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JP5171200B2 - 給湯システム - Google Patents
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JP5171200B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ式給湯器と電気温水器又はガス給湯器を備えた給湯システムに関する。
従来、大量の給湯をするために、複数のヒートポンプを有するヒートポンプ式給湯システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。ヒートポンプは、ヒータと比較してランニングコストが低く、二酸化炭素排出量も少ないという利点がある。しかしながら、上記のようなヒートポンプ式給湯システムにおいては、外気温が著しく低下するとヒートポンプの能力が低下するので、複数のヒートポンプを用いても必要量の給湯ができない場合がある。
特開2005−214436号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ヒートポンプ式給湯器の経済性を生かしつつ、外気温が著しく低下した場合や、給湯量が通常より多い場合においても十分な量の給湯が可能な給湯システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、ヒートポンプで水を加熱して給湯するヒートポンプ式給湯器と、貯湯タンクを有し、前記貯湯タンク内の水を電気ヒータで加熱して給湯する電気温水器と、を備えた給湯システムであって、前記貯湯タンク内の貯湯量を検知する貯湯検知手段と、前記ヒートポンプ式給湯器周囲の外気温を検知する外気温検知手段と、前記ヒートポンプ式給湯器及び前記電気温水器からの給湯を制御する制御手段とをさらに備え、前記電気温水器は、深夜電力時間帯のみ加熱運転を行う第1の運転モードと、時間帯に関わらず加熱運転を行う第2の運転モードとを備え、前記制御手段は、前記貯湯検知手段により前記貯湯タンク内に所定量の貯湯が検知されたとき、前記電気温水器から給湯するように制御し、前記貯湯タンク内に所定量の貯湯が検知されず、前記外気温検知手段により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、前記ヒートポンプ式給湯器から給湯するように制御するものである。
請求項2に記載の発明は、給湯タンクを有し、ヒートポンプで水を加熱して給湯するヒートポンプ式給湯器と、ガスの燃焼で水を加熱して給湯するガス給湯器と、を備えた給湯システムであって、前記給湯タンク内の貯湯量を検知する貯湯検知手段と、前記ヒートポンプ式給湯器周囲の外気温を検知する外気温検知手段と、前記ヒートポンプ式給湯器及び前記ガス給湯器からの給湯を制御する制御手段とをさらに備え、前記貯湯検知手段は、前記給湯タンクの温度又は前記給湯からの給湯管の温度を検知することにより、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があるか否かを検知し、第1の設定温度を検知した後においては、前記第1の設定温度より低い第2の設定温度を超える温度を検知している間、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知し、前記第2の設定温度以下の温度を検知すると、前記給湯タンク内に所定量の貯湯がないと検知し、前記第2の設定温度以下の温度を検知した後においては、前記第1の設定温度未満の温度を検知している間、前記給湯タンク内に所定量の貯湯がないと検知し、前記第1の設定温度以上の温度を検知すると、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知し、前記制御手段は、前記貯湯検知手段により前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知され、前記外気温検知手段により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、前記ヒートポンプ式給湯器から給湯するように制御し、それ以外のとき、前記ガス給湯器から給湯するように制御するものである。



