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JP5208718B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description

本発明は、ヒンジキャップ、とくに、廃棄時に、容器から簡単に分別できるヒンジキャップに関するものである。
内容液を充填した容器口筒部に打栓するキャップにおいて、内容液を全て使用した後に、容器とキャップを分別廃棄できるキャップは、従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平07−8253号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のキャップでは、キャップ本体(注出栓B)の外周筒部(周壁2)の一部(破断除去部12または摘み片20)を引張り、外周筒部の全体に対して一部のみを変形させているだけであるので、キャップ本体(注出栓)を容器(びんA)の口筒部(口部Aa)から外す際に強い力が必要であった。
また、打栓の際に、キャップ本体の外周筒部(周壁2)内周の係合突部が、容器口筒部の係合突部外周面に当接し、摺動することにより、外周筒部が下部から押し上げられるとともに、押し広げられるので、弱化部(破断線3)が切断されることがあり、キャップ本体が容器口筒部から外れたり、キャップ本体と容器との密封性を悪くすることがあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器内の密封を安定して維持することができるとともに、キャップと容器を分別廃棄する際に、弱い力で簡単にキャップを外すことができるようにしたヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器口筒部に取着されるキャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、容器口筒部の外周には、係合突部が設けられ、キャップ本体は、注出筒と、上壁と外筒、内筒とを具えた係合筒部とからなっており、外筒は、外周壁部と連結壁部とからなっており、外周壁部は、容器口筒部に係合する上係合壁部と、上係合壁部の下端内縁に垂設され、上下方向で変形可能であるとともに、切断可能な横弱化壁部と、横弱化壁部の下端に垂設された下係合壁部とからなり、下係合壁部の内周には、上部が係合突部の下端に係合する係合突条が設けられ、連結壁部は、連結部と、連結部の側端から外周壁部の他側端まで延びる内壁部と、外壁部とを具え、外壁部の外周上端にはヒンジが連設され、内壁部と下係合壁部との連設部と、外壁部と連結部との連設部と、外壁部と上係合壁部との連設部とが切断可能なことを特徴とする構成を採用し、容器口筒部の実施例として、容器口筒部の係合突部は、一定の高さを有する平坦面によって構成されていることを特徴とする構成を採用する。
外壁部と連結部との連設部の実施例として、外壁部と連結部との間に間隙を形成するとともに、破断可能な弱化片により連設されていることを特徴とする構成を採用する。
容器口筒部に取着されるキャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、注出筒と、上壁と外筒、内筒と蓋係合部を具えた係合筒部とからなっており、外筒は、外周壁部と連結壁部とからなっており、外周壁部は、容器口筒部の係合面に一定の締め代をもって係合する上係合壁部と、切断可能な横弱化壁部と、下係合壁部とからなり、連結壁部は、外周壁部の片側端から延びる連結部と、連結部の側端の内側から外周壁部の他側端の内側まで延びる内壁部と、内壁部外周から間隔を置き、連結部の側端の外側から外周壁部の他側端の外側まで延びるとともに、外周上端にヒンジを連設する外壁部とを具え、内壁部と下係合壁部との連設部と、外壁部と連結部との連設部と、外壁部と上係合壁部との連設部とが切断可能であるので、上蓋を引張ることによって、それぞれの連設部および横弱化壁部を簡単に切断し、容器口筒部からキャップを弱い力でも簡単に取り外すことができた。
