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JP5223626B2 - 直接駆動型モータ - Google Patents
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JP5223626B2 - 直接駆動型モータ - Google Patents

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Description

本発明は、直接駆動型モータに係り、特に、直接駆動型モータを構成するモータハウジングの構造に関する。
従来の直接駆動型(ダイレクトドライブ(DD))モータとしては、例えば、特許文献1に記載の電動機がある。
特許文献1に記載の発明に係るDDモータ102は、図7(a)に示すように、転がり軸受(例えば、クロスローラ形軸受)104を介して相対的に回転自在に連結されたベース106と円筒状出力軸108とを備えている。円筒状出力軸108は、ベース106に対して回転することができるように構成されている。
更に、DDモータ102は、円筒状出力軸108の回転角度をフィードバック制御する例えば割出制御機構110を備えている。割出制御機構110には、ベース106に固定された円筒状ステータ112と、この円筒状ステータ112の内周に対向するように出力軸108に固定されたロータ114と、このロータ114の回転角度を検出するレゾルバ116とが設けられている。
更に、DDモータ102は、その円筒状出力軸108の上面に、割出テーブルをボルト止めして取り付けるためのネジ穴108aが設けられている。
更に、DDモータ102において、配線Lは、ベース106に形成された連通孔106aに挿通されている。この連通孔106aは、レゾルバ116から割出制御機構を回避した位置(割出制御機構10から最も離間した位置)を経由してコネクタ部118まで形成されている。なお、コネクタ部118は、外部電源(図示しない)に接続されるようになっており、外部電源からの電力は、コネクタ部118から配線Lを介して各種駆動制御系(例えば割出制御機構10)に供給されるようになっている。
ベース106には、図7(b)に示すように、コネクタ部118を配設すると共に、連通孔106aを通った配線Lをコネクタ部118を介してDDモータ102の外部に引き出すための配線引出部170が設けられている。配線引出部170は、対向する壁部170a,170bが天部170cを介して連続される構造を成しており、ベース106の所定部位を切り欠き(えぐって)、その周縁から拡径方向に突設されている。
一般に、このような構成のDDモータを装置に組み込む場合、DDモータは、水平・垂直を問わずモータを固定する支持部材側の平面にボルトなどを用いて固定される。
その際に、配線引出部170は、図7(b)に示すように、壁部170a,170bが平面Fに接するのに対し、天部170cが平面Fと接さずに対向するように位置付けられ、これにより、平面F、配線引出部170の壁部170a,170b及び天部170cに囲まれた領域に、ベース106の連通孔106aと連通し、DDモータ102の外部に露出される開放空間170sが形成される。
また、高トルク・高出力なDDモータは、比較的大型となり、かなりの重量を有する。また、DDモータの周りには、様々なプロセスを受け持つユニットが複数取り付けられる。よって、DDモータが取り付けられる平面は、DDモータの取り付けに必要な面積よりも大きい面積となる傾向がある。
また、DDモータをボルトを用いて支持部材(他の装置等)に固定する場合に、例えば、支持部材側におけるDDモータの固定面に対してモータ側からボルトで固定する方法、支持部材側の固定面の反対側の面からボルトで固定する方法などがある。前者はDDモータ(及びその周辺のユニットあるいはユニットの取付部)を見ながら固定作業を行えるためDDモータの軸心と他の装置の軸心との軸合わせを比較的楽に行える。一方、後者はDDモータ(及びその周辺のユニットあるいはユニットの取付部)が見えない状態での固定作業となるため、前者と比較して軸合わせが困難となる。
特開2006−094595号公報
しかしながら、上記従来技術のDDモータ102においては、レゾルバ116からの配線Lをその配設位置からコネクタ118側へと通すために、ベース106に配線Lを通すための通路をモータ軸方向(以下、第1の方向と称す)及びモータ軸と垂直な方向(以下、第2の方向と称す)とに直交する方向に形成すると共に、ベース106の裏側を箱状にえぐり、その中に配線を通し、えぐられた部分に板金カバーをかぶせる方式をとっている。
そのため、ベース106をえぐって形成された第1の方向及び第2の方向に延びる配線通路と裏側の箱状部分とによって、ベース106の強度がえぐられた方向に弱くなり、ベース106の強度に不均一が発生するといった問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、ハウジング内部に配設された部品の配線をハウジング底部の強度や部品精度の低下を抑えつつ外部へと引き出すことが可能な構造を有する直接駆動型モータを提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の直接駆動型モータは、軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
前記モータハウジングに設けられた、モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びて、前記モータハウジングの外周部から前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと通じる配線用通路を備える。
このような構成であれば、モータハウジングの強度を下げにくい方向に配線通路を形成するようにしたので、配線通路による強度低下及びそれによる精度の低下を低減することができる。