請求項1に記載の発明によれば、電気温水器が深夜電力時間帯のみ加熱運転を行う第1の運転モードのとき、比較的割安な深夜電力を利用して電気温水器により貯湯タンクに貯湯し、深夜電力が利用できない昼間時間帯において、電気温水器の貯湯タンク内のお湯から先ず給湯し、貯湯タンク内の貯湯が所定量以下になれば、電気温水器よりもランニングコストが低いヒートポンプ式給湯器から給湯するので、深夜電力を適宜活用しつつ経済的な給湯が可能となる。また、昼間時間帯において、外気温が所定の外気温以下に低下した場合や給湯量が多い場合は、ヒートポンプ式給湯器からは十分な給湯ができないが、電気温水器が時間帯に関わらず加熱運転を行う第2の運転モードに設定するので、十分な量の給湯が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、給湯システムは、外気温が所定の外気温以下に低下した場合や給湯量が多い場合においてもガス給湯器から十分な量の給湯が可能であり、それ以外の通常は、ランニングコストが低いヒートポンプ式給湯器から給湯するので、経済的な給湯が可能である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る給湯システム10について図1を参照して説明する。給湯システム10は、ヒートポンプ式給湯器11と2台の電気温水器13a及び13bを備える。ヒートポンプ式給湯器と電気温水器の台数は、これに限定されるものではなく、給湯量等に応じて適宜選択されるが、電気温水器は、最大2台までが好ましい。ヒートポンプ式給湯器11の給湯タンク12は、給水管16からモータバルブである電動弁MV3を経由して給水され、電気温水器13aの貯湯タンク14aは、給水管16から電動弁MV1を経由して給水され、電気温水器13bの貯湯タンク14bは、電動弁MV2を経由して給水される。給水管16の入口付近にストレーナ(図示せず)を設けて、給水される水から異物を除去してもよい。給湯タンク12内の水は、ヒートポンプの加熱によって沸き上げられ、貯湯タンク14a及び14b内の水は、電気ヒータの加熱によって沸き上げられる。沸き上げられたお湯は、給湯管17に出湯される。給湯タンク12と貯湯タンク14a及び14bは、出湯時に温度成層が形成される仕様のものであり、出湯と同時に給水されることでタンク内が攪拌されない構造仕様としている。
貯湯タンク14a及び14b内の貯湯量を検知する貯湯検知手段TC1及びTC2がそれぞれ設けられる。貯湯検知手段TC1及びTC2は、例えば、熱電対からなる温度センサであり、それぞれ貯湯タンク14a及び14bのタンク上部表面温度又は同上部からの給湯管表面温度を検知する。貯湯タンク14a及び14bは、出湯時に温度成層が形成されるので、温度センサによってお湯の層を検知することにより所定量の貯湯を検知することができる。ヒートポンプ式給湯器11の近くには外気温を検知する外気温検知手段TC4が設けられる。外気温検知手段TC4は、例えば、熱電対からなる温度センサである。
ヒートポンプ式給湯器11及び電気温水器13a及び13bからの給湯を制御する制御手段は、リレーによる制御盤からなる制御部15と、制御部15によって開閉制御される電動弁MV1乃至MV3とから構成される。制御部15が電動弁MV1を開制御すれば、給水管16の給水圧によって電気温水器13aから給湯管17に給湯され、電動弁MV2を開制御すれば電気温水器13bから給湯され、電動弁MV3を開制御すればヒートポンプ式給湯器11から給湯される。
電気温水器13a及び13bには、深夜電力時間帯のみ加熱運転を行う第1の運転モードである深夜モードと、時間帯に関わらず加熱運転を行う第2の運転モードである満タンモードとがあり、運転モードが設定できる(図示せず)。給湯システム10の制御手段は、貯湯検知手段TC1及びTC2により貯湯タンク14a及び14b内に所定量の貯湯が検知されたとき、電気温水器13a及び13bから給湯するように制御し、貯湯タンク14a及び14b内に所定量の貯湯が検知されず、外気温検知手段TC4により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、ヒートポンプ式給湯器11から給湯するように制御する。
