以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(本発明の実施形態に係る情報処理システム)
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000の構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、情報処理システム1000は、通信端末100と、情報処理装置200と、少なくとも1つ以上のサービス提供装置300、・・・とを有する。通信端末100と、サービス提供装置300、・・・それぞれとは、ネットワーク500を介して接続される。また、情報処理装置200は、サービス提供装置300、・・・それぞれと直接的に通信を行うことはできないが、通信端末100と接続することによって、通信端末100を介して間接的にサービス提供装置300、・・・それぞれと通信を行うことができる。
ここで、ネットワーク500としては、例えば、基地局を介した無線WAN(WWAN;Wireless Wide Area Network)や、無線MAN(WMAN;Wireless Metropolitan Area Network)などが挙げられるが、上記に限られない。また、本発明の実施形態に係る「接続」とは、例えば、装置間において通信が可能な状態にある(あるいは、装置間において通信が可能な状態とする)ことをいう。
以下、情報処理システム1000を構成する通信端末100、情報処理装置200、およびサービス提供装置300、…それぞれについて、説明する。なお、以下では、少なくとも1つ以上のサービス提供装置のうちサービス提供装置300について説明し、その他のサービス提供装置については、同様の構成を有することができるため、説明を省略する。また、以下では、通信端末100がサービス提供装置300と通信を行い、情報処理装置200がサービス提供装置300と間接的に通信を行う場合を例に挙げて説明する。
[1]サービス提供装置300
まず、サービス提供装置300について説明する。サービス提供装置300は、記憶部302と、通信部304と、制御部306とを備え、接続してきた装置に対して、自装置において提供している所定のサービスを提供する役目を果たす。ここで、サービス提供装置300が提供する所定のサービスとしては、例えば、アプリケーションのダウンロード販売サービスや、地図データなどの各種データのダウンロード販売サービス、広告やクーポンなどの情報提供サービスなどが挙げられるが、上記に限られない。
また、サービス提供装置300は、例えば、制御部306が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(Read Only Memory;図示せず)や、制御部306により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(Random Access Memory;図示せず)、サービス提供装置300の管理者が操作可能な操作部(図示せず)、表示部(図示せず)などを備えてもよい。サービス提供装置300は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により上記各構成要素間を接続する。
ここで、操作部(図示せず)としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイスや、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。また、表示部(図示せず)としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display;または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)とも呼ばれる。)などが挙げられるが、上記に限られない。
記憶部302は、サービス提供装置300が備える記憶手段であり、例えば、サービスの提供に関するサービスデータや、サービスの提供において制御部306などが使用する各種アプリケーション、販売された商品、金額、顧客などの情報が記録されたデータベースなどを記憶する。ここで、記憶部302に記憶されるサービスデータは、サービス提供装置300が提供するサービスに応じたものである。例えば、サービス提供装置300が上記ダウンロード販売サービスを提供する場合には、記憶部302には、ダウンロード販売サービスにおける商品としてのアプリケーションや、地図データなどのデータがサービスデータとして記憶される。また、サービス提供装置300が上記情報提供サービスを提供する場合には、記憶部302には、広告情報が記録されたデータや、クーポン情報が記録されたデータがサービスデータとして記憶される。なお、図1では、記憶部302にサービスデータ310、312、・・・が記憶されている例を示している。
また、記憶部302としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられるが、上記に限られない。
通信部304は、サービス提供装置300が備える通信手段であり、ネットワーク500を介して接続してきた通信端末100などの装置との間で、提供するサービスに関する通信を行う。ここで、通信部304が行う上記提供するサービスに関する通信としては、例えば、サービスデータの送信(通信端末100側からみるとサービスデータのダウンロード)や、通信端末100に対する情報処理装置200への接続要求(以下、「第1接続要求」とよぶ場合がある。)の送信などが挙げられるが、上記に限られない。また、通信部304は、例えば、ネットワーク500に対応する通信インタフェースを備えたハードウェアで構成することができる。
上記第1接続要求とは、通信端末100における情報処理装置200への通信開始のトリガとなる情報である。第1接続要求は、例えば、情報処理装置200への接続命令や、サービス提供装置300に対応するサイトURLの情報、通信端末100との間の通信に係るセッション情報(例えば、通信端末100との間における購買に関するセッションを特定する情報など)などを含むことができる。また、上記第1接続要求は、通信端末100のユーザに対して情報処理装置200へと接続するように促すメッセージを示すメッセージ情報をさらに含むこともできる。ここで、上記メッセージ情報が示すメッセージとしては、例えば、「タッチしてください」や「接続を行ってください」などが挙げられる。
制御部306は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などで構成され、通信部304と接続された通信端末100や情報処理装置200などの各装置との間において、サービス提供装置300が提供するサービスに関する処理(以下、「サービス処理」という。)を行う。ここで、制御部306が行うサービス処理としては、例えば、決済処理や、サービスデータ(例えば、商品となるデータやアプリケーション、あるいは、広告情報やクーポン情報など)の送信処理、第1接続要求の生成処理などが挙げられるが、上記に限られない。
サービス提供装置300は、上記のような構成によって、接続された通信端末100や情報処理装置200などの各種装置に対して、サービスを提供することができる。なお、情報処理システム1000における通信端末100、情報処理装置200、およびサービス提供装置300の処理の具体例については後述する。
[2]通信端末100
次に、通信端末100について説明する。通信端末100は、ネットワーク500を介してサービス提供装置300と直接的に通信可能な通信機能を有する通信装置である。また、通信端末100は、情報処理装置200と直接的に通信可能な他の通信機能を有し、情報処理装置200とサービス提供装置300とを間接的に通信可能とさせることができる。
また、通信端末100は、異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200との間の通信を行う。通信端末100の構成について説明する前に、通信端末100が異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200と通信を行う意義について説明する。
(2−1)通信端末100が異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200と通信を行う意義