〔発明2〕 更に、発明2の直接駆動型モータは軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
前記モータハウジングに設けられた、その外周部から内側に向かってモータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる第1の通路と、前記モータハウジング及びその内側の部材の少なくとも一方に設けられた、前記第1の通路と接続され、該接続部から前記モータ軸方向と同方向に延びて、前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと到達する第2の通路とから構成される配線用通路とを備える。
このような構成であれば、モータハウジングの強度を下げにくい方向に配線通路を形成するようにしたので、配線通路による強度低下及びそれによる精度の低下を低減することができる。
更に、第1の通路と第2の通路とを組み合わせて配線通路を形成するようにしたので、斜め方向に延びる第1の通路の通路長を短く抑えることができる。これにより、配線通路を第1の通路のみで形成する場合と比較して、より大きな径のモータ中空穴を形成することができる。
〔発明3〕 更に、発明3の直接駆動型モータは、発明1又は2の直接駆動型モータにおいて、前記モータハウジングの外周面に、前記配線用通路の外周側開口部を塞ぐ前記配線用通路の長手方向と垂直な平面の加工用平面部を備える。
このような構成であれば、配線用通路の長手方向と垂直な平面の加工用平面部を設けるようにしたので、例えばドリル加工などを行って開口部を開通させるようなときに、刃の逃げやブレを防止でき、正確な位置に加工を行い易くすることができる。
〔発明4〕 更に、発明4の直接駆動型モータは、発明1乃至3のいずれか1の直接駆動型モータにおいて、前記モータハウジングは、当該直接駆動型モータを支持部材に固定するための固定端部と、該固定端部に設けられた、前記軸心部と同心の軸対称形状のモータ側インロー部とを備える。
このような構成であれば、支持部材に、モータ側インロー部と嵌合可能な支持部材側インロー部を設けることで、モータ側インロー部(例えば、円形の凹部)と支持部材側インロー部(例えば、円形の凸部)とを嵌合(印籠嵌合)させて自直接駆動型モータを支持部材に固定することができる。
ここで、モータ側インロー部は、モータの軸心部と同心で且つモータの軸と軸対称の形状であり、モータの固定面に対して、凹んだ形状又は突出した形状のいずれにも構成できる。
〔発明5〕 更に、発明5の直接駆動型モータは、発明4の直接駆動型モータにおいて、前記モータ側インロー部は、前記軸心部と同心の軸対称形状で且つその径を最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなるように前記軸方向の他方に向かって変位させてなる肉厚の傾斜部分を有し、
前記配線用通路を構成する、前記モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる通路を、前記傾斜部分に設けた。
例えば、支持部材に、支持部材の前記固定面に垂直な軸に対して軸対称形状で且つ軸方向の一方に向かってその径を変位させてなる傾斜部分を有するモータ側インロー部と印籠嵌合する支持部材側インロー部を設けたとする。
上記構成であれば、この支持部材側インロー部とモータ側インロー部とを嵌合(印籠嵌合)することで、支持部材側インロー部とモータ側インロー部との傾斜部分の傾斜面同士が接した状態で嵌合される。
これによって、傾斜部分を設けない構成と比較して、アキシャル荷重やモーメント荷重による軸受の出力軸を受ける面(以下、軸受面と称す)の変位や、傾きを少なくすることが可能であり、モータロータのギャップの変化を少なくすることができる。
従って、ギャップ変化による出力特性の悪化を低減できると共に、この軸受を介して支持される回転センサ(レゾルバ、ロータリエンコーダ等)のロータ、ステータのゆがみ、芯ずれを低減することができる。
〔発明6〕 更に、発明6の直接駆動型モータは、発明5の直接駆動型モータにおいて、前記モータ側インロー部は、前記固定側の端部に前記軸心部と同心で且つ軸方向に前記出力軸側から前記固定側端部に向かって径が大きくなり、且つその最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなる円錐台形の凹部を形成してなる。
このような構成であれば、モータ側インロー部が、円錐の上部を途中で水平に切った形状(垂直方向の断面が台形となる円錐台形)となり、軸心を囲む外周面が、軸方向に対して垂直方向に変位する傾斜面を有した構成となる。また、円錐台形のモータ側インロー部は、出力軸側から固定側端部に向かって径が大きくなり、且つその最大径は軸受の内輪の径よりも大きくなる。
これによって、傾斜部分を設けない構成と比較して、アキシャル荷重やモーメント荷重による軸受面の変位や、傾きを少なくすることが可能であり、モータロータのギャップの変化を少なくすることができる。
従って、ギャップ変化による出力特性の悪化を低減できると共に、この軸受を介して支持される回転センサ(レゾルバ、ロータリエンコーダ等)のロータ、ステータのゆがみ、芯ずれを低減することができる。
〔発明7〕 更に、発明7の直接駆動型モータは、発明4乃至6のいずれか1の直接駆動型モータにおいて、前記部品の配線を外部に引き出すための配線引出部を備え、
前記配線引出部は、1つの底部と当該底部から対向して立ち上がる2つの壁部を少なくとも備えており、これらの底部及び壁部は、当該底部を前記支持部材への取付側に位置付けて前記モータハウジングから突設され、
前記配線通路を、前記モータハウジングにおける前記配線引出部の前記底部及び前記2つの壁部で囲まれた空間と通じる位置に開口部を有するように形成した。
