JP5160866B2 - 表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板 - Google Patents
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Description
しかし、GFには、一般に以下のような問題がある。
GFには亀甲模様状スパングルが形成されるが、このスパングルは、めっき条件(例えば、めっき前焼鈍、浴成分)、めっき後の冷却条件(例えば、冷却速度)等によって形態が異なり、このため、裸使用の場合に外観を損なうことがある。また、塗装を施してカラー鋼板とした場合、スパングルが塗装面に浮き上がり、塗装後の外観を損なうこともある。このため、近年では、スパングルの無い金属光沢をもつ美麗なめっき層を有するGFに対する要求が増加している。
黒変色を抑制する方法としては、Fe、Ni、Co等のイオンを含む水溶液でめっき鋼板表面を置換処理し、Fe、Ni、Co等をめっき層表面に析出させる方法がある(例えば、特許文献1)。しかし、この方法は置換処理工程が新たに必要となるため、製造工程が複雑化する。したがって、耐食性を付与する目的で行う化成処理工程において耐黒変性も同時に向上させる技術が必要となる。
また、自動車、建築、土木、家電等の分野では後塗装を施す場合があり、塗料密着性が必要となる。塗料密着性には、めっき皮膜/化成皮膜界面の密着性と、化成皮膜/塗膜界面の密着性が重要であり、各界面での密着性が不十分であると、塗膜が剥がれる問題が生じる。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、表面処理組成物や皮膜中に6価クロムを含まず、優れた耐黒変性、耐食性および塗料密着性を有するとともに、めっき外観性にも優れた表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板を提供することにある。
(i)めっき組成としては、一般的なGFのAl濃度をベースとして、これに適量のMgとNiを含有させせることにより、スパングルの無い若しくは非常に微細なスパングルが形成された金属光沢をもつ美麗なめっき外観を有するとともに、耐黒変性も改善された溶融Zn−Al系合金めっき鋼板が得られる。
[1]鋼板の少なくとも一方の表面に、Al:1.0〜10質量%、Mg:0.2〜1.0質量%、Ni:0.005〜0.1質量%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物からなる溶融Zn−Al系合金めっき層を有する溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の表面に、
加水分解性チタン化合物、加水分解性チタン化合物の低縮合物、水酸化チタン、水酸化チタンの低縮合物の中から選ばれる少なくとも1種のチタン化合物を過酸化水素水と混合して得られるチタン含有水性液(A)を固形分の割合で5〜60質量%、ニッケル化合物又は/及びコバルト化合物(B)を固形分の割合で0.01〜1質量%、弗素含有化合物(C)を固形分の割合で1〜40質量%、水溶性有機樹脂又は/及び水分散性有機樹脂(D)を固形分の割合で31〜85質量%含有する表面処理組成物(H)を塗布し、乾燥させることにより形成された皮膜付着量が0.5〜3.0g/m2の表面処理皮膜を有することを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
[2]上記[1]の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板において、弗素含有化合物(C)が、ジルコン弗化アンモニウム、ジルコン弗化水素酸の中から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板において、表面処理組成物(H)が、さらに、バナジン酸化合物(F)を固形分の割合で0.1〜30質量%含有することを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかの表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板において、表面処理組成物(H)が、さらに、炭酸ジルコニウム化合物(G)を固形分の割合で0.1〜20質量%含有することを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかの表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板において、水溶性有機樹脂又は/及び水分散性有機樹脂(D)が、水分散性アクリル樹脂であることを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
