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JP5161270B2 - まくら - Google Patents
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本発明は、頸部を安定させて首が前傾しないようにし、睡眠中に首、肩、腰の動きを自由にさせて寝返りを行いやすくすることで、睡眠中の疲れが身体の一部に集中しないようにして良好な睡眠状態を得る、首に宛うようにしたまくらに関する。
例えば、特開平10−137095号公報の首まくらは、頸椎部のズレを矯正するため頸部に宛うまくらで、円筒形まくら本体の外周面にクッション体を被包し、当該外周面を変形した頸椎部を載置する頸部載置面とし、左右方向に肩幅間隔で延在するとともに、円筒形まくら本体の高さを11cm前後に形成し、後方に垂下した後頭部を床面から離間した状態で保持するように形成されたものである。(特許文献1参照)
特開平10−137095号公報
上記首まくらは、販売店で購入するときに個人の頸部深度に合った高さのものが購入できるが、自宅の敷寝具で使用する際に自分の頸部深度に合わない場合や、使用者の体重の増減により体型が変化して自分の頸部深度に合わなくなってきた場合に、自分の頸部深度に合うように設定することができないため、首に宛うようにしたまくらの改善が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するために、使用者が自宅の敷寝具で使用する際に、簡単な作業で自分の頸部深度に合うように設定できるまくらを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、2枚の布地を重ねた状態にして縫い合わせて複数の長尺な補助芯部を長辺同士が並列となる配置で一列に連続するように設けた縫成体と前記各補助芯部に収容されて隆起させる複数のクッション体とを有し、表裏一方の面において、一端側補助芯部の長手方向に沿う外側縁部の両端に上側を係合面とする1対の第1留め具が対向して設けられ、裏表他方の面において、前記補助芯部間の縫い目の両端に下側を係合面とする1対の第1留め具が対向して設けられているベースマットと、厚みのあるシート材で構成され、一端の第1縁部が前記ベースマットの前記一端側補助芯部の長手方向に沿う外側縁部に対向している縁部に接合又は係合されて前記ベースマットに一体化され、表裏一方の面において、前記第1縁部の交差方向の第2及び第3縁部に複数の第2留め具が上側を係合面として離間して設けられているトップシートと、から構成され、前記ベースマットにおける前記上側を係合面とする1対の第1留め具、前記下側を係合面とする1対の第1留め具のいずれかに前記複数の第2留め具のいずれかが係合することを特徴とするまくらである。
また、請求項2に記載の発明は、前記ベースマットと前記トップシートの接合又は係合される前記各縁部の一方には、前記第1留め具が複数離間して設けられ、前記一方に対する他方には、前記第2留め具が複数離間して設けられ、前記トップシートは、前記第1留め具と第2留め具が係合されて前記ベースマットに一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のまくらである。
また、請求項3に記載の発明は、前記トップシートの外側から前記ベースマットを前記トップシートとともに巻き留めする巻き留めシーツを有し、該巻き留めシーツは、布地からなり、一端の縁部の中央近傍に離間して二つ折りした紐が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のまくらである。
本発明では、使用者が自宅の敷寝具で使用する際に、簡単な作業で自分の頸部深度に合うように設定することができる。
(a)(b)は、本発明の実施例に係るまくらを枕カバーに横又は縦に収納した状態を示す一部切欠斜視図である。 図1のまくらの分解斜視図である。 (a)は、図1のまくらにおけるベースマットの平面図、(b)は、側面図である。 図3のベースマットの内部に収容されるクッション体の斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)(b)は、本発明の実施例に係るまくらを枕カバーに横又は縦に収納した状態を示す一部切欠斜視図、図2は、図1のまくらの分解斜視図、図3(a)は、図1のまくらにおけるベースマットの平面図、図3(b)は、側面図、図4は、図3のベースマットの内部に収容されるクッション体の斜視図である。
