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JP5182018B2 - センサ異常診断装置及びセンサ異常診断方法 - Google Patents
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JP5182018B2 - センサ異常診断装置及びセンサ異常診断方法 - Google Patents

センサ異常診断装置及びセンサ異常診断方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンに備えられたセンサの異常を診断するセンサ異常診断装置及びセンサ異常診断方法に関する。
エンジンの排気通路に空燃比センサを設けて、この空燃比センサを用いてエンジンから排出される排気の空燃比信号を検出し、検出された空燃比信号を基に燃料噴射量等を調整することにより、排気の空燃比を制御する技術が知られている。
このような空燃比センサに機能劣化などの異常が発生すると、実際の排気の空燃比が目的とする空燃比から大きくかけ離れて排気が悪化する等の問題が生じてしまう。このような問題を回避するために、空燃比センサの異常を精度良く診断して異常を診断した場合には適切にセンサを交換する必要がある。
従来のアイドルストップ車には、このような空燃比センサを含めエンジンに備えられた各センサの異常を診断する際に、アイドルストップを禁止して異常を診断する頻度を増やすことによりセンサの異常を精度良く診断するものがある(特許文献1参照)。
特開2000−257498号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、ドライバー操作が一定の条件を満たす場合にのみ異常を精度良く診断できていた。すなわち、特許文献1に開示された技術のようにアイドルストップを禁止してセンサの異常を診断することは、アイドルストップが実行される運転状態、つまりドライバーがアクセルペダルを操作しておらずエンジンの回転速度が低くエンジン負荷が低い運転状態では有効であるものの、アイドルストップが実行されない運転状態、つまりドライバーがアクセルペダルを操作しておりエンジンの回転速度が中程度より高くエンジン負荷が中程度より高い過渡運転の運転状態では有効とはいえなかった。
本発明は、このような技術的課題を鑑みてなされたもので、ドライバー操作に制限されることなくセンサの異常を精度良く診断することができるセンサ異常診断装置及びセンサ異常診断方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、バッテリ(15)から供給される電力で駆動するモータを併用するハイブリッド車両のドライバー操作に応じた運転とドライバー操作から独立した運転とが可能なエンジン(10)、に備えられたセンサ(6)に異常があるか否かを診断するセンサ異常診断装置(12)であって、ドライバー操作から独立して前記エンジン(10)が運転されているときに前記センサ(6)の異常を診断する異常診断手段(ステップS4)と、ドライバー操作に応じて前記エンジン回転速度が中程度よりも高くエンジン負荷が中程度よりも高い領域で運転されているときに前記センサの異常を診断する他の異常診断手段(ステップS2)と、を備え、異常診断手段(ステップS4)は、バッテリ(15)の充電状態が低いほど、高負荷側でエンジン(10)を運転してセンサ(6)の異常を診断することを特徴とする。
本発明によれば、センサの異常を診断する際にドライバー操作から独立してエンジンを運転しているので、ドライバー操作に制限されることなくセンサの異常を精度良く診断することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(システム構成例)
図1は、本発明の一実施形態に係る制御システム20を示す概略構成図である。図1に示す制御システム20は、エンジン10、HCU(Hybrid Control Unit)11、ECU(Engine Control Unit)12、ハイブリッドシステム13等により構成される。この制御システム20は、エンジン10とモータ14とを駆動力源として併用するハイブリッド車両に搭載されている。
以下、制御システム20の各構成要素について説明する。
エンジン10は、エンジン10への吸入空気量を計測するエアフローメータ1、エンジン10への吸入空気量を制御するスロットルバルブ2、吸気通路4に燃料を噴射するインジェクター3、排気通路5において排気浄化装置7の前方に配設された空燃比センサ(A/Fセンサ)6、酸化触媒やNOx触媒を内部に介装した排気浄化装置7、排気通路5において排気浄化装置7の後方に配設された酸素濃度センサ(O2センサ)8等を備えた機関である。このエンジン10は、ECU12から発電要求信号を受けると発電機16を駆動する、発電機16の駆動力源である。
