JP5174249B2 - 通信装置、方法、集積回路、システム及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、複数の周波数帯域から、使用する周波数帯域として、1つまたは複数の帯域を選択して、選択された帯域で通信を行う通信装置及び通信方法に関するものである。
従来、複数の周波数帯域から、使用する帯域を選択して、通信を行う方法としては、予め割り当てられた周波数帯域を、固定で使用する方法、または、各周波数帯域の信号レベルを調べることによって、他の端末が、その帯域を使用しているか否かを判定し、他の端末が使用していないと判定された帯域を使用する方法がある。
また、周波数帯域の空き状況と、伝送路状況の両方を検出し、良好なチャネルを選択して、通信を行う方法もある(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の、無線での通信をする通信装置(無線通信装置)の構成を示すものである。
図3における通信装置では、伝搬路状況判定部301が、各周波数帯域の空き状況と、伝搬路状況とを検出する。そして、Ch制御部(チャンネル制御部)302が、伝搬路状況判定部301で検出された各周波数帯域の空き状況と、伝搬路状況との両方に基づいて、良好なチャネルを選択し、選択されたチャネルで通信を行っていた。
しかしながら、上記従来の構成では、電力線通信のように、特定の周波数帯域が、他の周波数帯域より、伝送特性が優れているという傾向を有する周波数帯域である場合に、次の問題が生じることがある。生じる問題は、伝送路状況に基づいて、使用する周波数帯域を選択すると、特定の周波数帯域に、選択が集中してしまい、各周波数帯域に、負荷を分散させることができず、全体の通信効率が悪化するという課題が発生することである。
本願発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、全体の通信効率が悪化してしまうことを回避して、全体の通信効率を向上させる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
なお、本発明の他の目的は、本通信以外の他の用途(電力の供給など)で設置された物(図2の電力線107を参照)が、本通信における通信媒体(電力線107を参照)に流用された通信(図4に示される電力線通信7を参照)がされる際の課題を解決することを含む。つまり、他の目的は、ブレーカ(ブレーカ401bを参照)などの経由装置を経由する通信がされて、通信の品質が、低い品質(図14の、経由をする通信での受信電力82における大きな差207h2を参照)になってしまうことを回避して、通信の品質が、高い品質にできる通信装置等を提供することを含む。
また、他の目的は、上述のような際における、品質の低下を解消して、大きな低下幅の、品質の低下を解消することにより、品質が高くされて、向上する向上幅が、比較的大きな向上幅にできる通信装置を提供することを含む。
前記従来の課題を解決するために、本願発明の一態様である通信装置は、他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出部と、複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準(図14における、受信電力の差207hなどを参照)を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断部と、通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域(図16の、全体の帯域101Aを参照)が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御部と、選択された前記周波数帯域(例えば、高い第2の周波数帯域)を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信を行う通信部とを備える。
こうして、分類に基づいて、用いられる周波数帯域が選択される。
なお、このように、例えば、第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域の伝送路特性よりも悪い伝送路特性の帯域である。つまり、例えば、第2の周波数帯域における、中央の周波数は、第1の周波数帯域における、中央の周波数よりも高い周波数でもよい。なお、例えば、第2の周波数帯域における何れの部分も、第1の周波数帯域には含まれず、第1の周波数帯域に含まれると共に、第2の周波数帯域にも含まれる重複部分は、なくてもよい。
なお、それぞれの他の通信装置について、当該他の通信装置での伝送路特性が検出されて、検出された伝送路特性を用いて、その通信装置の分類がされてもよい。
なお、他の通信装置との間での、前記第1および第2の周波数帯域の2つの帯域における2つの伝送路特性がそれぞれ検出されて、検出された2つの伝送路特性の両方(例えば、図14の差207h等を参照)が用いられて、当該他の通信装置の分類がされてもよい
。
。
なお、複数の他の通信装置(図4の通信装置1A3および1B2などを参照)のうちのそれぞれの他の通信装置について、当該他の通信装置の分類がされて、当該分類で分類がされたグループ(分類結果)に基づいて、そのグループ(例えば、第2のグループ1G2)に対応する適切な周波数帯域(例えば、図16の、低い帯域101L)が、当該他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域として選択されてもよい。
また、本願発明の一態様である通信方法は、当該通信方法を実行する通信装置により行われる、当該通信装置以外の他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出ステップと、複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断ステップと、通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御ステップと、選択された前記周波数帯域を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信を行う通信ステップとを含む。
上記の構成によって、前記複数の他の端末(複数の他の通信装置)のうちの一端末である通信相手端末(通信相手である他の通信装置)が前記第1及び第2のグループのいずれのグループに分類されているかに基づいて、前記通信相手端末との通信に用いる周波数帯域を制御する。このことにより、比較的低い第1の周波数帯域における伝送路特性と、比較的高い第2の周波数帯域における伝送路特性とを単純に比較して、伝送路特性の良い方の周波数帯域を選択した場合に発生する、第1の周波数帯域への通信の集中を防止できる。このため、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域の両方を有効に活用した、伝送効率の良い通信が可能になる。
また、全ての端末が、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域の両方を用いて通信を行う場合と比較して、高い第2の周波数帯域における伝送路特性が(極端に)悪い端末間(図4における、通信装置1A1と、通信装置1B2間の通信での、図14に示される受信電力822)で、第2の周波数帯域を含めた周波数帯域で通信が行なわれることによる、伝送効率の低下(図14の大きな差207h2などを参照)を抑えることができる。このため、高い伝送効率を実現し、通信の品質を、高い品質にすることができる。
なお、こうして、例えば、各周波数帯域の伝送特性を比較して、その伝送特性に応じて、各周波数帯域を効率よく使い分ける。そして、このことで、全体の通信効率が悪化してしまうことが回避され、全体の通信効率を向上させることができる。
つまり、例えば、行われる通信は、その通信以外の他の用途(電力を供給する)で設置された物(電力線)が、その通信における通信媒体として流用された、電力線を介した電力線通信などの通信である。
つまり、例えば、行われる通信は、現在においては一般的ではないが、将来においては、一般的になる可能性が考えられる、直流の電力線を介した電力線通信でもよい。
また、行われる通信は、テレビに適切な動作をさせる用途で設置されて、この通信における通信媒体として流用された、テレビに接続された同軸ケーブルを介した通信などでもよい。
そして、例えば、第1のグループは、電力線通信におけるブレーカなどの経由機器を経由しない通信がされる1以上の他の通信装置が含まれてなる一方で、第2のグループは、経由した通信がされる1以上の他の通信装置が含まれてなる。
本願発明の通信装置によれば、通信相手となる他の通信装置毎に各周波数帯域の特性に応じて、通信に用いる周波数帯域を選択することで、周波数帯域を効率的に利用でき、全体の通信効率を向上させることができる。
また、通信の品質が、高い品質にでき、しかも、品質が高くされて、向上する向上幅が、比較的、大きな向上幅にできる。
以下、本願発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図面では、説明の理解を助けるため、本発明に係るハードウェア、機能ブロックのみが簡略化され示されている。
以下の説明により、実施形態の通信装置として、相手装置1x(図4)との通信における伝送路特性(図2の受信電力8、受信電力8を表すデータ8d(図2)、CINR)を検出する伝送路状況判定部207と、複数の前記相手装置1x(第1の相手装置1x1、第2の相手装置1x2)のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準(図14における、大きな差207h2がない)を満たす第1の相手装置1x1を第1のグループ1G1に分類し、満たさない第2の相手装置1x2を、第2のグループ1G2に分類するトポロジー判断部208と、通信相手である相手装置1xが、第1のグループ1G1
に分類されたか、第2のグループ1G2に分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域(図16の、全体の帯域101A(図8のステップS14、図18のS42nなどを参照))が分割された、第1の周波数帯域(図16の低い帯域101L)、及び、第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域(高い帯域101H)から、通信相手である相手装置1x(例えば、第2の相手装置1x2)との通信(電力線通信72)に用いられる周波数帯域(低い帯域101L)を選択する周波数帯域制御部210と、選択された前記周波数帯域(低い帯域101L)を用いて、通信相手である相手装置(第2の相手装置1x2)との通信(電力線通信72(電力線通信7a2))を行う通信部(通信部202x)とを備えた通信装置(アダプタ)1が開示される。
に分類されたか、第2のグループ1G2に分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域(図16の、全体の帯域101A(図8のステップS14、図18のS42nなどを参照))が分割された、第1の周波数帯域(図16の低い帯域101L)、及び、第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域(高い帯域101H)から、通信相手である相手装置1x(例えば、第2の相手装置1x2)との通信(電力線通信72)に用いられる周波数帯域(低い帯域101L)を選択する周波数帯域制御部210と、選択された前記周波数帯域(低い帯域101L)を用いて、通信相手である相手装置(第2の相手装置1x2)との通信(電力線通信72(電力線通信7a2))を行う通信部(通信部202x)とを備えた通信装置(アダプタ)1が開示される。
これにより、高い帯域101Hでの電力線通信7b2がされず、大きな差207h2(図14)が生じて、低い品質の通信がされてしまうことが回避され、通信の品質が、高い品質にできる。