このような構成であれば、底部と壁部とで囲まれた領域は、当該底部の反対側が直接駆動型モータの外部に開放された状態となるため、配線の引き回しをスムーズに行うことができる。
更に、モータハウジングにおけるモータの固定面側に底部が形成されるので、従来の裏面をえぐる構成と比較して、モータハウジングの強度低下を軽減することができる。
なお、上述した〔発明1〕〜〔発明7〕のうち、上記〔発明1〕の構成のみによる発明、上記〔発明2〕の構成のみによる発明、〔発明1〕または〔発明2〕の構成に〔発明4〕の構成を加えた構成のみによる発明、および〔発明1〕または〔発明2〕の構成に〔発明4〕および〔発明7〕の構成を加えた構成のみによる発明については、それぞれ参考発明とし本願発明からは除くものとする。
以上説明したように、発明1の直接駆動型モータによれば、モータハウジングの強度を低減しにくい方向の配線通路を設けるようにしたので、配線通路による強度低下及びそれによる精度低下を低減することができるという効果が得られる。
更に、発明2の直接駆動型モータによれば、発明1の前記効果に加え、第1の通路と第2の通路とを組み合わせて配線通路を形成するようにしたので、配線通路を第1の通路のみで形成する場合と比較して、より大きな径のモータ中空穴を形成することができるという効果が得られる。
更に、発明3の直接駆動型モータによれば、発明1又は発明2の前記効果に加え、配線用通路の長手方向と垂直な平面の加工用平面部を設けるようにしたので、例えばドリル加工などを行って開口部を開通させるようなときに、刃の逃げやブレを防止でき、正確な位置に加工を行い易くすることができるという効果が得られる。
更に、発明4の直接駆動型モータによれば、発明1乃至3のいずれか1の前記効果に加え、DDモータの軸心と同心の軸対称形状のモータ側のインロー部と、該インロー部と嵌合可能な支持部材側のインロー部とを嵌合させて、DDモータの支持部材への固定位置を決めることができるので、支持部材の軸心位置とDDモータの軸心位置とを同位置に合わせる作業を簡易且つ正確に行うことができるという効果が得られる。
更に、発明5及び6の直接駆動型モータによれば、発明4の前記効果に加え、モータ側インロー部を、軸心部と同心の軸対称形状で且つ軸方向に向かって径を変位させてなる傾斜部分を有すると共に、径の最大変位が軸受の内輪の径よりも大きくなる構成としたので、傾斜部分を設けない構成と比較して、アキシャル荷重やモーメント荷重による軸受面の変位や、傾きを少なくすることが可能であり、モータロータのギャップの変化を少なくすることができる。従って、ギャップ変化による出力特性の悪化を低減できると共に、この軸受を介して支持される回転センサ(レゾルバ、ロータリエンコーダ等)のロータ、ステータのゆがみ、芯ずれを低減することができるという効果が得られる。
更に、発明7の直接駆動型モータによれば、発明1乃至6のいずれか1の前記効果に加え、底部と壁部とで囲まれた領域は、当該底部の反対側が直接駆動型モータの外部に開放された状態となるため、配線の引き回しをスムーズに行うことができるという効果が得られる。更に、モータハウジングにおけるモータの固定面側に底部が形成されるので、従来の裏面をえぐる構成と比較して、モータハウジングの強度低下を軽減することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図5は、本発明に係る直接駆動型モータの実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係るDDモータの構成を図1及び図2に基づき説明する。
ここで、図1は、本発明に係るDDモータ100の構成を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は底面図である。また、図2(a)は、クロスローラ軸受4と固定部材31の拡大図であり、(b)は、図1(a)中の35の拡大図であり、(c)は、図1(a)の配線通路1pを含む一部拡大図である。
DDモータ100は、図1(a)に示すように、軸心に貫通孔1dを有するほぼ円筒形状のモータハウジング(以下、単にハウジングという)1の底板1cの外周縁に円筒状のモータステータ2をボルトB1で固定して取り付けてある。更に、そのモータステータ2の上部にステータコイル2Cを覆うようにしてハウジングキャップ1eを通しボルトB2で固定して取り付けてある。モータステータ2の外周面は外部に露出してこのDDモータ100の外周面の大部分を形成している。
そのモータステータ2は、図示しない複数の歯列が形成されて熊手状に内側に突出した磁極を円周方向に等間隔に複数個有する電磁石を備えて構成され、隣接する磁極相互ではその歯列は所定ピッチずらした位相をもって配設されている。そして、モータステータ2の内側に、図示しない鉄心の歯を有するモータロータ3が同軸に配設されている。その鉄心の歯は前記モータステータ2の電磁石の磁極の歯列とは異なるピッチでロータ外側に均一に突出して形成され、両歯列が僅かのギャップを隔てて対向する構造の直接駆動型のモータを構成している。
そのモータロータ3は、内外周面に異形段部を有する円筒状の出力軸5の外周面に一体的に取り付けられており、その出力軸5の内周に嵌着されたクロスローラ軸受4を介して回転自在にハウジング1に支持されている。すなわち、モータロータ3は出力軸5の外周段部に圧入されてボルトB3で固着されて、モータステータ2の内周側に周面対向に配設されている。クロスローラ軸受4の外輪4bは、出力軸5の内周段部に嵌めこまれて環状の固定部材31を介し固定ボルトB4で固定されている。
また、図2(a)に示すように、この固定部材31の外輪4bを嵌合する嵌合面の高さHは、クロスローラ軸受4の幅Wに対して、「H=2/3×W」以上の高さに構成されている。一方、クロスローラ軸受4の内輪4aはハウジング1の異形段部の中段に嵌めこまれて環状の固定部材32を介し固定ボルトB5で固定されている。
