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JP5203345B2 - 直交時空間符号の改善された復号化 - Google Patents
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JP5203345B2 - 直交時空間符号の改善された復号化 - Google Patents

直交時空間符号の改善された復号化 Download PDF

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Description

(原文に記載なし)
[0001] 直交時空符号(OSTC)は、多入力多出力(MIMO)通信方式において一般的に使用されている。MIMOシステムでは、OSTC符号が直交性を有するため、受信機側での比較的単純な復号化で完全なダイバーシティが可能である。OSTC符号は、送信アンテナが何本あろうと直交性を示すが、符号レート、つまり、それぞれのコードワードで送信されるシンボルの数とコードワード送信を完了するのに必要なタイムスロットの数との比は、送信アンテナの数が増加するとともに減少する。
[0004] 以下の説明では、請求項に記載の発明対象を完全に理解できるように具体的詳細とともにさまざまな実施例を述べる。しかし、当業者であれば、請求項に記載の発明対象は本明細書で開示されている具体的詳細が多少省かれていても実施されうることを理解するであろう。さらに、いくつかの状況において、よく知られている方法、手順、システム、コンポーネント、および/または回路については、請求項に記載の発明対象を不必要に分かりにくくしないために、細部にわたって説明することはしていない。以下の詳細な説明では、詳細な説明の一部をなす、付属の図面が参照される。図面中の類似のシンボルは、典型的には、文脈上別のものを示していない限り、類似のコンポーネントを明示する。詳細な説明、図面、および請求項で説明されている例示的な実施形態は、制限することを意図されていない。他の実施形態を利用してもよく、また本明細書に提示されている発明対象の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の変更を加えてもよい。本明細書で一般的に説明され、また図に例示されているような本開示の態様は、様々な異なる構成による配置、置換、組合せ、設計が可能であり、すべて明示的に考察され、本開示の一部をなすことが容易に理解されよう。
[0005] 以下の説明では、コンピュータおよび/またはコンピューティングシステムのメモリ内など、コンピューティングシステム内に格納されているデータビットおよび/または2値デジタル信号に対する演算のアルゴリズムおよび/またはシンボル表現が提示される場合がある。アルゴリズムは、一般的に、所望の結果をもたらす演算および/または類似の処理の首尾一貫したシーケンスであると考えられ、演算は、格納、転送、組合せ、比較、および/または他の何らかの操作が行える電気信号、磁気信号、および/または電磁信号の形態をとりうる物理量の物理的操作を伴いうる。さまざま状況において、このような信号は、ビット、データ、値、要素、シンボル、文字、項、番号、数値などと称されることがある。しかし、当業者であれば、このような用語は物理量を暗示するために使用できることを理解するであろう。したがって、「格納する(こと)」、「処理する(こと)」、「取り出す(こと)」、「計算する(こと)」、「決定する(こと)」などの言い回しが、本明細書の説明で使用される場合、これらは、コンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタなどの中にある電子的および/または磁気的量を含む物理量として表されるデータを操作し、および/または変換する、コンピュータまたは携帯電話などの類似の電子コンピューティングデバイスなどのコンピューティングプラットフォームのアクションを指すことができる。
[0006] 本開示は、とりわけ、部分的OSTCコードワードの復号化に関係する方法、装置、およびシステムに関するものである。
[0007] 簡単に言うと、本開示は、一般的に部分的OSTCコードワードの復号化に関係するものである。例えば、これから説明するように、無線デバイスは、コードワードの全部の行ではなく一部の行を有する部分的OSTCコードワードを受信することができ、受信された行を使用してOSTCコードワードの欠損している(複数の)行を推定することによってコードワードを再構成することができる。受信デバイスは、この再構成されたOSTCコードワードを使用して、コードワードで伝送されるデータシンボルを復号化することができる。いくつかの実装では、受信デバイスは、1つまたは複数の選択された送信チャネルを示す情報を、部分的OSTCコードワードを送信する無線デバイスに提供することができる。次いで、送信デバイスは、選択された送信チャネルの指示を使用して、部分的OSTCコードワードを形成するためにどの(複数の)行を除外するかを決定することができる。
[0008] 本明細書で使用される場合、直交時空符号(OSTC)符号化という用語は、異なる送信チャネルまたは周波数に対応するアンテナなどの複数の送信ユニットを使用することで空間符号化が行われ、複数の時間間隔またはタイムスロットを使用してデータシンボルを送信することで時間符号化が行われる任意の無線符号化方式を指す。それに加えて、本明細書で使用される場合、多入力多出力(MIMO)という用語は、複数の送信アンテナおよび複数の受信アンテナを使用するあらゆる種類の無線通信システムを指すが、多入力単一出力(MISO)という用語は、複数の送信アンテナを単一の受信アンテナと組み合わせて使用するあらゆる通信システムを指す。例えば、請求項に記載の発明対象は、この点に関して制限されないけれども、MIMOシステムは、複数の送信アンテナを使用する基地局、携帯電話、ラップトップコンピュータなどの他の無線デバイスと通信する際に複数の受信アンテナを使用する無線デバイスまたはシステムを備えることができる。また、請求項に記載の発明対象は、この点に関して制限されないけれども、MISOシステムは、複数の送信アンテナを使用する基地局、携帯電話、ラップトップコンピュータなどの他の無線デバイスと通信する際に単一の受信アンテナを使用する無線デバイスまたはシステムを備えることができる。
[0009] さらに、本明細書で使用される場合、OSTCの集合体は、符号化データのどの部分がどのタイムスロットでどのアンテナによって送信されるかを指定するコードワードによって表すことができる。さらに、本明細書で使用される場合、「OSTCコードワード」という用語は、それぞれのアンテナがそれぞれのタイムスロットでデータシンボルおよび/またはデータシンボルの共役の線形結合を送信する複数のタイムスロット上で複数のアンテナによって送信されるデータシンボルの時間的および空間的特性を表すために使用されるデータの集合体を指す。したがって、例えば、請求項に記載の発明対象は、特定のコードワード表現に限定されないけれども、OSTCコードワードは、1つの行列として表すことができ、行列のそれぞれの行は異なるタイムスロットに対応し、行列のそれぞれの列は異なる送信アンテナに対応し、行列のそれぞれの成分はデータシンボルおよび/またはデータシンボルの共役の線形結合に対応する。さらに、1つまたは複数の送信アンテナは、一部のタイムスロットにおいて非アクティブ状態にあるものとすることもできる。したがって、与えられたタイムスロットにおいて、OSTCコードワードは、特定のアンテナがそのタイムスロットにおいてデータシンボルを送信しないことを指定するコードワード内の対応するゼロまたはヌルエントリを含むことができる。
[0010] OSTCコードワードは、下記のように行列形式で表すことができ、
Figure 0005203345

式中、XTN成分は、T番目のタイムスロットにおいてN番目のアンテナによって送信されるデータシンボルに対応する。このようなシステムにおけるチャネル出力は
y=Xh+n (式2)