通信端末100や情報処理装置200などの2つの装置間において通信を行う場合には、一般的に、より高速で、よりセキュアな通信方法が求められる。そのため、通信端末100や情報処理装置200などの2つの装置間は、例えば、IEEE802.15.1を用いた無線通信や、IEEE802.11bなどの無線LAN(Wireless Local Area Network)を用いた無線通信、または、LAN(Local Area Network)を用いた有線通信などによって接続される。しかしながら、2つの装置間を上記のように有線/無線通信で接続する場合には、ユーザは、通信可能な状態とするために、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスの設定やIEEE802.15.1の通信設定などの各種接続設定を行う必要が往々としてある。ここで、上記のようにユーザに対して通信可能な状態とするための接続設定作業を強いる場合には、ユーザの利便性が著しく低下してしまう。また、上記のようにユーザに対して通信可能な状態とするための接続設定作業を強いる場合には、情報処理装置200とサービス提供装置300との間の通信のシームレス化は困難となる。
そこで、本発明の実施形態に係る通信端末100では、上記ユーザによる所定の接続設定を不要とすることによって、ユーザの利便性の向上と、情報処理装置200とサービス提供装置300との間の通信のシームレス化を図る。具体的には、通信端末100は、相異なる通信方法により通信が行われる第1の通信路と第2の通信路を用いて情報処理装置200と通信を行うことによって、上記ユーザの利便性の向上と、上記通信のシームレス化とを図る。
ここで、上記第1の通信路は、ユーザによる特段の接続設定を要さずに情報処理装置200との間で1対1に通信することが可能な通信方法によって形成される通信路である。本発明の実施形態に係る第1の通信路としては、例えば、13.56MHzなど特定の周波数の磁界(搬送波)を通信に用いるNFC(Near Field Communication)によって形成される通信路や、赤外線を通信に用いる赤外線通信によって形成される通信路などが上げられるが、上記に限られない。
また、上記第2の通信路は、情報処理装置200と1対1に通信するために所定の接続設定が必要ではあるがより高速な通信が可能な通信方法によって形成される通信路である。本発明の実施形態に係る第2の通信路としては、例えば、IEEE802.15.1を用いた無線通信や、IEEE802.11bなどの無線LANを用いた無線通信、または、LANを用いた有線通信などが挙げられるが、上記に限られない。
以下、通信端末100と情報処理装置200との間における第1の通信路と第2の通信路を用いた通信方法について、より具体的に説明する。通信端末100は、第1の通信路を利用することによって、情報処理装置200に対して、例えば、接続情報や接続先情報などの各種情報を選択的に送信する。
ここで、上記接続情報とは、情報処理装置200に第2の通信路を形成するための接続設定をさせる設定が記録された情報である。上記接続情報には、例えば、認証のためのPIN(Personal Identification Number)や、通信端末100に設定されたプライベートIPアドレス、通信端末100固有のMACアドレス(Media Access Control address)などの情報を含むことができるが、上記に限られない。
また、上記接続先情報とは、情報処理装置200からサービス提供装置300へと接続するために用いられる接続先を規定する情報である。上記接続先情報には、例えば、サービス提供装置300に(または、ネットワーク500に)接続させるためのダイヤルアップ情報(サービス提供装置接続情報の一例)、サービス提供装置300に対応するサイトURLの情報(サービス提供装置接続情報の一例)、通信端末100とサービス提供装置300との間の通信に係るセッション情報(例えば、通信端末100とサービス提供装置300との間における購買に関するセッションを特定する情報など)などを含むことができるが、上記に限られない。ここで、上記接続先情報は、通信端末100が、サービス提供装置300から受信した第1接続要求や、通信端末100が予め記憶しているネットワーク500に接続するためのダイヤルアップ情報などに基づいて生成することができる。
通信端末100は、例えば、サービス提供装置300との間の通信結果や、第1の通信路を介して情報処理装置200から伝達される接続情報取得要求(後述する)に基づいて、予め記憶している接続情報や、生成した接続先情報などを情報処理装置200に対して選択的に送信する。
通信端末100が第1の通信路を介して上記接続情報を選択的に送信することによって、情報処理装置200では、第2の通信路を形成するための接続設定がなされる。つまり、通信端末100および情報処理装置200のユーザは、第2の通信路の形成に係る接続設定を行う必要がない。したがって、通信端末100は、異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200と通信を行うことによって、ユーザの利便性を向上させることができる。上記のように、本発明の実施形態に係る第1の通信路は、通信端末100と情報処理装置200との間における接続情報などの各種情報の送受信を行う情報伝達路としての役目を果たすことができる。
また、通信端末100は、例えば、第1の通信路を介して情報処理装置200から上記接続情報を受信した旨の接続情報の受信結果通知が受信された場合には、情報処理装置200との間の通信路を、第1の通信路から上記接続情報に基づく第2の通信路へと切り替える。ここで、第1の通信路を介して送信した上記接続情報によって、情報処理装置200では、第2の通信路を形成するための接続設定がなされるので、通信端末100と情報処理装置200とは、上記接続情報に基づく第2の通信路により通信を行うことができる。また、通信端末100が第1の通信路を介して送信した上記接続先情報によって、情報処理装置200では、サービス提供装置300へと接続することが可能となる。
ここで、第2の通信路による通信は、第1の通信路による通信と比較して、例えば、より高速にかつセキュアに通信を行うことができ、また、通信距離を第1の通信路より長くすることもできる。したがって、通信端末100と情報処理装置200とが第2の通信路で接続されることによって、情報処理装置200は、通信端末100を介したサービス提供装置300との間接的な通信をより安定的に行うことができる。そのため、情報処理システム1000では、第2の通信路を、例えば、情報処理装置200とサービス提供装置300との間の通信路として用いる。つまり、本発明の実施形態に係る第2の通信路は、通信端末100と情報処理装置200との間における、サービス提供装置300から送信されたサービスデータなどのデータの送受信を行うデータ伝送路としての役目を果たすことができる。
上記のように、通信端末100が第1の通信路を用いて接続情報を選択的に送信することによって、通信端末100と情報処理装置200とは、ユーザによる接続設定を要さずにデータ伝送路としての第2の通信路を用いて通信を行うことができる。したがって、通信端末100が異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200と通信を行うことによって、通信端末100は、情報処理装置200とサービス提供装置300とをシームレスに接続させることができる。
以上のように、通信端末100が異なる2つの通信路を用いて情報処理装置200と通信を行うことによって、ユーザの利便性の向上と、情報処理装置200とサービス提供装置300との間の通信のシームレス化を図ることができる。
(2−2)通信端末100の構成例
次に、通信端末100の構成について説明する。通信端末100は、端末側第1通信部102と、端末側第2通信部104と、端末側第3通信部106と、端末側通信制御部108と、端末側処理部110と、端末側記憶部112と、表示部114と、操作部116とを備える。
また、通信端末100は、例えば、MPUなどで構成され通信端末100全体を制御することが可能な制御部(図示せず)や、制御部が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(図示せず)、制御部により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(図示せず)などを備えてもよい。通信端末100は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。また、上記制御部は、端末側通信制御部108と、端末側処理部110として機能することもできる。
[通信端末100のハードウェア構成例]
図2は、本発明の実施形態に係る通信端末100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図2を参照すると、通信端末100は、例えば、第1通信インタフェース150と、無線通信アンテナ回路152と、搬送波送信回路154と、第2通信インタフェース156と、MPU158と、ROM160と、RAM162と、記録媒体164と、入出力インタフェース166と、操作入力デバイス168と、表示デバイス170とを備える。また、通信端末100は、例えば、データの伝送路としてのバス172で各構成要素間を接続する。
