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JP5152365B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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この発明は、オゾン生成手段を搭載した電機掃除機に関するものである。
一般的な電気掃除機においては、電気掃除機本体内には電動送風機と、電動送風機の上流側に集塵室内に集塵手段を配置している。そして、塵埃を吸引する吸引ノズルを、延長管、ホースを介して電気掃除機本体に接続し、吸引した塵埃を集塵手段に捕集するものである。また、塵埃が集塵手段に捕集された後の空気は、電気掃除機本体の後部の排気口より排気されるものである。しかしながら、捕集した塵埃や塵埃が通過する電気掃除機内部の風路から発生する臭気の防臭が十分でないため、電気掃除機を使用するとき排気口から臭気が電気掃除機本体外に排出されてしまう。また、長期間放置した集塵手段に捕集された塵埃においては、雑菌が繁殖し、電気掃除機を運転した際に排気口から雑菌や臭いが放出されてしまい不衛生になるものであった。(なお、ここでいう集塵手段は、電動送風機に対して下流側に配置されても同じ課題が発生する。)このような課題に対して、従来からオゾン生成手段を設け、オゾンを放出して脱臭・殺菌を行うようにした電気掃除機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−325404号公報(第2−4頁、第2図)
しかしながら、特許文献1においては、生成されたオゾンが放出される経路の途中でオゾンが消失しえる。この場合、オゾンがごみや風路壁面に十分に行き届かない。すなわち、脱臭や殺菌の効果が十分ではない。また、高濃度になると人体に有害とされるオゾンが電気掃除機外へ漏洩しやすく、排出量を押さえ込む必要がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、オゾン生成手段からのオゾンが塵埃や電気掃除機本体内に十分に行き届くことを可能とし、さらに電気掃除機本体外へのオゾンの漏洩を防止することができる電気掃除機を提供することである。
この発明に係る電気掃除機は、吸引風を発生する電動送風機と、含塵空気を吸い込む吸込口体と、塵埃を捕集する集塵部と、少なくとも前記集塵部と前記電動送風機とを格納する本体筐体と、前記本体筐体に外部空間に対して開口する開口部を有し、前記本体筐体と外部空間とを連通する吸引風路と、オゾンを生成するオゾン生成手段とを備え、前記オゾン生成手段で生成したオゾンを放出するオゾン放出口を前記吸引風路に形成し、前記オゾン放出口の開口面と対向する前記吸引風路部分の少なくとも一部を、前記吸引風路の開口部の下端部よりも低くなるように形成したしたものである。
この発明によれば、オゾンが塵埃や電気掃除機本体内に十分に行き届くことを可能とし、さらには電気掃除機本体外へのオゾンの漏洩を防止することができる。
この発明の実施の形態1を示す電気掃除機の外観斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体の平面図である。 この発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体の側面図である。 この発明の実施の形態1を示す図3のA−A断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図4のB−B断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図3のA−A断面におけるオゾン生成手段部分の拡大断面図である。 この発明の実施の形態1を示す図4のB−B断面におけるオゾン生成手段部分の拡大断面図である。 この発明の実施の形態1を示す集塵部を本体筐体から取り外した状態を示す図3のA−A断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。図1において、電気掃除機100は、吸込口体1と、吸引パイプ2と、接続パイプ3と、サクションホース4と、サイクロン方式の掃除機本体5とから構成されている。5は掃除機本体である。掃除機本体5の後部両側には、車輪55が設けられる。掃除機本体1の後部には、コードリール部(図示せず)が設けられる。コードリール部には、電源コード6が巻き付けられる。
