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JP5200601B2 - 開閉器 - Google Patents
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Description

本発明は、自動電圧調整器を配電線路に挿入または配電線路から分断可能な開閉器に関する。
配電系統における需要者の引込口では、電気事業法に定められた範囲に供給電圧を維持しなくてはならない。そのため電圧降下や電圧変動により供給電圧が維持すべき範囲を逸脱しないように電圧を管理する必要がある。この管理手法の1つとして、配電線路には線路中の電圧を調整し引込口の電圧を補償する自動電圧調整器(SVR:Step Voltage Regulator、配電用自動電圧調整器、高圧自動電圧調整器とも呼ばれる。)が配設されている。
図13は、自動電圧調整器の動作を説明するための説明図である。例えば同一の配電系統における任意の並行線路(フィーダ)において、自動電圧調整器10を配設していない状態では、電力の供給源である配電用変圧器12からの距離に応じて図13中破線で示したように電圧降下が生じ、系統電圧が許容される最小値を逸脱してしまう。そこで、複数の自動電圧調整器10A、10Bを並行線路に順次配設すると、配設された自動電圧調整器10A、10Bは、図13中実線で示されるように系統電圧を昇圧補償し、その下流においても適切な電圧範囲を維持しつつ需要者への給電を継続することができる。
また、このような自動電圧調整器の保守点検時、取り替え時、故障時には、需要者への給電を維持しつつ自動電圧調整器を配電線路から電気的に切り離す必要がある。かかる自動電圧調整器の切り離しは、配電線路と自動電圧調整器との間に開閉器を設け、その接続関係を変更することで為される。
図14は、自動電圧調整器10と開閉器14(14A、14B、14C)との接続関係を示した回路図である。ここでは、開閉器14Aが配電線路16の電源側と負荷側を開閉し、開閉器14Bが開閉器14Aの電源側端子と自動電圧調整器10の1次側端子とを開閉し、開閉器14Cが開閉器14Aの負荷側端子と自動電圧調整器10の2次側端子とを開閉する。かかる開閉器14Aと開閉器14B、14Cとは、排他的に開閉され、自動電圧調整器10に給電している間は、図14(a)のように、開閉器14Aを開放(開路)し、開閉器14B、14Cを閉路している。
また、自動電圧調整器10の保守点検時や取り替え時には、図14(b)のように、開閉器14Aを閉路し、開閉器14B、14Cを開放することで配電線路16と自動電圧調整器10とが電気的に切り離され、需要者への給電を維持したまま、自動電圧調整器10の保守点検作業を行うことができる。
図15は、従来の自動電圧調整器10および開閉器14A、14B、14Cの配置を説明するための配置図である。従来では、自動電圧調整器10が占有体積およびその重量も大きかったので、2本の電力柱18A、18Bを用いたH柱装柱によりその自動電圧調整器10を支持していた。また、自動電圧調整器10のみならず、図15に示すように、3つの開閉器14A、14B、14Cも大きな設置スペースを必要としている。近年、自動電圧調整器10の開発も進み、単柱装柱用の自動電圧調整器10も実現され、それに伴って単柱装柱を可能とする開閉器14の小型・軽量化が望まれるようになった。
こうして、3つの開閉器14A、14B、14Cの機能を1つの装置に集約し、配電線路16への自動電圧調整器10の接続を統合化する技術が開発された(例えば、特許文献1)。また、このように集約した開閉器の各開閉動作タイミングを、回動する歯車を使った簡易な構成で実現する技術も公開されている(例えば、特許文献2、3)。
図16は、3つの開閉機能を一体化した場合の自動電圧調整器10および開閉器20の配置を説明するための配置図である。図16(a)では、自動電圧調整器10および単体の開閉器20が単柱に装柱され、自動電圧調整器10は、3つの開閉機能が集約された開閉器20を通じて配電線路16に接続されている。このように開閉器20が一体化されることで自動電圧調整器10や開閉器20のメンテナンスを単純化でき、自動電圧調整器10自体が故障した場合に自動電圧調整器10を配電線路から容易に切り離すことができる。
開閉器20は、自動電圧調整器10の配電線路16からの分断を遂行するが、それ自体を配電線路16から分断する機能を有していない。従って、開閉器20を新設したり、撤去したりする場合、図16(b)に示すように、作業者は、開閉器20の配電線路16負荷側の配線(活線)を直接切断して作業を行うが、開閉器20には自動電圧調整器10を連系するか解列するかの2つのモードが排他的に準備されているだけなので、いずれのモードにおいてもその切断された配線は通電状態のまま移動自在に垂れ下がることとなる。そこで、作業者の安全性を確保するため系統電源自体を停止するか、またはバイパス線による無停電工事(バイパスカットアウト工法)が行われる。
