JP5158652B2 - 土間床の施工方法 - Google Patents
土間床の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5158652B2 JP5158652B2 JP2009115793A JP2009115793A JP5158652B2 JP 5158652 B2 JP5158652 B2 JP 5158652B2 JP 2009115793 A JP2009115793 A JP 2009115793A JP 2009115793 A JP2009115793 A JP 2009115793A JP 5158652 B2 JP5158652 B2 JP 5158652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- construction
- ground
- groundwater level
- interstitial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
すなわち、表層地盤が軟弱地盤であるにも拘わらず土間床を施工した場合には、土間床に不同沈下が生じて建物使用に不具合を生じる懸念がある。また、表層地盤が砂地盤の場合において常時荷重に対しては充分な支持力が見込める場合であっても、地震時に砂地盤に液状化が生じた場合には支持力喪失や過剰間隙水圧消散に伴う地盤沈下が生じる懸念があり、それに起因して土間床に不同沈下が生じることも想定される。
すなわち、特許文献1に示されるように軟弱地盤と土間コンクリートスラブとの間に低密度、高圧縮強度の充填物を介装したり、特許文献2に示されるように軟弱地盤上に気泡モルタルの層を設けたうえでその上に土間を設けるようにしたり、特許文献3に示すように小径のソイルセメントコラムにより土間コンクリートスラブを支持することにより土間床(土間コンクリートスラブ)の不同沈下を防止する必要があるとされる。
そして、近年においては上述のように構造上および施工上のメリットの大きい土間床をそのメリットを損なうことなくより積極的かつ広範に採用したいという要請も多く、そのような要請に応えるためには、軟弱地盤に対しても不同沈下の懸念のない安定な土間床を施工することを可能とする有効適切な手段の開発が必要であるとされている。
したがって本発明によれば、土間床自体の構造に対しては格別の対策は不要であり、またその施工に際しても地下水位を一時的に低下させれば良く、そのためにはさしたる工費を必要としないから、従来においては土間床とすることができないとされていた軟弱地盤に対しても不同沈下を生じることのない安定な土間床を支障なく施工することが可能となる。
本実施形態は、図1に示すように良質地盤1上に軟弱地盤2があり、そこでの自然地下水位w1が比較的浅いような地盤に建物を施工するに際して、その地盤に直接支持されるコンクリート造の土間床3を施工する場合の適用例である。施工するべき土間床3の単位面積当たりの土間荷重は最終的にL(kN/m2)とする(死荷重および生荷重の合計)。
なお、図1における符号4は上部構造としての柱、5は良質地盤1まで打ち込まれて柱4を支持する支持杭であり、これらは構造的には土間床3とは切り離され、それらの施工も基本的には以下で説明する土間床3の施工工程とは関わりなく独立にあるいは相前後して適宜行えば良い。
ここで、地下水位低下により地盤に作用する先行荷重は、1mAq≒10kN/m2の関係から、(c)に示すように10×(w2−w1)(kN/m2)となるので、基本的にはそれを土間荷重L(kN/m2)と同等とすれば良い(すなわち 10×(w2−w1)=Lとなるように設定する)が、図示例のようにそれよりもやや大きく設定することが好ましい。
すなわち、(c)に示すように、地下水位の低下による先行荷重10×(w2−w1)を最終的な土間荷重Lよりもやや大きくして10×(w2−w1)≧Lとなるように設定し、その差分10×(w2−w1)−Lをプレロード荷重として地盤に作用させれば良い。これにより(d)に示すようにそのプレロード荷重相当分だけ地盤が余分に沈下するので、後段の土間床の施工を開始する時点でプレロード荷重を解消させて余分な沈下を回復させるように調整すれば良い。
なお、地下水位の低下による先行荷重は、水頭を単位とすれば(w2−w1)(mAq)として表すことができ、その場合、最終的な土間荷重は0.1×L(mAq)として対比すれば良い。
このようにして、施工進捗に伴う土間荷重の増加と、地下水位の回復による有効地中応力低下とをバランスさせつつ土間床の施工を行っていき、有効地中応力を一定に維持しつつ土間床の施工を行うことにより、(d)に示すように施工中および施工後における地盤の沈下を防止することができ、したがって施工後の土間床の不同沈下も有効に防止することができる。
なお、上記のようにプレロード荷重をかけた場合には、(a)および(c)に示すように土間床の施工開始時点でプレロード荷重を解消させるように調整し、それにより(d)に示すように開始時点で若干の沈下回復が生じるが、余分なプレロード荷重をかけない場合( 10×(w2−w1)−L=0 の場合)には沈下が回復しないままで安定する。
したがって本発明によれば、従来のように土間床自体の構造に対して格別の対策は不要であり、またその施工に際しても地下水位を一時的に低下させて徐々に回復させるだけで良く、そのためには低下させるべき水位w2以深に達するような遮水壁6と揚水井戸7とを施工するだけで良いから、そのためにさしたる工費を必要としない。
以上のことから本発明によれば、従来においては土間床とすることができないとされていた軟弱地盤に対しても、不同沈下を生じることのない安定な土間床を支障なく施工することが可能となる。
すなわち、本発明において地下水位を一時的に低下させた後に再び回復させることは、特許第3374224号(特開平8−3975号)の「地盤の液状化防止方法」における地下水位の操作と実質的に同様であり、したがって本発明においても同特許のように地下水位の一時的な低下による表層地盤の不飽和化が地下水位を回復させた後にも長く維持され、それにより地盤の液状化強度が自ずと高められるという効果が得られる。
したがって本発明においては、そのような液状化防止効果を充分に得るために、低下させるべき地下水位w2を、表層部に確保するべき非液状化層8の層厚h1よりも大きくなるように設定することが好ましく、以下、その点について図3を参照して説明する。
図3(b)は上記の関係を直接に示すグラフとしたもので、地中の砂地盤が液状化したときに表層地盤に変状が生じないための「最大加速度αと表層の非液状化層層厚h1との関係」を示すものであり、この図から想定する最大加速度αに対応する非液状化層の層厚h1(最大加速度αの地震時においても液状化被害を防止するために表層部に確保するべき非液状化層の層厚)を直ちに求めることができる。
2 軟弱位地盤
3 土間床
4 柱
5 杭
6 遮水壁
7 揚水井戸
8 非液状化層
Claims (2)
- 表層部が軟弱な地盤に土間床を施工するに際し、
土間床の施工に先立ってその施工範囲を取り囲む遮水壁を施工し、
該遮水壁の内側から地下水を揚水して、遮水壁の内側の地下水位を自然地下水位から低下させることにより有効土被り圧を増加させ、施工後の土間床の土間荷重に相当する先行荷重を地盤に作用させて予め沈下を生じさせておき、
しかる後に、土間床の施工を開始して、施工進捗に伴う土間荷重の増加に対応させて地下水位を徐々に回復させていくことにより、施工途中における土間荷重の増加と地下水位の回復による有効地中応力の低下とをバランスさせることによって、施工後の土間床の沈下を抑止することを特徴とする土間床の施工方法。 - 請求項1記載の土間床の施工方法であって、