第1通信インタフェース150は、通信端末100が備える第1の通信手段であり、端末側第1通信部102として機能する。第1通信インタフェース150は、ネットワーク500を介して、サービス提供装置300、…などの外部装置と無線通信(あるいは、有線通信)を行う役目を果たす。ここで、第1通信インタフェース150としては、例えば、RF(Radio Frequency)回路などが挙げられるが、上記に限られない。
無線通信アンテナ回路152は、通信端末100が備える第2の通信手段である。無線通信アンテナ回路152は、例えば、送受信アンテナとしての所定のインダクタンスをもつコイルおよび所定の静電容量をもつキャパシタからなる共振回路と、復調回路とから構成される。そして、無線通信アンテナ回路152は、例えば、13.56MHzの磁界(以下、「第1の搬送波」という。)を受信することによって、情報処理装置200から送信される接続情報を要求する接続情報取得要求(後述する)などの各種命令を復調する。
搬送波送信回路154は、例えば、ASK変調(Amplitude Shift Keying)を行う変調回路、変調回路の出力を増幅する増幅回路を備え、無線通信アンテナ回路152の送受信アンテナから搬送波信号をのせた第1の搬送波を送信する。搬送波送信回路154を備えることによって、通信端末100は、いわゆるリーダ/ライタ機能を有することができる。ここで、搬送波送信回路154が無線通信アンテナ回路152から送信する搬送波信号としては、例えば、上記接続情報や、上記接続先情報などを示す信号が挙げられる。また、搬送波送信回路154は、例えば、MPU158によって搬送波の送信が制御される。
したがって、無線通信アンテナ回路152と搬送波送信回路154とは、通信端末100において、上記第1の通信路を形成する端末側第2通信部104として機能する。なお、図2では、第1の通信路がNFCによって形成される構成を示しているが、上記に限られない。例えば、第1の通信路が赤外線通信によって形成される場合には、通信端末100は、赤外線ポート(infrared communication port)および送受信回路などを備えることができる。
第2通信インタフェース156は、通信端末100が備える第3の通信手段であり、端末側第3通信部106として機能する。第2通信インタフェース156は、通信端末100において、上記第2の通信路を形成する通信インタフェースとして機能する。ここで、第2通信インタフェース156としては、例えば、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路や、IEEE802.11bポートおよび送受信回路、あるいはLAN端子および送受信回路などが挙げられるが、上記に限られない。
MPU158は、通信端末100全体を制御する制御部として機能する。また、MPU158は、通信端末100において、端末側通信制御部108および端末側処理部110の役目を果たすこともできる。
ROM160は、MPU158が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM162は、MPU158により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
記録媒体164は、端末側記憶部112として機能し、接続情報や接続先情報、アプリケーションなどを記憶可能とする。ここで、記録媒体164としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
入出力インタフェース166は、例えば、操作入力デバイス168や、表示デバイス170を接続する。ここで、入出力インタフェース166としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子などが挙げられるが、上記に限られない。また、操作入力デバイス168は、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなど、通信端末100上に備えられ、通信端末100の内部で入出力インタフェース166と接続される。また、表示デバイス170は、例えば、LCD、有機ELディスプレイなど、通信端末100上に備えられ、通信端末100の内部で入出力インタフェース166と接続される。なお、入出力インタフェース166は、通信端末100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することもできることは、言うまでもない。
通信端末100は、図2に示すようなハードウェア構成によって、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能となる情報処理システム1000の一部を構成することができる。
再度図1を参照して、情報処理システム1000を構成する通信端末100の構成要素について説明する。端末側第1通信部102は、通信端末100が備える第1の通信手段であり、ネットワーク500を介して、サービス提供装置300、…などの外部装置と無線通信(あるいは、有線通信)を行う役目を果たす。ここで、端末側第1通信部102としては、例えば、RF回路などが挙げられる。
端末側第2通信部104は、通信端末100が備える第2の通信手段であり、上記第1の通信路により情報処理装置200と通信を行う役目を果たす。ここで、端末側第2通信部104は、例えば、NFCや赤外線通信により情報処理装置200と通信を行うことができるが、上記に限られない。
通信端末100は、端末側第2通信部104を備えることによって、例えば、接続情報や接続先情報などの各種情報を第1の通信路によって情報処理装置200へと伝達することができる。ここで、通信端末100と情報処理装置200とは、通信端末100が上記接続情報を伝達することによって、第2の通信路を用いた通信が可能となる。したがって、通信端末100は、上記接続先情報を第2の通信路を用いて情報処理装置200へと伝達することもできる。
端末側第3通信部106は、通信端末100が備える第3の通信手段であり、上記第2の通信路により情報処理装置200と通信を行う役目を果たす。ここで、端末側第3通信部106は、例えば、IEEE802.15.1を用いた無線通信や、IEEE802.11bなどの無線LANを用いた無線通信により情報処理装置200と通信を行うことができるが、上記に限られない。
通信端末100は、端末側第3通信部106を備えることによって、例えば、情報処理装置200との間の通信をより高速かつよりセキュアなものとすることができる。
端末側通信制御部108は、端末側第1通信部102、端末側第2通信部104、および端末側第3通信部106をそれぞれ制御する役目を果たす。より具体的には、端末側通信制御部108は、例えば、以下の(A)〜(F)に示すような処理を行う。
(A)端末側第1通信部102を介してサービス提供装置300と通信する
(B)端末側第2通信部104を介して情報処理装置200と通信する(第1の通信路による通信。例えば、接続情報の送信)
(C)端末側第2通信部104による通信と、端末側第3通信部106による通信とを切り替える(第1の通信路と第2の通信路との切り替え)
(D)端末側第3通信部106を介して情報処理装置200と通信する(第2の通信路による通信)
(E)端末側第3通信部106と端末側第1通信部102との双方を接続し、情報処理装置200とサービス提供装置300との通信を中継する(情報処理装置200とサービス提供装置300とを通信可能な状態とする)
(F)端末側第3通信部106が情報処理装置200から通信切断要求(後述する)した場合には、サービス提供装置300との間の通信や、情報処理装置200との間の通信を切断する
ここで、端末側通信制御部108は、例えば、端末側処理部110からの各種命令や、情報処理装置200から伝達される各種命令(例えば、後述する接続命令や、接続情報取得要求、通信切断要求など)などに基づいて、上記(A)〜(F)の処理を行うことができる。
端末側処理部110は、通信端末100において様々な処理を行う役目を果たす。また、端末側処理部110は、通信端末100全体を制御する制御部として機能することもできる。端末側処理部110が行う処理としては、例えば、端末側第1通信部102を介してサービス提供装置300との間で行うサービス処理や、接続先情報の生成処理、端末側通信制御部108への各種命令の生成・伝達処理などが挙げられるが、上記に限られない。
