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JP5202983B2 - 駐車装置および制御プログラム - Google Patents
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JP5202983B2 - 駐車装置および制御プログラム - Google Patents

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本発明は、多種類のセンサのオンオフ信号を検出してパレットの動作を制御する制御盤に対して操作信号を出力する駐車装置の操作盤に係り、特にこれらセンサの動作確認を行うことができる駐車装置の操作盤に関する。
従来、目的のパレットを入出庫口まで移動させて、車両の入出庫を行う駐車装置は、入出庫口に設けられた操作盤により操作される。操作盤は、駐車装置の電源を投入する電源スイッチと、呼び出すパレットの番号を入力する番号入力部と、そのパレット番号を表示する表示部と、そのパレットの移動を開始するスタートボタンを備えている。駐車装置の利用者は、操作盤で電源を投入し、安全確認後、番号入力部に目的のパレットの番号を入力して、スタートボタンを押下することで、そのパレットを入出庫口まで移動させる。この際、操作盤は、そのパレットの動作を制御する制御盤に操作信号を出力し、操作信号を入力した制御盤は、パレットを駆動させるモータを制御すると共に、パレットの位置を位置決めする位置決めセンサのオンオフ信号を検出して、パレットの動作を制御する処理を行う。
駐車装置の操作盤は、上述したパレットの呼び出し機能の他にも、入出庫口に設けられたゲートを開閉する機能や、パレットの動作を非常停止させる非常停止機能や、メンテナンス時やトラブル時に使用する手動運転モードの機能を有している。さらに、車両が駐車している位置やその車両の移動状態を表示する機能を有する操作盤が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の操作盤は、駐車装置の駐車区画と略同一な配置を表示する表示面と、昇降リフトと横行トレイとの現位置を出力する位置検出手段と、この位置検出手段を入力して操作盤の表示面に出力する制御盤とを備えており、この表示面に入出庫車両の位置状態を表示するというものである。
特開2002−38750号
ところで、上述したように駐車装置にはパレットの位置を位置決めする位置決めセンサが各駐車区画に配置される。位置決めセンサとしては、接触型の機械式リミットスイッチや、非接触型の磁気センサや光電センサなどが用いられ、これらは制御盤に接続される。この位置決めセンサは、メンテナンス時やトラブル時に動作確認が行われる。動作確認は、位置決めセンサの設置場所とその位置決めセンサの動作確認を行う制御盤の設置場所が離れているため、少なくとも二人の作業者を必要とする。すなわち、一方の作業者が、位置決めセンサの設置場所で位置決めセンサを手動で投入もしくはセンサが投入された状態か否かを確認し、他方の作業者が、制御盤の設置場所でその位置決めセンサが投入されている場合に点灯するLED(Light Emitting Diode)を確認することにより、各センサの動作確認が行われる。この際、二人の作業者は、お互いに声を掛け合うことで一つずつセンサの動作確認を行う。
しかしながら、位置決めセンサは、駐車装置の形態により数が増加する。例えば、8段8連の多段式駐車装置は、少なくとも64個の位置決めセンサを備えている。また、駐車装置は、この位置決めセンサの他にも、昇降パレットの落下を防止する落下防止装置や、昇降パレットのオーバーランを検知して非常停止させる非常限リミットスイッチや、パレットの移動速度の変更位置を決める中間リミットスイッチや、モータが過負荷になった場合に過電流を温度で検知して駆動電流を遮断するサーマルスイッチ等の多種類のセンサを備えている。従って、これらのセンサの動作確認は時間を要するものである。さらに、上述したようにセンサの動作確認は、二人の作業者が声を掛け合って行われるため、一方の作業者が実際に確認している位置決めセンサと、他方の作業者が制御盤で確認している位置決めセンサのLEDとが食い違う場合がある。
そこで、本発明は、このような問題を鑑み、既存の設備を利用して駐車装置に設置されたセンサの動作確認を容易に行う技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、昇降パレットおよび横行パレットの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤を有する駐車装置の操作盤を備えた駐車装置であって、前記操作盤は、任意のパレットの番号を入力する番号入力部と、前記番号入力部から入力した番号を表示する第1の7セグメントLEDと、前記第1の7セグメントLEDに表示した番号に対応するパレットの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる制御部と、前記制御部によって検出された前記位置決めセンサのオンオフ信号を前記位置決めセンサの位置決め位置に対応させてセグメントを点灯消灯する第2の7セグメントLEDとを備え、前記横行パレットとして隣接する2つの横行パレットがあり、前記隣接する2つの横行パレットのそれぞれは、逆極性の磁石を備え、前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記逆極性の磁石のいずれかの磁界を検出するホール素子を備えた磁気センサであり、前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記隣接する2つの横行パレットで共有されており、前記ホール素子から出力される出力電圧の極性により前記隣接する2つの横行パレットの判別が行われることを特徴とする駐車装置である。
請求項1に記載の発明において、本発明に係る操作盤は、パレットの位置を決める位置決めセンサの動作確認を行う機能を有している。位置決めセンサの動作確認を行う作業者は、操作盤の番号入力部に任意のパレットの番号を入力すると、その番号のパレットに関連する位置決めセンサのオンオフ信号が検出され、操作盤の第1の7セグメントLEDにパレット番号が表示され、操作盤の第2の7セグメントLEDにそのパレットに関連する位置決めセンサのオンオフ状態が表示される。この態様によれば、パレット毎にその位置決めセンサの動作確認を行うことができる。このため、作業者が位置決めセンサを誤認し難くなり、その動作確認を容易に行うことができる。
