以下に添付図面を参照して、この発明にかかる施解錠システムおよび施解錠方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態においては、認証記憶媒体により入退室管理を行う室に設けられた出入口扉に、主錠と補助錠とを設置しており、補助錠に本発明の施解錠システムを適用している。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる施解錠システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の施解錠システム100は、錠前装置としての補助錠101と、RFID(Radio Frequency Identification)リーダ107と、報知部108とを主に備えている。
補助錠101は、認証記憶媒体により入退室管理を行う室1(図2参照)の室内外を隔てる出入口扉2に設けられ、認証記憶媒体であるRFIDタグ70を保有する正規の利用者Pが、RFIDタグ70を所持せずに室外あるいは館外(以下、室外という。)へ外出し、再入室不可能に陥ることを防止する目的で使用される。すなわち、補助錠101は、通常は解錠状態となっており、RFIDタグ70を所持する正規の利用者の入退室において施解錠操作が不要な錠前装置であって、正規の利用者がRFIDタグ70を所持せずに外出しようとしているのを検知した場合に、解錠状態から施錠状態へ移行して、利用者の外出を一時的に阻止し、RFIDタグ70を所持せずに外出することを防止するものである。
まず、補助錠101の詳細について説明する。補助錠101は、図1に示すように、施解錠部としての錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105と、施解錠制御部106とを主に備えている。
錠前機構102は、出入口扉2に設置され、通常は解錠状態となっており、後述の施解錠制御部106からの制御を受けて施解錠を行う。錠前機構102の詳細な構成および機構については後述する。
センサ104は、図2、3に示すように室1内の出入口扉2付近に設置され、後述するセンサ検知エリアαへ進入した利用者などを検知する人感センサである。センサ104は、例えば焦電素子、サーミスタボロメータ、サーモパイル等の周知の赤外線検出素子等で構成され、センサ検知エリアαから受光した赤外線の受光強度変化に応じて、人を検知した場合にON信号を検知信号として検知信号受信部103に入力する。なお、本実施の形態では、センサ104をRFIDリーダ107と別体に構成しているが、センサ104をRFIDリーダ107に内蔵する構成としてもよい。また、センサ104には、重量静電容量変化型センサを用いても良い。
ここで、センサ検知エリアαは、図2、4に示すように、室1内の出入口扉2付近の所定領域であって、センサ104によって利用者等を検知可能な範囲を示している。室1を退出する利用者は、必ずセンサ検知エリアαを通過することとなる。
検知信号受信部103には、センサ104が接続され、センサ104から出入口扉2付近に接近した利用者Pを検知した旨を通知する検知信号(ON信号)を受信した場合に、外出者がいることを通知する退室通知信号を施解錠制御部106に送信する。
施解錠状態取得部105は、錠前機構102の施解錠状態を取得する。また、施解錠状態取得部105は、出入口扉2が施錠状態になった時点から、予め定められた所定時間を計測するタイマー機能を備え、所定時間が経過した場合に、その旨を施解錠制御部106に通知する。
施解錠制御部106は、第1に、センサ104から検知信号を受信した場合に、RFIDリーダ107に対してRFIDタグを探索する旨の指示信号を送信する。施解錠制御部106は、第2に、通常時、すなわちRFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知した場合は補助錠101を解錠状態のまま保持し、RFIDリーダ107が所定時間内にRFIDタグ70を検知しなかった場合のみ、補助錠101を解錠状態から施錠状態に移行する。第3に、施解錠制御部106は、RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知しなかった場合、報知部108に対して報知を行う旨の指示信号を送信する。第4に、施解錠制御部106は、施解錠状態取得部105から、補助錠101を施錠状態にした時点から所定時間が経過した旨の通知を受けた場合に、補助錠101を施錠状態から解錠状態に移行する。
RFIDリーダ107は、施解錠制御部106からRFIDタグ70を探知する旨の指示信号を受けてRFIDタグ70の探索を行う。図2、3に示すように、利用者PがRFIDタグ70を所持している場合には、RFIDリーダ107は、RFIDタグ70から後述するタグIDを受信し、施解錠制御部106に対してRFIDタグ70を検知した旨を通知する通知信号を送信する。図4、5に示すように、利用者PがRFIDタグ70を所持していない場合には、RFIDリーダ107は、所定時間内にRFIDタグ70からの送信を受信できず、施解錠制御部106に対してRFIDタグ70を検知できなかった旨を通知する通知信号を送信する。
