JP5151282B2 - 現像ローラ、及び、画像形成方法 - Google Patents
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Description
『導電性シャフト上に粒子を含有する樹脂層を直接設けた構造を有する現像ローラであって、
前記粒子の平均粒径が1μm以上30μm以下であり、
前記導電性シャフトと前記樹脂層とで形成される界面の長さをXa、
前記界面の長さXaの範囲内にあり、前記界面より1μmの位置に存在する前記粒子の断面長の総和をXbとしたとき、
5≦100×(Xb/Xa)(%)≦50
であることを特徴とする現像ローラ。』というものである。
『導電性シャフト上に粒子を含有する樹脂層を直接設けた構造を有する現像ローラ上にトナーのみからなる現像剤層を形成し、前記現像剤層を形成するトナーを静電潜像担持体上に供給して静電潜像を現像する工程を有する画像形成方法において、
前記樹脂層中に含有される前記粒子の平均粒径が1μm以上30μm以下であり、
前記導電性シャフトと前記樹脂層とで形成される界面の長さをXa、前記界面の長さXaの範囲内にあり、前記界面より1μmの位置に存在する前記粒子の断面長の総和をXbとしたときに、5≦100×(Xb/Xa)(%)≦50となる現像ローラを用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。』というものである。
(1)平均粒径が1μm以上30μm以下の粒子を導電性シャフトに隣接する樹脂層中に添加し、
(2)導電性シャフトと樹脂層とで形成される界面の長さをXa、界面の長さXaの範囲内にあり、界面より1μmの位置に存在する粒子の断面長の総和をXbとしたときに、5≦100×(Xb/Xa)(%)≦50の関係を満足する、
ものとすることにより、樹脂層が導電性シャフトに強固に接着して耐久性が確保され、しかも、現像ローラ表面でトナーの搬送と帯電付与を良好かつ安定して行えることを見出したのである。
つまり、界面より1μmの位置における樹脂層中の粒子の断面長の総和Xbは、1μmの位置で切断される粒子がn個存在する場合、各粒子の断面長をxb1、xb2、xb3、xb4、・・・、xbnとすると以下の様に表される。
この様に、粒子の断面長の総和Xbは表される。
1.現像ローラ1〜10の作製
以下に示す塗布液を用いてシャフト表面に少なくとも1層の樹脂層を有する現像ローラを作製した。
1−1.樹脂層用塗布液の調製
(1)樹脂層用塗布液1の調製
ファーネスブラック 30質量部
メチルエチルケトン(MEK) 600質量部
を、上記の順にメディアタイプの分散機「ダイノーミルTILAB(シンマルエンタープライセス社製)」に投入し、さらに、直径0.5mmのガラスビーズ100質量部を投入して、1000rpmで2時間の分散処理を行って1次分散液を調製した。
ウレタン樹脂「ニッポラン5120(日本ポリウレタン社製)」 100質量部
を投入し、1000rpmで分散処理を行うことにより2次分散液とした。なお、2次分散液の比重を測定したところ、0.93であった。
(2)樹脂層用塗布液2の調製
ファーネスブラック 20質量部
メチルエチルケトン(MEK) 600質量部
を、上記順番にメディアタイプの分散機「ダイノーミルTILAB(シンマルエンタープライセス社製)」に投入し、さらに、直径0.5mmのガラスビーズ100質量部を投入して、1000rpmで2時間の分散処理を行って1次分散液を調製した。
ウレタン樹脂「ニッポラン5120(日本ポリウレタン社製)」 100質量部
を投入し、1000rpmで分散処理を行って、比重が0.93の「樹脂層用塗布液2」を調製した。
(3)樹脂層用塗布液3の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.09、平均粒径20μmの架橋ポリスチレン樹脂粒子30質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液3」を調製した。
(4)樹脂層用塗布液4の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.14、平均粒径30μmのナイロン6,6樹脂粒子20質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液4」を調製した。
(5)樹脂層用塗布液5の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.24、平均粒径5μmのポリエチレンテレフタレート樹脂粒子35質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液5」を調製した。