ここで、端末側処理部110が行うサービス処理としては、例えば、購入する商品の選択に係る処理や、当該商品の購入の決定に係る処理などが挙げられる。また、端末側処理部110は、サービス提供装置300から送信される第1接続要求に基づいて、少なくともサービス提供装置300に接続するためのサービス提供装置接続情報と、通信端末100とサービス提供装置300との間のセッションを特定するセッション情報とを含む接続先情報を生成する。サービス提供装置接続情報としては、例えば、サービス提供装置300に(または、ネットワーク500に)接続させるためのダイヤルアップ情報や、サービス提供装置300に対応するサイトURLの情報などが挙げられるが、上記に限られない。
端末側記憶部112は、通信端末100が備える記憶手段である。端末側記憶部112は、例えば、接続情報や、端末側処理部110が生成した接続先情報、端末側処理部110により実行されるアプリケーションなどが記憶される。ここで、上記接続情報は、例えば、操作部116の操作入力に基づいて端末側処理部110が生成して端末側記憶部112に記録される。なお、図1では、端末側記憶部112に接続情報120と接続先情報122が記憶されている例を示している。
また、端末側記憶部112としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
表示部114は、通信端末100が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示部114の表示画面に表示される情報としては、例えば、所望する動作を通信端末100に対して行わせるための操作画面や、ブラウジング画面、サービス提供装置300から送信される第1接続要求に基づくメッセージの表示画面などが挙げられるが、上記に限られない。ここで、表示部114としては、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
操作部116は、ユーザによる所定の操作を可能とする通信端末100の操作手段である。通信端末100は、操作部116を備えることによって、例えば、サービス提供装置300が提供する商品の選択や、商品購入の決定など可能とし、また、ユーザが所望する動作を通信端末100に対して行わせることができる。ここで、操作部116としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイスや、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
通信端末100は、上記のような構成によって、サービス提供装置300と直接的に通信を行うことができない情報処理装置200と、サービス提供装置300とを間接的に通信させる。また、通信端末100は、情報処理装置200がサービス提供装置300との間でシームレスにサービス処理を行う(サービス提供装置において提供されるサービスをシームレスに受ける)ことを可能とする。以下、通信端末100における処理の概要について、より具体的に説明する。
(2−3)通信端末100における処理の概要
図3は、本発明の実施形態に係る通信端末100における処理の概要の一例を示す流れ図である。
通信端末100は、端末側第1通信部102を用いてサービス提供装置300との通信を開始し(S100)、サービス処理を行う(S102)。ここで、通信端末100が行うサービス処理としては、例えば、購入する商品の選択や購入の決定に係る処理などが挙げられるが上記に限られない。
通信端末100は、サービス提供装置300との間のサービス処理の結果に基づいて、接続先情報を生成する(S104)。ここで、通信端末100は、例えば、サービス提供装置300から送信される第1接続要求に基づいて、少なくともサービス提供装置接続情報とセッション情報とを含む接続先情報を生成することができる。そして、通信端末100は、サービス提供装置300との間の通信を終了する(S106)。
また、通信端末100は、サービス提供装置300から送信された第1接続要求に含まれるメッセージ情報に基づいて、ユーザに対して情報処理装置200との接続を促す旨のメッセージを表示部114に表示することができる。ここで、通信端末100が表示部114に表示するメッセージとしては、例えば、「タッチしてください」など、第1の通信路を用いて情報処理装置200と通信可能な通信範囲内への通信端末100の移動を促すメッセージが挙げられるが、上記に限られない。
なお、図3では、通信端末100が、ステップS104の処理の後に、ステップS106の処理を行う例を示しているが、上記に限られない。例えば、通信端末100は、ステップS106の処理の後に、ステップS104の処理を行うこともできる。
ステップS106においてサービス提供装置300との通信が終了すると、通信端末100は、端末側第2通信部104を用いて情報処理装置200へ接続情報と接続先情報とを送信する(S108;第1の通信路による通信)。ここで、通信端末100は、例えば、無線通信アンテナ回路152の送受信アンテナから搬送波信号をのせた第1の搬送波を送信することによって、ステップS108の処理を行うことができるが、上記に限られない。
なお、図3では、通信端末100が、ステップS108において、ステップS104で生成した接続先情報を送信する例を示しているが、上記に限られない。例えば、通信端末100は、情報処理装置200との間において第2の通信路による通信(端末側第3通信部106を用いた通信)が可能となった後に、第2の通信路を介して上記接続先情報を情報処理装置200へと送信することもできる。
ステップS108において接続情報と接続先情報との送信を行うと、通信端末100は、端末側第3通信部106を用いた通信(第2の通信路による通信)が可能となったか否かを判定する(S110)。ここで、通信端末100は、例えば、情報処理装置200から接続情報の受信に応じて送信される接続情報の受信結果通知を、端末側第2通信部104が受信した場合に、通信が可能となったと判定することができるが、上記に限られない。
ステップS110において、第2の通信路による通信が可能となったと判定されない場合には、通信端末100は、ステップS108からの処理を繰り返す。なお、ステップS108の処理を行ってから所定の時間が経過しても、あるいは、ステップS108の処理を所定の回数繰り返しても第2の通信路による通信が可能となったと判定されない場合には、通信端末100は処理を終了することができる(いわゆるタイムアウト)。また、このとき、通信端末100は、端末側第1通信部102を用いてサービス提供装置300へ再度接続し、第1接続要求(情報処理装置200への接続要求)に基づく処理が失敗した旨の通知を行うこともできる。また、通信端末100は、表示部114に警告メッセージを表示してもよい。
また、ステップS110において、第2の通信路による通信が可能となったと判定された場合には、通信端末100は、情報処理装置200との通信を端末側第3通信部106を用いた通信へと切り替える(S112;第2の通信路による通信)。
通信端末100は、情報処理装置200から第2の通信路を介して送信される接続命令に基づいて、当該接続命令に対応するサービス提供装置300との通信を端末側第1通信部を用いて開始する(S114)。
そして、ステップS114においてサービス提供装置300と接続されると、通信端末100は、サービス提供装置300と通信を行う端末側第1通信部102と、情報処理装置200と通信を行う端末側第3通信部106とを接続する(S116)。通信端末100がステップS116の処理を行うことによって、通信端末100は、情報処理装置200が通信端末100を介してサービス提供装置300と間接的に通信を行うことを可能にさせる。
通信端末100は、情報処理装置200(あるいは、サービス提供装置300)から送信される通信切断要求に基づいて、端末側第1通信部102を用いたサービス提供装置300との通信を終了する(S118)。
また、通信端末100は、情報処理装置200から送信される通信切断要求に基づいて、端末側第3通信部106を用いた情報処理装置200との通信を終了する(S120)。
通信端末100は、図3に示すような処理を行うことによって、サービス提供装置300と直接的に通信を行うことができない情報処理装置200と、サービス提供装置300とを間接的に通信させることができる。
また、通信端末100は、ステップS100〜S112までの処理については通信端末100が能動的に行うが、ステップS114〜S120までの処理は情報処理装置200からの各種命令に応じて受動的に行う。つまり、情報処理装置200との間の通信を第2の通信路による通信に切り替えた後(ステップS114以降の処理)、通信端末100は、情報処理装置200とサービス提供装置300との通信を中継する通信中継器としての役目を果たすこととなる。
