JP5195801B2 - 無線タグリーダ - Google Patents
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更に、少なくとも位相変化点検出手段によって位相変化点が検出された後に、相関波形信号に対する同期タイミングの基準となる同期周波数を設定する同期周波数設定手段と、少なくとも位相変化点が検出された後に、ピーク検出手段によって検出される相関波形信号のピークのタイミングと、同期周波数に応じて定まる同期タイミングとに基づいて補正値を算出する補正値算出手段と、少なくとも位相変化点が検出された後に、補正値算出手段によって算出された補正値に基づいて同期周波数設定手段にて設定される同期周波数を更新する更新手段と、少なくとも位相変化点が検出された後に、更新手段によって更新される同期周波数に応じた同期タイミングで相関波形信号を参照し、その参照結果に基づいてデコードするデコード手段とが設けられている。
このようにすると、位相変化点の検出後において、相関波形信号のピークの周期に対する同期周波数のずれを補正できるようになるため、同期がずれやすい位相変化後においても同期ずれを適切に補正することができ、同期を安定的に維持し易くなる。
更に、同期周波数設定手段は、位相変化点が検出された後の初期の同期周波数として、所定のプリアンブル期間において更新手段によって更新されて得られた同期周波数に設定している。所定のプリアンブル期間において適切に補正されて生成された同期周波数を位相変化点検出後の初期の同期周波数として用いることができるため、位相変化点検出後の初期値がずれにくくなる。
所定のプリアンブル期間の前期期間については、ピークタイミングと同期周波数がずれやすく、安定度が低いため、ずれ量を早期に収束させることが求められる。これに対し、請求項3の発明によれば、補正値に対するずれ量(ずれ量の平均値)の重み付けを大きくすることで、ずれ量を補正値に大きく反映することができ、ピークタイミングに対する同期周波数のずれを早期に収束させやすくなる。
一方、所定のプリアンブル期間の後期となるにつれ、ピークタイミングと同期周波数とのずれの補正が進み、ずれ量が抑えられやすいため、安定性を重視した補正が求められる。これに対し、請求項3の発明では、後期期間において、補正値に対するずれ量(ずれ量の平均値)の重み付けを小さくしているため、ずれ量の反映度を抑えた安定的な補正を行うことができる。
所定のプリアンブル期間の前期期間については、ピークタイミングと同期周波数がずれやすく、安定度が低いため、ずれ量を早期に収束させることが求められる。これに対し、請求項4の発明によれば、ずれ量の平均値を算出するサンプル数を少なく抑えることができるため、各ずれ量を補正値に対して大きく反映させることができ、ピークタイミングに対する同期周波数のずれを早期に収束させやすくなる。
一方、所定のプリアンブル期間の後期となるにつれ、ピークタイミングと同期周波数とのずれの補正が進み、ずれ量が抑えられやすいため、安定性を重視した補正が求められる。これに対し、請求項4の発明では、後期期間において、ずれ量の平均値を算出するサンプル数を多くしているため、より安定的な補正を行うことができる。
このようにすると、位相変化点の検出後において、ずれ量の平均値を反映したより適切な補正を行うことができるようになる。
以下、本発明の無線タグリーダを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(無線タグリーダの全体構成)
まず、図1を参照して第1実施形態に係る無線タグリーダの全体構成を概説する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線タグリーダの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。図1に示すように、無線タグリーダ1は、ハードウェア的には例えば公知のRFIDリーダライタとして構成されており、後述する無線タグTaに記録されたデータの読み取り、或いは無線タグTaに対するデータの書き込みを行う構成をなしている。この無線タグリーダ1は、主として、制御部10、送信回路20、受信回路30、アンテナ40、サーキュレータ41などによって構成されている。
次に、デコード処理部12について詳述する。
図2は、デコード処理部12の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。また、図3は、フィルタ部、相関処理部等の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。更に、図4は、同期部の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。
本実施形態では、相関処理部42は「相関処理手段」の一例に相当し、無線タグからの応答信号に対して相関関数を用いたマッチング処理を行うことで相関波形信号を生成するように機能する。