また、第2の7セグメントLEDは、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態をその位置決めセンサの位置決め位置に対応するセグメントに表示する。このため、作業者がパレットに関連する位置決めセンサ同士を容易に識別することができる。さらに、一般的に操作盤は、作業者がパレットの位置を見渡しやすい場所に設置されるため、作業者はパレットに関連する位置決めセンサがオンであるべきか、オフであるべきかをそのパレットの実際の位置に基づいて把握することができる。このため、本発明に係る操作盤によれば、一人で位置決めセンサの動作確認を行うことができる。逆に、そのパレットに関連する位置決めセンサが全て正常であることが分かっている場合には、本発明に係る操作盤を利用して、そのパレットの実際の位置を把握することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2の7セグメントLEDにおいて、最上辺のLEDがSEG1、上側の右辺のLEDがSEG2、下側の右辺のLEDがSEG3、最下辺のLEDがSEG4、下側の左辺のLEDがSEG5、上側の左辺のLEDがSEG6、前記SEG1と前記SEG4の間に挟まれるLEDがSEG7であり、前記第2の7セグメントLEDは、昇降パレットの上昇端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG1に対応させて点灯消灯し、昇降パレットの下降端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG4に対応させて点灯消灯し、横行パレットの右行端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG2またはSEG3に対応させて点灯消灯し、横行パレットの左行端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG5またはSEG6に対応させて点灯消灯することを特徴とする。
請求項2に記載の発明において、作業者が操作盤の番号入力部に昇降パレットの番号を入力した場合には、その昇降パレットの上昇端および下降端の位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号が検出される。この際、上昇端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの上端に位置するセグメント(SEG1)に表示され、下降端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの下端に位置するセグメント(SEG4)に表示される(図6参照)。一方、作業者が操作盤の番号入力部に横行パレットの番号を入力した場合には、その横行パレットの右行端および左行端の位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号が検出される。この際、右行端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの右端に位置するセグメント(SEG2またはSEG3)に表示され、左行端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの左端に位置するセグメント(SEG5またはSEG6)に表示される(図6参照)。この態様によれば、位置決めセンサのオンオフ状態がその位置決めセンサの位置決めする位置に対応して表示されるため、作業者がパレットに関連する位置決めセンサ同士を誤認し難くなり、その動作確認を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記操作盤は、昇降パレットの落下を防止する落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットが上昇端に位置するときに前記落下防止装置の動作を制御する制御盤を有し、前記第2の7セグメントLEDは、前記作動確認スイッチのオンオフ信号をSEG2および/またはSEG6もしくはSEG7に対応させて点灯消灯することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、昇降パレット毎に落下防止装置の動作確認をすることができる。落下防止装置は、昇降パレットが上昇端にある場合に昇降パレットの落下を防止するために作動する。このため、昇降パレットの上昇端の位置決めセンサのオンオフ状態を表示するセグメント(SEG1)の下方に位置するセグメント(SEG2、SEG6、SEG7)を利用して落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示することで、落下防止装置と位置決めセンサとの識別が容易になる。従って、作業者が落下防止装置の動作確認を容易に行うことができる。
また、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示する態様としては、SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様(図6参照)、SEG2またはSEG6の一方を点灯消灯する態様、SEG7のみを点灯消灯する態様の3態様がある。SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様によれば、落下防止装置が(SEG2およびSEG6)が上昇端の位置にある昇降パレット(SEG1)を支えるようなイメージを想起させるため、位置決めセンサおよび落下防止装置を誤認し難くなる。一方、動作確認したいセンサ数が多い場合には、SEG2またはSEG6の一方を点灯消灯する態様やSEG7のみを点灯消灯する態様が好ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記操作盤は、ゲートの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記ゲートの動作を制御する制御盤と、前記番号入力部から入力した番号を表示する第1の7セグメントLEDと、前記第1の7セグメントLEDに表示した番号に対応するゲートの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる制御部と、前記制御部によって検出された前記ゲートの上昇端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG1に対応させて点灯消灯し、前記ゲートの下降端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG4に対応させて点灯消灯する第2の7セグメントLEDとを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、操作盤の第1の7セグメントLEDにゲート番号が表示され、操作盤の第2の7セグメントLEDにそのゲートに関連する位置決めセンサのオンオフ状態が表示される。このため、ゲート毎にその位置決めセンサの動作確認を行うことができる。また、ゲートの上昇端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの上端に位置するセグメント(SEG1)に表示され、ゲートの下降端の位置決めセンサのオンオフ状態は、第2の7セグメントLEDの下端に位置するセグメント(SEG4)に表示される(図6(A)参照)。