ここで、通信端末100における能動的な処理と受動的な処理との切り替えは、ステップS112における情報処理装置200との間の通信路の切り替えに連動して自動的に行われる。つまり、通信端末100のユーザは、上記通信路の切り替えおよび上記処理の切り替えについて、何ら意識する必要はない。よって、ユーザは、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに享受することができる。
したがって、通信端末100は、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能となる情報処理システム1000の一部を構成することができる。
[3]情報処理装置200
次に、情報処理システム1000を構成する他の構成要素である情報処理装置200について説明する。情報処理装置200は、ネットワーク500を介してサービス提供装置300と直接的に通信する通信機能を有していない装置である。また、情報処理装置200は、通信端末100と直接的に通信可能な相異なる2つの通信機能を有する。ここで、情報処理装置200が異なる2つの通信路を用いて通信端末100と通信を行う意義は、上記(2−1)において示した理由と同様であるため、説明は省略する。
通信端末100と直接的に通信可能な通信機能を有することによって、情報処理装置200は、通信端末100を介してサービス提供装置300と間接的に通信を行うことができる。以下、図1を再度参照して情報処理装置200の構成について説明し、また、情報処理装置200における処理の概要について説明する。
(3−1)情報処理装置200の構成例
情報処理装置200は、装置側記憶部202と、装置側第1通信部204と、装置側第2通信部206と、装置側通信制御部208と、装置側処理部210と、表示部212と、操作部214とを備える。
また、情報処理装置200は、例えば、MPUなどで構成され情報処理装置200全体を制御することが可能な制御部(図示せず)や、制御部が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(図示せず)、制御部により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(図示せず)などを備えてもよい。情報処理装置200は、例えば、データの伝送路としてのバスにより上記各構成要素間を接続する。また、上記制御部は、装置側通信制御部208と、装置側処理部210として機能することもできる。
[情報処理装置200のハードウェア構成例]
図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図4を参照すると、情報処理装置200は、例えば、無線通信アンテナ回路250と、搬送波送信回路252と、通信インタフェース254と、MPU256と、ROM258と、RAM260と、記録媒体262と、入出力インタフェース264と、操作入力デバイス266と、表示デバイス268とを備える。また、情報処理装置200は、例えば、データの伝送路としてのバス270で各構成要素間を接続する。
無線通信アンテナ回路250は、情報処理装置200が備える第1の通信手段であり、通信端末100との間で第1の通信を形成する役目を果たす。無線通信アンテナ回路250は、図2に示す通信端末100が備える無線通信アンテナ回路152と同様に、例えば、送受信アンテナとしての所定のインダクタンスをもつコイルおよび所定の静電容量をもつキャパシタからなる共振回路と、復調回路とから構成される。上記構成によって、無線通信アンテナ回路250は、通信端末100から送信される第1搬送波を復調し、接続情報や接続先情報などの各種情報を取得することができる。
搬送波送信回路252は、図2に示す通信端末100が備える搬送波送信回路154と同様に、例えば、ASK変調を行う変調回路、変調回路の出力を増幅する増幅回路を備え、無線通信アンテナ回路250の送受信アンテナから搬送波信号をのせた第1の搬送波を送信する。搬送波送信回路252を備えることによって、情報処理装置200は、いわゆるリーダ/ライタ機能を有することができる。ここで、搬送波送信回路252が無線通信アンテナ回路250から送信する搬送波信号としては、例えば、接続情報の受信に応じた接続情報受信結果や、通信端末100にサービス提供装置300へと接続させるための接続命令などを示す信号が挙げられる。また、搬送波送信回路252は、例えば、MPU256によって搬送波の送信が制御される。
したがって、無線通信アンテナ回路250と搬送波送信回路252とは、情報処理装置200において、上記第1の通信路を形成する装置側第1通信部204として機能する。なお、図4では、第1の通信路がNFCによって形成される構成を示しているが、上記に限られない。例えば、第1の通信路が赤外線通信によって形成される場合には、情報処理装置200は、赤外線ポートおよび送受信回路などを備えることができる。つまり、情報処理装置200は、装置側第1通信部204を、通信端末100の端末側第2通信部104の構成に対応する構成とすることができる。
通信インタフェース254は、情報処理装置200が備える第2の通信手段である。通信インタフェース254は、通信端末100との間で第2の通信を形成する役目を果たし、装置側第2通信部206として機能する。つまり、通信インタフェース254は、通信端末100の端末側第3通信部106の構成(図2に示す第2通信インタフェース156と対応する構成)に対応する構成とすることができる。
MPU256は、情報処理装置200全体を制御する制御部として機能する。また、MPU256は、情報処理装置200において、装置側通信制御部208および装置側処理部210の役目を果たすこともできる。
ROM258は、MPU256が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM260は、MPU256により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
記録媒体262は、装置側記憶部202として機能し、通信端末100から送信された接続情報や接続先情報、サービス提供装置300から取得したサービスデータ、アプリケーションなどを記憶可能とする。ここで、記録媒体262としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
入出力インタフェース264は、例えば、操作入力デバイス266や、表示デバイス268を接続する。ここで、入出力インタフェース264としては、例えば、USB端子や、DVI端子、HDMI端子などが挙げられるが、上記に限られない。また、操作入力デバイス266は、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなど、情報処理装置200上に備えられ、情報処理装置200の内部で入出力インタフェース264と接続される。また、表示デバイス268は、例えば、LCD、有機ELディスプレイなど、情報処理装置200上に備えられ、情報処理装置200の内部で入出力インタフェース264と接続される。なお、入出力インタフェース264は、情報処理装置200の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することもできることは、言うまでもない。
情報処理装置200は、図4に示すようなハードウェア構成によって、通信端末100を介して間接的にサービス提供装置300と通信を行い、サービス提供装置300との間でサービス処理を行うことができる。また、上述したように、通信端末100では、情報処理装置200との間における通信路の切り替えと、能動的/受動的な処理の切り替えとが、サービス提供装置300や情報処理装置200との間の通信に係る一連の処理の中で、ユーザの切り替え操作を必要とせずに行われる。したがって、情報処理装置200は、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能となる情報処理システム1000の一部を構成することができる。
再度図1を参照して、情報処理システム1000を構成する情報処理装置200の構成要素について説明する。装置側記憶部202は、情報処理装置200が備える記憶手段である。装置側記憶部202は、例えば、通信端末100から送信された接続情報や接続先情報、サービス提供装置300から取得したサービスデータ、装置側処理部210により実行されるアプリケーションなどが記憶される。なお、図1では、装置側記憶部202に接続情報120、接続先情報122、およびサービスデータ312、…が記憶されている例を示している。
また、装置側記憶部202としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
装置側第1通信部204は、情報処理装置200が備える第1の通信手段であり、上記第1の通信路により通信端末100と通信を行う役目を果たす。ここで、装置側第1通信部204は、例えば、NFCや赤外線通信により通信端末100と通信を行うことができるが、上記に限られない。