によって与えることができ、
式中、yおよびnは、長さTのベクトルに対応し、それぞれチャネル出力およびシステム雑音を表し、hは、長さNのベクトルに対応し、チャネル係数を表す。
[0011] いくつかの実装では、部分的OSTCコードワードが無線デバイス側で受信され、OSTCコードワードの欠損部分が推定され、受信部分と欠損部分とが組み合わされて再構成されたOSTCコードワードが生成され、この再構成されたOSTCコードワードがOSTCコードワードのシンボルを復号化するのに使用されうる。別言すると、いくつかの実装では、コードワードのこれらの行に対する1つまたは複数のタイムスロットおよび関連するデータシンボルが受信チャネル出力から欠損している部分的OSTCコードワードが受信されうるということである。次いで、受信されたチャネル出力と、受信されたチャネル出力および推定されたチャネル出力の組合せから形成された再構成されたOSTCコードワードと、を使用して、OSTCコードワードの(複数の)欠損行に対応するチャネル出力を推定できる。次いで、再構成されたOSTCコードワードを使用してシンボルを復号化することができる。さらに、いくつかの実装では、部分的OSTCコードワードを受信する無線デバイス側が、1つまたは複数の送信チャネルの品質に関する情報を提供できる。次いで、送信無線デバイスは、その情報を使用してOSTCコードワードの1つまたは複数の、送信を抑制すべき行を決定することにより部分的OSTCコードワードを形成することができる。
[0012] 例えば、4つの対応するアンテナが3つのシンボルを送信する4つの無線周波数(RF)送信機を有するシステムでは、OSTCコードワードは、以下の例示的な行列
Figure 0005203345
によって表すことができ、
式中、k=3個のシンボルS、またはそのようなシンボルの共役S 、に加えて、それぞれの行またはタイムスロットはゼロまたはヌル値を含むことがわかる。したがって、与えられたアンテナ(または列)について、1つの行(またはタイムスロット)があり、ここではそのアンテナはシンボルを送信しない。いくつかの実装では、上記のように、1つまたは複数のチャネルが選択されていることを示す情報を送信システムまたはデバイスに提供することができる。例えば、OSTCコードワードを受信する無線デバイスは、チャネルの受信信号強度、信号対雑音比などの、受信デバイスにおいて利用可能なチャネル状態情報に基づいて1つまたは複数のチャネルが他のチャネルに優先することを示す情報を送信システムまたはデバイスに提供することができる。
[0013] したがって、例えば、(式3)に対応するOSTCコードワードを受信する無線デバイスは、(式3)の第1の列に対応する、第1のチャネルが好ましいチャネルであることを示すことができる。(式3)の実施例では、4つの送信アンテナがあり、それぞれのアンテナが4つのチャネルのうちの独立したチャネルに関連付けられている場合、受信デバイスは、4つの送信アンテナのうちの1つのアンテナが選択されたチャネルまたは好ましいチャネルに関連付けられることを指定する2ビット信号を提供することができる。したがって、(式3)に対応するOSTCコードワードを受信しようとする無線デバイスが、第1のチャネルが好ましいチャネルであることを指示した場合、送信無線デバイスは、(式3)の行4に対応するタイムスロットを送信しないよう抑制することを選択できるが、それは、コードワードが、そのタイムスロットにおいて選択されたチャネルに対するヌル値を示すからである。
[0002] 発明対象は、明細書の結びのところで特に指摘され、明確に主張される。本開示の前記の特徴および他の特徴は、付属の図面を参照することで、以下の説明および付属の請求項からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は本開示による複数の実施形態のみを示し、したがって本開示の範囲を制限するものであると考えるべきでないことを理解してもらい、その上で、付属の図面を用いてさらに具体的に、詳細に本開示を説明する。
[0003]改善されたOSTC復号化のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。 例示的な直交時空間符号コードワードを示す図である。 改善されたOSTC復号化のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。 無線通信用の例示的なデバイスを示す図である。 例示的なコンピュータプログラム製品を示す図である。 すべて本開示に従って配置されている、例示的なコンピューティングデバイスを示すブロック図である。
[0014] 図1は、本開示に従って配置される、改善された直交時空間符号の復号化のための例示的なプロセス100を示すフローチャートである。プロセス100、および本明細書で説明されている他のプロセスは、処理工程、機能的演算、イベント、および/または活動として記述されうる、またハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにより実行されうる、様々な機能ブロックを説明するものである。当業者であれば、本開示を考慮して、図1に示されている機能ブロックの多くの代替を請求項に記載の発明対象に従って実施できることを理解するであろう。
[0015] プロセス100は、無線デバイスでチャネル出力を受信することを含み(ブロック102)、受信チャネル出力は、OTSCコードワードの送信部分に対応する。例えば、無線デバイスまたはシステムは、ブロック102で部分的OSTCコードワードを受信することができ、この部分的OSTCコードワードは、そのコードワードの非送信部分に対応する欠損している1つまたは複数の行もしくはタイムスロットとすることができる。請求項に記載の発明対象は、特定の種類のOSTC、または特定のサイズのOSTCコードワードに限定されない。したがって、ブロック102は、OSTCコードワードが任意の種類のOSTCに対応しうるOSTCコードワードの行からなる部分集合に対応するチャネル出力を受信することを含むことができる。プロセス100は、以下でさらに詳しく説明されるようにOSTCコードワードの非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定することを含んでよい(ブロック104)。いくつかの実装では、ブロック102で受信されたチャネル出力は、OSTCコードワードの全部ではなく一部の行もしくはタイムスロットに関連付けられているシンボルの線形結合に対応してよく、ブロック104で決定された推定チャネル出力は、OSTCコードワードの残りの、非送信の行またはタイムスロットに関連付けられているシンボルの線形結合に対応してよい。次いで、プロセス100は、受信されたチャネル出力および推定されたチャネル出力を使用してOSTCコードワードを再構成することを含んでよい(ブロック106)。
[0016] 例えば、図2は、少なくとも4つの送信ユニットまたはアンテナを有する無線通信システムで使用するための例示的なOSTCコードワード200を示している。この例では、行列202がコードワード200を表している場合、3つのシンボルS、S、およびS(またはそれぞれに対応する共役S 、S 、およびS )の正または負の値は、行列202の列204〜207および行208〜211全体にわたって分散され、それぞれの列は、異なる送信チャネルを表し、それぞれの行は、シンボルを送信する異なるタイムスロットを表す。図2において、それぞれの送信チャネルは、無線デバイスの独立したアンテナによって送信されるシンボルに対応する。したがって、例えば、行列202の第1の行208に対応するOSTCコードワード200のタイムスロットにおいて、列204に対応するアンテナは、シンボルSを送信し、列205に対応する他のアンテナは、シンボルSを送信し、列206に対応する第3のアンテナは、シンボルSを送信することができる。さらに、第1の3つのアンテナは、この第1のタイムスロットにおいてシンボルを送信することができるが、列207に対応する第4のアンテナは、列207の行208内の対応する値がヌル値であるためシンボルを送信することはできない。