クロスローラ軸受4の上方の出力軸内側空間Sには、モータロータ3ひいては出力軸5を高精度に位置決めするため、高分解能の回転検出器であるレゾルバ10が内蔵されている。レゾルバコイルを有するレゾルバ10のステータ12は、ハウジング1の上端面に固定部材33を介してボルトB6で取付けられている。これに対してレゾルバ10のロータ13は、前記ステータ12に対向させて出力軸5の内面段部にボルトB7で取付けられている。レゾルバ10のステータ12は、モータステータ2と同様に複数の歯列が設けてある磁極を複数有し、各磁極にレゾルバコイルが巻回されている。レゾルバ10のロータ13は、レゾルバ10のステータ12の歯列に対向して所定ピッチの突出歯を有している。そして、モータロータ3の回転に伴ってレゾルバ10のロータ13が一体に回転すると、レゾルバ10のステータ12との歯間のリラクタンスが変化し、その変化を図示しないドライブユニットのレゾルバ制御回路によりデジタル化し、位置信号として利用することでレゾルバ10のロータ13の回転角ひいては出力軸5の回転位置を検出するようになっている。
更に、DDモータ100のハウジング1の下面には、図1(a)〜(b)に示すように、モータ軸心と同心に比較的浅いクロスローラ軸受4の外径寸法よりも大きい外径の円形の凹部41と、その内側にモータ軸心と同心に、インロー部40の外径寸法より小さく且つクロスローラ軸受4の内径寸法よりも大きい下端外径のモータ上端側に向かって先細りとなる略円錐台形状の凹部42とを形成してなるインロー部40が設けられている。その凹部42の上端の平面部42dは一部が軸方向に円形に開口して貫通孔1dの下端を構成している。
凹部42を構成する傾斜部42aの、嵌合される側の傾斜面42b(以下、嵌合傾斜面42bと称す)と、その反対側のDDモータ100の内側に面した傾斜面42c(以下、内側傾斜面42cと称す)とは、両者が平行又は略平行となるように構成されている。
更に、傾斜部42a(嵌合傾斜面42bと内側傾斜面42cとの間)の肉厚D2は、インロー部40の軸方向の高さD1以上(D1≦D2)の肉厚に構成されている。
また、傾斜部42aは、クロスローラ軸受4の内輪4aの内径位置とモータロータ2の内径位置との間に位置するように形成されている。
更に、クロスローラ軸受4の外輪4bを固定する固定部材31の内側傾斜面42cと対向する角部には、図2(b)に示すように、該内側傾斜面42cと平行又は略平行となる傾斜面31fが設けられている。
更に、図1(b)に示すように、ハウジング1の底面には、環状の連続面1f及び1hが設けられている。この連続面1f及び1hは、底板1cの最外周よりもモータ下端側へ僅かに突出するように形成されている。
上記の構成を有する凹部41及び凹部42が形成されているため、インロー部40は、凹部41の内周面41aと凹部42の下端外径位置Pとの間に形成された環状の平面部41bと、異形段部の中段における内輪4aの下端側を支持する肩部1gの外周位置とモータロータ3の内周位置との間に形成された嵌合傾斜面42bと、クロスローラ軸受4の内輪4aよりも内側に嵌合傾斜面42bと一体形成された平面部42dとを備える。
この場合、インロー部40は、少なくとも内周面41aと当接する外周面を有した円形凸状のインロー部(インロー凸部)、又は、少なくとも内周面41a及び嵌合傾斜面42bと当接する外周面を有した略円錐台形状のインロー凸部が嵌入されるインロー凹部を構成する。
更に、DDモータ100は、モータステータ2(具体的にはステータコイル2C)に対して電源(例えば、商用電源やバッテリー装置など)からの電力を供給するために接続された配線や、レゾルバ10に対して外部装置(レゾルバ制御回路など)との間の信号の送受信のために接続された配線などを、DDモータ100の外部に引き出すための配線引出部54がハウジング1と一体に設けられている。
配線引出部54は、1つの底部54aと当該底部54aから対向して立ち上がる2つの壁部54b、54cを備えており、これらの底部54aと壁部54b及び54cは、当該底部54aをモータ下端側に位置付けてハウジング1の底板1cの外径側に突設されている。
配線引出部54をこのような構成とすることで、DDモータ100を支持部材に位置決め固定した場合、配線引出部54は、その底部54aが支持部材側の固定面に位置付けられるため、当該底部54aと壁部54b及び54cとで囲まれた領域は、その上方がDDモータ100の外部に開放された状態となる。更に、この底部54aと壁部54b及び54cとで囲まれた領域(空間S3)には、モータステータ2に接続された配線を電源に接続させるためのコネクタや、レゾルバ10に接続された配線を外部装置に接続させるためのコネクタなどを含むコネクタ55が配設されている。
上記構成によって、コネクタ55を介してモータステータ2に接続された配線を電源まで引き出すことができる。更に、レゾルバ10に接続された配線を外部装置まで引き出すことができる。
更に、DDモータ100は、図1(a)及び図2(c)に示すように、レゾルバ10に接続された配線Lを配線引出部54まで導くための配線通路1pが、ハウジング1及び固定部材33に設けられている。
配線通路1pは、ハウジング1における傾斜部42aの内部に設けられた第1の通路1ptと、ハウジング1における貫通孔1dに沿った垂直部分の内部から固定部材33の内部に渡って設けられた第2の通路1psとを含んで構成される。
第1の通路1ptは、出力軸5の軸方向及び該軸方向と垂直な方向とのいずれに対しても直交しない方向に傾斜部42aに穿設された通路であり、一端が外部(空間S2内)に開口し、他端がハウジング1の部材内において第2の通路1psの一端と接続されている。
第2の通路1psは、ハウジング1の貫通孔1dに沿った部分と固定部材33とに対して、出力軸5と同方向に穿設された通路であり、一端がハウジング1において第1の通路1ptと接続され、固定部材33に設けられた他端がレゾルバ10の配設された空間S内に開口している。
なお、第1の通路1pt及び第2の通路1psの径は、配線Lの径よりも大きな径に形成されている。
上記構成の配線通路1pに対して、配線Lは、空間Sと通じる第2の通路1psの開口部から入って、第2の通路1psを通り、接続部を介して第1の通路1ptに入る。そして、第1の通路1ptを通ってその開口部1phから外部(空間S2)に出る。その後、空間S2と通じている配線引出部54の背部に設けられた穴から配線引出部54のコネクタ55の配設された空間S3内へと入り、そこでコネクタ55に接続される。
本実施の形態において、空間S2は、図1(b)に示すように、ボルト止めされたカバープレート57によって覆われている。
更に、DDモータ100は、ハウジング1の底板1cの外周面に、ボルト孔44aを有する4つの固定片44が外側に突出して周方向に等間隔に形成されている。その固定片44は、ハウジング1と一体に形成されており、DDモータ100の下面における支持部材との接触面部(連続面1f及び1h)と面一の接触面を有している。そのボルト孔44aは、固定片44の支持部材との接触面に対して垂直方向に穿設された貫通孔となっている。
この構成により、DDモータ100は、4つの固定片44においてボルトによって支持部材に固定される。
ここで、図3(a)は、DDモータ100の下面側斜視図であり、(b)は、DDモータ100の上面側斜視図である。
本実施の形態において、DDモータ100は、図3(a)に示すように、支持部材との固定面側に、連続面1f及び1hを有しており、これら連続面1f及び1hを、支持部材側の固定面に当接させて位置決めし、当該DDモータ100をボルトによって支持部材に固定する。
ここで、先述したように固定片44の支持部材との固定側の面は、連続面1fと面一に且つひとつながりとなっている。従って、DDモータ100がボルトによって支持部材に固定されると、DDモータ100の自重や回転時の振動などが、連続面1f及び1hの全体に分散する。これによって、自重や振動などによるハウジング1の歪み(撓み)の発生を効果的に低減し、ひいてはDDモータ100の剛性を効果的に高めることが可能となる。
また、DDモータ100は、図3(b)に示すように、モータの出力軸5が上面側から一部突出した構成となっている。その出力軸5の軸面には、割出テーブルをボルト止めして取り付けるためのネジ孔が形成してある。
このような構成のDDモータ100は、モータ側から支持部材側に向かってボルト孔44aにボルトを貫通して支持部材に固定される。そして、固定されたモータの上面側に割出テーブルをボルト止めして取り付け、該割出テーブルを所定方向に回転させて出力軸5の割り出しを行う。
次に、図4〜図5に基づき、DDモータ100の支持部材への固定構造を説明する。
図4は、DDモータ100の支持部材60への固定方法の説明図であり、図5(a)及び(b)は、DDモータ100の支持部材60への固定構造を示す図である。
図4に示すように、DDモータ100が固定される支持部材60は、板面矩形の上板60aと、立方体状の鉄骨構造を有した基台60bとから構成されている。
上板60aは、基台60bに剛接合されており、その上面部である平面を有したモータ固定面60c上には、DDモータ100の下面に形成されたインロー部40(以下、モータ側インロー部40と称す)と嵌合可能な支持部材側インロー部64が形成されている。
この支持部材側インロー部64は、円柱形状の凸部64aと、この凸部64a上に当該凸部64aと一体形成された、該凸部64aの中心と同心で且つ凸部64aの内径寸法よりも小さい外形寸法の下端外径を有し、軸方向上方に向かって先細りとなる略円錐台形状の凸部64bとを備えている。この凸部64a及び64bは、モータ側インロー部40の凹部41及び42とそれぞれ嵌合可能な形状及びサイズに構成されている。更に、凸部64a及び64bは、モータ側インロー部40と嵌合したときに、DDモータ100の固定側端部にある連続面1f及び1hが、支持部材60のモータ固定面60cに当接するように構成されている。
更に、モータ固定面60cには、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とを嵌合させたときに、DDモータ100における固定片44のボルト孔44aと対向可能な位置にボルト孔62が設けられている。そのボルト孔62の内周部には雌ねじが螺刻されている。
上記の構成を有する支持部材60にDDモータ100を固定するにあたっては、まず、DDモータ100の下面を支持部材60のモータ固定面60cに対向させる。このとき、図5(a)に示すように、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とが嵌め合わさるように対向位置を調整する。対向位置を調整したら、次に、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とを嵌め合わせる。これにより両インロー部が印籠嵌合される。
両インロー部が印籠嵌合されると、図5(b)に示すように、DDモータ100の軸心位置と支持部材60の軸心位置とが同軸位置に合わさった状態で、DDモータ100の下面における支持部材60への固定面(連続面1f及び1h)と、固定片44の接触面(連続面1fと一体形成)とがモータ固定面60cに接触する。
更に、両インロー部が印籠嵌合された状態でDDモータ100をその軸周り方向に回転させ、モータ側の4つのボルト孔44aと、支持部材60側のボルト孔62とが適正位置で対向するように位置の調整を行う。つまり、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64との軸心位置が適正位置に合わさった状態のまま位置調整を行う。