情報処理装置200は、装置側第1通信部204を備えることによって、例えば、通信端末100から第1の通信路により送信される接続情報や接続先情報などの各種情報を取得することができる。なお、上述したように、通信端末100と情報処理装置200とは、通信端末100が上記接続情報を伝達することによって、第2の通信路を用いた通信が可能となる。したがって、情報処理装置200は、上記接続先情報を第2の通信路を用いて通信端末100から取得することもできる。
装置側第2通信部206は、情報処理装置200が備える第2の通信手段であり、上記第2の通信路により通信端末100と通信を行う役目を果たす。ここで、装置側第2通信部206は、例えば、IEEE802.15.1を用いた無線通信や、IEEE802.11bなどの無線LANを用いた無線通信により情報処理装置200と通信を行うことができるが、上記に限られない。
情報処理装置200は、装置側第2通信部206を備えることによって、例えば、通信端末100との間の通信をより高速かつよりセキュアなものとすることができる。
装置側通信制御部208は、装置側第1通信部204および装置側第2通信部206をそれぞれ制御する役目を果たす。より具体的には、装置側通信制御部208は、例えば、以下の(a)〜(e)に示すような処理を行う。
(a)装置側第1通信部204を介して通信端末100と通信する(第1の通信路による通信)
(b)装置側第1通信部204における接続情報の受信に応じて、接続情報を受信した旨の「接続情報の受信結果」を通信端末100へ送信する
(c)装置側第1通信部204が受信した接続情報に基づいて、装置側第2通信部206の通信設定を行う(第2通信路の形成)
(d)装置側第1通信部204による通信と、装置側第2通信部206による通信とを切り替える(第1の通信路と第2の通信路との切り替え)
(e)装置側第2通信部206を介して通信端末100と通信する(第2の通信路による通信)
装置側処理部210は、情報処理装置200において様々な処理を行う役目を果たす。また、装置側処理部210は、情報処理装置200全体を制御する制御部として機能することもできる。装置側処理部210が行う処理としては、例えば、通信端末100へ伝達する各種要求の生成処理や、装置側第2通信部206および通信端末100を介してサービス提供装置300との間で行うサービス処理などが挙げられるが、上記に限られない。
ここで、装置側処理部210が生成する上記各種要求としては、例えば、通信端末100から取得した接続先情報に基づく接続命令の生成や、接続情報取得要求の生成、通信切断要求の生成などが挙げられる。上記接続情報取得要求とは、通信端末100に対して接続情報の送信を要求する命令を含む情報である。また、上記通信切断要求とは、通信端末100に対して通信(サービス提供装置300との間の通信や、情報処理装置200との間の通信)の切断を要求する命令を含む情報である。
装置側処理部210は、生成した上記接続命令、通信切断要求を、例えば、装置側第2通信部206を用いて(すなわち、第2の通信路により)通信端末100へ送信させる。また、上記接続情報取得要求は、第2の通信路を形成するための接続情報を通信端末100へ要求するものである。したがって、装置側処理部210は、生成した上記接続情報取得要求を、装置側第1通信部204を用いて(すなわち、第1の通信路により)通信端末100へ送信させる。また、装置側処理部210は、例えば、サービス提供装置300(または、ネットワーク500)へと接続させるためのダイヤルアップ情報などを上記接続命令に含めてもよい。
また、装置側処理部210が行うサービス処理としては、例えば、サービスデータのダウンロードの要求処理やサービスデータのダウンロード処理、サービスデータのダウンロードが完了した旨の完了通知の送信処理などが挙げられるが、上記に限られない。
表示部212は、情報処理装置200が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示部212の表示画面に表示される情報としては、例えば、所望する動作を情報処理装置200に対して行わせるための操作画面や、ブラウジング画面、サービス処理の結果を示す画面、通信要求情報を表示する表示画面などが挙げられるが、上記に限られない。ここで、上記通信要求情報とは、第1の通信路による通信端末100との通信を要求する情報である。上記通信要求情報としては、例えば、「タッチしてください」など、第1の通信路を用いて情報処理装置200と通信可能な通信範囲内への通信端末100の移動を促すメッセージが挙げられるが、上記に限られない。また、表示部212としては、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
操作部214は、ユーザによる所定の操作を可能とする情報処理装置200の操作手段である。情報処理装置200は、操作部214を備えることによって、例えば、サービス提供装置300が提供する商品の購入決定操作など可能とし、また、ユーザが所望する動作を情報処理装置200に対して行わせることができる。ここで、操作部214としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイスや、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
情報処理装置200は、上記のような構成によって、通信端末100を介してサービス提供装置300と間接的に通信を行う。したがって、情報処理装置200は、サービス提供装置300において提供されるサービスを受けることができる。以下、情報処理装置200における処理の概要について、より具体的に説明する。
(3−2)情報処理装置200における処理の概要
図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置200における処理の概要の一例を示す流れ図である。なお、以下では、通信端末100と情報処理装置200との間の第1の通信路がNFCにより形成される場合を例に挙げて説明する。
情報処理装置200は、装置側第1通信部204が搬送波(第1の搬送波)を受信したか否かを判定する(S200;第1の通信路による通信)。ここで、情報処理装置200は、例えば、無線通信アンテナ回路250の通信アンテナの電圧の変化に基づいてステップS200の判定を行うことができるが、上記に限られない。ステップS200において装置側第1通信部204が搬送波(第1の搬送波)を受信したと判定されない場合には、情報処理装置200は、処理を進めない。
また、装置側第1通信部204が搬送波(第1の搬送波)を受信したと判定された場合には、情報処理装置200は、搬送波信号を復調する(S202)。なお、情報処理装置200は、ステップS202の結果を用いて、ステップS200の判定を行うこともできる。上記の場合には、ステップS200とステップS202とは、一つの処理と捉えることができる。
ステップS202において搬送波信号が復調されると、情報処理装置200は、通信端末100から送信された接続情報が復調されたか否かを判定する(S204)。ステップS204において接続情報が復調されたと判定されない場合には、情報処理装置200は、ステップS200からの処理を繰り返す。
また、ステップS204において接続情報が復調されたと判定された場合には、情報処理装置200は、当該接続情報に基づいて、装置側第2通信部206の通信設定を行い、装置側第2通信部206を用いた通信へと切り替える(S206;第2の通信路による通信)。
ステップS206において第2の通信路へと切り替えると、情報処理装置200は、通信端末100に対するサービス提供装置300への接続命令を生成する(S208)。
ステップS208において接続命令が生成されると、情報処理装置200は、第2の通信路により当該接続命令を通信端末100へ送信する(S210)。
ステップS210において接続命令を送信すると、情報処理装置200は、サービス提供装置300との通信が可能となったか否かを判定する(S212)。ここで、情報処理装置200は、例えば、通信端末100から送信されるサービス提供装置300と通信可能となった旨の接続結果の受信の有無に基づいて、ステップS212の判定を行うことができるが、上記に限られない。
ステップS212においてサービス提供装置300との通信が可能となったと判定されない場合には、情報処理装置200は、例えば、ステップS210からの処理を繰り返す。
また、ステップS212においてサービス提供装置300との通信が可能となったと判定された場合には、情報処理装置200は、通信端末100を介したサービス提供装置300との間接的な通信を開始する(S214)。ここで、情報処理装置200は、例えば、通信端末100から送信される接続先情報に含まれるサイトURLの情報などに基づいて、サービス提供装置300に対応するWebサイトにアクセスすることができる。