前記加水分解性チタン化合物は、チタンに直接結合する加水分解性基を有するチタン化合物であって、水、水蒸気などの水分と反応することにより水酸化チタンを生成するものである。また、加水分解性チタン化合物は、チタンに結合する基の全てが加水分解性基であるものでもよいし、チタンに結合する基の一部が加水分解性基であるものでもよい。
前記加水分解性基としては、上記したように水分と反応することにより水酸化チタンを生成させるものであれば特に制限はないが、例えば、低級アルコキシル基やチタンと塩を形成する基(例えば、塩素などのハロゲン原子、水素原子、硫酸イオンなど)などが挙げられる。
加水分解性基として、チタンと塩を形成する基を有する加水分解性チタン化合物としては、塩化チタン、硫酸チタンなどが代表的なものとして挙げられる。
加水分解性基がチタンと塩を形成する基である加水分解性チタン化合物(例えば、塩化チタン、硫酸チタンなど)については、その加水分解性チタン化合物の水溶液とアンモニアや苛性ソーダなどのアルカリ溶液との反応により得られるオルトチタン酸(水酸化チタンゲル)も低縮合物として使用できる。
以上挙げた加水分解性チタン化合物、加水分解性チタン化合物の低縮合物、水酸化チタン、水酸化チタンの低縮合物は、1種又は2種以上を使用できるが、そのなかでも、上述した一般式で示される加水分解性チタン化合物であるテトラアルコキシチタンが特に好ましい。
(i)含水酸化チタンのゲル又はゾルに過酸化水素水を添加して得られるチタニルイオン過酸化水素錯体又はチタン酸(ペルオキソチタン水和物)水溶液(特開昭63−35419号公報、特開平1−224220号公報参照)。
このチタニア膜形成用液体を得る場合、チタンと塩を形成する基を有する塩化チタンや硫酸チタンの水溶液とアンモニアや苛性ソーダなどのアルカリ溶液とを反応させることによりオルトチタン酸と呼ばれる水酸化チタンゲルを沈殿させる。次いで、水を用いたデカンテーションによって水酸化チタンゲルを分離し、良く水洗し、さらに過酸化水素水を加え、余分な過酸化水素を分解除去することにより、黄色透明粘性液体を得ることができる。
このゾルはチタン原子以外に酸素原子と水素原子しか含まないので、乾燥や焼成によって酸化チタンに変化する場合、水と酸素しか発生しないため、ゾルゲル法や硫酸塩などの熱分解に必要な炭素成分やハロゲン成分の除去が必要でなく、低温でも比較的密度の高い酸化チタン膜を形成することができる。
この加水分解性チタン化合物aを用いたチタン含有水性液(A)は、加水分解性チタン化合物aと過酸化水素水とを反応させることにより、加水分解性チタン化合物aが水で加水分解されて水酸基含有チタン化合物を生成し、次いで、この水酸基含有チタン化合物に過酸化水素が配位するものと考えられ、この加水分解反応及び過酸化水素による配位が同時近くに起こることにより得られたものであり、室温域での安定性が極めて高く、長期の保存に耐えるキレート液を生成する。従来の製法で用いられる水酸化チタンゲルは、Ti−O−Ti結合により部分的に三次元化しており、このゲルと過酸化水素水を反応させたチタン含有水性液(A)とは組成及び安定性が本質的に異なる。
表面処理組成物(H)を塗布した後の加熱温度としては、例えば200℃以下、特に150℃以下が好ましく、このような温度で加熱乾燥することにより、水酸基を若干含む非晶質(アモルファス)の酸化チタン含有皮膜が形成できる。
また、上記したような80℃以上の加熱処理又はオートクレーブ処理を経て得られた酸化チタン分散液をチタン含有水性液(A)として用いた場合、表面処理組成物(H)を塗布するだけで結晶性の酸化チタン含有皮膜が形成できるため、加熱処理できない材料のコーティング材として有用である。
前記酸化チタンゾルは、無定型チタニア微粒子又は/及びアナタース型チタニア微粒子が水(必要に応じて、例えばアルコール系、アルコールエーテル系などの水性有機溶剤を添加してもよい)に分散したゾルである。この酸化チタンゾルとしては、従来公知のものを使用することができ、例えば、(i)硫酸チタンや硫酸チタニルなどの含チタン溶液を加水分解して得られる酸化チタン凝集物、(ii)チタンアルコキシドなどの有機チタン化合物を加水分解して得られる酸化チタン凝集物、(iii)四塩化チタンなどのハロゲン化チタン溶液を加水分解又は中和して得られる酸化チタン凝集物、などの酸化チタン凝集物を水に分散した無定型チタニアゾル、或いは前記酸化チタン凝集物を焼成してアナタース型チタン微粒子とし、このものを水に分散したゾルを使用することができる。