そして、4つのボルト孔44aが全て、ボルト孔62と適正位置で対向したならば、ボルト70によって、DDモータ100を支持部材60に固定する。ここで、ボルト70は、ボルト孔44aの径よりも大きい径を有した頭部を有し且つ軸部に雄ねじが螺刻された構成を有している。
ボルト70による固定は、具体的に、まず、対向配置されたボルト孔44a及び62に対して、図5(b)に示すように、ボルト70を、モータ側から支持部材側に向かってボルト孔44aに挿通する。更に、ボルト孔44aを貫通した軸部をボルト孔62に螺合して、DDモータ100を支持部材60に固定する。
このようにして、DDモータ100は、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とが印籠嵌合した状態で、支持部材60に位置決め固定される。
次に、本実施の形態のDDモータ100の出力軸5への付加荷重に対する剛性について説明する。
まず、従来のDDモータ102の出力軸108の軸面にモーメント荷重M1、アキシャル荷重Faを加えると、DDモータ102は、軸受を支えるハウジング部の形状が階段状になっているため、荷重M1及びFaによって生じる力のほとんどが、この階段を構成する各水平板部(踏板部)に対して垂直方向にかかる。つまり、軸受の軸方向の面に付加荷重による力のほとんどが加わることになる。
従って、軸受及びそれを支えるハウジング部は、荷重M1及びFaにより生じる力によって、軸方向に例えば距離q1だけ変位すると共に、この変位により、変位方向とは逆方向の反力が生じる。
これに対して、本発明のDDモータ100の出力軸5の軸面にモーメント荷重M1、アキシャル荷重Faを加えると、DDモータ100は、クロスローラ軸受4を支えるハウジング部の一部(傾斜部42a)が傾斜状となっているため、荷重M1及びFaによって生じる力が、傾斜方向の力と軸方向の力とに分散される。つまり、軸受及びそれを支えるハウジング部にかかる軸方向の力は、DDモータ102の軸方向にかかる力の大きさと比較して小さくなり、軸方向に距離q2(<q1)だけ変位する。
従って、DDモータ102と比較して、軸受で回転支持される、モータロータのギャップの変化が少なくなり、出力特性の悪化を低減することができる。また、軸受を介して支持されるレゾルバ10のロータ13、ステータ12のゆがみ、芯ずれを低減することができ、回転機としての性能を向上させることができる。
更に、DDモータ100及び102の高さを同じとし、両者を比較すると、DDモータ100は、軸受より上部のスペースがDDモータ102のそれよりも狭くなるが、出力軸から軸受までの距離が、DDモータ102のその距離よりも短くなっている。この構造によって、DDモータ100は、出力軸5にかかる外部モーメント荷重におけるクロスローラ軸受4に伝達される実質荷重をDDモータ102のそれと比較して低く抑えることができる。従って、上記した出力特性及びセンサ特性の向上に加えて、軸受にかかる荷重を低く抑えることができるため、荷重を受ける出力軸5やクロスローラ軸受4の寿命を延長させることができ、ひいてはDDモータ100の経年劣化による不具合の発生を延長させることができる。
以上、本実施の形態のDDモータ100によれば、配線引出部54を、1つの底部54aと当該底部54aから対向して立ち上がる2つの壁部54b、54cを備えており、これらの底部54aと壁部54b及び54cは、当該底部54aをモータ下端側に位置付けてハウジング1の底板1cの外径側に突設した構成とした。
更に、レゾルバ10に接続された配線Lをコネクタ55まで導くための配線通路1pを、ハウジング1の傾斜部42aに対して、出力軸5の軸方向及び該軸方向と垂直な方向とのいずれに対しても直交しない方向に穿設された第1の通路1ptと、ハウジング1の貫通孔1dに沿った部分と固定部材33とに対して、出力軸5の軸方向と同方向に穿設された第2の通路1psとを接続した構成とした。
つまり、配線引出部54は、ハウジング1のモータを固定する側の面に底部54aを有する。更に、配線通路1pは、ハウジング1のモータを固定する側に設けられた第1の通路1ptが、モータの出力軸の軸方向及びその軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に穿設された構成を有する。
これにより、従来の出力軸に対して垂直な通路構成と比較して、配線通路を設けたことによるハウジングの強度低下及びそれによる精度低下を低減することができる。更に、ハウジング1におけるモータの固定面側に底部54aが形成されるので、従来の裏面をえぐる構成と比較して、モータハウジングの強度低下を軽減することができる。
また、本実施の形態のDDモータ100によれば、モータ軸心と同心に円形の凹部41及び円錐台形の凹部42を形成してなるモータ側インロー部40を設け、支持部材60のモータ固定面60cに、モータ側インロー部と嵌合可能な円形の凸部64a及び円錐台形の凸部64bからなる支持部材側インロー部64を設け、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とを印籠嵌合してDDモータ100を支持部材60に固定するようにした。
これによって、DDモータ100の軸心と、支持部材60の軸心とを簡易且つ正確に同心とすることができると共に、従来のボルトのみによる固定構造と比較して、剛性を高めることができる。
更に、ハウジング1の下面に径方向外側に突出してボルト孔44aの穿設された固定片44を設け、支持部材60のモータ固定面60cにおける、ボルト孔44aと対向可能な位置にボルト孔62を設け、ボルト70によって、DDモータ100を支持部材60に位置決め固定するようにした。
この固定構造によって、モータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とを印籠嵌合した状態で軸周りに回転させて、ボルト孔44aと62との位置合わせを行うことができるので、軸心位置をずらすことなくボルト孔の位置あわせを行うことができる。また、位置の微調整も容易となる。