なお、情報処理装置200は、例えば、第1の通信路により接続情報と併せて接続先情報を取得することができるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置200は、ステップS206の後、第2の通信により接続先情報を通信端末100から取得することもできる。
ステップS214において、通信端末100を介したサービス提供装置300との間接的な通信が開始されると、情報処理装置200は、サービス提供装置300との間でサービス処理を行い(S216)、サービス処理が完了したか否かを判定する(S218)。ここで、情報処理装置200は、例えば、サービス提供装置300から送信されたサービスデータの受信が完了したか否かでステップS218の判定を行うことができるが、上記に限られない。
ステップS218においてサービス処理が完了したと判定されない場合には、情報処理装置200は、例えば、ステップS216からの処理を繰り返す。
また、ステップS218においてサービス処理が完了したと判定された場合には、情報処理装置200は、通信切断要求を通信端末100へ送信して、サービス提供装置300および通信端末100との通信を終了する(S220)。
情報処理装置200は、図5に示すような処理を行うことによって、通信端末100を介してサービス提供装置300とを間接的に通信することができる。
また、情報処理装置200は、通信端末100から送信される接続情報に基づいて第2の通信路を形成し、通信端末100との間の通信を第1の通信路から第2の通信路へと切り替える。そして、情報処理装置200は、通信路が切り替わると、通信端末100から取得した接続先情報に基づくサービス提供装置300への接続命令を、通信端末100へと送信する。上述したように、通信端末100は、受信した上記接続命令に基づいてサービス提供装置300に接続し、情報処理装置200とサービス提供装置300との通信を中継する通信中継器としての役目を果たすこととなる。
ここで、通信端末100との間の通信路の切り替えは、接続情報に基づいて自動的に行われる。また、上記接続命令の生成は、ステップS206における通信端末100との間の通信路の切り替えに連動して自動的に行われる。つまり、情報処理装置200のユーザは、上記通信路の切り替えおよび上記接続命令の生成について、何ら意識する必要はない。よって、ユーザは、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに享受することができる。
したがって、情報処理装置200は、サービス提供装置300と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能となる情報処理システム1000の一部を構成することができる。
[4]情報処理システム1000全体の処理の流れ
以上、情報処理システム1000を構成する通信端末100、情報処理装置200、およびサービス提供装置300それぞれについて説明した。次に、情報処理システム1000全体の処理の流れについて、説明する。なお、以下では、サービス提供装置300においてサービスデータのダウンロード販売サービスが提供されている場合を例に挙げて説明する。
(4−1)第1の例
図6は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000における処理の第1の例の流れを示す流れ図である。
通信端末100は、サービス提供装置300へと接続し、サービス提供装置300に対応するWebサイトにアクセスする(S300)。そして、サービス提供装置300は、商品一覧の情報を通信端末100へ送信する(S302)。
通信端末100は、ステップS302において送信された商品一覧の情報に基づいて、購入する商品を選択する商品選択処理を行う(S304)。ここで、通信端末100は、例えば、操作部116からの操作入力に基づいてステップS304の処理を行うことができる。
通信端末100は、ステップS304の商品選択処理の結果に基づく購入情報をサービス提供装置300へ送信する(S306)。ここで、上記購入情報には、例えば、購入が選択された商品を識別する商品IDや、購入する個数の情報などを含むことができる。
ステップS306において送信された購入情報を受信したサービス提供装置300は、取引内容の情報が記録された確認情報を通信端末100へ送信する(S308)。
ステップS308において送信された確認情報を受信した通信端末100は、商品の購入を決定する場合には、購入決定情報をサービス提供装置300へ送信する(S310)。
ステップS310において送信された購入決定情報を受信したサービス提供装置300は、第1接続要求を通信端末100へ送信する(S312)。ここで、上記第1接続要求には、例えば、情報処理装置200への接続命令や、サービス提供装置300に対応するサイトURLの情報、通信端末100との間の通信に係るセッション情報、通信端末100のユーザに対して情報処理装置200へと接続するように促すメッセージを示すメッセージ情報などが含まれる。
ステップS312において第1接続要求を受信した通信端末100は、サービス提供装置300との通信を切断する(S314)。なお、ステップS312の処理の後、サービス提供装置300が通信端末100との通信を切断してもよい。
通信端末100は、ステップS312において受信した第1接続要求に基づいて、接続先情報を生成する(S316)。また、通信端末100は、第1接続要求に含まれるメッセージ情報に基づいて、「タッチしてください」など、ユーザに対して情報処理装置200へと接続するように促すメッセージを表示部114に表示することができるが、上記に限られない。例えば、通信端末100は、第1接続要求に含まれるメッセージ情報に基づいて、上記のようなメッセージを音声によってユーザに提示することもできる。
ステップS316において接続先情報が生成されると、通信端末100は、端末側記憶部112に記憶された接続情報および当該接続先情報を、端末側第2通信部104を用いて情報処理装置200へ送信する(S318;第1通信路による通信)。
なお、図6では、通信端末100がステップS318において接続先情報を送信する例を示しているが、上記に限られない。例えば、通信端末100は、後述するステップS322とステップS324との間において、すなわち、第2の通信路によって、上記接続先情報を送信することもできる。
ステップS318において送信された接続情報および当該接続先情報を受信した情報処理装置200は、接続情報を受信した旨の接続情報の受信結果を通信端末100へと送信する(S320;第1通信路による通信)。
ステップS320において接続情報の受信結果を送信した情報処理装置200、および当該接続情報の受信結果を受信した通信端末100は、それぞれ第2の通信路に係る通信設定を行う。そして、通信端末100および情報処理装置200は、通信経路を第1の通信路から第2の通信路へと切り替える(S322)。なお、図6では明記していないが、ステップS322の処理以降の処理における通信端末100と情報処理装置200との通信は、第2の通信路で行われることとなる。
ステップS322において通信路の切り替えが行われると、情報処理装置200は、サービス提供装置300へと接続させるための接続命令を通信端末100に送信する(S324)。
ステップS324において送信された接続命令を受信した通信端末100は、当該接続命令に応じてダイヤルアップ接続を行い、サービス提供装置300と通信可能な状態とする(S326)。そして、通信端末100は、サービス提供装置300と通信可能な状態となると、情報処理装置200へ接続可能通知を送信する(S328)。また、通信端末100は、端末側第1通信部102と端末側第3通信部106とを接続し、情報処理装置200とサービス提供装置300とを間接的に通信可能な状態とする。
ステップS328において送信された接続可能結果を受信した情報処理装置200は、通信端末100を介して間接的にサービス提供装置300へと接続し、サービス提供装置300に対応するWebサイトにアクセスする(S330)。ここで、情報処理装置200は、通信端末100から取得した通信先情報に含まれるサイトURLの情報により、サービス提供装置300に対応するWebサイトにアクセスすることができる。また、情報処理装置200は、通信端末100から取得した通信先情報に含まれるセッション情報をサービス提供装置300へ伝達することによって、ステップS300〜S314までの処理におけるセッションを引き継ぐことができる。