しかも、電力線通信、または、同軸ケーブルを介した通信などの通信以外の、一般的に用いられる種類の通信では生じないような、大きな差207h2での、品質の低下が回避されることにより、品質が高くされて、向上する向上幅が、大きな向上幅にできる。
これにより、品質が高いことと、品質が高くされ、向上する向上幅が大きな向上幅であることとが両立できる。
しかも、低い第1の周波数帯域だけでなく、高い第2の周波数帯域も選択され、用いられる周波数帯域が、低い第1の周波数帯域だけに集中せず、高い第2の周波数帯域にも分散される。なお、例えば、高い第2の周波数帯域も用いられ、用いられる周波数帯域が多くできる。
つまり、例えば、第1のグループ1G1は、トポロジー判断部208を備える通信装置1が接続されたブレーカ4011と同じブレーカ4011に接続される各通信装置(通信装置1A1、1A2…)が含まれてなり、第2のグループ1G2は、別のブレーカ4012に接続される各通信装置(1B1、1B2…)が含まれてなってもよい。
つまり、上述された、当該基準が満たされる場合には、第1のグループ1G1への分類がされる基準(条件)は、後で詳述されるように、例えば、検出された伝送路特性が、経由をしない第1の相手装置1x1との間での第1の伝送路特性であり、経由をする第2の相手装置1x2との間での第2の伝送路特性ではないとの条件などである。
すなわち、例えば、次の通信システム4が示される。
つまり、例えば、この通信システム4は、複数の通信装置(例えば、図4の通信装置1A1、1A2…、1B1、1B2…)を含む。そして、それぞれの通信装置は、住宅4hに設けられた、電力を供給する電力線107に接続された複数のコンセント1cのうちの1つのコンセント1cに差し込まれるプラグ1pを備える。
そして、それら複数の通信装置に含まれる少なくとも1つの通信装置(通信装置1、例えば通信装置1A1)は、当該通信装置1のプラグ1pが差し込まれたコンセント1cに接続された電力線107を介してされる、当該通信装置1以外の他の通信装置である相手装置1xとの電力線通信7が、ブレーカ401bを経由しないでされる電力線通信71(図4)であるか、経由してされる電力線通信72であるかを判断するトポロジー判断部208を備える。
そして、この通信装置1は、閾値ThF(図16)よりも低い第1の周波数帯域(低い帯域101L)と、閾値ThFよりも高い第2の周波数帯域(高い帯域101H)との両方が含まれてなる、全体の帯域101A(図16)での電力線通信がされる場合(図8のS14、図18のS42nなどを参照)ではない場合(「S41:No」などを参照)において、次の動作をする。
つまり、通信装置1は、その動作において、高い第2の周波数帯域の電力線通信7H(図4)として、経由しないと判定された第1の相手装置1x1との電力線通信7a11のみを行い、経由すると判定された第2の相手装置1x2との電力線通信7b2をしない通信部202xを備える。
そして、この通信部202xは、経由すると判定された第2の相手装置1x2と、低い第2の周波数帯域での電力線通信7a2を行う。
そして、第2の相手装置1x2は、第2の相手装置1x2に対して、通信装置1の通信部202xにより、低い第2の周波数帯域での電力線通信7a2がされる間において、第2の相手装置1x2が接続されたブレーカ4012と同じブレーカ(ブレーカ4012)に接続された通信装置(例えば通信装置1B1)と、高い第1の周波数帯域で電力線通信1b2x(7a12)をする。
なお、例えば、本技術において、第1の相手装置1x1との、高い帯域101Hでの電力線通信7a11の伝送路特性は、低い帯域101Lでの電力線通信7b11の伝送路特性よりも、悪い伝送路特性でもよい。
このため、先行例に基づいて、このような、比較的悪い伝送特性の電力線通信7a11を用いることに想い到ることは困難であり、先行例から、本技術に想い到ることは、容易でないと考えられる。
なお、具体的には、例えば、前記制御部(周波数帯域制御部210)は、通信相手である他の通信装置(相手装置1x)との間で通信されるデータのビットレートが閾値よりも高い場合には(図18の「S41:No」を参照)、通信相手である前記他の通信装置が、前記第1及び第2の何れのグループに分類されているかに拘らず(「S42:高域」、「S42:低域」を参照)、前記第1及び第2の周波数帯域の両方(全体の帯域101A)を用いて、通信を行わせる制御(S42n)をしてもよい。
そして、ビットレートが閾値以下である場合にのみ(S41:Yes)、全体の帯域101Aのうちの一部の帯域101p(分類(相手装置1xが分類されたグループ)に対応する帯域(相手装置1xが、第1の相手装置1x1である場合(S42:高域)の高い帯域101H、第2の相手装置1x2である場合(S42:低域)の低い帯域101L)での電力線通信7(電力線通信7a11、7a2)がされてもよい。
なお、全体の帯域101Aでの通信は、例えば、通信装置1のメーカの専門家などにより、特殊な操作がされた場合などの、特殊な場合(極めて稀な場合)にのみ行われ、通常時にはされなくてもよい。
つまり、分割がされるとは、例えば、このような全体の帯域101Aのうちの一部の帯域101p(低い帯域101L、高い帯域101H)での通信(図18のS42mなどを参照)がされることをいう。
(実施の形態1)
図1は、本願発明の実施の形態1に係る通信装置(通信装置1:図2、図4等を参照)のハードウェア的構成を示すブロック図である。
図1は、本願発明の実施の形態1に係る通信装置(通信装置1:図2、図4等を参照)のハードウェア的構成を示すブロック図である。
図1において、通信装置1は、アナログフロントエンド(AFE:Analog Front End)101と、電力線通信物理層部(Power Line Communication Physical Layer:PLC PHY)102と、メモリ103と、電力線通信MAC層部(Power Line Communication Media Access Control:PLC MAC)104と、CPU(Central Processing Unit)105と、イーサネット(登録商標)モジュール106とを備える。
アナログフロントエンド101は、電力線107と接続される。
イーサネット(登録商標)モジュール106は、イーサネット(登録商標)ケーブル108と接続される。
アナログフロントエンド101は、接続された電力線107による通信(電力線通信)における、A/D変換、D/A変換、AGC(Automatic Gain Control)、およびカップリングを行う。
電力線通信物理層部102は、サンプリング、変調、復調、および誤り訂正処理を行う。
メモリ103は、本発明の処理手順を実行するプログラム(プログラム105Pを参照)、送信データおよび受信データを蓄積する。
電力線通信MAC層部104は、フレーミング、巡回冗長符号(CRC:Cyclic
Redundancy Checking)付加、CRCチェック、送信制御、受信処理、通信状況監視、および再送制御を行う。
Redundancy Checking)付加、CRCチェック、送信制御、受信処理、通信状況監視、および再送制御を行う。
CPU105は、上位層I/F制御を行い、通信制御部としても機能する。
イーサネット(登録商標)モジュール106は、接続されたイーサネットケーブル108でのイーサネット(登録商標)に対して、データを送受信する。
本実施の形態における通信装置1は、2MHz〜80MHzの周波数帯域を利用したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)通信を行なう。
通信装置1が行うOFDM通信には、2MHz〜80MHzの周波数帯域全体を利用したOFDM通信(広帯域通信)、2MHz〜30MHzの周波数帯域を利用したOFDM通信(低域通信)、30MHz〜80MHzの周波数帯域を利用したOFDM通信(高域通信)の3種類がある。
そして、通信装置1は、この3種類の通信のうちの、何れかの種類の通信を選択して、選択された種類の通信を実行する。
なお、これらの、広帯域通信、低域通信、高域通信の、それぞれの種類の通信の、具体的な機能の実現は、基本的に同一のハードウェアによって行なわれるが、それらの切り換え(3種類の通信のなかでの、利用される通信の切り替えの制御)は、CPU105によって行なわれる。
なお、本実施の形態において、通信装置1は、OFDM通信を行うとしているが、変復調方式は、これに限定されるものではなく、他の変復調方式による広帯域通信、低域通信、高域通信を行っても良い。
図2は、実施の形態1に係る通信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図2において、通信装置1は、上位層I/F部201と、低域アクセス制御部202と、高域アクセス制御部203と、低域変復調部204と、高域変復調部205と、AFE(Analog Front End)部206と、伝送路状況判定部207と、トポロジー判断部208と、トポロジーテーブル209と、周波数帯域制御部210とを備える。
なお、本実施の形態の通信装置1では、AFE部206を、低域と高域とで統合した構成にしているが、帯域毎に、それぞれ個別の、その帯域用のAFE部206を備えても良い。つまり、例えば、2個以上のAFE部206が含まれてなる処理部が設けられてもよい。
なお、例えば、通信装置1において、低域アクセス制御部202、および、高域アクセス制御部203は、電力線通信MAC層部104(図1)によって実現される。
低域変復調部204および高域変復調部205は、電力線通信物理層部102によって実現される。
また、AFE部206は、アナログフロントエンド101によって実現される。
トポロジーテーブル209は、メモリ103に記憶される。
上位層I/F部201、伝送路状況判定部207、トポロジー判断部208、および、周波数帯域制御部210は、CPU105または電力線通信MAC層部104によって実現される。
図4は、通信装置1により構成される電力線通信システム(通信システム4)の概略構成の一例を示す図である。
図4の電力線通信システムでは、7台の通信装置(通信装置1A1、1A2…、1B1、1B2…)が、電力線で接続されている。
ここで、通信装置1A1、1A2、1A3、1A4は、ブレーカA(ブレーカ4011)の同一系統で接続されている。つまり、これら通信装置1A1等のうちのそれぞれの通信装置は、これら通信装置1A1等のうちの、それぞれの、他の通信装置が接続されるブレーカ(ブレーカ4011)と同じブレーカ(ブレーカ4011)に接続される。
一方で、通信装置1B1、1B2、1B4は、ブレーカB(ブレーカ4012)の同一系統で接続されている。
なお、第1のグループ1G1は、通信装置1A1が接続されたブレーカ4011と同じブレーカ(ブレーカ4011)に(直接)接続される複数の通信装置(通信装置1A1、1A2…)が含まれてなるグループである。
そして、第2のグループ1G2は、このブレーカ4011とは別のブレーカ4012に接続される複数の通信装置(通信装置1B1…)が含まれてなるグループである。
ブレーカAとブレーカBは、互いに別系統となっており、ブレーカAとブレーカB間での通信を行う際には、分電盤401を介する通信がされる必要がある。
電力線通信においては、一般的に、周波数帯域が高域になるほど、信号の減衰が大きくなる傾向がある(後述の図14の説明を参照)。
また、分電盤を介して電力線通信を行う場合には、分電盤自体のインピーダンス(分電盤401のブレーカ401bのインピーダンスなど)の影響も加わる。このため、分電盤401を経由する通信信号では、高域の周波数帯域における信号の減衰が、更に大きくなる傾向がある。
そのため、周波数帯域を、低域(2MHz〜30MHz)と、高域(30MHz〜80MHz)との二つに区分した場合には(図16を参照)、分電盤401を経由する通信信号は、分電盤401を経由しない通信信号と比較して、低域の周波数帯域における平均信号減衰量と、高域の周波数帯域における平均信号減衰量との間の差が顕著である通信信号である。
以下では、本実施の形態の通信装置1における伝送路推定と、トポロジーテーブル209との作成処理手順の一例を示す。
伝送路状況判定部207は、高域及び低域のそれぞれの周波数帯域での、伝送路の状態の判定(以下、伝送路推定と記載)を行う。
なお、この、伝送路の状態の判定では、例えは、他の通信装置との間で、既知のランダムデータの送信または受信を行い、その結果(それら送信等の通信の結果)によって判定を行う。
伝送路状況判定部207は、通信を開始する前に、伝送路推定を行う。
そして、この伝送路推定は、通信を行なう通信装置(2つの通信装置)間で、低域および高域の両周波数帯域に対して、それぞれ行われる。
伝送路推定によって決定する、通信方式に関する事項は、各キャリアの変調方式や、使用されるFEC(誤り訂正符号)や、使用する帯域等である。
なお、例えば、更に、シンボル長や、通信に用いるキャリア数や、マルチキャリア変換の種類(FFT方式やWavelet方式等)の事項についての情報を、伝送路推定で受け渡すようにしてもよい。
図5は、伝送路判定に基づく、トポロジーテーブル209の作成の手順を示すフローチャートである。
図6は、トポロジーテーブル209の一例を示す図である。
つまり、図2のトポロジーテーブル209は、具体的には、例えば、図6に示されるトポロジーテーブル209aでもよい。なお、例えば、トポロジーテーブル209(のデータ)を記憶するテーブル記憶部209Hが通信装置1に設けられてもよい。
まず、伝送路状況判定部207では、伝送路の状態の判定指標として、低域および高域の両周波数帯域に含まれる、各キャリアのCINR(キャリア対干渉雑音比、CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)を算出する。
トポロジー判断部208は、伝送路状況判定部207からの判定結果を基に、相手側の通信装置(相手側通信装置、相手装置)とのトポロジー関係を表すトポロジーテーブル209を作成する。
トポロジーの判断を開始すると、トポロジー判断部208は、伝送路状況判定部207より得られるCINRを用いて、低域での、平均CINRと、高域での平均CINRとをそれぞれ算出する(ステップS01)。
次のステップS02では、算出された、低域の平均CINRが、所定の閾値Tcl以下であれば(ステップS02:Yes)、相手側通信装置は、別系統のブレーカに接続されていると判断する(ステップS05、第2の相手装置1x2(図4)を参照)。
一方、低域の平均CINRが、所定の閾値Tclより大きければ(ステップS02:No)、ステップS03へ進む。
ステップS03では、低域での平均CINRと、高域での平均CINRとを比較し、低域の平均CINRと、高域の平均CINRとの間の差分が、所定の閾値Tc以上である場合に(ステップS03:Yes)、相手側通信装置は、別系統のブレーカに接続されていると判断する(ステップS05)。
一方、低域の平均CINRと、高域の平均CINRとの間の差分が、所定の閾値Tcよりも小さい場合(ステップS03:No)、相手側通信装置は、同一ブレーカに接続されていると判断する(ステップS04、第1の相手装置1x1(図4)を参照)。
以上の判断結果を基に、相手側通信装置についてのトポロジーテーブル209を作成または更新し(ステップS06)、トポロジーの作成処理を終了する。
なお、上記の、CINRの平均値を用いたトポロジーの判断方法以外のトポロジーの判断方法としては、例えば、次の方法などが考えられる。
つまり、例えば、CINRの代わりに、例えば、相手側通信装置から送信された信号の受信電力を示すRSSI(Received Signal Strength Indication (Indicator))と、既知である送信電力から算出される、伝送路での減衰量とを用いてもよい。
なお、送信電力が固定ではなく、変更制御される場合には、その通知方法として、送信パケットのヘッダー部分に、送信電力に関する情報を含めるようにすることで、伝送路での減衰量を求めることができる。
すなわち、伝送路での減衰量を用いて、トポロジーの判定を行う場合、低域の平均減衰量が、所定の閾値Trl以下の場合には、相手側通信装置は、別系統のブレーカに接続されていると判断する。
そして、そうでない場合には、低域での平均減衰量と、高域での平均減衰量とを比較し、高域の平均減衰量と、低域の平均減衰量との間の差分が、所定の閾値Tr以上の場合に、相手側通信装置は、別系統のブレーカに接続されていると判断する。一方、高域の平均
減衰量と、低域の平均減衰量との間の差分が、所定の閾値Trよりも小さい場合には、相手側通信装置は、同一ブレーカに接続されていると判断する。
減衰量と、低域の平均減衰量との間の差分が、所定の閾値Trよりも小さい場合には、相手側通信装置は、同一ブレーカに接続されていると判断する。
また、トポロジーの判断方法は、これらの方法に限定されるものではなく、例えば、各周波数帯のパケット誤り率や、ビット誤り率などの、他に取得可能なパラメータを用いて行ってもよい。
なお、トポロジーテーブル209の作成は、相手側通信装置との通信開始前に、毎回行ってもよいし、定期的にテストパケットを送るなどして、トポロジーテーブル209を更新してもよい。これにより、相手通信装置とのトポロジーが変更されても、対応でき、適切な動作がされるようになる。
また、トポロジーテーブル209の作成は、テストパケットを用いることなく、相手通信装置が送信する、通常のパケットを観測し、その観測による測定の測定結果を用いて、行っても良い。これにより、トポロジーテーブル作成のための、テストパケットの送信による、一時的なトラフィック発生を抑えることができる。
なお、新規参入した通信装置が、周辺にある、全ての他の通信装置に対するトポロジーテーブルを作成するために、パケットの送受信を行う構成とした場合、新しい通信装置が接続される度に、大量のトラフィックが発生する可能性がある。
そこで、この問題を回避する方法として、新規参入した通信装置が、トポロジーテーブル209の作成にあたり、トポロジーテーブル要求パケットを、周辺の通信装置に対して、ブロードキャストで送信する方法が考えられる。
この場合、トポロジーテーブル要求パケットを受けた各通信装置は、受信したパケットから、伝送路状況の判定を行い、新規参入した通信装置が、同一ブレーカ内に接続されていると判定した通信装置が、自身の作成したトポロジーテーブル209を、新規参入した通信装置に対して送信する。
新規参入した通信装置は、受信した、他の通信装置の作成したトポロジーテーブル209を、自身のトポロジーテーブル209として保存する。
なお、複数の他の通信装置から、トポロジーテーブル209を受け取った場合には、他の通信装置毎に、当該通信装置を、同一ブレーカの通信装置と判定しているトポロジーテーブルの数と、当該通信装置を、別ブレーカの通信装置と判定しているトポロジーテーブルの数とをそれぞれカウントして、数の大きい方の判定結果を、当該通信装置の判定結果として、採用してもよい。つまり、例えば、このような採用をする、多数決による方法などにより、1つのトポロジーテーブル209を作成する。
周波数帯域制御部210は、トポロジーテーブル209を参照し、これから通信を行なう相手通信装置が、同一ブレーカ内に存在する(本通信装置1が接続されたブレーカ4011と同じブレーカ(ブレーカ4011)での第1のグループ1G1に含まれる)と判断すると(図5のS04、図15のS41:Yesを参照)、高域を使った高域通信(先述)を優先して行うように、当該周波数帯域制御部210が、高域アクセス制御部203に指示を出す(S42H、S43Hを参照)。
一方、相手通信装置が、別ブレーカに存在すると判断すると(図5のS05、S41Noを参照)、低域を使った低域通信(先述)を行うように、周波数帯域制御部210が、低域アクセス制御部202に指示を出す(S42L、S43Lを参照)。
なお、同一ブレーカ内に相手通信装置が存在すると判断した場合(S04を参照)でも、他の通信装置による低域通信を検知できない場合には、低域と高域との両方を用いる広域通信(広帯域通信(先述)、図8のS14の説明等を参照)を行ってもよい。
通信を行うよう指示を受けたアクセス制御部(低域アクセス制御部202、高域アクセス制御部203)は、送信パケットが、他の通信装置の送信パケットと衝突しないように、媒体アクセス制御を行う。
ここで、媒体アクセス制御の例としては、例えば、通信に参加する全ての機器で、同期を取り、それぞれの機器が、順番に通信を行うTDMA(Time Division Multiple Access)や、キャリアセンスにより、通信している通信装置がいないかを確認した後に通信するCSMA/CA(Carrier Sence Multiple Access/Collision Avoidance)などがある。
ここで、低域側と高域側とは、それぞれ、互いに独立で動作させてもよいが、以下のような方法で、同期の取れた通信を行うことが望ましい。
通信装置1は、通信に使用しない帯域で行われている通信で使用されている信号を受信することにより、同期タイミングを抽出し、抽出された同期タイミングを、実際に使用する帯域での通信において、同期タイミングとして使用する。このようにすることにより、両帯域において、少なくともシンボル単位で同期した通信が可能となる。
なお、ここで述べた同期タイミング測定においては、例えば、通常の通信で行っているPLC PHYのシンボル同期回路を流用して、測定をすることが可能である。また、ここでは、同期タイミングを、直接、同期回路等を使って知ることにより、両帯域において、同期した通信を可能としたが、ヘッダーなどに、同期タイミング用のタイムスタンプを挿入し、その値を受信するようにしても、同様な効果が得られる。
さらに、ヘッダーなどに、同期制御用のフラグを付加し、このフラグがONとなっているパケットのみを使用して、同期確立を行う事にする。このように制御する事により、同期信号に適したパケットのみを使って、同期することが可能となる。これにより、さらに高精度な同期確立が行える。
なお、これまでは、到来するパケットに関係なく、低域側と高域側について、同期を行った場合について述べてきたが、通信の初期状態や、パケットが流れていない状態においては、同期信号を用いて、同期を行うことが望ましい。同期信号としては、例えば、集中制御型ネットワークを構築する時に使用される、ビーコンやトークン、あるいはポーリング等が考えられる。
つまり、まず、親機となる通信装置は、電力線通信ネットワークにおいて、同期信号が送信されているかどうかをチェックする。そして、もし、片側帯域(低域あるいは高域)を使って、同期信号が送信されている場合に、自分が、別の片側帯域を使用して、ネットワークを構築したい場合には、送信されている同期信号に同期して、自分も、同期信号を送信するようにする。
なお、前述した同期信号の制御信号にも、同期フラグ(同期用フラグ)を付加して、ON状態で使用してもよい。また、同期信号を使わない場合でも、前記同期用フラグを、通常のパケットに付加する事により、通常のパケットを同期信号として使用する事も可能である。同期と、データ伝送を合わせる事により、伝送効率を向上させる事が可能となる。
かかる構成によれば、周波数帯域制御部210が、相手通信装置との伝送路特性に応じた帯域制御を行うことにより、通信装置1が、通信困難な周波数帯域(後で詳しく説明される図14における、別のブレーカ4012についての受信電力82での、閾値ThFよりも高い帯域101Hにおける、通信の品質を、低い品質にさせてしまう大きな差207h2を参照)で、無駄に帯域を使用する機会が減り、電力線通信路全体の通信効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、同一ブレーカ内、別ブレーカ間の判別を行うトポロジー判断部208を設けたが、伝送路特性の違いを判断する伝送路グループ判断部としても良い。