具体的には、RFIDリーダ107は、利用者が携帯所持可能なRFIDタグ70を通信距離内で認識し、RFIDタグ70から送信される信号、即ちRFIDタグ70に記憶されているRFIDタグ70に固有の識別情報であるタグIDを非接触で受信して読み取るものである。ここで、RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波あるいは電磁波を利用して非接触でID(識別情報)等の読み出しおよび書き込みを行うものであり、内部に電子的な情報を持つタグが、読み取り装置であるRFIDリーダと電波で送受信を行うことで、タグに記録されている情報を識別する技術である。
ここで、上記では、RFIDリーダ107は、RFIDタグ70のタグIDを受信しRFIDタグの検知か不検知かのみを判断しているが、その他の形態として、RFIDリーダ107にタグIDを登録しておき、登録されているタグIDとRFIDタグ70から受信したタグIDとを認証することにより、登録されているRFIDタグであるか否かを確認することも可能である。
報知部108は、施解錠制御部106が、検知信号受信部103から退室検知信号を受信し、補助錠101を施錠状態にした場合に、LED等を用いたアラーム灯を点灯させたり、液晶パネルを用いた表示部を設けてRFIDタグ70を不所持である旨の警告メッセージを表示したり、アラーム発生装置を設けてアラーム音を発生させたりする等して、利用者PにRFIDタグ70を不所持である旨を報知する。また、上記では、施解錠制御部106が補助錠101を施錠状態に移行した後に報知部108が利用者Pに報知を行うとしたが、施解錠制御部106が補助錠101を施錠状態に移行すると同時に報知部108が利用者Pに報知を行っても良いし、施解錠制御部106が補助錠101を施錠状態に移行する前に報知部108が利用者Pに報知を行っても良い。また、施解錠制御部106が補助錠101を施錠状態にせずに報知部108が利用者Pに報知を行っても良い。
次に、図2、4を用いて、本実施の形態にかかる施解錠システムを設置した部屋への出入動作について説明する。図2および図4は、実施の形態1にかかる施解錠システムを設置した部屋の間取りを示す模式図である。
室1は、本実施の形態にかかる補助錠101と、主錠601を設置した出入口扉2によって室外と隔てられており、室内側の出入口扉2付近に、センサ104と、RFIDリーダ107とを設置し、センサ検知エリアαを設けている。室1は一つの室で構成されても良いし、図2、4に示すように複数の室で構成されても良い。また、室1は室外側にRFIDリーダ71を設置しており、RFIDタグなどの認証記憶媒体を用いて入室管理が行われている。利用者は、室1内に入室する場合、RFIDタグ70を室1の室外に設けられたRFIDリーダ71に照合し、出入口扉2を解錠状態に移行することで、室1内に入室可能となる。
主錠601は、通常は施錠状態となっており、正規の利用者が室1に入室する場合には、出入口扉2付近に設置したRFIDタグ70の検知装置であるRFIDリーダ71(図2、4参照)にRFIDタグ70を読み取らせることで出入口扉2を解錠状態に移行し、正規の利用者の入室を可能にするものである。一方で、RFIDタグ70を所持しない部外者は、RFIDタグ70を照合することが出来ず主錠601を解錠できない。すなわち、RFIDタグ70を所持しない部外者の入室は不可能であり、かつ入室者に対して入室制限および入退室管理を行うことが可能となる。
一方、正規の利用者が室1内から室外へ外出する場合には、後述するように、利用者がレバーハンドル3を操作すると、出入口扉2は解錠状態となるため(図3参照)、入室管理制限は行いながら、利用者が室内から室外へスムーズに外出できるようにしている。
図3および図5は、第1の実施の形態にかかる施解錠システムを設置した出入口扉2の全体を示す模式図である。図3、5のそれぞれにおいて、左側の図が出入口扉2で仕切られた部屋の内側から見た出入口扉2の正面図であり、右側の図が出入口扉2の側面図を示している。図3では、本実施の形態にかかる施解錠システムを設置した室1から、RFIDタグ70を所持した利用者Pが室1の外部へ外出する場合の状態を示している。本実施の形態にかかる施解錠システム100において、利用者Pが室1から外出する際にセンサ検知エリアαに進入した場合、前述のように、センサ104は外出する利用者Pを検知し、施解錠制御部106に対して検知信号を送信する。検知信号を受信した施解錠制御部106は、RFIDリーダ107に対してRFIDタグ70の探索を指示する指示信号を送信する。指示信号を受信した場合、RFIDリーダ107は、タグ検知を通知するタグ検知信号を送信する。タグ検知信号を受信した施解錠制御部106は、利用者PがRFIDタグ70を所持していると判断し、補助錠101の解錠状態を保持して出入口扉2を開放可能とする。これにより利用者Pは通常通り、室1からスムーズに外出することが可能である。利用者Pが再入室する際には、通常通り、RFIDタグ70をRFIDリーダ71に照合させることで出入口扉2を開放可能であり、利用者Pは室1内へ再入室することができる。
