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JP5218655B2 - 不審者検出装置、不審者検出方法、および、不審者検出プログラム - Google Patents
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JP5218655B2 - 不審者検出装置、不審者検出方法、および、不審者検出プログラム - Google Patents

不審者検出装置、不審者検出方法、および、不審者検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、不審者を検出する不審者検出装置、不審者検出方法、および、不審者検出プログラムに関する。
近年、認証作業によってドアを解錠することで限られた人のみが、所定の部屋(セキュリティルーム)に入室できるようにした入退室システムが増えている。しかし、この入退室システムは、正規利用者が認証されてドアを開けた際に、認証された正規利用者に続いて不審者もセキュリティルームに入室できる共連れという問題がある。一方、この共連れの問題を解決するために、ドアの前にいる人物の認証状態を把握し、認証されていない人物がドアを通過すると不正通過者として検出する入退室システムがある。
特開2008−117264号公報 特開2008−197946号公報 特開2007−286872号公報 特開2008−152328号公報 特開2008−134729号公報 特開2004−240839号公報
早坂光晴、富永英義、小宮一三、"逆投影法とカルマンフィルタを用いた複数移動物体位置認識とその追跡"、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、2001年11月、Vol.101、No.421、pp.133-138、PRMU2001-132 中村克行、趙卉菁、柴崎亮介、坂本圭司、大鋸朋生、鈴川尚毅、"複数のレーザレンジスキャナを用いた歩行者トラッキングとその信頼性評価"、電子情報通信学会論文誌D−II、社団法人電子情報通信学会、2005年7月、Vol.J88-D2、No.7、pp.1143-1152
しかし、ドアの前にいる人物の認証状態を把握し認証されていない人物がドアを通過すると不正通過者として検出する入退室システムは非常にセキュリティが高いが、正規利用者が同伴者を伴う場合でも、この同伴者はセキュリティルームに入室することができない。また、このような入退室システムにおいて、正規利用者がこの同伴者をセキュリティルームに入室させるためには、一次的な認証登録が要求されるなど、利便性が悪い。
これに対して、入退室システムが、正規利用者が認証されるときにあらかじめ指定した領域内にいる人物を正規利用者の同伴者として認証することで、友人や知人を新たに登録せずにセキュリティルームへの入室を可能とする方式がある。しかし、この方式では、あらかじめ指定した領域内にいる人物は、正規利用者の同伴者として認証される。よって、正規利用者のそばにいる不正侵入者も認証されるため、その後、入退室システムは認証された不正侵入者を不正侵入者として検出できず、セキュリティが低下する。
本件開示の装置は、不審者を検出することを目的とする。
開示の不審者検出装置は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、開示の一態様は、
人物の位置を、人物ごとに検出可能な人物検出部と、
前記人物検出部で検出された人物の位置を継続的に追跡する人物追跡部と、
前記人物追跡部の追跡結果に基づき不審者を検出する不審者検出部と、を備え、
前記人物追跡部は、所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、前記認証時に前記認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とし、
前記不審者検出部は、前記同伴者が前記認証済者から所定の第1距離以上離間したときに、警告を発することを特徴とする不審者検出装置とする。
開示の一態様によれば、不審者を検出することができる。
図1は、不審者検出装置の例を示す図である。 図2は、監視システムの例を示す図である。 図3は、部屋および廊下の例を示す図である。 図4は、認証情報データベース122の例を示す図である。 図5は、人物情報データベース124の例を示す図である。 図6は、監視システムの動作フローの例(1)を示す図である。 図7は、監視システムの動作フローの例(2)を示す図である。 図8は、図3のような環境における利用者の例を示す図である。 図9は、人物情報データベース124の情報の変化の例を示す図である。 図10は、利用者が管理エリアに入る場合の例を示す図である。 図11は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。 図12は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。 図13は、図3のような環境における利用者の例を示す図である。 図14は、人物情報データベース124の情報の変化の例を示す図である。 図15は、利用者が管理エリアに入る場合の例を示す図である。 図16は、利用者1A及び利用者1Bが管理エリアに入った場合の例を示す図である。 図17は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。 図18は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。 図19は、監視システムの例を示す図である。 図20は、同伴可能距離変換テーブルの例を示す図である。 図21は、監視システムの動作フローの例(1)を示す図である。 図22は、監視システムの動作フローの例(2)を示す図である。 図23は、監視システムの例を示す図である。 図24は、部屋情報データベース126の例を示す図である。 図25は、監視システムの例を示す図である。 図26は、人物情報データベース125の例を示す図である。 図27は、監視システムの動作フローの例(1)を示す図である。 図28は、監視システムの動作フローの例(2)を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の実施形態の構成に限定されない。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1の不審者検出装置の例を示す図である。不審者検出装置500は、人物検出部501、人物追跡部502、不審者検出部503を含む。不審者検出装置500は、センサ510、外部装置520と接続される。
センサ510は、物体の位置を検出できる情報を取得できる。センサ510として、例えば、スチルカメラ、ビデオカメラ、マルチレーザスキャナ等が挙げられる。センサ510は、所定時間毎に、物体の位置を検出するための情報を不審者検出装置500に送信する。
人物検出部501は、人物の位置を人物毎に検出する。図1の例では、人物検出部501は、センサ510からの情報に基づいて、人物の位置を人物毎に検出する。
人物追跡部502は、人物検出部501で検出された人物の位置を継続的に追跡する。人物追跡部502は、所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、認証時に認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とする。
所定の第1条件として、例えば、不審者検出装置が有する認証情報と利用者が入力する情報とを照合して一致することが、挙げられる。また、所定の第1条件として、鍵などを使用して所定の扉を解錠することが、挙げられる。
認証済者に関連した所定の第2条件として、例えば、認証済者との距離が所定の第2距離未満であることが、挙げられる。
人物検出部501及び人物追跡部502は、1つの人物位置検出・追跡部として動作してもよい。
不審者検出部503は、人物追跡部502の追跡結果に基づき不審者を検出する。不審者検出部503は、人物追跡部502の追跡結果に基づいて、認証済者と同伴者との距離を計測する。不審者検出部503は、同伴者が認証済者から所定の第1距離以上離間したときに、その同伴者を不審者として、警告を発することができる。不審者検出部502は、外部装置520に不審者の位置を通知すること、不審者の現在の位置を外部装置520に表示すること等により、警告を発することができる。警告は、音、光、画面表示や、これらの組み合わせによって、示すことができる。
外部装置520は、不審者を検出したことを示す警告を出力する装置である。外部装置520として、例えば、鳴動をするスピーカ、点灯や点滅をするランプやライト、警告を表示するディスプレイなど、及び、これらの組み合わせが、挙げられる。
(実施形態1の作用効果)
実施形態1によると、不審者検出装置500が、所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、認証時に認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とすることができる。実施形態1によれば、不審者検出装置500が、人物追跡部502の追跡結果に基づいて、認証済者から所定の距離以上離れた同伴者を不審者として検出することができる。このため、不審者検出装置500は、同伴者を装い認証時に認証済者のそばにいた人物を、不審者として検出できる。
〔実施形態2〕
(構成例)
図2は、実施形態2としての監視システム10の構成例を示す図である。監視システム10は、不審者検出装置100、認証装置200、撮像装置300、ドア40、外部装置50を含む。
図3は、実施形態2の監視システム10が適用される部屋20および廊下30の例を示す図である。ここでは、部屋20が管理エリアであり、部屋20及び廊下30が監視エリアである。部屋20と廊下30とは、壁及びドア40によって、隔離される。ドア40が開くことにより、部屋20と廊下30とは連通する。ドア40は、通常、施錠される。廊下30のドア40の近傍には、認証装置200が設置される。撮像装置300は、監視エリアに存在する人物を撮影できるように、部屋20及び廊下30に設置される。図3の例では、4台の撮像装置300が設置されるが、撮像装置300の数は監視エリアに応じて決定できる。不審者検出装置100は、撮像装置300の出力信号を通信回線を通じて取得できる限り、部屋20や廊下30、その他の場所に設置され得る。
監視システム10は、監視エリアに存在する人物の位置を把握し、管理エリアに存在する不審者を検出する。監視エリアは、監視システム10が人物の位置を把握するエリアである。管理エリアは、監視システム10が不審者を検出するエリアである。監視エリアは、管理エリアを包含する。
図2に示す不審者検出装置100は、認証装置200による認証結果、撮像装置300による画像等に基づいて、不審者を検出する。
不審者検出装置100は、人物位置検出・追跡部102、認証部104、人物位置‐認証情報対応付け部106、認証済利用者‐同伴者対応付け部108、人物間距離計測部110、不審者発見部112を含む。また、不審者検出装置100は、認証情報データベース122、人物情報データベース124を含む。不審者検出装置100は、認証装置200及び撮像装置300に接続される。
人物位置検出・追跡部102は、人物を検出し追跡を行う。人物位置検出・追跡部102は、撮像装置300によって得られた画像(静止画像、動画像)から人物を検出し追跡を行うことができる。人物位置検出・追跡部102は、所定時間毎に撮像装置300から画像が入力される。人物位置検出・追跡部102は、撮像装置300から入力された画像から、監視エリアに存在するすべての人物の位置を検出する。人物位置検出・追跡部102は、人物の位置を追跡する。
人物位置検出・追跡部102は、入力された画像から検出された人物の位置とこの画像の直前に入力された画像の人物の位置との距離が所定の距離未満である場合、これらの人物が同一人物であるとみなすことができる。この所定の距離は、画像が人物位置検出・追跡部102に入力される時間間隔とこの時間間隔で人間が移動し得る距離とに基づいて定められる。人物位置検出・追跡部102は、入力された画像から検出された人物とこの画像の直前に入力された画像の人物とを対応付けることにより人物の追跡をできる。人物位置検出・追跡部102は、検出結果及び追跡結果を人物情報データベース124に格納する。人物位置検出・追跡部102は、同一人物とみなした人物の位置を、1つの追跡データIDのレコードとして、人物情報データベース124に格納する。
認証部104は、利用者が認証装置200に入力した情報と認証情報データベース122の情報とを照合する。認証部104は、照合の結果、利用者が認証装置200に入力した情報と認証情報データベース122の情報とが一致した場合、利用者を認証する。認証部104は、利用者が認証された場合、管理エリアのドア40の電子錠41の解錠を行う。
人物位置‐認証情報対応付け部106は、認証された利用者(認証済利用者)を示す認証情報と人物位置とを対応付ける。
認証済利用者‐同伴者対応付け部108は、人物情報データベース124から人物の現在の位置と認証状態とを読み出して、未認証者に対応する認証済利用者を決定する。
人物間距離計測部110は、人物情報データベース124から人物の位置を読み出して、認証済利用者とその同伴者と間の距離を計測する。
不審者発見部112は、人物間距離計測部110が計測した認証済利用者とその同伴者と間の距離に基づいて、管理エリアに存在する人物から不審者を検出する。不審者発見部112は、外部装置50に不審者の位置を通知すること、不審者の現在の位置を外部装置50に表示すること等により、警告を発することができる。
図4は、認証情報データベース122の例を示す図である。認証情報データベース122は、管理エリアに入ることができる利用者の情報を記憶している。認証情報データベース122は、各レコードに、利用者の認証情報を管理する利用者ID、登録済みの利用者の氏名、登録認証情報等を、記憶している。登録認証情報は、例えば、パスワード、生体情報などである。生体情報は、例えば、指紋情報、静脈情報、虹彩情報などである。
図5は、人物情報データベース124の例を示す図である。人物情報データベース124は、監視エリアに存在する人物の情報を記憶している。人物情報データベース124は、各レコードに、人物毎の追跡データを管理する追跡データID、追跡データが誰であるかを示す利用者ID、認証状態、対応認証済利用者ID、人物の現在の位置、移動軌跡(過去の位置)等を、記憶している。認証状態は、認証済者か、未認証者かを示す情報である。対応認証済利用者IDは、どの認証済利用者の同伴者であるかを示す情報である。
認証装置200は、管理エリア内に入る人物(利用者)から、利用者ID、パスワードなどの利用者を特定できる情報の入力を受け付ける。認証装置200は、管理エリアの入口の近傍に設置される。認証装置200は、利用者によって入力された情報を、不審者検出装置100に送信する。
認証装置200は、ディスプレイ上に利用者認証用のダイアログを表示し、利用者ID、認証情報等の情報の入力を、利用者から受け付けることができる。認証情報は、例えば、パスワード、生体情報などである。生体情報は、例えば、指紋情報、静脈情報、虹彩情報などである。
認証装置200の周辺は、監視エリアである。よって、認証装置200の周辺に存在する人物は、撮像装置300によって撮影される。
撮像装置300は、監視エリア内に存在する人物位置を把握するための画像を撮影する。撮像装置300は、監視エリアを撮影する。図2の例では、撮像装置300が2台であるが、これに限定されるものではない。撮像装置300は、監視エリア全体を撮影できるように、配置される。
撮像装置300は、所定のフレームレートで画像を撮影する。例えば、撮像装置300は、1/30秒毎に監視エリアを撮影し、1/30秒毎に静止画を取得できる。撮像装置300は、1/30秒毎に、静止画像を撮影できるスチルカメラであってもよく、動画像(ビデオ)を撮影できるビデオカメラであってもよい。撮像装置300は、例えば、監視エリアの天井に設置される。撮像装置300による撮影で得られた所定の画像形式の画像は、1/30秒毎に、有線または無線による通信で、不審者検出装置100に入力される。
ドア40は、監視エリアと管理エリアを隔てるドアである。ドア40は、電子錠41を有する。ドア40の電子錠41は、認証部104による開閉信号によって、ドア40の解錠、または、ドア40の施錠を行う。
外部装置50は、不審者を検出したことを示す警告を出力する装置である。外部装置50として、例えば、鳴動をするスピーカ、点灯や点滅をするランプやライト、警告を表示するディスプレイなど、及び、これらの組み合わせが、挙げられる。外部装置50は、不審者検出装置100に含まれてもよい。
不審者検出装置100は、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)のような汎用のコンピュータまたはサーバマシンのような専用のコンピュータを使用して実現可能である。
不審者検出装置100は、PC、ワークステーション(WS、Work Station)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、不審者検出装置100は、専用または汎用のコンピュータを搭載した可搬型の電子機器を使用して実現可能である。
コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Data Signal Processor)である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。
通信インタフェース装置は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、キーボードやポインティングデバイスのような入力装置や、ディスプレイ装置やプリンタのような出力装置を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。また、出力装置は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
不審者検出装置100を実現できるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、人物位置検出・追跡部102、認証部104、人物位置―認証情報対応付け部106、認証済利用者―同伴者対応付け部108、人物間距離計測部110及び不審者発見部112としての機能を実現する。一方、認証情報データベース122及び人物情報データベース124は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
(動作例)
図6及び図7は、監視システム10の動作フローの例を示す図である。図6の「A」及び「B」は、それぞれ、図7の「A」及び「B」と接続する。
監視システム10が起動すると、撮像装置300は、監視エリアを撮影し、撮影した画像を、不審者検出装置100の人物位置検出・追跡部102に送信する。
人物位置検出・追跡部102は、撮像装置300から画像を受信する。人物位置検出・追跡部102は、受信した画像から、監視エリアに存在するすべての人物の位置を検出する(図6:S101)。人物の位置を検出する方法としては、例えば、逆投影法とカルマンフィルタを用いる方法がある(例えば、非特許文献1)。人物位置検出・追跡部102は、監視エリアに存在する人物に対して、連続して追跡を行う。
人物位置検出・追跡部102は、新たに検出された人物毎に追跡データIDを割り当て、その人物の現在の位置と共に、人物情報データベース124に記録する。この時、人物位置検出・追跡部102は、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」として、人物情報データベース124に記録する。また、人物位置検出・追跡部102は、既に検出されている人物に対しては、当該人物に対応する追跡データIDのレコードに、当該人物の現在の位置を記録する。
一方、認証装置200は、利用者から、利用者ID及び認証情報(パスワードなど)の入力を受け付ける。認証装置200は、入力された利用者IDおよび認証情報を、不審者検出装置100の認証部104に送信する。認証部104は、認証装置200から送信された利用者IDを基に、認証情報データベース122から、当該利用者IDに対応する登録認証情報を抽出する。認証部104は、認証装置200から送信された認証情報と認証情報データベース122から抽出された登録認証情報とを比較し、一致するか否かを判断する。これらの情報が一致する場合、認証部102は、当該利用者を認証する。つまり、当該利用者は、認証済利用者となる。これらの情報が一致しない場合、認証部104は、当該利用者を認証しない。また、認証部104は、認証情報データベース122に当該利用者IDが存在しない場合、当該利用者を認証しない。認証済利用者は、管理エリアに入ることができる。認証されなかった利用者は、管理エリアに入ることができない。
認証部104は、利用者が認証されたか否かを確認する(S102)。利用者が認証された場合(S102;YES)、認証部104は、認証済利用者の利用者IDを、人物位置‐認証情報対応付け部106に、送信する。
人物位置‐認証情報対応付け部106は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって、認証装置200と人物の位置との距離が最も短い人物の追跡データIDを抽出する。人物位置‐認証情報対応付け部106は、あらかじめ、認証装置200の位置の情報を有している。人物位置‐認証情報対応付け部106は、この抽出された追跡データIDの人物が認証済利用者であるとみなす。人物位置‐認証情報対応付け部106は、人物情報データベース124の抽出された追跡データIDのレコードに、認証済利用者の利用者IDを記録する(S103)。また、人物位置‐認証情報対応付け部106は、人物情報データベース124の抽出された追跡データIDのレコードに、認証状態として「認証済」を記録する。
図5の例では、追跡データIDが「001」であるレコードに、利用者IDとして「000001」、認証状態として「認証済」が、人物情報データベース124に記録されている。また、図5の例では、追跡データIDが「003」であるレコードに、利用者IDとして「000003」、認証状態として「認証済」が、人物情報データベース124に記録されている。これらは、追跡データIDが「001」、「003」である人物が、それぞれ、利用者IDが「000001」、「000003」である人物(認証済利用者)であることを示す。
認証済利用者-同伴者対応付け部108は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって、ステップS103で認証された認証済利用者の位置から所定の距離未満である人物の追跡データIDを抽出する。認証済利用者-同伴者対応付け部108は、この抽出された追跡データIDの人物がステップS103で認証済利用者であるとみなされた人物の同伴者(認証済利用者の同伴者)であるとみなす。認証済利用者-同伴者対応付け部108は、人物情報データベース124の抽出された追跡データIDのレコードに、対応認証済利用者IDとしてこの認証済利用者の利用者IDを記録する(S104)。
図5の例では、追跡データIDが「002」であるレコードに、対応認証済利用者IDとして「000001」が、人物情報データベース124に記録されている。これは、追跡データIDが「002」である人物が、利用者IDが「000001」である人物(認証済利用者)の同伴者であることを示す。
認証部104は、管理エリアである部屋20のドア40を解錠する(S105)。認証部104は、ドア40の電子錠41に、解錠することを指示する開閉信号を送信することにより、ドア40を解錠する。認証済利用者及びその同伴者は、ドア40が解錠されることで、廊下30から管理エリアである部屋20に入ることができる。認証部104は、ドア40の解錠から所定時間経過後に、ドア40を施錠することができる。認証部104は、ドア40の電子錠41に、施錠することを指示する開閉信号を送信することにより、ドア40を施錠することができる。また、認証部104は、ドア40が一度開けられ、その後閉じられたときに、ドア40を施錠することができる。
利用者が認証されていない場合(S102;NO)、及び、認証部104が管理エリアのドア40を解錠した場合(S105)、人物間距離計測部110は、認証済利用者の位置とその同伴者の位置との距離を計測する(図7:S106)。人物間距離計測部110は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって対応認証済利用者IDを有する人物の情報を抽出する。抽出された人物は、認証済利用者の同伴者である。人物間距離計測部110は、人物情報データベース124から、抽出された同伴者に対応する認証済利用者の情報を抽出する。人物間距離計測部110は、抽出された認証済利用者の位置とその同伴者の位置との距離(認証済利用者-同伴者距離とする)を計測する。人物間距離計測部110は、同伴者の追跡データID、同伴者の現在の位置、認証済利用者-同伴者距離、及び、認証済利用者の利用者IDを含む、同伴者及び認証済利用者の情報を、不審者発見部112に送信する。
不審者発見部112は、人物間距離計測部110が計測した、認証済利用者-同伴者距離が、所定の距離以上であるか否かを確認する(S107)。不審者発見部112は、すべての同伴者について、認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上であるか否かを確認する。この所定の距離は、ステップS104における所定の距離と同じ距離であっても、異なる距離であってもよい。
すべての認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上でない場合(S107;NO)、不審者検出装置100は、ステップS101以降の処理を繰り返す。
認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上である場合(S107;YES)、不審者発見部112は、この認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上である同伴者が管理エリア内にいるか否かを確認する(S108)。不審者発見部112は、この同伴者の現在の位置が管理エリア内であるか否かにより、この同伴者が管理エリア内にいるか否かを確認できる。
この同伴者が管理エリア内にいる場合(S108;YES)、不審者発見部112はこの同伴者が不審者である判断する。不審者発見部112は、外部装置50、管理者等に、この同伴者が不審者であることを通知する(S110)。不審者発見部112は、外部装置50、管理者等に、この不審者の現在の位置を通知することができる。
この同伴者が管理エリア内にいない場合(S108;NO)、不審者発見部112は、人物情報データベース124のこの同伴者の追跡データIDのレコードに、対応認証済利用者IDとして「なし」を記録する(S109)。この同伴者は認証済利用者から所定の距離以上離れた距離にいるため、不審者発見部112は、この同伴者は認証済利用者の同伴者ではないと判断する。さらに、この同伴者は管理エリア内にいないため、不審者発見部112はこの同伴者を不審者であるとは通知しない。
不審者発見部112は、認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上であるすべての同伴者について、ステップS108以降の処理を行う。
ステップS109またはステップS110の処理が終了すると、不審者検出装置100は、ステップS101以降の処理を繰り返す。
不審者検出装置10は、認証部104で認証された利用者を認証済利用者とし、この認証済利用者から所定の距離未満にいる人物を同伴者と判断することができる。不審者検出装置100は、認証済利用者及びその同伴者が管理エリア内におり、同伴者が認証済利用者から所定の距離以上離れた場合、この同伴者を不審者であると判断することができる。
(具体例1)
実際に実施形態2の構成を、図3のような環境で使用した場合の監視システム10の動作の具体例1を説明する。
図3の環境では、部屋20はあらかじめ登録されている利用者のみが入室できる部屋である。つまり、部屋20は、管理エリアである。また、部屋20及び廊下30は、監視エリアである。部屋20のドアを解錠するためには、利用者は部屋20の入口の近傍に設置された認証装置200で認証のための操作をする。監視エリアには、撮像装置300のような人物の位置を検出するための装置が設置される。監視エリア内の人物が、その人物の位置を連続して追跡される。
不審者検出装置100の人物位置検出・追跡部102は、撮像装置300から得られた画像に基づいて、監視エリアに存在する人物の位置を、把握する。実施形態2では、管理エリア内である部屋20及び管理エリア外である廊下30に、それぞれ撮像装置300が設置されている。
図8は、図3のような環境における利用者の例を示す図である。図8の例では、利用者1Aおよび利用者1Bは、監視エリアである廊下30にいる。
ここで、利用者1Aは不審者検出装置100に登録されている利用者であり、利用者1Bは不審者検出装置100に登録されていない利用者であるとする。つまり、利用者1Aは、不審者検出装置100の認証部102で認証されることにより、認証済利用者になる。利用者1Bは、不審者検出装置100に登録されていないため、認証部102で認証されない。
利用者1A及び利用者1Bは、監視エリアにいるため、撮像装置300により撮影される。不審者検出装置100は、撮像装置300により撮影された画像により、利用者1A及び利用者1Bを認識する。ただし、利用者1A、利用者1Bは、ともに、この時点では認証されていないため、不審者検出装置100は、利用者1A、利用者1Bが誰であるかを判断できない。不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1A、利用者1B、それぞれに対して、追跡データIDと現在位置とを、新しく加える。利用者1A及び利用者1Bは、不審者検出装置100により位置が連続して追跡される。
図9は、人物情報データベース124の情報の変化の例を示す図である。利用者1Aが認証される前である現時点では、利用者1Aに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」となる。また、同様に、利用者1Bに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」となる(図9:(1))。
図10は、利用者が管理エリアに入る場合の例を示す図である。利用者1Aは、認証装置200を利用して、利用者ID及びパスワードを入力する。認証装置200は、入力された情報を不審者検出装置100に送信する。不審者検出装置100は、認証情報データベース122に格納される情報と、認証装置200に入力された情報とを照合する。不審者検出装置100は、照合の結果、入力された情報と認証情報データベース122に格納される情報とが一致した場合、利用者1Aを認証する。この時、不審者検出装置100は、認証装置200の位置から一番近い距離にいる人物を利用者1Aであると判断する。また、不審者検出装置100は、認証された利用者(認証済利用者)である利用者1Aから所定の距離未満の範囲50に存在する人物を、利用者1Aの同伴者であると判断する。図10の例では、不審者検出装置100は、利用者1Bが利用者1Aの同伴者であると判断する。
不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Aのレコードとして、利用者IDに利用者1AのID、認証状態に「認証済」を記録する。また、不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Bのレコードとして、対応認証済利用者IDに利用者1AのIDを記録する(図9:(2))。
利用者1Aが不審者検出装置100によって認証されると、不審者検出装置100は、管理エリアである部屋20の入口のドア40を解錠する。利用者1A及び利用者1Bは、ドア40から管理エリアである部屋20に入ることができる。利用者1Bは、認証された利用者ではないため、単独では部屋20に入ることはできない。しかし、利用者1Bは、認証済利用者である利用者1Aの同伴者として、利用者1Aとともに、部屋20には入ることができる。不審者検出装置100は、認証済利用者でも同伴者でもない人物が管理エリアに入らないように、解錠から所定時間経過後にドア40を施錠することができる。
この時点では、利用者1Aに対する、利用者IDは利用者1AのID、認証状態は「認証済」、対応認証済利用者IDは「なし」となる。また、同様に、利用者1Bに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは利用者1AのIDとなる(図9:(3))。
図11及び図12は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。不審者検出装置100は、認証済利用者である利用者1Aの位置と利用者1Aの同伴者である利用者1Bの位置との距離を、常時、計測する。
図11のように、利用者1Aの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離未満であれば(即ち、利用者1Bが範囲60内にいれば)、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であるとは判断しない。しかし、図12のように、利用者1Aの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離以上であれば(即ち、利用者1Bが範囲60外にいれば)、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であると判断する。
(具体例2)
実際に実施形態2の構成を、図3のような環境で使用した場合の監視システム10の動作の具体例2を説明する。具体例2は、具体例1と共通点を有する。共通点については、説明を省略する。
図13は、図3のような環境における利用者の例を示す図である。図13の例では、利用者1A、利用者1B、及び、利用者1Cは、監視エリアである廊下30にいる。
ここで、利用者1Aは不審者検出装置100に登録されている利用者であり、利用者1Bは不審者検出装置100に登録されていない利用者であるとする。また、利用者1Cは、不審者検出装置100に登録されている利用者であるとする。利用者1Bは、登録されていないため、認証部102で認証されない。
利用者1A、利用者1B、および、利用者1Cは、監視エリアにいるため、撮像装置300により撮影される。不審者検出装置100は、撮像装置300により撮影された画像により、利用者1A、利用者1B、および、利用者1Cを認識する。ただし、利用者1A、利用者1B、及び、利用者1Cは、この時点では認証されていないため、不審者検出装置100は、利用者1A、利用者1B、及び、利用者1Cが、誰であるかを判断できない。不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1A、利用者1B、及び、利用者1C、それぞれに対して、追跡データIDと現在位置とを、新しく加える。利用者1A、利用者1B、および、利用者1Cは、不審者検出装置100により位置が連続して追跡される。
図14は、人物情報データベース124の情報の変化の例を示す図である。現時点では、どの利用者も認証を行っていない。よって、利用者1Aに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」となる。また、同様に、利用者1Bに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」となる。さらに、利用者1Cに対する、利用者IDは「なし」、認証状態は「未認証」、対応認証済利用者IDは「なし」となる(図14:(1))。
図15は、利用者が管理エリアに入る場合の例を示す図である。利用者1Aは、認証装置200を利用して、利用者ID及びパスワードを入力する。認証装置200は、入力された情報を不審者検出装置100に送信する。不審者検出装置100は、認証情報データベース122に格納される情報と、認証装置200に入力された情報とを照合する。不審者検出装置100は、照合の結果、入力された情報と認証情報データベース122に格納される情報とが一致した場合、利用者1Aを認証する。この時、不審者検出装置100は、認証装置200の位置から一番近い距離にいる人物を利用者1Aであると判断する。また、不審者検出装置100は、認証された利用者(認証済利用者)である利用者1Aから所定の距離未満の範囲50に存在する人物を、利用者1Aの同伴者であると判断する。図15の例では、不審者検出装置100は、利用者1B及び利用者1Cが利用者1Aの同伴者であると判断する。
不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Aのレコードとして、利用者IDに利用者1AのID、認証状態に「認証済」を記録する。また、不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Bのレコードとして、対応認証済利用者IDに利用者1AのIDを記録する。さらに、不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Cのレコードとして、対応認証済利用者IDに利用者1AのIDを記録する。(図14:(2))。
図16は、利用者1A及び利用者1Bが管理エリアに入った場合の例を示す図である。利用者1Aが不審者検出装置100によって認証されると、不審者検出装置100は、管理エリアである部屋20の入口のドア40を解錠する。利用者1A、利用者1B、及び、利用者1Cは、ドア40から管理エリアである部屋20に入ることができる。利用者1Cは、登録されている利用者であるため、不審者検出装置100の認証部102で認証されることで、認証された利用者(認証済利用者)になることができる。よって、ここでは、利用者1A及び利用者1Bが部屋20に入り、利用者1Cは利用者1Aと共には部屋20に入らない。
不審者検出装置100は、認証済利用者である利用者1Aの位置と利用者1Aの同伴者である利用者1Bの位置との距離を、常時、計測する。また、不審者検出装置100は、認証済利用者である利用者1Aの位置と利用者1Aの同伴者である利用者1Cの位置との距離を、常時、計測する。
図16のように、利用者1Aの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離未満であれば(即ち、利用者1Bが範囲60内にいれば)、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であるとは判断しない。
また、図16のように、利用者1Aの位置と利用者1Cの位置との距離が所定の距離以上であり(即ち、利用者1Cが範囲60外におり)、かつ、管理エリアである部屋20の外にいる場合、不審者検出装置100は、利用者1Cが不審者であると判断しない。不審者検出装置100は、管理エリア外にいる人物を不審者と判断しないからである。
しかし、不審者検出装置100は、認証済利用者から所定の距離以上離れた利用者を、この認証済利用者の同伴者ではないと判断する。この場合、不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Cのレコードとして、対応認証済利用者IDに「なし」を記録する(図14:(3))。
利用者1Cは、認証装置200を利用して、利用者ID及びパスワードを入力する。認証装置200は、入力された情報を不審者検出装置100に送信する。不審者検出装置100は、認証情報データベース122に格納される情報と、認証装置200に入力された情報とを照合する。不審者検出装置100は、照合の結果、入力された情報と認証情報データベース122に格納される情報とが一致した場合、利用者1Cを認証する。この時、不審者検出装置100は、認証装置200の位置から一番近い距離にいる人物を利用者1Cであると判断する。また、不審者検出装置100は、認証された利用者(認証済利用者)である利用者1Cから所定の距離未満の範囲51に存在する人物を、利用者1Cの同伴者であると判断する。図16の例では、不審者検出装置100は、利用者1Cの同伴者は存在しないと判断する。
不審者検出装置100は、人物情報データベース124に、利用者1Cのレコードとして、利用者IDに利用者1CのID、認証状態に「認証済」を記録する(図14:(4))。
利用者1Cが不審者検出装置100によって認証されると、不審者検出装置100は、管理エリアである部屋20の入口のドア40を解錠する。利用者1Cは、ドア40から管理エリアである部屋20に入ることができる。
図17及び図18は、利用者が管理エリアに存在する場合の例を示す図である。
不審者検出装置100は、正規利用者である利用者1Aの位置と利用者1Aの同伴者である利用者1Bの位置との距離を、常時、計測する。
図17のように、利用者1Aの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離未満であれば(即ち、利用者1Bが範囲60内にいれば)、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であるとは判断しない。
しかし、図18のように、利用者1Aの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離以上であれば、利用者1Cの位置と利用者1Bの位置との距離が所定の距離未満であっても、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であると判断する。即ち、利用者1Bが範囲60外にいれば、利用者1Bが範囲61内にいても、不審者検出装置100は、利用者1Bが不審者であると判断する。利用者1Bは、認証済利用者である利用者1Aの同伴者であって、認証済利用者である利用者1Cの同伴者ではないからである。
(変形例)
撮像装置300は、1/30秒毎に、監視エリアを撮影し、1/30秒毎に画像を取得できるとしたが、1/30秒より、長い時間であっても、短い時間であってもよい。すなわち、フレームレートは、人物を好適に追跡可能な範囲で適宜設定可能である。
撮像装置300は、レーザセンサやRFIDリーダなどの人物の位置を検出できる装置と、代替可能である。この場合、不審者検出装置100の人物位置検出・追跡部102は、レーザセンサやRFIDリーダによる測定結果に基づいて、人物の位置を検出し、追跡する。人物の位置を検出する方法としては、例えば、非特許文献2のように、マルチレーザスキャナを使用して人物の足の位置を測定する方法がある。
認証装置200は、指紋、静脈、虹彩などの利用者を特定できる生体情報を利用者から受け付けてもよい。この場合、不審者検出装置100の認証情報データベース122は、登録認証情報として、指紋情報、静脈情報などを、利用者ID毎に記憶している。認証部104は、認証情報データベース122に登録された指紋情報、静脈情報と、認証装置200から受信した指紋情報、静脈情報とを照合する。認証部104は、照合の結果、利用者が認証装置200に入力した情報と認証情報データベース122の情報とが一致した場合、利用者を認証する。認証部104は、指紋情報や静脈情報を使用することで、精度よく利用者を認証することができる。
認証済利用者-同伴者対応付け部108は、認証済利用者が認証されたときにあらかじめ定められた所定の範囲内に存在する人物を当該認証済利用者の同伴者とみなすようにしてもよい。また、認証済利用者-同伴者対応付け部108は、認証済利用者が認証されるまでの移動軌跡を認証後に抽出し、この移動軌跡と同様の軌跡を有する他の人物を同伴者とみなすようにしてもよい。さらに、認証済利用者-同伴者対応付け部108は、ドア40の開閉状態を把握して、認証済利用者の認証によってドア40が開いてから閉じるまでの間にドア40を通過したすべての未認証者を、当該認証済利用者の同伴者とみなすようにしてもよい。
(実施形態2の作用効果)
実施形態2によると、撮像装置300からの画像により、認証済利用者及び同伴者の現在の位置が検出される。認証済利用者の位置と同伴者の位置とから、認証済利用者と同伴者との距離が計測される。認証時に、認証された利用者(認証済利用者)から所定の距離未満の位置にいる利用者は、認証済利用者の同伴者と判断される。認証済利用者の同伴者は、認証済利用者から所定の距離未満の位置にいることで、自身が認証されることなく管理エリアに入ることができる。認証されることなく管理エリアには入った利用者(同伴者)は、管理エリアにおいて、認証済利用者から所定の距離以上離れることで、不審者と判断される。
実施形態2によれば、認証されることなく管理エリアに入った利用者は、管理エリアでは、認証済利用者の近傍にしかいられない。同伴者になりすました不審者が管理エリアに入った場合でも、認証済利用者から所定の距離以上離れると警告が発せられるため、いわゆる共連れにより入出した不審者を検出できる。従って、管理エリアのセキュリティが確保される。
また、不審者が検出された場合、この不審者がどの認証済利用者に対応付けられているかを調べることで、不審者を管理エリアに入れた認証済利用者を特定することが容易になる。管理エリアの管理者等がこのような認証済利用者を把握できることで、認証済登録者が未認証者をみだりに同伴することが抑止される。
〔実施形態3〕
次に実施形態3について説明する。実施形態3は、実施形態2との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
実施形態3では、同伴者が不審者であるとみなされる最小の認証済利用者‐同伴者距離が動的に決定される。
(構成例)
図19は、実施形態3の監視システム10の構成例を示す図である。監視システム10は、不審者検出装置100、認証装置200、撮像装置300、ドア40、外部装置50を含む。
不審者検出装置100は、人物位置検出・追跡部102、認証部104、人物位置‐認証情報対応付け部106、認証済利用者‐同伴者対応付け部108、人物間距離計測部110、不審者発見部112を含む。また、不審者検出装置100は、認証情報データベース122、人物情報データベース124を含む。不審者検出装置100は、認証装置200、撮像装置300、ドア40、外部装置50に接続される。不審者検出装置100は、さらに、同伴距離変更部114を含む。
同伴距離変更部114は、同伴者が不審者であると不審者発見部112がみなす最小の認証済利用者‐同伴者距離(同伴可能距離)を動的に決定する。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から人物の位置を読み出して、同伴可能距離を決定する。同伴距離変更部114は、人物の速度ベクトルに基づいて、同伴可能距離を決定することができる。人物の速度ベクトルは、例えば、人物の位置ベクトルの時間微分として求められる。同伴距離変更部114は、同伴可能距離を、同伴者毎に、決定する。同伴距離変更部114は、同伴可能距離変換テーブル130を有する。同伴可能距離変換テーブル130は、認証済利用者と同伴者との移動速さの差および移動方向の差と、同伴可能距離との関係を示すテーブルである。
図20は、同伴可能距離変換テーブル130の例を示す図である。図20の例では、例えば、認証済利用者と同伴者との移動速さの差が2.5km/hであり、認証済利用者と同伴者との移動方向の角度差が20度である場合、同伴可能距離は5mとなる。
同伴可能距離は、同伴者の人数に応じて、変更されてもよい。同伴距離変更部114は、例えば、同伴者の人数に比例した所定の係数を、同伴可能距離変換テーブル130等に基づいて決定した同伴可能距離に乗算した値を同伴可能距離としてもよい。
不審者発見部112は、同伴距離変更部114が決定した同伴可能距離を使用して、不審者の検出を行う。不審者発見部112は、認証済利用者‐同伴者距離が同伴可能距離以上であれば、同伴者が不審者であると判断する。
不審者検出装置100を実現できるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、同伴距離変更部114としての機能を実現する。
(動作例)
図21及び図22は、実施形態3の監視システム10の動作フローの例を示す図である。図21の「C」及び「D」は、それぞれ、図22の「C」及び「D」と接続する。
図21のステップS201乃至ステップS205は、実施形態2の図6のステップS101乃至ステップS105と同様である。よって、ステップS201乃至ステップS205についての説明を、省略する。
不審者検出装置100の同伴距離変更部114は、同伴者が不審者であると不審者発見部112がみなす最小の認証済利用者‐同伴者距離(同伴可能距離)を動的に決定する(S206)。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって対応認証済利用者IDを有する人物の情報を抽出する。抽出された人物は、認証済利用者の同伴者である。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から、抽出された同伴者に対応する認証済利用者の情報を抽出する。同伴距離変更部114は、抽出された認証済利用者の情報および抽出された同伴者の情報から、それぞれ、認証済利用者の現在の速度ベクトルVaおよび同伴者の現在の速度ベクトルVbを求める。
現在の速度ベクトルVは、例えば、現在(時刻t1)の人物の位置(x1,y1)と所定時間前(時刻t2)の人物の位置(x2,y2)との差に基づいて、次のように算出することができる。
Figure 0005218655
同伴距離変更部114は、速度ベクトルVa及び速度ベクトルVbの移動速さの差Dを求める。移動速さの差Dは、速度ベクトルVaと速度ベクトルVbとの大きさの差である。移動速さの差Dは、次のように算出される。
Figure 0005218655
また、同伴距離変更部114は、速度ベクトルVa及び速度ベクトルVbの移動方向の角度差θを求める。移動方向の角度差θは、速度ベクトルVaと速度ベクトルVbとのなす角である。移動方向の角度差θは、次のように算出される。同伴距離変更部114は、一方が静止している場合(速度ベクトルVaまたは速度ベクトルVbが0である場合)は、移動方向の角度差θは、0度であるとする。
Figure 0005218655
同伴距離変更部114は、同伴可能距離変換テーブル130を参照して、算出した移動速さの差D及び移動方向の角度差θに基づいて、同伴可能距離を決定する。同伴距離変更部114は、同伴者毎に、同伴可能距離を決定する。同伴距離変更部114は、同伴者の追跡データID、決定した同伴可能距離、及び、認証済利用者の利用者IDを含む同伴者及び認証済利用者の情報を、不審者発見部112に送信する。
人物間距離計測部110は、認証済利用者の位置とその同伴者の位置との距離を計測する(図22:S207)。人物間距離計測部110は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって対応認証済利用者IDを有する人物の情報を抽出する。人物間距離計測部110は、人物情報データベース124から、抽出された同伴者に対応する認証済利用者の情報を抽出する。人物間距離計測部110は、認証済利用者-同伴者距離を計測する。人物間距離計測部110は、同伴者の追跡データID、同伴者の現在の位置、認証済利用者-同伴者距離、及び、認証済利用者の利用者IDを含む、同伴者及び認証済利用者の情報を、不審者発見部112に送信する。
不審者発見部112は、人物間距離計測部110が計測した認証済利用者-同伴者距離が、同伴距離変更部114が決定した同伴可能距離以上であるか否かを確認する(S208)。不審者発見部112は、すべての同伴者について、認証済利用者-同伴者距離が同伴可能距離以上であるか否かを確認する。
すべての認証済利用者-同伴者距離がそれぞれの同伴可能距離以上でない場合(S208;NO)、不審者検出装置100は、ステップS201以降の処理を繰り返す。
認証済利用者-同伴者距離が同伴可能距離以上である場合(S208;YES)、不審者発見部112は、この認証済利用者-同伴者距離が同伴可能距離以上である同伴者が管理エリア内にいるか否かを確認する(S209)。不審者発見部112は、この同伴者の現在の位置が管理エリア内であるか否かにより、この同伴者が管理エリア内にいるか否かを確認できる。
この同伴者が管理エリア内にいる場合(S209;YES)、不審者発見部112はこの同伴者が不審者である判断する。不審者発見部112は、外部装置50、管理者等に、この同伴者が不審者であることを通知する(S211)。不審者発見部112は、外部装置50、管理者等に、この不審者の現在の位置を通知することができる。
この同伴者が管理エリア内にいない場合(S209;NO)、不審者発見部112は、人物情報データベース124のこの同伴者の追跡データIDのレコードに、対応認証済利用者IDとして「なし」を記録する(S210)。この同伴者は認証済利用者から所定の距離以上離れた距離にいるため、不審者発見部112は、この同伴者は認証済利用者の同伴者ではないと判断する。さらに、この同伴者は管理エリア内にいないため、不審者発見部112はこの同伴者を不審者であるとは通知しない。
不審者発見部112は、認証済利用者-同伴者距離が所定の距離以上であるすべての同伴者について、ステップS209以降の処理を行う。
ステップS210またはステップS211の処理が終了すると、不審者検出装置100は、ステップS201以降の処理を繰り返す。
(実施形態3の作用効果)
実施形態3の構成によると、不審者検出装置100は、同伴可能距離を動的に決定する。不審者検出装置100は、認証済利用者の速度ベクトルとその同伴者の速度ベクトルを算出する。不審者検出装置100は、認証済利用者の速度ベクトルとその同伴者の速度ベクトルに基づいて、同伴可能距離を決定する。不審者検出装置100は、速度ベクトルに基づいて同伴可能距離を決定することで、認証済利用者とその同伴者の移動速さの差が小さい時は同伴可能距離を長くすることができる。また、不審者検出装置100は、速度ベクトルに基づいて同伴可能距離を決定することで、認証済利用者とその同伴者の移動方向の角度差が小さい時は同伴可能距離を長くすることができる。例えば、不審者検出装置100は、認証済利用者と同伴者との移動速さの差が大きいときは、同伴可能距離を短くすることで、容易に不審者を検出できる。
実施形態3によれば、不審者検出装置100は、速度ベクトルに基づいて同伴可能距離を決定することで、認証済利用者とその同伴者の移動速さの差及び移動方向の角度差に基づいて、同伴可能距離を適切に決定することができる。同伴者を装った不審者は、認証済利用者と行動をともにしないため、認証済利用者と移動速さ及び移動方向を異にすると考えられる。不審者検出装置100は、移動速さの差及び移動方向の角度差が大きい場合に同伴可能距離を短くすることで、同伴者を装った不審者を容易に検出できる。
〔実施形態4〕
次に実施形態4について説明する。実施形態4は、実施形態2及び実施形態3との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
実施形態4では、同伴可能距離が部屋の機密度に応じて決定される。
(構成例)
図23は、実施形態4の監視システム10の構成例を示す図である。監視システム10は、不審者検出装置100、認証装置200、撮像装置300、ドア40、外部装置50を含む。
不審者検出装置100は、人物位置検出・追跡部102、認証部104、人物位置‐認証情報対応付け部106、認証済利用者‐同伴者対応付け部108、人物間距離計測部110、不審者発見部112、同伴距離変更部114を含む。また、不審者検出装置100は、認証情報データベース122、人物情報データベース124、部屋情報データベースを含む。不審者検出装置100は、認証装置200、撮像装置300、ドア40、及び、外部装置50に接続される。
同伴距離変更部114は、同伴可能距離を部屋の機密度に基づいて決定する。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から認証済利用者の現在の位置と、部屋情報データベース126の情報とから、認証済利用者がどの部屋にいるのか確認する。同伴距離変更部114は、部屋情報データベース126を参照し、認証済利用者がいる位置(部屋)に応じて、同伴可能距離を決定する。
図24は、部屋情報データベース126の例を示す図である。部屋情報データベース126は、各レコードに、部屋名、位置、広さ、機密度、同伴可能距離等を記憶している。各部屋は、位置及び広さによりその領域が規定される。各部屋は、他の方法により、その領域が規定されてもよい。機密度は、部屋の重要度を示す情報である。部屋の機密度が高いほどその部屋が重要であることを示し、同伴可能距離は短くなる。
機密度が高いほど、より情報漏洩等を防止するため、同伴可能距離は短く設定される。また、機密度が低いほど、作業者が自由に動けるようにするため、同伴可能距離が長く設定されてもよい。また、ここでは、部屋単位で機密度を設定しているが、同一部屋内であっても、領域によって機密度が変更されてもよい。例えば、部屋のある領域に機密性の高いサーバが設置されており、この領域に同伴者が近づくためにはすぐそばに認証済利用者がいなくてはならないように同伴可能距離が設定されてもよい。
(動作例)
実施形態4における監視システム10の動作フローは、実施形態3の図21及び図22の動作フローの例と同様である。ただし、不審者検出装置100の同伴距離変更部114による同伴可能距離の求め方が異なる。この相違点について説明する。
不審者検出装置100の同伴距離変更部114は、同伴可能距離を部屋の機密度に基づいて決定する。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から、認証状態が「未認証」であって対応認証済利用者IDを有する人物の情報を抽出する。抽出された人物は、認証済利用者の同伴者である。同伴距離変更部114は、人物情報データベース124から、抽出された同伴者に対応する認証済利用者の情報を抽出する。同伴距離変更部114は、抽出された認証済利用者の情報から、認証済利用者の現在の位置を確認する。同伴距離変更部114は、認証済補助者の現在の位置に基づいて、部屋情報データベース126から、認証済補助者が現在居る部屋の情報を抽出する。同伴距離変更部114は、認証済補助者が現在居る部屋の同伴可能距離を、認証済補助者の同伴者の同伴可能距離とする。同伴距離変更部114は、同様にして、すべての同伴者の同伴可能距離を決定する。
図24の例では、例えば、認証済補助者が会議室に居る場合、この認証済補助者の同伴者の同伴可能距離は、5mとなる。
(実施形態4の作用効果)
実施形態4の構成によると、不審者検出装置100は、認証済補助者のいる部屋の機密度に基づいて、同伴者の同伴可能距離を変更する。実施形態4の構成によれば、部屋の機密度に基づいて同伴可能距離を変更することで、重要な部屋については同伴可能距離を短くすることができ、重要な部屋のセキュリティを確保することができる。
〔実施形態5〕
次に実施形態5について説明する。実施形態5は、実施形態2乃至3との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
実施形態5では、実施形態2等と異なり、認証装置、認証情報データベース等を使用しない。実施形態5では、鍵などにより管理エリアのドアを開けた利用者を認証者とする。
(構成例)
図25は、実施形態5の監視システム10の構成例を示す図である。監視システム10は、不審者検出装置100、撮像装置300、ドア400、外部装置50を含む。
不審者検出装置100は、ドア状態判定部105、人物位置‐認証情報対応付け部106、認証済利用者‐同伴者対応付け部108、人物間距離計測部110、不審者発見部112を含む。また、不審者検出装置100は、人物情報データベース124を含む。不審者検出装置100は、撮像装置300、ドア400、及び、外部装置50に接続される。
図26は、人物情報データベース125の例を示す図である。人物情報データベース125は、監視エリアに存在する人物の情報を記憶している。人物情報データベース125は、各レコードに、人物毎の追跡データを管理する追跡データID、認証状態、対応追跡データID、人物の現在の位置、移動軌跡(過去の位置)等を、記憶している。認証状態は、認証済者か、未認証者かを示す情報である。対応追跡データIDは、どの認証済利用者の同伴者であるかを示す情報である。
