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JP5216750B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置、特に、その画像形成装置に搭載されたクリーニング装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらを機能的に備えた複合機といった電子写真プロセスによる画像形成装置には、感光体から転写紙に転写しきれなかった残留トナーを除去するクリーニング方式として、感光体の表面にカウンタ方向で接触させて残留トナーを掻き取るウレタンゴム等の板状弾性体からなるクリーニングブレードを備えたクリーニング装置を配置したものが周知である。
この際、クリーニングブレードによる残留トナーの掻き取り除去だけではクリーニング性能が不足するため、クリーニングブレードよりも感光体の回転方向上流側で感光体の表面と接触することで残留トナーを除去する弾性体ローラや毛ブラシローラといったクリーニングローラを設置したものが知られている。
また、感光体に、硬度が非常に高く、長寿命・低摩耗を実現したアモルファスシリコン感光体を用いた画像形成装置の場合には、感光体の表面への帯電工程によって発生する放電生成物を除去するために、トナーに研磨粒子を外添し、感光体とクリーニングローラとのニップ部にトナーを介在させてクリーニングローラにトナーを付着させつつ感光体との接触回転で感光体の表面を研磨するものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
さらに、このようなクリーニングローラを配置した場合には、クリーニングローラに付着した残留トナーのトナー量を規制するために、クリーニングローラに当接するスクレーパを配置するのが望ましい。
そして、クリーニングローラやクリーニングブレードによって感光体の表面から除去した残留トナーは、回収容器に回収される。また、回収容器に回収された残留トナーは、回収容器内に配置された螺旋(スクリュー又はスパイラル)形状の回転体であるトナー回収体によってクリーニング装置の奥行き方向に搬送され、回収されるのが一般的である。
一方、近年の複写機やプリンタは、画像形成時に転写紙の搬送経路を短くし画像形成時間を短縮している。
この転写紙の搬送経路を短くする構成として、転写紙を重力方向垂直上方に向けて搬送する縦紙搬送経路が多く採用されており、上述したクリーニング装置は、感光体に対して重力方向垂直上方に設置されることとなる(例えば、特許文献2参照)。
そのため、トナー回収体は、クリーニングブレードの近傍に設置して、でき得る限り感光体の表面とクリーニングブレードとの当接部位へのトナーストレスを軽減する構成とするのが望ましい。
また、クリーニングローラの表面に付着した残留トナー量を規制するため、クリーニングローラの表面にカウンタ方向で当接するスクレーパを配置するのが望ましい(例えば、特許文献3参照)。
このように、感光体に対して垂直上方に配置されたクリーニング装置を用いた場合、残留トナーを除去するクリーニングローラの近傍には、残留トナーが重力下方、即ち、クリーニングローラとクリーニングブレードとの間の感光体の表面(上面)付近に溜まり易く、結果的に、残留トナーが常時堆積することとなる。
この際、上述したスクレーパは、そのスクレープ位置を残留トナーの堆積面よりも下方に設定してしまうと、残留トナーと一緒に混入してくる転写紙の紙粉(繊維)等がスクレーパに噛み込み易くなる。
このような紙粉等を噛み込んでしまうと、クリーニングローラの表面に筋状のクリーニング(摺擦)不良が発生し、このまま画像形成処理を継続してしまうと感光体の研磨ムラとなり、画像スジの発生要因となってしまう。
そこで、このようなトナーストレスを軽減のため、クリーニングローラとトナー回収体との間のクリーニングブレードの上方に、トナー水面を下降させると共にクリーニングローラで除去した残留トナーをトナー回収体側に搬送するトナー搬送体を配置することが考えられる。
このトナー搬送体は、螺旋体、平面羽形体、断面楕円ローラ体等が用いられているが、何れの場合においても、回転体が用いられる。
特開平10−063157号公報 特開2005−049620号公報 特開2008−233664号公報