図1〜図4において、まくら1は、ベースマット2と、トップシート3、巻き留めシーツ4とから構成されている。まくら1は、枕カバー5に収納して使用してもよいが、枕カバー5に収納しなくても差し支えない。
また、ベースマット2とトップシート3は巻かれた状態で簡単な巻き留めができるので、枕カバー5に収納して使用する場合、巻き留めシーツ4を使用しなくても差し支えない。
ベースマット2は、綿ポリエステル(例えば、綿80%、ポリエステル20%)からなる長方形の2枚の布地を上下に重ねた状態にして、端部から5mm程度内側の位置で各辺に沿って縫い合わせて長方形の四角枠の縫い目20を縫成するとともに、長手方向に沿う複数(図2では3つ)の直線状の縫い目22a,23a,24aを適宜の間隔で設け、複数(図2では4つ)の長尺な補助芯部21,22,23,24を長辺同士が並列となる配置で一列に連続するように設けた縫成体12を使用している。
そして、縫成体12の補助芯部21,22,23,24のそれぞれに太さの異なるクッション体13を収容して、隆起させている。これらの補助芯部21,22,23,24は、長辺同士が並列となる配置で一列に連続し、各補助芯部21,22,23,24同士が並行に重なる方向に湾曲させることが可能である。
各クッション体13は、長方形の布袋13aにポリエステル100%の縫い糸を使用して縫成し、粒状ウール(粒状キャメルウール、シルクの綿でもよい。)を充填したものである。各クッション体13は、それぞれが異なる適宜の量(例えば、50g〜80gの範囲の量)の粒状ウールを充填しており、図3(b)に示すように、ベースマット2は、各補助芯部21,22,23,24の径の大きさが異なっている。しかしながら、各クッション体13に充填する粒状ウールの量は、不均一にする必要がなければ全て同一にして、各補助芯部21,22,23,24の径を均一にしてもよい。
また、ベースマット2は、一面において、短手方向の一端側の補助芯部21の長手方向に沿う外側縁部21a、及び他端側の補助芯部24の長手方向に沿う外側縁部25aに複数(図2では4つ)の第1留め具6aが下側を係合面として離間して設けられるとともに、外側縁部21aの両端の位置に第1留め具6aが上側を係合面として設けられている。外側縁部21aと外側縁部25aは対向しており、外側縁部21a及び外側縁部25aの各第1留め具6a同士は対向した配置となっている。
また、ベースマット2は、一面において、短手方向の他端側の補助芯部21と、これと隣接する補助芯部22との間の直線状の縫い目22aの両端の位置(図3では両端近傍の位置)、及び補助芯部22と、これと隣接する補助芯部23との間の直線状の縫い目23aの両端の位置(図3では補助芯部21の縁部21aの交差方向の両端近傍の両側縁部の位置)に第1留め具6aが下側を係合面として対向して設けられている。
トップシート3は、ベースマット2と同様に綿ポリエステル(例えば、綿80%、ポリエステル20%)からなる厚みのある長方形のシート材で構成されている。このシート材は、2枚の布地を重ねた状態で表地と裏地の間に薄い綿を入れて縫い合わせて形成されたもので、同様な構成の市販のキルト材を使用することができる。トップシート3は、長辺3aの寸法がベースマット2の長辺2aと略同一の長さであり、長辺3aの交差方向の各短辺3bの寸法がベースマット2の短辺2bより多少長く形成されている。
トップシート3は、一面における長辺3aに沿う第1縁部31において、ベースマット2の外側縁部25aに取り付けられた複数の第1留め具6aと一致する位置に、第1留め具6aに着脱可能に係合する同数の第2留め具6bが上側を係合面として離間して設けられるとともに、各短辺3bに沿う第2縁部32及び第3縁部33の各中央近傍に第2留め具6bが上側を係合面として離間して設けられ、第2縁部32及び第3縁部33の各第2留め具6b同士は、対向した配置となっている。
トップシート3は、長辺3aに沿う第1縁部31の複数の第2留め具6bに、ベースマット2の長辺2aに沿う補助芯部24の外側縁部25aに設けられた複数の第1留め具6aが係合されて、長辺3aがベースマット2の長辺2aに取り付けられる。そして、トップシート3は、ベースマット2の外側に巻かれてベースマット2の上部を覆うものである。この場合、ベースマット2の他端側補助芯部21の外側縁部21aに設けられた複数の第1留め具6aを、トップシート3の第1縁部31の複数の第2留め具6bに係合することもできる。