掃除機本体5の前部には、サクションホース4の一端が接続される。サクションホース4は、可撓性を有するように蛇腹状に形成される。サクションホース4の他端には、接続パイプ3の一端が接続される。接続パイプ3は、中途にて若干折れ曲がるように形成される。接続パイプ3には、把手部3aが設けられる。把手部3aには、操作スイッチ(図示せず)が設けられる。接続パイプ3の他端には、吸引パイプ2の一端が接続される。吸引パイプ2は、円筒状に真っ直ぐに形成される。吸引パイプ2の他端には、吸込口体1が接続される。
次に、図2〜図9を用いて、掃除機本体5を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の斜視図である。図3はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の平面図である。図4はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の側面図である。図5は図3のA−A線における断面図である。図6は図4のB−B線における断面図である。図7は図3のA−A線における断面でのオゾン生成手段部分の拡大断面図である。図8は図4のB−B線における断面でのオゾン生成手段部分の拡大断面図である。図9は図3のA−A線における断面での集塵部を掃除機本体から取り外した状態を示す断面図である。
図2〜図6に示すように、掃除機本体5は、本体筐体90と集塵部50からなり、本体筐体90の内部には、本体吸引口58と、吸引風路49と、集塵部排出風路51と、吸気フィルター52と、電動送風機53と、排気フィルター57と、排気空間59と、排気口54と、を備えている。また、本体筐体90は、その後部において、車輪55、図示しないコードリール部などを備えている。
そして、電源コード6が外部電源に接続されることで、通電し、電動送風機53が駆動されて吸引動作を行う。吸込口体1、吸引パイプ2、接続パイプ3およびサクションホース4を経て、含塵空気を掃除機本体5に流入させるための経路の一部を構成する。
本体吸引口58から掃除機本体5に流入した含塵空気は、吸引風路49を経て、集塵部50へ到達する。その後、集塵部50で含塵空気からごみを分離して清浄化された空気は、集塵部排出風路51へと流れていき、吸気フィルター52、電動送風機53、排気空間59、排気フィルター57、排気口54を順に経て掃除機本体5の外部に排出される。なお、本体吸引口58は、吸引風路49の本体筐体90外部の空間に対する開口を形成している。このようにして掃除機本体5の内部に流入した含塵空気を掃除機本体5の外部に清浄な空気として排出する
次に、集塵部50について説明する。
集塵部50は、集塵ケース50bの内部に集塵袋50aを格納した構成としている。集塵袋50aは通気性のあるフィルター材で形成されており、その内部に取り込んだ含塵空気から塵埃を分離して捕集する。また、集塵袋50aを構成する材料には活性炭を練り込んでおり、塵埃から発生する臭気を吸着する効果を備えている。また、集塵部50には、その集塵領域の内部にオゾン生成手段60で生成したオゾンとともに含塵空気を取り込む取込口50cを備えている。
次に、オゾン生成手段60およびオゾン放出口49aの配置位置について説明する。
オゾンをより効果的に作用させるには、臭気の元となる塵埃に直接オゾンが放出できるようにオゾン生成手段60を配置することが望ましい。つまり、オゾン生成手段60から生成されるオゾンの放出口49aを、本体吸引口58から掃除機本体5に流入する含塵空気が通過する吸引封路49または塵埃を捕集する集塵部50に向けて配置させることが効果的である。しかし、オゾン生成手段60は、内部に針形状の放電電極(図示しない)をケース体(図示しない)の内部に格納した構成になっており、この放電電極に高電圧を印加することでオゾンを生成するようになっている。したがって、放電電極には塵埃が付着しないように考慮する必要もある。そこで、オゾン生成手段60の放出口49aの配置位置としては、塵埃が集まる集塵部50内よりも集塵部50の上流側にあり塵埃が溜まらない吸引風路49部分(付近)に配置することが望ましい。
次に、吸引風路49および集塵部50の集塵領域の内部にオゾンを放出する構造と動作について図5〜図8を用いて説明する。