この態様によれば、位置決めセンサのオンオフ状態がその位置決めセンサの位置決めする位置に対応して表示されるため、作業者がゲートに関連する位置決めセンサ同士を容易に識別することができ、その動作確認を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記操作盤は、パレットまたはゲートの番号を表示する第1の7セグメントLEDと、前記パレットの位置決めセンサのオンオフ信号を表示する第2の7セグメントLEDと、前記落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号を表示する第3の7セグメントLEDと、前記ゲートの位置決めセンサのオンオフ信号を表示する第4の7セグメントLEDとを備え、前記第3の7セグメントLEDおよび前記第4の7セグメントLEDにおいて、最上辺のLEDがSEG1、上側の右辺のLEDがSEG2、下側の右辺のLEDがSEG3、最下辺のLEDがSEG4、下側の左辺のLEDがSEG5、上側の左辺のLEDがSEG6、前記SEG1と前記SEG4の間に挟まれるLEDがSEG7であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、パレットの位置決めセンサ、ゲートの位置決めセンサ、および落下防止装置毎に動作確認用の7セグメントLEDが割り当てられるため、これらを誤認することなく、容易に動作確認することができる。
請求項6に記載の発明は、昇降パレットおよび横行パレットの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤を有する駐車装置の操作盤に、パレットの番号を入力させる番号入力ステップと、前記番号入力ステップによって入力した番号を表示する番号表示ステップと、前記番号表示ステップによって表示した番号に対応するパレットの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる検出ステップと、前記検出ステップによって検出した前記位置決めセンサのオンオフ信号を前記位置決めセンサの位置決め位置に対応させてセグメントを点灯消灯する点灯消灯ステップとを実行させるための制御プログラムであり、前記横行パレットとして隣接する2つの横行パレットがあり、前記隣接する2つの横行パレットのそれぞれは、逆極性の磁石を備え、前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記逆極性の磁石のいずれかの磁界を検出するホール素子を備えた磁気センサであり、前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記隣接する2つの横行パレットで共有されており、前記ホール素子から出力される出力電圧の極性により前記隣接する2つの横行パレットの判別が行われることを特徴とする制御プログラムである。
請求項6に記載の発明によれば、第1に、パレット毎にその位置決めセンサの動作確認を行うことができる。また第2に、パレットに関連する位置決めセンサ同士を容易に識別することができる。このため、作業者は位置決めセンサの動作確認を容易に行うことができる。
本発明によれば、既存の設備を利用して駐車装置に設置されたセンサの動作確認を容易に行うことができる。
1.第1の実施形態
以下、パレット毎に位置決めセンサの動作確認が可能な駐車装置の操作盤の一例について説明する。
(駐車装置の構成)
図1は、パレットの位置決めセンサを備えた駐車装置の一例を示す正面図である。駐車装置1は、3段3連で構成される多段式の機械式駐車装置である。駐車装置1の入出庫階は地上1階であり、駐車装置1は、操作盤2の指示によって目的のパレットP01〜P08を入出庫階まで移動する。駐車装置1は、入出庫階に昇降する昇降パレットP01〜P03、P06〜P08と、入出庫階を左右に横行する横行パレットP04〜P05とを備えている。
昇降パレットP01〜P03は、地下1階と入出庫階の間を昇降し、昇降パレットP06〜P08は、地上2階と入出庫階の間を昇降する。昇降パレットP01〜P03、P06〜P08は、そのコーナーの4箇所に吊りチェーンを連結し、吊りチェーンは、スプロケットを経由してパレット昇降用モータの駆動軸に連結する。パレット昇降用モータが回転すると、吊りチェーンに連結する昇降パレットP01〜P03、P06〜P08は上下に昇降する。
横行パレットP04は、入出庫階の1連(図1の最左列)と2連(図1の中央列)の間を横行し、横行パレットP05は、入出庫階の2連と3連(図1の最右列)の間を横行する。横行パレットP04、P05は、横行ローラを備えており、横行ローラは、駐車装置1に設けられた横行レール上を回転する。横行ローラは、横行パレットP04、P05の内部に設けられたパレット横行用モータによって回転する。パレット横行用モータが回転すると、横行ローラが横行レール上を回転し、横行パレットP04、P05は左右に横行する。
また、駐車装置1は、パレットの位置を位置決めする位置決めセンサLS01〜LS09を備えている。図2は、パレットの位置決めセンサを説明する説明図である。位置決めセンサLS01〜LS09は、入力端子、出力端子を有するホール素子Hから構成される磁気センサである。ホール素子Hは、入力端子に定電流IがX方向に流れた状態でY方向に磁界Bが与えられると、ホール素子H内の電子がローレンツ力(電磁力)を受けて定電流Iの向きと磁界Bの向きとに直交するZ方向に移動する。このため、ホール素子の出力端子に電位差が生じ、出力電圧Vが発生する。ホール素子Hに与えられる磁界Bは、パレットの外側面に設けられた磁石により生成される。従って、パレットに設けられた磁石が位置決めセンサLS01〜LS09に近接すると、磁界Bが生成されて出力電圧Vを生じる。出力電圧Vが既定値以上の場合には、位置決めセンサLS01〜LS09はオン信号を出力し、出力電圧Vが規定値未満の場合には、位置決めセンサLS01〜LS09はオフ信号を出力する。
なお、横行パレットP04と横行パレットP05は、位置決めセンサLS05を共有している。したがって、位置決めセンサLS05のオンオフ信号が、横行パレットP04によるものなのか、横行パレットP05によるものなのかを判別するために、横行パレットP04にはN極の磁石が設けられ、横行パレットP05にはS極の磁石が設けられる。横行パレットP04と横行パレットP05とが逆極性の磁石を備えることにより、ホール素子の磁界の向きおよび出力電圧の極性が変わるため、この出力電圧の極性に基づいて横行パレットP04と横行パレットP05とを判別することができる。