巻き留めシーツ4は、長辺4a、短辺4bを有する長方形の布地からなり、短辺4bに沿う縁部4cの中央近傍に二つ折りした2本の紐7,7を離間して取り付けた構成であり、各紐7,7は、折り目7aの近傍が縁部4cに縫着されている。
次に、まくら1を組み立てる手順を説明する。まくら1を組み立てる場合、先ず、ベースマット2の長辺2aに沿う補助芯部24の外側縁部25aに設けられた複数の第1留め具6aを、トップシート3の長辺3aに沿う第1縁部31に設けられた複数の第2留め具6bに係合して、ベースマット2に並列に連続するようにトップシート3を取り付ける。
次に、ベースマット2を二つ折りに湾曲させて、ベースマット2の長辺2aに沿う補助芯部21の外側縁部21aの両端に設けられた1対の第1留め具6aを、トップシート3の各短辺3bに沿う第2及び第3縁部32,33に設けられた複数の第2留め具6bのいずれかに係合して、ベースマット2が複数の補助芯部21,22,23,24を二つ折り状態に保持させる。
クッション体13は、縫成体12の補助芯部21,22,23,24に収容して使用するだけでなく、ベースマット2を二つ折りに湾曲させたときに形成される巻き部分の中心にクッション体13を挿入して、まくらの高さ調整用の補助カセッットとして利用することができる。そして、二つ折りに湾曲させたベースマット2を補助カセッットとなるクッション体13と共に複数の補助芯部21,22,23,24が並列に重なるようにして巻いて、ベースマット2の短辺2bに沿う側縁部の複数の第1留め具6aを、トップシート3の第2縁部32及び第3縁部33に設けられた複数の第2留め具6bに係合して巻き留めする。尚、まくらの高さを高くしたくない場合は、クッション体13を補助カセッットとして利用する必要はない。
次に、ベースマット2を中心とし、外側にトップシート3を巻いた巻物を巻き留めシーツ4の上面に載置し、巻物の外側から巻き留めシーツ4を巻いて、各紐7,7の各二つ折り先端部同士を結んで巻き留めしてまくら1を完成させる。
こうして組み立てたまくら1は、ベースマット2に各々違う太さに設定した4本のクッション体13を採用することで、使用者の頸部の深さに対応できるものである。まくら1は、ベースマット2にトップシート3を取り付けて、重ねたり、丸めたりして使用者自らが本人の頸部に合わせることが出来る。使用に際しては出来上がった形状維持のために,巻き留めシーツ4で被い、枕カバ―5をかけて使用する。
枕カバー5は、長方形の2枚の布地を上下に重ねて端部から5mm程度内側の位置で各辺に沿って縫い合わせて開口5aを設けてなる袋状のものであり、まくら1を開口5aから図1(a)に示すように横に収納したり、又は、まくら1を開口5aから図1(b)に示すように縦に収納して使用する。
まくら1は、例えば、頸部深度3cmから10cmの範囲で頸部を支える構造とすれば、睡眠中に頸部にかかる負担を軽減するとともに、睡眠中の寝返りを容易にする。神経が通る頸部を守るために主素材に粒状ウールの性質(ウールの吸湿性、放湿性)を利用する事で、首周りの温度変化に対応出来る。また、粒状ウールは耐洗濯性があり枕の洗濯を可能にする。まくら1は、簡単に4分割できるので家庭の洗濯機で、洗濯できるし、使用者が自分の首の高さに合わせて調節できるので実用性がある。
実施例2のまくらは、実施例1におけるベースマット2とトップシート3とを兼ねたまくらシートと、枕カバーとから構成されている。まくらは、枕カバーに収納して使用してもよいが、枕カバーに収納しなくても差し支えない。まくらシートは、実施例1におけるベースマット2と略同様の構成のベースマット部と、実施例1におけるトップシート3と略同様の構成のトップシート部が一体化されたものである。
ベースマット部は、実施例1における縫成体12と略同様の構成の縫成体部を有している。縫成体部は、4つの長尺な補助芯部を長辺同士が並列となる配置で一列に連続するように設けられた構成である。補助芯部には、実施例1と同様に太さの異なるクッション体13を収容して隆起させている。しかしながら、各クッション体13を全て同一の太さにして、各補助芯部の径を均一にしても差し支えない。
ベースマット部は、一端側補助芯部から補助芯部が奥側に連続し、一端側補助芯部の長辺に沿う縁部と、一端側補助芯部に対する他端側に補助芯部の長辺に沿う奥側縁部が並列に対向しており、奥側縁部がトップシート部との接続部となっている。