上述したように、オゾン生成手段60は、吸引風路49の上部に設置されている。また、オゾン生成手段60は、内部に針形状の放電電極(図示しない)をケース体(図示しない)の内部に格納した構成になっており、この放電電極に高電圧を印加することによりオゾンを生成する。このようにして生成されたオゾンは、ケース体の壁面に備えたスリット状の開口(図示しない)から、ケース体の外部に放出される。また、吸引風路49の上面にはケース体から放出されたオゾンを吸引風路49の内部に放出するための放出口49aを設けており、この放出口49aは多数の孔により形成されている。なお、オゾンは空気よりも比重が重たいため、自重により重力方向に落下していく性質がある。
ここで、図7に示すように,吸引風路49の下面において放出口49aの開口面の直下(自重方向)に位置にする部分(図7中の点a)がを、本体吸引口58の下端部(図7中の点b)よりも低い位置になるように配置する。
このような構成配置とすることにより、放出口49aから自重により重力方向に落下したオゾンが確実に集塵部50内に入り、脱臭・殺菌の対象となる塵埃や塵埃が通過する本体筐体90内部の風路から発生する臭気に到達しやすくなり、吸引風路49から本体筐体90の外部へ漏洩しにくくなり、脱臭・殺菌効果を高めることができる。
また、本体吸引口58を本体筐体90の上部に形成することにより、使用者が把手部3aを持って掃除機本体5を引き回す際に、掃除機本体5に上向きの力が加わりやすい。したがって掃除機本体5が段差などを乗り越えて走行しやすくなり、操作性を向上する効果もある。
また、図7に示すように、吸引風路49の下面、つまりオゾン生成手段60から生成されるオゾンが放出される放出口49aの開口面の真下(自重方向)に位置する部分(以下底面)の少なくとも一部を本体筐体90の内部に向かって下向きに傾斜させて形成する。
このような構成により、オゾンが吸引風路49の底面に沿って重力により降下していくため脱臭・除菌の対象部位である吸引風路49の壁面や集塵部50に到達しやすく、脱臭・殺菌効果を高めることができる。また、本体筐体90外部に漏洩しにくくもなり、安全性を確保することができる。
また、図7に示すように、オゾンを吸引風路49内に放出するための放出口49aを、オゾン生成手段60の直下(自重方向)に形成する。
このような構成により、オゾン生成手段60において生成したオゾンを吸引風路49に放出する際にも重力を利用することにより、オゾンが吸引風路49に放出されやすくなり、脱臭・殺菌の効果をより高めることができる。
また、図7に示すように、オゾンを吸引風路49内に放出するための放出口49aの真下に位置する部分の吸引風路49の底面の一部を、集塵部50に向かって下向きに傾斜させて形成している。
このような構成により、オゾンが吸引風路49底面に沿って重力により降下していくため、集塵部50に到達しやすく、集塵部50を効率よく脱臭することができる。また、オゾンの本体筐体90外部への漏洩を防ぐことができる。
また、図7に示すように、集塵部50に形成した取込口50cの開口面の少なくとも一部を、オゾンの放出口49aの直下の少なくとも一部に位置するように配置している。
これのような構成により、重力により自重方向に落下したオゾンの一部が、直接、集塵部50内の集塵空間に落下することになり、オゾンが移動する途中経路で消失しにくく、脱臭・殺菌効果をより高めることができる。
また、図9に示すように、集塵部50の取込口50cを放出口49aの真下に位置させ、かつ集塵部50を着脱可能とするために、オゾン生成手段60および放出口49aを本体筐体90に設けるようにし、集塵部50を本体筐体90から取り出す際の取り出し方向を、重力方向に対して傾斜させている。
このような構成により、集塵部50を着脱可能としてもオゾン生成手段60からのオゾンの放出口49aの直下に集塵部50の取込口50cを位置させることで、脱臭・殺菌効果を増大しつつも、集塵部50の着脱により、使い勝手も良い構造とすることができる。