チタン含有水性液(A1)において、上記酸化チタンゾルxとチタン過酸化水素反応物y(加水分解性チタン化合物aと過酸化水素水との反応生成物)との質量比率x/yは、1/99〜99/1、好ましくは約10/90〜90/10の範囲が適当である。質量比率x/yが1/99未満では、安定性、光反応性などの点において酸化チタンゾルを添加した効果が十分に得られず、一方、99/1を超えると造膜性が劣るので好ましくない。
チタン含有水性液(A1)の生成形態やその特性は、さきに述べた加水分解性チタン化合物aを用いたチタン含有水性液(A)と同様であるが、特に、酸化チタンゾルを使用することにより、合成時に一部縮合反応が起きて増粘するのが抑えられる。その理由は、縮合反応物が酸化チタンゾルの表面に吸着され、溶液状態での高分子化が抑えられるためであると考えられる。
表面処理組成物(H)を塗布した後の加熱温度としては、例えば200℃以下、特に150℃以下が好ましく、このような温度で加熱乾燥することにより、水酸基を若干含むアナタース型の酸化チタン含有皮膜が形成できる。
以上述べたように、チタン含有水性液(A)の中でも、加水分解性チタン化合物aを用いたチタン含有水性液(A)やチタン含有水性液(A1)は、貯蔵安定性、耐食性などに優れた性能を有するので、本発明ではこれらを使用することが特に好ましい。
チタン含有水性液(A)には、必要に応じて、他のゾルや顔料を添加分散させることもできる。例えば、添加物としては、市販の酸化チタンゾルや酸化チタン粉末、マイカ、タルク、シリカ、バリタ、クレーなどが挙げられ、これらの1種以上を添加することができる。
表面処理組成物(H)中でのチタン含有水性液(A)の添加量は、処理液安定性の観点から、固形分の割合で5〜60質量%、好ましくは8〜40質量%とする。チタン含有水性液(A)の添加量(固形分割合)が5質量%未満、60質量%超のいずれの場合も処理液安定性が劣る。
表面処理組成物(H)中でのニッケル化合物又は/及びコバルト化合物(B)の添加量は、耐黒変性と耐食性を両立させるという観点から、固形分の割合で0.01〜1質量%、好ましくは0.05〜0.7質量%とする。ニッケル化合物又は/及びコバルト化合物(B)の添加量が0.01質量%未満では耐黒変性の改善効果が十分に得られず、一方、1質量%を超えると耐食性が低下してしまう。
表面処理組成物(H)中での弗素含有化合物(C)の添加量は、固形分の割合で1〜40質量%、好ましくは2〜30質量%とする。弗素含有化合物(C)の添加量が1質量%未満では、処理液とめっき表面との反応性が劣る結果、十分な耐食性が得られず、また、耐黒変性も向上しない。一方、40質量%を超えると、処理液のエッチング性が高くなる結果、めっき表面が過剰にエッチングされ、却って耐食性が劣化してしまう。
これらのなかでも特に、水溶性又は水分散性のアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂及びエポキシ系樹脂の中から選ばれる少なくとも1種の有機樹脂を用いることが表面処理組成物の貯蔵安定性の面から好ましい。また特に、水分散性のアクリル系樹脂を水溶性有機樹脂又は/及び水分散性有機樹脂(D)中に固形分の割合で50質量%以上、好ましくは70質量%以上用いることが、表面処理組成物の貯蔵安定性と塗膜性能とのバランスの面から好ましい。
具体的には、例えば多段重合法において、初期の重合ではカルボキシル基、アミノ基、水酸基、ポリオキシアルキレン基などの親水性の基を有する不飽和単量体の比率を少なくし、最終的な重合においては親水性の基を有する不飽和単量体の比率を多くすることにより得ることができる。
また、水分散性のアクリル系樹脂における樹脂のガラス転移温度は25〜80℃、好ましくは28〜75℃であることが、表面処理組成物(H)により形成される皮膜の耐食性、耐黒変性などの点から適している。
1/Tg(゜K)=(W1/T1)+(W2/T2)+・・
Tg(℃)=Tg(゜K)−273
各式中、W1,W2,・・は共重合に使用されたモノマーのそれぞれの質量%、T1,T2,・・はそれぞれ単量体のホモポリマ−のTg(゜K)を表わす。なお、T1,T2,・・は、Polymer Hand Book(Second Edition,J.Brandup・E.H.Immergut 編)III-139〜179頁による値である。また、モノマーのホモポリマーのTgが明確でない場合のガラス転移温度(℃)は、静的ガラス転移温度とし、例えば、示差走査熱量計「DSC−220U」(セイコーインスツルメント社製)を用いて試料を測定カップにとり、真空吸引して完全に溶剤を除去した後、3℃/分の昇温速度で−20℃〜+200℃の範囲で熱量変化を測定し、低温側の最初のベースラインの変化点を静的ガラス転移温度とする。