一方、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08と横行パレットP04、P05は、位置決めセンサLS04〜LS06を共有している。したがって、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08と横行パレットP04、P05とを判別するためには、オフ信号を出力している位置決めセンサを検出する。例えば、図1に示す昇降パレットP08が入出庫階に降りている場合、位置決めセンサLS06がオン信号となる。この場合、位置決めセンサLS06のオン信号が、昇降パレットP08によるものなのか、横行パレットP05によるものなのかは、位置決めセンサLS09がオフ信号である場合には、昇降パレットP08によるものと判別し、位置決めセンサLS09がオン信号である場合には、横行パレットP05によるものと判別する。
昇降パレットP01〜P03、P06〜P08は、上昇端と下降端の位置に位置決めセンサが設けられる。例えば、パレットP08の場合は、上昇端に位置決めセンサLS09が設けられ、下降端に位置決めセンサLS06が設けられる。図1に示すパレットP08が入出庫階に下降すると、位置決めセンサLS09がオフ信号となる。位置決めセンサLS06がオン信号を出力したとき、パレットP08は入出庫階で停止する。一方、横行パレットP04、P05は、右行端と左行端の位置に位置決めセンサが設けられる。例えば、パレットP05の場合は、右行端に位置決めセンサLS06が設けられ、左行端に位置決めセンサLS05が設けられる。図1に示すパレットP05が右行すると、位置決めセンサLS05がオフ信号となる。位置決めセンサLS06がオン信号を出力したとき、パレットP05は停止する。
(操作盤の構成)
以下、駐車装置1を操作する操作盤2の構成について説明する。図3は、駐車装置の操作盤を示す正面図であり、図4は、駐車装置の制御システムを示すブロック図である。操作盤2は、目的のパレットを入出庫階まで移動させる機能を有している。操作盤2は、操作部3、操作電源スイッチ4、非常停止ボタン5、番号入力部6、表示部7、制御部10を備えている。
操作部3は、駐車装置1の入出庫動作を操作する操作パネルである。操作部3は、操作手順ごとに点灯ランプおよび操作ボタンを配列する。操作部3の「電源キーSW」は、駐車装置1の電源が投入されると点灯する点灯ランプである。駐車装置1の電源は、操作電源スイッチ4に操作鍵を挿入し、「切」から「入」に回すことで投入される。操作部3の「安全装置ボタン」は、ゲートを閉鎖する操作ボタンである。また、操作部3の「呼び出し番号入力」は、パレットの番号(呼び出し番号)の入力を促す点灯ランプである。操作部3の「スタート」は、パレットの入出庫階への移動を開始するための操作ボタンである。なお、移動したパレットは、非常停止ボタン5により緊急停止できる。
番号入力部6は、パレット番号を入力する入力ボタンである。番号入力部6により入力された番号は、表示部7に表示される。表示部7は、「列」、「連」、「段」に各1個、「コード」に2個の計5個の7セグメントLED7a〜7eを備えている。「列」の7セグメントLED7aは、駐車装置1が奥行き方向に複数列の駐車区画を備える場合にパレットが位置する列番号を表示する。「連」の7セグメントLED7bは、駐車装置1が水平方向に複数連の駐車区画を備える場合にパレットが位置する連番号を表示する。「段」の7セグメントLED7cは、駐車装置1が鉛直方向に複数段の駐車区画を備える場合にパレットが位置する段番号を表示する。
制御部10は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、タイマー、入出力ポートを備えた半導体集積回路である。制御部10は、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに読み出すと共に、この制御プログラムをCPUにより実行する。制御部10は、番号入力部6からパレット番号を入力すると、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eにそのパレット番号を表示する。パレット番号を表示する7セグメントLEDの数は、駐車装置のパレット数に応じて決まる。また、制御部10は、操作部3のスタートボタンの信号を入力すると、パレットを駆動するモータの制御を行う制御盤8に操作信号を送信する。
制御盤8は、位置決めセンサLS01〜LS09のオンオフ信号を検出すると共に、モータM01〜M08の正転/逆転、回転数をインバータ制御する。操作盤2の制御部10から操作信号を入力した制御盤8は、パレット昇降用モータM01〜M03、M06〜M08またはパレット横行用モータM04、M05を駆動させると共に、位置決めセンサLS01〜LS09のオンオフ信号を検出する。位置決めセンサLS01〜LS09がオン信号を出力したとき、制御盤8は、モータM01〜M08の駆動を停止する。
(位置決めセンサの動作確認)
以下、操作盤2における位置決めセンサの動作確認について説明する。図5は、位置決めセンサの動作確認を行う制御プログラムのフローチャートである。作業者が操作盤2の番号入力部6にセンサの動作確認用の暗証番号を入力すると、制御部10は、ROMから制御プログラムを読み出してCPUに実行させる。その後、番号入力部6がパレット番号を入力すると(ステップS1)、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのパレット番号を表示する(ステップS2)。また、制御部10は、そのパレット番号のパレットに関連する位置決めセンサのオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。そして、制御部10が制御盤8から受信した位置決めセンサのオンオフ信号がオンである場合には(ステップS4のYES)、7セグメントLED7aのセグメントの中でその位置決めセンサの位置決め位置に対応するセグメントを点灯する(ステップS5)。
以下、7セグメントLED7aのセグメントと位置決めセンサとの対応関係について説明する。図6は、7セグメントLEDのセグメント図(A)と、セグメントとセンサとの対応関係図(B)である。7セグメントLED7aのセグメントはSEG1〜SEG7まであり、SEG1は、7セグメントLED7aの上端に位置しているため、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08の上昇端の位置決めセンサLS04〜LS06、LS07〜LS09がオンのときに点灯する。SEG4は、7セグメントLED7aの下端に位置しているため、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08の下降端の位置決めセンサLS01〜LS03、LS04〜LS06がオンのとき点灯する。SEG3は、7セグメントLED7aの右端に位置しているため、横行パレットP04〜P05の右行端の位置決めセンサLS05〜LS06がオンのとき点灯する。SEG5は、7セグメントLED7aの左端に位置しているため、横行パレットP04〜P05の左行端の位置決めセンサLS04〜LS05がオンのとき点灯する。なお、横行パレットP04〜P05の右行端の位置決めセンサLS05〜LS06のオンオフ状態は、SEG3ではなく、SEG2に表示してもよい。また、横行パレットP04〜P05の左行端の位置決めセンサLS04〜LS05のオンオフ状態は、SEG5ではなく、SEG6に表示してもよい。