すなわち、高域通信を優先するグループと、低域通信を優先するグループとの二つに判別する。このとき、通信装置1は、トポロジーテーブル209の代わりに、伝送路グループテーブルを持ち、周波数帯域制御を行う。なお、ここで、前述の伝送路グループの個数は、二つに限定するものではなく、三つ以上に分類して、帯域制御を行ってもよい。
なお、本実施の形態において、通信装置は、イーサネット(登録商標)の信号インタフェースを、電力線通信のインタフェースに変換するアダプタとしての役割を果たしているが、これに限定するものではなく、同様な通信機能を持った通信装置が、パーソナルコンピュータ、DVDレコーダ(DVD:Digital Versatile Disc)、デジタルテレビ、ホームサーバシステムなどのマルチメディア機器に内蔵されてもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、具体例を用いながら、詳しく説明する。実施の形態2では、通信トラフィックの内容に応じた周波数帯域設定の例について説明する。
以下、本発明の実施の形態2について、具体例を用いながら、詳しく説明する。実施の形態2では、通信トラフィックの内容に応じた周波数帯域設定の例について説明する。
図7は、本願発明の実施の形態2における通信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
なお、図7において、図1と同じ構成要素については、同じ符号を用い、詳しい説明を適宜省略する。
図7において、通信装置1の、自身におけるトラフィックの内容を監視する通信監視部211が、新たに追加されている点が、実施の形態1とは異なる。
なお、例えば、通信監視部211は、CPU105、または、電力線通信MAC層部104によって実現される。
通信監視部211は、上位層I/F部201から、トラフィックに関する情報(トラフィック情報)を取得し、その情報を、周波数帯域制御部210に通知する。
周波数帯域制御部210は、通知された、そのトラフィック情報に基づき、使用する周波数帯域の制御を行う。
以下では、具体的な、周波数帯域制御の手順について説明する。
図8は、通信パケットの内容に基づく周波数帯域制御の手順を示すフローチャートである。
周波数帯域制御部210は、帯域制御を開始すると、前述のように、トポロジーテーブル209に基づき、低域と高域とのどちらを優先するかの判定を行う(ステップS11)。
低域通信を優先する場合には(S11:低域)、低域を使用して通信を行う(ステップS12)。
これにより、高域での効率が悪い通信を抑えることで、全体の通信効率の低下を抑えている。
一方、高域通信を優先する場合には(S11:高域)、ステップS13に進み、トラフィックの必要とする速度(伝送速度、要求伝送速度)を示す要求速度情報を入手し、トポロジーテーブル209に基づいて使用しようとしている、片側の帯域だけで、入手された要求速度情報により示される要求伝送速度を満たすかどうかの判定を行う。
ここで、例えば、この判定においては、伝送路状況判定部207による伝送路推定により決定した、各キャリアの変調方式や、使用されるFEC(誤り訂正符号)の符号化率等の情報や、それまでの通信におけるパケット誤り率、ビット誤り率から、推定スループットを算出し、判定を行う。
ステップS13において、推定スループットが、要求伝送速度に満たないと判定すると(S13:No)、高域と低域との両側を使用して、広帯域通信を行う(ステップS14)。
一方、要求伝送速度を満たすと判定すると(S13:Yes)、ステップS15へ進み、トラフィックの優先度が高いかどうかの判定を行う。
ここで、優先度の高いトラフィックとしては、遅延時間の上限や、ジッタの防止等のQoS(Quality Of Service)の条件を満たすことが要求される音声パケット(たとえば、VOIP(Voice Over Internet Protocol)パケット)や、映像パケット(たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group)パケット)のトラフィックなどが挙げられる。
ステップS15において、トラフィックの優先度が高いと判定すると(S15:Yes)、周波数帯域制御部210は、低域を使用した通信を、優先的に行う(行わせる制御をする)(ステップS12)。なお、低域で、他の通信装置により、既に通信が行われていると検知した場合には、高域通信により、先にパケット送信を行っても良い。
一方、トラフィックの優先度が高くないと判定すると(S15:No)、周波数帯域制御部210は、高域を使用した通信を優先的に行う(行わせる)(ステップS16)。
なお、こうして、例えば、「S11:低域」の判断がされた場合に、低域での通信がされてもよい(S12)。
そして、「S11:低域」の判断がされた場合に、例外的な場合(S13:No、S15:Yes)には、次の動作がされ、例外的な場合ではない通常の場合には、高域での通信(S16)がされてもよい(S16x)。
つまり、「S11:低域」の判断がされた場合でも、「S13:NO」の判断がされれば、先述の広帯域通信(S14)がされてもよい。
また、「S11:低域」の判断がされた場合でも、「S15:Yes」の判断がされれば、低域での通信(S12)がされてもよい。
以上のような処理手順により、通信内容に応じた周波数帯域制御を行う。
かかる構成によれば、周波数帯域制御部210が、相手通信装置との間の伝送路特性、及び、相手通信装置との間で通信される通信パケットの内容に応じた帯域制御を行うことにより、通信路全体の通信効率を、(あまり)低下させずに、QoSが求められる通信パケットを、効率的に送信することができる。
(実施の形態3)
以下、本願発明の実施の形態3について具体例を用いながら、詳しく説明する。
以下、本願発明の実施の形態3について具体例を用いながら、詳しく説明する。
実施の形態3では、トポロジー判断部208によるトポロジー判断の精度を向上させる例について説明する。
図9は、本願発明の実施の形態3に係る通信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
なお、図9において、図1に示される構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を用いて、適宜、詳しい説明を省略する。
図9において、通信装置1は、周辺の各通信装置とトポロジー情報を交換し、その内容の補正を行うテーブル補正部212が、新たに追加されている点が、実施の形態1とは異なる。
ここで、テーブル補正部212は、CPU105または電力線通信MAC層部104によって、実現される。
ここで、前述のトポロジーの判断において、同一ブレーカ内であるか、別ブレーカ間であるかの判定を誤る可能性がある。つまり、誤らない場合だけでなく、誤る場合もあることが考えられる。
そして、その例、つまり、誤る場合の例としては、前述の、平均CINRによる判断を行う際、高域のノイズの影響が大きい状況下で、CINRを求めると、同一ブレーカ間通信の場合でも、CINRが劣化し、別ブレーカ間通信であると判定してしまう場合などが挙げられる。
また、受信電力で判断する際には、別ブレーカ間通信を行っている場合でも、高域のノイズの影響が大きい状況下では、受信電力が大きいと判断し、同一ブレーカ間通信であると判定する可能性がある。
以下では、図4のような構成の電力線通信システムを想定して説明を行う。
図10は、トポロジー情報交換により得られる、周辺通信装置のトポロジーテーブルの例である。
また、図11は、トポロジーテーブル補正の手順を示すフローチャートである。
以下では、図11を用いて、通信装置A1(例えば、図4の通信装置1A1(通信装置
1))のトポロジーテーブル209の、具体的な、補正処理の手順について説明する。
1))のトポロジーテーブル209の、具体的な、補正処理の手順について説明する。
各通信装置は、自身のトポロジーテーブルを作成するため、前述のステップS01により、各周波数帯域の平均CINRを算出する。そして、この算出結果に基づき、前述のステップS02からステップS06(図5)の処理により、トポロジーの仮推定を行う(ステップS22)。
次のステップS23では、通信装置A1は、自身の保持するトポロジーテーブル209を参照し、同一ブレーカ内に存在すると推定した通信装置A2、A3、A4、B1(図10の表の第1列の第3行〜第6行などを参照:例えば、図4における通信装置1A2、1A3、1A4、1B1)に対して、トポロジーテーブル209を送信するように、それぞれ指示する(ステップS23)。
これを受けた各通信装置は、自身のトポロジーテーブル209を参照し、通信装置A1と同一ブレーカ内に存在していると判断した場合に(通信装置A2、A3、A4(1A2、11A3、1A4))、トポロジーテーブル209を送信する。
ここで、通信装置B1は、通信装置A1とは別ブレーカに存在すると判断すると、トポロジーテーブル209を送信しない。
このように、お互いが、同一ブレーカ内に存在していると認識している装置(通信装置A2、A3、A4)からの情報を基に補正を行うため、誤った補正を行う可能性を低く抑えている。
以上のようにして、トポロジー情報交換により得られた情報が、図10に示す周辺通信装置のトポロジーテーブル(トポロジーテーブル209b(209))である。
次に、通信装置A1は、他の通信装置と、トポロジーテーブル209の比較を行い(ステップS24)、トポロジーテーブルが異なる場合には(ステップS24:No)、補正処理を行い(ステップS25)、同一の場合(ステップS24:Yes)には、補正処理を、行わない。
図10において、通信装置A1は、通信相手B1に対して、同一ブレーカに存在すると判断していることが示されるが、他の通信装置A2、A3、A4は、何れも、通信相手B1が、別ブレーカに存在と判断している。つまり、通信相手B1が、同一ブレーカに存在と判断している装置が1台(通信装置A1)であるのに対して、別ブレーカに存在と判断している装置は、3台(通信装置A2〜A4)であり、別ブレーカに存在している可能性が高いと言える。このことから、通信装置A1は、通信相手B1に対する判断の判断結果を、別ブレーカに存在するとの判断結果へと、補正を行う。
かかる構成によれば、トポロジー情報の精度が向上することで、誤った帯域制御を行うことが減り、電力線通信路全体の通信効率を、より向上させることができる。
なお、本実施の形態において、各通信装置が、周辺の通信装置に対して、トポロジーテーブル209の送信を要求しているが、各通信装置が、定期的に、自身のトポロジーテーブル209を送信し、それを受信した各通信装置が、自立分散的に、前述の判断と同様の判断を行い、トポロジーテーブル209の補正を行っても良い。
なお、本実施の形態において、トポロジーテーブル209に対する補正の判断は、他の通信装置のトポロジーテーブル209と比較し、多数決による判断を行っているが、各通
信装置のトポロジー情報の尤度(確からしさ)による重み付けをして、判断を行っても良い。
信装置のトポロジー情報の尤度(確からしさ)による重み付けをして、判断を行っても良い。
なお、さらに具体的には、重み付けの方法としては、例えば、トポロジー判断に用いた閾値を、どれだけ超えたかという情報を用いることができる。つまり、閾値を大幅に超えているほど、そのトポロジー情報は尤度が高いと言える。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、具体例を用いながら、詳しく説明する。
以下、本発明の実施の形態4について、具体例を用いながら、詳しく説明する。
実施の形態4では、通信カテゴリ分けに応じた周波数帯域設定の例について説明する。
図12は、本願発明の実施の形態4における通信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図12において、図7の構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を用い、重複する説明を適宜、省略する。
図12において、低域と高域との間に位置する周波数帯に対する、中域アクセス制御部513、中域変復調部514(中域処理部513a)が新たに追加されている点が、実施の形態2とは異なる。
なお、このように、中域処理部513aが追加され、高域処理部503aが、図2の高域処理部203aに対応し、低域処理部502aが、図2の低域処理部202aに対応すると理解されてもよいし、他の理解がされてもよい。
つまり、例えば、低域処理部502aが追加されて、高域処理部503aが、図2の高域処理部203aに対応し、中域処理部513aが、図2の低域処理部202aに対応すると理解されてもよい。
なお、この低域処理部502aによる通信は、例えば、後で詳しく説明されるように、家電機器の制御のための制御データの通信などに用いられる通信でもよい。
上位層I/F部201は、通信カテゴリに関する情報を、周波数帯域制御部210に通知する。
周波数帯域制御部210は、通知された、通信カテゴリに関する情報と、トポロジーテーブルとに基づき、使用する周波数帯域の制御を行う。
また、実施の形態4では、周波数帯域を、低域(2MHz以下)、中域(2MHz〜30MHz)、高域(30MHz〜400MHz)の三つに区分する。ここで、周波数帯域の区分は、これに限定するものではなく、広帯域な順に、高域、中域、低域となるような、周波数帯域区分であればよい。
以下では、具体的な周波数帯域制御の手順について説明する。
図13は、通信カテゴリに基づく周波数帯域制御の手順を示すフローチャートである。
周波数帯域制御部210は、帯域制御を開始すると、上位層I/F部201より通知される、通信カテゴリに関する情報に基づき、低域、中域、高域のうちの何れの帯域を使用
するかの判定を行う(ステップS31)。
するかの判定を行う(ステップS31)。
通信カテゴリが、照明の調光や、ON/OFFなどの、家電機器の制御用途のような低速アプリケーションの通信の通信カテゴリである場合には(ステップS31:低速)、低域を使用して、通信を行う(ステップS32)。
これにより、中域、高域において、通信効率が低い低速通信を抑えることで、全体の通信効率の低下を抑えている。
一方、通信カテゴリが、宅内LANや、映像伝送、更には、機器間の非圧縮AV信号伝送などの高速アプリケーションの通信の通信カテゴリである場合には(ステップS31:高速)、ステップS33に進み、トポロジーテーブル209に基づいて、通信装置1と相手通信装置とが同一ブレーカ内に存在するかどうかの判断を行う(ステップS33)。
なお、このステップS33において、図5のS02x(または、S02x、S04およびS05の全体)の処理がされてもよい。
そして、同一ブレーカ内に存在しないと判断した場合には(ステップS33:No)、中域を用いて、高速な通信を行う(ステップS34)。
一方、同一ブレーカ内に存在すると判断した場合には(ステップS33:Yes)、高域を用いて、超高速な通信を行う(S35)。
中域または高域のうちのどちらの周波数帯域を使うかを決定すると、周波数帯域制御部210は、上位層I/F部201に対して、使用する周波数帯域または通信速度に関する情報を、通知する。
そして、例えば、上位層では、通知された、これらの情報に基づき、送信するデータ形式を選択しても良い。つまり、例えば、映像伝送を行う際、超高速通信が可能な場合には、非圧縮のAV信号を選択し、超高速通信が不可能な場合には、圧縮映像データを選択して、伝送してもよい。
なお、ステップS33において、同一ブレーカ内に存在するかどうかの判断を行い、使用帯域を決定したが、これに限定するものではない。
つまり、例えば、超高速通信が可能な伝送路の要件(前述のCINR平均値や、平均減衰量など)を予め設定しておき、トポロジー判定の際に、超高速通信が可能かどうかの判断結果を、トポロジーテーブルに、トポロジー情報と併せて保持してもよい。
そして、ステップS33において、超高速通信が可能かどうかの判断結果に基づいて、使用帯域の決定を行っても良い。これにより、通信装置同士が、同一ブレーカ内に存在しても、超高速通信が不可能な場合に、超高速通信を開始してしまうといった事態を回避できる。
なお、本実施の形態において、通信装置1は、低域、中域、高域の、三つの周波数帯域で、通信可能な構成としているが、これに限定するものではない。電力線通信システム内の各通信装置は、一つまたは二つの周波数帯域のみで、通信可能な構成としてもよい。
以上のような処理手順により、通信内容に応じた周波数帯域制御を行う。かかる構成によれば、周波数帯域制御部210が、相手通信装置との伝送路特性、及び、通信パケット
の内容に応じた帯域制御を行うことにより、通信路全体の通信効率をあまり低下させずに、QoSが求められる通信パケットを、効率的に送信することができる。
の内容に応じた帯域制御を行うことにより、通信路全体の通信効率をあまり低下させずに、QoSが求められる通信パケットを、効率的に送信することができる。
要するに、本技術によれば、複数の周波数帯域を、各周波数帯域の伝送路特性に応じて、効率よく使い分けることで、全体の通信効率を向上させることができる。つまり、例えば、通信装置においては、通信に用いることができる周波数帯域を、第1の周波数帯域及び前記第1の周波数帯域よりも伝送路特性の悪い第2の周波数帯域に分割し、複数の他の通信装置に対して、通信装置毎に、前記第1および第2の周波数帯域における伝送路特性を検出し、前記複数の他の通信装置にのうちで、前記第2の周波数帯域における伝送路特性が、所定の基準を満たす通信装置を、第1のグループに分類し、前記第2の周波数帯域における伝送路特性が、所定の基準を満たさない通信装置を、第2のグループに分類し、通信相手である前記他の通信装置が、前記第1及び第2のグループのいずれのグループに分類されているかに基づいて、前記通信相手である他の通信装置との通信に用いる周波数帯域を制御する。
なお、こうして、例えば、ある局面などにおいて、次の動作がされてもよい。
つまり、本通信装置(通信アダプタ)1(図4、図2など)においては、電力を供給する電力線107を介した電力線通信7(図4)が、相手装置1x(図4)との間でされてもよい。
つまり、例えば、電力線107は、住宅4hに設けられた、テレビ、冷蔵庫などの家電等に電力を供給する電力線である。
そして、例えば、通信装置1は、電力線107に接続されたコンセント1cに差し込まれる、例えば、導体である2つの刃を有するなどしたプラグ1pを備え、このプラグ1pがコンセント1cに差し込まれることにより、差し込まれたコンセント1cに接続された電力線107を介する電力線通信7がされてもよい。
なお、具体的には、例えば、本通信装置1は、イーサネットケーブル108(図1、図2)を介して、パーソナルコンピュータ、テレビ等の家電などである上位装置1eに接続され、相手装置1xとの間の電力線通信7を介して、相手装置1x(に接続されたコンピュータ)と、本通信装置1に接続された上位装置1eとの間での通信をさせるアダプタ等でもよい。
しかしながら、このような電力線通信7は、以前は用いられず、最近においては、用いられることが始まりつつある、新しい種類の通信である。
このため、このような電力線通信7については、よく分かっていないことも多い。
しかも、電力線通信7がされるデータが、動画のデータなどで、単位時間当りに通信されるデータ量が大きいケース(図8の「S13:No」、図18の「S41:No」などを参照)だけではなく、データ量が小さいケースもあることが考えられる。
つまり、データ量が大きいケースで、通信における、必要な速度が、速い速度である場合においてのみ(図8の「S13:No」、図18の「S41:No」等)、利用可能である、最も広い帯域である、全体の帯域101A(図16)で、電力線通信7がされるのが好ましいことが考えられる(S14、S42nなどを参照)。
そこで、データ量が小さいケース(「S33:Yes」、「S41:No」を参照)等
において、次の動作がされてもよい。
において、次の動作がされてもよい。
つまり、全体の帯域101Aのうちの一部の帯域101p(図16)での電力線通信7がされてもよい。
しかし、一方の相手装置1x1(図4)との一方の電力線通信71がされる間に(例えば、一方の電力線通信71と同時に)、他方の相手装置1x2(図4)との他方の電力線通信72がされることが望まれるケースも考えられる。
そこで、これらのケースにおいて、閾値ThF(図16)よりも低い部分における一部の帯域101pである低い帯域101Lでの電力線通信7L(図4)がされるのと共に、閾値ThFよりも高い部分における一部の帯域101pである高い帯域101Hでの電力線通信7Hもされてもよい。
つまり、高い帯域101Hでの電力線通信7Hもされることにより、低い帯域101L、高い帯域101Hの2つの帯域101pで、2つの電力線通信7L、7Hがされて、第1の相手装置1x1との電力線通信71と、第2の相手装置1x2との電力線通信72との2つの電力線通信71、72が同時にされてもよい。
しかしながら、このようなケースが考えられるならば、閾値ThFよりも高い帯域101Hの電力線通信7Hがされる際において、以下で詳しく説明されるように、通信の品質が、低い品質になってしまう恐れがある。
つまり、一方の電力線通信71は、ブレーカ401b(図4:分電盤401)を経由しない電力線通信7である一方で、他方の電力線通信72は、ブレーカ401bを経由する電力線通信7であることも考えられる。
つまり、電力線通信7がされる相手である相手装置1xとしては、本通信装置1が接続されたブレーカ4011と同じブレーカ(ブレーカ4011)に接続されて、当該第1の相手装置1x1との電力線通信71では、経由が生じない第1の相手装置1x1があるだけではなく、別のブレーカ4012に接続されて、経由が生じる第2の相手装置1x2であることも考えられる。
つまり、例えば、同じブレーカ4011の第1の相手装置1x1との電力線通信71では、当該電力線通信71の信号は、ブレーカ4011よりも手間の箇所(例えば、図4における、箇所4011Pを参照)よりも更にブレーカ4011側を(全く、殆ど)通らず、ブレーカ401b(ブレーカ4011など)を経由しない電力線通信7がされる。
一方で、別のブレーカ4012の第2の相手装置1x2との電力線通信72では、信号が、上記の箇所(箇所4011Pを参照)よりも更にブレーカ4011側を(全部が)通り、ブレーカ401b(例えば、同じブレーカ4011と、別のブレーカ4012との2つ)を経由した電力線通信7がされる。
図14は、受信電力8のグラフ等を示す図である。
図14の下段のグラフにおける縦軸の目盛りは、受信電力8の大きさが、送信時における送信電力の大きさで割られ、正規化された値(信号利得、dB(decibel))での目盛りである。この値に対して、送信電力が乗じられた値が、受信電力8の値である。
この受信電力8は、当該受信電力8が高いほど、通信の品質が、より高い品質であり、
電力線通信7における、データの伝送での伝送特性が、より高い(より良い)特性であることを示す。
電力線通信7における、データの伝送での伝送特性が、より高い(より良い)特性であることを示す。
そして、このグラフにおける、上段の受信電力81と、下段の受信電力82とのうちの、下段の受信電力82により、上述された、ブレーカ401bを経由する第2の相手装置1x2との電力線通信72での受信電力82が示される。
そして、この受信電力82における、閾値ThFよりも高い帯域101Hでの受信電力822(の部分)は、高い帯域101Hでの電力線通信72での通信の品質が、低い品質になる程度に、(かなり)低い受信電力である。
つまり、受信電力82では、低い帯域101Lでの受信電力821から、高い帯域の受信電力822までの間に、大きな差207h2だけの低下(減衰)があり、高い帯域101Hでの受信電力822は、通信の品質が、低い品質になる程度に低い受信電力になる(図14の上段の表における第3行第3列のバツ印「×」を参照)。
つまり、電力線通信7以外の、他の、一般的に用いられる種類の通信がされたり、ブレーカ401b以外の他の経由機器を経由するケースなどの他のケースでは生じないような、大きな差207h2(図14)が生じて、通信の品質が、低い品質になってしまう。