しかしながら、単に回転体であるトナー搬送体を配置しただけでは、トナー回収体側に搬送した残留トナーがトナー搬送体とトナー回収体との配置やトナー搬送体とトナー回収体との回転方向によって搬送効率が大きく変化してしまうばかりでなく、これらの配置や回転方向によっては逆流する力が発生してしまい、クリーニングブレードの近傍のトナー圧上昇を引き起こし、クリーニング不良や感光体のリーク破壊の要因となってしまうといった問題が生じていた。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、転写紙に転写する画像が形成される感光体と、該感光体よりも重力方向上方に配置されたクリーニング装置と、を備えた画像形成装置において、前記クリーニング装置は、前記感光体の表面に該感光体の回転方向とカウンタ方向で当接して転写後の残留トナーを掻き落とす弾性板状のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードよりも前記感光体の回転方向の上流側で前記感光体の表面に当接回転して前記感光体の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニングローラと、前記クリーニングローラ及び前記クリーニングブレードによって前記感光体の表面から除去された残留トナーを残留トナー回収タンクに回収するトナー回収体と、前記クリーニングローラと前記トナー回収体との間に配置されて前記トナー回収体に向けて除去後の残留トナーを搬送するトナー搬送体と、前記トナー搬送体に当接して残留トナーが前記クリーニングローラ側に再搬送されないように配置された逆流防止弾性シートと、を備え、前記トナー回収体の回転方向は前記トナー搬送体との最近接部で重力方向下方に移動する方向に設定されていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記クリーニングローラの表面にカウンタ方向で当接して前記クリーニングローラの表面に付着した残留トナー量を規制するスクレーパを備え、前記スクレーパの前記クリーニングローラの表面への当接点を前記クリーニングローラの重力方向最上部位置よりも前記クリーニングローラの回転方向上流側に配置すると共に、前記スクレーパの前記クリーニングローラへの当接点よりも前記トナー搬送体の水平方向中心位置を重力方向低位置に配置したことを特徴とする。
この際、前記トナー搬送体は、断面形状が楕円の回転体であるのが好ましい。
また、前記トナー回収体の下方にトナー保持面を配置し、該保持面には、前記トナー回収体の軸中心を通る垂線と前記保持面との交点よりも前記トナー搬送体側に水平若しくは上方に傾斜して設けられているのが好ましい。
さらに、前記トナー回収体の下方にトナー保持面を配置し、該保持面の前記クリーニングブレード側端部には、前記トナー回収体の軸中心を通る垂線と前記保持面との交点よりもトナー搬送体側に残留トナーの逆流を防止する突壁が設けられているのが好ましい。
本発明の画像形成装置は、残留トナーの搬送効率を安定化し得て、しかも残留トナーの逆流を防止することができ、よってクリーニング不良や感光体のリーク破壊を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置としての複合機の説明図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る他のクリーニング装置の拡大断面図である。
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、複合機に適用し、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は、本発明の画像形成装置における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置としての複合機の説明図、図2は本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の要部の断面図、図3は本発明の一実施形態に係るクリーニング装置の拡大断面図、図4は本発明の一実施形態に係る他のクリーニング装置の拡大断面図である。
(複合機の全体構成)
図1において、1は複写機・プリンタ・ファクシミリ・スキャナーの各機能を具備した画像形成装置としての複合機である。