[0017] 再び図1を参照すると、図2の例の文脈において、ブロック104は、例えば、OSTCコードワード200の送信部分212の行208〜210に対応するチャネル出力を受信することに対応しうる。したがって、この例の文脈において、ブロック104は、次いでコードワード200の非送信部分を表す行211に対応するチャネル出力を受信していない間に、部分212に対応するチャネル出力を受信することに対応しうる。ブロック106は、以下でさらに詳しく説明されるように、ブロック104で受信されたチャネル出力で伝達されるシンボルを使用してOSTCコードワードの非送信部分に対応するチャネル出力を推定することを含むことができる。
[0018] 図3は、本開示に従って配置される、OSTCコードワードの非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定するための例示的なプロセス300を示すフローチャートである。例えば、プロセス300は、図1のブロック104を実装するのに使用されうる。プロセス300、および本明細書で説明されている他のプロセスは、処理工程、機能的演算、イベント、および/または活動として記述されうる、またハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにより実行されうる、さまざまな機能ブロックを説明するものである。当業者であれば、本開示を考慮して、図3に示されている機能ブロックの多くの代替を請求項に記載の発明対象に従って実施できることを理解するであろう。
[0019] プロセス300は、OSTCコードワードの送信部分に対応する受信されたチャネル出力を使用して等価な行列を決定することを含むことができる(ブロック302)。次いで、この等価な行列を使用して、OSTCコードワードの非送信部分に対応するチャネル出力を推定することができる(ブロック304)。いくつかの実装では、推定されたチャネル出力に関連付けられている雑音項の値が閾値以下になるまでブロック302および304を反復実行することができる(ブロック306)。推定されたチャネル出力に関連付けられている雑音項の値が、閾値以下になった場合、プロセス300は、終了してよい(ブロック308)。他の実装では、ブロック302および304は、非反復的な方法で実行され、ブロック308は、その結果、実行されなくてよい。
[0020] いくつかの実装では、ブロック302および304を非反復的方法で実行することができ、その場合、図1のブロック104でOSTCコードワードの非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定することは、最小二乗復号器を使用して推定されたチャネル出力を決定することを含んでよいが、請求項に記載の発明対象は、この点に限定されず、ゼロ強制(ZF)、最小平均二乗誤差(MMSE)などの他の種類の復号器を使用してもよい。最小二乗復号器などの復号器を実装することは、等価なチャネル行列を決定し、その等価な行列を使用して図3のそれぞれ304のブロック302のようにOSTCコードワードの非送信部分に対応するチャネル出力を推定することを含んでよい。この目的のために、OSTC送信は等価なチャネル表記で記述することができ、またチャネル出力は、下記の
Y=H・S+N (式4)
によって記述することができ、
式中、YおよびSは、
Figure 0005203345
の形式を有し、
Hは、以下で説明されるように、元のコードワードXから導くことができる等価なチャネル行列である。
[0021] 時空間符号システムは、最初に出力ベクトルを
Figure 0005203345
のように書き換えることにより線形空間で定式化でき、
複素空間から実空間への変換は、下記の一次元の例
y=s・h=(s+js)・(h+jh
=(s−s)+j(s+s) (式7)
によって最もよく表すことができ、
これから、下記の式が得られる。
Figure 0005203345
[0022] 複素シンボルの送信の場合、下記の式
y=s・h=(s−js)・(h+jh)=(s+s)+j(s−s) (式9)
または
Figure 0005203345
を適用することができる。
[0023] OSTCコードワードは、データシンボルとその共役の両方を含むので、等価な行列Hは、(式8)および(式10)のそれぞれの部分行列AおよびBを含むように示すことができる。以下の2つの一般部分行列は
Figure 0005203345
のように定義できる。そこで、Hのサイズは、Y=HSとして線形システムに適合すべきである。したがって、元のOSTCコードワードがT個の行(T回のチャネル使用、またはそれと同等であるが、T個のチャネル出力に対応する)を含む場合、Hは2T個の実出力に対応する2T個の行を含むべきである。さらに、Hの列の数は、kを異なるデータシンボルの個数として、2kであるべきである。
[0024] 請求項に記載の発明対象のいくつかの実装によれば、与えられたOSTCコードワードXについて等価なチャネルHを決定するために、以下のアルゴリズムを使用できる。
Figure 0005203345
[0025] 上述のように等価なチャネル行列を決定した後、例えば、プロセス300のブロック302を実行する際に、ブロック102で受信されないOSTCコードワードの非送信部分に対応するチャネル出力の未知の部分は、Yとして定義することができ、ブロック102で受信されたチャネル出力は、Yとして定義することができる。同様に、HおよびHは、行列Hの対応する部分として、
=H・S (式12)
および
=H・S (式13)
のように定義することができる。
[0026] Yuの推定値を得るために、(式4)の両辺に
Figure 0005203345
を掛けて
Figure 0005203345
のようにすると、
その結果、
Figure 0005203345
が得られ、
(式15)を(式13)に代入すると、
Figure 0005203345
が得られ、
これは、
Figure 0005203345
と書き換えることができ、
代数操作で整理すると、
Figure 0005203345
となり、
式中の雑音項Nは、
Figure 0005203345
で与えられる。
[0027] したがって、プロセス300のブロック304は、上述のような方法で無線デバイス内のプロセスロジックを使用して実行され、これにより、等価なチャネル行列Hを決定し、次いでYを決定することができる。さらに、ブロック306は、その処理ロジックを使用し、雑音項Neに対する値が所定の閾値以下になるまで最大尤度技術を使用してブロック302および304を反復実行することを含んでよい。しかし、ここでもまた、請求項に記載の発明対象は、ブロック302および304を反復実行することに限定されない。
[0028] これらの結果を4アンテナMISOシステムで送信されたOSTCコードワードの、(式3)を参照しつつ上で与えられた例に適用すると、対応する等価なチャネル行列は、
Figure 0005203345
の形式の行列となるが、
この例において、OSTCコードワードの最後の行が送信から省かれた場合、下記の式
Figure 0005203345
および
Figure 0005203345
が得られる。
[0029] この特定の例の文脈において(式18)の結果を決定するために、下記の式
Figure 0005203345
を使用することができ、
これを(式18)に組み込むと、
Figure 0005203345
が得られ、
これは、
Figure 0005203345
と書き換えることができ、
次いで、複素空間内で
Figure 0005203345
と表すことができ、
式中、zは、付加的チャネル雑音による推定誤差を表す。