つまり、こうして、ブレーカ401bを経由する、第2の相手装置1x2との電力線通信72において、低い帯域101Lでの電力線通信7a2(図4)がされると、品質の低下が生じない一方で、高い帯域101Lでの電力線通信7b2がされると、品質の低下が生じてしまう(図14の上段の表の第3行を参照)。
なお、通信におけるスループットの、予備的な見積もりにおいては、例えば、次の通りである。
つまり、この見積もりにおいては、経由が生じない第1の相手装置1x1との間での受信電力81のうちで、低い帯域101Lでの受信電力811での通信のスループットは、50Mbpsと見積もられると共に、高い帯域101Hでの受信電力812での通信のスループットも、同じ50M0Mbpsと見積もられた。
これに対して、経由が生じる第2の相手装置1x2との間での受信電力82のうちで、低い帯域101Lでのスループットは、40Mbpsと見積もられる一方で、高い帯域101Hでの受信電力822での通信のスループットは、10Mbpsと見積もられた。
つまり、大きな差207h2による、スループットの低下幅は、例えば、40Mbps−10Mbps=30Mbps(10/40=25%)の低下幅である。
なお、ブレーカ401bを経由する、第2の相手装置1x2との間で、低い帯域101Lでの電力線通信7a2がされる際には、経由しない、第1の相手装置1x1との間で、高い帯域101Hでの電力線通信7a11がされる(ケース7Ca:図4)。
そして、第2の相手装置1x2と、高い帯域101Hでの電力線通信7b2がされるならば、第1の相手装置1x1との間で、低い帯域101Lでの電力線通信7b11がされる(ケース7Cb)。
そして、ひいては、これらのケースCa、Cbのうちで、上側のケースCaにおいては、第2の相手装置1x2による、第2の相手装置1x2が接続されたブレーカ4012と
同じブレーカ(ブレーカ4012)に接続された他の装置(例えば、通信装置1B1)との電力線通信1b2xで、高い帯域101Hでの電力線通信7a12がされる。
同じブレーカ(ブレーカ4012)に接続された他の装置(例えば、通信装置1B1)との電力線通信1b2xで、高い帯域101Hでの電力線通信7a12がされる。
一方で、下側のケース7Cbにおいては、これらの、第2の相手装置1x2による、経由をしない電力線通信1b2xで、低い帯域101Lでの電力線通信7b12がされる。
このため、ケース7Caでは、電力線通信7a2がされて、通信の品質が高い品質になる一方で、ケース7Cbでは、電力線通信7b2がされて、低い品質になってしまう。
しかも、電力線通信72が終了した後に、再び、2回目の電力線通信72がされることも考えられる。
ケース7Caでは、第2の相手装置1x2により、高い帯域101Hでの電力線通信7a12がされ、2回目の電力線通信72でも、低い帯域101Hでの電力線通信7a12がされ、多くの場合において、品質が高くなる。
これに対してケース7Cbでは、第2の相手装置1x2により、低い帯域101Lでの電力線通信7b12がされ、2回目の電力線通信72で、高い帯域101Lでの電力線通信7a12がされ、多くの場合において、品質が低くなってしまう。
そこで、相手装置1xを相手とする、電力線107を介した電力線通信7(電力線通信7Hなど)が、ブレーカ401b(予め定められた経由機器)を経由しない電力線通信71であるか、経由する電力線通信72であるかが判定されてもよい(トポロジー判断部208、S02x)。
なお、経由をしない電力線通信71がされる第1の相手装置1x1は、本通信装置1が接続されたブレーカ4011と同じブレーカ(ブレーカ4011)に接続され、他方の電力線通信72がされる第1の相手装置1x1は、本通信装置1が接続されたブレーカ4011とは別のブレーカ4012に接続される。
そこで、例えば、相手装置1xが、同じブレーカ4011に接続される第1の相手装置1x1であるか、別のブレーカ4012に接続される第2の相手装置1x2であるかが判定されることにより、上述の判定がされてもよい。
つまり、第1の相手装置1x1は、同じブレーカ4011に接続される複数の通信装置(通信装置1A1〜1A4)が含まれてなる第1のグループ1G1に含まれ、第2の相手装置1x2は、別のブレーカ4012に接続される複数の通信装置(通信装置1B1〜1B4)が含まれてなる第2のグループ1G2に含まれる。
そこで、相手装置1xが、第1のグループ1G1に含まれるか、第2のグループ1G2に含まれるかの判定がされて、上述の判定がされてもよい。
つまり、具体的には、相手装置1xとの電力線通信7での受信電力8(図14のグラフを参照)を示す(表す)情報8d(図2)が取得(算出、受信など)されてもよい(伝送路状況判定部207(伝送路状況判定部207およびトポロジー判断部208)、図5のS01を参照)。
なお、情報8dは、例えば、受信電力8が変化をしたら、その変化に対応する変化をして、変化後の情報8dにより、変化後の受信電力8が示される情報(上述のCINRなど)などでもよい。
なお、情報8dにより、例えば、複数の範囲のうちから範囲が特定されて、特定する範囲内の電力が、受信電力8として示されてもよい。
なお、取得される情報8dにより、具体的には、例えば、低い帯域101Lでの受信電力8x1(図14)と、高い帯域101Hでの受信電力8x2とのそれぞれの受信電力8が示されてもよい。
そして、示される、低い帯域101Lでの受信電力8x1(受信電力821など)と、高い帯域101Hでの受信電力8x2(受信電力822など)との間の差207h(図14)が、(予め定められた閾値よりも)大きな差207h2ではない場合に、同じブレーカ4011の第1の相手装置1x1との判定がされ、大きな差207hである場合に、第2の相手装置1x2との判定がされてもよい。
図15は、通信装置の処理のフローチャートである。
そして、閾値ThFよりも低い帯域101Lと、閾値ThFよりも高い帯域101Hとの両方が含まれてなる、利用可能である最も広い帯域である、全体の帯域101Aでの電力線通信がされる場合(図8のS14、図18のS42nを参照)ではない場合(一部の帯域101pで電力線通信7がされる場合:図8のS16、S12、図15、図18のS42mなどを参照)があってもよい。
そして、この場合において、高い帯域101Hでの電力線通信7Hがされてもよい。
そして、当該電力線通信7Hは、当該電力線通信7Hがされる間において(当該電力線通信7Hと同時に)、当該電力線通信7H以外の他の電力線通信7として、低い帯域101Lでの他の電力線通信7L(7a11、7a12)のみがされ、高い帯域101Hでの他の電力線通信7H(7b11、7b12)がされない通信でもよい。
そして、この、高い帯域101Hでの電力線通信7Hが、当該第1の相手装置1x1との間の電力線通信7が、経由しない電力線通信71であると判定された第1の相手装置1x1とのみされてもよい。
そして、高い帯域101Hでの電力線通信7Hが、当該第2の相手装置1x2との間の電力線通信7は、経由をする電力線通信72であると判定された第2の相手装置1x2とはされなくてもよい(通信部202x、S43L)。
つまり、これにより、高い帯域101Hでの電力線通信7H(図4)として、第1の相手装置1x1との電力線通信7a11のみがされ、第2の相手装置1x2との電力線通信7b2がされなくてもよい。
つまり、例えば、これらの動作を、通信部202xにさせる制御がされてもよい(周波数帯域制御部210、図15のS42)。
つまり、低い帯域101Lでの電力線通信7Lは、第1の相手装置1x1とはされず、第2の相手装置1x2とのみされてもよい。
すなわち、これにより、第1の相手装置1x1との電力線通信71の帯域101p1(図4)として、高い帯域101Hが選択されると共に、第2の相手装置1x2との電力線通信72の帯域101p2(図4)として、低い帯域101Hが選択されること(ケース
7Ca)が、行われてもよい。
7Ca)が、行われてもよい。
つまり、帯域101p1として低い帯域101Lが選択されると共に、帯域101p2として高い帯域101Hが選択されること(ケース7Cb)は、行われなくてもよい。
これにより、大きな差207h2のために、その通信における品質が、低い品質である電力線通信7b2(図4)がされるのが回避され、高い品質である電力線通信7a2のみがされて、通信の品質が、高い品質にできる。
しかも、このように、知られる先行例では生じないような大きな差207h2が生じ、この大きな差207h2が解消されて、品質が高くされ、向上されるため、品質が向上する向上幅が、比較的大きな向上幅にできる。
また、例えば、ケース7Caでの動作がされ、ケース7Cbでの動作がされず、第2の相手装置1x2により、高い帯域101Hでの電力線通信7a12がされ、低い帯域101Lでの電力線通信7b12がされず、多くの場合において、通信の品質が低くなってしまうことが回避され、多くの場合において、品質が高くできる。
なお、こうして、複数の構成(トポロジー判断部208など)が組合わせられ、組合わせからの相乗効果が生じる。
これに対して、知られる先行例においては、これら複数の構成のうちの一部または全部を欠き、相乗効果は生じない。
しかも、多くの先行例においては、電力線通信7がされなかったり、全体の帯域101Aでの電力線通信7がされるだけで、一部の帯域101pでの電力線通信7がされなかったり、ブレーカ401bを経由する電力線通信72がされなかったりする。そして、上述された、低い品質が生じる結果を生む大きな差207h2(図14)も生じないと考えられる。
このため、先行例から、本技術に想い到ることは、著しく困難と考えられる。
なお、こうして、例えば、住宅4h(図4)に設けられた、電力を供給する電力線107に接続される複数のコンセント1cのうちのそれぞれに差し込まれる、このような、本通信装置1の複数個(通信装置1A1、1A2…、および、通信装置1B1、1B2…など)を含んでなる通信システム(電力線通信システム)4が作られてもよい。
なお、送信装置(例えば、図10の表の第3行〜第5行における通信装置A2〜A4(例えば、図4の通信装置1A2〜1A4などの、第1のグループ1G1の各装置))により送付される、電力線通信7をする相手装置1xが、第1の相手装置1x1か、第2の相手装置1x2かを示すデータ(先述の説明を参照)が取得されてもよい(S23)。
なお、この取得は、例えば、テーブル補正部212(判断部208x)によりされてもよいし、伝送路状況判定部207などによりされてもよい。
そして、取得されたデータにより第1の相手装置1x1であることが示される場合に、相手装置1xが第1の相手装置1x1と判定され、第2の相手装置1x2と示される場合に、第2の相手装置1x2と判定されてもよい(テーブル補正部212)。
つまり、例えば、具体的には、上述の送信装置は、複数の通信装置(通信装置A2〜A
4)を含んでもよく、それぞれの通信装置により送信された部分が受信されることにより、それぞれの部分を含んでなる全体よりなるデータ(上述)が取得されてもよい。
4)を含んでもよく、それぞれの通信装置により送信された部分が受信されることにより、それぞれの部分を含んでなる全体よりなるデータ(上述)が取得されてもよい。
そして、例えば、それぞれの部分により、第1の相手装置1x1か、第2の相手装置1x2かが示されてもよい。
そして、閾値(例えば、受信された部分の個数の半数、または、その個数そのもの等)以上の個数の部分により第1の相手装置1x1と示される場合に、取得されたデータにより第1の相手装置1x1であることが示されて、第1の相手装置1x1であるとの判定がされてもよい。
そして、その閾値以下の個数の部分により第2の相手装置1x2と示される場合に、取得されたデータにより、第2の相手装置1x2であることが示されて、第2の相手装置1x2であるとの判定がされてもよい。
なお、このような、取得されたデータからの判定の結果(第1の相手装置1x1か、第2の相手装置1x2)が、その判定よりも前にされた判定(S22を参照)における結果と異なる場合にのみ(S24:No)、判定の結果を示すデータ(トポロジーテーブル209)の内容が変更され、同じ場合には(Yes)、変更されなくてもよい。