一方、図5では、本実施の形態にかかる施解錠システムを設置した室1から、RFIDタグ70を所持しない利用者Pが室1の外部へ外出する場合の状態を示している。例えば、利用者Pが室内の机上などにRFIDタグ70を置き忘れている状態等である。本実施の形態にかかる施解錠システム100において、利用者Pが室1から外出する際にセンサ検知エリアαに進入した場合、前述のように、センサ104は外出する利用者Pを検知し、施解錠制御部106に対して検知信号を送信する。検知信号を受信した施解錠制御部106は、RFIDリーダ107に対してRFIDタグ70の探索を指示する指示信号を送信する。指示信号を受信したRFIDリーダ107が所定時間内にRFIDタグ70を検知できなかった場合、RFIDリーダ107は施解錠制御部106に、タグ不検知を通知するタグ不検知信号を送信する。タグ不検知信号を受信した施解錠制御部106は、利用者PがRFIDタグ70を所持していないと判断し、補助錠101を解錠状態から施錠状態に移行して出入口扉2を開放不可能とし、利用者Pが室1から外出することを不可能とする。これにより本実施の形態にかかる施解錠システムは、利用者PがRFIDタグ70を所持せずに室1外へ外出し、再入室する場合にRFIDタグ不所持のためRFIDリーダ71によってRFIDタグ照合を行うことができず、室1の正規の利用者であるにも関わらず再入室不能に陥ってしまうという、従来の課題を解決可能とするものである。
次に、図3、5を用いて本実施の形態にかかる施解錠システムおよび施解錠方法の動作について説明する。図3、5に示すように、出入口扉2には、補助錠101と、主錠601とが設置されている。また、室内の出入口扉2付近には、センサ104と、RFIDリーダ107とが設置されている。
主錠601は、レバーハンドル3と、シリンダ4と、デッドボルト6とで主に構成されている。主錠601は、前述したように、利用者が室外側からRFIDタグ70をRFIDリーダ71に照合することで、あるいは、シリンダ4に鍵を挿入して回動操作することでデッドボルト6を主錠601に対向した出入口の壁面に設けられた孔部(不図示)から外し、出入口扉2を解錠状態にする電気錠である。また、主錠601は、出入口扉2を一旦開放してから閉鎖した場合、自動的に施錠状態に復帰する。ここで、施錠状態とは、出入口扉2に設けられたレバーハンドル3を操作しても出入口扉2を開放不可能な状態である。主錠601において、デッドボルト6は、レバーハンドル3の回動操作と連動して移動し、レバーハンドル3が回動した場合にデッドボルト6は上述した孔部から外されて出入口扉2を開放可能な状態とし、レバーハンドルが回動不可能な場合にはデッドボルト6も移動不可能であるため、出入口扉2は開放不可能な状態で保持される。例えば、主錠601の施錠状態とは、レバーハンドル3が回動不可能な状態に保持されるため、デッドボルト6が上述した孔部に挿入された状態で保持されることで、出入口扉2を開放できない状態である。また、解錠状態とは、出入口扉2に設けられたレバーハンドル3を操作すれば出入口扉2を開放可能な状態である。例えば、主錠601の解錠状態とは、レバーハンドル3が回動可能な状態に保持されるため、レバーハンドル3の回動操作に伴い、デッドボルト6が上述した孔部から外されて出入口扉2の内部に保持されることにより、出入口扉2が開放できる状態である。また、室内側からレバーハンドル3を操作する場合には、常時レバーハンドル3が回動可能であるため、この回動に伴ってデッドボルト6が上述した孔部から外され、出入口扉2の内部に保持されることで、利用者は煩雑な操作をすることなく主錠601を開放することができ、自然に室外へ退出することが可能である。
補助錠101は、出入口扉2に埋め込まれており、主錠601と同様に、デッドボルト10が移動することで出入口扉2を施錠状態または解錠状態にするものである。補助錠101の詳細な機構と施解錠動作については、後述する。ここで、補助錠101の解錠状態とは、補助錠101に対向した出入口壁面に設けられた孔部(不図示)からデッドボルト10が外されて出入口扉2の内部に保持されることで補助錠101が解錠され、出入口扉2が開放できる状態である(図3参照)。また、補助錠101の施錠状態とは、上述した孔部(不図示)にデッドボルト10が挿入された状態で保持されることで補助錠101が施錠され、出入口扉2を開放できない状態である(図5参照)。
即ち、本実施の形態では、出入口扉2に主錠601および補助錠101を設置しているが、上述した通り主錠601が施錠状態であっても室内側からは解錠可能であるため、補助錠101が解錠状態である場合、出入口扉2は開放可能であり利用者Pは外出可能である。一方、補助錠101が施錠状態である場合、出入口扉2は開放不可能であり、利用者Pは外出することが出来ない。
本実施の形態の施解錠システム100は、前述のように、利用者Pが外出するために出入口扉2付近のセンサ検知エリアα(図2、4参照)に進入した場合、センサ104が利用者Pを検知して検知信号を施解錠制御部106へ送信し、検知信号を受信した施解錠制御部106はRFIDリーダ107に対してRFIDタグ70を探索するよう探索指示信号を送信し、探索指示信号を受信したRFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知した場合には、図3に示すように補助錠101を解錠状態で保持し、RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知しなかった場合には、図5に示すように補助錠101を解錠状態から施錠状態に移行するものである。