[0030] 図1の説明に戻ると、再構成されたOSTCコードワードがブロック106で得られた後、プロセス100は、再構成されたコードワードを使用してシンボルの復号化を続けることができる(ブロック108)。プロセス100は、さらに、選択された送信チャネルの指示を提供することを含んでよい(ブロック110)。例えば、ブロック102でチャネル出力を受信するデバイスなどの無線デバイスは、特定の1つまたは複数のチャネルの指示を提供してよい。そうするために受信デバイスは、ブロック102で受信されたチャネル出力を送信する送信デバイスによって受信された信号を供給する。一般に、このような指示は、NをMIMOまたはMISOシステムにおける送信チャネルの数とするlog(N)ビットの信号の形をとりうる。N=4個の送信機を有する図2の例では、デバイスは、選択されたチャネルを示す2ビット信号を送信することによってブロック110を実行することができる。
[0031] 図4は、本開示に従って配置されている無線通信用の例示的なデバイス400を示している。デバイス400は、図1および/または3に関連して上で説明されているさまざまな機能のうちの一部または全部を実行するのに使用できる。デバイス400は、ネットワーク内でMIMOまたはMISO無線通信を実行可能なあらゆるデバイスまたはデバイスの集合体を含んでよい。例えば、デバイス400は、無線基地局、モバイルコンピュータなどのモバイルプラットフォーム、無線ノード、センサーネットワークのセンサーノードなどの選択されたコンポーネントを含んでよいが、請求項に記載の発明対象はこの点に限定されない。
[0032] デバイス400は、プロセッサ404、RFトランシーバ406、および1つまたは複数のアンテナ408を有する無線ノード402を含んでよい。ノード402は、図1および図3のブロックのうちのどれかを実行するように構成されうるチャネル出力推定ロジック405を含んでもよい。さらに、ノード402は、わかりやすくするため図4には示されていないメモリ、ルーター、ネットワークインターフェースロジックなどの追加機器類を含むこともできる。推定ロジック405は、本明細書で説明されている機能のどれかを実現することができ、また請求項に記載の発明対象は、特定の種類の処理ロジックまたは特定の形で具現化された処理ロジックに限定されない。例えば、プロセッサ404は、マイクロプロセッサまたは中央演算処理装置(CPU)とすることができる。他の実装では、プロセッサ404は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、他の集積回路形態とすることができる。さらに、アンテナ408は、限定はしないが、ループアンテナ、ディッシュアンテナ、パラボラアンテナ、パネルアンテナ、セクタアンテナ、指向性アンテナ、無指向性アンテナを含む、あらゆる好適なアンテナとすることができる。さらに、RFトランシーバ406が、図4に例示されているが、請求項に記載の発明対象は、この点に限定されず、ノード402は、例えば、個別のRF受信機およびRF送信機回路を使用することができる。さらに、プロセッサ404は、アンテナ408およびトランシーバ406を介して得られた信号410の形で1つまたは複数の選択されたチャネルの指示を受信することができる。
[0033] 図5は、本開示に従って配置されている例示的なコンピュータプログラム製品500を示している。プログラム製品500は、信号伝送媒体502を含むことができる。信号伝送媒体502は、例えば、プロセッサによって実行されたときに、図1および/または図3に関して上で説明されている機能をもたらすことができる1つまたは複数の命令504を含むことができる。したがって、例えば、図4のシステムを参照すると、プロセッサ404および/または推定ロジック405は、媒体502によって伝達される指示504に対する応答として図1および/または3に示されているブロックのうちの1つまたは複数を実行することができる。
[0034] いくつかの実装では、信号伝送媒体502は、限定はしないが、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、メモリなどのコンピュータ可読媒体506を包含しうる。いくつかの実装では、信号伝送媒体502は、限定はしないが、メモリ、読み書き(R/W)CD、R/W DVDなどの記録可能媒体508を包含しうる。いくつかの実装では、信号伝送媒体502は、限定はしないが、デジタルおよび/またはアナログ通信媒体(例えば、光ファイバーケーブル、導波路、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの通信媒体510を包含しうる。そのため、例えば、図4のシステムを参照すると、プログラム製品500は、信号伝送媒体502によってプロセッサ404に無線で伝達することができ、その場合、信号伝送媒体502は、無線通信媒体510(例えば、802.11規格に適合する無線通信媒体)によってシステム400に伝達される。
[0035] 図6は、本開示に従って配置されている例示的なコンピューティングデバイス600を示すブロック図である。非常に基本的な構成601において、コンピューティングデバイス600は、1つまたは複数のプロセッサ610およびシステムメモリ620を備えることができる。メモリバス630は、プロセッサ610とシステムメモリ620との間の通信に使用できる。
[0036] 所望の構成に応じて、プロセッサ610は、限定はしないが、マイクロプロセッサ(μP)、マイクロコントローラ(μC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、またはこれらのあらゆる組合せを含むあらゆる種類のものとすることができる。プロセッサ610は、レベル1キャッシュ611およびレベル2キャッシュ612などの1つまたは複数のキャッシングレベルのキャッシュ、プロセッサコア613、およびレジスタ614を備えることができる。プロセッサコア613は、算術論理演算ユニット(ALU)、浮動小数点演算ユニット(FPU)、デジタル信号処理コア(DSPコア)、またはこれらのあらゆる組合せを含んでよい。メモリコントローラ615は、プロセッサ610と併用してもよいし、またはいくつかの実装では、メモリコントローラ615は、プロセッサ610の内部パーツとしてもよい。
[0037] 所望の構成に応じて、システムメモリ620は、限定はしないが、揮発性メモリ(RAMなど)、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリなど)、またはこれらのあらゆる組合せを含むあらゆる種類のものとすることができる。システムメモリ620には、オペレーティングシステム621、1つまたは複数のアプリケーション622、およびプログラムデータ624を格納することができる。アプリケーション622は、図1のプロセス100および/または図3のプロセス300に関して説明されている機能ブロックを含む本明細書で説明されているような機能を実行するように構成することが可能な改善されたOSTC復号化アルゴリズム623を含むことができる。プログラムデータ624は、改善されたOSTC復号化アルゴリズム623で使用するデータ625、例えば、等価なチャネル行列の係数に対応するデータを含むことができる。いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション622は、改善されたOSTC復号化の実装が本明細書で説明されているように実現され、オペレーティングシステム621上でプログラムデータ624を操作できるように構成されうる。本明細書で説明されている基本的な構成は、図6において、破線601内のコンポーネントで例示されている。