複合機1は、装置本体2の前面(紙面手前)から引き出し可能な給紙トレイ3と、装置本体2の側面に設けられた手差し給紙トレイ4と、複写機・ファクシミリ・スキャナーとして原稿を読み取るための自動原稿送り装置5と、自動原稿送り装置5を利用して読み取った原稿の読取データ又は図示を略するパーソナルコンピュータ等から出力された出力データに基づく画像データに応じてレーザ光(図示せず)を照射する露光デバイス6と、給紙トレイ3又は手差し給紙トレイ4から送られてきた転写紙(図示せず)の表面にトナー画像を形成する画像形成部7と、そのトナー画像を転写紙表面に定着する定着部8と、画像定着済みの転写紙を排出する排出部9と、画像形成装置のメインスイッチ10と、装置本体2の前面上向きに配置された液晶パネルスイッチ等の表示部11と、を備えている。
露光デバイス6は、画像形成処理等に関わる各種駆動制御のための制御回路やメモリ等(図示せず)で処理された画像データに基づいてレーザ光を照射する。
画像形成部7は、露光デバイス6から照射されたレーザ光により静電潜像が形成される像担持体としてのアモルファスシリコン製のドラム状の感光体12と、感光体12に形成された静電潜像をトナー像に現像するための現像装置13と、現像装置13に補給用トナーを供給するトナー収納容器14とを備えている。
尚、トナー収納容器14は、装置本体2に対して着脱可能(交換可能)とされ、装置本体2の正面カバー(図示せず)を開放することによって装置本体2の前面からトナー収納容器14の着脱を行えるようになっている。
また、図2に示すように、感光体12の周囲には、感光体12の回転方向(図示矢印参照)に沿う画像形成プロセス順に、帯電デバイス15・露光デバイス6(図2においてはレーザ光としてLBで示す)・現像装置13・転写デバイス(転写ローラ)16・クリーニングデバイス(クリーニング装置)17・除電デバイス18を備えている。
これにより、感光体12が図示しない駆動手段によって所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が帯電デバイス15によって所定の極性・電位に帯電される。
帯電後の感光体12は、その表面に露光デバイス6によって静電潜像が形成される。ここで、露光デバイス6は、パーソナルコンピュータ等から出力された印刷データに含まれる画像データに基づいて、感光体12の表面にレーザ光LBを照射し、感光体12の表面のレーザ光照射部分の電荷を除去して画像データに応じた静電潜像を形成する。
そして、感光体12の表面に形成された静電潜像は、現像装置13によって電荷を有するトナーが静電的に付着されて未定着トナー像として現像される。さらに、その未定着トナー像は、転写デバイス16によって転写紙に転写像として転写される。
この際、転写紙に未定着トナー像を転写した感光体12は、クリーニングデバイス17によって残留トナー等の除去処理が行われた後、次の画像形成時の帯電のために除電デバイス18により除電処理が施される。
(現像装置13の構成)
現像装置13は、内部にトナーを循環移動させつつ感光体12にトナーを供給するもので、トナー供給方向上流側から順に、一対のスパイラルフィーダ(攪拌ミキサー)19,20と、感光体12と対向する現像ローラ21とを回転可能に備えている。
また、現像装置13の内部には、スパイラルフィーダ19,20の間を隔絶する隔壁13aが形成されている。この隔壁13aの両端は、現像装置13の縦壁との間に隙間が形成されており、トナー補給口13bの下方に設けられたスパイラルフィーダ19により現像装置13の一方(図2の紙面奥行き方向)へとトナーが攪拌搬送(往路)された後に、この一方側の隙間で折り返されてスパイラルフィーダ20により現像装置13の他方(図2の紙面手前方向)へとトナーが攪拌搬送(復路)されてこの他方側の隙間で再び折り返される循環経路が構成されている。
さらに、現像装置13のトナー補給口13bの近傍の壁面には、現像装置13のトナー量を検出するトナーセンサ22が設けられている。
現像ローラ21は、その周面が感光体12の周面と対向するように配置されている。従って、現像ローラ21に範奏されつつあるトナーは、現像ローラ21を介して感光体12の周面に供給され、これによって感光体12の周面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナーセンサ22は、トナー補給口13bの近傍に設けられており、その出力信号に基づいてトナー補給口13b付近のトナー量が検出され、制御回路によってトナー収納容器14からのトナー補給量や補給タイミング等が制御される。