図17は、バイパスカットアウト工法による無停電工事を説明した説明図である。ここでは、まず、対象となる開閉器20から電源側および負荷側に延伸する両配電線路16を、バイパス開閉器(工事用開閉器)22を介したバイパス線24によって接続する。そして、配電線路16の切断点26を決め両側をワイヤ28で張架し、配電線路16を切断する。こうして、2つの切断点26間の配電線路16を非通電状態にすることができ、開閉器20を新設または撤去することが可能となる。
特開平11−54000号公報 特開2003−16884号公報 特開2005−32497号公報
しかし、このような開閉器20自体の新設または撤去では、図17を用いて説明したようにバイパス線等の複数の治具と煩雑な作業を伴うこととなる。
本発明は、このような課題に鑑み、作業者の安全を確保しつつ、容易な作業で迅速かつ確実に開閉器の新設または撤去を遂行することが可能な開閉器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる開閉器の代表的な構成は、配電線路の電源側端部と自動電圧調整器の1次側端子との閉路および自動電圧調整器の2次側端子と配電線路の負荷側端部との閉路と、配電線路の電源側端部および負荷側端部と当該開閉器内の中継線路両端部との閉路と、を摺動切換する第1開閉部と、中継線路自体を開閉する第2開閉部と、を備え、少なくとも、配電線路に自動電圧調整器が連系される調整器連系モードと、配電線路の端部同士を直接接続して自動電圧調整器を解列させる調整器解列モードと、配電線路の端部間を開放する線路開放モードとの3つのモードを有することを特徴とする。
開閉器の新設または撤去においては、開閉器の電源側端子と負荷側端子とが導通しているので、負荷側端子を分断した後も垂下した切断端の通電状態が残ってしまう。本発明では、第2開閉部によって配電線路から負荷側端子を分断することが可能なので、切断端を非通電とすることができ、作業者の安全を確保することができる。また、配電線路と負荷側端子との断路を開閉器内で遂行しているので、配電線路を切断する必要が無くなり、バイパス線を這わすことなく、縁廻し(ジャンパー)線等の簡易な構成で配電線路のバイパスを確保することが可能となり、容易な作業で迅速かつ確実に開閉器の新設または撤去を遂行することが可能となる。
第1開閉部は、可動接点が回転摺動または直線摺動により固定接点と接触する接点で構成されてもよい。かかる構成により、限られた占有空間における効率的な接点切換が可能となり、開閉信号に応じて確実に接点の開閉を遂行することが可能となる。
第2開閉部は、可動接点が回転摺動により固定接点と接触する接点、または伸縮自在に直線摺動する可動接点が固定接点と接触する接点で構成されてもよい。かかる構成により、上記第1開閉部同様、開閉信号に応じて確実に接点の開閉を遂行することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、作業者の安全を確保しつつ、容易な作業で迅速かつ確実に開閉器の新設または撤去を遂行することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
自動電圧調整器の保守点検時、取り替え時、故障時には、配電線路と自動電圧調整器との間に設けられた開閉器の接続関係を切り換え、需要者への給電を維持しつつ自動電圧調整器を配電線路から電気的に切り離すことができる。また、開閉器自体の新設または撤去では、縁廻し線等により需要者への給電を維持すると、開閉器内を断路して作業者の安全を確保しつつ、開閉器を切り離している。以下、このような開閉器の構成を説明し、開閉器の新設または撤去作業について詳述する。
(第1の実施形態:開閉器100)
図1は、開閉器100と自動電圧調整器110との配置を示した配置図である。開閉器100は、高圧の配電線路102と自動電圧調整器110とを中継し、自動電圧調整器110の配電線路102への連系または配電線路102からの解列を遂行する。また、開閉器100は、後述する第1開閉部を地上から手動で摺動する開閉操作部120と、後述する第2開閉部の開閉指令を受け付ける制御装置122に接続されている。このように2つの開閉部の切り換え方法を異ならせているのは、誤操作を回避するためであり、第1開閉部を手動としているのは、当該開閉器100に給電されていない状況においても第1開閉部の切り換えを行うためである。
自動電圧調整器110は、変電所の送り出し電圧では調整しきれない幅の電圧降下を補償すべく、その2次側(負荷側)における高圧配電線路102の負荷中心点の電圧を所定の値に維持するよう、自体に設けられた調整単巻き変圧器の1次側のタップを切り替えて電圧を調整する。
図2は、開閉器100の概略的な構成を示した機能ブロック図である。開閉器100は、互いに独立して動作可能な、第1開閉部130と、第2開閉部132とを含んで構成される。
第1開閉部130は、配電線路102の電源側端部と自動電圧調整器110の1次側端子とを、および自動電圧調整器110の2次側端子と配電線路102の負荷側端部とを閉路するか、または、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と開閉器100内の中継線路140の両端部とを閉路する2つの接点状態を摺動切換する。第2開閉部132は、中継線路140自体を開閉する。かかる2つの開閉部(第1開閉部130および第2開閉部132)は、その接点の状態によって3つのモードを構成する。
