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JP5160882B2 - モータ駆動回路 - Google Patents
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JP5160882B2 - モータ駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両等に適用されるモータ駆動回路に関し、特に、バッテリからモータ及びモータを駆動する電圧より低電圧の補機に対して電力を供給するモータ駆動回路に関する。
近時、モータを駆動源とした電動車両やハイブリッド車両の開発がなされており、一部が実用化されている。このような車両でモータを駆動するためには、高電圧が用いられており、通常の12Vバッテリの他に高電圧用のバッテリが搭載され、電力の融通を図るために異なる電圧系統間にDC・DCコンバータが適用されている。
このような車両では、ブレーキ時又は減速時等に、モータを発電機として利用し、回生電流をバッテリに充電させることによりエネルギー効率を向上させている。
一方、このような回生を行うとバッテリが過充電となる場合もあることから、電圧を監視して過充電となる前に回生を停止させる。また、ドライバ又はその周辺の回路の状態によってはドライバへの電力供給を停止させることがある。このような目的のためにバッテリとドライバとの間には開閉可能なコンタクタが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
他方、バッテリからドライバに電力を供給している状態でコンタクタを切り離して電力供給を停止させようとすると、コンタクタにアークが発生することがあるので、該コンタクタに対して並列に半導体素子を設けておき、該半導体素子に電流を流しておきながらコンタクタを制御し、アークを防止することが提案されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
実開昭62−11301号公報 実公平3−803号公報 実開昭59−28201号公報
前記の特許文献2及び特許文献3のように、コンタクタに対して半導体素子を設けるとコンタクタにおけるアークの発生は防止できるが、半導体素子を保護するためにフライホイールダイオードを設けておくことが望ましい。
しかしながら、半導体素子に対して並列にフライホイールダイオードを設けると、コンタクタを切り離しても該フライホールダイオードにより一方向へは電流が流れることになってしまう。
また、バッテリに対してドライバを切り離した後にも、それ以外の補機に対しては電力供給を継続できることが望ましい。補機に対しては専用の12Vバッテリを設けておけばよいのだが、モータ用の高電圧のバッテリと12Vバッテリを併存させることはレイアウトスペース、配線の複雑さ、重量増及びコスト上昇の観点から望ましくない。特に、自動二輪車のようにレイアウトスペースが限られている車両の場合には、バッテリを2台搭載することは好ましくない。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、モータ用ドライバをバッテリから確実に切り離すことができ、切り離しをする作用部においてアークの発生を抑制することができ、しかもドライバを切り離した後にもモータ用のバッテリから補機に対して電力供給を継続することのできるモータ駆動回路を提供することを目的とする。
本発明に係るモータ駆動回路は以下の特徴を有する。
第1の特徴; 第1極(12p)及び第2極(12n)を備えるバッテリ(12)からモータ(14)及び前記モータ(14)を駆動する電圧より低電圧の補機(16)に対して電力を供給するモータ駆動回路(10)であって、前記バッテリ(12)から供給される電圧を降圧して前記補機(16)に供給するDC・DCコンバータ(18)と、前記バッテリ(12)から供給される電力を制御して前記モータ(14)を駆動するとともに、前記モータ(14)の回転で発生する電力を前記バッテリ(12)に回生するドライバ(20)と、前記バッテリ(12)の前記第1極(12p)と前記ドライバ(20)の第1極ライン(20p)とを接続する第1電源ライン(P2)に設けられた機械的接点を備えるコンタクタ(22)と、前記DC・DCコンバータ(18)の第2極ライン(18n)と前記ドライバ(20)の第2極ライン(20n)とを接続する接続ライン(N2)と、前記接続ライン