(トナー収納容器14の構成)
トナー収納容器14は、補給用トナーが収納されると共にトナー補給口13bと対向するトナー供給口23aが形成された容器本体23と、容器本体23の上面開口を閉成するコンテナカバー24とを備えている。また、トナー収納容器14の内部には、一対のトナー攪拌部材25,26と、トナー補給口13bから補給用トナーを排出させるスパイラルロッド27と、駆動モータ等の駆動源(図示せず)の駆動によってこれらトナー攪拌部材25,26及びスパイラルロッド27を回転させる動力伝達系を構成する駆動部28と、を備えている。
トナー攪拌部材25,26は、容器本体23の一方の側面(駆動部28側)から他方の側面に跨って設けられている。また、トナー攪拌部材25,26は、軸部29と、軸部29に設けられた複数の攪拌羽根30と、を備えている。
(クリーニングデバイス17)
転写工程後の残留トナーを回収するクリーニングデバイス17は、図3に示すように、感光体12の上部(重力方向上方)に設置され、これにより、転写紙搬送経路は、感光体12の図示左側面から上方に搬送される縦搬送方式となっている(図1参照)。
クリーニングデバイス17は、感光体12に向けて開放する筐体31と、この筐体31の感光体12の回転方向下流側の底面に固定されて感光体12の表面に感光体12の回転方向とカウンタ方向で当接して転写後の残留トナーを掻き落とす弾性板状のクリーニングブレード32と、クリーニングブレード32よりも感光体12の回転方向の上流側で感光体12の表面に当接回転して感光体12の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニングローラ33と、クリーニングローラ33及びクリーニングブレード32によって感光体12の表面から除去された残留トナーを残留トナー回収タンク(図示せず)に回収するトナー回収体34と、クリーニングローラ33とトナー回収体34との間に配置されてトナー回収体34に向けて除去後の残留トナーを搬送するトナー搬送体35と、トナー搬送体35にカウンタ方向で当接して残留トナーがクリーニングローラ33側に再搬送されないように配置された逆流防止弾性シート36と、クリーニングローラ33の表面にカウンタ方向で当接してクリーニングローラ33の表面に付着した残留トナー量を規制するスクレーパ37と、を備えている。
クリーニングブレード32は、本実施の形態においては、硬度70°、自由長10mm、厚さ2.2mmの板状ウレタンゴムからなり、感光体12への中心方向食込み量は1.2mmに設定している。
クリーニングローラ33は、本実施の形態においては、EPDM等の発泡体から構成されており、肉厚t=2mm、外径φ14mmである。また、クリーニングローラ33は、本実施の形態においては、感光体12に対して1.2倍の周速で回転している。尚、感光体12の周速は、100mm/secである。
トナー回収体34には、本実施の形態においては、スパイラル状のものが用いられている。また、トナー回収体34は、トナー搬送体35との最近接位置が下方に移動する方向に回転(図示矢印参照)する。
この際、トナー回収体34の重力方向下方には、筐体31の一部を利用して、トナー回収体34の軸中心を通る垂線P1と交差する位置からトナー搬送体35側に向かう領域Wの範囲で水平若しくは上方傾斜する保持面31aが形成されており、トナー回収体34の回転に伴う残留トナーの逆流を低減することができる。
具体的には、トナー回収体34はスパイラル状の羽の回転によって残留トナーを軸方向(紙面と直行する方向)に搬送する。この際、そのトナー回収体34によって搬送される残留トナーには、スパイラル状の羽の回転方向によってスパイラルの接線方向に搬送力を同時に受けることとなる。従って、この搬送力が働く領域であるトナー回収体34と筐体31の底面付近にトナー保持機能を有する領域Wを設けることでトナー搬送体34の下方の搬送力による逆流を低減することができる。
尚、図4に示すように、トナー回収体34の回転による残留トナーの逆流をより一層低減するため、トナー回収体34の下方の保持面31aよりもトナー搬送体35に近接した位置、具体的には、保持面31aのクリーニングブレード32側の端部にトナー回収体34の軸中心を通る垂線P1と保持面31aとの交点よりもトナー搬送体35側に残留トナーの逆流を防止するように保持面31aよりも上方に突出したトナー逆流防止爪部材38を配置することができる。
