部32a側に向かって形成されていれば、どのような形状であってもよい。たとえば、胴部32の外周面に対して軸方向溝35を螺旋状に形成してもよいし、胴部32の他方の端部32b側から一方の端部32a側に向かう波状に形成してもよい。また、これらを組み合わせた形状であってもよい。なお、特許請求の範囲でいう「軸方向溝」は、上述した直線状、螺旋状、波状が含まれることはもちろん、全体として胴部32の他方の端部32b側から一方の端部32a側に向かって形成され、上記実施形態と同様に機能するような形状すべてを含む。
In the present embodiment, the
・ 本実施形態では、一対の軸方向溝35を設けていたが、軸方向溝35を設ける個数はこれに限られるものではなく、1つのみ設けてもよいし3つ以上設けてもよい。また、本実施形態では、一対の軸方向溝35は胴部32の軸線を挟んで対向するように配置していたが軸方向溝35の配置構成はこれに限られるものではなく、胴部32の内周面におけるどの位置に配置されていてもよい。
In the present embodiment, the pair of
・ 本実施形態では、周方向溝36は胴部32の全周にわたって形成されていたが、軸方向溝35における頭部31側の端部と連通する形状であれば、胴部32の外周面において部分的に形成されていてもよい。また、複数の周方向溝36を軸方向に並設するように構成してもよい。このように構成した場合には、より確実に肉溜まりとして寄せ集められたものを周方向溝36内に吸収させることができる。なお、周方向溝36は設けなくてもよい。
In the present embodiment, the
・ 本実施形態では、頭部31の下面に対して係止リブ38として、頭部31の径方向に延びるとともに十字状に交差するリブを形成したが、係止リブ38の形状はこれに限られるものではない。たとえば、係止リブ38を構成する軸方向リブ37及び軸方向リブ37に直交するリブのうちの一方のみを設けて一字状に形成してもよいし、軸方向溝35によって薄肉形成された部位とは無関係に係止リブ38を設けてもよい。また、係止リブ38は、頭部31の径方向に延びるように形成されていなくてもよいし、胴部32の内周面に接続されていなくてもよい。さらに、胴部32の内周面に対して、その軸方向に延びる軸方向リブ37を係止リブ38とは別体に設けてもよい。この場合、軸方向リブ37は、軸方向溝35によって薄肉形成された部位に設けられていてもてもよいし、同部位とは無関係に設けてもよい。
In the present embodiment, a rib extending in the radial direction of the
・ 本実施形態では、凹部23の底面に係止突部22を設けるとともに頭部31の下面に係止リブ38を設け、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌した状態において、これら両部材が当接するように構成したが、これら両部材が当接しないように構成してもよい。すなわち、係止リブ38の突設高さt1と頭部31の厚みt2との和が、係止突部22と周壁21との突設高さの差をTよりも小さくなるように構成してもよい。このように構成した場合には、たとえば、凹部23に対して滑り止め材30を挿嵌した状態において、胴部32の他方側の端部32b又は脚部39と凹部23の底面とが当接するように構成することにより、凹部23内への滑り止め材30の没入を抑制することができる。また、係止突部22及び係止リブ38のいずれか一方のみを形成するようにしてもよいし、両部材をともに設けない構成としてもよい。
In the present embodiment, the locking
・ 本実施形態では、胴部32に対して、その外径が凹部23の内径よりも小さくなるように設定された遊挿部34を設けていたが、遊挿部34を設けることなく、胴部32全体を圧入部33としてもよい。また、遊挿部34は、その外径が他方の端部32bへ向かって縮径する形状に形成されていたが、その外径が凹部23の内径よりも小さくなるような形状であればどのような形状に形成されていてもよい。
In the present embodiment, the
・ 本実施形態では、頭部31の上面に平面視扇形状の防滑部31aを等間隔に4つ突設していたが、凹部23に滑り止め材30が取り付けられた状態において凹部23の開口から突出するように形成されていれば、防滑部31aの個数や形状はとくに限定されるものではない。また、防滑部31aに加えて、頭部31の上面及び外周面の一部を凹部23の開口から突出させるように構成してもよい。なお、このように構成した場合には、防滑部31aをとくに設けなくてもよい。
In the present embodiment, four
・ 本実施形態では、凹部23の内周形状及び胴部32の外周形状を断面円形状に形成していたが、両者の形状が一致し、かつ凹部23内に胴部32を挿入可能な形状であればどのような形状に形成されていてもよい。たとえば、断面多角形状に形成されていてもよいし、断面楕円状に形成されていてもよい。
In the present embodiment, the inner peripheral shape of the
・ 凹部23の内周面、すなわち周壁21の内周面に対して、凹部23に挿嵌された滑り止め材30を押圧する押圧部としてのリブや突起を設けてもよい。このような押圧部を設けた場合には、凹部23からの滑り止め材30の脱離をより効果的に抑制することができる。なお、この押圧部は、凹部23内に挿嵌された滑り止め材30の胴部32を押圧し得るように周壁21の内周面に形成される。
-You may provide the rib and protrusion as a press part which press the anti-slip |
・ 図5(b)に示す従来の構成のように、滑り止め材30と凹部23との間において、胴部32の他方の端部32bと凹部23の底面との間に形成される空間S2と、頭部31の下面と係止突部22の上面との間に形成される空間S1とをそれぞれ形成する構成としてもよい。すなわち、圧入部33及び遊挿部34の内径と係止突部22の外径とが等しくなるような構成としてもよい。このように構成した場合には、胴部32の内周面に、胴部32の他方の端部32bから一方の端部32aに向けて延びる第2軸方向溝を設け、この第2軸方向溝を介して空間S1と空間S2とを連結することで、両空間S1、S2の空気を排出することができる。
A space S2 formed between the
・ 本実施形態では、パレット本体において、上部デッキ11の下面に取付部20を設けるとともに上部デッキ11の下面に滑り止め材30を取り付けるように構成したが、パレット本体の他の部位に滑り止め材30を取り付けるように構成してもよい。たとえば、上部デッキ11の上面に滑り止め材30を取り付ける場合には、図5(b)に示す従来の構成のように、上部デッキ11に対して、その上面側に開口する凹部23を形成し、その凹部23に滑り止め材30を取り付けるようにすればよい。