次に、図6、7を参照して、補助錠101の構成と機構の詳細について説明する。図6および図7は、実施の形態1における補助錠101の構造を示す模式図である。図6では補助錠101が解錠状態である場合を示し、図7では補助錠101が施錠状態である場合を示している。図6、7に示すように、本実施の形態の補助錠101は、フロント7と、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠制御部106と、施解錠状態取得部105とから構成されており、錠前機構102は、モータ40と、歯車43と、レール30と、中央歯車20と、レール13と、デッドボルト10と、マイクロスイッチ50とを主に備えている。
フロント7は、デッドボルト10が出入する開口部(不図示)を有し、錠前機構102の前面を覆う板状の金属板である。また、フロント7の上部と下部には、錠前機構102を出入口扉2に固定するためのねじ穴(不図示)が設けられている。補助錠101を出入口扉2に設置した場合は、錠前機構102が出入口扉2に埋め込まれ、フロント7が出入口扉2の側面に見える状態となる。
モータ40は、電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換するものであり、モータ本体41の下部に軸部42が接続されている。モータ40は、通電されることにより軸部42を正逆回転させる。すなわち、モータ40は、軸部42を矢印R1方向(図6参照)に回転(正回転)、または矢印R3方向(図7参照)に回転(逆回転)させるものである。
歯車43は、モータ40に接続された軸部42のモータ40側と反対側の端部に設けられており、軸部42の回転に連動して矢印R1方向および矢印R3方向に回転するものである。
レール30は、側面に凹凸が設けられ、下部に歯30aが設けられた棒状の部材であり、凹凸が歯車43に噛み合うように配置されている。そして、レール30は、歯車43が矢印R1方向に回転すると、その回転に伴って矢印A方向(図6参照)に移動する。また、レール30は、歯車43が矢印R3方向に回転すると、その回転に伴って矢印C方向(図7参照)に移動する。
中央歯車20は、歯20aが設けられた歯車であって、レール30の歯30aおよびレール13の歯13aと噛み合うように配置されている。そして、中央歯車20は、レール30が矢印A方向に移動すると、その移動に伴って矢印R2方向(図6参照)に回転する。また、中央歯車20は、レール30が矢印C方向に移動すると、その移動に伴って矢印R4方向(図7参照)に回転する。
レール13は、上部に歯13aが設けられた棒状の部材であり、中央歯車20の歯20aに噛み合いながらデッドボルト10の軸部11に固定して設置されている。そして、レール13は、中央歯車20が矢印R2方向に回転すると、その回転に伴って矢印B方向(図6参照)に移動して、デッドボルト10を矢印B方向に移動させる。また、レール13は、中央歯車20が矢印R4方向に回転すると、その回転に伴って矢印D方向(図7参照)に移動して、デッドボルト10を矢印D方向に移動させる。
デッドボルト10は、軸部11と、先端部12と、突部14とで構成されており、軸部11に設置されたレール13の移動に伴って矢印B方向または矢印D方向に移動することで、出入口扉2を施錠状態もしくは解錠状態にするものである。すなわち、デッドボルト10は、出入口扉2を収納する出入口の壁面に設けられた孔部(不図示)に対して先端部12が挿脱可能に移動するものであって、矢印B方向に移動して先端部12を孔部に挿入した状態を保持することによって出入口扉2を施錠状態にし、矢印D方向に移動して先端部12を孔部から外して出入口扉2の内部に保持することによって出入口扉2を解錠状態にする。また、突部14は、マイクロスイッチ50と接触するように、軸部11の右下部に設けられている。
マイクロスイッチ50は、物体の有無や位置を検出して接点を開閉するスイッチであり、錠前機構102の枠部の内側に設けられており、デッドボルト10が解錠状態である場合に接点51が突部14に接するように設置されている。そして、マイクロスイッチ50は、デッドボルト10が矢印B方向に移動して施錠状態になった時点で接点51が開いて「開」状態となり、デッドボルト10が矢印D方向に移動して解錠状態になると突部14に押圧された接点51が閉じて「閉」状態となる。
検知信号受信部103は、前述したように、センサ104が接続され、センサ104がセンサ検知エリアαに進入した利用者Pを検知した場合に、外出者を検知したことを通知する通知信号を施解錠制御部106に送信する。
施解錠制御部106は、前述したように、検知信号受信部103から利用者Pが検出された旨の検知信号を受信した場合に、RFIDリーダ107に対して、利用者PがRFIDタグ70を所持しているか否かを探知するよう探索指示を送信する。RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知しなかった場合、施解錠制御部106は補助錠101を解錠状態から施錠状態に移行する。具体的には、施解錠制御部106は、モータ40を駆動させることにより軸部42を矢印R1方向に回転(正回転)させる。この回転に伴って歯車43も矢印R1方向に回転し、歯車43の回転に連動してレール30が矢印A方向に移動し、中央歯車20を矢印R2方向に回転させる。そして、中央歯車20の回転に連動してレール13が矢印B方向に移動し、デッドボルト10も矢印B方向に移動することで、先端部12が出入口の孔部に挿入され、出入口扉2を施錠状態に移行することになる。