更に、従来のボルトのみによる固定構造と比較して、DDモータ100を、上記構成のモータ側インロー部40と支持部材側インロー部64とを印籠嵌合して支持部材60に位置決め固定するので、固定時の剛性を高めることができる。
更に、DDモータ100のクロスローラ軸受4を支持するハウジング部を、ハウジング1の異形段部の中段と一体形成された、傾斜部42aと、平面部42dとを備える構成とした。
更に、傾斜部42aの、嵌合傾斜面42bと、内側傾斜面42cとは、両者が平行又は略平行となるように構成した。
更に、傾斜部42aは、クロスローラ軸受4の内輪4aの内径位置とモータロータ2の内径位置との間に位置するように形成した。
更に、固定部材31の外輪4bを嵌合する嵌合面の高さHを、クロスローラ軸受4の幅Wに対して、「H=2/3×W」以上の高さに構成した。
以上の構成によって、DDモータ100は、従来と比較して、出力軸5にかかる外部モーメント荷重におけるクロスローラ軸受4に伝達される実質荷重を低く抑えることができる。
上記実施の形態において、傾斜部42aは、発明5に記載の傾斜部分に対応する。
なお、上記実施の形態では、第1の通路1ptの一端を空間S2に始めから開口する構成としたが、この構成に限らず、図6(a)に示すように、第1の通路1ptの開口部1phを塞ぐ平面部1Sを設ける構成としてもよい。この平面部1Sは、第1の通路1ptの長手方向と直交する平面を有しており、このように傾斜した平面部を設けることで、ドリル加工時の刃の逃げやブレを防止でき、正確な位置に加工を行い易くすることができる。
また、第1の通路1pt及び第2の通路1psとの接続部分と通じる補助穴1phsを設ける構成としてもよい。補助穴1phsを設けることによって、例えば、通路内の接続部の近傍で配線Lが詰まってしまったときなどに対処しやすくなる。
また、上記実施の形態では、配線引出部54の構成を、モータの設置面側に底部54aを有する構成としたが、この構成に限らず、図6(b)に示すように、モータ設置面とは反対側に天部を設け底部を設けない構成(従来の構成)としてもよい。この構成であれば、配線引出部の底部側の強度は弱くなるが、配線通路1pの構成上、従来の通路を出力軸と垂直方向に形成する構成と比較して、ハウジングのモータ設置面側の強度低下を抑えることができる。
また、上記実施の形態ではモータ本体はVR形ステッピングモータとしたものを説明したが、これに限定されるものではなく、PM形,HB形等のステッピングモータやブラシレスDCモータ,ACサーボモータ等のその他のモータに本発明を適用することも可能である。
また、上記実施の形態ではDDモータ100に、インロー部40としてモータ軸心部と同軸の円錐台形の凹部を形成し、支持部材60にインロー部61としてインロー部40と嵌合可能な円錐台形の凸部を形成する例を説明したが、いずれのインロー部もこの形状に限らず、両者が嵌合可能であれば他の形状でもよい。
また、上記実施の形態ではDDモータ100をボルトで固定する構成としたが、これに限らず、他の固定部材を介して固定する構成としてもよい。
また、上記実施の形態ではボルトで固定をするときに、ボルト70をボルト孔62に螺合して固定する構成としたが、これに限らず、ボルト孔62も貫通孔として構成し、貫通したボルト70の軸部にナットを螺合して固定する構成など他の構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、DDモータ100の形状を、図1に示す形状としたが、これに限らず、傾斜部42aの傾斜方向の長さを、図1に示す傾斜部42aよりも長く構成してもよい。また、例えば、クロスローラ軸受4の内径よりも内側に設けられた凹部42を構成する平面部42dにボルト穴を設け、この平面部42dをボルト座面にする構成としてもよい。
また、上記実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、上記の説明で用いる図面は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
DDモータ100の構成を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は底面図である。 (a)は、クロスローラ軸受4と固定部材31の拡大図であり、(b)は、図1(a)中の35の拡大図であり、(c)は、図1(a)の配線通路1pを含む一部拡大図である。 (a)は、DDモータ100の下面側斜視図であり、(b)は、DDモータ100の上面側斜視図である。 DDモータ100の支持部材60への固定方法の説明図である。 (a)及び(b)は、DDモータ100の支持部材60への固定構造を示す図である。 (a)は、配線通路1pの他の構成例を示す図であり、(b)は、配線引出部の他の構成例を示す図である。 従来のDDモータの構成を示す縦断面図である。
符号の説明
100 DDモータ
1 モータハウジング
1p 配線通路
1pt 第1の通路
1ps 第2の通路
1ph 開口部
1phs 補助穴
2 モータステータ
3 モータロータ
5 出力軸
40 モータ側インロー部
41,42 凹部
42a 傾斜部
42b 嵌合傾斜面
42c 内側傾斜面
42d 平面部
44 固定部
44a,62 ボルト孔
54 配線引出部
60,60 支持部材
61,64 支持部材側インロー部
L 配線

Claims (7)

  1. 軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
    前記モータハウジングに設けられた、その外周部から内側に向かってモータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる第1の通路と、前記モータハウジング及びその内側の部材の少なくとも一方に設けられた、前記第1の通路と接続され、該接続部から前記モータ軸方向と同方向に延びて、前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと到達する第2の通路とから構成される配線用通路を備え
    更に、前記モータハウジングの外周面に、前記配線用通路の外周側開口部を塞ぐ前記配線用通路の長手方向と垂直な平面の加工用平面部を備えることを特徴とする直接駆動型モータ。
  2. 軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
    前記モータハウジングに設けられた、モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びて、前記モータハウジングの外周部から前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと通じる配線用通路を備え
    更に、前記モータハウジングの外周面に、前記配線用通路の外周側開口部を塞ぐ前記配線用通路の長手方向と垂直な平面の加工用平面部を備えることを特徴とする直接駆動型モータ。
  3. 軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
    前記モータハウジングに設けられた、その外周部から内側に向かってモータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる第1の通路と、前記モータハウジング及びその内側の部材の少なくとも一方に設けられた、前記第1の通路と接続され、該接続部から前記モータ軸方向と同方向に延びて、前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと到達する第2の通路とから構成される配線用通路を備え、
    更に、前記モータハウジングは、当該直接駆動型モータを支持部材に固定するための固定端部と、該固定端部に設けられた、前記軸心部と同心の軸対称形状のモータ側インロー部とを備え、前記モータ側インロー部は、前記軸心部と同心の軸対称形状で且つその径を最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなるように前記軸方向の他方に向かって変位させてなる肉厚の傾斜部分を有し、
    前記配線用通路を構成する、前記モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる通路を、前記傾斜部分に設けたことを特徴とする直接駆動型モータ。
  4. 軸心部を囲んで配設された環状のモータハウジングと、該モータハウジングに固定されたモータステータと、該モータステータに対向させ軸受を介して回転自在に前記モータハウジング内に支持されたモータロータと、該モータロータに固定されたモータ出力軸とを備えた直接駆動型モータにおいて、
    前記モータハウジングに設けられた、モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びて、前記モータハウジングの外周部から前記モータハウジング内の配線を有する部品の配設空間へと通じる配線用通路を備え、
    更に、前記モータハウジングは、当該直接駆動型モータを支持部材に固定するための固定端部と、該固定端部に設けられた、前記軸心部と同心の軸対称形状のモータ側インロー部とを備え、前記モータ側インロー部は、前記軸心部と同心の軸対称形状で且つその径を最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなるように前記軸方向の他方に向かって変位させてなる肉厚の傾斜部分を有し、
    前記配線用通路を構成する、前記モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる通路を、前記傾斜部分に設けたことを特徴とする直接駆動型モータ。
  5. 前記モータハウジングは、当該直接駆動型モータを支持部材に固定するための固定端部と、該固定端部に設けられた、前記軸心部と同心の軸対称形状のモータ側インロー部とを備え、
    前記モータ側インロー部は、前記軸心部と同心の軸対称形状で且つその径を最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなるように前記軸方向の他方に向かって変位させてなる肉厚の傾斜部分を有し、
    前記配線用通路を構成する、前記モータ軸方向及び該モータ軸方向と垂直な方向のいずれに対しても直交しない方向に延びる通路を、前記傾斜部分に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の直接駆動型モータ。
  6. 前記モータ側インロー部は、前記固定側の端部に前記軸心部と同心で且つ軸方向に前記出力軸側から前記固定側端部に向かって径が大きくなり、且つその最大径が前記軸受の内輪の径よりも大きくなる円錐台形の凹部を形成してなることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の直接駆動型モータ。
  7. 前記部品の配線を外部に引き出すための配線引出部を備え、
    前記配線引出部は、1つの底部と当該底部から対向して立ち上がる2つの壁部を少なくとも備えており、これらの底部及び壁部は、当該底部を前記支持部材への取付側に位置付けて前記モータハウジングから突設され、
    前記配線通路を、前記モータハウジングにおける前記配線引出部の前記底部及び前記2つの壁部で囲まれた空間と通じる位置に開口部を有するように形成したことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の直接駆動型モータ。
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