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JP5214959B2 - 逆止弁装置 - Google Patents
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Description

この発明は、逆止弁ユニットを交換可能に内蔵した逆止弁装置に関するものである。
逆止弁ユニットを交換可能に内蔵した逆止弁装置は、例えば特許文献1の図5・6に示されており、両端に一次・二次側の接続口を有し、上下方向に貫設した内部通孔を介してその二次側を垂直方向の弁室とすると共に、弁室の上端を開口して投入口を開設してなる本体と、投入口に着脱可能に取り付けられる蓋と、前記弁室に取出し可能に内蔵した逆止弁ユニットとからなる。
この構成において逆止弁ユニットは、ボール弁体を円筒状のバスケットに収容したボール式逆止弁であり、流れが正常な場合、一次圧や浮力によってボール弁体が浮上して通孔を開弁する一方、逆流が生じた場合には、逆圧(二次圧)や自重によってボール弁体が落下し、通孔を閉弁するものである。そして、配管を分解せずとも、本体から蓋を外すだけで逆止弁ユニットを取り出すなどのメンテナンスが行え、必要であれば新しい逆止弁ユニットに交換することができる。
特開平7−280114号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、メンテナンスに際して、蓋を取り外す作業は市販の工具を用いて比較的簡単に行い得るものの、蓋を取り外すだけではユニット式の逆止弁が本体に残留するため、蓋の取り外しとは別に、逆止弁を取り出す作業が必要であった。この点、水道配管では、水道メータの二次側に逆止弁を接続したメータボックスを地中に埋設するが、その逆止弁として上記構成の逆止弁装置を採用した場合、本体から内蔵の逆止弁ユニットを取出し、交換するためには、狭小空間であるメータボックスに手を突っ込んで無理な体勢での作業が強いられていた。特に、寒冷対策としてメータボックスを通常よりも深く(例えば60cm程度)埋設している場合には、その作業はより困難なものであった。
本発明は上述した課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、逆止弁ユニットを容易に取り出すことができ、メンテナンスをより簡単に行い得る逆止弁装置を提供することである。
上述した目的を達成するために本発明では、従来技術を改良して、内蔵の逆止弁ユニットを蓋と一緒に脱着可能に構成する手段を採用した。即ち、本発明は、一次側および二次側の接続口を水平方向に備え、二次側内部に垂直方向に弁室を形成すると共に、当該弁室の上端を開口した本体と、この本体の前記弁室に前記開口を介して取出し可能に内蔵するボール弁体を含む逆止弁ユニットと、前記弁室を密封可能に前記開口に脱着する蓋と、この蓋と前記逆止弁ユニットを垂直方向に一体に連結するジョイントとからなる。
逆止弁ユニットは、側面に流路を確保した円筒状のバスケットと、このバスケットの下面に設けた弁座とからなり、前記バスケットの内部にボール弁体を収容してなることが好ましい。
また、ジョイントは、蓋と逆止弁ユニットのバスケットを分離可能に連結する構造が好ましいが、特に、逆止弁ユニットが挿通可能な雌ネジ孔の下縁内周に内向きのフランジを形成した袋ナット状に構成する一方、逆止弁ユニットは、バスケットの上縁にジョイントの前記内向きフランジと係止可能な外向きのフランジを設けてなり、さらに、蓋の下部にはジョイントの前記雌ネジ孔と螺合する雄ネジを形成することが好ましい。
これとは別に、ジョイントは、逆止弁ユニットのバスケットの上端に一体化されたナットであり、蓋には前記ジョイントの雌ネジと螺合する雄ネジを形成することが好ましい。
蓋に弁室と連通可能な圧逃し孔を穿設すると共に、この圧逃し孔に栓体を着脱可能に設けることが好ましい。
本発明の逆止弁装置は、ジョイントによって密封蓋と逆止弁ユニットを連結した構成であるため、密閉蓋を取り出せば、これと一緒に逆止弁ユニットも取り外すことが可能となり、逆止弁ユニットの交換やメンテナンスの作業性が向上する。また、逆止弁ユニットとしてボール式逆止弁を採用することによって、構造が簡単で高い逆流防止機能を得ることができる。また、袋ナット状のジョイントを採用すれば、逆止弁ユニットおよび蓋を従来構造から若干変更するだけで済む。一方、ジョイントを逆止弁ユニットのバスケットに一体かしたものにあっては、部品点数を少なくでき、本体への組み付けや分解を少ない工数で行うことができる。さらに、蓋に圧抜き栓を設けたものは、密閉蓋を安全に且つ容易に取り外すことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態に係る逆止弁装置の組立断面図であり、1は本体、2は蓋、3は圧抜き栓、4は逆止弁ユニット、5はジョイントである。
各部材の構成を、分解断面図を図2を併用して詳述すると、先ず、本体1は、水平方向の両端に一次側および二次側の接続口1a・1bを備え、その内部には一次側接続口1aの口軸と直交して通孔1cを貫設した座1dを形成すると共に、通孔1cの二次側に円筒状の弁室1eを垂直方向に形成している。また、弁室1e上端を開口して弁室1eと連通する投入口1fを形成すると共に、この投入口1fの内周にはパッキン溝1gを形成し、さらにその下方には雌ネジ1hを刻設している。なお、本実施形態では、一次側接続口1aと二次側接続口1bをこれら口軸が水平方向に同軸上に設けているが、二次側流路は本体内部において弁室1eの側方から90度下方に屈曲している。そして、当該構成によって、本実施形態の弁装置は、いわゆる横配管に適用するものである。
蓋2は、弁室1eを密閉可能に本体1の前記投入口1eに脱着するものであり、下部を下方に延長した胴部周面にはパッキン溝1gに水密に係合するOリング部2aを設けると共に、投入口1eの雌ネジ1hに螺合する雄ネジ2bを刻設しており、さらにこの雄ネジ2bの下方には、縮径段部を介して下段雄ネジ2cを刻設している。また、蓋2の胴部下面には弁室1eと同径の凹陥部2dが形成され、蓋2を本体1に取り付けた状態で、弁室1eを上方に延長するように構成している。また、圧抜き栓3は、蓋2の上面から凹陥部2dまで貫設し、弁室1eと外部とを連通可能とした雌ネジ孔2eに螺合するネジに構成している。なお、この蓋2は、既存の工具によって脱着可能で、例えば、レンチ等に対応して上面に角軸2fを設けた設けたものである。
次に逆止弁ユニット4は、本体1の弁室に取出し可能に内蔵するもので、この実施形態の場合、ボール式逆止弁を採用したものである。即ち、この逆止弁ユニット4は、上下面および側面を開放して流路を確保した円筒状のバスケット4aにボール弁体4bを昇降自在に収容したものである。また、バスケット4aの下面には、弁体4bの弁座4cを設けると共に、当該下部を本体1の座1dに水密に嵌合するように構成している。さらに、バスケット4bの上端外周には外向きのフランジ4dを形成している。
そして、ジョイント5は、上記逆止弁ユニット4を蓋2の下部に垂直方向に一体に連結するものであって、この実施形態の場合、袋ナット状に構成している。即ち、ジョイント5は、外周にローレット6を形成した円筒部材の下端に逆止弁ユニット4の外向きフランジ4dが係止可能な内向きのフランジ5aを形成すると共に、その中心孔に蓋2の下段雄ネジ2cと螺合する雌ネジ5bを刻設してなる。ジョイント5の中心孔(雌ネジ孔)は、外向きフランジ4dを除いて逆止弁ユニット4が挿通可能な径に設定される。
上記構成からなる逆止弁装置によれば、配管の流れが正常な場合、一次側からの流体圧力や浮力により、逆止弁ユニット4のボール弁体4bが浮上して弁座4cから離脱し、通孔1cを開弁する一方、これとは逆の流れが発生すれば、弁体4bが二次圧または自重により弁座4cに着座することで通孔1cを閉弁し、逆流を防止する。
そして、本装置をメンテナンスするには、本装置を配管から取り外すことなく、図3に示した手順により行い得る。即ち、先ず、一次側の元栓を閉めるなどして配管の流れを止めた状態とし、蓋2から圧抜き栓3を外すことで装置内の封入圧を開放する(図3(a)参照)。これによって、次の蓋2の取り外し作業を安全且つ容易に行う。装置内の封入圧を開放した後、既存の工具を用いて蓋2を回し、本体1からの取り外し作業を行う(図3(b)参照)。このとき、逆止弁ユニット4はジョイント5によって蓋2と結合しているため、蓋2の取り外しと同時に、本体1から逆止弁ユニット4の引き抜き作業も完了する。なお、本装置が深埋設されている場合は、適宜工具に延長ツールを接続して蓋2の取り外し作業を行う。
取り外した蓋2から逆止弁ユニット4を分離するには、ジョイント5を回して蓋2との螺合を解除する(図3(c)参照)。このとき、ジョイント5の外周にはローレット6が設けられているため、工具を用いることなく、手回しでジョイント5を蓋2から取り外すことができる。
ここでジョイント5と逆止弁ユニット4は、互いのフランジ4d・5aが係止しているだけであるから、ジョイント5から逆止弁ユニット4を簡単に引き抜くことができ、短時間で分解作業が完了する(図3(d)参照)。
この分解状態で、本体1は投入口1eによって内部点検でき、蓋2のOリングなど各種パッキン類、逆止弁ユニット4の弁体を点検した後、必要であればこれらを交換する。この中には、もちろん逆止弁ユニット4を含む。そして、上記と逆の手順によって、本体1に部材を組み込むことができる。
なお、上記実施形態では、逆止弁ユニット4としてボール式逆止弁を採用したが、スプリング式逆止弁など、上記本体1に対応して通孔を開閉し得るユニット構造であれば、他の弁構成を採用することも可能である。また、蓋2の本体1に対する取付構造をネジ式としたが、内圧等によって蓋が不用意に外れない構成であれば、他の脱着構造を採用することも可能である。さらに、ジョイント5を逆止弁ユニット4と別体に構成したが、一体構成とすることも可能である。この場合、逆止弁ユニット4のバスケットの一端にジョイント5を一体成形すればよい。
本発明の一実施形態に係る逆止弁装置の組立断面図 同、分解断面図 同、分解手順を示した説明図
符号の説明
1 本体
2 蓋
3 圧抜き栓
4 逆止弁ユニット
5 ジョイント
6 ローレット

Claims (4)

  1. 一次側および二次側の接続口を水平方向に備え、二次側内部に垂直方向に弁室を形成すると共に、当該弁室の上端を開口した本体と、この本体の前記弁室に前記開口を介して取出し可能に内蔵するボール弁体を含む逆止弁ユニットと、前記弁室を密封可能に前記開に脱着する蓋と、この蓋と前記逆止弁ユニットを垂直方向に一体に連結するジョイントとからなり、
    前記逆止弁ユニットは、側面に流路を確保した円筒状のバスケットと、このバスケットの下端に設けた弁座とからなり、前記バスケットの内部にボール弁体を収容してなり、
    また、前記ジョイントは、蓋と逆止弁ユニットのバスケットを分離可能に連結するものであって、
    当該ジョイントは、逆止弁ユニットが挿通可能な雌ネジ孔の下縁内周に内向きのフランジを形成した袋ナット状に構成する一方、前記逆止弁ユニットは、バスケットの上縁にジョイントの前記内向きフランジと係止可能な外向きのフランジを設けてなり、さらに、前記蓋の下部にはジョイントの前記雌ネジ孔と螺合する雄ネジを形成したことを特徴とする逆止弁装置。
  2. 蓋に弁室と連通可能な圧逃し孔を穿設すると共に、この圧逃し孔に栓体を着脱可能に設けた請求項記載の逆止弁装置。
  3. 一次側および二次側の接続口を水平方向に備え、二次側内部に垂直方向に弁室を形成すると共に、当該弁室の上端を開口した本体と、この本体の前記弁室に前記開口を介して取出し可能に内蔵するボール弁体を含む逆止弁ユニットと、前記弁室を密封可能に前記開に脱着する蓋と、この蓋と前記逆止弁ユニットを垂直方向に一体に連結するジョイントとからなり、
    前記逆止弁ユニットは、側面に流路を確保した円筒状のバスケットと、このバスケットの下面に設けた弁座とからなり、前記バスケットの内部にボール弁体を収容してなり、
    蓋に弁室と連通可能な圧逃し孔を穿設すると共に、この圧逃し孔に栓体を着脱可能に設けたことを特徴とする逆止弁装置。
  4. ジョイントは、蓋と逆止弁ユニットのバスケットを分離可能に連結する請求項記載の逆弁装置。
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