ここで、相関処理部32から出力される相関波形信号について説明する。図5は、相関処理部32から出力された相関波形信号を示す説明図である。本実施形態では、無線タグTaから、応答信号として、所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)に所定位相の連続信号が出力され、所定のプリアンブル期間の経過後に連続信号から位相を変化させるように応答信号が出力されるようになっている。具体的には、図5に示す相関波形信号のプリアンブル期間1において、受信側での同期タイミングを取るため短い波形データ0が連続するようになっており、その期間が経過したときに、長い波形データ1(位相変化点)が表れるようになっている。更に、その後のプリアンブル期間2では、フレーム同期を取るため長い波形データ1(位相変化点)と短い波形データ0とが含まれており、予め決まったパターンのデータとして構成されている。
次に、デコード処理部12でのデコードについて説明する。
図5は、相関処理部52にて生成される相関波形信号を概略的に説明する説明図である。図6は、デコード処理部で行われるデコードの流れを例示するフローチャートである。図7は、図6のS9においてデコード部で行われるデコード処理の流れを例示するフローチャートである。図8は、プリアンブル期間1の前期期間のピーク間検出値、同期周波数、ずれ量等を説明する説明図である。図9は、プリアンブル期間1の後期期間のピーク間検出値、同期周波数、ずれ量等を説明する説明図である。図10は、プリアンブル期間2のピーク間検出値、補正前の同期周波数、ずれ量、更新された同期周波数等を説明する説明図である。
第1実施形態に係る無線タグリーダ1では、無線タグからの応答信号に対して相関関数を用いたマッチング処理を行うことで相関波形信号を生成する相関処理部52と、相関処理部52によって生成された相関波形信号のピークを検出するピーク検出部53と、相関波形信号における所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)経過後の位相変化点を検出する位相変化点検出部68とが設けられているため位相変化点の検出によってプリアンブル期間1の経過タイミングを把握できるようになる。
更に、少なくとも位相変化点検出部68によって位相変化点が検出された後に、相関波形信号に対する同期タイミングの基準となる同期周波数を設定する同期タイミング生成部65と、少なくとも位相変化点が検出された後に、ピーク検出部53によって検出される相関波形信号のピークのタイミングと、同期タイミング生成部65によって設定される同期周波数に応じて定まる同期タイミングとに基づいて補正値を算出(S7等)する補正値算出手段と、少なくとも位相変化点が検出された後に、補正値算出手段によって算出された補正値に基づいて同期タイミング生成部65にて設定される同期周波数を更新(S8)する更新手段と、少なくとも位相変化点が検出された後に、更新手段によって更新される同期周波数に応じた同期タイミングで相関波形信号を参照し、その参照結果に基づいてデコード(S9)するデコード部55とが設けられている。
このようにすると、S4〜S8のように位相変化点の検出後において、相関波形信号のピークの周期に対する同期周波数のずれを補正できるようになるため、同期がずれやすい位相変化後においても同期ずれを適切に補正することができ、同期を安定的に維持し易くなる。
更に、同期タイミング生成部65は、位相変化点が検出された後の初期の同期周波数として、所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)において更新手段によって更新されて得られた同期周波数に設定している。所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)において適切に補正されて生成された同期周波数を位相変化点検出後の初期の同期周波数として用いることができるため、位相変化点検出後の初期値がずれにくくなる。
所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)の前期期間については、ピークタイミングと同期周波数がずれやすく、安定度が低いため、ずれ量を早期に収束させることが求められる。これに対し、本実施形態によれば、補正値に対するずれ量(ずれ量の平均値)の重み付けを大きくすることで、ずれ量を補正値に大きく反映することができ、ピークタイミングに対する同期周波数のずれを早期に収束させやすくなる。
一方、所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)の後期となるにつれ、ピークタイミングと同期周波数とのずれの補正が進み、ずれ量が抑えられやすいため、安定性を重視した補正が求められる。これに対し、本実施形態では、後期期間において、補正値に対するずれ量(ずれ量の平均値)の重み付けを小さくしているため、ずれ量の反映度を抑えた安定的な補正を行うことができる。
所定のプリアンブル期間(プリアンブル期間1)の前期期間については、ピークタイミングと同期周波数がずれやすく、安定度が低いため、ずれ量を早期に収束させることが求められる。これに対し、本実施形態によれば、ずれ量の平均値を算出するサンプル数を少なく抑えることができるため、各ずれ量を補正値に対して大きく反映させることができ、ピークタイミングに対する同期周波数のずれを早期に収束させやすくなる。
一方、所定のプリアンブル期間の後期となるにつれ、ピークタイミングと同期周波数とのずれの補正が進み、ずれ量が抑えられやすいため、安定性を重視した補正が求められる。これに対し、本実施形態では、後期期間において、ずれ量の平均値を算出するサンプル数を多くしているため、より安定的な補正を行うことができる。