次に、給湯システム10の深夜モードにおける動作を図2を参照して説明する。電力会社との受電契約によって割安な深夜電力が利用できる深夜電力時間帯において、電気温水器13a及び13bは、深夜電力で水を沸き上げ、貯湯タンク14a及び14bに貯湯する。深夜モードの場合、電気温水器13a及び13bは、深夜電力時間帯が終了すると加熱運転は行わない。制御部15は、電気温水器13a及び13bからの給湯を優先して電動弁MV1乃至MV3を開閉制御する。電気温水器13a及び13bは、外気温に関わらず電気ヒータで水を沸き上げるので、貯湯タンク14a及び14bには、例えば、80℃以上の沸き上げ設定温度のお湯が貯湯される。貯湯検知手段である熱電対TC1によって貯湯タンク14aに80℃以上の貯湯が検知され、制御部15により電動弁MV1が開制御され、電気温水器13aが貯湯タンク14aから出湯して給湯する。同様に、貯湯検知手段である熱電対TC2により貯湯タンク14bに80℃以上の貯湯が検知され、制御部15により電動弁MV2が開制御され、電気温水器13bが貯湯タンク14bから出湯して給湯する。そのとき、電動弁MV3は閉であり、ヒートポンプ式給湯器11からは給湯されない。従って、深夜電力で沸き上げられて貯湯されたお湯が優先的に給湯されるので経済的である。
貯湯タンク14a及び14bは、出湯と同時に給水されるので、出湯に伴ってタンク内の水温が次第に低下する。貯湯タンク14a及び14bは、出湯時に温度成層が形成されるので、タンク上部にお湯の層ができる。熱電対TC1は、貯湯タンク14aにお湯の層が無くなったことを検知する。例えば、熱電対TC1により沸き上げ設定温度より30℃乃至40℃程度低下した温度である50℃以下が検知されると、貯湯タンク14aに所定量の貯湯が無いことを意味し、制御部15により電動弁MV1が閉制御され、電気温水器13aからの給湯が停止する。同様に、熱電対TC2により50℃以下が検知されると、制御部15により電動弁MV2が閉制御され、電気温水器13bからの給湯が停止する。電動弁MV1とMV2がともに閉となると、制御部15により電動弁MV3が開制御され、ヒートポンプ式給湯器11から給湯される。ヒートポンプ式給湯器11は、昼間時間帯においては、電気温水器よりもランニングコストが低く、経済的である。
ヒートポンプは、著しく外気温が低下したときは、お湯を沸き上げることができない。外気温検知手段である熱電対TC4により、所定の外気温、例えば−10℃未満の外気温が検知されたとき、電動弁MV3が閉制御され、ヒートポンプ式給湯器11からの給湯が停止する。この場合は、運転モードを第2の運転モードである満タンモードに設定変更すれば、給湯システム10は、電気温水器13a及び13bから給湯することができる。
次に、給湯システム10の満タンモードにおける動作を同じく図2を参照して説明する。外気温が所定の外気温、例えば−10℃未満に低下したとき、又は低下が予想されるとき、電気温水器13a及び13bの運転モードが第2の運転モードである満タンモードに設定される。また、給湯量が多いとき、又は給湯量が多くなると予想されるとき、電気温水器13a及び13bの運転モードが満タンモードに設定される。例えば、給湯システム10を商業施設に用いる場合、休日など来客数が多い日に運転モードが満タンモードに設定される。満タンモードへの設定は、手動で行ってもよいし、例えば、センサにより外気温を検知したり、電気温水器13a及び13bの制御回路にカレンダー機能を設けるなどして自動的に行ってもよい。満タンモードでは、電気温水器13a及び13bは時間帯に関わらず加熱運転を行うので、貯湯タンク14a及び14bは、常にお湯の層が存在し、満タンに貯湯された状態となる。貯湯検知手段である熱電対TC1及びTC2により貯湯が検知され、制御部15により電動弁MV1及び電動弁MV2が開制御され、電気温水器13a及び13bから給湯される。従って、外気温に関わらず、給湯システム10は、十分な量の給湯ができる。