ドア状態判定部105は、ドア400の解錠状態を判定する。ドア状態判定部105は、ドア400が解錠された場合、ドア400が解錠されたことを人物位置‐認証情報対応付け部106に通知する。ドア状態判定部105は、ドアの解錠状態を、例えば、錠前に電気錠を利用することで、電気錠への通電状態を調べることにより判定できる。
ドア400は、管理エリアの入口に設置されるドアである。ドア400は、利用者が有する鍵等によって解錠される。
人物位置‐認証情報対応付け部106は、ドアが開いたときにドアに最も近い位置に居る人物を認証済利用者として対応付ける。
不審者検出装置100を実現できるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、ドア状態判定部105としての機能を実現する。一方、人物情報データベース125は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
(動作例)
図27及び図28は、実施形態5の監視システム10の動作フローの例を示す図である。図27の「E」及び「F」は、それぞれ、図28の「E」及び「F」と接続する。
監視システム10が起動すると、撮像装置300は、監視エリアを撮影し、撮影した画像を、不審者検出装置100の人物位置検出・追跡部102に送信する。
人物位置検出・追跡部102は、撮像装置300から画像を受信する。人物位置検出・追跡部102は、受信した画像から、監視エリアに存在するすべての人物の位置を検出する(図27:S401)。人物位置検出・追跡部102は、監視エリアに存在する人物に対して、連続して追跡を行う。
ドア状態判定部105は、ドアが解錠されたか否かを確認する(S402)。ドアが解錠された場合(S402;YES)、ドア状態判定部105は、ドアが解錠された旨を、人物位置‐認証情報対応付け部106に、通知する。
人物位置‐認証情報対応付け部106は、人物情報データベース125から、認証状態が「未認証」であって、ドア400の位置と人物の位置との距離が最も短い人物の追跡データIDを抽出する。人物位置‐認証情報対応付け部106は、あらかじめ、ドア400の位置の情報を有している。人物位置‐認証情報対応付け部106は、この抽出された追跡データIDの人物が認証済利用者であるとみなす(S403)。また、人物位置‐認証情報対応付け部106は、人物情報データベース125の抽出された追跡データIDのレコードに、認証状態として「認証済」を記録する。
図26の例では、追跡データIDが「001」であるレコードに、認証状態として「認証済」が、人物情報データベース125に記録されている。また、図26の例では、追跡データIDが「003」であるレコードに、認証状態として「認証済」が、人物情報データベース125に記録されている。これらは、追跡データIDが「001」、「003」である人物が、それぞれ、ドア500の鍵を開け、認証済利用者となっていることを示す。
認証済利用者-同伴者対応付け部108は、人物情報データベース125から、認証状態が「未認証」であって、ステップS403で認証された認証済利用者の位置から所定の距離未満である人物の追跡データIDを抽出する。認証済利用者-同伴者対応付け部108は、この抽出された追跡データIDの人物がステップS203で認証済利用者であるとみなされた人物の同伴者(認証済利用者の同伴者)であるとみなす。また、認証済利用者-同伴者対応付け部108は、認証済利用者がドア400を解錠した時に、ドア400の近くの所定の範囲にいた人物を、同伴者とみなしてもよい。認証済利用者-同伴者対応付け部108は、人物情報データベース125の抽出された追跡データIDのレコードに、対応認証済利用者IDとしてこの認証済利用者の追跡データIDを記録する(S404)。また、認証済利用者の位置から所定の距離未満である人物がいない場合は、認証済利用者-同伴者対応付け部108は、同伴者を認定せず、ステップS405に進む。
図26の例では、追跡データIDが「002」であるレコードに、対応追跡データIDとして「001」が、人物情報データベース125に記録されている。これは、追跡データIDが「002」である人物が、追跡データIDが「001」である人物(認証済利用者)の同伴者であることを示す。
ドアが解錠されていない場合(S402;NO)、及び、認証済利用者-同伴者対応付け部108の処理(S404)の後、人物間距離計測部110は、認証済利用者の位置とその同伴者の位置との距離を計測する(図28:S405)。
ステップS405以降の処理は、実施形態2の図7のステップS106以降の処理と同様である。よって、ステップS405以降についての説明を、省略する。
(変形例)
ドア状態判定部105は、ドアの開閉状態を、撮像装置300によって撮影された画像から判定してもよい。ドア状態判定部105は、ドアが閉まっている状態の画像をあらかじめ保存しておき、現在のドアの画像と保存したドアの画像とを比較して、異なっている場合には、ドアが開いていると判断できる。
(実施形態5の作用効果)
実施形態5によると、鍵などを使用してドアを開けた利用者を認証済利用者と、そのそばにいる人物を同伴者とすることにより、同伴者は鍵を使用することなく管理エリアに入ることができる。
実施形態5によれば、同伴者として不正侵入者(不審者)が管理エリアに入った場合でも、認証済利用者から所定の距離以上離れると警告が発せられる。
10 監視システム
20 部屋
30 廊下
40 ドア
41 電子錠
50 外部装置
100 不審者検出装置
102 人物位置検出・追跡部
104 認証部
106 人物位置‐認証情報対応付け部
108 認証済利用者‐同伴者対応付け部
110 人物間距離計測部
112 不審者発見部
122 認証情報データベース
124 人物情報データベース
125 人物情報データベース
126 部屋情報データベース
130 同伴可能距離変換テーブル
200 認証装置
300 撮像装置
400 ドア
500 不審者検出装置
501 人物検出部
502 人物追跡部
503 不審者検出部
510 センサ
520 外部装置

Claims (7)

  1. 人物の位置を、人物ごとに検出可能な人物検出部と、
    前記人物検出部で検出された人物の位置を継続的に追跡する人物追跡部と、
    前記人物追跡部の追跡結果に基づき不審者を検出する不審者検出部と、を備え、
    前記人物追跡部は、所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、前記認証時に前記認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とし、
    前記不審者検出部は、前記同伴者が前記認証済者から所定の第1距離以上離間したときに、警告を発することを特徴とする不審者検出装置。
  2. 請求項1記載の不審者検出装置であって、前記所定の第2条件は、前記認証時に前記認証済者との距離が所定の第2距離未満であることを特徴とする不審者検出装置。
  3. 請求項2記載の不審者検出装置であって、前記所定の第1距離は、前記同伴者と前記認証済者との速度ベクトル差に基づき設定されることを特徴とする不審者検出装置。
  4. 請求項2記載の不審者検出装置であって、前記所定の第1距離は、前記人物の位置する領域の機密度に応じて設定されることを特徴とする不審者検出装置。
  5. 請求項1記載の不審者検出装置であって、認証済者が認証後に扉を開ける場合、前記所定の第2条件は、前記扉を開けてから閉めるまでに前記扉を通過した人物であることを特徴とする不審者検出装置。
  6. コンピュータが、
    人物の位置を、人物ごとに検出し、
    検出された人物の位置を継続的に追跡し、
    所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、前記認証時に前記認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とし、
    前記同伴者が前記認証済者から所定の第1距離以上離間したときに、警告を発することを実行する不審者検出方法。
  7. コンピュータが、
    人物の位置を、人物ごとに検出し、
    検出された人物の位置を継続的に追跡し、
    所定の第1条件に合致することにより認証された人物を認証済者とし、前記認証時に前記認証済者に関連した所定の第2条件に合致した人物を同伴者とし、前記同伴者が前記認証済者から所定の第1距離以上離間したときに、警告を発することを
    実行するための不審者検出プログラム。
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