In the present embodiment, in the pallet main body, the mounting
・ 本実施形態では、四方差しパレットに本発明を具体化したが、二方差しパレット等、他のパレットに本発明を具体化してもよい。 In the present embodiment, the present invention is embodied in a four-way pallet, but the present invention may be embodied in another pallet such as a two-way pallet.
S…空間、1,2…パレット、10…パレット本体、20…取付部、22…係止突部、23…凹部、30…止め材、31…頭部、32…胴部、32a,32b…端部、35…軸方向溝、36…周方向溝、37…軸方向リブ、38…係止リブ。 S: Space, 1, 2 ... Pallet, 10 ... Pallet body, 20 ... Mounting portion, 22 ... Locking projection, 23 ... Recess, 30 ... Stopping material, 31 ... Head, 32 ... Body, 32a, 32b ... End part, 35 ... axial groove, 36 ... circumferential groove, 37 ... axial rib, 38 ... locking rib.
Claims (3)
前記滑り止め材は、前記胴部の外周面に前記胴部の他方の端部側から一方の端部側に向けて延びる軸方向溝を設け、該軸方向溝は、前記滑り止め材の前記凹部への挿嵌時に、前記胴部の他方の端部と前記凹部の底面との間に形成される空間と、前記凹部の外域とを連通するように設けられ、
前記滑り止め材は、前記胴部の周方向に延びる周方向溝を前記胴部の外周面に設け、該周方向溝は、前記軸方向溝の頭部側の端部に連通されていることを特徴とするパレット。 An anti-slip material having a cylindrical body and a head that covers one end opening of the body is inserted so as to seal the recess against the recess formed in the pallet body made of synthetic resin. In the fitted pallet,
The anti-slip material is provided with an axial groove extending on the outer peripheral surface of the body portion from the other end side to the one end side of the body portion, and the axial groove is formed on the anti-slip material. A space formed between the other end of the body and the bottom surface of the recess and the outer region of the recess are communicated with each other when inserted into the recess ;
The anti-slip material is provided with a circumferential groove extending in a circumferential direction of the body portion on an outer peripheral surface of the body portion, and the circumferential groove communicates with an end portion on a head side of the axial groove. Pallet characterized by.
前記滑り止め材は、前記胴部の外周面に前記胴部の他方の端部側から一方の端部側に向けて延びる軸方向溝を設け、該軸方向溝は、前記滑り止め材の前記凹部への挿嵌時に、前記胴部の他方の端部と前記凹部の底面との間に形成される空間と、前記凹部の外域とを連通するように設けられ、
前記胴部の内周面側に軸方向リブを設け、該軸方向リブの端面は、前記胴部の内周面における、前記軸方向溝によって薄肉形成された部位に接続されていることを特徴とするパレット。 An anti-slip material having a cylindrical body and a head that covers one end opening of the body is inserted so as to seal the recess against the recess formed in the pallet body made of synthetic resin. In the fitted pallet,
The anti-slip material is provided with an axial groove extending on the outer peripheral surface of the body portion from the other end side to the one end side of the body portion, and the axial groove is formed on the anti-slip material. A space formed between the other end of the body and the bottom surface of the recess and the outer region of the recess are communicated with each other when inserted into the recess ;
An axial rib is provided on the inner peripheral surface side of the barrel portion, and an end surface of the axial rib is connected to a portion of the inner peripheral surface of the barrel portion that is formed thin by the axial groove. And a palette.
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