なお、外気温が−10℃以上に上昇し、給湯量が通常程度である場合、電気温水器13a及び13bの運転モードを第1の運転モードである深夜モードに設定変更すれば、貯湯タンク14a及び14bに所定量の貯湯が無くなると、ヒートポンプ式給湯器11から給湯される。
上述の動作を実現する給湯システム10のバルブ切替配線の一例を図3を参照して説明する。熱電対TC1、TC2、TC4による温度検知は、それぞれデジタルサーモスタットTHM1、THM2、THM4に入力される。デジタルサーモスタットTHM1、THM2、THM4の出力は、制御部15に入力される。制御部15は、デジタルサーモスタットTHM1、THM2、THM4からの接点と、バルブ切替用リレーR1、R2、R3、R4とを有している。制御部15は、バルブ切替用リレーR1、R2、R3の接点のONとOFFによって、それぞれ電動弁MV1、MV2、MV3を開閉制御する。電動弁MV1乃至MV3の開閉状態は、制御部15に設けられたランプL1乃至L6の点灯又は滅灯によって表示される。制御部15には、制御電源としてAC100Vが漏電ブレーカELBを介して供給される。漏電ブレーカELBは、制御部15の制御盤に設けてもよい。
次に、制御部15によるバルブ切替について説明する。熱電対TC1が80℃以上の貯湯を検知すると、デジタルサーモスタットTHM1の接点が閉じ、バルブ切替用リレーR1がONになり、バルブ切替用リレーR1の接点が閉じ、電動弁MV1のOPEN端子とCOM端子の間が加圧され、モータが動作して電動弁MV1が開となる。電動弁MV1が開となると、開ランプL1が点灯し、閉ランプL2が滅灯する。同様に、熱電対TC2が80℃以上の貯湯を検知すると、デジタルサーモスタットTHM2の接点が閉じ、バルブ切替用リレーR2がONになり、電動弁MV2が開となり、開ランプL3が点灯する。デジタルサーモスタットTHM1及びTHM2は、ヒステリシス特性を有するように設定される。熱電対TC1が50℃以下を検知すると、デジタルサーモスタットTHM1の接点が開き、制御部15のバルブ切替用リレーR1がOFFになり、熱電対TC2が50℃以下を検知すると、デジタルサーモスタットTHM2の接点が開き、制御部15のバルブ切替用リレーR2がOFFになる。バルブ切替用リレーR1及びR2がともにOFFになると、R1とR2の直列のb接点が閉じてバルブ切替用リレーR3がONになり、電動弁MV3が開となり、開ランプL5が点灯する。
外気温が−10℃未満であることを熱電対TC4が検知すると、デジタルサーモスタットTHM4の接点が閉じ、バルブ切替用リレーR4がONになり、R4のb接点が開いてバルブ切替用リレーR3がOFFになり、電動弁MV3が閉となる。なお、デジタルサーモスタットTHM4の動作条件にある所定の外気温は、−10℃に限定されるものではなく、ヒートポンプ式給湯器11の能力に応じて適宜選択してもよい。また、デジタルサーモスタットTHM4をヒステリシス特性を有するように設定してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る給湯システム20について図4を参照して説明する。給湯システム20は、ヒートポンプ式給湯器11とガス給湯器23を備える。ヒートポンプ式給湯器11の給湯タンク12は、給水管16から電動弁MV11を経由して給水され、ガス給湯器23の給湯タンク24は、給水管16から電動弁MV23を経由して給水される。給湯タンク12内の水は、ヒートポンプの加熱によって沸き上げられ、給湯タンク24内の水は、ガス燃焼の加熱によって沸き上げられる。沸き上げられたお湯は、給湯管17に出湯される。給湯タンク12と給湯タンク24は、出湯時に温度成層が形成される仕様のものであり、出湯と同時に給水されることでタンク内が攪拌されない構造仕様としている。給湯タンク12には、貯湯検知手段TC11が設けられる。貯湯検知手段TC11は、例えば、熱電対からなる温度センサであり、給湯タンク12のタンク上部表面温度又は同上部からの給湯管表面温度を検知する。給湯タンク12は、出湯時に温度成層が形成されるので、温度センサによってお湯の層を検知することにより所定量の貯湯を検知することができる。ヒートポンプ式給湯器11の近くには外気温を検知する外気温検知手段TC4が設けられる。外気温検知手段TC4は、例えば、熱電対からなる温度センサである。ヒートポンプ式給湯器11及びガス給湯器23からの給湯を制御する制御手段は、リレーによる制御盤からなる制御部25と、制御部25によって開閉制御される電動弁MV11及びMV23とから構成される。制御部25が電動弁MV11を開制御すれば、給水管16の給水圧によってヒートポンプ式給湯器11から給湯管17に給湯され、電動弁MV23を開制御すればガス給湯器23から給湯される。