図3は、第1開閉部130および第2開閉部132による3つのモードを説明するための説明図である。図3(a)は、調整器連系モードの接続状態を示し、ここでは、第1開閉部130が、配電線路102の電源側端部と自動電圧調整器110の1次側端子とを閉路し、かつ自動電圧調整器110の2次側端子と配電線路102の負荷側端部とを閉路して、配電線路102に自動電圧調整器110を連系している。
図3(b)は、調整器解列モードの接続状態を示し、ここでは、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と開閉器100内の中継線路140の両端部とが閉路し、さらに第2開閉部132も閉路しているので、配電線路102の端部同士が直接接続され自動電圧調整器110を解列している。図3(c)は、線路開放モードの接続状態を示し、ここでは、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と開閉器100内の中継線路140の両端部とが閉路しているが、第2開閉部132が開放されているので、配電線路102の端部間が開放(開路)することとなる。
通常、開閉器100は、図3(a)の調整器連系モードで固定され、自動電圧調整器110を分断するときに調整器解列モードが、開閉器100を分断するときに線路開放モードが選択される。
図4は、開閉器100の撤去作業の流れを説明するための説明図である。ここでは、まず、自動電圧調整器110の解列が行われ、モードが調整器連系モードから調整器解列モードに変更される。自動電圧調整器110を解列し、配電線路102同士を開閉器100内で直接接続させると、配電線路102の通電状態を維持したまま配電線路102を縁廻し(ジャンパー)線160によってバイパスする。こうして配電線路102の導通経路は縁廻し線160を経由する経路と開閉器100の中継線路140を経由する経路の2本になる。
次に、第2開閉部132を開放して、調整器解列モードをさらに線路開放モードに変更する。こうして、開閉器100の中継線路140は断路され、配電線路102の導通経路は縁廻し線160を経由する経路のみとなる。ここで、図中矢印で示したように開閉器100の負荷側への接続線路を活線のまま切断すると、切断により垂下した切断端の通電状態が従来では残っていたが、本実施形態においては、開閉器100の負荷側の線路(切断端)を非通電とすることができる。従って、作業者の安全を確実に確保することが可能となる。
また、本実施形態では、配電線路102と負荷側端子との断路を開閉器100内で遂行しているので、従来のようにバイパス線を這わせて配電線路102を切断するといった作業が不要となり、縁廻し線160等の簡易な構成で配電線路102のバイパスを確保することが可能となる。従って、容易な作業で迅速かつ確実に開閉器100の新設または撤去を遂行することが可能となる。
ここまで、開閉器100の概略的な構成と、第1開閉部130および第2開閉部132の機能を述べたが、以下、第1開閉部130および第2開閉部132の具体的な構造を説明する。
図5は、第1開閉部130の具体的な構造を示した構造図である。第1開閉部130は、図中左右に別体で示されるブレード構造の可動接点170が回転摺動により固定接点172(172a、172b、172c、172d、172e、172f)と接触するブレード接点で構成され、ブッシング174を通じて配電線路102や自動電圧調整器110に接続される。そして、調整器連系モードでは、可動接点170が、配電線路102からの固定接点172aと自動電圧調整器110への固定接点172bおよび自動電圧調整器110からの固定接点172cと配電線路102への固定接点172dとを閉路し、配電線路102に自動電圧調整器110を連系させる。
また、調整器解列モードでは、可動接点170が左右連動して図中上方に回動し、配電線路102からの固定接点172aと中継線路140への固定接点172eおよび中継線路140からの固定接点172fと配電線路102への固定接点172dとが閉路され、配電線路102の端部同士を直接接続して自動電圧調整器110を解列させる。
図6は、第1開閉部130の他の具体的な構造を示した構造図である。第1開閉部130は、図中左右に平行して設けられたブレード構造の2つの可動接点170が一体形成され、直線摺動により固定接点178(178a、178b、178c、178d、178e、178f)と接触するブレード接点で構成されている。そして、図5の回転摺動同様、調整器連系モードでは、可動接点176が配電線路102からの固定接点178aと自動電圧調整器110への固定接点178bおよび自動電圧調整器110からの固定接点178cと配電線路102への固定接点178dとを閉路し、配電線路102に自動電圧調整器110を連系させる。
