JP5207070B2 - 被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 - Google Patents
被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5207070B2 JP5207070B2 JP2009052422A JP2009052422A JP5207070B2 JP 5207070 B2 JP5207070 B2 JP 5207070B2 JP 2009052422 A JP2009052422 A JP 2009052422A JP 2009052422 A JP2009052422 A JP 2009052422A JP 5207070 B2 JP5207070 B2 JP 5207070B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete structure
- hole
- joined
- anchor
- steel plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
また、既存の鉄筋コンクリート建物などに、例えば、耐震補強の為に補強鉄骨を設置したり、大型の設備機器類や鉄骨造の工作物を設置したりする場合には、既存のコンクリート躯体に穿孔して孔部を形成し、その孔部に埋設するあと施工アンカーを使用している。
そして、ベースプレートのボルト孔にコンクリート躯体に固定されたアンカーボルトの締結部分を貫通させた後に座金を介してナットで締結し、締結部分の外周面とボルト孔の内周面とのクリアランスに充填材注入溝から充填材を注入して、ベースプレートとアンカーボルトを固定している。締結部分の外周面とボルト孔の内周面との間にクリアランスがあることで、アンカーボルトとボルト孔の位置が多少ずれたとしても、コンクリート躯体の所定の位置にベースプレートを設置することができる。
既存のコンクリート構造物に、あと施工アンカーを設置する場合には、既存のコンクリート構造物内に鉄筋などが配設されているため、この鉄筋などと、あと施工アンカーとがあたらないようしなければならない。そして、設計段階で決定したあと施工アンカーの位置が鉄筋などと干渉してしまう場合には、あと施工アンカーをずらして施工していることが多い。
また、既存コンクリート構造物に設置するあと施工アンカーや、コンクリート打設時に埋設するアンカーボルトの設置において、数mmのずれは施工精度の点からしても生じることがある。
このため、あと施工アンカーを設置した後に、あと施工アンカーの位置を実測し、この実測値に基づいて鋼材にボルト孔を形成することもある。このあと施工アンカーの位置を実測した後に鋼材のボルト孔を形成することは、手間がかかり、また工期が長くなるという問題があった。
本発明では、貫通孔は定着部の外径よりも大きく形成されて、貫通孔の内周面と定着部の外周面との間にクリアランスがあることにより、コンクリート構造物に設置されたアンカー部材と貫通孔との位置に多少のずれが生じたとしても、アンカー部材を貫通孔へ挿入できて、被接合部材をコンクリート構造物の所定の位置へ接合することができる。
また、定着部は側面に凸部を備えていて、貫通孔はコンクリート構造物への接合面側から反対側に向かって徐々に内径が大きくなる形状なので、被接合部材がコンクリート構造物から離れる方向に引っ張られた場合に、凸部とコンクリート構造物の間に形成される圧縮ストラットによって、被接合部材が引っ張られる外力に対抗することができる。
本発明では、定着部がアンカー部材の先端に設けられていることにより、アンカー部材が被接合部材から突出しない仕上がりとすることができる。
本発明では、定着部の凸部を定着部の軸方向に直交する板状の部材とすることにより、被接合部材がコンクリート構造物から離れる方向に引っ張られる外力を受けた場合に、板状の凸部から効率的に圧縮ストラットを形成することができる。
本発明では、貫通孔をコンクリート構造物への接合面側から反対側に向かって径が大きくなるテーパー形状とすることにより、圧縮ストラットを被接合部材に効率的に伝達することができる。
図1に示すように、第一の実施の形態による鋼板のコンクリート構造物への接合構造は、既存の鉄筋コンクリート建物などのコンクリート構造物10を穿孔して孔部2を形成し、あと施工アンカー1がその孔部2に設置されて、コンクリート構造物10へ接合される鋼板3に形成された貫通孔4にあと施工アンカー1が挿入され、あと施工アンカー1と貫通孔4との間にグラウト材(充填材)5が充填されている。
アンカー部11は、例えば、孔部2に挿入され打ち込まれて、アンカー部11の側面に形成された図示しない凹凸がコンクリート構造物10に付着することでコンクリート構造物10に固定される公知の構成をしている。
定着部12は、アンカー部11とつながる軸部13と、軸部13の先端に接合された頭部14とを備えている。頭部14の断面形状は、軸部13の断面形状よりも大きい、例えば円形や略円形、または四角形や六角形などの多角形の形状となっている。また、頭部14は、軸部13の軸方向に直交する板状の部材としてもよい。
なお、軸部13と頭部14とは一体に形成されていてもよく、また個々に形成されて溶接などで接合されていてもよい。
また、定着部12が貫通孔4に挿入された際に、定着部12の頭部14が鋼板3から突出しないように、鋼板3の厚さや定着部12の長さを設定する。
グラウト材5は、後述する圧縮ストラットの圧縮力を鋼板3へ伝達するのに十分な強度を有する材料で、例えば、無収縮グラウトやコンクリート、ポリマーセメントモルタル、エポキシ樹脂などを使用する。
この圧縮ストラットによって、鋼板3がコンクリート構造物10から引っ張られる外力に対抗することができ、鋼板3がコンクリート構造物10から離れることを防止できる。
あらかじめ、鋼板3のコンクリート構造物10への設置位置を確認し、コンクリート構造物10にあと施工アンカー1を設置する位置と、鋼板3に貫通孔4を形成する位置とを決定し、工場などで鋼板3に貫通孔4を形成しておく。