給湯システム20の制御手段は、貯湯検知手段TC11により給湯タンク12内に所定量の貯湯が検知され、外気温検知手段TC4により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、ヒートポンプ式給湯器11から給湯するよう制御し、それ以外のとき、ガス給湯器23から給湯するように制御する。
次に、給湯システム20の動作を図5を参照して説明する。ヒートポンプ式給湯器11は、水を沸き上げ、給湯タンク12に貯湯する。制御部25は、ヒートポンプ式給湯器11からの給湯を優先して電動弁MV11及びMV23を開閉制御する。給湯タンク12には、所定の設定温度、例えば、80℃以上の沸き上げ設定温度のお湯が貯湯される。貯湯検知手段である熱電対TC11により給湯タンク12に80℃以上の貯湯が検知されると、制御部25により電動弁MV11が開制御され、ヒートポンプ式給湯器11の給湯タンク12から出湯して給湯される。そのとき、電動弁MV23は閉であり、ガス給湯器23からは給湯されない。
給湯タンク12は、出湯と同時に給水されるので、ヒートポンプ式給湯器11の給湯能力以上の出湯を行う場合、出湯に伴って給湯タンク12内の水温が次第に低下する。給湯タンク12は、出湯時に温度成層が形成されるので、タンク上部にお湯の層ができる。熱電対TC11により、例えば、沸き上げ設定温度より30℃乃至40℃程度低下した50℃以下が検知されると、給湯タンク12にお湯の層すなわち所定量の貯湯が無いことを意味し、制御部25により電動弁MV11が閉制御され、ヒートポンプ式給湯器11からの給湯が停止する。また、外気温検知手段である熱電対TC4により所定の外気温、例えば−10℃未満の外気温が検知されたとき、制御部25により電動弁MV11が閉制御され、ヒートポンプ式給湯器11からの給湯が停止する。ヒートポンプ式給湯器11からの給湯が停止する条件と反対の条件で電動弁MV23が開制御され、ガス給湯器23から給湯される。
外気温が上昇して熱電対TC4により−10℃以上の外気温が検知され、熱電対TC11により、給湯タンク12に80℃以上の貯湯が検知されると、ヒートポンプ式給湯器11から給湯され、ガス給湯器23からの給湯が停止するように制御される。
このように、給湯システム20は、通常は、ガス給湯器23よりもランニングコストが低く、二酸化炭素の排出量も少ないヒートポンプ式給湯器11から優先的に給湯し、ヒートポンプ式給湯器11から給湯できないときは、ガス給湯器23から給湯することにより、継続して給湯することができる。従って、外気温が低下した場合や給湯量が多い場合においても、給湯システム20は十分な量の給湯ができる。
上述の動作を実現する給湯システム20のバルブ切替配線の一例を図6を参照して説明する。熱電対TC11、TC4による温度検知は、それぞれデジタルサーモスタットTHM11、THM4に入力される。デジタルサーモスタットTHM11、THM4の出力は、制御部25に入力される。制御部25は、リレーによる制御盤となっており、デジタルサーモスタットTHM11、THM4からの接点と、バルブ切替用リレーR11とを有している。制御部25は、バルブ切替用リレーR11の接点のONとOFFによって、電動弁MV11、MV23を開閉制御する。電動弁MV11、MV23の開閉状態は、制御部25に設けられたランプL11、L12、L23、L24の点灯又は滅灯によって表示される。制御部25には、制御電源としてAC100Vが漏電ブレーカELBを介して供給される。漏電ブレーカELBは、制御部25の制御盤に設けてもよい。