前記アミノ基含有不飽和単量体などのような含窒素不飽和単量体としては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの含窒素アルキル(メタ)アクリレート;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドなどの重合性アミド類;2−ビニルピリジン、1−ビニル−2−ピロリドン、4−ビニルピリジンなどの芳香族含窒素モノマー;アリルアミンなどが挙げられる。
前記親水性の基を有する不飽和単量体と共重合可能な不飽和単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレートなどの炭素数1〜24のアルキル(メタ)アクリレート;酢酸ビニルなどが挙げられる。
以上挙げた不飽和単量体は、1種又は2種以上を用いることができる。なお、本願の記載において、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタアクリレート」を意味する。
(1)ポリウレタンポリマーの側鎖又は末端に水酸基、アミノ基、カルボキシル基などのイオン性基を導入することにより親水性を付与し、自己乳化により水中に分散又は溶解する方法。
(2)反応の完結したポリウレタンポリマー又は末端イソシアネート基をオキシム、アルコール、フェノール、メルカプタン、アミン、重亜硫酸ソーダなどのブロック剤でブロックしたポリウレタンポリマーを乳化剤と機械的剪断力を用いて強制的に水中に分散する方法。さらに、末端イソシアネート基を持つウレタンポリマーを水、乳化剤及び鎖伸長剤と混合し、機械的剪断力を用いて分散化と高分子量化を同時に行う方法。
(3)ポリウレタン主原料のポリオールとしてポリエチレングリコールのごとき水溶性ポリオールを使用し、水に可溶なポリウレタンとして水中に分散又は溶解する方法。
なお、ポリウレタン系樹脂は、上述した分散又は溶解方法のうち異なる方法で得られたものを混合して用いることもできる。
ポリウレタン系樹脂の市販品としては、ハイドランHW−330、同HW−340、同HW−350(いずれも商品名,大日本インキ化学工業社製)、スーパーフレックス100、同150、同E−2500、同F−3438D(いずれも商品名,第一工業製薬社製)などを挙げることができる。
前記有機リン酸化合物(E)としては、例えば、1−ヒドロキシメタン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシプロパン−1,1−ジホスホン酸などのヒドロキシル基含有有機亜リン酸;2−ヒドロキシホスホノ酢酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸などのカルボキシル基含有有機亜リン酸、及びこれらの塩などが好適なものとして挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
表面処理組成物(H)中での有機リン酸化合物(E)の添加量は、固形分の割合で5〜60質量%であることが、チタン含有水性液(A)の貯蔵安定性や耐水付着性などの点から好ましい。有機リン酸化合物(E)の添加量が5質量%未満では、チタン含有水性液(A)の貯蔵安定性の改善効果が少ない。一方、60質量%を超えると、リン酸が過剰に存在する結果、耐水性が劣化してしまう。有機リン酸化合物(E)のより好ましい添加量は、8〜50質量%である。
表面処理組成物(H)中でのバナジン酸化合物(F)の添加量は、固形分の割合で0.1〜30質量%であることが、アルカリ脱脂後耐食性の点から好ましい。バナジン酸化合物(F)の添加量が0.1質量%未満であると、アルカリ脱脂後の耐食性の改善効果が不十分である。一方、30質量%を超えると、Vが過剰に存在するため十分な耐食性を発現できない。バナジン酸化合物(F)のより好ましい添加量は、0.5〜20質量%である。
表面処理組成物(H)中での炭酸ジルコニウム化合物(G)の添加量は、固形分の割合で0.1〜20質量%であることが、耐食性などの点から好ましい。炭酸ジルコニウム化合物(G)の添加量が0.1質量%未満であると、耐食性の改善効果が不十分である。一方、20質量%を超えると、Zrが過剰に存在するため十分な耐食性を発現できない。炭酸ジルコニウム化合物(G)のより好ましい添加量は、0.2〜15質量%である。