HCU11は、制御システム20を全般的に制御するマイクロコントローラである。このHCU11はアクセルペダル操作量センサ17からドライバーによるアクセルペダル18の操作量を入力し、入力した操作量に応じて車両を駆動させるべく、ハイブリッドシステム13のモータ14に駆動要求信号を送る。またバッテリ15の充電状態(以下、「SOC(State Of Charge)」とする。)が不十分な場合やエンジン10による駆動アシストが必要な場合には、ECU12に発電要求信号を送る。
ECU12は、エンジン10を制御するマイクロコントローラである。このECU12は、HCU11から発電要求信号を受けるとエンジン10を運転する。一方、HCU11から発電要求信号を受けないときには、エンジン10をドライバー操作から独立して運転することが可能である。ここで、ドライバー操作から独立した運転とは、エンジン10をドライバーのトルク要求等とは独立して任意の運転状態(エンジン回転速度及びエンジン負荷の組み合わせにより特定される動作点)に固定して運転することである。すなわち、エンジン10はドライバー操作に応じた運転とドライバー操作から独立した運転とが可能である。さらに本実施形態におけるECU12は、エアフローメータ1、空燃比センサ6、酸素濃度センサ8等のエンジン10に配設されたセンサに異常があるか否かを診断するセンサ異常診断装置に相当する。異常を診断すると、ドライバーにセンサの交換が必要な旨を通知したりする。
ハイブリッドシステム13は、エンジン10により駆動されて電力(電気エネルギー)を得る発電機16、発電機16により発電された電力を蓄積するバッテリ15、バッテリ15から供給される電力で駆動するモータ14等を備えたシステムである。このハイブリッドシステム13はHCU11から駆動要求信号を受けると、モータ14を用いて車両を駆動させる。
(ECU12の制御ロジック)
図2は、本発明の一実施形態に係るECU12の制御ロジックを示すフローチャートである。ここでは、ECU12が空燃比センサ6の異常を診断する動作を例に挙げて説明する。ECU12は、毎走行時に図2に示す制御ロジックを実行する。
まずステップS1においてECU12は、診断前条件を判定する(S1)。ここではECU12は、診断前条件として空燃比センサ6が正しく排気空燃比を示すことができる状態(活性している状態)か否かを判定する。具体的には、空燃比センサ6のヒータオン状態、センサ活性状態又はエンジン10の運転状態に基づいて判定する。
ステップS1においてYESのときには(S1、YES)、ステップS2へ進んでECU12は、運転性能優先時の異常診断を行う(S2)。ステップS2の具体的な内容は後述する。なお、ステップS1においてNOのときには(S1、NO)、空燃比センサ6は正しく排気空燃比を示すことができる状態ではないため、ECU12は空燃比センサ6に異常があると診断して処理を終了する。
ステップS2の異常診断を終了するとステップS3へ進んでECU12は、のちのステップS4の診断時期であるか否かを判定する(S3)。ステップS3の具体的な内容は後述する。
ステップS3においてYESのときには(S3、YES)、ステップS4へ進んでECU12は、診断性能優先時の異常診断処理を行う(S4)。ステップS4の具体的な内容は後述する。
以上に示されるようにECU12は、運転性能優先時の異常診断(ステップS2)と診断性能優先時の異常診断(ステップS4)を通じて空燃比センサ6の異常を診断する。特に、ステップS4の異常診断により、ドライバー操作に制限されることなくセンサの異常を精度良く診断できる。なお、このステップS2とステップS4とは、それぞれ、特許請求の範囲における他の異常診断手段、異常診断手段に相当する。
(図2のステップS2(運転性能優先時の異常診断)について)
図3は、図2のステップS2の制御ロジックの一例を示すフローチャートである。ECU12は、運転性能優先時の異常診断として図3に示す制御ロジックを実行する。ここで説明する運転性能優先時の異常診断は、公知の異常診断の一例である。
まずステップS21においてECU12は、診断領域を判定する(S21)。ここではECU12は、エンジン10の実際の運転状態が診断領域(異常を診断したい運転領域)に含まれるか否かを判定する。例えば診断領域がエンジン回転速度は中程度より高くエンジン負荷は中程度より高い診断領域である場合には、エンジン10の実際の運転状態がこの診断領域に含まれるか否かを、エンジン10の回転速度条件、噴射パルス幅条件、空気量条件等に基づき判定する。