また、電動送風機53が停止しているときにオゾン生成手段60を動作させてもよい。このように電動送風機53の停止時にオゾン生成手段60を動作させることで、電動送風機53の吸引風によってオゾンの重力沈降効果が妨げられることがなく、脱臭・殺菌の対象部位に効率よくオゾンを到達させることができる。また、電動送風機53の吸引風によってオゾンの濃度を薄めることもなく、脱臭・殺菌の対象部位のオゾン濃度を高め、脱臭・殺菌効果をより高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、集塵部50に集塵袋50aを用いた構成としたものを示したが、例えばサイクロン分離装置やフィルターといった集塵方式でも同様の効果を奏することができる。また、本発明は、実施の形態で説明したキャニスタータイプの電気掃除機に限られるものではない。
なお、上述した実施の形態では、集塵部50よりも上流側の位置にオゾンを放出するようにオゾン生成手段60を配置しているが、本発明は、オゾンの自重を利用して効率的に脱臭・殺菌の対象部位にオゾンを到達させることを目的としているため、イオン生成手段60の配置はこの限りではない。
例えば、電動送風機53の下流側の排気空間59にオゾン生成手段60を配置しても良い。オゾン生成手段60から生成されるオゾンは、上述したように自重により重力方向に落下するため、排気空間59内の上部位置に配置することが望ましい。排気口54を排気空間59の上部に配置し、その排気口54にオゾン生成手段60および放出口49aを配置することで、オゾンが排気空間59内に全体に到達しやすくなり、脱臭・殺菌効果を高めることができる。なお、この場合、排気口54を本体筐体90の上部に配置することになるため、排気口54からの排気が床面のごみを巻き上げるのを防ぐ効果もある。
なお、上述した実施の形態では各部品間のシール構造およびロック構造について言及していないが、該シール構造およびロック構造がオゾンの放出経路を妨げることのないよう設置されるのが望ましい。
1 吸込口体、2 吸引パイプ、3 接続パイプ、3a 把手部、4 サクションホース、5 掃除機本体、49 吸引風路、49a 放出口、50 集塵部、50a 集塵袋、50b 集塵ケース、50c 取込口、51 集塵部排出風路、52 吸気フィルター、53 電動送風機、54 排気口、55 車輪、56 防振リブ、57 排気フィルター、58 本体吸引口、59 排気空間、60 オゾン生成手段、90 本体筐体、100 電気掃除機。

Claims (7)

  1. 吸引風を発生する電動送風機と、
    含塵空気を吸い込む吸込口体と、
    塵埃を捕集する集塵部と、
    少なくとも前記集塵部と前記電動送風機とを格納する本体筐体と、
    前記本体筐体に外部空間に対して開口する開口部を有し、前記本体筐体と外部空間とを連通する吸引風路と、
    オゾンを生成するオゾン生成手段とを備え、
    前記オゾン生成手段で生成したオゾンを放出するオゾン放出口を前記吸引風路に形成し、
    前記オゾン放出口の開口面と対向する前記吸引風路部分の少なくとも一部を、
    前記吸引風路の開口部の下端部よりも低くなるように形成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記オゾン放出口の開口面と対向する前記吸引風路部分の少なくとも一部を、前記本体筐体の内部に向かって下向きに傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記オゾン生成手段を前記吸引風路の上部に設け、前記オゾン放出口を前記オゾン生成手段の直下に設けたことを特徴とする請求項1および2記載の電気掃除機。
  4. 前記オゾン放出口の開口面と対向する前記吸引風路部分の少なくとも一部を、前記集塵部に向かって下向きに傾斜させたことを特徴とする請求項1〜3記載の電気掃除機。
  5. 前記オゾン生成手段で生成したオゾンを取り込む取込口を前記集塵部に設け、前記取込口の少なくとも一部を、前記オゾン放出口の直下に配置したことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
  6. 前記集塵部を前記本体筐体に対して着脱可能とする構成において、前記オゾン放出口を前記本体筐体に設け、かつ、
    前記集塵部を前記本体筐体から取り出す際の取り出し方向を、重力方向に対して傾斜させたことを特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
  7. 前記電動送風機が停止しているときに前記オゾン生成手段を動作させることを特徴とする請求項1〜6記載の電気掃除機。
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