(6)樹脂層用塗布液6の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.20、平均粒径1μmのポリカーボネート樹脂粒子35質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液6」を調製した。
(7)樹脂層用塗布液7の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.24、平均粒径0.5μmのポリエチレンテレフタレート樹脂粒子35質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液7」を調製した。
(8)樹脂層用塗布液8の調製
前記「樹脂層用塗布液1」の調製で、2次分散液中に投入する粒子を、比重1.06、平均粒径40μmのスチレンアクリル共重合体粒子20質量部に変更した他は同様の手順により、「樹脂層用塗布液8」を調製した。
1−2.現像ローラ1〜10の作製
(1)現像ローラ1の作製
直径16mmのSUS303製シャフトの周面に、「樹脂層用塗布液1」を乾燥時の厚さが15μmになる様に塗布し、100℃の加熱処理を1時間行って、図1(a)に示す構造を有する「現像ローラ1」を作製した。
(2)現像ローラ2の作製
前記「現像ローラ1」の作製において、「樹脂層用塗布液1」を乾燥時の厚さが10μmになる様に塗布して、100℃の加熱処理を1時間行った。さらに、「樹脂層用塗布液2」を乾燥時の厚さが10μmになるように塗布し、100℃の加熱処理を1時間行うことにより、図1(b)に示す構造を有する「現像ローラ2」を作製した。
(3)現像ローラ3〜6の作製
前記「現像ローラ1」の作製で用いた「樹脂層用塗布液1」に代えて、「樹脂層用塗布液3」乃至「樹脂層用塗布液6」を用い、直径16mmの各SUS製シャフト周面に乾燥時の厚さが15μmとなる様に塗布を行い、100℃の加熱処理を1時間行った。この様にして、図1(a)に示す構造を有する「現像ローラ3〜6」を作製した。
(4)「現像ローラ7」の作製
前記「現像ローラ2」の作製において、「樹脂層用塗布液1」に代えて「樹脂層用塗布液4」を用いた他は同様の手順により、図1(b)に示す構造を有する「現像ローラ7」を作製した。
(5)現像ローラ8〜10の作製
前記「現像ローラ1」の作製で用いた「樹脂層用塗布液1」に代えて、「樹脂層用塗布液7」及び「樹脂層用塗布液8」を用い、直径16mmの各SUS製シャフト周面に乾燥時の厚さが15μmとなる様に塗布を行い、100℃の加熱処理を1時間行った。この様にして、図1(a)に示す構造を有する「現像ローラ8、9」を作製した。また、「樹脂層用塗布液1」に代えて「樹脂層用塗布液2」を、直径16mmのSUS製シャフト周面に乾燥時の膜厚が15μmとなる様に塗布を行い、100℃の加熱処理を行うことで、粒子を含有しない「現像ローラ10」を作製した。
図3に示す測定装置を用いて現像ローラの樹脂層と導電性シャフト間の接着力を評価した。図3(a)に示す様に、ローラ中央部の樹脂層に対し、その外周に沿って、破線Xで示される幅2.5cmの切り込みを入れ、さらに、上記樹脂層に対して軸体方向に切り込み(破線Y)を入れて、そこから樹脂層を少し剥がしておく。次に、図3(b)に示す様に、剥がした樹脂層の端部をオートグラフAGS(島津製作所社製)で垂直に引き上げて(矢印Z方向)、どの程度の力で引き上げたら樹脂層が引き剥がされ始めるかを測定することで評価を行った。なお、樹脂層の引き上げ速度を100mm/minとした。引き剥がされ始める時の負荷が4.0N以上となるものを合格とした。
(1)「樹脂粒子分散液1」の作製
撹拌装置を取り付けたフラスコに下記化合物を投入、溶解させて混合液を作製し、さらに80℃に加温した。
スチレン 115.1質量部
n−ブチルアクリレート 42.0質量部
メタクリル酸 10.9質量部
一方、撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、アニオン系界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:SDS)7.08質量部をイオン交換水2760質量部に溶解させた界面活性剤溶液を投入し、窒素気流下で撹拌速度230rpmで撹拌しながら80℃に昇温させた。次いで、循環経路を有する機械式分散機「クレアミックス(エム・テクニック(株)製)」により、前記界面活性剤溶液(80℃)中に前記混合液(80℃)を混合分散させ、均一な分散粒子径を有する乳化粒子(油滴)が分散された乳化液を調製した。