(N2)と前記バッテリ(12)の前記第2極(12n)とを接続する第2電源ライン(N1)に設けられた半導体素子であるスイッチング手段(24)と、前記スイッチング手段(24)に対して並列で、前記バッテリ(12)の放電方向の電流を許容する向きに設けられたダイオード(76)と、前記バッテリ(12)及び前記ドライバ(20)の過電圧を検出する過電圧検出手段(25、61)と、を有し、前記半導体素子は、前記ドライバ(20)の基板上に実装され、且つ、前記モータ(14)に電流を供給するインバータ回路(58)の半導体素子と共通の放熱手段に取り付けられており、前記コンタクタ(22)をオンオフするときには、先に前記スイッチング手段(24)をオフにし、前記スイッチング手段(24)は、過電圧が検出されると前記過電圧検出手段(25、61)によってスイッチング制御されることを特徴とする。
このように、接続ラインとバッテリの第2極とを接続する電源ラインにスイッチング素子を設けることにより、モータ用ドライバをバッテリから確実に切り離すことができ、切り離しをするコンタクタにおいてアークの発生を抑制することができ、バッテリ及びドライバに対する過電圧の発生を防止できる。また、半導体素子は、制御性、耐久性、実装容易性に優れており、モータ駆動回路におけるスイッチング手段に好適である。更に、半導体素子用の専用の基板を設ける必要がない上、半導体素子専用の放熱板を設ける必要がない。
本発明に係るモータ駆動回路によれば、接続ラインとバッテリの第2極とを接続する電源ラインにスイッチング素子を設けることにより、モータ用ドライバをバッテリから確実に切り離すことができ、切り離しをするコンタクタにおいてアークの発生を抑制することができる。
また、スイッチング素子には並列にダイオードが設けられており、スイッチング素子によりドライバを切り離した後にもバッテリから補機に対して電力供給を継続することができる。
以下、本発明に係るモータ駆動回路について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図5を参照しながら説明する。本実施の形態に係るモータ駆動回路10は、例えば電動の自動二輪車に適用される。
図1に示すように、本実施の形態に係るモータ駆動回路10は、バッテリ12から供給される電力によりモータ14を駆動する回路であり、該モータ14を駆動する電圧より低電圧の補機16についても、バッテリ12から電力を供給する。バッテリ12は、例えばリチウム・イオン型の二次電池である。なお、図1では電力線を太線、信号線を細線で区別して示している。
モータ14は車両駆動用であり、図示しないタイヤを駆動する。車両のブレーキ時又は減速時には、モータ14は発電機として回生作用を奏し、バッテリ12に対して充電をすることができる。このように、モータ14は発電機としての機能も有しているが、便宜上モータと呼ぶ。バッテリ12は、例えば電圧が36V仕様であり、モータ14は36V駆動の仕様である。バッテリ12は、余裕をもって37V程度の充放電が可能である。モータ14は余裕をもって37V程度での駆動が可能である。
モータ駆動回路10は、バッテリ12、モータ14、補機16、DC・DCコンバータ18、パワードライブユニット(ドライバ)20、コンタクタ22、スイッチング素子(スイッチング手段)24及び過電圧検出回路25とを有する。コンタクタ22は、電磁力により動作する機械的接点によりオン・オフ制御をする。コンタクタ22によれば、パワードライブユニット20とバッテリ12とを切り離すことができ、暗電流によるバッテリ12の容量低下を防止するとともに、メンテナンス性の向上を図ることができる。
補機16は、例えば12V仕様であり、メータ26、ECU28及び一般電装品30を含む。一般電装品30に対してはスイッチ32を介して電力線を接続している。メータ26は、スピードメータ、モータ14の回転数メータ、オドメータ等を含む。一般電装品30は、ライト、エアコンディショナ、オーディオ機器等を含む。スイッチ32は、低耐圧で小型の廉価品であり、リレー34を介してDC・DCコンバータ18のオン・オフを行うことができる。
補機16に対しては、バッテリ12からDC・DCコンバータ18を介して電圧を12V(又は余裕を持って13V程度)に降圧して電力を供給している。このモータ駆動回路10では、補機16の専用の低電圧バッテリは設けられておらず、高電圧のバッテリ12が兼用している。これにより、レイアウトスペースの有効利用、配線の容易さ、軽量化及びコスト低減を図ることができる。
補機16の各グランド線は、DC・DCコンバータ18に接続され、該DC・DCコンバータ18内でグランドライン18nと接続している。
DC・DCコンバータ18は、スイッチ32によって開閉してオン・オフ制御するリレー34と、該リレー34から供給される電圧を12Vに降圧して補機16に供給する降圧コンバータ36と、12V電圧を36V(又は37V程度)に昇圧してパワードライブユニット20に供給する昇圧コンバータ38と、降圧コンバータ36の入力電圧を検出する電圧検出回路40とを有する。昇圧コンバータ38は、例えば図示しないキックスタータに対応しており、該キックスタータによって発生する電圧を昇圧してECU28等が安定して動作できる電圧を得ることができる。キックスタータによれば、例えばバッテリ12の電圧が低い場合にも車両の始動が可能になる。
電圧検出回路40は、スイッチ32がオフの状態でクランク軸が回されたときに、モータ14が非制御状態で発電した電力を検出し、DC・DCコンバータ18から出力をしてECU28及びパワードライブユニット20を起動し、モータ14の発電制御を行うために設けられている。
リレー34と降圧コンバータ36との間には順方向のダイオード42が設けられ、電圧検出回路40と降圧コンバータ36の入力ラインとの間にはダイオード44が設けられている。
バッテリ12はプラス端子(第1極)12pと、マイナス端子(第2極)12nとを有する。プラス端子12pは、DC・DCコンバータ18のプラスライン18pに対してプラス電力線P1で接続されるとともに、パワードライブユニット20のプラスライン20pに対してプラス電力線(第1電源ライン)P2によりコンタクタ22を介して接続されている。プラス電力線P1及びP2は、それぞれ独立的にプラス端子12pに接続されていてもよいし、プラス端子12pに対する接続線を共通として途中で分岐していてもよい。
バッテリ12のマイナス端子12nとパワードライブユニット20はマイナス電力線(第2電源ライン)N1で接続されている。マイナス電力線N1は、パワードライブユニット20内で、スイッチング素子24を介してグランドライン(第2極ライン)20nと接続されている。
パワードライブユニット20のグランドライン20nとDC・DCコンバータ18のグランドライン(第2極ライン)18nは、接続ラインN2で接続されている。
パワードライブユニット20は、制御回路50と、降圧コンバータ52と、昇圧コンバータ54と、プリドライブ回路56と、インバータ回路58とを有する。
降圧コンバータ52は、補機16に供給される12V系統の電力線を入力とし、12Vの電圧(又は13V程度の電圧)を5Vに降圧して制御回路50に供給する。制御回路50はECU28と通信線59により接続されており、双方向の通信(例えば、CAN通信)を行う。制御回路50は供給される5V電圧を電力として動作し、ECU28から得られる情報に基づき、コンタクタ22開閉制御及びプリドライブ回路56の制御をする。制御回路50と過電圧検出回路25は信号線により接続され、情報交換が可能である。
昇圧コンバータ54は、補機16に供給される12V系統の電力線を入力とし、12Vの電圧(又は13V程度の電圧)を15Vに昇圧してプリドライブ回路56に供給する。プリドライブ回路56は、供給される15V電圧を電力として動作し、インバータ回路58の制御をする。
インバータ回路58は、プラスライン20pとグランドライン20nとの間に直列接続された3組のスイッチング素子対60a、60b及び60cを有する。各スイッチング素子対60a〜60cは、上アーム62と下アーム64との直列接続構成であり、それぞれの接続ラインが三相出力となってモータ14に接続されている。上アーム62及び下アーム64は、それぞれ半導体素子であり、ゲートが個別にプリドライブ回路56に接続されている。プリドライブ回路56では、これらのゲートを制御して、プラスライン20pとグランドライン20nとの間の直流電圧を所望の周波数の三相交流に変換してモータ14に供給し、又はモータ14で発電した電力を直流に変換してバッテリ12に回生、充電をする。
インバータ回路58には、該回路内の過電圧を検出して制御回路50に検出結果を供給するドライバ過電圧検出回路61が設けられている。
スイッチング素子24は、例えばMOS−FETであり、ゲート70が過電圧検出回路25に接続され、ドレイン72がマイナス電力線N1に接続され、ソース74がグランドライン20nに接続されている。過電圧検出回路25はバッテリ12の電圧を監視し、過電圧を検出したときにはスイッチング素子24のゲートを制御し、該スイッチング素子24をオフにする。過電圧検出回路25に替え、又は併存させてバッテリ12の温度を検出してスイッチング素子24の制御をする手段を設けてもよい。
スイッチング素子24は、寄生ダイオードとしてのダイオード76が並列に設けられており、バッテリ12の放電方向(図1におけるマイナス電力線N1で右から左へ向かう方向)の電流を許容する向きに設定されている。つまり、ダイオード76のカソード側はマイナス電力線N1に接続され、アノード側はグランドライン20nに接続されている。スイッチング素子24に対して並列接続するダイオード76は、内蔵、外付け及びそれらの併存のいずれでもよい。
スイッチング素子24は、インバータ回路58内に設けられており、スイッチング素子24は、インバータ回路58の基板上に実装されており、スイッチング素子24専用の基板を設ける必要がない。
また、図2に示すように、スイッチング素子24は、各スイッチング素子対60a〜60cとともに共通の放熱板(放熱手段)78に取り付けられている。これにより、スイッチング素子24専用の放熱板を設ける必要がなく、省スペース、簡便構成となる。スイッチング素子24及びスイッチング素子対60a〜60cの放熱手段は放熱板78に限らず、例えば冷却水が流れる冷却管路、又は放熱板と冷却管路の複合体であってもよい。スイッチング素子24及びスイッチング素子対60a〜60cは、MOS−FET以外にも、IGBTやトランジスタ等の半導体素子であってもよい。半導体素子は、制御性、耐久性、実装容易性に優れており、モータ駆動回路10にけるスイッチング手段に好適である。
次に、このように構成されるモータ駆動回路10の作用について説明する。
図3に示すように、車両の通常運転時には、コンタクタ22は制御回路50によってオンに保持され、スイッチング素子24は過電圧検出回路25によってオンに保持される。これにより、バッテリ12から36Vの電圧がパワードライブユニット20に供給されて、インバータ回路58によって直流から三相交流に変換されてモータ14を駆動することができる。なお、図3、図4及び図5では、電源線において説明上の主要な線に太線で示すとともに電流の流れる向きを併記し、電流の流れない主要な線を破線で示してる。
一方、補機16に対しては、バッテリ12からDC・DCコンバータ18で電圧を降圧して供給する。補機16の各グランド線はDC・DCコンバータ18の降圧コンバータ36及び昇圧コンバータ38内でグランドライン18nに接続されているが補機16の消費分は、結果としてプラス電力線P1及びプラスライン18pを流れるDC・DCコンバータ18の消費電流としてグランドライン18n及び接続ラインN2を介して、スイッチング素子24及びマイナス電力線N1を通りマイナス端子12nに流れ込む。
次に、図4に示すように、ブレーキ時又は減速時にモータ14が発電機として作用するときには、3組のスイッチング素子対60a、60b及び60cが制御回路50及びプリドライブ回路56によって適切にオン・オフ制御され、モータ14から供給される三相の電力は直流に変換されてプラスライン20p、コンタクタ22及びプラス電力線P2を介してプラス端子12pに流れ込み、バッテリ12が充電できる。このとき、マイナス端子12nからは電流が流れ出し、マイナス電力線N1、スイッチング素子24及びグランドライン20nを介してモータ14に流れ込んでいる。
一方、補機16の消費分は結果としてDC・DCコンバータ18の消費電流として接続ラインN2を介してスイッチング素子24〜マイナス電力線N1〜マイナス端子12nに流れ込む。したがって、マイナス電力線N1では、補機16から流れ込む順方向電流と、モータ14に向かって流れ出す逆方向電流との差に応じた電流が流れることになる。
図5に示すように、バッテリ12には充電の限界があり、過度に充電をすると過電圧となるため、過電圧検出回路25による検出をして、スイッチング素子24をオフにし、その後コンタクタ22をオフにする。コンタクタ22をオフにする以前にスイッチング素子24をオフにすることによりコンタクタ22には電流が流れなくなっているので、該コンタクタ22をオフにしてもアークの発生がない。
この場合、インバータ回路58は停止することになるが、DC・DCコンバータ18及び補機16は有効となっている。すなわち、バッテリ12から供給される電力は、DC・DCコンバータ18で降圧されて各補機16へ分配され、各補機16の消費分はDC−DCコンバータ18の消費電流としてグランドライン20nに流れる。ここで、スイッチング素子24はオフだがダイオード76を通ってマイナス端子12nに流れ込む。
このようにして、バッテリ12が過電圧となって、スイッチング素子24をオフとしてインバータ回路58を停止させた場合であっても、補機16は継続的に稼動することができる。このとき、パワードライブユニット20の制御回路50及びプリドライブ回路56についても、12V系から降圧コンバータ52及び昇圧コンバータ54を介して電力が供給されるため有効であることはもちろんである。
なお、モータ駆動回路10の起動時には、先ずコンタクタ22をオンにし、微小時間後にスイッチング素子24をオンにし、モータ駆動回路10の終了時には、先ずスイッチング素子24をオフにして、微小時間後にコンタクタ22をオフにするとよい。つまり、コンタクタ22のオン、オフ時にはスイッチング素子24をオフにしておき、コンタクタ22に電圧が印加されていない状態とすることで、該コンタクタ22にアークが発生することを防止できる。もちろん、コンタクタ22が大型で大電流を遮断可能であればよいのだが、コスト及びスペース利用の観点からは小型であることが望ましい。したがって、上記の通りスイッチング素子24を併用することによってコンタクタ22を小型化することができる。
スイッチング素子24及びコンタクタ22をオフにするのは、バッテリ12が過電圧になった場合だけでなく、インバータ回路58内で過電圧が発生した場合においても、ドライバ過電圧検出回路61にて検出し、制御回路50、過電圧検出回路25を介してスイッチング素子24をオフにするとともに、コンタクタ22をオフにしてもよい。
上述したように、本実施の形態に係るモータ駆動回路10によれば、接続ラインN2とバッテリ12のマイナス端子12nとを接続するマイナス電力線N1にスイッチング素子24を設けることにより、インバータ回路58をバッテリ12から確実に切り離すことができ、切り離しをするコンタクタ22においてアークの発生を抑制することができる。
また、スイッチング素子24には並列にダイオード76が設けられており、スイッチング素子24によりインバータ回路58を切り離した後にもバッテリ12から補機16に対して電力供給を継続することができる。
スイッチング素子24は、過電圧検出回路25及びドライバ過電圧検出回路61によってスイッチング制御され、バッテリ12及びインバータ回路58に対しする過電圧の発生を防止できる。
このようなモータ駆動回路10は、ハイブリッド車両等にも適用可能であることはもちろんである。モータ駆動回路10をハイブリッド車両に適用する場合には、モータ14は、独立的な走行駆動源として作用する他に、エンジンアシスト、エンジン始動等の作用を奏する。モータ駆動回路10を自動二輪車のハイブリッド車に適用する場合には、モータ14をクランク軸の左に取り付けるとよい。ハイブリッド車両の場合には、キックスタータを併用してもよい。
モータ駆動回路10をハイブリッド車両に適用した場合におけるシステム始動時の制御手順について図6を参照しながら説明する。
ステップS1において、スイッチ32をオンすることによりシステムが起動する。
ステップS2において、バッテリ12の状態を確認し、該バッテリ12が過放電となっていないか確認する。過放電である場合にはステップS15へ移り、そうでない場合にはステップS3へ移る。
ステップS3において、DC・DCコンバータ18内のリレー34をオンにする。
ステップS4において、降圧コンバータ36が出力を開始する。
ステップS5において、ECU28、パワードライブユニット20等が起動する。
ステップS6において、所定のシステムチェックを行う。
ステップS7において、システムチェックの結果によりフェイルが検出されたときにはステップS8において所定のワーニング表示を行い、起動処理を中断し、フェイルがないときにはステップS9へ移る。ワーニング表示は、例えばメータ26に表示する。
ステップS9において、コンタクタ22及びスイッチング素子24をオンにする。
ステップS10において、所定のスタータスイッチを確認し、該スタータスイッチがオンになればステップS12へ移り、オフであるときにはステップS11へ移る。
ステップS11において、キックスタータによる始動が行われたか確認する。キックスタータによる始動が行われた場合にはステップS13へ移り、それ以外の場合にはステップS10へ戻る。