また、外筒の横弱化壁部が、上下方向で変形可能であるので、打栓時に、下係合壁部が押し上げられるとともに、押し広げられたとしても横弱化壁部が切断されることがなく、さらに、上係合壁部に下係合壁部の変形の影響がなく、上係合壁部と容器口筒部との密封性を確保することができ、高温充填の際に効果がある。
次に、本発明のヒンジキャップについて、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは容器Aの口筒部に打栓されるキャップ本体、Cはキャップ本体BにヒンジDを介して一体成形された上蓋である。
容器Aの口筒部1の外周上端部には、キャップ本体Bを装着する係合突部2が設けられている。
係合突部2の外周面は、平坦な係合面2aとなっている。
キャップ本体Bは、図1、2に示すように、注出筒5と、注出筒5の外側に連設され、容器の口筒部に装着される係合筒部6を具えている。
注出筒5の内周下部には、隔壁7が設けられており、隔壁7には、プルリング8aを具え、注出口を開口する除去部8が設けられている。
係合筒部6は、リング状の上壁9と、上壁9の内周縁に垂設される内筒10と、上壁9の外周縁に垂設され、外周上端の所定の位置にヒンジDが連設される外筒11と、上壁9の上部に立設され、上蓋Cと係合する蓋係合部12とからなっている。
内筒10の下端内方には、環状壁13が設けられ、環状壁13の内縁には、注出筒5が連設されている。
外筒11は、ヒンジDの反対側に周設される外周壁部14と、外周壁部14の両側端14a、14bをつなぐ、ヒンジD側の連結壁部15とからなっている。
外周壁部14は、上壁9に連設され、内周が容器Aの係合突部2の係合面2aに一定の締め代をもって係合する上係合壁部16と、上係合壁部16の下端内縁に垂設され、上下方向で変形可能であるとともに、切断可能な横弱化壁部17と、該横弱化壁部17の下端に垂設された下係合壁部18とからなっている。
下係合壁部18の内周には、上部が係合突部2の下端に係合する係合突条19が設けられている。
連結壁部15は、外周壁部14の側端14aから延びる連結部20と、連結部20の側端の内側と外周壁部14の側端14bの内側を連設する内壁部21と、内壁部21外周から間隔aを置いて、外周壁部14の側端14bの外側から連結部20の側端の外側に間隙bを形成するように延びる外壁部22とからなっている。
外壁部22の外周上端にはヒンジDが連設されている。
内壁部21と下係合壁部18との連設部には、切欠により形成された破断可能な下縦弱化部23が形成されている。
外壁部22と連結部20とは、破断可能な弱化片24を介して連設されている。
外壁部22と上係合壁部16との連設部には、破断可能な上縦弱化部25が形成されている。
上蓋Cは、頂壁30と、頂壁30の周縁に垂設される外周壁31とを具えており、頂壁30下面には、キャップ本体Bの注出筒5の内周上部に挿入される内筒32が垂設されている。
外周壁31の内周下部には、キャップ本体Bの係合筒部6の蓋係合部12と係合する係合部33が設けられている。
次に、本発明のヒンジキャップの作用効果について説明する。
本発明は、上蓋Cの外周壁31の係合部33とキャップ本体Bの係合筒部6の蓋係合部12とを係合させるとともに、上蓋Cの内筒32とキャップ本体Bの注出筒5とを係合させ、上蓋Cをキャップ本体Bに閉蓋した後、容器A内に内容液を充填し、口筒部1に閉蓋したヒンジキャップを上方から打栓する。
本発明のヒンジキャップは、キャップ本体Bの外筒11の外周壁部14に変形可能な横弱化壁部17を設けているため、打栓時のキャップ本体Bの下係合壁部18の内周の係合突条19が、容器Aの係合突部2の外面に摺接しながら下降していく際に、図3に示すように、横弱化壁部17で折れ曲がるので、下係合壁部18が上係合壁部16に対して押し上げられても、横弱化壁部17が切れてしまうことを防止することができる。
打栓後には、キャップ本体Bの係合筒部6の内筒10外周と、外筒11の内周により、容器Aの口筒部1を挟持するとともに、キャップ本体Bの係合突条19の上部が、容器A口筒部1の係合突部2下端部と係合し、キャップ本体Bの抜け落ちを防止して容器Aの口筒部1に装着される。
また、キャップ本体Bの外筒11の上係合壁部16の内周が容器Aの係合突部2の係合面2aに密着するので、係合面に密着する外筒の肉厚を最大限にとることが可能となり、高温充填されても熱による変形等を防止することができる。