そして、コンクリート構造物10のあと施工アンカー1を設置する位置に穿孔して孔部2を形成し、その孔部2にあと施工アンカー1のアンカー部11を埋設し、打ち込みなどによりアンカー部11をコンクリート構造物10に固定する。
鋼板3の設置は、あと施工アンカー1の定着部12を鋼板3の貫通孔4に挿入し、鋼板3を決められた位置に配置する。
このとき、定着部12の外周面と貫通孔4の内周面との間にクリアランスが設けられているので、コンクリート構造物10へあと施工アンカー1を設置した際に、あと施工アンカー1の位置が多少ずれたとしても、図2に示すように、鋼板3の位置はクリアランスの範囲内で決められた位置に配置することができる。
そして、貫通孔4の内周面と定着部12の外周面との間にグラウト材5を充填し固化させる。貫通孔4の内周面と定着部12の外周面との間にグラウト材5が充填されて、鋼板3とあと施工アンカー1とが一体化し、鋼板3がコンクリート構造物10に接合される。
そして、従来のようにコンクリート構造物10にあと施工アンカー1を施工し、あと施工アンカー1の位置を測定してから、測定された位置に合わせて鋼板3に貫通孔4を施工する必要がないので、貫通孔4を工場などで予め鋼板3に形成することができて、労力を軽減でき、工期を短縮することができて施工性を向上できる効果を奏する。
貫通孔4の内周面は定着部22の外周面に比べて大きく形成されている。
なお、リブ24に代わって、軸部23の周囲にねじ山などの突起が形成されてもよい。
貫通孔31の内周面は定着部12の外周面に比べて大きく形成されている。
鋼板3のコンクリート構造物10との接合面側3aに第一の円筒部42、その反対側3bに第二の円筒部43が配置されている。第一および第二の円筒部42、43の連結している部分には、鋼板3の面に平行な連結部44を備えている。連結部44は、あと施工アンカー1の定着部12の頭部14よりもコンクリート構造物10側に配置される。
貫通孔41の内周面は定着部12の外周面に比べて大きく形成されている。
それぞれとなり合う円筒部が連結している部分は、鋼板3の面に平行な連結部56を備えている。貫通孔51には複数の連結部56が形成されることになるが、1つ以上の連結部56があと施工アンカー1の定着部12の頭部14よりもコンクリート構造物10側となるように配置される。
貫通孔51の内周面は定着部12の外周面に比べて大きく形成されている。
例えば、上述した実施の形態では、コンクリート構造物10に鋼板3を固定しているが、鋼板3に代わってH形鋼や山形鋼などの形鋼をコンクリート構造物に接合してもよく、また、アルミなどの他の金属からなる部材や、炭素繊維強化プラスチックなどの金属以外からなる部材を接合してもよい。
また、上記の実施の形態では、既存のコンクリート構造物10にあと施工アンカー1を設置して鋼板3を接合しているが、新設のコンクリート構造物にコンクリートの打設と共に埋設されるアンカー部材に本実施の形態による定着部を形成して、鋼板3を接合してもよい。
また、上記の実施の形態では、あと施工アンカー1の先端部に定着部12が設けられているが、定着部12をあと施工アンカー1の先端部に設けずに、定着部12からあと施工アンカー1の先端部が突出する形状としてもよい。
また、上記の第一の実施の形態では、あと施工アンカー1の定着部12に板状の頭部14を設けているが、頭部14は、軸部13よりも太い形状であれば、板状でなく半球状や略半球状、皿型状などの他の形状としてもよい。
また、上記の第一の実施の形態の各変形例のあと施工アンカー1の定着部12を、軸部23にリブ24が形成された第二の実施の形態によるあと施工アンカー21の定着部22としてもよい。
また、本実施の形態では、コンクリート構造物は鉄筋コンクリートの建物などとしているが、建物に代わってコンクリート製の工作物や部材などとしてもよい。
2 孔部
3 鋼板(被接合部材)
4、31、41、51 貫通孔
5 グラウト材(充填材)
10 コンクリート構造物
12、22 定着部
14 頭部(凸部)
Claims (4)
- コンクリート構造物に鋼材などの被接合部材を接合する構造であって、
前記コンクリート構造物に定着部を突出させた状態で埋設されるアンカー部材と、
前記被接合部材に形成されて、前記アンカー部材の定着部が挿入される貫通孔と、
前記貫通孔内に充填される充填材と、を備え、前記定着部は側面に凸部を備えて、前記貫通孔は前記定着部の外径よりも大きく形成されると共に、前記コンクリート構造物への接合面側から反対側に向かって内径が大きくなることを特徴とする被接合部材のコンクリート構造物への接合構造。 - 前記定着部は、前記アンカー部材の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の被接合部材のコンクリート構造物への接合構造。
- 前記定着部の凸部は、前記定着部の軸方向に直交する板状の部材によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の被接合部材のコンクリート構造物への接合構造。
- 前記貫通孔は、前記コンクリート構造物への接合面側から反対側に向かって径が大きくなるテーパー形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の被接合部材のコンクリート構造物への接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009052422A JP5207070B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009052422A JP5207070B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010203189A JP2010203189A (ja) | 2010-09-16 |
| JP5207070B2 true JP5207070B2 (ja) | 2013-06-12 |
Family