また、表面処理組成物(H)は、必要に応じて、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール系溶剤、プロピレングリコール系溶剤などの親水性溶剤で希釈して使用することができる。
表面処理組成物(H)により形成される表面処理皮膜の付着量は、0.5〜3.0g/m2、好ましくは0.5〜2.0g/m2とする。皮膜付着量が0.5g/m2未満では耐食性が劣り、一方、3.0g/m2を超えるとロールフォーミングやプレス加工の際にロールや金型に皮膜が付着し、プレス後外観が劣る。
めっき層中のAl含有量が1.0質量%未満では、めっき層−素地界面にFe−Zn系の合金層が厚く形成し、加工性が低下する。一方、Al含有量が10質量%を超えるとZnとAlの共晶組織が得られず、Alリッチ層が増加して犠牲防食作用が低下するので、端面部の耐食性が劣る。また、Alが10質量%を超えるめっき層を得ようとすると、めっき浴中にAlを主体としたトップドロスが発生しやすくなり、めっき外観を損なうという問題も生じる。以上の理由から、めっき層中のAl含有量は1.0〜10質量%、好ましくは3〜7質量%とする。
GF組成のAl(4〜5質量%)を含有する溶融Zn−Al系合金めっき浴にMgとNiをそれぞれ単独で添加し、これらのめっき浴で鋼板を溶融Zn−Al系合金めっきし、得られためっき鋼板のめっき外観(特に、スパングルサイズ、ドロス付着の程度、色調、光沢)を目視観察した。その結果、Niを添加しためっき層は、本発明者らの実験範囲内ではめっき外観に変化は見られず、通常のGFとほぼ同等のめっき外観を示したが、Mgを添加しためっき層は、その添加量によってスパングルサイズ、色調および光沢等が変化した。
したがって、めっき層中のMg含有量は、美麗なめっき外観および優れた耐黒変性を得るために下限を0.2質量%とし、ドロス付着と色調低下を防止し、さらに加工性の低下を防止する観点から上限を1.0質量%とする。
(1)めっき層中にMgのみを含有するめっき鋼板であって、耐黒変性が劣るもの
(2)めっき層中にNiのみを含有するめっき鋼板であって、耐黒変性が劣るもの
(3)めっき層中にMgとNiを含有するめっき鋼板であって、耐黒変性が優れるもの
黒変はめっき表面の問題と考えられるので、上記(1)〜(3)のサンプル(めっき鋼板)について、最表面から深さ約200nm(2000Å)までを重点的に分析した。その結果を図2に示す。なお、このめっき成分元素の分析では、GDS分析装置を用いてアノード径4mmφ、電流20mAで深さ方向に30秒間放電して分析した。
まず、耐黒変性が劣っているMgのみを含有するサンプル(1)のめっき層には、最表層部(最表面)のZnとほぼ同位置にMgの濃化ピークが見られ、Alの濃化ピークはZn、Mgの濃化ピークよりも内側(素地側)にある。
また、耐黒変性が劣っているNiのみを含有するサンプル(2)のめっき層の濃化ピークは、最表層部のZnについでAlが見られ、Niの濃化ピークはAlの濃化ピークの内側(素地側)にある。
また、図2には示していないが、めっき層中にサンプル(3)と同量のMgとNiが共存し、めっき後の250℃までの冷却速度を30℃/秒にして得られためっき鋼板であって、耐黒変性に著効を示さなかったものについて、同様に分析したが、めっき層最表層部へのNiの濃化がサンプル(3)に比べ少ないことが判った。
以上のような分析結果から、耐黒変性の優れためっき層には、その最表層部にNiが濃化し、この最表層部でのNi濃化には、Mgの共存が必要であることが判った。また、Ni濃化には、めっき後の冷却速度が影響することも判明した。
なお、上述した蛍光X線による分析結果から、めっき層最表層部のNi濃化は、めっき最表面から深さ30nm(300Å)程度の間に存在すると推定される。
すなわち、耐黒変性改善には、Niがめっき層最表層部に濃化することでバリヤー層的な役目を果たすことが必要であり、このNiのめっき層最表層部への濃化は、Mgの共存によって生じるものと考えられる。ただし、Mgと共存することで、Niがめっき層最表層部に移動・濃化するメカニズムについては、現状では必ずしも明らかではない。
また、Ni含有量が0.1質量%を超えると、耐黒変性の改善効果はあるものの、めっき浴にNiを含有するAl−Mg系ドロスが発生し、ドロス付着によるめっき外観を損なうので、好ましくない。
以上の理由から、本発明ではめっき層中のNi含有量を0.005〜0.1質量%とし、また、さきに述べたようにMg含有量を0.2〜1.0質量%とする。