内容液を全て使用した後、ヒンジキャップを容器から取外して分別廃棄する際には、まず、上蓋Cを開蓋した後、上蓋Cを把持して下後方に引張る。
上蓋Cを下後方に引張ると、ヒンジDを介して、キャップ本体Bの係合筒部6の外壁部22が引張られ、外壁部22と連結部20との弱化片24、および上係合壁部16との上縦弱化部25を切断していき、まず、上縦弱化部25が切断され、ついで、弱化片24が切断され、図4(a)に示すように、外壁部22が連結壁部15から離される。
次に、上蓋Cを横方向に引張ると、外壁部22とともに下係合壁部18の側端14b側が引張られ、下係合壁部18と内壁部21との下縦弱化部23を切断するとともに、上係合壁部16との横弱化壁部17を徐々に切断し、図4(b)に示すように、外筒11から下係合壁部18を引き離していく。
下係合壁部18が、外筒11から引き離されていくと、下係合壁部18内周下端の係合突条19と容器Aの係合突部2との係合が外れるとともに、下係合壁部18が連結壁部15を介して残部の外筒11に連結された状態となり、さらに、下係合壁部18を上方に引張ると、キャップ本体Bが、容器Aの口筒部1から簡単に外れて分別廃棄することができる。
本発明は、ヒンジキャップにおいて、打栓時のヒンジキャップの変形によるキャップの破損を防止し、打栓後の容器内の密封を保つことができるとともに、上蓋を引張ることによって、簡単にヒンジキャップを容器口部から取外して、分別廃棄することができるので、各種の内容液の容器の分別廃棄可能のヒンジキャップとして、広く利用することができる。
本発明ヒンジキャップの説明図で、(a)は断面側面図、(b)は下面図である。 キャップ本体の説明図で、(a)はヒンジ側の側面図、(b)は上面図である。 打栓時のキャップ本体の要部の説明図で、(a)は容器口筒部にキャップ本体の係合突条が摺動時、(b)は摺動終了時である。 上蓋を引張った時の説明図で、(a)外壁部が連結壁部から離れた時、(b)は横弱化部切断時である。
符号の説明
A 容器
B キャップ本体
C 上蓋
D ヒンジ
a 間隔
b 間隙
1 口筒部
2 係合突部
2a 係合面
5 注出筒
6 係合筒部
7 隔壁
8 除去部
8a プルリング
9 上壁
10 内筒
11 外筒
12 蓋係合部
13 環状壁
14 外周壁部
14a、14b 側端
15 連結壁部
16 上係合壁部
17 横弱化壁部
18 下係合壁部
19 係合突条
20 連結部
21 内壁部
22 外壁部
23 下縦弱化部
24 弱化片
25 上縦弱化部
30 頂壁
31 外周壁
32 内筒
33 係合部

Claims (3)

  1. 容器口筒部に取着されるキャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
    容器口筒部の外周には、係合突部が設けられ、
    キャップ本体は、注出筒と、上壁と外筒、内筒とを具えた係合筒部とからなっており、
    外筒は、外周壁部と連結壁部とからなっており、
    外周壁部は、容器口筒部に係合する上係合壁部と、上係合壁部の下端内縁に垂設され、上下方向で変形可能であるとともに、切断可能な横弱化壁部と、横弱化壁部の下端に垂設された下係合壁部とからなり、
    下係合壁部の内周には、上部が係合突部の下端に係合する係合突条が設けられ、
    連結壁部は、連結部と、連結部の側端から外周壁部の他側端まで延びる内壁部と、外壁部とを具え、外壁部の外周上端にはヒンジが連設され、
    内壁部と下係合壁部との連設部と、外壁部と連結部との連設部と、外壁部と上係合壁部との連設部とが切断可能なことを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 容器口筒部の係合突部は、一定の高さを有する平坦面によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 外壁部と連結部との間に間隙を形成するとともに、破断可能な弱化片により連設されていることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジキャップ
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