n−ブチルアクリレート 140.0質量部
メタクリル酸 36.4質量部
n−オクチルメルカプタン 12質量部
この系を80℃で60分間にわたり加熱・撹拌させた後、40℃まで冷却することにより、ワックスを含有する樹脂粒子分散液(以下、「ラテックス(1)」という。)を作製した。
(2)「着色剤分散液K」の作製
一方、n−ドデシル硫酸ナトリウム9.2質量部をイオン交換水160質量部に撹拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、着色剤としてカーボンブラック「モーガルL」(キャボット社製)20質量部を徐々に添加し、次いで、機械式分散機「クレアミックス」(エム・テクニック(株)製)を用いて分散処理することにより、「着色剤分散液K」を調製した。「着色剤分散液K」における着色剤粒子の粒子径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子社製)で測定したところ、重量平均粒子径で120nmであった。
(3)「着色粒子K」の作製
温度センサ、冷却管、撹拌装置(撹拌翼を2枚有し、交差角が20°)、形状モニタリング装置を取り付けた反応容器に、
「ラテックス(1)」 1250質量部(固形分換算)
イオン交換水 2000質量部
「着色剤分散液K」 全量
を投入し、内温を25℃に調整後、この分散液混合溶液に5mol/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10.0に調整した。
(4)「トナーK」の作製
上記「着色粒子K」に、数平均一次粒子径が12nm、疎水化度が65の疎水性シリカを0.8質量部、数平均一次粒子径が30nm、疎水化度が55の疎水性チタニアを0.5質量部添加し、ヘンシェルミキサーにて混合して、「トナーK」を作製した。
3.評価実験
市販のカラーレーザプリンタ「Magicolor 5440DL(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)製)」に、現像ローラ1〜10と上記トナーを収納した現像装置を搭載して各々評価を行った。現像条件におけるVbを420V、Vppを1100V、交番電界の周波数を2.0kHzに設定した。表1に示す様に、現像ローラ(現像装置)1〜10を実施例1〜7、及び、比較例1〜3とした。
作成されたプリント画像上の白地画像とフルカラー画像を目視評価し、カブリの発生状況を評価した。評価内容は
○:カブリの発生が見られず問題なし
△:カブリの発生がわずかに見られたが、画像上では認められなかった
×:カブリの発生が見られ、画像上でも認められた
とし、○と△を合格とした。
現像ローラへのトナー付着状況を目視で評価した。なお、初期状態におけるトナー付着状態は、30枚の連続プリントを実施直後のトナー付着状態を評価した。評価内容は
○:現像ローラへのトナー付着が認められず問題なし
△:現像ローラへのトナーが若干付着していたが、トナー付着に起因する画像汚れは見られなかった
×:現像ローラへのトナー付着が認められ、トナー付着に起因すると見られる画像汚れも確認された
とし、○と△を合格とした。
11 導電性シャフト
12 樹脂層
13 粒子
20 現像装置
T トナー
Claims (2)
- 導電性シャフト上に粒子を含有する樹脂層を直接設けた構造を有する現像ローラであって、
前記粒子の平均粒径が1μm以上30μm以下であり、
前記導電性シャフトと前記樹脂層とで形成される界面の長さをXa、
前記界面の長さXaの範囲内にあり、前記界面より1μmの位置に存在する前記粒子の断面長の総和をXbとしたとき、
5≦100×(Xb/Xa)(%)≦50
であることを特徴とする現像ローラ。 - 導電性シャフト上に粒子を含有する樹脂層を直接設けた構造を有する現像ローラ上にトナーのみからなる現像剤層を形成し、前記現像剤層を形成するトナーを静電潜像担持体上に供給して静電潜像を現像する工程を有する画像形成方法において、
前記樹脂層中に含有される前記粒子の平均粒径が1μm以上30μm以下であり、
前記導電性シャフトと前記樹脂層とで形成される界面の長さをXa、前記界面の長さXaの範囲内にあり、前記界面より1μmの位置に存在する前記粒子の断面長の総和をXbとしたときに、5≦100×(Xb/Xa)(%)≦50となる現像ローラを用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。
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