さらに、施解錠制御部106は、後述する施解錠状態取得部105により、デッドボルト10を施錠状態にした時点から所定時間が計測された場合、補助錠101を施錠状態から解錠状態に移行する。具体的には、施解錠制御部106は、モータ40を駆動することにより軸部42を矢印R3方向に回転(逆回転)させる。この回転に伴って歯車43も矢印R3方向に回転し、歯車43の回転に連動してレール30が矢印C方向に移動し、中央歯車20を矢印R4方向に回転させる。そして、中央歯車20の回転に連動してレール13が矢印D方向に移動し、デッドボルト10も矢印D方向に移動することで、先端部12が出入口の孔部から外されて、出入口扉2を解錠状態に移行することになる。
施解錠状態取得部105は、マイクロスイッチ50の接点51が「開」状態の場合はデッドボルト10が施錠状態であると判断し、マイクロスイッチ50の接点51が「閉」状態の場合はデッドボルト10が解錠状態であると判断する。また、施解錠状態取得部105は、出入口扉2が施錠状態になった時点、すなわちデッドボルト10が矢印B方向に移動することで、マイクロスイッチ50の接点51が「開」状態になった時点から、予め定められた所定時間(例えば30秒間)を計測するタイマー機能を備えている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の施解錠システムによる補助錠101の施解錠処理について説明する。図8は、実施の形態1に係る補助錠の施解錠動作の手順を示すフローチャートである。
まず、利用者Pが、室1内から室1外へ外出するために、出入口扉2へ接近し、センサ検知エリアα内へ進入する。センサ104は、センサ検知エリアα内に進入した利用者Pを検知し、検知信号受信部103に対して検知信号を送信する。施解錠制御部106は、検知信号受信部103から利用者Pが検知された旨の検知信号を受信したか否かを判断する(ステップS1)。検知信号を受信していない場合(ステップS1:No)、ステップS1に戻る。
検知信号受信部103から利用者Pが検知された旨の信号を受信した場合(ステップS1:Yes)、施解錠状態取得部105は、出入口扉2が解錠状態であるか否か、すなわち、図3に示すようにデッドボルト10が出入口扉2の内部に保持されているか否かをマイクロスイッチ50の開閉状態により判断する(ステップS2)。出入口扉2が解錠状態であった場合(ステップS2:Yes)、施解錠制御部106は、RFIDリーダ107に対して、利用者PがRFIDタグ70を所持しているか否かを探知するよう探索指示を送信する。RFIDリーダ107はRFIDタグ70からのタグIDの受信待ち状態となっており、RFIDタグ70からタグIDを受信すると、受信したことを通知するタグ検知信号あるいは受信しなかったことを通知するタグ不検知信号を送信する。施解錠制御部106は、タグ検知信号あるいはタグ不検知信号を受信し、RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知したか否かを判断する(ステップS3)。RFIDタグ70を検知していないと判断した場合(ステップS3:No)、施解錠制御部106は、モータ40を駆動して軸部42を正回転させることにより、デッドボルト10を出入口の孔部に挿入して補助錠101を施錠状態に移行する。さらに、報知部108はRFIDタグ不所持である旨を利用者Pに報知する(ステップS4)。RFIDタグ70を検知した場合(ステップS3:Yes)、ステップS1に戻る。
次に、施解錠状態取得部105は、出入口扉2が施錠状態になった時点から予め定められた所定時間の計測を行い、施解錠制御部106は、所定時間が経過したか否かの判断をする(ステップS5)。所定時間が経過してない場合(ステップS5:No)、ステップS5に戻り所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過した場合(ステップS5:Yes)、施解錠制御部106は、デッドボルト10を出入口の孔部から外して補助錠101を解錠状態に移行する(ステップS6)。
ステップS2において、出入口扉2が施錠状態であった場合(ステップS2:No)、施解錠制御部106は、RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知したか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7における動作は、ステップS3における動作と同様である。RFIDタグ70を検知した場合(ステップS7、Yes)、施解錠制御部106は、上述した方法により補助錠101を施錠状態から解錠状態へ移行し、利用者Pを外出可能にする(ステップS6)。RFIDタグ70を検知しなかった場合(ステップS7、No)、ステップS5へ移行する。