[0038] コンピューティングデバイス600は、付加的な特徴または機能を有し、また基本的な構成601と任意の必要なデバイスおよびインターフェースとの間の通信が容易に行えるようにするための付加的なインターフェースを備えることができる。例えば、バス/インターフェースコントローラ640は、記憶装置用のインターフェースバス641を介して基本的な構成601と1つまたは複数のデータ記憶装置デバイス650との間の通信が容易に行えるようにするために使用できる。データ記憶装置デバイス650は、取り外し可能な記憶装置デバイス651、取り外し不可能な記憶装置デバイス652、またはこれらの組合せとすることができる。取り外し可能な記憶装置デバイスおよび取り外し不可能な記憶装置デバイスの例を2、3挙げると、フレキシブルディスクドライブおよびハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスクデバイス、コンパクトディスク(CD)ドライブまたはデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどの光ディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、およびテープドライブなどがそうである。例示的なコンピュータ記憶媒体としては、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を格納するためのあらゆる方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可能な媒体を挙げることができる。
[0039] システムメモリ620、取り外し可能記憶装置651、および取り外し不可能記憶装置652は、すべてコンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体としては、限定はしないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多目的ディスク(DVD)またはその他の光学式記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、または所望の情報を格納するために使用することができ、しかもコンピューティングデバイス600によってアクセスできるその他の媒体が挙げられる。このようなあらゆるコンピュータ記憶媒体は、装置600の一部であるものとすることができる。
[0040] コンピューティングデバイス600は、バス/インターフェースコントローラ640を介してさまざまなインターフェースデバイス(例えば、出力インターフェース、周辺機器インターフェース、および通信インターフェース)から基本的な構成601への通信を容易に行えるようにするためのインターフェースバス642を備えることもできる。例示的な出力インターフェース660は、グラフィックス処理ユニット661およびオーディオ処理ユニット662を備え、これらは、1つまたは複数のA/Vポート663を介してディスプレイまたはスピーカーなどのさまざまな外部デバイスと通信するように構成されうる。例示的な周辺機器インターフェース660は、シリアルインターフェースコントローラ671またはパラレルインターフェースコントローラ672を備え、これらは、1つまたは複数のI/Oポート673を介して入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなど)または他の周辺機器デバイス(例えば、プリンタ、スキャナなど)などの外部デバイスと通信するように構成できる。例示的な通信インターフェース680は、ネットワークコントローラ681を備え、これは、1つまたは複数の通信ポート682を介してネットワーク通信上で1つまたは複数の他のコンピューティングデバイス690との通信を容易に行えるように構成されうる。通信接続は、通信媒体の一例である。通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュール、または搬送波もしくはその他のトランスポートメカニズムなどの変調データ信号によるその他のデータによって具現化されうるものであり、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」は、信号内の情報を符号化する方法によりその特性のうち1つまたは複数が設定または変更された信号であるものとすることができる。例えば、限定はしないが、通信媒体としては、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、および、音響、高周波(RF)、赤外線(IR)、およびその他の無線媒体などの無線媒体が挙げられる。本明細書で使用される場合、コンピュータ可読媒体という用語は、記憶媒体と通信媒体の両方を含むことができる。
[0041] コンピューティングデバイス600は、携帯電話、パーソナルデータアシスタント(PDA)、パーソナルメディアプレーヤーデバイス、無線Web閲覧デバイス、パーソナルヘッドセットデバイス、特定用途向けデバイス、または上記機能のいずれかを含むハイブリッドデバイスなどのスモールフォームファクタポータブル(またはモバイル)電子デバイスの一部として実装できる。コンピューティングデバイス600は、さらに、ラップトップコンピュータおよび非ラップトップコンピュータの両方の構成を含むパーソナルコンピュータとして実装することもできる。それに加えて、コンピューティングデバイス600は、無線基地局または他の無線システムまたは図4に関して上で説明されているノード402などのデバイスの一部として実装することができる。
[0042] 請求項に記載の発明対象は、本明細書で説明されている特定の実装の範囲に限定されない。例えば、いくつかの実装は、例えば1つのデバイスまたは複数のデバイスの組合せで動作するように使用されるようなハードウェアで構成することができるが、他の実装はソフトウェアおよび/またはファームウェアで構成することもできる。同様に、請求項に記載の発明対象は、この点に関する範囲に限定されないけれども、いくつかの実装は、1つまたは複数の記憶媒体などの1つまたは複数の物品を含むこともできる。例えば、CD−ROM、コンピュータディスク、フラッシュメモリ、または同様のものなどのこの記憶媒体には、例えばコンピュータシステム、コンピューティングプラットフォーム、または他のシステムなどのシステムによって実行されたときに、例えば、すでに説明されている実装のうちの1つなどの請求項に記載の発明対象に従ってプロセッサの実行をもたらしうる命令が格納されるものとすることができる。1つの可能性として、コンピューティングプラットフォームは、1つまたは複数の演算処理装置またはプロセッサ、ディスプレイ、キーボードおよび/またはマウスなどの1つまたは複数の入力/出力デバイス、およびスタティックランダムアクセスメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、および/またはハードドライブなどの1つまたは複数のメモリを備えることができる。
[0043] 本明細書において「実装」、「一実装」、「いくつかの実装」、または「他の実装」と記述されている場合、これは、1つまたは複数の実装に関して説明されている特定の特徴、構造、または特性が少なくともいくつかの実装に含まれうるが、すべての実装に必ずしも含まれるわけではないことを意味するものとすることができる。前記の説明に「実装」、「一実装」、または「いくつかの実装」とさまざまな形で記載されている場合も、必ずしも同じ実装をすべて指しているわけではない。さらに、「結合される」または「応答する」または「応答として」または「通信する」などの用語または語句は、本明細書で、または添付の請求項において使用されている場合、これらの言い回しまたは語句は、広い意味で解釈すべきである。例えば、「に結合されている」という言い回しは、この言い回しが使用される文脈に適した形で通信可能なように、電気的に、および/または動作可能なように結合されることを指す。
[0044] 前記の説明では、請求項に記載の発明対象のさまざまな態様が説明されている。説明を目的として、請求項に記載の発明対象が完全に理解されるように特定の数値、システムおよび/または構成が記載された。しかし、本開示の利益を有する当業者にとっては、請求項に記載の発明対象が具体的詳細なしで実施されうることは明らかであろう。他の場合には、よく知られている特徴は、請求項に記載の発明対象を分かりにくくしないために省かれ、および/または簡素化された。本明細書ではいくつかの特徴が例示され、および/または説明されているが、当業者であれば、現在、または将来において、多くの修正形態、置換形態、変更形態、および/または等価形態を思い付くであろう。したがって、請求項に記載の発明対象は真の趣旨の範囲内に収まるようなすべての修正形態および/または変更形態を対象とすることが意図されていることを理解されたい。
[0045] システムのいくつかの態様でハードウェアによる実装とソフトウェアによる実装との間にわずかな違いが残されており、ハードウェアを使用するのかそれともソフトウェアを使用するのかは一般的に(しかし、いくつかの背景状況においてハードウェアとソフトウェアの選択は重大なことである場合があるという点で常にというわけではない)コストと効率のトレードオフの関係を表す設計上の選択で決まる。本明細書で説明されているプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術を達成するための手段はさまざまなものがあり(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)、また好ましい手段は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が展開される背景状況に応じて変わる。例えば、実装者が、速度と精度が最重要であると判断した場合、実装者は、主にハードウェアおよび/またはファームウェアの手段を選び、柔軟性が最重要であると判断した場合、実装者は、主にソフトウェアによる実装を選ぶか、またはさらにここでもまた、その代わりに、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組合せを選ぶことができる。
[0046] 前記の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、および/または例を使用することで、デバイスおよび/またはプロセスのさまざまな実施形態を記述した。このようなブロック図、フローチャート、および/または例が、1つまたは複数の機能および/または演算を含んでいる限り、当業者であれば、そのようなブロック図、フローチャート、または例におけるそれぞれの機能および/または演算は、各種のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの実質的にあらゆる組合せによって、個別におよび/またはまとめて実装することができることを理解するであろう。一実施形態では、本明細書で説明されている発明対象のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、または他の集積回路形態を介して実装されうる。しかし、当業者であれば、本明細書で開示されている実施形態のいくつかの態様は、全部または一部、1つまたは複数のコンピュータ上で実行される1つまたは複数のコンピュータプログラムとして(例えば、1つまたは複数のコンピュータシステム上で実行される1つまたは複数のプログラムとして)、1つまたは複数のプロセッサ上で実行される1つまたは複数のプログラムとして(例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ上で実行される1つまたは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはこれらの実質的にあらゆる組合せとして、集積回路内に等価な構成で実装されうること、またソフトウェアおよび/またはファームウェア用に回路を設計し、および/またはコードを書くことは、本開示に照らして十分に当業者の技能の範囲内にあることを理解するであろう。それに加えて、当業者であれば、本明細書で説明されている発明対象のメカニズムは、さまざまな形態のプログラム製品として配布することができること、また本明細書で説明されている発明対象の例示的な一実施形態は、配布を実際に実行するために使用される特定の種類の信号伝送媒体に関係なく適用されることを理解するであろう。信号伝送媒体の例としては、限定はしないが、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能なタイプの媒体、およびデジタルおよび/またはアナログ通信媒体などの送信型媒体(例えば、光ファイバーケーブル、導波路、有線通信リンク、無線通信リンクなど)が挙げられる。
[0047] 当業者であれば、本明細書に記載されている様式でデバイスおよび/またはプロセスを記述することが当技術分野では一般的であり、これ以降、エンジニアリング技術を用いて、このような説明されているデバイスおよびプロセスをデータ処理システム内に組み込むことを理解するであろう。つまり、本明細書で説明されているデバイスおよび/またはプロセスの少なくとも一部は、妥当な回数の実験を行ってデータ処理システム内に組み込むことができる。当業者であれば、典型的なデータ処理システムは、一般的に、システムユニットハウジング、ビデオ表示デバイス、揮発性および不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサおよびデジタルシグナルプロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザーインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどの計算実行体、タッチパッドまたは表示画面などの1つまたは複数の対話操作デバイス、および/またはフィードバックループおよび制御モーターを含む制御システム(例えば、位置および/または速度を感知するためのフィードバック、コンポーネントおよび/または量の移動および/または調節用の制御モーター)のうちの1つまたは複数を含むことを理解するであろう。典型的なデータ処理システムは、典型的にはデータ計算/通信および/またはネットワーク計算/通信システムに見られるものなどの任意の好適な市販のコンポーネントを使用して実装できる。
[0048] 本明細書で説明されている発明対象は、ときには、異なる他のコンポーネント内に収納される、または接続される異なるコンポーネントを例示する。このようなアーキテクチャは単に例示的であること、また実際に、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャを実装できることは理解されるべきである。概念的な考え方として、同じ機能を達成するようにコンポーネントを配置することは、所望の機能が達成されるように実際に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するように組み合わされた本明細書の任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャまたは中間コンポーネントに関係なく所望の機能が達成されるように互いに「関連付けられている」ものとみなせる。同様に、そのように関連付けられている2つのコンポーネントは、さらに、所望の機能を達成するように互いに「動作可能なように接続される」か、または「動作可能なように結合される」とみなせ、またそのように関連付けることができる2つのコンポーネントは、さらに、所望の機能を達成するように互いに「動作可能なように結合可能である」とみなせる。動作可能なように結合可能であることの特定の例としては、限定はしないが、物理的に嵌合可能である、および/または物理的に相互にやり取りするコンポーネント、および/または無線で相互にやり取りすることが可能である、および/または無線で相互にやり取りするコンポーネント、および/または論理的に相互にやり取りする、および/または論理的に相互にやりとり可能なコンポーネントが挙げられる。
[0049] 本明細書における実質的に複数形および/または単数形の語の使用に関して、当業者であれば、背景状況および/またはアプリケーションに応じて適切に、複数形を単数形に、および/または単数形を複数形に変えることができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、本明細書では分かりやすくするために明示的に述べる場合がある。
[0050] 当業者であれば、一般に、本明細書で使用されている、また特に付属の請求項(例えば、付属の請求項の本文)で使用されている言い回しは、「制約のない」言い回し(例えば、「含むこと」という言い回しは、「含むが限定はしない」と解釈すべきであり、「有する」という言い回しは、「少なくとも有する」と解釈すべきであり、「含む」という言い回しは、「含むが限定はしない」と解釈すべきである、など)として一般的に意図されていることを理解するであろう。さらに、当業者であれば、導入される請求項列挙の特定の数が意図されている場合、そのような意図は、請求項内で明示的に記載され、そのような列挙がない場合は、そのような意図は存在しないということが意図されていることを理解するであろう。例えば、理解の助けとして、付属の請求項に、導入句「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」を入れて請求項列挙を導入することができる。しかし、英語原文において、このような語句を使用したとしても、不定冠詞「a」または「an」による請求項列挙の導入によって、たとえその請求項が導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」、および「a」または「an」などの不定冠詞を含むとしても、そのような導入される請求項列挙を含む特定の請求項がそのような列挙を1つしか含まない発明に制限されることを意味すると解釈すべきではなく(例えば、「a」および/または「an」は、典型的には、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)、請求項列挙を導入するために使用される定冠詞の使用についても同じことが成り立つ。それに加えて、特定の数の導入される請求項列挙が明示的に記載されるとしても、当業者であれば、そのような列挙は、典型的には、少なくとも記載されている数を意味するものと解釈すべきであることを理解するであろう(例えば、ほかに修飾子を付けない「2つの列挙」という飾りのない列挙は、典型的には、少なくとも2つの列挙、または2つ以上の列挙を意味する)。さらに、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の慣例的言い回しが使用される場合、一般的に、このような構文は、当業者がこの慣例的言い回しを理解するという意味で意図されたものである(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はしないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に、などを有するシステムを含む)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の慣例的言い回しが使用される場合、一般的に、このような構文は、当業者がこの慣例的言い回しを理解するという意味で意図されたものである(例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はしないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に、などを有するシステムを含む)。さらに、当業者であれば、説明中であろうと、請求項中であろうと、図面中であろうと2つ以上の代替語を示す実質的に任意の離接語または語句は、複数の語のうちの1つ、複数の語のいずれか、または両方の語を含む可能性を考えるものと理解されるべきであることを理解するであろう。例えば、語句「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解されるであろう。

Claims (24)

  1. 無線通信のための方法であって、
    無線デバイスでチャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含むことと、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定することと、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成することと、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化すること、とを含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、1つまたは複数のタイムスロットに関連付けられているシンボルを含む、方法。
  2. 無線通信のための方法であって、
    無線デバイスでチャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含むことと、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定することと、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成することと、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化すること、とを含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、前記OSTCコードワードの1つまたは複数の行を含む、方法。
  3. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、前記推定されたチャネル出力を決定することは、復号器を実装するために前記処理ロジックを使用することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、前記推定されたチャネル出力を決定することは、等価なチャネル行列を決定するために前記処理ロジックを使用することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、1つまたは複数の推定されたチャネル出力を決定することは、
    Figure 0005203345

    を決定するために前記処理ロジックを使用することを含み、
    式中、Yuは、前記推定されたチャネル出力を含み、Ycは、前記受信されたチャネル出力を含み、Hcは、Ycに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Huは、Yuに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Neは雑音項を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  6. さらに、前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を反復的に決定することと、前記推定されたチャネル出力に関連する誤差値が閾値以下になるまで前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成すること、とを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  7. さらに、
    選択された通信チャネルの指示を提供することを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  8. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが実行されると、結果として、
    無線デバイスでチャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定し、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成し、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化し、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、1つまたは複数のタイムスロットに関連付けられているシンボルを含む、コンピュータプログラム