次に、制御部25によるバルブ切替動作について説明する。熱電対TC11が80℃以上を検知すると、デジタルサーモスタットTHM11の接点が閉じる。熱電対TC11が50℃以下を検知すると、デジタルサーモスタットTHM11の接点が開く。デジタルサーモスタットTHM11は、ヒステリシス特性を有するように設定されているので、熱電対TC11が50℃を超え80℃未満の範囲の温度を検知したとき、THM11の接点の状態は変化しない。熱電対TC4が−10℃以上の外気温を検知すると、デジタルサーモスタットTHM4の接点が閉じる。熱電対TC4が−10℃未満の外気温を検知すると、デジタルサーモスタットTHM4の接点が開く。THM11の接点とTHM4の接点は、直列に接続されている。THM11の接点とTHM4の接点がともに閉じると、制御部25のバルブ切替用リレーR11がONになる。バルブ切替用リレーR11がONになると、R11のa接点が閉じてモータバルブからなる電動弁MV11が開となり、R11のb接点が開いて電動弁MV23が閉となる。THM11の接点とTHM4の接点のどちらか一方が開くと、制御部25のバルブ切替用リレーR11がOFFになる。バルブ切替用リレーR11がOFFになると、R11のb接点が閉じて電動弁MV23が開となり、R11のa接点が開いて電動弁MV11が閉となる。このように、ヒートポンプ式給湯器11の電動弁MV11とガス給湯器23の電動弁MV23は、反対の開閉制御がされる。
上述したように、本発明の給湯システム10及び給湯システム20は、ランニングコストの低いヒートポンプ式給湯器11で給湯し、外気温の著しい低下などによりヒートポンプ式給湯器11の能力不足が懸念されるときは、安定して給湯能力が出せるヒータを有する電気温水器又はガス給湯器に切り替えて給湯をバックアップすることができる。ヒートポンプ式給湯器11は、ランニングコストが低いが、初期投資が高い。ヒートポンプ式給湯器11の給湯能力不足対策として、本発明は、初期投資が高い新たなヒートポンプ式給湯器を増設することなく、初期投資が低い電気温水器又はガス給湯器を組み合わせることで、給湯システム全体の投資額を抑えている。電気温水器やガス給湯器は、ランニングコストがヒートポンプ式給湯器11と比較して高いが、ヒートポンプ式給湯器11の給湯能力不足時という短時間運転用であるので、ランニングコストの負担増が小さくて済む。さらに、電気温水器を組み合わせる場合は、割安な深夜電力の利用ができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で主種の変形が可能である。例えば、本発明の第1の実施形態において、図7に示すように、給湯タンク12に、貯湯検知手段として熱電対TC3をさらに設け、図8に示すように、熱電対TC3によって給湯タンク12に所定量の貯湯が検知される条件をヒートポンプ式給湯器11から給湯する条件に入れてもよい。その場合、例えば、図9に示すように、バルブ切替配線に熱電対TC3の温度検知が入力されるデジタルサーモスタットTHM3を設ける。
すなわち、この給湯システム30は、図7乃至図9を参照して説明すると、給湯タンク12を有し、給湯タンク12内の水をヒートポンプで水を加熱して給湯するヒートポンプ式給湯器11と、貯湯タンク14a及び14bを有し、貯湯タンク内14a及び14bの水を電気ヒータで加熱して給湯する電気温水器13a及び13bと、を備え、給湯タンク12内と貯湯タンク14a及び14b内の貯湯量をそれぞれ検知する貯湯検知手段TC3、TC1及びTC2と、ヒートポンプ式給湯器11周囲の外気温を検知する外気温検知手段TC4と、ヒートポンプ式給湯器11及び電気温水器13a及び13bからの給湯を制御する制御手段35とをさらに備える。
ここに、電気温水器13a及び13bは、深夜電力時間帯のみ加熱運転を行う第1の運転モードと、時間帯に関わらず加熱運転を行う第2の運転モードとを備える。制御手段35は、貯湯検知手段TC1及びTC2により貯湯タンク14a及び14b内に所定量の貯湯が検知されたとき、電気温水器13a及び13bから給湯するように制御する。貯湯タンク内14a及び14bに所定量の貯湯が検知されず、外気温検知手段TC4により検知された外気温が所定の外気温以上であって、貯湯検知手段TC3により給湯タンク12内に所定量の貯湯が検知されたとき、ヒートポンプ式給湯器11から給湯するように制御する。これによって、給湯システム30は、給湯タンク12に所定量の貯湯を確保した時点でヒートポンプ式給湯器11から給湯することができる。
