JP5153379B2 - フィルター洗浄装置 - Google Patents
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Description
この洗浄装置は、前記洗浄液噴射手段から前記被洗浄物に前記洗浄液を噴射した後、貯留された前記洗浄液の中に前記被洗浄物を入れ、さらに、前記減圧手段により前記洗浄槽の内部の気圧を低減させて前記被洗浄物の周囲の気泡を除去した後、前記超音波発生手段により前記洗浄液に前記超音波を照射して、前記被洗浄物の周囲の異物を除去する。
そのため、フィルターの内部に残留した気泡は、洗浄液を介して超音波がフィルター5の内部に侵入することを妨害するので、超音波によるフィルターの内部の洗浄が妨害され、フィルターの内部に異物が残ってしまうという問題点があった。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態に係るフィルター洗浄装置を示す断面図である。
この実施の形態に係るフィルター洗浄装置は、上部に開閉可能な上蓋1aが取り付けられた、内部に洗浄液2が貯留可能な貯留部1bを有した洗浄槽1を備えている。
また、この実施の形態に係るフィルター洗浄装置は、洗浄槽1の下面に取り付けられた、貯留部1bに貯留された洗浄液2に超音波を照射する超音波発生手段3と、洗浄槽1に取り付けられた、洗浄槽1の内部の気圧を低減させる減圧手段4と、洗浄槽1に取り付けられた、貯留部1bに貯留された洗浄液2をくみ上げて、洗浄される洗浄槽1内のフィルター5に洗浄液2を噴射する洗浄液噴射手段6と、洗浄槽1の上蓋1aに取り付けられた、重力方向に伸縮することで、洗浄されるフィルター5を重力方向に移動させる移動手段7とを備えている。
排気ポンプ9が駆動すると、洗浄槽1の内部の気圧が低減されて、洗浄槽1の洗浄液2の内部に入り込んだ気泡が洗浄液2の外部へ飛び出す。
循環ポンプ12が駆動すると、貯留部1bの洗浄液2が吸い上げられ、噴射板10から洗浄液2が噴射される。
移動手段7が駆動して、固定棒13が下方に移動すると、フィルター5は、貯留部1bに移動して洗浄液2に浸漬される洗浄位置にあり、固定棒13が上方に移動すると、フィルター5は、貯留部1bの上方に引上げられて、洗浄液噴射手段6により洗浄液2が噴射される噴射位置にある。
なお、液流ノズル15からはフィルター5の繊維14の直径より大きい直径の液滴の洗浄液2が噴射されてもよく、また、微小液滴ノズル16からはフィルター5の繊維14の直径または隣接した繊維14の間隔より小さい直径の液流の洗浄液2が噴射されてもよい。
液流ノズル15および微小液滴ノズル16は、外部からの制御手段(図示せず)により、洗浄液2を噴射するタイミングが制御される。
図2は図1の噴射された洗浄液2がフィルター5に浸透する様子を示す説明図である。
まず、固定棒13にフィルター5を取り付け、上蓋1aを開けて洗浄槽1の内部にフィルター5を配置する。このとき、フィルター5は、貯留部1bの上方である洗浄位置に配置されている。
次に、排気ポンプ9を駆動させて、洗浄槽1の内部の気圧を100Pa以下、好ましくは、0.1〜10Paに低減させる。
さらに、循環ポンプ12を駆動させると、貯留部1bの洗浄液2が吸い上げられ、噴射板10の液流ノズル15および微小液滴ノズル16からフィルター5に向かって洗浄液2が噴射される。
このとき、フィルター5を構成する濾材の繊維14の直径よりも大きい直径の液流17がフィルター5に当たると、繊維14と洗浄液2との間の界面張力によって、洗浄液2のフィルター5の内部への浸透が抑制され、濾材の表面に洗浄液2による液溜まり18が形成される。
この液溜まり18に、繊維14の直径または隣接した繊維14の間隔よりも小さい直径の微小液滴19が当たると、液溜まり18にはフィルター5の内部へ押し込まれる圧力が発生する。
繊維14と微小液滴19との間には、界面張力が働きにくいので、液流17よりも低い圧力であっても、液溜まり18を濾材の内部に押し込むことができる。
なお、液流17と微小液滴19とを連続的に交互に当てることで、フィルター5の内部の残留気泡や真空の巣の発生をより効果的に抑制することができる。
次に、移動手段7を駆動させて、フィルター5を貯留部1bに移動させる。これにより、フィルター5は、洗浄液2に浸漬される洗浄位置に配置される。
さらに、超音波発生手段3を駆動させて、貯留部1bの洗浄液2に超音波を照射する。