図5のフローチャートの具体例を図7に示す。図7は、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図である。図1に示す駐車装置1の場合に、番号入力部6がパレット番号「01」を入力すると(ステップS1)、7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのパレット番号「01」を表示する(ステップS2)。そして、制御部10は、パレット番号「01」のパレットに関連する上昇端の位置決めセンサLS04と下降端の位置決めセンサLS01のオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図1の場合、下降端の位置決めセンサLS01がオンであるため(ステップS4のYES)、その位置決めセンサLS01の位置決め位置に対応する7セグメントLED7aのSEG4が点灯する(ステップS5)。一方、上昇端の位置決めセンサLS04はオフであるため(ステップS4のNO)、7セグメントLED7aのSEG1は点灯しない。
また、番号入力部6がパレット番号「05」を入力すると(ステップS1)、7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのパレット番号を表示する(ステップS2)。そして、制御部10は、横行パレットP05の左行端の位置決めセンサLS05と右行端の位置決めセンサLS06のオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図1の場合、左行端の位置決めセンサLS05がオンであるため(ステップS4のYES)、その位置決めセンサLS05が位置決めする左行端に対応した7セグメントLED7aのSEG5を点灯する(ステップS5)。一方、右行端の位置決めセンサLS06はオフであるため(ステップS4のNO)、7セグメントLED7aのSEG3は点灯しない。このようにパレット番号は、7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eに表示され、そのパレットに関連する位置決めセンサのオンオフ状態は、7セグメントLED7aに表示される。
(パレットの位置確認)
さらに、パレットに関連する位置決めセンサが全て正常であることが分かっている場合には、本発明に係る操作盤2を利用してパレットの実際の位置を確認することも可能である。また、パレットに関連する位置決めセンサが全てオフである場合には、パレットが異常な位置で停止していることを確認することも可能である。
この具体例を図8に示す。図8は、パレットが非常停止した駐車装置を示す正面図(A)と、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。図8に示すパレットP04とパレットP05は、非常停止された状態にある。このとき、番号入力部6がパレット番号「04」を入力すると(ステップS1)、7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eはそのパレット番号「04」を表示する(ステップS2)。制御部10は、パレット番号「04」のパレットP04の左行端の位置決めセンサLS05と右行端の位置決めセンサLS04のオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図8(A)の場合、位置決めセンサLS05も位置決めセンサLS04もオフであるため(ステップS4のNO)、制御部10は、7セグメントLED7aのどのセグメントも点灯しない。
このため、位置決めセンサLS04〜LS05が正常であることが分かっている場合には、パレットP04は、異常な位置で停止していることが分かる。この態様は、特に重列式の駐車装置やパレット数が多い多段式の駐車装置の場合に効果的である。重列式の駐車装置の場合には、後列のパレットの位置は、前列のパレットに駐車した車両に遮られて目視確認できない場合がある。このため、後列のパレットの位置決めセンサのオンオフ状態が操作盤2の表示部7に表示されることで、容易にそのパレットの位置を確認することができる。一方、パレット数が多い多段式の駐車装置の場合も同様であり、目視確認ができない場所にあるパレットの位置を確認する場合に好適となる。
(第1の実施形態の優位性)
駐車装置は、多種類からなる数多くのセンサを備えている。駐車装置のパレット数が多くなるほど、センサの数も増えるため、比較的規模の大きい駐車装置の場合には、センサの動作確認は時間を要するものとなる。しかしながら、第1の実施形態によれば、パレット毎に位置決めセンサの動作確認を行うことができる。このため、作業者が位置決めセンサを誤認し難くなり、その動作確認を容易に行うことができる。
また、7セグメントLED7aは、パレットの位置決めセンサLS01〜LS09のオンオフ状態をその位置決めセンサLS01〜LS09の位置決め位置に対応するセグメント(SEG1〜SEG7)に表示する。このため、作業者がパレットに関連する位置決めセンサ同士を容易に識別することができる。
さらに、一般的に操作盤は、作業者がパレットの位置を見渡しやすい場所に設置されるため、作業者はパレットに関連する位置決めセンサがオンであるべきか、オフであるべきかをそのパレットの実際の位置に基づいて把握することができる。このため、本発明に係る操作盤2によれば、一人で位置決めセンサの動作確認を行うことができる。逆に、そのパレットに関連する位置決めセンサが全て正常であることが分かっている場合には、本発明に係る操作盤2を利用して、そのパレットの実際の位置を把握することができる。この態様は、作業者がパレットの実際の位置を目視確認できないような重列式の駐車装置や、パレット数が多い駐車装置の場合に特に効果的である。
2.第2の実施形態
以下、昇降パレット毎に落下防止装置の動作確認が可能な駐車装置の操作盤の一例について説明する。
(落下防止装置の構成)
落下防止装置は、吊りチェーンやワイヤーなどが破断した場合にパレットの落下を防ぐ安全装置である。図9は、落下防止装置の断面を示す断面図であり、図10は、落下防止装置を備えた駐車装置を示す正面図(A)と、落下防止装置のオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。落下防止装置13は、駐車装置の支柱に設置され、昇降パレット11の4箇所のコーナーに4個設けられる。落下防止装置13は、パレット受け部14、ソレノイド15を備えている。パレット受け部14は、昇降パレット11のU字フック12を受ける機能を有しており、ソレノイド15の可動鉄芯16により回動する。ソレノイド15のコイル17に電圧が印加されたとき、可動鉄芯16は電磁力で固定鉄芯18に吸着し、パレット受け部14が落下防止装置13の外部に出る。一方、ソレノイド15のコイル17に電圧が印加されないとき、可動鉄芯16はばねの弾性力により固定鉄芯18から離間し、パレット受け部14が落下防止装置13の内部に入る。