ステップS21においてYESのときには(S21、YES)、ステップS22へ進んでECU12は、燃料噴射量を変えて排気空燃比をアクティブに操作して(S22)、空燃比センサ6の応答性を演算する(S23)。ここではECU12は、エンジン10の排気空燃比が交互にリッチ及びリーンになるようにインジェクター3による燃料噴射量を制御してこのときの空燃比センサ6の応答時間等に基づき空燃比センサ6の応答性を演算する。なお、ステップS21においてNOのときには(S21、NO)、ステップS26へ進む。
ステップS23に続いてステップS24へ進んでECU12は、演算終了か否かを判定する(S24)。ここではECU12は、ステップS23の演算をした回数が所定回数以上になったときに演算終了(S24、YES)と判定する。
ステップS24においてYESのときには(S24、YES)、ステップS25へ進んでECU12は、空燃比センサ6の異常を診断する(S25)。ここではECU12は、ステップS23で演算された空燃比センサ6の応答性を基に空燃比センサ6の異常があるか否かを診断する。その後、空燃比センサ6の異常があるか否かの診断結果の情報を保持した状態でステップS2の異常診断を終了する。なお、ステップS24においてNOの場合には(S24、NO)、ステップS26へ進む。
ステップS26へ進んだときにはECU12は、ステップS2の異常診断開始から所定時間経過したか否かを判定する(S26)。ステップS26においてYESの場合には(S26、YES)、空燃比センサ6の異常を診断できなかったという診断結果の情報を保持した状態でステップS2の異常診断を終了する。なお、ステップS26においてNOの場合には(S26、NO)、再びステップS21へ戻り診断を繰り返す。
以上に示される制御ロジックにより、ECU12は運転性能優先時の異常診断を行う。この異常診断はいわば、ドライバー操作に応じてエンジン10が運転されているときに空燃比センサ6の異常を診断する処理である。
(図2のステップS3(診断時期判定)について)
図2に戻り、ステップS2からステップS3へ進んでECU12は、のちのステップS4の異常診断の診断時期であるか否かを判定する(S3)。このステップS3の処理は、のちのステップS4の異常診断の開始に一定の制限を課すために設けられている。
このようにステップS4の異常診断の開始に一定の制限を課すのは、ステップS2の異常診断が終了したときに空燃比センサ6に異常がないことが明らかなとき等には、ステップS4の異常診断をする必要性が小さくステップS4に進まないことが望ましいからである。
ステップS3においてECU12は、具体的には、ステップS2により空燃比センサ6に異常があることを診断した、又は空燃比センサ6の異常を診断できない、ことをもって診断時期であると判定して以降のステップS4の異常診断を開始する。一方、ステップS2により空燃比センサ6に異常がないことを診断した、ことをもって診断時期でないと判定して処理を終了する。
(図2のステップS4(診断性能優先時の異常診断)について)
図4は、図2のステップS4の制御ロジックの一例を示すフローチャートである。ECU12は、一定の制限下(ステップS3、YES)のときに、診断性能優先時の異常診断として図4に示す制御ロジックを実行する。
まずステップS41においてECU12は、SOCが所定値より大きいか否かを判定する(S41)。ここではECU12は、SOCが予め設定された下限充電量より大きいか否かを判定する。下限充電量とは、例えばモータ14のみで車両を走行させるために必要な電力の下限値である。SOCが極端に小さくこの下限充電量より小さいときには、ステップS42以降の異常診断に進むよりもバッテリ15の発電のためにエンジン10を運転することを優先することが望ましい。そこで、ステップS41においてNOのときには(S41、NO)、バッテリ15の発電のためにエンジン10を運転して再びステップS41へ戻り処理を繰り返す。
一方、ステップS41においてYESのときには(S41、YES)、ステップS42に進んでECU12は、SOCに応じてドライバー操作から独立してエンジン10を運転する(S42)。
図5は、図4のステップS42を説明する図である。一般に、なりゆき走行時のようにドライバー操作に応じてエンジン10が運転されているときの運転状態は、同図に示すエンジン動作線上で自動的に切り替わる。一方、ステップS42におけるエンジン10の運転状態は、A、B等の運転状態に固定される。つまり、ECU12は、ドライバーによるアクセルペダル18の操作量に制限されることなくエンジン10をA、B等の運転状態に固定して運転する。