このように、本実施の形態にかかる施解錠システム100は、通常時には解錠状態であって、利用者が認証記憶媒体不所持であることを検知した場合にのみ、補助錠101を解錠状態から施錠状態にし、利用者が認証記憶媒体を所持せずに外出することを防止する。従って、利用者が認証記憶媒体を所持している場合には、補助錠101は動作せずに解錠状態を維持するため、平常時に電力を消費することはない。即ち、稀に起き得る認証記憶媒体の所持忘れ時にのみ動作することで、施解錠による電力消費を最小限に抑え施解錠システムを運用することが可能となる。また、利用者が平常通り認証記憶媒体を所持して外出する場合には、追加の操作を何ら要求しないシステムであるため、利用者がシステムの導入に際して特に留意すべき操作もなく、自然で快適な利用を可能にする。
また、本実施の形態にかかる施解錠システム100は、通常時には解錠状態であって、利用者が認証記憶媒体不所持であることを検知した場合に、利用者に対して認証記憶媒体不所持である旨を報知し、利用者が認証記憶媒体を所持せずに外出することを防止する。従って、利用者が平常通り認証記憶媒体を所持して外出する場合には、追加の操作を何ら要求しないシステムであるため、利用者がシステムの導入に際して特に留意すべき操作もなく、自然で快適な利用を可能にする。
また、本実施の形態にかかる補助錠101は、施錠状態に移行して所定時間経過後には、再度施錠状態から解錠状態へ移行するため、原状復帰するための作業は伴わず、また、他の利用者の外出の妨げとなることもなく、認証記憶媒体不所持外出を防止することを可能にする。
また、本実施の形態にかかる補助錠101は、先に外出を予定した利用者が認証記憶媒体不所持のために扉が施錠された場合においても、引き続き認証記憶媒体の所持検知を行い、次なる外出予定者が認証記憶媒体所持の場合には、補助錠を施錠状態から解錠状態に移行するため、他の利用者の外出の妨げとなることがなく、複数の利用者の外出をスムーズに行うことを可能にする。
(第2の実施の形態)
実施の形態1の施解錠システムでは、タグ検知部が認証記憶媒体の不所持を検知した場合に補助錠の施錠を行っていた。本実施の形態の施解錠システムでは、非常脱出操作器を設けることによって、非常時には認証記憶媒体不所持でも室内から室外へ退出可能とするものである。
図9は、第2の実施の形態にかかる施解錠システムの構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施の形態の施解錠システム200は、補助錠201と、RFIDリーダ107と、報知部108と、非常脱出操作器109とを主に備えている。ここで、RFIDリーダ107と、報知部108の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
非常脱出操作器109は、出入口扉2の室内側あるいは室内の扉近傍に設けられた押ボタン等を有する機器であって、緊急時に室内にいる利用者が操作することにより、補助錠201を強制解錠状態に移行し、RFIDタグ70を不所持であっても室1外へ脱出することを可能とするものである。
補助錠201は、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105と、施解錠制御部206とを主に備えている。ここで、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施の形態にかかる施解錠制御部206は、第1の実施の形態と同様の機能を有する他、非常脱出操作器109からの通知を受けて、補助錠201を強制解錠状態に移行する。また、施解錠制御部206は、施解錠状態取得部105によって解錠状態となった時点から一定時間が経過するまで、あるいは非常脱出操作器109によって強制解錠を解除する操作があるまで、補助錠201の解錠状態を保持する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の施解錠システムによる補助錠201の施解錠処理について説明する。図10は、実施の形態2にかかる施解錠システムにおける補助錠201の施解錠動作の手順を示すフローチャートである。
施解錠制御部206は、非常脱出操作器109から強制解錠指示を受けたか否か判断する(ステップS21)。強制解錠指示を受けていない場合(ステップS21:No)、ステップS24へ移行する。強制解錠指示を受けた場合(ステップS21:Yes)、施解錠制御部206は、補助錠201を強制解錠する(ステップS22)。
施解錠状態取得部105により、補助錠201を解錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けた場合、あるいは施解錠制御部206が非常脱出操作器109から強制解錠終了の操作を受け付けた場合(ステップS23:Yes)、施解錠制御部206は、補助錠201の強制解錠保持状態を終了して通常解錠状態へ移行し、ステップS24へ移行する。
施解錠状態取得部105により、補助錠201を解錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けていない場合、あるいは非常脱出操作器109から強制解錠終了の操作を受け付けていない場合(ステップS23:No)はステップS23に戻る。ステップS24〜S30は、第1の実施の形態におけるステップS1〜S7と同様である為、ここでの説明を省略する。
このように、第2の実施の形態にかかる施解錠システムは、非常時には手動操作によって補助錠を強制解錠可能とし、解錠状態を保持することができるため、第1の実施の形態にかかる施解錠システムの利点に加え、室内の利用者の安全性を向上させることが可能となる。