本発明の第1の実施形態に係る給湯システムの構成図。 同システムの動作仕様図。 同システムのバルブ切替配線図。 本発明の第2の実施形態に係る給湯システムの構成図。 同システムの動作仕様図。 同システムのバルブ切替配線図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る給湯システムの構成図。 同システムの動作仕様図。 同システムのバルブ切替配線図。
符号の説明
10、20 給湯システム
11 ヒートポンプ式給湯器
12 給湯タンク
13a、13b 電気温水器
14a、14b 貯湯タンク
15、25 制御部
23 ガス給湯器
TC1、TC2、TC11 貯湯検知手段
TC4 外気温検知手段
MV1、MV2、MV3、MV11、MV23 電動弁

Claims (2)

  1. ヒートポンプで水を加熱して給湯するヒートポンプ式給湯器と、
    貯湯タンクを有し、前記貯湯タンク内の水を電気ヒータで加熱して給湯する電気温水器と、を備えた給湯システムであって、
    前記貯湯タンク内の貯湯量を検知する貯湯検知手段と、
    前記ヒートポンプ式給湯器周囲の外気温を検知する外気温検知手段と、
    前記ヒートポンプ式給湯器及び前記電気温水器からの給湯を制御する制御手段とをさらに備え、
    前記電気温水器は、深夜電力時間帯のみ加熱運転を行う第1の運転モードと、時間帯に関わらず加熱運転を行う第2の運転モードとを備え、
    前記制御手段は、前記貯湯検知手段により前記貯湯タンク内に所定量の貯湯が検知されたとき、前記電気温水器から給湯するように制御し、
    前記貯湯タンク内に所定量の貯湯が検知されず、前記外気温検知手段により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、前記ヒートポンプ式給湯器から給湯するように制御することを特徴とする給湯システム。
  2. 給湯タンクを有し、ヒートポンプで水を加熱して給湯するヒートポンプ式給湯器と、
    ガスの燃焼で水を加熱して給湯するガス給湯器と、を備えた給湯システムであって、
    前記給湯タンク内の貯湯量を検知する貯湯検知手段と、
    前記ヒートポンプ式給湯器周囲の外気温を検知する外気温検知手段と、
    前記ヒートポンプ式給湯器及び前記ガス給湯器からの給湯を制御する制御手段とをさらに備え、
    前記貯湯検知手段は、
    前記給湯タンクの温度又は前記給湯からの給湯管の温度を検知することにより、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があるか否かを検知し、
    第1の設定温度を検知した後においては、前記第1の設定温度より低い第2の設定温度を超える温度を検知している間、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知し、前記第2の設定温度以下の温度を検知すると、前記給湯タンク内に所定量の貯湯がないと検知し、
    前記第2の設定温度以下の温度を検知した後においては、前記第1の設定温度未満の温度を検知している間、前記給湯タンク内に所定量の貯湯がないと検知し、前記第1の設定温度以上の温度を検知すると、前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知し
    前記制御手段は、前記貯湯検知手段により前記給湯タンク内に所定量の貯湯があると検知され、前記外気温検知手段により検知された外気温が所定の外気温以上のとき、前記ヒートポンプ式給湯器から給湯するように制御し、
    それ以外のとき、前記ガス給湯器から給湯するように制御することを特徴とする給湯システム。
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