パレット受け部14は、昇降パレット11が移動中のとき、落下防止装置13の内部に格納され、昇降パレット11が停止中のとき、落下防止装置13の外部に突出する。この際、昇降パレット11のコーナーに設けられた4つの落下防止装置13のパレット受け部14は同時に回動する。また、パレット受け部14が回動することで、作動確認スイッチ19がオンオフされる。4つの落下防止装置13の作動確認スイッチ19は、直列に接続されており、全ての作動確認スイッチ19がオンされた場合にオン信号を出力する。
図10(A)に示す駐車装置20は、落下防止装置FP01〜FP06を備えている。落下防止装置FP01〜FP06は、図4に示すように制御盤8に接続されており、制御盤8は、落下防止装置FP01〜FP06の作動確認スイッチのオンオフ信号を検出して落下防止装置FP01〜FP06を駆動する。
(落下防止装置の動作確認)
以下、操作盤2における落下防止装置の動作確認について説明する。落下防止装置の動作確認は、図5に示す位置決めセンサの動作確認を行う制御プログラムのフローチャートと同様のステップである。作業者が操作盤2の番号入力部6にセンサの動作確認用の暗証番号を入力すると、制御部10は、ROMから制御プログラムを読み出してCPUに実行させる。その後、番号入力部6がパレット番号を入力すると(ステップS1)、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのパレット番号を表示する(ステップS2)。また、制御部10は、そのパレット番号のパレットの落下を防止する落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。そして、制御部10が制御盤8から受信した作動確認スイッチのオンオフ信号がオンである場合には(ステップS4のYES)、7セグメントLED7aのセグメントの中でその落下防止装置の設置位置に対応するセグメントのLEDを点灯する(ステップS5)。
以下、7セグメントLED7aのセグメントと落下防止装置との対応関係を図6に示す。落下防止装置は、上昇端の位置にある昇降パレットの落下を防止するため、上昇端の位置決めセンサのオンオフ状態を表示するセグメント(SEG1)の下方に位置するセグメント(SEG2とSEG6)が落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示する。なお、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示する態様としては、SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様のみならず、SEG2またはSEG6の一方を点灯消灯する態様、SEG7のみを点灯消灯する態様でもよい。
SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様の具体例を図10(B)に示す。図10(A)に示す駐車装置20の場合に、番号入力部6がパレット番号「01」を入力すると(ステップS1)、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのパレット番号「01」を表示する(ステップS2)。そして、制御部10は、パレット番号「01」のパレットの落下を防止する落下防止装置FP01の作動確認スイッチのオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図10(A)の場合、落下防止装置FP01の作動確認スイッチはオフ信号となるため(ステップS4のNO)、制御部10は、7セグメントLED7aのSEG2とSEG6を点灯しない。
一方、番号入力部6がパレット番号「06」を入力すると(ステップS1)、表示部7がそのパレット番号「06」を表示する(ステップS2)。そして、制御部10は、パレット番号「06」のパレットの落下を防止する落下防止装置FP04の作動確認スイッチのオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図10(A)の場合、制御部10は、制御盤8から落下防止装置FP04の作動確認スイッチのオン信号を入力するため(ステップS4のYES)、その落下防止装置FP04の設置位置に対応した7セグメントLED7aのSEG2とSEG6を点灯する(ステップS5)。
なお、表示部7は、パレットの位置決めセンサのオンオフ信号と、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号とを別々の7セグメントLEDに表示する態様でもよい。例えば、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態は、7セグメントLED7aに表示し、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態は、7セグメントLED7bに表示する。この態様によれば、作業者が位置決めセンサLS01〜LS09と落下防止装置FP01〜FP06とを誤認し難くなる。特に、横行パレットP04〜P05の右行端と左行端の位置決めセンサLS04〜LS06のオンオフ状態と落下防止装置FP01〜FP06の作動確認スイッチのオンオフ状態との識別が容易となる。
(第2の実施形態の優位性)
第2の実施形態によれば、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08毎に落下防止装置FP01〜FP06の動作確認をすることができる。落下防止装置FP01〜FP06は、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08が上昇端にある場合に昇降パレットP01〜P03、P06〜P08の落下を防止するために作動する。このため、昇降パレットP01〜P03、P06〜P08の上昇端の位置決めセンサLS04〜LS06、LS07〜LS09のオンオフ状態を表示するセグメント(SEG1)の下方に位置するセグメント(SEG2、SEG6、SEG7)を利用して落下防止装置FP01〜FP06の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示することで、落下防止装置FP01〜FP06と位置決めセンサLS01〜LS09との識別が容易になる。従って、作業者が落下防止装置FP01〜FP06の動作確認を容易に行うことができる。
また、落下防止装置FP01〜FP06の作動確認スイッチのオンオフ状態を表示する態様としては、SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様(図6参照)、SEG2またはSEG6の一方を点灯消灯する態様、SEG7のみを点灯消灯する態様の3態様がある。SEG2およびSEG6を同時に点灯消灯する態様によれば、落下防止装置(SEG2およびSEG6)が上昇端の位置にある昇降パレット(SEG1)を支えるようなイメージを想起させるため、位置決めセンサLS01〜LS09および落下防止装置FP01〜FP06を誤認し難くなる。一方、動作確認したいセンサ数が多い場合には、SEG2またはSEG6の一方を点灯消灯する態様やSEG7のみを点灯消灯する態様が好ましい。
3.第3の実施形態
以下、ゲートの位置決めセンサの動作確認が可能な駐車装置の操作盤の一例について説明する。
(ゲートの構成)
図11は、ゲートの位置決めセンサを備えた駐車装置を示す正面図(A)と、ゲートの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。駐車装置30は、ゲート31を入出庫階に備えている。ゲート31は、駐車装置30の動作中に人が駐車装置30内に入らないようにすると共に、駐車装置30に駐車する車両の盗難や車上荒らしを容易にさせないようにする安全装置である。ゲート31は、その両端に吊りチェーンを連結しており、吊りチェーンは、スプロケットを経由してゲート用モータの駆動軸に連結する。ゲート用モータが回転すると、ゲート31は上下に昇降する。また、ゲート31の下降端には位置決めセンサLS10が設置され、ゲート31の上昇端には位置決めセンサLS11が設置される。
(ゲートの位置決めセンサの動作確認)
以下、操作盤2におけるゲートの位置決めセンサの動作確認について説明する。ゲートの位置決めセンサの動作確認は、図5に示す位置決めセンサの動作確認を行う制御プログラムのフローチャートと同様のステップである。作業者が操作盤2の番号入力部6にセンサの動作確認用の暗証番号を入力すると、制御部10は、ROMから制御プログラムを読み出してCPUに実行させる。その後、番号入力部6がゲート番号を入力すると(ステップS1)、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのゲート番号を表示する(ステップS2)。また、制御部10は、そのゲート番号のゲートの位置決めセンサのオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。そして、制御部10が制御盤8から受信した位置決めセンサのオンオフ信号がオンである場合には(ステップS4のYES)、7セグメントLED7aのセグメントの中でその位置決めセンサの位置決め位置に対応するセグメントを点灯する(ステップS5)。
ゲートの位置決めセンサは上昇端と下降端であるため、7セグメントLED7aの点灯セグメントは、SEG1とSEG4である。この具体例を図11(B)に示す。図11(A)に示す駐車装置30の場合に、番号入力部6がゲート番号「91」を入力すると(ステップS1)、表示部7の7セグメントLED7dおよび7セグメントLED7eがそのゲート番号「91」を表示する(ステップS2)。そして、制御部10は、ゲート番号「91」の上昇端の位置決めセンサLS11と下降端の位置決めセンサLS10のオンオフ信号を制御盤8に検出させる(ステップS3)。図11(A)の場合、下降端の位置決めセンサLS10がオンであるため(ステップS4のYES)、その位置決めセンサLS10の位置決め位置に対応した7セグメントLED7aのSEG4を点灯する(ステップS5)。一方、上昇端の位置決めセンサLS11はオフ信号となるため(ステップS4のNO)、7セグメントLED7aのSEG1は点灯しない。
なお、ゲートの位置決めセンサのオンオフ状態と、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態と、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号とを別々の7セグメントLEDに表示してもよい。例えば、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態は、7セグメントLED7aに表示し、落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ状態は、7セグメントLED7bに表示し、ゲートの位置決めセンサのオンオフ状態は、7セグメントLED7cに表示する。この態様によれば、パレットの位置決めセンサ、ゲートの位置決めセンサ、および落下防止装置毎に動作確認用の7セグメントLEDが割り当てられるため、これらを誤認することなく、容易に動作確認することができる。
(第3の実施形態の優位性)
第3の実施形態によれば、ゲート毎にその位置決めセンサLS10〜LS11の動作確認を行うことができる。この態様は、ゲートが複数ある場合に効果的である。また、位置決めセンサLS10〜LS11のオンオフ状態がその位置決めセンサの位置決めする位置に対応して表示されるため、作業者がゲートに関連する位置決めセンサ同士を容易に識別することができ、その動作確認を容易に行うことができる。
4.第4の実施形態
なお、本発明に係る駐車装置の操作盤は、昇降パレットのオーバーランを検知して非常停止させる非常限リミットスイッチ、パレットの移動速度の変更位置を決める中間リミットスイッチ、モータが過負荷になった場合に過電流を温度で検知して駆動電流を遮断するサーマルスイッチ等のセンサの動作確認に適用できる。
本発明は、多段方式、垂直循環方式、多層循環方式、水平循環方式、エレベータ方式、エレベータスライド方式等の駐車装置の操作盤に利用することができる。
パレットの位置決めセンサを備えた駐車装置の一例を示す正面図である。 パレットの位置決めセンサを説明する説明図である。 駐車装置の操作盤を示す正面図である。 駐車装置の制御システムを示すブロック図である。 位置決めセンサの動作確認を行う制御プログラムのフローチャートである。 7セグメントLEDのセグメント図(A)と、セグメントとセンサとの対応関係図(B)である。 パレットの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図である。 パレットが非常停止した駐車装置を示す正面図(A)と、パレットの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。 落下防止装置の断面を示す断面図である。 落下防止装置を備えた駐車装置を示す正面図(A)と、落下防止装置のオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。 ゲートの位置決めセンサを備えた駐車装置を示す正面図(A)と、ゲートの位置決めセンサのオンオフ状態を表示する表示部を示す図(B)である。
符号の説明
1、20、30…駐車装置、2…操作盤、3…操作部、4…操作電源スイッチ、5…非常停止ボタン、6…番号入力部、7…表示部、7a〜7e…7セグメントLED、8…制御盤、10…制御部、11…昇降パレット、12…U字フック、13…落下防止装置、14…パレット受け部、15…ソレノイド、16…可動鉄芯、17…コイル、18…固定鉄芯、19…作動確認スイッチ、31…ゲート、P01〜P03、P06〜P08…昇降パレット、P04〜P05…横行パレット、LS01〜LS09…パレットの位置決めセンサ、FP01〜FP06…落下防止装置、LS10、LS11…ゲートの位置決めセンサ、M01〜M08…モータ、SEG1〜SEG7…セグメント。

Claims (6)

  1. 昇降パレットおよび横行パレットの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤を有する駐車装置の操作盤を備えた駐車装置であって、
    前記操作盤は、
    任意のパレットの番号を入力する番号入力部と、
    前記番号入力部から入力した番号を表示する第1の7セグメントLEDと、
    前記第1の7セグメントLEDに表示した番号に対応するパレットの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる制御部と、
    前記制御部によって検出された前記位置決めセンサのオンオフ信号を前記位置決めセンサの位置決め位置に対応させてセグメントを点灯消灯する第2の7セグメントLEDと
    を備え
    前記横行パレットとして隣接する2つの横行パレットがあり、
    前記隣接する2つの横行パレットのそれぞれは、逆極性の磁石を備え、
    前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記逆極性の磁石のいずれかの磁界を検出するホール素子を備えた磁気センサであり、
    前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記隣接する2つの横行パレットで共有されており、
    前記ホール素子から出力される出力電圧の極性により前記隣接する2つの横行パレットの判別が行われることを特徴とする駐車装置
  2. 前記第2の7セグメントLEDにおいて、最上辺のLEDがSEG1、上側の右辺のLEDがSEG2、下側の右辺のLEDがSEG3、最下辺のLEDがSEG4、下側の左辺のLEDがSEG5、上側の左辺のLEDがSEG6、前記SEG1と前記SEG4の間に挟まれるLEDがSEG7であり、
    前記第2の7セグメントLEDは、昇降パレットの上昇端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG1に対応させて点灯消灯し、昇降パレットの下降端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG4に対応させて点灯消灯し、横行パレットの右行端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG2またはSEG3に対応させて点灯消灯し、横行パレットの左行端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG5またはSEG6に対応させて点灯消灯することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置
  3. 前記操作盤は、昇降パレットの落下を防止する落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットが上昇端に位置するときに前記落下防止装置の動作を制御する制御盤を有し、
    前記第2の7セグメントLEDは、前記作動確認スイッチのオンオフ信号をSEG2および/またはSEG6もしくはSEG7に対応させて点灯消灯することを特徴とする請求項2に記載の駐車装置
  4. 前記操作盤は、ゲートの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記ゲートの動作を制御する制御盤と、
    任意のゲートの番号を入力する番号入力部と、
    前記番号入力部から入力した番号を表示する第1の7セグメントLEDと、
    前記第1の7セグメントLEDに表示した番号に対応するゲートの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる制御部と、
    前記制御部によって検出された前記ゲートの上昇端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG1に対応させて点灯消灯し、前記ゲートの下降端の位置決めセンサのオンオフ信号をSEG4に対応させて点灯消灯する第2の7セグメントLEDと
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の駐車装置
  5. 前記操作盤は、
    パレットまたはゲートの番号を表示する第1の7セグメントLEDと、
    前記パレットの位置決めセンサのオンオフ信号を表示する第2の7セグメントLEDと、
    前記落下防止装置の作動確認スイッチのオンオフ信号を表示する第3の7セグメントLEDと、
    前記ゲートの位置決めセンサのオンオフ信号を表示する第4の7セグメントLEDとを備え
    前記第3の7セグメントLEDおよび前記第4の7セグメントLEDにおいて、最上辺のLEDがSEG1、上側の右辺のLEDがSEG2、下側の右辺のLEDがSEG3、最下辺のLEDがSEG4、下側の左辺のLEDがSEG5、上側の左辺のLEDがSEG6、前記SEG1と前記SEG4の間に挟まれるLEDがSEG7であることを特徴とする請求項4に記載の駐車装置
  6. 昇降パレットおよび横行パレットの位置を決める位置決めセンサのオンオフ信号を検出し、前記昇降パレットおよび前記横行パレットの動作を制御する制御盤を有する駐車装置の操作盤に、
    パレットの番号を入力させる番号入力ステップと、
    前記番号入力ステップによって入力した番号を表示する番号表示ステップと、
    前記番号表示ステップによって表示した番号に対応するパレットの位置決めセンサのオンオフ信号を前記制御盤に検出させる検出ステップと、
    前記検出ステップによって検出した前記位置決めセンサのオンオフ信号を前記位置決めセンサの位置決め位置に対応させてセグメントを点灯消灯する点灯消灯ステップと
    を実行させるための制御プログラムであり
    前記横行パレットとして隣接する2つの横行パレットがあり、
    前記隣接する2つの横行パレットのそれぞれは、逆極性の磁石を備え、
    前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記逆極性の磁石のいずれかの磁界を検出するホール素子を備えた磁気センサであり、
    前記隣接する2つの横行パレットの位置を決める前記位置決めセンサは、前記隣接する2つの横行パレットで共有されており、
    前記ホール素子から出力される出力電圧の極性により前記隣接する2つの横行パレットの判別が行われることを特徴とする制御プログラム。
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