ミッシュメタルの含有量は、CeおよびLaの合計量で0.005質量%未満では、ピンホールの抑制効果が十分に得られず、表面平滑化にも効果がなくなる。一方、CeおよびLaの合計量が0.05質量%を超えると、めっき浴中に未溶解浮遊物として存在するようになり、これがめっき面に付着してめっき外観を損なう。このためCeおよび/またはLaを含有するミッシュメタルは、CeおよびLaの合計量で0.005〜0.05質量%、望ましくは0.007〜0.02質量%とすることが好ましい。
以上のように、GF組成のめっき層に適量のMgとNiを含有させ、さらに必要に応じてCeおよび/またはLaを含むミッシュメタルを適量含有させることにより、スパングルが無く若しくは非常に微細なスパングルが形成され、金属光沢を有し、且つ微小ピンホールなどの不めっきのない美麗なめっき外観と、優れた耐黒変性を有する溶融Zn−Al系合金めっき鋼板を得ることができる。
下地鋼板として使用する鋼板は、用途に応じて公知の鋼板から適宜選定すればよく、特に限定する必要はないが、例えば、低炭素アルミキルド鋼板や極低炭素鋼板を用いることが、めっき作業の観点から好ましい。この鋼板(下地鋼板)を溶融Zn−Al系合金めっき浴に浸漬して熱浸(溶融)めっきを行った後、同めっき浴から引き上げて冷却し、鋼板表面に溶融Zn−Al系合金めっき層を形成する。このめっき層は、Al:1.0〜10質量%、Mg:0.2〜1.0質量%、Ni:0.005〜0.1質量%を含有し、さらに必要に応じてCeおよび/またはLaを含有するミッシュメタルを、CeおよびLaの合計量で0.005〜0.05質量%含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる。したがって、溶融Zn−Al系合金めっき浴の浴組成も、実質的に合金めっき層組成とほぼ同一となるように調整することが好ましい。
また、さきに述べたように、溶融Zn−Al系合金めっき層の最表層部にはNiが濃化する。
溶融Zn−Al系合金めっき層中のAl、Mg、Ni等の金属は、めっき後、凝固して常温に至るまで間に、めっき層最表面に向かって徐々に拡散することが知られており、特に本発明者らの実験で注目したMg、Niのめっき層最表面への濃化は、めっきしてから250℃までの冷却速度が大きく影響することが判った。一方、250℃未満の温度域の冷却速度は、Mg、Niの濃化にほとんど影響を与えなかった。
なお、めっき浴温は、390〜500℃の範囲とするのが好ましい。めっき浴温が390℃未満ではめっき浴の粘性が増してめっき表面が凹凸状になりやすく、一方、500℃を超えるとめっき浴中のドロスが増加しやすい。
また、チタン含有水性液(A)や表面処理組成物(H)には、さらに必要に応じて、さきに挙げたような他の添加成分を含有させてもよい。
塗布した表面処理組成物(処理液)の乾燥温度(鋼板温度)は40〜200℃程度とすることが好ましい。乾燥温度が40℃未満では、皮膜形成が不十分となり耐食性などが劣った皮膜となる。一方、200℃を超える板温で乾燥させても、乾燥温度に見合う耐食性等の性能の向上効果は得られない。
[チタン含有水性液(A)の製造]
・製造例1(チタン含有水性液T1)
四塩化チタン60質量%溶液5ccを蒸留水で500ccとした溶液にアンモニア水(1:9)を滴下し、水酸化チタンを沈殿させた。蒸留水で洗浄後、過酸化水素水30質量%溶液を10cc加えてかき混ぜ、チタンを含む黄色半透明の粘性のあるチタン含有水性液T1を得た。
・製造例2(チタン含有水性液T2)
テトラiso−プロポキシチタン10質量部とiso−プロパノール10質量部の混合物を30質量%過酸化水素水10質量部と脱イオン水100質量部の混合物中に20℃で1時間かけて撹拌しながら滴下した。その後25℃で2時間熟成し、黄色透明の少し粘性のあるチタン含有水性液T2を得た。
・製造例3(チタン含有水性液T3)
製造例2で使用したテトラiso−プロポキシチタンの代わりにテトラn−ブトキシチタンを使用した以外は製造例2と同様の製造条件で、チタン含有水性液T3を得た。
製造例2で使用したテトラiso−プロポキシチタンの代わりにテトラiso−プロポキシチタンの3量体を使用した以外は製造例2と同様の製造条件で、チタン含有水性液T4を得た。
・製造例5(チタン含有水性液T5)
製造例2に対して過酸化水素水を3倍量用い、50℃で1時間かけて滴下し、さらに60℃で3時間熟成した以外は製造例2と同様の製造条件で、チタン含有水性液T5を得た。
・製造例6(チタン含有水性液T6)