このようにすると、位相変化点の検出後において、ずれ量の平均値を反映したより適切な補正を行うことができるようになる。
10…制御部(送信手段、受信手段)
20…送信回路(送信手段)
30…受信回路(受信手段)
40…アンテナ
52…相関処理部(相関処理手段)
53…ピーク検出部(ピーク検出手段)
55…デコード部(デコード手段)
61…位相比較部(補正値算出手段、ずれ量算出手段)
63…平均値処理部(補正値算出手段、平均値算出手段)
64…補正値調整部(補正値算出手段)
65…同期タイミング生成部(同期周波数設定手段、更新手段)
68…位相変化点検出部(位相変化点検出手段)
Ta…無線タグ
Claims (5)
- アンテナと、
前記アンテナを介してデータ信号を送信する送信手段と、
前記アンテナを介して前記データ信号に対する応答信号を受信する受信手段と、
所定のプリアンブル期間に所定位相の連続信号を出力し、前記所定のプリアンブル期間の経過後に前記連続信号から位相を変化させるように前記応答信号を出力する無線タグを読取可能な無線タグリーダであって、
前記無線タグからの前記応答信号に対して相関関数を用いたマッチング処理を行うことで相関波形信号を生成する相関処理手段と、
前記相関処理手段によって生成された前記相関波形信号のピークを検出するピーク検出手段と、
前記相関波形信号における前記所定のプリアンブル期間経過後の位相変化点を検出する位相変化点検出手段と、
少なくとも前記位相変化点検出手段によって前記位相変化点が検出された後に、前記相関波形信号に対する同期タイミングの基準となる同期周波数を設定する同期周波数設定手段と、
少なくとも前記位相変化点が検出された後に、前記ピーク検出手段によって検出される前記相関波形信号のピークのタイミングと、前記同期周波数に応じて定まる前記同期タイミングとに基づいて補正値を算出する補正値算出手段と、
少なくとも前記位相変化点が検出された後に、前記補正値算出手段によって算出された前記補正値に基づいて前記同期周波数設定手段にて設定される前記同期周波数を更新する更新手段と、
少なくとも前記位相変化点が検出された後に、前記更新手段によって更新される前記同期周波数に応じた前記同期タイミングで前記相関波形信号を参照し、その参照結果に基づいてデコードするデコード手段と、
を備えたことを特徴とする無線タグリーダ。 - 前記同期周波数設定手段は、前記所定のプリアンブル期間において前記同期周波数を設定可能とされ、
前記補正値算出手段は、前記所定のプリアンブル期間において、前記ピーク検出手段によって検出される前記相関波形信号のピークのタイミングと、前記同期周波数に応じて定まる前記同期タイミングとに基づいて前記補正値を算出し、
前記更新手段は、前記所定のプリアンブル期間において、前記補正値算出手段によって算出された前記補正値に基づいて前記同期周波数設定手段にて設定される前記同期周波数を更新しており、
更に、前記同期周波数設定手段は、前記位相変化点が検出された後の初期の前記同期周波数として、前記所定のプリアンブル期間において前記更新手段によって更新されて得られた前記同期周波数に設定することを特徴とする請求項1に記載の無線タグリーダ。 - 前記補正値算出手段は、
前記ピーク検出手段によって検出される所定数のピークのタイミングと、前記同期周波数に基づいて定められる前記所定数の前記同期タイミングとの各ずれ量を求めるずれ量算出手段と、
前記ずれ量算出手段によって算出された前記所定数の前記ずれ量の平均値を算出する平均値算出手段とを備え、
前記平均値算出手段によって算出された前記平均値に対して所定の重み付けを反映して前記補正値を算出しており、
前記所定のプリアンブル期間における所定の時間より後期期間の前記重み付けを前記所定の時間より前期期間の前記重み付けよりも低く設定していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線タグリーダ。 - 前記補正値算出手段は、
前記ピーク検出手段によって検出される所定数のピークのタイミングと、前記同期周波数に基づいて定められる前記所定数の前記同期タイミングとの各ずれ量を求めるずれ量算出手段と、
前記ずれ量算出手段によって算出された前記所定数の前記ずれ量の平均値を算出する平均値算出手段とを備え、
前記平均値算出手段によって算出された前記平均値に対して所定の重み付けを反映して前記補正値を算出しており、
前記所定のプリアンブル期間における所定の時間より後期期間の前記所定数を前期所定の時間より前期期間の前記所定数よりも大きく設定していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線タグリーダ。 - 前記補正値算出手段は、前記位相変化点が検出された後も、
前記ずれ量算出手段により、前記ピーク検出手段によって検出される前記所定数のピークのタイミングと、前記同期周波数に基づいて定められる前記所定数の前記同期タイミングとの各ずれ量を求め、
前記平均値算出手段により、その求められた前記所定数の前記ずれ量の平均値を算出し、
前記平均値算出手段によって算出された前記平均値に対して前記所定の重み付けを反映して前記補正値を算出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の無線タグリーダ。
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