ステップS12において、モータ14の駆動を開始する。
ステップS13において、エンジンの点火制御を開始する。
この後、ステップS14において所定の走行制御に移行する。
一方、ステップS15においては、キックスタータによる始動が行われたか確認する。キックスタータによる始動が行われた場合にはステップS16へ移り、それ以外の場合には待機する。
ステップS16において、昇圧コンバータ38が出力を開始する。
ステップS17において、ECU28、パワードライブユニット20等が起動する。
ステップS18において、所定のシステムチェックを行う。
ステップS19において、システムチェックの結果によりフェイルが検出されたときにはステップS20において所定のワーニング表示を行い、起動処理を中断し、フェイルがないときにはステップS21へ移る。
ステップS21において、エンジンの点火制御を開始する。
ステップS22において、コンタクタ22及びスイッチング素子24をオンにする。この後、ステップS14へ移る。
本発明に係るモータ駆動回路は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係るモータ駆動回路の回路図である。 インバータ回路の概略斜視図である。 モータ駆動回路で、通常運転時の電流の流れを示す回路図である。 モータ駆動回路で、回生時の電流の流れを示す回路図である。 モータ駆動回路で、インバータ回路切り離し時の電流の流れを示す回路図である。 モータ駆動回路をハイブリッド車両に適用した場合におけるシステム始動時の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…モータ駆動回路 12…バッテリ
12n…マイナス端子(第2極) 12p…プラス端子(第1極)
14…モータ 16…補機
18…コンバータ 18n、20n…グランドライン
18p、20p…プラスライン 20…パワードライブユニット
22…コンタクタ 24…スイッチング素子
25…過電圧検出回路 26…メータ
28…ECU 30…一般電装品
36、52…降圧コンバータ 38、54…昇圧コンバータ
50…制御回路 56…プリドライブ回路
58…インバータ回路 61…ドライバ過電圧検出回路
76…ダイオード 78…放熱板
P1、P2…プラス電力線(第1電源ライン)
N1…マイナス電力線N1(第2電源ライン)
N2…接続ライン

Claims (1)

  1. 第1極(12p)及び第2極(12n)を備えるバッテリ(12)からモータ(14)及び前記モータ(14)を駆動する電圧より低電圧の補機(16)に対して電力を供給するモータ駆動回路(10)であって、
    前記バッテリ(12)から供給される電圧を降圧して前記補機(16)に供給するDC・DCコンバータ(18)と、
    前記バッテリ(12)から供給される電力を制御して前記モータ(14)を駆動するとともに、前記モータ(14)の回転で発生する電力を前記バッテリ(12)に回生するドライバ(20)と、
    前記バッテリ(12)の前記第1極(12p)と前記ドライバ(20)の第1極ライン(20p)とを接続する第1電源ライン(P2)に設けられた機械的接点を備えるコンタクタ(22)と、
    前記DC・DCコンバータ(18)の第2極ライン(18n)と前記ドライバ(20)の第2極ライン(20n)とを接続する接続ライン(N2)と、
    前記接続ライン(N2)と前記バッテリ(12)の前記第2極(12n)とを接続する第2電源ライン(N1)に設けられた半導体素子であるスイッチング手段(24)と、
    前記スイッチング手段(24)に対して並列で、前記バッテリ(12)の放電方向の電流を許容する向きに設けられたダイオード(76)と、
    前記バッテリ(12)及び前記ドライバ(20)の過電圧を検出する過電圧検出手段(25、61)と、
    を有し、
    前記半導体素子は、前記ドライバ(20)の基板上に実装され、且つ、前記モータ(14)に電流を供給するインバータ回路(58)の半導体素子と共通の放熱手段に取り付けられており、
    前記コンタクタ(22)をオンオフするときには、先に前記スイッチング手段(24)をオフにし、
    前記スイッチング手段(24)は、過電圧が検出されると前記過電圧検出手段(25、61)によってスイッチング制御される
    ことを特徴とするモータ駆動回路(10)。
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