このとき、基本的にはEM(EMission)や燃費の悪化に影響が少ないAの運転状態(回転速度が中程度でありエンジン負荷が中負荷である運転状態)に固定するが、SOCが低いほどエンジン負荷が高負荷側のBの運転状態に固定する。これは、SOCが低いときには早期に診断を終わらせてバッテリ15の発電のためにエンジン10を運転することが望ましいためである。このようにECU12は、SOCに応じてエンジン10の運転状態を切り替える。
図4に戻り、ステップS42に続いてステップS43へ進んでECU12は、診断領域を判定する(S43)。ここではECU12は、ステップS42で固定されたエンジン10の運転状態が診断領域(異常を診断したい運転領域)に含まれるか否かを判定する。判定方法は、ステップS21と同様であるためここでは説明を省略する。
ステップS43においてYESのときには(S43、YES)、ステップS44へ進んでECU12は、SOCに応じて燃料噴射量を変えて排気空燃比をアクティブに操作して(S44)、空燃比センサ6の応答性を演算する(S45)。なお、ステップS43においてNOのときには(S43、NO)、再びステップS41へ戻り処理を繰り返す。このステップS44について図3のステップS22と比較して説明する。
図6は、図4のステップS44を説明する図である。前述したステップS22においてECU12は、図6(A)のようにSOCに制限されることなく一定の排気空燃比の変動幅で交互にリッチ及びリーンになるようにエンジン10を運転する。一方、ステップS44においてECU12は、図6(B)のようにステップS22による排気空燃比の変動幅よりも大きい変動幅で交互にリッチ及びリーンになるようにエンジン10を運転する。これは、診断の精度を高める又は早期に診断を終わらせるためである。なお、ステップS44ではドライバー操作から独立してエンジン10が運転されているので、排気空燃比の変動幅を大きくすることによる運転性能への影響は小さい。また、図6(B)のようにSOCが低いほど排気空燃比の変動幅が大きくなっている。つまり、SOCに応じて排気空燃比の変動幅を切り替えている。これは、SOCが低いときには早期に診断を終わらせてバッテリ15の発電のためにエンジン10を運転することが望ましいためである。
図4に戻り、ステップS45に続いてステップS46へ進んでECU12は、演算終了か否かを判定する(S46)。ここではECU12は、ステップS45の演算をした回数が所定回数以上になったときに演算終了(S46、YES)と判定する。
ステップS46においてYESのときには(S46、YES)、ステップS47へ進んでECU12は、ドライバー操作から独立したエンジン10の運転を解除する(S47)。具体的には、ステップS42で固定されたエンジン10の運転状態の固定を解除する。なお、ステップS46においてNOのときには(S46、NO)、再びステップS41へ戻り処理を繰り返す。
以上に示される制御ロジックにより、ECU12は診断性能優先時の異常診断を行う。この異常診断はいわば、ドライバー操作から独立してエンジン10が運転されているときに空燃比センサ6の異常を診断する処理である。
以上に示されるようにECU12は、まず、なりゆき走行で空燃比センサ6の異常を診断し(ステップS2)、空燃比センサ6に異常があることを診断した又は空燃比センサ6の異常を診断できないなどの一定の制限下(ステップS3、YES)のときに、ドライバー操作から独立してエンジン10を運転して空燃比センサ6の異常を診断している(ステップS4)。
特にステップS4では、空燃比センサ6の異常を診断する際にドライバー操作から独立してエンジン10が運転されている。そのため、診断中に過渡運転になっても影響がない利点がある。また、診断中のエンジン10の吸入空気量に変化がないため外乱が少ない状態で異常を診断できる利点がある。
なお、ステップS4の異常診断は異常を精度良く診断する点では有効であるものの車両の動作性能を維持する点では不利であるが、このステップS4の異常診断の開始に一定の制限(ステップS3)を設けることで無用な車両運転性の低下を防ぐことができる。
(制御ロジックを実行時のタイムチャート)
図7は、本発明の一実施形態に係るECU12の制御ロジックを実行したときのタイムチャートである。図7(a)は車速を示す。図7(b)はエンジン回転速度を示す。図7(c)は吸入空気量を示す。図7(d)はSOCを示す。図7(e)はエンジン運転状態固定フラグを示す。図7(f)は、診断前条件成立を示す。図7(g)は運転性能優先時の異常診断フラグを示す。図7(h)は、運転性能優先時の異常診断経過時間を示す。図7(i)は診断性能優先時の異常診断フラグを示す。図7(j)は診断領域成立を示す。図7(k)は目標排気空燃比を示す。図7(l)は実排気空燃比を示す。図7(m)は診断演算カウンタを示す。図7(n)は診断終了フラグを示す。
なお、以下ではフローチャートとの対応が分かりやすくするために、フローチャートのステップ番号にSを付して記載する。
診断前条件が成立すると(S1、YES)、時刻t1で運転性能優先時の異常診断を開始する(S2、START)。
時刻t1〜t2において、診断領域内である限り(S21、YES)、燃料噴射量を変えて排気空燃比をアクティブに操作して(S22)空燃比センサ6の応答性を演算する(S23)。
時刻t2では、診断領域を外れてしまったため(S21、NO)、診断を中断して診断演算カウンタをクリアする(再びS21)。
時刻t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8の各々は時刻t1〜t2と同様である。
時刻t8では、診断開始からタイムアウト時間経過したため(S26、YES)、ステップS2の異常診断を終了して(S2、END)ステップS4の異常診断に移る(S3、YES及びS4、START)。
時刻t9では、ステップS4の異常診断に進んだ後、SOCが運転状態固定セットSOC下限設定値より大きいときに(S41、YES)、ドライバー操作から独立してエンジン10を運転する(S42)。
時刻t9〜t10では、SOCに応じて燃料噴射量を変えて排気空燃比を時刻t1〜t8よりも大きい変動幅でアクティブに操作して(S44)、空燃比センサ6の応答性を演算する(S45)。
時刻t10では、演算回数が診断終了演算回数に達したため(S46、YES)、エンジン10の運転状態の固定を解除して(S47)、処理を終了する。
(まとめ)
以上のように、本実施形態によればECU12は、空燃比センサ6の異常を診断する際にドライバー操作から独立してエンジン10を運転している。そのため、ドライバー操作に制限されることなく空燃比センサ6の異常を精度良く診断することができる。
また、本実施形態によればECU12は、一定の制限下(ステップS3、YES)のときに、ステップS4の異常診断を実行している。ステップS4の異常診断は異常を精度良く診断する点では有効であるものの車両の動作性能を維持する点では不利であるが、このステップS4の異常診断の開始に一定の制限(ステップS3)を設けることで無用な車両運転性の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態によればECU12は、バッテリ15の充電状態が所定の下限充電量よりも低いときには、ステップS4の異常診断を禁止している。また、バッテリ15の発電のためにエンジン10を運転している。そのため、車両の動作性能を維持することができる。
また、本実施形態によればECU12は、バッテリ15の充電状態が低いほど、高負荷側でエンジン10を運転して空燃比センサ6の異常を診断している。そのため、バッテリ15の充電状態が低いときには早期に診断を終わらせてバッテリ15の発電のためにエンジン10を運転することができる。
また、本実施形態によればECU12は、バッテリ15の充電状態が低いほど、排気空燃比の変動幅が大きくなるようにエンジン10を運転して空燃比センサ6の異常を診断している。そのため、バッテリ15の充電状態が低いときには早期に診断を終わらせてバッテリ15の発電のためにエンジン10を運転することができる。
また、本実施形態によればECU12は、ステップS4の異常診断による排気空燃比の変動幅がステップS2の異常診断による排気空燃比の変動幅よりも大きくなるようにエンジン10を運転して空燃比センサ6の異常を診断している。そのため、診断の精度を高める又は早期に診断を終わらせることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記説明においては、本発明を図1に示す形態のハイブリッド車両に適用した場合を例示して説明したが、その他の形態のハイブリッド車両に適用してもよい。
また、上記説明においては、本発明を空燃比センサ6の異常診断に適用した場合を例示して説明したが、エアフローメータ1、酸素濃度センサ8等その他のエンジン10に備えられた各センサの異常診断に適用してもよい。
また、上記説明においては、図2のステップS4の異常診断は同図のステップS2及びS3の処理の後に行われたが、この場合には限らない。ステップS2及びS3の処理を省略してステップS1の処理の後にステップS4の異常診断を行うなど適宜変更可能である。
また、上記説明においては、図4のステップS41の処理はステップS4の異常診断において行われたが、この場合には限らない。例えばステップS3の処理において行われてもよい。
本発明の一実施形態に係る制御システム20を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るECU12の制御ロジックを示すフローチャートである。 図2のステップS2の制御ロジックの一例を示すフローチャートである。 図2のステップS4の制御ロジックの一例を示すフローチャートである。 図4のステップS42を説明する図である。 図4のステップS44を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るECU12の制御ロジックを実行時のタイムチャートである。
符号の説明
6 空燃比センサ
10 エンジン
12 ECU(センサ異常診断装置)
15 バッテリ
ステップS1 診断前条件判定手段
ステップS2 他の異常診断手段
ステップS3 診断時期判定手段
ステップS4 異常診断手段

Claims (7)

  1. バッテリから供給される電力で駆動するモータを併用するハイブリッド車両のドライバー操作に応じた運転とドライバー操作から独立した運転とが可能なエンジン、に備えられたセンサに異常があるか否かを診断するセンサ異常診断装置であって、
    ドライバー操作から独立して前記エンジンが運転されているときに前記センサの異常を
    診断する異常診断手段と、
    ドライバー操作に応じて前記エンジン回転速度が中程度よりも高くエンジン負荷が中程度よりも高い領域で運転されているときに前記センサの異常を診断する他の異常診断手段と、を備え、
    前記異常診断手段は、前記バッテリの充電状態が低いほど、高負荷側で前記エンジンを運転して前記センサの異常を診断する、
    ことを特徴とするセンサ異常診断装置。
  2. 前記異常診断手段は、前記他の異常診断手段が前記センサに異常があることを診断した、又は前記他の異常診断手段が前記センサの異常を診断できない、ことをもって当該異常診断手段による診断を開始することを特徴とする請求項1に記載のセンサ異常診断装置。
  3. 前記異常診断手段は、前記バッテリの充電状態が所定の下限充電量よりも低いときには、当該異常診断手段による診断を禁止することを特徴とする請求項に記載のセンサ異常診断装置。
  4. 前記センサは、前記エンジンの排気通路に配設された空燃比センサであり、
    前記異常診断手段は、前記エンジンの排気空燃比が交互にリッチ及びリーンになるように前記エンジンを運転して前記空燃比センサの異常を診断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサ異常診断装置。
  5. 前記異常診断手段は、前記バッテリの充電状態が低いほど、排気空燃比の変動幅が大きくなるように前記エンジンを運転して前記空燃比センサの異常を診断することを特徴とする請求項に記載のセンサ異常診断装置。
  6. 前記他の異常診断手段は、排気空燃比を交互にリッチ及びリーンになるように前記エンジンを運転して前記空燃比センサの異常を診断し、
    前記異常診断手段は、排気空燃比の変動幅が前記他の異常診断手段による排気空燃比の変動幅よりも大きくなるように前記エンジンを運転して前記空燃比センサの異常を診断することを特徴とする請求項4又は5に記載のセンサ異常診断装置。
  7. バッテリから供給される電力で駆動するモータを併用するハイブリッド車両のドライバー操作に応じた運転とドライバー操作から独立した運転とが可能なエンジン、に備えられたセンサに異常があるか否かを診断するセンサ異常診断方法であって、
    ドライバー操作から独立して前記エンジンが運転されているときに前記センサの異常を診断する異常診断工程と、
    ドライバー操作に応じて前記エンジン回転速度が中程度よりも高くエンジン負荷が中程度よりも高い領域で運転されているときに前記センサの異常を診断する他の異常診断工程と、を備え、
    前記異常診断工程は、前記バッテリの充電状態が低いほど、高負荷側で前記エンジンを運転して前記センサの異常を診断する、
    とを特徴とするセンサ異常診断方法。
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