ID=42964936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009052422A Expired - Fee Related JP5207070B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5207070B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6226177B2 (ja) * | 2013-09-10 | 2017-11-08 | 清水建設株式会社 | 鋼管接合構造 |
| CN111456450B (zh) * | 2020-05-28 | 2025-04-04 | 四川省建筑科学研究院有限公司 | 植筋锚固结构及植筋锚固施工方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS522244Y2 (ja) * | 1973-08-16 | 1977-01-19 | ||
| JP3233259B2 (ja) * | 1996-04-26 | 2001-11-26 | 株式会社アルテス | U字形アンカーボルトを用いた鉄骨柱脚 |
| JP3032052U (ja) * | 1996-06-05 | 1996-12-13 | タカラ技研株式会社 | 橋脚補強工事の施工装置 |
| JP2005023769A (ja) * | 2003-07-03 | 2005-01-27 | Takumi Orimoto Structural Engineering & Associates | 大きなボルト孔を有するベースプレートとアンカーボルトの固定方法 |
| JP4718947B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-07-06 | 大成建設株式会社 | 定着部材の定着構造 |
-
2009
- 2009-03-05 JP JP2009052422A patent/JP5207070B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2010203189A (ja) | 2010-09-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20090169332A1 (en) | Anchor Integrated Liner and Machine Installation Method | |
| KR20100037696A (ko) | 매입형 앵커 및 그 설치방법 | |
| JP5207070B2 (ja) | 被接合部材のコンクリート構造物への接合構造 | |
| JP6236974B2 (ja) | 地盤アンカーおよび地盤アンカーの構築方法 | |
| KR102349866B1 (ko) | 건식공법용 연결철물, 그 연결철물을 이용한 프리캐스트 콘크리트 컬럼과 프리캐스트 콘크리트 거더의 결합구조 및 시공방법 | |
| JP6909380B2 (ja) | ラグスクリューボルトの連結構造及び連結方法 | |
| JP7261658B2 (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合方法 | |
| JP5711035B2 (ja) | アンカー及びアンカーの固定方法 | |
| JP7705626B2 (ja) | 鉄骨工場建屋のコンクリート基礎におけるアンカーボルト追加による柱脚部の耐震補強方法 | |
| KR101549394B1 (ko) | 충전형 앵커 소켓 | |
| JP2013217141A (ja) | 既設コンクリート構造物の増幅補強構造及び増幅補強方法 | |
| JP3771177B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨柱との接合構造、およびその接合方法 | |
| JP5717983B2 (ja) | 部材の接合構造、建物、及び部材の接合方法 | |
| CA2714264A1 (en) | Fastening element and method for producing a fastening element | |
| JP2009299267A (ja) | プレキャストコンクリート構造部材接合構造、及びプレキャストコンクリート構造部材の接合方法 | |
| JP2015092054A (ja) | 木造建築物の補強構造 | |
| JP2010242392A (ja) | 耐震補強構造 | |
| JP5369373B2 (ja) | 鉄筋の定着構造、鉄筋の定着方法、pc部材の接合構造、pc部材の接合方法 | |
| KR101424347B1 (ko) | 신·구 콘크리트 접합용 전단 앵커 및 이를 이용한 신·구 콘크리트 접합방법 | |
| KR200275042Y1 (ko) | 노후된 콘크리트 구조물의 덧붙임 콘크리트 이음 보강장치 | |
| JP5771467B2 (ja) | 建物ユニット位置決め構造および建物ユニット位置決め方法ならびにユニットガイドの設置方法 | |
| JP5525884B2 (ja) | 補強材の継手構造及びその継手構造の構築方法 | |
| KR200377078Y1 (ko) | 너트가 부착된 매입용 앵커 | |
| KR101249129B1 (ko) | 나사산 철근을 이용한 기초 앵커 볼트 | |
| JP7841701B2 (ja) | 固定金具および接合方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110623 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120827 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130108 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130206 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5207070 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |