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JP5220472B2 - 美容用多機能ベッド - Google Patents
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JP5220472B2 - 美容用多機能ベッド - Google Patents

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Description

この発明は美容用ベッドに関し、特に、当該ベッドの上に横たわる被施術者に対して、美容師、理容師、エステティシャン、マッサージ師などの施術者が、シャンプーや、美顔施術、フェイシャルケア、ネイルケア、エステティック、マッサージなどの美容施術を行うのに適した美容用多機能ベッドに関する。
従来、美容で用いるマッサージ等を行うベッドは、専ら、身体のマッサージ等に用いることのみを目的としている単純な構造のものであった(例えば、特許文献1)。
近年、社会構造の急激な変化、情報化社会の飛躍的な発展を原因として、精神的や身体的に強度のストレスを受け、全身的に疲労が蓄積することを考慮し、頭部から足先まで全身的にマッサージ等を施し、蓄積した疲労を癒すことが求められている。また、そのような施術を求める被施術者も増加する傾向にある。
従来、美容で用いるマッサージ等を行うベッドは、専らマッサージを行うことのみを目的とした構造であって、頭部の洗浄や脚部の温浴を行うことを考慮に入れていない構造のものが多かった。
このようなベッドを用いて全身の美容施術を行なう場合、マッサージ等の施術中や、施術前、あるいは施術後に頭部や脚部の洗浄や温浴を行うために、それらの部位の洗浄や温浴が可能な場所に被施術者に移動してもらう必要があった。これは、全身の疲労を癒すことを希望している被施術者に歩行や重力の影響を受け易い姿勢への変更を促すことになり、被施術者が全身的な癒しを享受する時の大きな障害となっていた。
このように、従来の美容で用いるマッサージ等を行うベッドでは、連続的なマッサージ等を行うことが難しいので、被施術者が全身的な癒しを享受するには大きな障害となっていた。
また、美容で用いるマッサージ等を行う従来のベッドは、エステティックやマッサージ等を行う施術者が施術を行い易い高さに調節する機能を備えていないのが一般的であった。全身的な癒しを求めている被施術者が増加するにつれて、施術者の身体的負担が大きくなるが、ベッドと高さが合わない施術者にとって、施術者自身の身体への負担が多くなり、手首や腰部等に異常を訴える施術者が増加する傾向にある。
特開2006−341027号公報
この発明は、前述した従来の問題点にかんがみて、一台のベッドで頭部の洗浄や、脚部の温浴、身体全身のマッサージや、エステティックなどを、被施術者に対して移動や無理な姿勢への変更などを要求せずに連続的に、なおかつ、エステティックやマッサージ等を行う施術者がその身体に過度の負担を受けることなく行うことを可能ならしめる美容用多機能ベッドを提供することを目的にしている。
前記課題を解決するため、本発明は以下の提案を行うものである。
請求項1記載の発明は、
中央マット部を挟んで、当該中央マット部の一方の側に頭部用マット部、他方の側に脚部用マット部が配備され、当該頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部の各上側表面によって水平面が形成されて長手方向に延びるマットが構成され、
前記頭部用マット部及び脚部用マット部の下側に上側が開口している頭部洗浄槽と脚部洗浄槽とがそれぞれ配備され、
前記頭部用マット部及び脚部用マット部はそれぞれ長手方向に直交する左右方向にスライド可能であって、前記頭部用マット部及び脚部用マット部を左右方向にスライドさせることにより、前記頭部洗浄槽及び脚部洗浄槽の前記開口を開放できる美容用多機能ベッドであって、
前記頭部洗浄槽は、前記中央マット部から離れている側に位置する頭部洗浄槽前端壁の外周壁が、頭部洗浄槽前端壁の頂端側から下端側に向かって、前記中央マット部の側に向けて斜めに傾斜し、
前記脚部洗浄槽は、前記中央マット部から離れている側に位置する脚部洗浄槽後端壁の外周壁が、脚部洗浄槽後端壁の頂端側から下端側に向かって、前記中央マット部の側に向けて斜めに傾斜し
ていることを特徴とする美容用多機能ベッドである
請求項記載の発明は、
前記頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部の各上側表面によって水平面が形成されている状態で、前記頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部を同期して上下動させることが可能な
請求項1記載の美容用多機能ベッドである。
この発明によれば、一台のベッドで頭部の洗浄や、脚部の温浴、身体全身のマッサージや、エステティックなどを、被施術者に対して移動や無理な姿勢への変更などを要求せずに連続的に、なおかつ、エステティックやマッサージ等を行う施術者がその身体に過度の負担を受けることなく行うことを可能ならしめる美容用多機能ベッドを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1(a)は、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって水平面が形成され長手方向に延びるマット20が構成されている状態の本発明の美容用多機能ベッド1を説明する斜視図である。
図1(b)は、図1(a)図示の状態から頭部用マット部21及び脚部用マット部23が左右方向にスライドされて、頭部洗浄槽41及び脚部洗浄槽42の上側の開口が開放されている状態の本発明の美容用多機能ベッド1を説明する斜視図である。
本発明の美容用多機能ベッド1は、図1(a)図示のように、中央マット部22を挟んで、中央マット部22の一方の側に頭部用マット部21、中央マット部22の他方の側に脚部用マット部23が配備され、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって水平面が形成されて長手方向に延びるマット20が構成されるものである。
頭部用マット部21及び脚部用マット部23の下側には、図1(b)、図2図示のように、上側が開口している頭部洗浄槽41と脚部洗浄槽42がそれぞれ配備されている。
頭部用マット部21及び脚部用マット部23はそれぞれ長手方向に直交する左右方向に、矢印4a、4b、5a、5bで示すように、スライド可能であって、頭部用マット部21及び脚部用マット部23を左右方向にスライドさせることにより、頭部洗浄槽41及び脚部洗浄槽42の上側の開口を図1(b)、図2図示のように開放できる。
頭部洗浄槽41は、中央マット部22から離れている側に位置する頭部洗浄槽41の前端壁の外周壁6が、図1(a)図示のように、頭部洗浄槽41前端壁の頂端側から下端側に向かって、中央マット部22の側に向けて斜めに傾斜している。
また、脚部洗浄槽42も、中央マット部22から離れている側に位置する脚部洗浄槽42の後端壁の外周壁7が、頭部洗浄槽41の前端壁の外周壁6と同じように、脚部洗浄槽42の後端壁の頂端側から下端側に向かって、中央マット部22の側に向けて斜めに傾斜している。
頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって図1(a)図示のように水平面が形成されている状態で、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23を同期して矢印8a、8bで示すように、上下動させることが可能になっている。
図3は、本発明の美容用多機能ベッド1の分解斜視図である。
床上に置かれる基台70の上に支持フレーム30が固定され、支持フレーム30上に、中央マット部21を支持する中央支持フレーム12が、基台70に対して接近する方向(すなわち図1(a)の矢印8b方向に下降する方向)及び、離れる方向(すなわち図1(a)の矢印8a方向に上昇する方向)に移動可能に取り付けられている。
図4、図5は、中央支持フレーム12が前記のように矢印8a、8b方向に上下動する機構の一例を説明するものである。中央支持フレーム12の下側に固定されている支持片32と、基台70上に立設されていて支持フレーム30を構成する支持片33とは、互いに平行なリンク片34、35と、リンク片34、35の両端側に挿通されているピン36によって構成されるリンク機構を介して連結されている。そして、図5(b)図示の状態で、上側に位置することになるリンク片34に対して、基端側が基台70に対して旋回可能に取り付けられている流体圧シリンダ31のロッドの先端側が旋回可能に取り付けられている。
これによって、ロッドが流体圧シリンダ31の中に没入したときには、図5(a)図示のように、中央支持フレーム12が下降し、ロッドが流体圧シリンダ31から突出したときには、図5(b)図示のように、中央支持フレーム12が上昇するようになっている。
流体圧シリンダ31からのロッドの突出を不図示の制御手段によって制御することにより、中央支持フレーム12を希望する高さにまで上昇させ、その高さ位置に維持し、あるいは、希望する高さにまで下降させ、その高さ位置に維持することができる。
中央支持フレーム12の両側には、図3図示のように、座金102により、頭部洗浄槽41が内側に装着される頭部洗浄槽41の支持フレーム11に固定的に取り付けられている座金101と、脚部洗浄槽42が内側に装着される脚部洗浄槽42の支持フレーム13に固定的に取り付けられている座金101とが、それぞれ、固定的に取り付けられる。
これによって、頭部洗浄槽41の支持フレーム11、脚部洗浄槽42の支持フレーム13は、前述したように、中央支持フレーム12が上昇、下降するのに同期して、上昇、下降できるようになっている。
これにより、頭部洗浄槽41の支持フレーム11に支持される頭部用マット部21、中央支持フレーム12に支持される中央マット部22、脚部洗浄槽42の支持フレーム13に支持される脚部用マット部23の各上側表面によって図1(a)図示のように水平面が形成されている状態で、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23を同期して矢印8a、8bで示すように、上下動させるものである。
以上に説明した構造、機構を採用することによって、本発明の美容用多機能ベッド1では、長手方向に延びるマット20を構成する頭部用マット部21、中央マット部22、脚部用マット部23における頭部用マット部21の下側に頭部洗浄槽41、脚部用マット部23の下側に脚部洗浄槽42が配備され、頭部洗浄槽41、脚部洗浄槽42にそれぞれ頭部洗浄用、脚部温浴用に給湯機構、給水機構、排水機構が備えられているにもかかわらず、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって図1(a)図示のように水平面が形成されている状態で、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23を同期して矢印8a、8bで示すように、上下動させることができる。
このように、本発明の美容用多機能ベッド1では、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって図1(a)図示のように水平面が形成されている状態で、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23を同期して矢印8a、8bで示すように、上下動させることが可能になっている。
こうして、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23からなるマット20が、図1(a)図示のように水平面を形成している状態で、全体を矢印8a方向、矢印8b方向に上昇、下降させ、美容、エステティック、マッサージなどの施術を受ける被施術者が無理なくマット20の上に乗ることができる高さ位置にマット20を上昇あるいは、下降させ、更に、施術者が、マット20の上に仰向けになっている、あるいはうつ伏せになっている被施術者に対して、美容、エステティック、マッサージなどの施術を行うにあたって、施術者の体格に合わせて、施術者が最も楽な姿勢で施術を行なうことのできる高さ位置にマット20を上昇あるいは、下降させることができる。
頭部用マット部21及び脚部用マット部23はそれぞれ長手方向に直交する左右方向に、矢印4a、4b、5a、5bで示すように、スライド可能であって、頭部用マット部21及び脚部用マット部23を左右方向にスライドさせることにより、頭部洗浄槽41及び脚部洗浄槽42の上側の開口を図1(b)、図2図示のように開放できる。
内側に頭部洗浄槽41が装着される頭部洗浄槽41の支持フレーム11における中央マット部22から離れている側、すなわち前端壁の外周壁の上端部には、左右方向に延びる案内レール15が配備されている(図2)。図示していないが、同様の案内レールが、中央マット部21に近い側に位置する頭部洗浄槽41の支持フレーム11における後端壁の外周壁の上端部にも配備されている。
一方、中央マット部22から離れている側における頭部用マット部21の下側には頭部用マット支持片24の基端が固定されており、頭部用マット支持片24の先端に回動自在に取り付けられている転動ローラ(不図示)が、頭部洗浄槽41の支持フレーム11における中央マット部22から離れている側、すなわち前端壁の外周壁の上端部に配備されている案内レール15内に転動自在に装着されている。
図示していないが、中央マット部22に近接している側における頭部用マット部21の下側にも頭部用マット支持片24の基端が固定され、頭部用マット支持片24の先端に回動自在に取り付けられている転動ローラが、中央マット部21に近い側に位置する頭部洗浄槽41の支持フレーム11における後端壁の外周壁の上端部に配備されている案内レール内に転動自在に装着されている。
頭部用マット部21の両側(中央マット部22から離れている側及び、中央マット部22に近接している側)の下側にそれぞれの基端が固定されている頭部用マット支持片24、24の先端に回動自在に取り付けられている転動ローラ(不図示)が、内側に頭部洗浄槽41が装着される頭部洗浄槽41の支持フレーム11の前端壁及び後端壁の外周壁の上端部にそれぞれ配備されて左右に延びる案内レール15内にそれぞれ転動自在に装着されていることにより、頭部用マット部21は、図1(a)に示すように、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって水平面が形成され、長手方向に長いマット20が構成されている状態で、矢印4aあるいは矢印4bで示す方向に、水平状態を保ったままスライドすることができる。
そして、矢印4a方向にスライドし、案内レール15の図2中、最も右側に移動した時点で、内側に頭部洗浄槽41が装着される頭部洗浄槽41の支持フレーム11の前端壁及び後端壁の外周壁の上端部にそれぞれ配備されて左右に延びる案内レール15内にそれぞれ転動自在に装着されている頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)を案内レール15内で転動させることにより、頭部用マット部21を回転させ、図1(b)、図2図示の状態にし、頭部洗浄槽41の上側の開口を開放する。
案内レール15の図3中、左端側には、下側方向に向かって窪んでいる凹部18が形成されており、案内レール15内を先端の転動ローラ(不図示)が転動してきた頭部用マット支持片24、24は、ここで下側方向に向けて若干移動する。そして、頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)がこの凹部18に入り込み、頭部用マット部21は、矢印4a方向あるいは矢印4b方向の力が加えられなければ、簡単には矢印4a方向あるいは矢印4b方向にスライドせず、頭部用マット部21は、安定した位置を保つことができる。
また、このように、頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)がこの凹部18に入り込んだ時点で、頭部用マット部21の下側面は、頭部洗浄槽41の支持フレーム11の上側面に当接し、安定した位置を保ち、この状態から頭部用マット部21に対して矢印4a方向あるいは矢印4b方向の力が加えられて、頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)が凹部18から転がり出た時点で、頭部用マット部21の下側面と、頭部洗浄槽41の支持フレーム11の上側面との間に若干の隙間が形成され、頭部用マット部21に対して矢印4a方向あるいは矢印4b方向の少しの力を加えるのみで、頭部用マット部21を矢印4a方向あるいは矢印4b方向に簡単にスライドさせることができる。
すなわち、頭部用マット支持片24、24の大きさ(長さ)と、凹部18の大きさは、頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)が凹部18に入り込んだ時点で、頭部用マット部21の下側面が、頭部洗浄槽41の支持フレーム11の上側面に当接し、頭部用マット支持片24、24の先端の転動ローラ(不図示)が凹部18から転がり出た時点で、頭部用マット部21の下側面と、頭部洗浄槽41の支持フレーム11の上側面との間に若干の隙間が形成される関係になっている。
施術者が、頭部用マット部21を矢印4a方向あるいは矢印4b方向に移動させるにあたっては、図1(a)に図示されているように、頭部用マット部21の側壁に取り付けられている取っ手を持ち、頭部用マット部21を矢印4a方向あるいは矢印4b方向に移動させる。
頭部用マット部21の側壁に取り付けられている取っ手(図1(a))は、頭部用マット部21の両側に取り付けておくことにより、施術者が、その利き腕で、移動させやすい方向にスライドさせることができる。
脚部用マット部23を矢印5a方向あるいは矢印5b方向に移動させる機構も、以上に説明した頭部用マット部21を矢印4a方向あるいは矢印4b方向に移動させる機構と同様であるので、説明を省略する。
図1(b)は、図1(a)図示の状態から、頭部用マット部21を矢印4a方向にスライドさせて、頭部洗浄槽41の上側の開口を開放し、また、脚部用マット部23を矢印5a方向にスライドさせて、脚部洗浄槽41の上側の開口を開放した状態を説明するものである。
図2は、図1(a)図示の状態から、頭部用マット部21を矢印4a方向にスライドさせて、頭部洗浄槽41の上側の開口を開放し、また、脚部用マット部23を矢印5b方向にスライドさせて、脚部洗浄槽41の上側の開口を開放した状態を説明するものである。
前述したように、頭部用マット部21、脚部用マット部23は、図1(a)に示すように、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって水平面が形成され、長手方向に延びるマット20が構成されている状態で、矢印4aあるいは矢印4b、矢印5aあるいは矢印5bで示す方向に、水平状態を保ったままスライドすることができるので、図1(a)図示の状態の美容用多機能ベッド1の上に被施術者が仰向けに横たわっている状態で、被施術者に姿勢を変更してもらうことなく、施術者が、利き腕で頭部用マット部21、脚部用マット部23の側壁に取り付けられている取っ手を持って、頭部用マット部21、脚部用マット部23の水平状態を維持したまま矢印4aあるいは矢印4b、矢印5aあるいは矢印5bで示す方向に、頭部用マット部21、脚部用マット部23を移動させるだけで、頭部洗浄槽41の上側の開口、脚部洗浄槽41の上側の開口を開放し、頭部の洗浄や、脚部の温浴といった施術を行うことができる。
この際、施術者は、図7(a)に示すように、椅子に座って、施術者の身体に過剰な負荷を受けることなく、被施術者の頭部洗浄や、脚部温浴を行うことができる。
これは、前述したように、中央マット部22から離れている側に位置する頭部洗浄槽41の前端壁の外周壁6が、図1(a)図示のように、頭部洗浄槽41前端壁の頂端側から下端側に向かって、中央マット部22の側に向けて斜めに傾斜し、また、中央マット部22から離れている側に位置する脚部洗浄槽42の後端壁の外周壁7が、頭部洗浄槽41の前端壁の外周壁6と同じように、脚部洗浄槽42の後端壁の頂端側から下端側に向かって、中央マット部22の側に向けて斜めに傾斜していることによって可能になっている。
すなわち、図7(b)図示のように、中央マット部22から離れている側に位置する頭部洗浄槽41の前端壁の外周壁が、頭部洗浄槽41前端壁の頂端側から下端側に向かって垂直になっていたり、中央マット部22から離れている側に位置する脚部洗浄槽42の後端壁の外周壁が、脚部洗浄槽42の後端壁の頂端側から下端側に向かって垂直になっている場合、施術者は無理な姿勢で、被施術者の頭部洗浄や、脚部温浴を行わねばならない。
本発明の美容用多機能ベッド1においては、前述した構造になっているため、美容用多機能ベッド1の前端側の下側に符号2(図1(a)、図7(a))で示す空間部が形成され、同じく、美容用多機能ベッド1の後端側の下側に符号3(図1(a))で示す空間部が形成されている。そこで、図7(a)に示すように、施術者は椅子に座って、楽な姿勢で、被施術者の頭部洗浄や、脚部温浴を行うことができる。
更に、前述したように、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23の各上側表面によって図1(a)図示のように水平面が形成されている状態で、頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23を同期して矢印8a、8bで示すように、上下動させることができるので、施術者は図7(a)に示すように椅子に座って、被施術者の頭部洗浄や、脚部温浴を行うに際して、最も楽な姿勢をとりえるように、マット20の上下位置を調整することができる。
図6(a)、(b)は、頭部洗浄槽41に配備されている頭部支持機構50を説明するものである。頭部洗浄槽41の内壁に支持板53が固定されており、ここに、互いに平行に延び、長さが異なる長ロッド57と、短ロッド58とが頭部洗浄槽41内に延びるように突設されている。
頭部支持機構50は被施術者の首部を支持する首支持部55と、頭部支持部56とを備えており、首支持部55は被施術者の首部を支持するように凹湾している腕片からなり、頭部支持部56は被施術者の後頭部を支持するように上面が平坦になっている。首支持部55、頭部支持部56とも被施術者に優しい弾性部材で形成しておくことが望ましい。首支持部55、頭部支持部56は支持ロッド54の先端側に固定されており、支持ロッド54の基端側は、互いに平行に延びる筒状部62、62の間で、筒状部62、62によって支持されている。
筒状部62、62は、前述した長ロッド57と短ロッド58とにそれぞれ装着されるようになっている。
図6(a)図示の状態では、図中、左側の筒状部62のみが長ロッド57に装着されているが、この状態から、図中、右側方向に前進させると、図中、右側の筒状部62は、短ロッド58に装着されるようになる。このように、図6(a)図示の状態で支持ロッド54を図中、右側方向、あるいは左側方向に移動させ、被施術者の首部、後頭部が、適切に首支持部55及び頭部支持部56上にそれぞれ支持される位置に調節する。適切な位置になったならば、調節ボルト61で締め付けて、支持ロッド54の位置を固定する。
なお、首支持部55、頭部支持部56の高さ位置を調節する必要がある場合には、支持ロッド54が装入されている枠体63に取り付けられている調節レバー59を操作して、支持ロッド54を枠体63から上側に突出する方向、あるいはその逆方向に移動させ、高さを調節することができる。
図1(a)図示のように、頭部用マット部21によって頭部洗浄槽41の上側の開口を塞ぐ場合には、図6(a)図示の状態では、立設状態にある支持ロッド54が邪魔になるので、図6(b)図示の状態にする。
これは、支持ロッド54を図6(a)図示の状態にまで移動させることによって、右側の筒状部62を短ロッド58から抜き取り、左側の筒状部62のみが長ロッド57に装着されているようにし、ここで、調節ボルト61の締め付けを緩めて、支持ロッド54を図6(a)図示の状態から、図6(b)図示の状態に、長ロッド57の回りで回動させるものである。
これによって、頭部用マット部21を矢印4aあるいは矢印4b方向にスライドさせて頭部洗浄槽41の上側の開口を塞ぐようにしても、図6(a)図示のように立設状態にある支持ロッド54が邪魔になることはない。
次に、本発明の美容用多機能ベッド1を用いて、被施術者に対してエステティックやマッサージ等の全身的な施術を行なう場合について一例を説明する。
頭部用マット部21、中央マット部22及び脚部用マット部23からなるマット20が、図1(a)図示のように水平面を形成している状態で、全体を矢印8a方向、矢印8b方向に上昇、下降させ、美容、エステティック、マッサージなどの施術を受ける被施術者が無理なくマット20の上に乗ることができる高さ位置にマット20を上昇あるいは、下降させ、被施術者にマット20の上に仰向けに載ってもらう。
次に、施術者が、マット20の上に仰向けになっている、あるいはうつ伏せになっている被施術者に対して、美容、エステティック、マッサージなどの施術を行うにあたって、施術者の体格に合わせて、施術者が最も楽な姿勢で施術を行なうことのできる高さ位置にマット20を上昇あるいは、下降させる。
こうして、施術者は無理な姿勢をとることなしに、美容、エステティック、マッサージなどの施術を被施術者に対して行うことができる。
なお、被施術者がマット20の上でうつ伏せになったときに備えて、頭部用マット部21には透孔25が形成されている。
頭部の洗浄や、脚部の温浴を行なう場合には、図1(a)図示の状態の美容用多機能ベッド1の上に被施術者が仰向けに横たわっている状態で、被施術者に姿勢を変更してもらうことなく、施術者が、利き腕で頭部用マット部21、脚部用マット部23の側壁に取り付けられている取っ手を持って、頭部用マット部21、脚部用マット部23の水平状態を維持したまま矢印4aあるいは矢印4b、矢印5aあるいは矢印5bで示す方向に、頭部用マット部21、脚部用マット部23を移動させ、頭部洗浄槽41の上側の開口、脚部洗浄槽41の上側の開口を開放し、頭部洗浄槽41を利用して頭部の洗浄、脚部洗浄槽41を利用して脚部の温浴を行う。
この際、図7(a)に示すように、施術者は椅子に座って、しかも、最も適切な高さにマット20の位置を調節して、楽な姿勢で、被施術者の頭部洗浄や、脚部温浴を行うことができる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
(a)は、頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部の各上側表面によって水平面が形成され、長手方向に延びるマットが構成されている状態の本発明の美容用多機能ベッドを説明する斜視図、(b)は、図1(a)図示の状態から頭部用マット部及び脚部用マット部が左右方向にスライドされて、頭部洗浄槽及び脚部洗浄槽の上側の開口が開放されている状態の本発明の美容用多機能ベッドを説明する斜視図。 図1(a)図示の状態から頭部用マット部及び脚部用マット部が左右方向にスライドされて、頭部洗浄槽及び脚部洗浄槽の上側の開口が開放されている状態の本発明の美容用多機能ベッドの他の例を説明する一部を省略した斜視図。 本発明の美容用多機能ベッドの構造を説明する分解斜視図。 中央支持フレームの上下動する機構の一例の一部を説明する分解斜視図。 (a)は、中央支持フレームが下降している状態を説明する一部を省略した側面図、(b)は、中央支持フレームが上昇している状態を説明する一部を省略した側面図。 (a)は、頭部洗浄槽に配備されている被施術者の首及び後頭部支持機構を説明する図であって、使用状態を説明する一部を省略した斜視図、(b)は、頭部洗浄槽の上側開口が頭部用マット部によって閉鎖される場合における被施術者の首及び後頭部支持機構を説明する一部を省略した斜視図。 (a)は、本発明の美容用多機能ベッドを利用して施術者が被施術者の頭部洗浄あるいは脚部温浴施術を行なう場合の状態を説明する一部を省略した側面図、(b)は従来の美容用ベッドを利用して施術者が被施術者の頭部洗浄を行なう場合の状態を説明する一部を省略した側面図。
符号の説明
1 美容用多機能ベッド
20 マット
21 頭部用マット部
22 中央マット部
23 脚部用マット部
41 頭部洗浄槽
42 脚部洗浄槽

Claims (2)

  1. 中央マット部を挟んで、当該中央マット部の一方の側に頭部用マット部、他方の側に脚部用マット部が配備され、当該頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部の各上側表面によって水平面が形成されて長手方向に延びるマットが構成され、
    前記頭部用マット部及び脚部用マット部の下側に上側が開口している頭部洗浄槽と脚部洗浄槽とがそれぞれ配備され、
    前記頭部用マット部及び脚部用マット部はそれぞれ長手方向に直交する左右方向にスライド可能であって、前記頭部用マット部及び脚部用マット部を左右方向にスライドさせることにより、前記頭部洗浄槽及び脚部洗浄槽の前記開口を開放できる美容用多機能ベッドであって、
    前記頭部洗浄槽は、前記中央マット部から離れている側に位置する頭部洗浄槽前端壁の外周壁が、頭部洗浄槽前端壁の頂端側から下端側に向かって、前記中央マット部の側に向けて斜めに傾斜し、
    前記脚部洗浄槽は、前記中央マット部から離れている側に位置する脚部洗浄槽後端壁の外周壁が、脚部洗浄槽後端壁の頂端側から下端側に向かって、前記中央マット部の側に向けて斜めに傾斜し
    ていることを特徴とする美容用多機能ベッド
  2. 前記頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部の各上側表面によって水平面が形成されている状態で、前記頭部用マット部、中央マット部及び脚部用マット部を同期して上下動させることが可能な
    請求項1記載の美容用多機能ベッド。
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