このトナー逆流防止爪部材38は、領域Wで示される保持面31aと併用しても良いし、保持面31aを形成せずに単独配置としても良い。また、トナー逆流防止爪38は、筐体31に保持面31aを形成する代わりに、保持面31aと同様の逆流防止効果を発揮するものである。この際、トナー逆流防止爪38は、その先端(図4の上端)がトナー搬送体35とは非接触でかつ逆流防止弾性シート36の先端(図4の下端)とは略対向した状態で離間することにより、後述する逆流防止弾性シート36の機能を阻害しないように配置される。これにより、トナー回収体34の回転による残留トナーの逆流を抑制することができる。
トナー搬送体35には、本実施の形態においては、表面が滑らかな(凹凸の無い)樹脂から構成され、その断面形状が楕円の回転体が用いられている。このトナー搬送体35の回転(図示矢印参照)により、クリーニングローラ33の近傍の残留トナーを積極的にトナー回収体34に向けて搬送し、クリーニングローラ33とトナー搬送体35との間における残留トナーの堆積面を下方に減少させている。
ここで、本実施の形態のようにトナー搬送体35を楕円形状としたのは、同じような回転動作でのトナー搬送を考えた場合、例えば、プレート状や羽状の回転体で構成したのでは、逆流防止用の逆流防止弾性シート36を配置するのが複雑となるからで、もっとも簡素かつ低コストな構成でトナー搬送を実現することができる。また、トナー搬送体35を真円形状としたのでは、逆流防止弾性シート36の配置は容易となるものの、残留トナーを搬送する力が極めて小さいものとなる。このように、トナー搬送能力を確保しつつ、逆流防止弾性シート36によってトナー搬送体35の表面に付着した残留トナーの除去及び残留トナーの逆流を防止することができる形状として楕円形状を採用した。
逆流防止弾性シート36は、本実施の形態においては、弾性を有する樹脂又はゴム等から平板状に形成されており、トナー回収体35側で且つトナー回収体35の回転中心よりも重力方向上方にて、その弾性変形によって断面楕円形状のトナー搬送体35の表面に常時カウンタ方向で接触している。これにより、トナー搬送体35のトナー回収体34側からクリーニングローラ33側に向けて回転する領域には、トナー搬送体35に付着した残留トナーの剥離と同時に逆流を遮断することができる。
スクレーパ37は、クリーニングローラ33と感光体12との当接部よりもクリーニングローラ33の回転方向下流側に配置されており、本実施の形態においては、厚さ80μmのSUS板を先端エッジ部でクリーニングローラ33に接触させている。これにより、スクレーパ37は、クリーニングローラ33と感光体12との当接部で残留トナーを介在して接触回転すると、その押圧力によりクリーニングローラ33の表面に付着した残留トナーを掻き落とすことができる。また、スクレーパ37は、クリーニングローラ33及びクリーニングブレード32の周りに除去した残留トナーが堆積すると、クリーニングローラ33の表面に除去した残留トナーが付着するため、この付着した残留トナーのトナー量を均一に規制する機能を具備している。さらに、スクレーパ37は、クリーニングローラ33の重力方向最上部位置P2よりも、クリーニングローラ33の回転方向の上流側(図示右側)に配置している。
このような構成においては、クリーニングブレード32、クリーニングローラ33、スクレーパ37で除去された残留トナーは、感光体12の回転力、クリーニングローラ33の回転力及び回転駆動によってトナー搬送体35を介してトナー回収体34へと搬送し、このトナー回収体34により紙面奥行き方向(又は手前方向)へと搬送され、クリーニングデバイスの外部に配置した残留トナー回収タンク(図示せず)に回収される。
この際、スクレーパ37は、クリーニングローラ33の重力方向最上部位置よりもクリーニングローラ33の回転方向の上流側に配置することによって、スクレーパ37に掻き取られた残留トナーが重力方向に自然落下することができる。
具体的には、本実施の形態においては、スクレーパ37のクリーニングローラ33との当接位置P3は、クリーニングローラ33の重力方向最上部位置P2よりも低く設定されている。また、トナー搬送体35の回転中心P4はスクレーパ37のクリーニングローラ33との当接位置P3よりも低い位置に設定している。