(第3の実施の形態)
実施の形態1の施解錠システムでは、検知部が認証記憶媒体の不所持を検知した場合に補助錠の施錠を行っていた。本実施の形態の施解錠システムでは、火災警報時などにおいて設備機器からの通知信号を受信し、補助錠を強制解錠および解錠保持することによって、非常時には認証記憶媒体不所持でも室内から室外へ退出可能とするものである。
図11は、第3の実施の形態にかかる施解錠システムの構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施の形態の施解錠システム300は、補助錠301と、RFIDリーダ107と、報知部108とを主に備えている。ここで、RFIDリーダ107と、報知部108の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
補助錠301は、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105と、施解錠制御部306とを主に備えている。ここで、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、施解錠制御部306には、例えば室1が属する建造物に設置されている火災報知機など、非常事態の報知を行う設備機器80が接続されている。
第3の実施の形態にかかる施解錠制御部306は、第1の実施の形態と同様の機能を有する他、設備機器80からの通知を受けて、補助錠301を強制解錠状態に移行する。また、施解錠制御部306は、施解錠状態取得部105によって解錠状態となった時点から一定時間が経過するまで、あるいは設備機器80から非常事態状況が解除された旨の通知を受けるまで解錠状態を保持する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の施解錠システムによる補助錠301の施解錠処理について説明する。図12は、第3の実施の形態にかかる施解錠システムにおける補助錠301の施解錠動作の手順を示すフローチャートである。
施解錠制御部306は、設備機器80から非常事態通知を受けたか否か判断する(ステップS31)。非常事態通知を受けていない場合(ステップS31:No)、ステップS34へ移行する。非常事態通知を受けた場合(ステップS31:Yes)、施解錠制御部306は、補助錠301を強制解錠する(ステップS32)。
施解錠状態取得部105により、補助錠301を解錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けた場合、あるいは施解錠制御部306が設備機器80から非常事態を解除した旨の通知を受付けた場合(ステップS33:Yes)、施解錠制御部306は、補助錠301の解錠保持状態を終了して通常解錠状態へ移行し、ステップS34へ移行する。
施解錠状態取得部105により、補助錠301を解錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けていない場合、あるいは設備機器80から非常事態の解除通知を受け付けていない場合(ステップS33:No)はステップS33に戻る。ステップS34〜S40は、第1の実施の形態におけるステップS1〜S7と同様である為、ここでの説明を省略する。
このように、第3の実施の形態にかかる施解錠システムは、火災報知機等の設備機器から直接非常事態通知を受付けて、補助錠を強制解錠状態とし、解錠状態を保持することができるため、第1の実施の形態にかかる施解錠システムの利点に加え、室内の利用者の安全性を向上させることが可能となる。
(第4の実施の形態)
実施の形態1の施解錠システムでは、検知部が認証記憶媒体の不所持を検知した場合に補助錠の施錠を行っていた。本実施の形態の施解錠システムでは、不審検知装置が扉付近において不審者を検知した場合に、不審検知信号を受信し、補助錠を強制施錠および施錠保持することによって、主錠と補助錠の2重に施錠して不審者の室内への侵入を防止するものである。
図13は、第4の実施の形態にかかる施解錠システムの構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施の形態の施解錠システム400は、補助錠401と、RFIDリーダ107と、報知部108とを主に備えている。ここで、RFIDリーダ107と、報知部108の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
補助錠401は、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105と、施解錠制御部406とを主に備えている。ここで、錠前機構102と、検知信号受信部103と、施解錠状態取得部105の機能および構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、施解錠制御部406には、不審検知装置81が接続されている。