ベースマット部は、一面において、縁部の両端に一対の第1留め具が上側を係合面として設けられている。そして、補助芯部の部の交差方向の両側縁部には、各補助芯部の境目近傍及び奥側縁部の両端の各位置に複数の第1留め具が下側を係合面として離間して設けられている。
トップシート部は、長辺に沿う第1縁部がベースマット部との接続部となっており、第1縁部にベースマットの奥側縁部を重ねた状態で縫合又は接着により接合され、ベースマットと一体化したまくらシートに形成されている。
トップシート部は、各短辺に沿う第2縁部及び第3縁部に沿って複数の第2留め具が上側を係合面として離間して設けられている。第2縁部と第3縁部は対向しており、第2縁部及び第3縁部の各第2留め具同士は、対向した配置となっている。
次に、まくらを組み立てる手順を説明する。まくらを組み立てる場合、先ず、まくらシートのベースマット部を二つ折りに湾曲させて、ベースマット部の一端側補助芯部の長辺に沿う縁部の外側縁部の両端に設けられた1対の第1留め具を、トップシート部の各短辺に沿う第2縁部及び第3縁部に設けられた複数の第2留め具のいずれかに係合して、ベースマットの複数の補助芯部を二つ折り状態に保持させる。
そして、クッション体13を補助カセットとして利用する場合は、ベースマットを二つ折り状態に保持させたときに形成される巻き中心の部分にクッション体13を挿入して、まくらの高さが高くなるように調整して、ベースマットをクッション体13と共に複数の補助芯部が並列に重なるようにして巻いて、ベースマットの側縁部に設けられた複数の第1留め具を、トップシートの第2縁部及び第3縁部に設けられた複数の第2留め具に係合して巻き留めし、まくらを完成させる。
こうして組み立てたまくらは、枕カバーの口から縦又は横に収納して使用することができる。
なお、実施例1,2において、まくらは、ベースマット、トップシート、巻き留めシーツ、枕カバーを全て長方形のもので構成した例を説明したが、これらは、三角形、正方形、五角形以上の多角形であってもよい。
1 まくら
2 ベースマット
2a,3a,4a 長辺
2b,3b,4b 短
3 トップシート
4 巻き留めシーツ
4c 短辺に沿う縁部
5 枕カバー
5a 開口
6a 第1留め具
6b 第2留め具
7 紐
7a 折り目
13 クッション体
13a 長方形の布袋
20 四角枠の縫い目
21,22,23,24 補助芯部
21a,25a 外側縁部
22a,23a,24a 直線状の縫い目
1 第1縁部
2 第2縁部
第3縁

Claims (3)

  1. 2枚の布地を重ねた状態にして縫い合わせて複数の長尺な補助芯部を長辺同士が並列となる配置で一列に連続するように設けた縫成体と前記各補助芯部に収容されて隆起させる複数のクッション体とを有し、表裏一方の面において、一端側補助芯部の長手方向に沿う外側縁部の両端に上側を係合面とする1対の第1留め具が対向して設けられ、裏表他方の面において、前記補助芯部間の縫い目の両端に下側を係合面とする1対の第1留め具が対向して設けられているベースマットと、
    厚みのあるシート材で構成され、一端の第1縁部が前記ベースマットの前記一端側補助芯部の長手方向に沿う外側縁部に対向している縁部に接合又は係合されて前記ベースマットに一体化され、表裏一方の面において、前記第1縁部の交差方向の第2及び第3縁部に複数の第2留め具が上側を係合面として離間して設けられているトップシートと、
    から構成され
    前記ベースマットにおける前記上側を係合面とする1対の第1留め具、前記下側を係合面とする1対の第1留め具のいずれかに、前記複数の第2留め具のいずれかが係合する、
    ことを特徴とするまくら。
  2. 前記ベースマットと前記トップシートの接合又は係合される前記各縁部の一方には、前記第1留め具が複数離間して設けられ、前記一方に対する他方には、前記第2留め具が複数離間して設けられ、前記トップシートは、前記第1留め具と第2留め具が係合されて前記ベースマットに一体化されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のまくら。
  3. 前記トップシートの外側から前記ベースマットを前記トップシートとともに巻き留めする巻き留めシーツを有し、
    該巻き留めシーツは、布地からなり、一端の縁部の中央近傍に離間して二つ折りした紐が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のまくら。
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