これにより、トナー搬送体35の上流側(クリーニングローラ33側)、並びに、トナー搬送体35の下流側(トナー回収体34側)での残留トナーの堆積面を不測な高位置となることを抑制することができる。
本実施の形態の構成と従来技術(トナー搬送体35及び逆流防止弾性シート36を配置しないもの)で説明した場合とで、感光体12の研磨ムラの発生有無を確認した。
この際、その確認方法としては、A4サイズの転写紙を6%の印字濃度で10万枚印字した後の残留トナーの堆積量と感光体12の研磨状態の確認とを行った。
従来技術のように、トナー搬送体35及び逆流防止弾性シート36を配置しないものでは、トナー回収体34が埋没するまで残留トナーが堆積してしまい、感光体12には筋状の研磨ムラが発生した。
これに対し、本実施の形態の構成では、残留トナーの堆積がトナー回収体34の略水平方向中心位置までに留まっており、感光体12の研磨ムラも発生しなかった。
これにより、本実施の形態で示した構成を採用することにより、感光体12の研磨ムラに対しても有効であることが判明した。
1…複合機(画像形成装置)
12…感光体
17…クリーニングデバイス(クリーニング装置)
32…クリーニングブレード
33…クリーニングローラ
34…トナー回収体
35…トナー搬送体
36…逆流防止弾性シート
37…スクレーパ
38…トナー逆流防止爪部材

Claims (5)

  1. 転写紙に転写する画像が形成される感光体と、該感光体よりも重力方向上方に配置されたクリーニング装置と、を備えた画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、
    前記感光体の表面に該感光体の回転方向とカウンタ方向で当接して転写後の残留トナーを掻き落とす弾性板状のクリーニングブレードと、
    該クリーニングブレードよりも前記感光体の回転方向の上流側で前記感光体の表面に当接回転して前記感光体の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラ及び前記クリーニングブレードによって前記感光体の表面から除去された残留トナーを残留トナー回収タンクに回収するトナー回収体と、
    前記クリーニングローラと前記トナー回収体との間に配置されて前記トナー回収体に向けて除去後の残留トナーを搬送するトナー搬送体と、
    前記トナー搬送体に当接して残留トナーが前記クリーニングローラ側に再搬送されないように配置された逆流防止弾性シートと、
    前記トナー回収体の下方において前記クリーニング装置の筐体の前記クリーニングブレード側端部に設けられ、前記トナー回収体の軸中心を通る垂線と前記筐体との交点よりもトナー搬送体側に残留トナーの逆流を防止する突壁と、
    を備え、
    前記トナー回収体の回転方向は前記トナー搬送体との最近接部で重力方向下方に移動する方向に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニングローラの表面にカウンタ方向で当接して前記クリーニングローラの表面に付着した残留トナー量を規制するスクレーパを備え、
    前記スクレーパの前記クリーニングローラの表面への当接点を前記クリーニングローラの重力方向最上部位置よりも前記クリーニングローラの回転方向上流側に配置すると共に、前記スクレーパの前記クリーニングローラへの当接点より前記トナー搬送体の水平方向中心位置を重力方向低位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー搬送体は、断面形状が楕円の回転体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー回収体の下方における前記筐体の一部を利用して保持面が形成され、該保持面は、前記トナー回収体の軸中心を通る垂線と前記保持面との交点よりも前記トナー搬送体側に水平若しくは上方に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記突壁は、前記トナー回収体の軸中心を通る垂線と前記保持面との交点よりもトナー搬送体側で、前記保持面よりも上方に突出して設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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