  9. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが実行されると、結果として、
    無線デバイスでチャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定し、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成し、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化し、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、前記OSTCコードワードの1つまたは複数の行を含む、コンピュータプログラム。
  10. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、前記推定されたチャネル出力を決定することは、復号器を実装するために前記処理ロジックを使用することを含む、請求項8又は9に記載のコンピュータプログラム
  11. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、前記推定されたチャネル出力を決定することは、等価なチャネル行列を決定するために前記処理ロジックを使用することを含む、請求項10に記載のコンピュータプログラム
  12. 前記無線デバイスは、処理ロジックを有し、1つまたは複数の推定されたチャネル出力を決定することは、
    Figure 0005203345

    を決定するために前記処理ロジックを使用することを含み、
    式中、Yuは、前記推定されたチャネル出力を含み、Ycは、前記受信されたチャネル出力を含み、Hcは、Ycに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Huは、Yuに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Neは雑音項を含む、請求項8又は9に記載のコンピュータプログラム
  13. 前記コンピュータプログラムが実行されると、結果として、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を反復的に決定し、前記推定されたチャネル出力に関連する誤差値が閾値以下になるまで前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成する、請求項8又は9に記載のコンピュータプログラム
  14. 前記コンピュータプログラムが実行されると、さらに、結果として、
    選択されたチャネルの指示を提供する、請求項8又は9に記載のコンピュータプログラム
  15. 無線通信装置であって、
    アンテナと、
    前記アンテナに結合された無線トランシーバと、
    前記無線トランシーバに結合された処理ロジックと、を備え、
    前記処理ロジックは、
    チャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定し、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成し、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化する、ように構成され
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、1つまたは複数のタイムスロットに関連付けられているシンボルを含む、無線通信装置。
  16. 前記処理ロジックは、復号器を実装することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成されている、請求項15に記載の装置。
  17. 前記処理ロジックは、等価なチャネル行列を決定することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成されている、請求項15に記載の装置。
  18. 前記処理ロジックは、
    Figure 0005203345

    を決定することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成され、
    式中、Yuは、前記推定されたチャネル出力を含み、Ycは、前記受信されたチャネル出力を含み、Hcは、Ycに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Huは、Yuに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Neは雑音項を含む、請求項15に記載の装置。
  19. 前記処理ロジックは、さらに、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を反復的に決定し、前記推定されたチャネル出力に関連する誤差値が閾値以下になるまで前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成するように構成されている、請求項15に記載の装置。
  20. 無線通信システムであって、
    コンピューティングデバイスと、
    前記コンピューティングデバイスに結合された無線ノードと、を備え、
    前記無線ノードは、
    チャネル出力を受信し、前記受信されたチャネル出力は直交時空間符号(OSTC)コードワードの送信部分に対応し、前記OSTCコードワードはシンボルを伝達し、前記OSTCコードワードは前記送信部分および非送信部分を含み、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を決定し、
    前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成し、
    前記再構成されたOSTCコードワードを使用して前記シンボルを復号化する、
    ように構成され
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分は、1つまたは複数のタイムスロットに関連付けられているシンボルを含む、無線通信システム。
  21. 前記無線ノードは、復号器を実装することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成されている、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記無線ノードは、等価なチャネル行列を決定することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成されている、請求項20に記載のシステム。
  23. 前記無線ノードは、
    Figure 0005203345

    を決定することによって、前記推定されたチャネル出力を決定するように構成され、
    式中、Yuは、前記推定されたチャネル出力を含み、Ycは、前記受信されたチャネル出力を含み、Hcは、Ycに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Huは、Yuに関連付けられている等価なチャネル行列を含み、Neは雑音項を含む、請求項20に記載のシステム。
  24. 前記無線ノードは、さらに、
    前記OSTCコードワードの前記非送信部分に対応する推定されたチャネル出力を反復的に決定し、前記推定されたチャネル出力に関連する誤差値が閾値以下になるまで前記受信されたチャネル出力および前記推定されたチャネル出力の両方を使用して前記OSTCコードワードを再構成するように構成されている、請求項20に記載のシステム。
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