不審検知装置81は、出入口扉2の内部もしくは内側に設置されており、主錠に対して不正解錠などの不正行為が行われた場合に、その不正行為を検知するものであり、振動を検知するセンサや、音波を分別して検知するセンサなどを備え、不審者を検知した場合に不審者を検知した旨の信号を送出する装置である。例えば、図14に示すように、不正侵入者Tが主錠601のシリンダ4に対して特殊な金属製の工具を用いて解錠するピッキング等の不正解錠を試みた場合、不審検知装置81は、主錠601あるいは出入口扉2に対する振動や主錠601から発せられる音波を不正行為として検知し、施解錠制御部406にその旨の信号を送出する。なお、不審検知装置81は、一般に市販されている、ピッキング工具をシリンダに差し込み不正解錠を試みる行為を感知して大音量の警報を発する「ピッキング警報機」を設置して不正行為を検知する構成としてもよい。なお、ここでは、不審検知装置により不審者の不審行為を検知するが、これに限定されるものではなく、例えば、監視センタからの不審者通知を受けて施錠移行を行うように構成することも出来る。また、出入口扉2の外側に不審検知装置を設け不審者の不審行為を検知しても良い。この場合の一例として、出入口扉2の外側における滞在時間が異常に長い(例えば、1分間)と判断された場合に、不審行為として検知しても良い。
第4の実施の形態にかかる施解錠制御部406は、第1の実施の形態と同様の機能を有する他、不審検知装置81から不審者を検知した旨の通知信号を受けて、補助錠401を強制施錠状態に移行する。また、施解錠制御部406は、施解錠状態取得部105によって施錠状態となった時点から一定時間が経過するまで、あるいは不審検知装置81から不審行為が終了した旨の通知を受けるまで施錠状態を保持する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の施解錠システムによる補助錠401の施解錠処理について説明する。図15は、第4の実施の形態にかかる施解錠システムにおける補助錠401の施解錠動作の手順を示すフローチャートである。
施解錠制御部406は、不審検知装置81から不審者を検知した旨の通知信号を受付けたか否か判断する(ステップS41)。通知信号を受付けていない場合(ステップS41:No)、ステップS45へ移行する。通知信号を受付けた場合(ステップS41:Yes)、施解錠制御部406は、補助錠401を強制施錠する(ステップS42)。
施解錠状態取得部105により、補助錠401を施錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けた場合、あるいは施解錠制御部406が不審検知装置81から不審行為が終了した旨の通知を受付けた場合(ステップS43:Yes)、施解錠制御部406は、補助錠401を施錠状態から解錠状態へ移行して強制施錠を終了し(ステップS44)、ステップS45へ移行する。
施解錠状態取得部105により、補助錠401を施錠状態にした時点から一定時間が経過したと通知を受けていない場合、あるいは不審検知装置81から不審行為が終了した旨の通知を受付けていない場合(ステップS43:No)はステップS43に戻る。ステップS45〜S51は、第1の実施の形態におけるステップS1〜S7と同様である為、ここでの説明を省略する。
このように、第4の実施の形態にかかる施解錠システムは、不審検知装置から直接不審者検知を受付けて、補助錠を強制施錠状態とし、施錠状態を保持することができるため、主錠と併せて2重の施錠状態とすることができる。これにより、不審者による不正解錠に対する耐性を強化することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、センサ104が利用者Pを検知し、かつRFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知できなかった場合に、施解錠制御部106、206、306、406により補助錠101、201、301、401をそれぞれ施錠したが、この場合に、施解錠制御部106、206、306、406により補助錠101、201、301、401をそれぞれ施錠状態に移行せずに、報知部108によりRFIDタグ107を不所持である旨を報知するように構成してもよい。この場合においても、RFIDタグ70を不所持の利用者に注意喚起をさせることができるので、RFIDタグ70を不所持のまま外出することを防止することができる。
上記実施の形態では、認証記憶媒体としてRFIDタグ70を用い、その検知装置としてRFIDリーダ107を用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、近接通信可能で利用者が所持可能な媒体とその媒体を検知可能な装置であればいずれも使用することが可能である。
また、上記実施の形態で用いた補助錠の構造は一例であり、いずれの機構の補助錠も用いることができる。同様に、上記実施の形態では主錠に電気錠を利用する例を示したが、ホテル等で一般的に利用されている機械式の自動施錠錠前に対して補助錠を適用しても良い。
更に、センサ104による検知と、RFIDリーダ107による検知の順番は、これに限定されるものではない。上記実施の形態では、センサ104が利用者Pを検知した場合にRFIDリーダ107がRFIDタグの探索を行ったが、その他の態様として、RFIDリーダ107が常時RFIDタグの探索を行い、RFIDリーダ107がRFIDタグ70を検知し、かつセンサ104が利用者Pを検知した場合に、補助錠を解錠保持し、RFIDリーダ107がRFIDタグを検知せずセンサ104が利用者Pを検知した場合には、補助錠を施錠する構成としても良い。