地盤の表層部に確保するべき非液状化層の層厚を想定地震の最大加速度との関係に基づいて求め、前記遮水壁の内側の地下水位を低下させる際にその地下水位を前記非液状化層以深まで低下させることを特徴とする土間床の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009115793A JP5158652B2 (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 土間床の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009115793A JP5158652B2 (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 土間床の施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010265606A JP2010265606A (ja) | 2010-11-25 |
| JP5158652B2 true JP5158652B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=43362805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009115793A Expired - Fee Related JP5158652B2 (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 土間床の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5158652B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103485284A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-01 | 上海建工七建集团有限公司 | 一种用于桥梁支架预压的高空注水堆载系统 |
| CN103628491B (zh) * | 2013-11-15 | 2015-07-08 | 南京振高建设有限公司 | 一种深基坑预降承压水施工装置及其方法 |
| JP6357323B2 (ja) * | 2014-02-26 | 2018-07-11 | 大成建設株式会社 | 液状化対策構造およびその構築方法 |
| CN106592568B (zh) * | 2016-12-28 | 2018-06-26 | 浙江理工大学 | 一种地坪均匀沉降结构及施工方法 |
| CN106703061B (zh) * | 2016-12-28 | 2018-09-07 | 浙江理工大学 | 预防地坪不均匀沉降结构及施工方法 |
| CN106894405B (zh) * | 2017-03-11 | 2019-02-22 | 中国二十二冶集团有限公司 | 倒锥形基础地基处理及开挖施工方法 |
| CN114086472A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-02-25 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种控制框架桥工后沉降的施工方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62137323A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-20 | Fudo Constr Co Ltd | フロ−テイング基礎工法 |
| JPH05331865A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Shimizu Corp | 高層物の不同沈下低減方法 |
| JP3678828B2 (ja) * | 1996-01-18 | 2005-08-03 | 佐藤工業株式会社 | 構造物直下における地盤の液状化防止工法 |
| JP4029305B2 (ja) * | 1998-05-15 | 2008-01-09 | 清水建設株式会社 | 液状化対策構造及び液状化対策方法 |
-
2009
- 2009-05-12 JP JP2009115793A patent/JP5158652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2010265606A (ja) | 2010-11-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5158652B2 (ja) | 土間床の施工方法 | |
| CN105507610B (zh) | 既有桩基建筑下挖增层的隔震加固方法 | |
| CN206298900U (zh) | 一种地下连续墙预埋式钢围檩堵头体系 | |
| JP5038170B2 (ja) | 構造物の建て替え方法 | |
| JP2002115260A (ja) | 地下階増築方法 | |
| JP2011236705A (ja) | 構造物の基礎構造およびその施工方法 | |
| JP2002364006A (ja) | 水中基礎の構築工法 | |
| JP2009127251A (ja) | 建造物の建て替え方法 | |
| JP6639006B1 (ja) | 建築ベタ基礎構造体及びその施工方法。 | |
| JP3761307B2 (ja) | 建造物の建て替え方法 | |
| JP4228308B2 (ja) | 既存床の補強工法および既存建物の免震化工法 | |
| JP3921677B2 (ja) | 軟弱地盤における免震構造 | |
| JP2013002109A (ja) | 盤ぶくれ抑止杭 | |
| KR101140327B1 (ko) | 지하구조물의 일부를 토압지지체로 활용한 지하구조물 철거방법 | |
| JP2020084650A (ja) | 基礎の変形抑制方法 | |
| JP2019173453A (ja) | 建物の構築方法 | |
| JP2013155558A (ja) | 構造物の基礎構造 | |
| JP2007170099A (ja) | 既存建物基礎の液状化を低減し不同沈下を防止する工法 | |
| JP3740600B2 (ja) | 地中構造物の沈下防止構造 | |
| JP2013155559A (ja) | 構造物の液状化被害低減構造 | |
| JP2013155560A (ja) | 構造物の液状化被害低減構造 | |
| JP5190044B2 (ja) | 基礎構造 | |
| JP2017186760A (ja) | 杭基礎構造 | |
| Roy | Design of shallow and deep foundations for earthquakes | |
| JPH05331865A (ja) | 高層物の不同沈下低減方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120210 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121108 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121120 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121204 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5158652 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |