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JP5158974B2 - 注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置 - Google Patents
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JP5158974B2 - 注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置 - Google Patents

注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置に関する。
昨今において、主にデジタル画像の意味理解や画像検索における画像タグ付けの前処理を行うための方法や、スライドショーにおける自動ズームのズームセンターを決定する方法として、画像内から被写体を抽出する手法や主要な領域を抽出する手法が検討されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。また、このような手法とは別に、例えば、ユーザが画面上の所定の領域を指定するなど、ユーザの指示を基に特定の画像領域を抽出する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。これらは、全て「画像からの注目領域抽出」という概念で分類されるものである。
特開2005−78290号公報
「注目度に基づく画像からの興味領域抽出」 木村 et al. IEICE ICD 2005−221,2005年 「AUTO CROPPING FOR DIGITAL PHOTOGRAPHS」 M.Zhang et al. IEEE ICME 2005,2005年
しかしながら、従来の何れの手法においても、処理速度が遅いと言う課題があった。例えば、非特許文献1に記載の手法は比較的高速ではあるが、一般的なパソコン(PC)環境下で200m秒程度の時間がかかってしまう。現在の一般ユーザの写真撮影行動を鑑みるに、各ユーザは大量の画像データを保有している。その大量の画像データの中で一定数の枚数について、デジタルスチルカメラ(DSC)等の組み込み環境下で、このような画像抽出処理を行おうとすると、トータルで10秒以上の時間がかかってしまい、実アプリケーションを考えた際に、まだ実用的な速度とは言えない。また、非特許文献2に記載の手法は、一枚の画像を処理するのにPC環境下においても数秒の時間がかかってしまう。この場合も、DSC等の組み込み環境下での実アプリケーションを考えると好ましいものでない。
また、非特許文献1に記載の手法では、ユーザが注目する領域が、画像の中心付近に存在するものであると仮定して抽出処理を行っているが、実際に撮影される画像において、そのような仮定が成り立たないケースも多く存在する。このような画像に対して抽出処理を行うと、ユーザの感覚とはかけ離れた領域が注目領域として抽出されてしまう。一方、特許文献1に記載の発明では、画像上でユーザに注目する領域(若しくは点)を指定させた上で、領域の抽出を行うため、DSC等のような小型デバイスで、PCと比較して簡素なユーザインタフェースしか提供できない場合には、有効な機能とはならない。また、領域ベースのクラスタリングを行うため、処理速度の面でもDSC等の組み込み環境下では実用的な速度では実現できないものである。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、より高速でより高精度であり、かつ、DSC等の組み込み環境下においても実用的な注目領域の抽出が可能な注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、第1の本発明に係る注目領域抽出方法は、画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像である被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出方法であって、被抽出画像の、輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、当該画素毎に、被抽出画像のエッジ成分を抽出し、画素毎に、3つのプレーンの各々のエッジ成分を重み付けして加算することにより、画素毎のエッジ量を算出するステップと、被抽出画像の画素数と対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの要素の各々を、被抽出画像の対応する画素のエッジ量に乗算して、画素毎の注目度を算出するステップと、被抽出画像において、注目度が所定の閾値より大きい画素の全てを内包する領域を注目領域として抽出するステップと、を有する。
このような注目領域抽出方法は、被抽出画像を、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップをさらに有し、エッジ量を算出するステップは、被抽出画像及びリサイズ画像毎に、エッジ量を算出するように構成され、注目度を算出するステップは、さらに、リサイズ画像から算出されたエッジ量を、被抽出画像の画素数と同一次元に復元するステップと、被抽出画像から算出されたエッジ量及びリサイズ画像から算出されて復元されたエッジ量の各々に、注目領域重み付けマップの要素の各々を乗算し、さらに、注目領域重み付けマップが乗算されたエッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて画素毎に加算して、画素毎の注目度を算出するステップと、を有することが好ましい。
さらに、このような注目領域抽出方法は、被抽出画像から、注目領域として抽出するステップにおいて抽出された領域を切り出すステップと、切り出された被抽出画像を、少なくとも1つ以上の異なるサイズにリサイズするステップと、切り出された被抽出画像及び切り出された被抽出画像をリサイズした画像毎にエッジ量を算出するステップと、切り出された被抽出画像をリサイズした画像から算出されたエッジ量を、切り出された被抽出画像の次元に復元するステップと、切り出された被抽出画像から算出されたエッジ量及び切り出された被抽出画像をリサイズした画像から算出され、さらに復元されたエッジ量を、予め設定された重みを乗じて画素毎に加算して、切り出された被抽出画像の注目度を算出するステップと、切り出された被抽出画像の注目度を、当該注目度が所定の閾値以上のときを1とし、所定の閾値より小さいときを0として二値化するステップと、この二値化された注目度において、隣接して1が設定されている画素をグループ化し、所定の個数以上の画素が含まれる前記グループを注目領域部分領域として決定し、当該注目領域部分領域の全てを内包する領域を新たな注目領域として抽出するステップと、を有することが好ましい。
また、第2の本発明に係る注目領域抽出方法は、画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像である被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出方法であって、被抽出画像の、輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、当該プレーン毎に、画素の値の標準偏差及び平均値を求めてこの標準偏差を平均値で除算することにより変動係数を算出し、当該変動係数が最も大きいプレーンを処理対象プレーンとして選択するステップと、被抽出画像の処理対象プレーンを、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップと、被抽出画像及びリサイズ画像の処理対象プレーンにおいて、画素毎にエッジ成分を抽出して画素毎のエッジ量を算出するステップと、被抽出画像及びリサイズ画像のうち、次元の最も小さい画像を基準画像とし、残りの被抽出画像及びリサイズ画像から算出されたエッジ量を、基準画像の画素数と同一次元に復元するステップと、基準画像のエッジ量及び復元されたエッジ量の各々の画素に、基準画像の画素数と対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの要素の各々を乗算し、さらに、注目領域重み付けマップが乗算されたエッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて画素毎に加算して、画素毎の注目度を算出するステップと、被抽出画像において、注目度が所定の閾値より大きい画素の全てを内包する領域を前記注目領域として抽出するステップと、を有する。
また、本発明に係るプログラムは、上述の注目領域抽出方法をコンピュータに実行させるものである。
さらに、本発明に係る画像評価装置は、画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像を記憶する記憶部と、この記憶部からデジタル画像を被抽出画像として読み出して、上述の注目領域抽出方法のいずれかにより当該被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出部と、を有する。
本発明に係る注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置を以上のように構成すると、より高速な注目領域の抽出を、より高精度に行うことができ、デジタルスチルカメラ等の組み込み環境下においても実用的な注目領域の抽出を行うことができる。
画像評価装置の構成を表すブロック図である。 データベースのデータ構造を示す説明図である。 上述の画像評価装置で実行される画像評価処理のフローチャートである。 第1の注目領域抽出方法を示すフローチャートである。 ラプラシアン処理に用いるフィルタを示す説明図であり、(a)は8近傍ラプラシアンフィルタを示し、(b)は4近傍ラプラシアンフィルタを示す。 注目領域重み付けマップの一例を説明するための説明図である。 画像評価処理により、画像表示装置に表示された画像の一例を説明するための説明図である。 第2の注目領域抽出方法を示すフローチャートである。 第3の注目領域抽出方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る注目領域抽出方法が実行される画像評価装置100の構成について説明する。図1に示すように、この画像評価装置100は、装置全体を制御する制御部102と、画像及びこの画像の各種情報から構成される画像データが記憶されるデータベース103(記憶部)と、画像を表示するための画像表示部101と、制御部102の制御によりデータベース103に画像データを保存する画像データ保存部104と、制御部102の制御により画像から注目領域を抽出する注目領域抽出部105と、制御部102の制御により抽出された注目領域を画像表示部101に表示する注目領域表示部106と、制御部102に画像データ保存の指示を与える画像保存スイッチ(S/W)107と、制御部102に注目領域抽出開始の指示を与える注目領域抽出開始スイッチ(S/W)108と、画像表示部101への注目領域の表示指示を与える注目領域表示スイッチ(S/W)109とから構成される。
データベース103は、図2に示すように、画像データの格納先や注目領域の座標などが記憶される画像情報格納領域103aと、画像そのものとその属性情報が関連付けられて画像データとして記憶される画像データ格納領域103hとを有する。画像情報格納領域103aは、図2(a)に示すようなデータ構造を有しており、画像データを識別する識別情報(ID)として、例えばファイル名が記憶されるファイル名記憶領域103bと、この画像データの格納先の先頭アドレスが記憶されるアドレス記憶領域103cと、画像の高さ方向(縦方向)のサイズが画素数として記憶される画像サイズ(高さ)記憶領域103dと、画像の幅方向(横方向)のサイズが画素数として記憶される画像サイズ(幅)記憶領域103eと、抽出された注目領域の左上の座標(top,left)が記憶される左上座標記憶領域103fと、当該注目領域の右下の座標(bottom,right)が記憶される右下座標記憶領域103gと、を少なくとも有している。なお、この座標については、画像の左上隅を原点(0,0)とし、高さ方向をx軸、幅方向をy軸として表している。したがって、top及びbottomは原点からの高さ方向の相対位置を画素で示したものであり、left及びrightは原点からの幅方向の相対位置を画素で示したものである。
一方、画像データ格納領域103hは、図2(b)に示すようなデータ構造を有しており、画像そのものが記憶される画像記憶領域103iと、ヘッダ領域、撮影時刻情報などの属性情報が記憶される属性情報記憶領域103jとを有し、1つの画像データに対する情報が1レコードとして管理される。ここで、画像データ格納領域103hに格納されている画像データの格納場所(アドレス)は、画像情報格納領域103aのアドレス記憶領域103cに記憶されており、ファイル名記憶領域103bに記憶されている画像データのファイル名から、読み出そうとする画像データを特定し、この画像データの格納領域の先頭アドレスをアドレス記憶領域103cから抽出して、画像データ格納領域103hから該当する画像データそのものを取得することができる。なお、この画像記憶領域103iと属性情報記憶領域103jとを一つのファイルとして構成するようにしてもよい。このようなデータ構造としては、日本電子工業振興協会(JEIDA)で規格されたExif(Exchangeable image file format)等が知られている。
次に、このような構成の画像評価装置100による注目領域抽出方法を用いた画像評価処理について、図3のフローチャートを合わせて用いて説明する。この画像評価処理は、画像データ保存部104によって行われる画像データ保存処理(ステップS110〜S120)と、注目領域抽出部105によって行われる注目領域抽出処理(ステップS210)と、注目領域表示部106によって行われる注目領域表示処理(ステップS310)とから構成され、これらの処理は、ユーザが画像保存スイッチ107、注目領域抽出開始スイッチ108、または、注目領域表示スイッチ109の何れかを押下することにより実行される。
具体的には、何れかのスイッチ107〜109が押下されると、これらのスイッチ107〜109から処理の開始信号が制御部102に発信される。これを受信した制御部102では、何れのスイッチ107〜109からの開始信号であるかを判定し、判定された開始信号の指示に従って、各部に処理実行を指令する(ステップS100,S200,S300)。各部での処理が終わったら、制御部102は、全ての処理が終了したか判定し(ステップS400)、処理が全て終了したら、この画像評価処理を終了する。ここで、この終了の判定は、例えば、電源オフや図示しない終了スイッチの押下などの終了動作が行われ、この終了動作によって発信された終了信号を制御部102が受信することにより行ってもよい。このような終了動作がされない間は指示待ち状態となり、何れかのスイッチ押下による次の指示があったタイミングで、制御部102は、この指示に従って、画像データ保存処理、注目領域抽出処理、又は、注目領域表示処理のいずれかの処理を続行する。以下、各部の処理の詳細について説明する。
まず、画像評価装置100に画像データを新規に保存する際には、図示しない外部媒体読み取り装置(たとえば、SDカードリーダ)に画像データが格納された媒体(例えばSDカード)を取り付け、画像保存スイッチ107を押下する。この画像保存スイッチ107が押下されると、制御部102は、画像データ保存部104に処理実行を指令する(ステップS100)。そして、画像データ保存部104は、インターフェース(例えば、SDカードインタフェース)を経由して媒体から画像データを読み出し、この画像データに識別IDであるファイル名(例えば、file1.jpg)を付与し、このファイル名とともにデータベース103の画像データ格納領域103hに格納する(ステップS110)。さらに、画像データ保存部104は、記憶された画像データに関する情報を、データベース103の画像情報格納領域103aに記憶し、データベース103を更新する(ステップS120)。この場合、画像データに関する情報として、画像データのファイル名、格納先の先頭アドレス、画像の高さ方向及び幅方向のサイズが、各記憶領域(103b〜103e)に設定される。また、注目領域の左上座標記憶領域103fには原点(0,0)の座標が、右下座標記憶領域103gには、画像の右下の座標(画像の高さ,画像の幅)が、初期値として設定される。
そして、注目領域抽出開始スイッチ108が押下されると、制御部102は、注目領域抽出部105に処理実行を指令する(ステップS200)。注目領域抽出部105は、この命令を受信すると、画像データベース103に記憶されている全ての画像データを対象に、後述する注目領域抽出処理を実行し、その結果(抽出された注目領域に関する情報)を、対応する画像データの画像情報格納領域103a(左上座標記憶領域103f及び右下座標記憶領域103g)に記憶する(ステップS210)。
最後に、注目領域表示スイッチ109が押下されると、制御部102は、注目領域表示部106に処理実行を指示する(ステップS300)。注目領域表示部106は、この命令を受信すると、データベース103の画像データ格納領域103hに記憶された画像データを読み出すとともに、画像情報格納領域103aから各画像の注目領域の左上座標と右下座標を読み出す。そして、この左上座標と右下座標で指定される注目領域に対応するデータが、読み出した画像データから抽出され、所定の表示画像として合成された上で、各画像データが画像表示部101に整列表示される(ステップS310)。図7に、この画像表示部101における画像データの表示例を示す。この図7に示す表示例では、全体画像を画像表示部101に表示した上で、各画像における注目領域を矩形で囲って表示しているが、画像表示部101への表示方法はこれに限定されることはなく、注目領域のみを抽出して表示してもよいし、全体画像と注目領域とを並べて表示してもよい。
それでは、注目領域抽出部105で実行される注目領域抽出処理の詳細として、3つの方法について以下に説明する。なお、上述のように注目領域抽出部105では、データベース103に格納された全ての画像データに対して注目領域の抽出が行われるが、以降においては、1つの画像データに対する注目領域の抽出処理について説明する。また、画像データとして格納されている画像は、輝度(Y)及び2つの色度(Cb,Cr)で表現されたデジタル画像、すなわち、YCbCr表色系で表現されたデジタル画像であるとする。
(第1の注目領域抽出方法)
図4に示すように、注目領域抽出部105では、最初に、注目度マップ作成処理が行われる(ステップS211)。この注目度マップ作成処理では、まず、データベース103に記憶された画像のリサイズ(縮小)処理が行われる。すなわち、データベース103の画像情報格納領域103aから読み出され、処理対象として指定された1つの被抽出画像(以下、「入力画像img1」と呼ぶ)に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした画像を生成する。以下、1/2にリサイズされた画像を「入力画像img2」と呼び、1/4にリサイズされた画像を「入力画像img3」と呼ぶ。
そして、入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンに対して、ラプラシアン(Laplacian)処理が行われる。ここで、入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンを、以下の式(a1)〜(a3)のように定義する。なお、(x,y)は画素の座標を示し、x軸、y軸の定義は上述した通りである。
次に、下記式(b1)〜(b9)を用いて、上記で定義した入力画像img1〜img3のYCbCr各プレーンに対して、図5(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔY1〜3,ΔCb1〜3,ΔCr1〜3)を求める。
上記式(b1)〜(b9)中、演算子「*」は畳み込み演算を意味する。なお、画像の上下端、左右端の画素に対してフィルタを演算する際には、上下端の行と列、または左右端の行と列とをコピーすることにより画像を拡張し、演算を実行するものとする。
そして、以上のようにして求めた各プレーンのラプラシアン画像に対して、以下に示す式(c1)〜(c3)を用いて、プレーンごとに、各プレーンのエッジ成分(隣接画素とのコントラスト)に、予め決められた係数を乗じた上で、3つのプレーンの対応する各画素の値を加算する。これにより、入力画像img1〜img3に応じたラプラシアン画像Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3が求められる。
上記式(c1)〜(c3)中、演算子「×」は各画像の画素値に共通の係数(wY,wCb,wCr)を乗算することを意味する。なお、この係数(wY,wCb,wCr)は、それぞれΔY,ΔCb,ΔCr各々に対する重み付け係数(スカラ値)であり、Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3の計算時においては、共通の値が用いられる。また、係数wMを乗じている3つの項目は、各プレーンの画素数から、各プレーンの平均値(mean(*)で表す)を減算した値の絶対値(abs(*)で表す)に、各々wM_Y等の係数を乗算し、さらに、その総和に係数wMを乗算しているが、これは次段の処理で得られる注目度マップ算出の際に、背景画像からの影響を除去する効果を期待して付け加えられている。
さらに、以下に示す式(d1)〜(d3)を用いて、上述の処理で求めたラプラシアン画像Δimg1〜Δimg3に対し、予め定義されてこの画像評価装置100に設定されている注目領域重み付けマップwMapを乗算することにより、ラプラシアン画像ごとの注目度マップSal1〜Sal3を求める。その後、以下に示す式(d4)を用いて、注目度マップSal1〜Sal3をwd1〜wd3で重み付けして、対応する画素毎に加算することにより、画素毎の注目度から構成される当該入力画像の注目度マップSalを得る。
なお、上記式(d1)〜(d3)中、resize(*,*)は、第1引数の行列(画素)を、第2引数の倍率により、リサイズ(元の画像サイズに復元)する関数を意味する。すなわち、式(d2),(d3)では、入力画像img1の次元に対して、それぞれ1/2、1/4されているため、これらのラプラシアン画像Δimg2,Δimg3を元の画像の次元にリサイズしている。また、wMapは注目領域重み付けマップであり、Δimg1と次元数を等しくした行列である。例えば、Δimg1の次元(すなわち、入力画像img1の次元)が80×120(画素)の場合には、wMapは同様に80×120(画素)の次元を有する。なお、wMapは以下に示す式(d5)及び(d6)により表される混合ガウス型のマップである。また、Sal1〜Sal3の定義式(d1)〜(d3)に現れる行列に対する演算子「×」は当該演算子の両側にある行列の各要素を各々乗算することを意味する。そのため、必然的に、2つの行列の次元は一致している必要がある。また、式(d4)中、wd1〜wd3はSal1〜Sal3に対する重み付け因子(スカラ値)である。
上記式(d5)及び(d6)中、μn及びgwnは、wMapを形成する各ガウシアン(nでインデクス付けしている)の平均ベクトル、及び、共分散行列Σの重み付け係数をそれぞれ示す。ここで、この注目領域重み付けマップwMapの例を図6に示す。この図6に示す注目領域重み付けマップwMapは、5つのガウシアン分布を組み合わせた場合を示している。なお、この注目領域重み付けマップwMapは、例えば、サンプル画像を収集して解析することにより生成される。
上述のようにして注目度マップが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS212)が行われる。具体的には、以下に示す式(e1)を用いて、作成された注目度マップから、所定の閾値th以上の注目度を持つ点(画素)を抽出し、それらを注目点(POI)として定義する。
注目点(POI)の抽出が完了すると、次に、注目領域(ROI)決定処理(ステップS213)が行われる。まず、上記注目点(POI)抽出処理で求められたPOIを全て内包する領域、すなわち、画像中の全注目点(POI)を含む最小矩形領域の左上座標(top,left)及び右下座標(bottom,right)を求め、この領域を最終的な注目領域(ROI)とする。具体的には、以下の式(f1)〜(f5)で定義された手順を順次実行する。下記式中、x,yは、注目点のx座標、y座標を表し、添え字nは抽出された注目点のIDを表す。
上記式(f2)〜(f5)で求められた注目領域(ROI)の左上座標(top,left)及び右下座標(bottom,right)の値が、画像情報格納領域103aの左上座標記憶領域103f及び右下座標記憶領域103gに記憶され、データベース103が更新される(ステップS214)。
以上のように、一つの被抽出画像をリサイズ(縮小)した2つのリサイズ画像を生成して次元の異なる3つの画像とし、それぞれの画像を構成する3つのプレーンに対してエッジ抽出処理をして重み付けをした上で合成し、また、次元の異なる3つの画像の各々に対して注目領域重み付けマップwMapで重み付けをして、さらにこれらの3つの画像を重み付けして合成して注目マップSalを生成することにより、注目領域の抽出の精度を向上させることができる。
(第2の注目領域抽出方法)
次に、第2の注目領域抽出方法について説明する。この方法は、上述の第1の注目領域抽出方法により注目領域を大まかに抽出し(以下、「ラフ抽出処理」と呼ぶ)、その後、抽出された注目領域を基に、再度注目領域の抽出処理を行って(以下「ファイン抽出」と呼ぶ)、注目領域の抽出処理の高精度化を図っている。
この第2の注目領域抽出方法の詳細を、図8のフローチャートを用いて説明する。この図8に示すように、まず、注目領域抽出部105によって、ラフ抽出処理(ステップS221〜S223)が行われる。この処理では、最初に注目度マップ作成処理が行われる(ステップS221)。この処理の詳細は、第1の注目領域抽出方法と同様であり、データベース103から画像データが読み出され、処理対象として指定された被抽出画像(入力画像img1)に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした入力画像img2及び入力画像img3が作成される。そして、これらの入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンに対して、前出の式(a1)〜(a3)を用いて、ラプラシアン処理が行われる。
さらに、第1の注目領域抽出方法と同様に、前出の式(b1)〜(b9)を用いて、上記で定義された入力画像img1〜img3のYCbCr各プレーンに対して、図5(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔY1〜3、ΔCb1〜3、ΔCr1〜3)が求められる。
そして、このようにして求めた各プレーンのラプラシアン画像に対して、前出の式(c1)〜(c3)を用いて、プレーンごとに、各画素に対して予め決められた係数を乗じた上で、各値を加算することにより、入力画像img1〜img3に応じたラプラシアン画像Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3が求められる。その後、前出の式(d1)〜(d6)を用いて、入力画像の第1の注目度マップSalが求められる。
上述のようにして第1の注目度マップSalが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS222)が行われる。この処理も、第1の注目領域抽出方法と同様に、前出の式(e1)を用いて、閾値th以上の注目度を持つ点(画素)を抽出し、それらを第1の注目点(POI)と定義する。そして、次の注目領域(ROI)決定処理(ステップS223)では、この抽出された第1の注目点(POI)を基に、前出の式(f1)〜(f5)を用いて、第1の注目領域が求められる。なお、このラフ抽出処理にて求められた第1の注目領域を、以下、「ROIrough」と呼ぶ。
次に、ファイン抽出処理(ステップS224〜S226)について説明する。上記のラフ抽出処理で抽出された第1の注目領域ROIroughを基に、ファイン抽出処理が行われる。この処理では、まず、注目度マップの再生成処理が行われる(ステップS224)。この場合、入力画像img1から第1の注目領域ROIroughに対応する領域を切り出して、この領域をファイン抽出処理用の入力画像img1fineとする。この際、ROIroughで既定される領域の幅及び高さが4の倍数ではない場合は、下端行及び右端列をそれぞれコピーたしたものをimg1fineに付与することとする。なお、右下隅についてはコピー元の右下隅の情報を用いることができる。この入力画像img1fineを基に、ラフ抽出処理と同様に、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズ(復元)した入力画像img2fine及び入力画像img3fineが生成される。これらを基に、前出の式(d1)〜(d4)を用いて、入力画像の第2の注目度マップSalが求められる。この一連の処理は、基本的にはラフ抽出処理と同様の処理となるが、各式中のパラメータはラフ抽出処理とは異なる値となる。また、前出の注目度マップSal1〜Sal3を求める式(d1)〜(d3)の注目領域重み付けマップwMap(x,y)は、x,yの値によらず全て1とする(すなわち、このファイン抽出処理では、注目領域重み付けマップwMapによる重み付けは行わない)。
第2の注目度マップの再生成が終了すると、次に、この第2の注目度マップの2値化処理が行われる(ステップS225)。すなわち、上記注目度マップの再生成処理を行った結果得られた第2の注目度マップSal(以下、「Salfine」と呼ぶ)に対して、所定の閾値thfineを基に、以下に示す式(g1)〜(g2)を用いて、2値化処理を行うことにより(注目度マップの各画素の値が、閾値thfine以上のときは「1」とし、それより小さいときは「0」とする)、2値化注目度マップ(以下、「Salbin」と呼ぶ)を生成する。
注目度マップの2値化処理では、次に、上記式(g1)又は(g2)で生成されたSalbinに対して、図5(b)に示すような4近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、2値化注目度マップSalbinのエッジ成分(輪郭成分にほぼ等しい)の抽出が行われる。そして、この畳み込み演算の結果が0ではない優位な値を持つ画素に対して、以下に示す手順(1)〜(3)によりラベリング処理が行われる。
(1)ラベル値をλと定義し、このλ=0を初期値として、Salbin上の左上から順方向ラスタ走査を行う。
(2)走査の過程で、ラベル値が付与されておらず、画素値が0でない画素を発見した時、当該画素にラベル付けを行う。この際、既走査の8近傍画素に付与されているラベル値に応じて、以下の通り、付与するラベル値λを変化させる。
(i)既走査の8近傍画素の全ての画素値が0であった場合、ラベル値λを1カウントアップ(λ=λ+1)して、当該画素にラベル値λを付与する。
(ii)ラベル値が1種類の場合は、λの更新を行わず、当該画素にラベル値λを付与する。
(iii)ラベル値が2種類(λ,λ′,λ<λ′)の場合は、当該画素にラベル値λを付与し、さらに、既走査画素においてλ′のラベル値が付与されている画素を全てラベル値λに変更する。
(3)上記(2)の処理を、Salbin上の全ての画素に対して行う。
次に、注目度マップの2値化処理において、ラベリング結果の評価が行われる。まず、上記のようにSalbin上の0でない全画素を対象にラベリング処理を行った後、ラベル値ごとに、付与されている画素の個数nλをカウントする。このnλを所定の閾値thλにより評価し、nλがthλよりも大きいラベルを抽出する。その後、当該ラベルが付与されている画素(の集合)を、注目領域部分領域POIfineと定義する。
注目度マップの2値化処理が終了すると、次に、注目領域(ROI)の決定処理(ステップS226)が行われる。この処理では、上述の通り求めた注目領域部分領域POIfineを全て内包する最小矩形領域の左上座標(top,left)及び右下座標(bottom,right)が求められ、この領域が第2の注目領域抽出方法における最終的な注目領域(ROI)となる。具体的には、前出の式(f1)〜(f5)で定義された手順が順次実行される。このようにして求められた左上座標(top,left)及び右下座標(bottom,right)の値が、画像情報格納領域103aの左上座標記憶領域103f及び右下座標記憶領域103gに記憶され、データベース103が更新される(ステップS227)。このように、第2の注目領域抽出方法によると、注目領域抽出処理をラフ抽出処理とファイン抽出処理の2段階で行うことで、注目領域の抽出をより高精度に行うことが可能となる。
(第3の注目領域抽出方法)
次に、第3の注目領域抽出方法について説明する。第1の注目領域抽出方法では、注目度マップを作成する際に、YCbCrの3つのプレーン全てを評価していたが、第3の注目領域抽出方法では、YCbCrの何れか1つのプレーンのみを処理対象として、注目度マップを作成した上で、注目領域の抽出を行っている。これにより、第3の注目領域抽出方法では、注目領域の抽出処理の高速化を図っている。
以下、注目領域抽出部105における注目領域抽出処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。この図9に示すように、まず、注目領域抽出部105によって、変動係数の計算及び処理対象プレーンの選択処理(ステップS231)が行われる。この処理では、まず、データベース103から画像データが読み出され、処理対象として指定された被抽出画像(入力画像img1)に対して、各プレーンの変動係数が算出される。ここで、Yプレーンの変動係数をVY、Cbプレーンの変動係数をVCb、Crプレーンの変動係数をVCrと定義したとき、これらの変動係数は、以下に示す式(h1)〜(h3)を用いて求められる。
上記式(h1)〜(h3)中、sd(*)は当該プレーンにおける画素のエッジ成分の標準偏差を求める演算を意味し、mean(*)は当該プレーンにおける画素のエッジ成分の平均値を求める演算を意味する。
このように変動係数が求まったら、以下に示す式(i1)を用いて、処理対象プレーンSPの選択を行う。
上記式(i1)中、max(*)は引数で最大の要素を返す関数であり、argはmax(*)の返り値がVY,VCb,VCrいずれのプレーンであるかを判定する演算子である。すなわち、変動係数が最も大きなプレーンが処理対象プレーンとして選択される。例えば、VY,VCb,VCrのうち、Yプレーンの変動係数VYが最も大きな値であった場合、処理対象プレーンはYプレーンとなる。以下、この処理対象プレーンを、「SP」と呼ぶが、例えば、入力画像img1に対して選択された処理対象プレーンを、「SP1」と呼ぶ。
処理対象プレーンSPの選択が終了すると、次に、この処理対象プレーンSPに対して注目度マップ作成処理が行われる(ステップS232)。まず、入力画像のリサイズが行われるが、処理対象として指定された入力画像img1に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした入力画像img2及び入力画像img3が生成される。なお、入力画像img2及び入力画像img3の処理対象プレーンは、それぞれ「SP2」、「SP3」と呼ぶ。
次に、以下に示す式(b1′)〜(b3′)を用いて、入力画像img1〜img3の処理対象プレーンSP1〜SP3に対して、図5(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔSP1〜ΔSP3)を求める。
上記式(b1′)〜(b3′)中、演算子「*」は畳み込み演算を意味する。なお、画像の上下端、左右端の画素に対してフィルタを演算する際には、上下端の行と列、または左右端の行と列とをコピーすることにより画像を拡張し、演算を実行するものとする。
そして、以下に示す式(d1′)〜(d3′)を用いて、上述のようにして求めたラプラシアン画像Δimg1〜Δimg3に対し、予め設定されている注目領域重み付けマップwMapを乗算することにより、ラプラシアン画像ごとの注目度マップSal1〜Sal3を求める。その後、以下に示す式(d4)を用いて、Sal1〜Sal3をwd1〜wd3で重み付けして画素毎に加算することにより、入力画像全体の注目度マップSalを得る。
上記式(d1′)〜(d3′)中、resize(*,*)は、第1引数の行列(画素)を、第2引数の倍率により、リサイズする関数を意味する。すなわち、第1の注目領域抽出方法では、被抽出画像である入力画像img1の次元にリサイズしていたが、この第3の注目領域抽出方法では、次元の最も小さい入力画像img3を基準画像とし、残りの入力画像img1,img2をこの基準画像の次元にリサイズしている。そのため、注目領域重み付けマップwMapは、基準画像(Δimg3)と次元数を等しくした行列となる。例えば、Δimg3の次元(すなわち、入力画像img3の次元)が20×30(画素)の場合には、wMapは同様に20×30(画素)の次元を有する。各式の演算子の意味については、前出の式(d1)〜(d4)の説明で述べた通りである。なお、wMapは前出の式(d5)及び(d6)により表される混合ガウス型のマップである(図6参照)。
上述のようにして注目度マップが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS233)が行われる。下記式(e1′)を用いて、生成した注目度マップSalから、予め決定しておいた閾値thSP以上の注目度を持つ点を抽出し、それらを注目点(POI)と定義する。
なお、閾値thSPは、選択された処理対象プレーンがY,Cb,Cr何れかによって、それぞれ異なる値が用いられる。この閾値thSPは、プレーンごとに予め決められた固定値であってもよいし、以下に示す式(j1)及び(j2)を用いて動的に求めてもよい。なお、上記式(j1)中、VSPはSに対応した変動係数であり、paramSPは以下の式(j2)で表され、SPに応じて固定値を持つ、予め決められたパラメータを意味する。
上記注目点(POI)の抽出処理が完了すると、次の注目領域(ROI)決定処理(ステップS234)では、この抽出された注目点(POI)を基に、前出の式(f1)〜(f5)を用いて、注目領域ROIの左上座標(top,left)及び右上座標(bottom,right)が求められる。なお、上述のように、基準画像(次元の最も小さい画像であって、上述の場合は入力画像img3)の次元にリサイズされているため、基準画像と被抽出画像(入力画像img1)の次元が異なる場合には、注目領域ROIの座標を被抽出画像の次元に変換(復元)する必要がある。
このようにして求められた左上座標(top,left)及び右下座標(bottom,right)の値が、画像情報格納領域103aの左上座標記憶領域103f及び右下座標記憶領域103gに記憶され、データベース103が更新される(ステップS235)。この第3の注目領域抽出方法によると、YCbCrの1つのプレーンのみを処理対象とすることで、注目領域の抽出をより高速に行うことが可能となる。
なお、この画像評価装置100は、中央演算装置(CPU)やメモリ等を有し、上述の画像評価処理及びこの画像評価処理で実行される注目領域抽出方法は、このCPUで実行されるプログラムとして実装することができる。ここで、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体または記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してディジタル信号として配信される場合もある。このとき、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。あるいは、特別のCPUやメモリ等を設けずに、以上の処理をASICやDSP等に論理回路として構成することも可能である。また、上述の画像評価処理及びこの画像評価処理で実行される注目領域抽出方法はスライドショーにおける自動ズームセンターを決定する場合や画像編集ソフトで自動トリミングをする場合、カメラのオートフォーカス(AF)領域や自動露光(AE)決定領域を決定する場合に適用することができるが、これに限定されることはない。
100 画像評価装置 103 データベース 105 注目領域抽出部

Claims (6)

  1. 画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像である被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出方法であって、
    前記被抽出画像の、前記輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、当該画素毎に、前記被抽出画像のエッジ成分を抽出し、前記画素毎に、前記3つのプレーンの各々の前記エッジ成分を重み付けして加算することにより、前記画素毎のエッジ量を算出するステップと、
    前記被抽出画像の画素数と対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの前記要素の各々を、前記被抽出画像の対応する前記画素の前記エッジ量に乗算して、前記画素毎の注目度を算出するステップと、
    前記被抽出画像において、前記注目度が所定の閾値より大きい画素の全てを内包する領域を前記注目領域として抽出するステップと、を有する注目領域抽出方法。
  2. 前記被抽出画像を、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップをさらに有し、
    前記エッジ量を算出するステップは、前記被抽出画像及び前記リサイズ画像毎に、前記エッジ量を算出するように構成され、
    前記注目度を算出するステップは、さらに、
    前記リサイズ画像から算出された前記エッジ量を、前記被抽出画像の画素数と同一次元に復元するステップと、
    前記被抽出画像から算出された前記エッジ量及び前記リサイズ画像から算出されて復元された前記エッジ量の各々に、前記注目領域重み付けマップの前記要素の各々を乗算し、さらに、前記注目領域重み付けマップが乗算された前記エッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて前記画素毎に加算して、前記画素毎の前記注目度を算出するステップと、を有する請求項1に記載の注目領域抽出方法。
  3. さらに、
    前記被抽出画像から、前記注目領域として抽出するステップにおいて抽出された前記領域を切り出すステップと、
    前記切り出された前記被抽出画像を、少なくとも1つ以上の異なるサイズにリサイズするステップと、
    前記切り出された被抽出画像及び前記切り出された被抽出画像をリサイズした画像毎に前記エッジ量を算出するステップと、
    前記切り出された被抽出画像をリサイズした画像から算出されたエッジ量を、前記切り出された被抽出画像の次元に復元するステップと、
    前記切り出された被抽出画像から算出された前記エッジ量及び前記切り出された被抽出画像をリサイズした画像から算出され、さらに復元された前記エッジ量を、予め設定された重みを乗じて前記画素毎に加算して、前記切り出された被抽出画像の注目度を算出するステップと、
    前記切り出された被抽出画像の前記注目度を、当該注目度が所定の閾値以上のときを1とし、所定の閾値より小さいときを0として二値化するステップと、
    前記二値化された注目度において、隣接して1が設定されている画素をグループ化し、所定の個数以上の画素が含まれる前記グループを注目領域部分領域として決定し、当該注目領域部分領域の全てを内包する領域を新たな注目領域として抽出するステップと、を有する請求項2に記載の注目領域抽出方法。
  4. 画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像である被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出方法であって、
    前記被抽出画像の、前記輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、当該プレーン毎に、前記画素の値の標準偏差及び平均値を求めて前記標準偏差を前記平均値で除算することにより変動係数を算出し、当該変動係数が最も大きい前記プレーンを処理対象プレーンとして選択するステップと、
    前記被抽出画像の前記処理対象プレーンを、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップと、
    前記被抽出画像及び前記リサイズ画像の前記処理対象プレーンにおいて、前記画素毎にエッジ成分を抽出して前記画素毎のエッジ量を算出するステップと、
    前記被抽出画像及び前記リサイズ画像のうち、次元の最も小さい画像を基準画像とし、残りの前記被抽出画像及び前記リサイズ画像から算出された前記エッジ量を、前記基準画像の画素数と同一次元に復元するステップと、
    前記基準画像の前記エッジ量及び復元された前記エッジ量の各々の画素に、前記基準画像の画素数と対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの前記要素の各々を乗算し、さらに、前記注目領域重み付けマップが乗算された前記エッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて前記画素毎に加算して、前記画素毎の前記注目度を算出するステップと、
    前記被抽出画像において、前記注目度が所定の閾値より大きい画素の全てを内包する領域を前記注目領域として抽出するステップと、を有する注目領域抽出方法。
  5. 請求項1〜4いずれか一項に記載の注目領域抽出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 画素毎に、輝度及び2つの色度で表現されたデジタル画像を記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記デジタル画像を被抽出画像として読み出して、請求項1〜4いずれか一項に記載の注目領域抽出方法により当該被抽出画像の注目領域を抽出する注目領域抽出部と、を有する画像評価装置。
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