また、調整器解列モードでは、可動接点176が、図中上方に直線移動して、配電線路102からの固定接点178aと中継線路140への固定接点178eおよび中継線路140からの固定接点178fと配電線路102への固定接点178dとを閉路し、配電線路102の端部同士を直接接続して自動電圧調整器110を解列させる。
かかる構成により、限られた占有空間における効率的な接点切換が可能となり、開閉信号に応じて確実に接点の開閉を遂行することが可能となる。
図7は、第2開閉部132の具体的な構造を示した構造図である。第2開閉部132は、ブレード構造の可動接点180が回転摺動により固定接点182と接触するブレード接点で構成される。かかる回転摺動は、電磁石184および弾性体(バネ)186により回動するカム188によって為される。そして、線路開放モードでは、電磁石184の軸部190が矢印の方向に突出し、弾性体186の張力に反してカム188を図中時計回りに回動して可動接点180を固定接点182から分断する。こうして、調整器解列モードにおける配電線路102の電源側端部と負荷側端部との接続状態を切断し、配電線路102の端部間を開放することができる。また、ここでは、第2開閉部132の開放について述べているが、電磁石184の軸部190の縮退によって第2開閉部132の閉路が可能であることは言うまでもない。
図8は、第2開閉部132の他の具体的な構造を示した構造図である。第2開閉部132は、伸縮自在に直線摺動する可動接点192が固定接点194と接触するチューリップ接点で構成される。チューリップ接点は、気中多回路開閉器やガス多回路開閉器で用いられている。かかる直線摺動も、図7の回転摺動同様、電磁石184および弾性体186により回動するカム188によって為される。そして、線路開放モードでは、電磁石184の軸部190が矢印の方向に突出し、弾性体186の張力に反してカム188を図中時計回りに回動して可動接点192を固定接点194から分断する。
かかる構成により、上記第1開閉部130同様、開閉信号に応じて確実に接点の開閉を遂行することが可能となる。特に第2開閉部132は、負荷開閉能力を有し、中継線路140の導電状態を分断することが可能である。そもそも従来における自動電圧調整器110の開閉には負荷開閉が想定されていないので、第2開閉部132のような動作を遂行することができない。
図9は、第1開閉部130と第2開閉部132を実際に配置した例を示した説明図である。本実施形態においては、第2開閉部132が中継線路140上に配置されるため、図9に示すように第1開閉部130の電源側および負荷側の各固定接点の間に位置することとなり、開閉器100中の占有空間を有効利用でき、開閉器100の小型化を図ることができる。
(他の開閉器200)
上述した開閉器100では、第2開閉部132が第1開閉部130の間の中継線路140を開閉しているが、第2開閉部を第1開閉部の電源側または負荷側に挿入することができる。
図10は、開閉器200の概略的な構成を示した機能ブロック図である。開閉器200は、上述した開閉器100同様、互いに独立して動作可能な、第1開閉部230と、第2開閉部232とを含んで構成される。
第1開閉部230は、配電線路102の電源側端部と自動電圧調整器110の1次側端子とを、および自動電圧調整器110の2次側端子と配電線路102の負荷側端部とを閉路するか、または、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と開閉器100内の中継線路140の両端部とを閉路する2つの接点状態を摺動切換する。第2開閉部232は、当該開閉器200内かつ第1開閉部230の電源側または負荷側に挿入され、配電線路102と第1開閉部230とを開閉する。かかる2つの開閉部(第1開閉部230および第2開閉部232)は、その接点の状態によって、上述した調整器連系モード、調整器解列モード、線路開放モードの3つのモードを構成する。開閉器100における構成要素として既に述べた第1開閉部130と第2開閉部132は、開閉器200の第1開閉部230と第2開閉部232と実質的に機能が同一であり、かつ開閉器100における各モードの機能も等しいので重複説明を省略する。
かかる開閉器200においても、上述した開閉器100同様、作業者の安全を確保しつつ、容易な作業で迅速かつ確実に開閉器の新設または撤去を遂行することが可能となる。
また、開閉器100および開閉器200それぞれの第1開閉部として、図5および図6を用いて説明した開閉部を採用でき、また、第2開閉部として、図7および図8を用いて説明した開閉部を採用することが可能なので、ここでは、2×2×2の8通りの組合せによる開閉器を構成することができる。
(第2の実施形態:開閉器300)
第1の実施形態においては、開閉器100または開閉器200がそれぞれ第1開閉部および第2開閉部を有していたが、かかる場合に限られず、同等の機能を第1開閉部のみで構成することも可能である。