超音波が照射された洗浄液2には、衝撃波が発生し、この衝撃波がフィルター5に付着した異物に応力を与え、フィルター5から異物が剥ぎ取られる。
その結果、超音波が照射される洗浄液2にフィルター5を入れて洗浄する際に、フィルター5の内部の気泡を減少させることができるので、超音波がフィルター5の内部にまで届き、フィルター5の内部の異物を除去することができる。
また、微小液滴19により、液溜まり18にはフィルター5の内部へ押し込まれる圧力が発生するので、噴射される洗浄液2の圧力を上げることなく、洗浄液2をフィルター5の内部に浸透させることができ、噴射される洗浄液2の圧力を上げることにより生じるフィルター5の損傷を低減させることができる。
図3(a)はこの実施の形態に係るフィルター洗浄装置の要部を示す側面図、図3(b)は図3(a)のフィルター洗浄装置の要部を示す平面図である。
この実施の形態に係るフィルター洗浄装置は、洗浄液噴射手段6が、洗浄槽1の内部に水平方向に延びた一対のレール20と、このレール20に沿って移動可能な固定板21と、この固定板21に取り付けられた、駆動することで固定板21を移動させる固定板移動手段22とを有している。
固定板21には、複数の液流ノズル15が格子状に配置された噴射板10aと、複数の微小液滴ノズル16が格子状に配置された噴射板10bとが取り付けられている。
固定板移動手段22は、固定板21に取り付けられた、水平方向に伸縮可能な固定腕23を有しており、固定板移動手段22が駆動すると、固定腕23が水平方向に伸縮し、固定板21がレール20に沿って移動して、液流ノズル15および微小液滴ノズル16は水平方向に移動する。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
また、液流ノズル15および微小液滴ノズル16の数を減らすことができるので、洗浄液2を噴射するための循環ポンプ12の必要な圧力を下げることができる。
図4はこの実施の形態に係るフィルター洗浄装置を示す断面図である。
この実施の形態に係るフィルター洗浄装置は、洗浄槽1の内部であって噴射位置にあるフィルター5の下方に配置可能に取り付けられ、噴射板10から噴射されてフィルター5から異物とともに流下する洗浄液2を回収する洗浄液回収槽24と、この洗浄液回収槽24に取り付けられた、洗浄液回収槽24に回収された洗浄液2を貯留部1bへ導く回収配管25と、この回収配管25に取り付けられた、回収配管25を通過する洗浄液2をろ過するろ過フィルター26と、回収配管25に取り付けられた、回収配管25を通って、洗浄液回収槽24に回収された洗浄液2を貯留部1bへ移動させるろ過ポンプ27とをさらに備えている。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
減圧された洗浄槽1の内部で、洗浄液噴射手段6からフィルター5に洗浄液2を噴射すると、フィルター5の内部に浸透しなかった洗浄液2は、フィルター5に付着していた異物とともにフィルター5から流下して、洗浄液回収槽24に回収される。
次に、ろ過ポンプ27が駆動すると、洗浄液回収槽24に回収された洗浄液2が回収配管25を通過して、ろ過フィルター26に到達する。
洗浄液2は、ろ過フィルター26を通過することで異物が除去されて、貯留部1bに送られる。
フィルター5への洗浄液2の噴射が終了すると、回収槽移動手段29が駆動して固定腕28を収縮させ、洗浄液回収槽24を水平方向に移動させてフィルター5の下から外す。
次に、移動手段7が駆動して、フィルター5を貯留部1bに移動させ、超音波発生手段3を駆動させて、貯留部1bに貯留された洗浄液2に超音波を照射し、フィルター5の超音波洗浄を行う。
また、ろ過フィルター26により洗浄液2がろ過されて異物が除去されるので、洗浄液2を循環利用することによるフィルター5への異物の再付着を抑制することができる。
また、ろ過フィルター30により貯留部1bから噴射板10へ送られる洗浄液2がろ過されて異物が除去されるので、噴射板10から噴射される洗浄液2によるフィルター5への再付着を効果的に抑制することができる。
図5はこの実施の形態に係るフィルター洗浄装置を示す断面図である。
この実施の形態に係るフィルター洗浄装置は、洗浄槽1の内部に形成された、洗浄液2が貯留される貯留部1bとフィルター5から流下した洗浄液2が回収される回収部31とに区画する仕切り板32と、回収部31に取り付けられた、回収部31に回収された洗浄液2が貯留部1bに移動する回収配管33と、この回収配管33に取り付けられた、回収配管33を通過する洗浄液2をろ過するろ過フィルター34と、回収配管33に取り付けられた、回収配管33を通って、回収部31に回収された洗浄液2を貯留部1bへ移動させるろ過ポンプ35とをさらに備えている。
固定棒13が収縮すると、固定棒13に固定されたフィルター5は洗浄液噴射手段6により洗浄液2が噴射される噴射位置にあり、固定棒13が伸長すると、フィルター5は貯留部1bに移動して洗浄液2に浸漬される洗浄位置にある。
洗浄液噴射手段6の噴射板10は、洗浄槽1の内部であって回収部31の上方に配置されており、噴射板10から噴射されてフィルター5の内部に浸透しなかった洗浄液2は、フィルター5に付着していた異物とともに流下して、回収部31に回収される。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
まず、固定棒13を介してフィルター5を移動手段7に取り付け、上蓋1aを開けて洗浄槽1の内部にフィルター5を配置する。このとき、フィルター5は、洗浄槽1の内部であって回収部31の上方である洗浄位置となっている。
次に、排気ポンプ9を駆動させて、洗浄槽1の内部の気圧を100Pa以下に低下させ、循環ポンプ12を駆動させて、貯留部1bの洗浄液2が吸い上げられ、噴射板10の液流ノズル15および微小液滴ノズル16からフィルター5に向かって洗浄液2が噴射される。
このとき、フィルター5に向かって噴射されて、フィルター5の内部に浸透しなかった洗浄液2は、フィルター5に付着していた異物とともに流下して、回収部31に回収される。
次に、洗浄液2への噴射を停止し、移動手段7を駆動させて固定棒13を伸長させ、フィルター5を貯留部1bに移動させて洗浄液2に浸漬される洗浄位置に配置する。
さらに、超音波発生手段3を駆動させて、洗浄液2に超音波を照射し、フィルター5を洗浄する。
このとき、ろ過ポンプ35を駆動させると、回収部31の内部に回収された洗浄液2は、回収配管33を通って、貯留部1bに送られるとともに、ろ過フィルター34を通過して異物が除去される。
また、移動手段7の駆動によりフィルター5を噴射位置に移動させることで、フィルター5に向かって噴射されてフィルター5の内部に浸透しなかった洗浄液2が異物とともに貯留部1bに流下することを防止することができるので、洗浄時間を短縮することができる。
Claims (2)
- 洗浄液が貯留される貯留部を有した洗浄槽と、
前記洗浄槽に設けられ、前記洗浄槽の内部の気圧を低減させる減圧手段と、
前記洗浄槽に設けられ、洗浄される前記洗浄槽内のフィルターに向かって前記洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、
前記洗浄槽に設けられ、前記洗浄液に超音波を照射する超音波発生手段とを備えたフィルター洗浄装置であって、
前記洗浄液噴射手段は、複数種類の直径の液流または液滴の前記洗浄液を噴射し、
前記洗浄槽に設けられ、前記フィルターから流下した前記洗浄液が回収される回収部と前記貯留部とを区画する仕切り板と、
前記洗浄槽に設けられ、垂直方向に対して所定の角度だけ傾いた方向に伸縮することで、前記フィルターを前記回収部の上方または前記貯留部の内部に移動させる移動手段と、
前記回収部と前記貯留部との間に接続され、前記回収部に回収された前記洗浄液を前記貯留部へ導く回収配管と、
前記回収配管に設けられ、前記回収部から前記貯留部へ移動する前記洗浄液をろ過するろ過フィルターと、
前記回収配管に設けられ、前記回収配管を通って、前記回収部に回収された前記洗浄液を前記貯留部へ移動させるポンプとをさらに備えたことを特徴とするフィルター洗浄装置。 - 前記洗浄槽の内部に設けられ、前記フィルターから流下した前記洗浄液が回収される洗浄液回収槽と、
端部が前記洗浄液回収槽に接続され、前記洗浄液回収槽に回収された前記洗浄液を前記貯留部へ導く回収配管と、
前記回収配管に設けられ、前記洗浄液回収槽から前記貯留部へ移動する前記洗浄液をろ過するろ過フィルターと、
前記回収配管に設けられ、前記回収配管を通って、前記洗浄液回収槽に回収された前記洗浄液を前記貯留部へ移動させるポンプとをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のフィルター洗浄装置。
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