なお、より具体的には、例えば、上述された、トポロジー判断部208での第1の判定(図11のS22)がされると共に、上述された、取得されるデータによる第2の判定(S23等)もされてもよい。
つまり、例えば、図11のS23などにおいて、予め定められた条件が満たされるか否かが判定されてもよい。
そして、この判定で、満たされないと判定された場合などには、第2の判定などの処理がされてもよい。
つまり、例えば、第1の判定に基づいた電力線通信7がされる間に(例えば、S22とS23の中間に)、その電力線通信7における再送が、閾値よりも多いなどの、第1の判定が不適切な判定であることを示す情報が検出されてもよい。
つまり、例えば、S23において、この情報が検出されないとの条件が満たされるか否かが判定がされて、満たされないと判定された場合(情報が検出された場合)に、第2の判定等の処理がされてもよい(先述された、S23〜S25等の説明を参照)。
つまり、例えば、上述された、満たされないとの判定がされた場合には、第1の判定(S22)に基づいた電力線通信7が停止されると共に、第2の判定がされて(S23〜S25等)、行われた第2の判定に基づいた電力線通信7が開始されてもよい。
なお、例えば、予め定められた条件が満たされる場合(図8において、「S1:低域」、または、「S11:高域」かつ「S13:Yes」かつ「S15:No」である場合、図13において「S31:高速」である場合など)にのみ、上述のようにして、相手装置1x(が第1の相手装置1x1か、第2の相手装置1x2か)に対応する帯域(高い帯域101H、低い帯域101L)で、電力線通信7がされてもよい(S12、S16、S35、S34などを参照)。
そして、条件が満たされない場合には(S13:No、S15:Yes、S31:低速
)、上述された、対応する帯域以外の他の帯域(S14における全体の帯域101A、「S15:Yes」での低い帯域101L、S32での全体の帯域101Aなどを参照)での電力線通信7がされてもよい。
)、上述された、対応する帯域以外の他の帯域(S14における全体の帯域101A、「S15:Yes」での低い帯域101L、S32での全体の帯域101Aなどを参照)での電力線通信7がされてもよい。
これにより、条件が満たされない場合に、不適切な通信がされるのが回避されて、満たされない場合にも、適切な通信(S14等)がされて、確実に、適切な通信ができる。
そして、図8などで示されるように、具体的には、例えば、対応する帯域が、高い帯域101Hである場合でも(図8のS11:高域)、条件が満たされる場合にのみ(S13:Yes、S15:No)、高い帯域101Hでの電力線通信7H(7a11)がされ(S16)、満たされない場合には(S13:No、または、S15:Yes)、他の帯域(全体の帯域101A(S14)、低い帯域101L(S12))での電力線通信7がされてもよい。
なお、上述された条件は、例えば、電力線通信7で通信されるデータが、予め定められたデータではないとの条件などである。
つまり、例えば、予め定められたデータではない場合にのみ、対応する帯域での電力線通信7がされてもよい。
つまり、例えば、このような予め定められたデータは、高い帯域101Hでの電力線通信7H(7a11)がされるのが適切でないデータでもよい。
つまり、例えば、このような予め定められたデータは、次の第1のデータ、第2のデータなどでもよい。
つまり、第1のデータは、例えば、そのデータが通信される際に、全体の帯域101Aで通信される方が、より適切であるデータでもよい(S13:No、S14などを参照)。
具体的には、例えば、第1のデータは、単位時間当りに通信されるデータ量が(閾値よりも)多い、例えば、(品質が(予め定められた品質よりも)高い)動画のデータなどでもよい。つまり、例えば、このような第1のデータが、全体の帯域101Aで通信されてもよい(S14)。
また、第2のデータは、例えば、そのデータが通信される際に、高い帯域101Hよりも、低い帯域(例えば、低い帯域101L)で通信される方が、より適切であるデータでもよい(S15:Yesを参照)。
具体的には、例えば、第2のデータは、先述された優先度が、(他のデータでの優先度よりも)高い優先度であるデータでもよい。
また、例えば、第2のデータは、そのデータの通信が、より失敗し難いことが必要であるデータなどでもよい。
なお、例えば、第2のデータは、先述された、VOIPのデータなどでもよい。つまり、このデータは、そのデータの通信の失敗が繰り返されることにより、そのデータの遅延が、予め規定された、遅延時間の上限を超えた場合に、通信されるデータの再生で、いわゆる音飛びが生じて、大きな弊害が生じるデータなどでもよい。
また、図13などで示されるように、例えば、対応する帯域が、高い帯域101Hである場合にも(S33:Yesを参照)、低い帯域101Lである場合にも(S33:No)、何れの場合にも、条件が満たされる時にのみ(S31:高速)、対応する帯域での電力線通信7がされてもよい。
そして、高い帯域101Hの場合にも(S33:Yesを参照)、低い帯域101Lの場合にも(S33:No)、条件が満たされない時には(S31:低速)、低域処理部502a(図12)での帯域(先述)での電力線通信7がされてもよい。
そして、例えば、上述の条件は、通信されるデータが、次の第3のデータではないとの条件でもよい。
つまり、第3のデータは、低域処理部502a(図12)での帯域(先述)での電力線通信7がされてもよい。
つまり、第3のデータは、例えば、そのデータの通信が失敗した際においては、他のデータの通信が失敗した際においては生じない、(大きな)弊害が生じるデータでもよい。
つまり、具体的には、例えば、第3のデータは、装置(パソコン、テレビ等の家電、上位装置1e(図1)など)へと、制御装置から通信されることにより、その装置の動作を制御装置が制御する制御系のデータ(制御データ等)でもよい。
そして、この第3のデータは、具体的には、例えば、制御される装置の消費電力を、少ない消費電力に変更させる制御をするデータである。
つまり、例えば、第3のデータは、そのデータの通信が失敗した場合には、消費電力が、大きい消費電力のままになるデータでもよい。
つまり、例えば、第3のデータは、その通信が失敗した場合には、ブレーカ401bが落ちてしまう(ことがある)データでもよいし、通信が失敗すると、消費電力が少ない電力に変更されず、エコマネージメントが失敗し、成功しないデータでもよい。
そして、低域処理部502aでの帯域は、具体的には、高い帯域101Hよりも低く、しかも、低い帯域101Lよりも更に低い帯域である。
これにより、第3のデータまで、対応する帯域(先述)での電力線通信7がされて、通信の失敗が生じ、失敗による(大きな)弊害が生じてしまうことが回避され、通信の失敗による(大きな)弊害がないことが維持できる。
なお、低域処理部502aの帯域は、その帯域で電力線通信7がされれば、通信される距離が、次の第1の距離である場合だけでなく、次の第2の距離である場合にも、通信が失敗する確率が比較的低い確率である帯域などである。ここで、第1の距離は、住宅4hにおける、互いに同じ部屋の、互いに同じ階における2つの位置の間の距離などの、比較的近い距離である。そして、第2の距離は、互いに異なる2つの部屋の2つの位置の間の距離、または、互いに異なる2つの階の2つの位置の間の距離などの、比較的遠い距離である。また、確率が比較的低いとは、その確率の帯域以外の他の帯域で、通信が失敗する確率と比較して、比較的低いことである。
なお、例えば、対応する帯域での電力線通信7(S35、S34)がされる、第3のデータ以外の他のデータは、例えば、互いに同じ部屋にある、テレビと、そのテレビへと、
テレビにより表示される映像を送信する装置との間での通信におけるデータなどでもよい。
テレビにより表示される映像を送信する装置との間での通信におけるデータなどでもよい。
そして、対応する帯域(帯域101L等)は、その帯域で、上述された、比較的遠い距離での電力線通信7がされる際に、失敗が生じる確率が、他の帯域で通信がされた際に、失敗が生じる確率よりも高い確率である帯域でもよい。
なお、第3のデータは、先述のように、制御系のデータなどであり、例えば、比較的少ないデータ量のデータなどである。
そこで、例えば、この、低域処理部502aでの帯域は、上述された高い帯域101Hよりも狭い帯域でもよい。また、低域処理部502aでの帯域は、低い帯域101Lよりも狭い帯域でもよい。つまり、例えば、高い帯域101Hと、低い帯域101Lとの何れの帯域よりも狭い帯域でもよい。
なお、本通信装置1により行われる通信は、現在、一般的に想定される、交流の電力を供給する電力線107での電力線通信7ではなく、将来などにおいて想定される、直流の電力を供給する電力線107での電力線通信7でもよい。
そこで、本通信装置1により行われる通信は、交流での電力線通信7だけに限られるのではないのを示すために、「電力線通信」と呼ばれずに、適宜、単なる「通信」と呼ばれる。
なお、こうして、他の用途(電力を供給する)のために設置された物が、その通信における通信媒体(電力線107、図2に示される「通信媒体」の文字を参照)に流用された通信(電力線通信7)がされる。
このため、通信が、当該経由装置(ブレーカ401b)を経由してされた場合には、大きな差207h2が生じ、通信の品質が、低い品質になる経由機器があることが考えられる。
このため、上述した動作がされることにより、このような、低い品質が生じるのが回避されて、品質が高くできる。
一方で、将来などにおいては、テレビに接続されて、テレビを適切に動作させる用途で設置される同軸ケーブルを介した通信がされることも考えられなくはない。
そこで、本通信装置1は、電力線107を介した電力線通信7ではなく、同軸ケーブルを介した通信を行い、このような、同軸ケーブルでの通信をするのに際して、上述した動作の原理を用いて、通信の品質を高くする装置でもよい。
つまり、本通信における通信は、この通信のために流用された電力線を介した電力線通信などであり、具体的には、交流での電力線通信7でもよいし、直流での電力線通信7でもよい他、上述された、同軸ケーブルを介した通信でもよい。
なお、例えば、低い帯域101Lは、例えば、高い帯域101Hに隣接する帯域などである。
なお、このような動作における、単なる細部においては、先述の動作がされてもよいし、先述の動作以外の、実施するのが容易である適切な動作などの、その他の動作がされて
もよい。また、単なる細部においては、更なる改良発明が施された動作などがされてもよい。
もよい。また、単なる細部においては、更なる改良発明が施された動作などがされてもよい。
なお、例えば、通信装置1においては、上述の1以上の機能を、通信装置1に設けられた予め定められたコンピュータ(例えばCPU105)に実現するためのコンピュータプログラム105P(図1)が用いられてもよい。なお、このコンピュータプログラム105Pは、例えば、メモリ103に記憶されてもよい。
また、例えば、上述の1以上の機能が実装された集積回路102C(図1)が、通信装置1に設けられてもよい。
なお、こうして、例えば、前記通信部は、第2の他の通信装置(図10の通信装置A2など)から、当該第2の他の通信装置の作成した分類結果(第1の他の通信装置が分類されたグループを示すデータなど)を受信し、前記判断部は、受信した前記分類結果に基づいて、前記第1または第2のグループへの分類を行った前記第2の他の通信装置以外の第1の他の通信装置(例えば図10の通信装置B1)を、前記第1および第2のグループのうちの一方(当該データにより示される方のグループなど)に分類してもよい。
また、こうして、例えば、前記通信部は、第3の他の通信装置から、当該第3の他の通信装置の作成した分類結果(第4の他の通信装置が分類されたグループのデータなど)を受信し、前記判断部は、受信した前記分類結果に基づいて、当該判断部を備える当該通信装置の作成した分類結果(第4の他の通信装置の分類のデータなど)を修正してもよい。
以上、本願発明を実施の形態1乃至4を例に挙げて、詳細に説明してきたが、前述の説明は、あらゆる点において、本願発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本願発明の範囲を逸脱することなく、実施の形態1乃至4に対して、種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
つまり、例えば、本発明は、装置(システム)として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な、CD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号などとして実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等のネットワークを介して配信されてもよい。
また、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記の実施の形態および変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、実施の形態および変形例における構成要素を任意に組み合わせて得られる他の形態も、本発明に含まれる。
本発明にかかる通信装置及び通信方法は、周波数帯域毎の特性に応じて、周波数帯域を効率的に利用でき、全体の通信効率を向上させることができ、周波数帯域毎の伝送特性が異なる通信ネットワークシステム等に有用である。
通信の品質が、高い品質にでき、しかも、品質が高くされて、向上する向上幅が、大きな向上幅にできる。
1 通信装置
1x 相手装置
1G1 第1のグループ
1G2 第2のグループ
101 アナログフロントエンド
101A 全体の帯域
101L 帯域
101H 帯域
102 電力線通信物理層部
103 メモリ
104 電力線通信MAC層部
105 CPU
106 イーサネット(登録商標)モジュール
107 電力線
108 イーサネット(登録商標)ケーブル
201 上位層I/F部
202 低域アクセス制御部
202x 通信部
203 高域アクセス制御部
204 低域変復調部
205 高域変復調部
206 AFE部
207 伝送路状況判定部
208 トポロジー判断部
209 トポロジーテーブル
210 周波数帯域制御部
211 通信監視部
212 テーブル補正部
213 中域アクセス制御部
214 中域変復調部
301 伝搬路状況判定部
302 Ch制御部
1x 相手装置
1G1 第1のグループ
1G2 第2のグループ
101 アナログフロントエンド
101A 全体の帯域
101L 帯域
101H 帯域
102 電力線通信物理層部
103 メモリ
104 電力線通信MAC層部
105 CPU
106 イーサネット(登録商標)モジュール
107 電力線
108 イーサネット(登録商標)ケーブル
201 上位層I/F部
202 低域アクセス制御部
202x 通信部
203 高域アクセス制御部
204 低域変復調部
205 高域変復調部
206 AFE部
207 伝送路状況判定部
208 トポロジー判断部
209 トポロジーテーブル
210 周波数帯域制御部
211 通信監視部
212 テーブル補正部
213 中域アクセス制御部
214 中域変復調部
301 伝搬路状況判定部
302 Ch制御部
Claims (15)
- 他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出部と、
複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断部と、
通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御部と、
選択された前記周波数帯域を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信を行う通信部とを備えた通信装置。 - 前記通信部は、他の通信装置から、当該他の通信装置の作成した分類結果を受信し、
前記判断部は、受信した前記分類結果に基づいて、前記第1または第2のグループへの分類を行った前記他の通信装置以外の他の通信装置を、前記第1および第2のグループのうちの一方に分類する請求項1記載の通信装置。 - 前記通信部は、他の通信装置から、当該他の通信装置の作成した分類結果を受信し、
前記判断部は、受信した前記分類結果に基づいて、当該判断部を備える当該通信装置の作成した分類結果を修正する請求項2記載の通信装置。 - 前記判断部は、検出された、低い前記第1の周波数帯域における前記伝送路特性が、予め定められた閾値以下である他の通信装置を、前記第2のグループに分類する請求項3記載の通信装置。
- 前記第1のグループは、当該判断部を備える当該通信装置が接続されたブレーカと同じブレーカに接続される各通信装置が含まれてなり、
前記第2のグループは、別のブレーカに接続される各通信装置が含まれてなり、
前記判断部は、通信相手である前記他の通信装置が、前記同じブレーカに接続されるか、前記別のブレーカに接続されるかを判断し、
前記通信部は、高い第2の周波数帯域での、電力線を介した電力線通信として、
前記同じブレーカに接続されると判断された第1の前記他の通信装置との電力線通信のみを行い、
前記別のブレーカに接続されると判断された第2の前記他の通信装置との電力線通信を行わない請求項4記載の通信装置。 - 前記通信部は、低い前記第1の周波数帯域での電力線通信として、
前記同じブレーカとの判断がされた第1の前記他の通信装置との電力線通信を行わず、
前記別のブレーカとの判断がされた第2の前記他の通信装置との電力線通信のみを行う請求項5記載の通信装置。 - 前記別のブレーカとの判断がされた第2の前記他の通信装置との、低い前記第1の周波数帯域での前記電力線通信がされる間に、第2の前記他の通信装置が、第2の前記他の通信装置以外の、前記別のブレーカに接続された他の装置との間で、高い前記第2の周波数帯域での電力線通信を行う請求項6記載の通信装置。
- 前記判断部は、通信相手の前記他の通信装置を、
当該他の通信装置について検出された、低い前記第1の周波数帯域における前記伝送路特性が、予め定められた第1の閾値よりも小さければ、前記第2のグループに分類し、
前記第1の閾値以上であれば、
検出された、低い前記第1の周波数帯域における前記伝送路特性と、当該他の通信装置について検出された、高い前記第2の周波数帯域における前記伝送路特性との間の差が、予め定められた第2の閾値よりも小さい差である場合に、前記第1のグループに分類し、前記第2の閾値以上の差である場合に、前記第2のグループに分類する請求項4〜7の何れかに記載の通信装置。 - 前記制御部は、
通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域として、通信相手である当該他の通信装置が、前記第1のグループに分類されている場合には、高い前記第2の周波数帯域を選択し、前記第2のグループに分類されている場合には、低い前記第1の周波数帯域を選択する請求項8記載の通信装置。 - 前記制御部は、通信相手である前記他の通信装置との間で通信されるデータのビットレートが、閾値以下である場合にのみ、当該他の通信装置との間で、前記第1の周波数帯域と前記第2の周波数帯域のうちの一方の帯域を用いた通信をさせ、当該閾値より高い場合には、前記第1の周波数帯域と、前記第2の周波数帯域との2つの前記周波数帯域へと分割される前の、前記第1及び第2の周波数帯域の両方が含まれてなる、全体の前記周波数帯域を用いた通信をさせる制御をする請求項9記載の通信装置。
- 前記制御部は、通信相手である前記他の通信装置との通信において、当該他の通信装置が、前記第1のグループに分類がされた場合において、通信されるデータの優先度が、閾値より低い優先度である場合にのみ、高い前記第2の周波数帯域を用いた通信をさせ、当該閾値より高い優先度である場合には、高い前記第2の周波数帯域を用いた通信をさせず、低い前記第1の周波数帯域を用いた通信をさせる制御をする請求項10記載の通信装置。
- 複数の通信装置を含み、
それぞれの通信装置は、住宅に設けられた、電力を供給する電力線に接続された複数のコンセントのうちの1つの前記コンセントに差し込まれるプラグを備え、
複数の前記通信装置に含まれる少なくとも1つの前記通信装置は、
当該通信装置の前記プラグが差し込まれた前記コンセントに接続された前記電力線を介してされる、当該通信装置以外の他の前記通信装置である相手装置との電力線通信が、ブレーカを経由しないでされる電力線通信であるか、経由してされる電力線通信であるかを判断する判断部と、
閾値よりも低い第1の周波数帯域と、前記閾値よりも高い第2の周波数帯域との両方が含まれてなる、全体の帯域での電力線通信がされる場合ではない場合において、
高い前記第2の周波数帯域の前記電力線通信として、経由しないと判定された第1の前記相手装置との電力線通信のみを行い、経由すると判定された第2の前記相手装置との電力線通信をしない通信部を備え、
前記通信部は、経由すると判定された第2の前記相手装置と、低い前記第2の周波数帯域での電力線通信を行い、
第2の前記相手装置は、第2の前記相手装置に対して、1つの前記通信装置の前記通信部により、低い前記第2の周波数帯域での前記電力線通信がされる間において、第2の前記相手装置が接続されたブレーカと同じブレーカに接続された前記通信装置と、高い前記第1の周波数帯域で電力線通信をする通信システム。 - 通信装置により行われる、当該通信装置以外の他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出ステップと、
複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断ステップと、
通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御ステップと、
選択された前記周波数帯域を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信を行う通信ステップとを含む通信方法。 - 通信装置により行われる、当該通信装置以外の他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出部と、
複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断部と、
通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御部と、
選択された前記周波数帯域を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信で通信される信号を出力する通信部とを備えた集積回路。 - コンピュータが設けられた通信装置により行われる、当該通信装置以外の他の通信装置との通信における伝送路特性を検出する検出ステップと、
複数の前記他の通信装置のうち、検出された前記伝送路特性が、予め定められた基準を満たす通信装置を第1のグループに分類し、満たさない通信装置を、第2のグループに分類する判断ステップと、
通信相手である前記他の通信装置が、前記第1のグループに分類されたか、前記第2のグループに分類されたかに基づいて、通信に用いることができる周波数帯域が分割された、第1の周波数帯域、及び、前記第1の周波数帯域よりも高い第2の周波数帯域から、通信相手である前記他の通信装置との通信に用いられる周波数帯域を選択する制御ステップと、
選択された前記周波数帯域を用いて、通信相手である前記他の通信装置との通信を行う通信ステップとを前記コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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