図11は、開閉器300の概略的な構成を示した機能ブロック図である。開閉器300は、第1開閉部330により構成される。第1開閉器330は、配電線路102の電源側端部と自動電圧調整器110の1次側端子との閉路および自動電圧調整器110の2次側端子と配電線路102の負荷側端部との閉路と、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と中継線路140の両端部との閉路と、配電線路102の電源側端部および負荷側端部の開放と、を摺動切換する。
本実施形態の開閉器300は、第1開閉部330に上述した開閉器100、200の第2開閉部の機能を持たせている。従って、第1開閉部330を摺動切り換えするだけで、上述した調整器連系モード、調整器解列モード、線路開放モードの3つのモードを切り換えることができ、構成のさらなる簡略化を図ることが可能となる。
図12は、第1開閉部330による3つのモードを説明するための説明図である。図12(a)は、調整器連系モードの接続状態を示しており、第1開閉部330が、配電線路102の電源側端部と自動電圧調整器110の1次側端子とを閉路し、かつ自動電圧調整器110の2次側端子と配電線路102の負荷側端部とを閉路して、配電線路102に自動電圧調整器110が連系されている。
図12(b)は、調整器解列モードの接続状態を示しており、配電線路102の電源側端部および負荷側端部と開閉器100内の中継線路140の両端部とが閉路し、配電線路102の端部同士を直接接続して自動電圧調整器110を解列させる。図12(c)は、線路開放モードの接続状態を示しており、中継線路140といずれの接点も接触させないことで配電線路102の端部間を開放させる。
ここでは、開閉器300の第1開閉部として、図5および図6を用いて説明した開閉部を採用することが可能なので、2通りの開閉器を構成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、自動電圧調整器を配電線路に挿入または配電線路から分断可能な開閉器に適用可能である。
第1の実施形態における開閉器と自動電圧調整器との配置を示した配置図である。 第1の実施形態における開閉器の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 第1の実施形態における第1開閉部および第2開閉部による3つのモードを説明するための説明図である。 第1の実施形態における開閉器の撤去作業の流れを説明するための説明図である。 第1の実施形態における第1開閉部の具体的な構造を示した構造図である。 第1の実施形態における第1開閉部の他の具体的な構造を示した構造図である。 第1の実施形態における第2開閉部の具体的な構造を示した構造図である。 第1の実施形態における第2開閉部の他の具体的な構造を示した構造図である。 第1の実施形態における第1開閉部と第2開閉部を実際に配置した例を示した説明図である。 第1の実施形態における開閉器の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態における開閉器の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態における第1開閉部による3つのモードを説明するための説明図である。 従来技術における自動電圧調整器の動作を説明するための説明図である。 従来技術における自動電圧調整器と開閉器との接続関係を示した回路図である。 従来技術における自動電圧調整器および開閉器の配置を説明するための配置図である。 従来技術における3つの開閉機能を一体化した場合の自動電圧調整器および開閉器の配置を説明するための配置図である。 従来技術におけるバイパス線による無停電工事を説明した説明図である。
符号の説明
100、200、300 …開閉器
102 …配電線路
110 …自動電圧調整器
130、230、330 …第1開閉部
132、232 …第2開閉部
140 …中継線路

Claims (3)

  1. 配電線路の電源側端部と自動電圧調整器の1次側端子との閉路および該自動電圧調整器の2次側端子と該配電線路の負荷側端部との閉路と、該配電線路の電源側端部および負荷側端部と当該開閉器内の中継線路両端部との閉路と、を摺動切換する第1開閉部と、
    前記中継線路自体を開閉する第2開閉部と、
    を備え、
    少なくとも、前記配電線路に前記自動電圧調整器が連系される調整器連系モードと、該配電線路の端部同士を直接接続して該自動電圧調整器を解列させる調整器解列モードと、該配電線路の端部間を開放する線路開放モードとの3つのモードを有することを特徴とする開閉器。
  2. 前記第1開閉部は、可動接点が回転摺動または直線摺動により固定接点と接触する接点で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 前記第2開閉部は、可動接点が回転摺動により固定接点と接触する接点、または伸縮自在に直線摺動する可動接点が固定接点と接触する接点で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉器。
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