製造例3で製造したチタン含有水性液T3を、さらに95℃で6時間加熱処理することにより、白黄色の半透明なチタン含有水性液T6を得た。
・製造例7(チタン含有水性液T7)
テトラiso−プロポキシチタン10質量部とiso−プロパノール10質量部の混合物を、「TKS−203」(商品名,テイカ社製,酸化チタンゾル)5質量部(固形分)、30質量%過酸化水素水10質量部及び脱イオン水100質量部の混合物中に10℃で1時間かけて撹拌しながら滴下した。その後10℃で24時間熟成し、黄色透明の少し粘性のあるチタン含有水性液T7を得た。
B1:酢酸ニッケル
B2:硝酸ニッケル
B3:硫酸ニッケル
B4:酢酸コバルト
B5:硝酸コバルト
[弗素含有化合物(C)]
C1:ジルコン弗化アンモニウム
C2:ジルコン弗化水素酸
C3:ジルコン弗化ナトリウム
C4:ジルコン弗化カリウム
水溶性又は水分散性有機樹脂のうち、D1〜D5の水分散性アクリル樹脂は、下記に示す製造例8〜12に従って製造し、D6〜D8は市販品を使用した。表1に、水分散性アクリル樹脂D1〜D5のモノマー組成と樹脂の特性値を示す。なお、下記製造例の「部」および「%」は質量基準である。
・製造例8(水分散性アクリル樹脂D1)
還流冷却器、撹拌器、温度計、滴下ロートを装備した容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水665部、アクアロンRN−50(注1)9部、アクアロンRN−2025(注2)87部、下記組成のモノマー混合液1(1段目)を強制乳化してなるプレエマルションの5%(28.9部)を加え、窒素置換後昇温した。
モノマー混合液1
脱イオン水:166.5部
アクアロンRN−50:6.6部
アクアロンRN−2025:53部
スチレン:35部
メチルメタクリレート:163.5部
2−エチルヘキシルアクリレート:105部
2−ヒドロキシエチルメタクリレート:5部
メタクリル酸:3部
アクリロニトリル:38.5部
ターシャリードデカンチオール:1部
モノマー混合液2
スチレン:15部
メチルメタクリレート:84.5部
2−エチルヘキシルアクリレート:22.5部
2−ヒドロキシエチルメタクリレート:4.25部
メタクリル酸:6部
アクリロニトリル:15部
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:2.75部
(注1)アクアロンRN−50:商品名,第一工業製薬(株)製,ノニオン性乳化剤,固形分60%
(注2)アクアロンRN−2025:商品名,第一工業製薬(株)製,ノニオン性乳化剤,固形分25%
(注3)パーブチルH:商品名,日本油脂(株)製,t−ブチルハイドロキシパーオキサイド,有効成分69%
(注4)スラオフEX:商品名,日本エンバイロケミカルズ(株)製,防腐剤
製造例8において、1段目、2段目のモノマー組成を表1に示す配合比とする以外は製造例8と同様の方法で水分散性アクリル樹脂D2〜D5を得た。
D6:スーパーフレックスE−2500(商品名,第一工業製薬(株)製,水性ポリウレタン樹脂)
D7:バイロナールMD−1100(商品名,東洋紡績(株)製,水性ポリエステル樹脂)
D8:アデカレジンEM−0718(商品名,(株)ADEKA製,水性エポキシ樹脂)
E1:1−ヒドロキシメタン−1,1−ジホスホン酸
E2:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸
[バナジン酸化合物(F)]
F1:メタバナジン酸アンモニウム
F2:メタバナジン酸ナトリウム
[炭酸ジルコニウム化合物(G)]
G1:炭酸ジルコニウムアンモニウム
G2:炭酸ジルコニウムナトリウム
上記したチタン含有生成液(A)と成分(B)〜(G)を適宜配合した表面処理組成物をめっき鋼板表面に塗布し、所定の乾燥温度にて5〜20秒間乾燥して供試材とした。これら供試材について、下記の試験方法により耐食性、耐黒変性及び塗料密着性を評価した。その結果を、各供試材に適用した表面処理組成物の組成及びその塗装条件とともに、表3〜表6に示す。
端部と裏面をテープシールした供試材に対してJIS−Z−2371−2000の塩水噴霧試験を行い、白錆発生面積率が5%となる試験時間を測定した。その評価基準は以下のとおりである。
◎:240時間以上
○:144時間以上、240時間未満
△:96時間以上、144時間未満
×:96時間未満
(2)耐黒変性
供試材を温度80℃、相対湿度95%RH雰囲気に制御された恒温恒湿機に24時間静置した際の白色度(L値)変化をΔL(=試験後のL値−試験前のL値)で算出した。その評価基準は以下のとおりである。
○:ΔL≧−15
×:−15>ΔL
前処理有り/無しの供試材にメラミンアルキッド樹脂(商品名「デリコン#700」,大日本塗料(株)製)を乾燥膜厚で30±2μmになるようにして塗布し、130℃で30分間焼き付けて乾燥した。この供試材について、平板部塗料密着性と加工部塗料密着性を評価した。なお、前処理は下記条件で行った。
処理液:パルクリーンN364S(商品名,日本パーカライジング(株)製),濃度2%,60℃
処理方法:2分間のスプレー処理(1kgf/cm2)
(3-1)平板部塗料密着性
塗装面にカッターナイフを用いて1mm間隔で縦・横に11本の線を引き、1mm四方のマス目を碁盤目状に100個作製した。その後、碁盤目部にセロハン粘着テープ(CT24,ニチバン(株)製)を貼り、このセロハン粘着テープを剥がした際に剥離したマス目数で評価した。
塗装面にカッターナイフを用いて1mm間隔で縦・横に11本の線を引き、1mm四方のマス目を碁盤目状に100個作製した。その後、碁盤目部をエリクセン試験機で5mm押出成形し、碁盤目部にセロハン粘着テープ(CT24,ニチバン(株)製)を貼り、セロハン粘着テープを剥がした際に剥離したマス目数で評価した。
(3-3)評価基準
◎:剥離無し
○:100マス目のうちの1〜5マス目が剥離(マス目残存数99〜95)
△:100マス目のうちの6〜50マス目が剥離(マス目残存数94〜50)
×:100マス目のうちの51〜100マス目が剥離(マス目残存数49〜0)
*1 表2に記載のめっき鋼板No.1〜5
*2 明細書本文に記載のチタン含有水性液T1〜T7
*3 明細書本文に記載のニッケル化合物又はコバルト化合物B1〜B5
*4 明細書本文に記載の弗素含有化合物C1〜C4
*5 明細書本文に記載の水溶性又は水分散性有機樹脂D1〜D8
*6 明細書本文に記載の有機リン酸化合物E1,E2
*7 明細書本文に記載のバナジン酸化合物F1,F2
*8 明細書本文に記載の炭酸ジルコニウム化合物G1,G2
*9 表面処理組成物中での固形分の質量%
Claims (6)
- 鋼板の少なくとも一方の表面に、Al:1.0〜10質量%、Mg:0.2〜1.0質量%、Ni:0.005〜0.1質量%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物からなる溶融Zn−Al系合金めっき層を有する溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の表面に、
加水分解性チタン化合物、加水分解性チタン化合物の低縮合物、水酸化チタン、水酸化チタンの低縮合物の中から選ばれる少なくとも1種のチタン化合物を過酸化水素水と混合して得られるチタン含有水性液(A)を固形分の割合で5〜60質量%、ニッケル化合物又は/及びコバルト化合物(B)を固形分の割合で0.01〜1質量%、弗素含有化合物(C)を固形分の割合で1〜40質量%、水溶性有機樹脂又は/及び水分散性有機樹脂(D)を固形分の割合で31〜85質量%含有する表面処理組成物(H)を塗布し、乾燥させることにより形成された皮膜付着量が0.5〜3.0g/m2の表面処理皮膜を有することを特徴とする表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。 - 弗素含有化合物(C)が、ジルコン弗化アンモニウム、ジルコン弗化水素酸の中から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
- 表面処理組成物(H)が、さらに、有機リン酸化合物(E)を固形分の割合で5〜60質量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
- 表面処理組成物(H)が、さらに、バナジン酸化合物(F)を固形分の割合で0.1〜30質量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
- 表面処理組成物(H)が、さらに、炭酸ジルコニウム化合物(G)を固形分の割合で0.1〜20質量%含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
- 水溶性有機樹脂又は/及び水分散性有機樹脂(D)が、水分散性アクリル樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表面処理溶融Zn−Al系合金めっき鋼板。
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