ステップS330において情報処理装置200と接続されたサービス提供装置300は、伝達されたセッション情報に基づいて、サービスデータ(購入商品)のダウンロードの確認を行うダウンロード確認情報を、通信端末100を介して情報処理装置200へと送信する(S332)。
ステップS332において送信されたダウンロード確認情報を受信した情報処理装置200は、サービスデータのダウンロードを行う場合には、サービスデータのダウンロードを要求するダウンロード要求を、通信端末100を介してサービス提供装置300へ送信する(S334)。
ステップS334において送信されたダウンロード要求を受信したサービス提供装置300は、サービスデータを、通信端末100を介して情報処理装置200へと送信する(S336)。ここで、サービス提供装置300が、ステップS336において送信するデータは、購入した商品に対応するサービスデータに限られない。例えば、サービス提供装置300は、さらに、カタログデータや、広告情報、あるいは、セキュリティパッチ(security patch)などを併せて送信することもできる。
ステップS336において送信されたサービスデータを受信した情報処理装置200は、受信したサービスデータの受信処理を行う(S338)。ここで、情報処理装置200が行う受信処理としては、例えば、装置側記憶部202へのサービスデータの記録や、サービスデータのインストール、表示部212の表示画面への情報の提示などが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS338においてサービスデータの受信処理が完了すると、情報処理装置200は、サービスデータのダウンロードが完了した旨のダウンロード完了通知を、通信端末100を介してサービス提供装置300へ送信する(S340)。ここで、ステップS324〜ステップS340までにおける情報処理装置200の処理は、サービス処理に該当する。
そして、情報処理装置200は、サービス提供装置300との間の通信を切断する通信切断要求と、第2通信路による通信を切断する通信切断要求とを通信端末100へ送信する(S342)。
ステップS342において各種通信切断要求を受信した通信端末100は、サービス提供装置300との間の通信を切断し(S344)、また、第2の通信路による通信を切断する(S346)。また、ステップS344において通信端末100との通信が切断されたサービス提供装置300は、売上の後処理としての売上完了処理を行う(S348)。なお、上記では、第2通信路による通信の切断を通信端末100が行うことを示したが、上記に限られず、情報処理装置200が行うこともできる。
図6に示すように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000における処理の第1の例では、大きく分けて(I)通信端末100とサービス提供装置300との間の処理、(II)通信端末100と情報処理装置200との間の処理、および(III)情報処理装置200とサービス提供装置300との間の処理、という独立した3つの処理が行われる。
ここで、通信端末100は、上述したように、情報処理装置200との間の通信路の切り替えと、能動的な処理および受動的な処理の切り替えとを、情報処理装置200との通信の中で自動的に行うことができる。また、情報処理装置200は、上述したように、通信端末100との間の通信路の切り替えや接続命令の生成を、通信端末100との通信の中で自動的に行うことができる。情報処理システム1000は、上述したような機能を有する通信端末100および情報処理装置200により構成されるので、ユーザに対して、上記(I)〜(III)の処理があたかも一連の処理であるかのようにみせることができる。
したがって、情報処理システム1000を利用するユーザは、サービス提供装置300において提供されているダウンロード販売サービスを、サービス提供装置300と直接的に通信を行うことができない情報処理装置200を用いてシームレスに享受することができる。
(4−2)第2の例
上記では、図6を参照して、サービス提供装置300においてダウンロード販売サービスが提供されている場合における情報処理システム1000の処理の例を示した。しかしながら、ダウンロード販売サービスが提供されている場合における、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000の処理の流れは、図6に示す第1の例に限られない。そこで、次に、情報処理システム1000における処理の第2の例として、機能制限や使用制限が設定されたコンテンツデータが情報処理装置200の装置側記憶部202に予め記憶され、当該機能制限などを解除する場合おける処理について説明する。
ここで、情報処理装置200に予め記憶されているコンテンツデータとしては、例えば、試用期間制限や機能制限が設定されているアプリケーションや、再生制限が設定されている動画データ、あるいは、再生制限が設定されている音声データなどが挙げられるが、上記に限られない。また、上記コンテンツデータは、例えば、暗号鍵によって保護されていてもよい。以下では、情報処理装置200に予め記憶されている上記のようなコンテンツデータを、基本的にサービスデータとよぶ。また、以下では、上記のようなコンテンツデータそれぞれに対応するサービス提供装置の接続先情報が、情報処理装置200の装置側記憶部202に予め記憶されているものとして説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000における処理の第2の例の流れを示す流れ図である。
情報処理装置200は、情報処理装置200の装置側記憶部202に記憶されているサービスデータ(商品)に基づいて、購入する商品を選択する(S400)。ここで、情報処理装置200は、例えば、操作部214の操作入力に基づいてステップS400の処理を行うことができる。
また、情報処理装置200は、商品が選択されると、例えば、「通信端末100をタッチしてください」など、ユーザに対して通信端末100へと接続するように促すメッセージ(通信要求情報)を表示部212に表示することができるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置200は、上記のようなメッセージを音声によってユーザに提示することもできる。
ステップS400において商品が選択されると、情報処理装置200は、接続情報の取得を要求する接続情報取得要求を装置側第1通信部204を用いて通信端末100へ送信する(S402;第1通信路による通信)。
ステップS400において送信された接続情報取得要求を受信した通信端末100は、当該接続情報取得要求に応じて、接続情報を端末側第2通信部104を用いて情報処理装置200へ送信する(S404;第1通信路による通信)。
ステップS404において送信された接続情報を受信した情報処理装置200は、図6のステップS320と同様に、接続情報を受信した旨の接続情報の受信結果を通信端末100へと送信する(S406;第1通信路による通信)。
ステップS406において接続情報の受信結果を送信した情報処理装置200、および当該接続情報の受信結果を受信した通信端末100は、図6のステップS322と同様に、それぞれ第2の通信路に係る通信設定を行う。そして、通信端末100および情報処理装置200は、通信経路を第1の通信路から第2の通信路へと切り替える(S408)。
ステップS408において通信路の切り替えが行われると、情報処理装置200は、図6のステップS324と同様に、サービス提供装置300へと接続させるための接続命令を通信端末100に送信する(S410)。
ステップS410において送信された接続命令を受信した通信端末100は、図6のステップS326と同様に、当該接続命令に応じてダイヤルアップ接続を行い、サービス提供装置300と通信可能な状態とする(S412)。そして、通信端末100は、サービス提供装置300と通信可能な状態となると、図6のステップS328と同様に、情報処理装置200へ接続可能通知を送信する(S414)。また、通信端末100は、端末側第1通信部102と端末側第3通信部106とを接続し、情報処理装置200とサービス提供装置300とを間接的に通信可能な状態とする。
ステップS414において送信された接続可能結果を受信した情報処理装置200は、図6のステップS330と同様に、通信端末100を介して間接的にサービス提供装置300へと接続し、サービス提供装置300に対応するWebサイトにアクセスする(S416)。
ステップS416において情報処理装置200と接続されたサービス提供装置300は、情報処理装置200から伝達されるステップS400において選択された商品の情報に基づいて、サービスデータ(購入商品)のダウンロードの確認を行うダウンロード確認情報を、通信端末100を介して情報処理装置200へと送信する(S418)。
ステップS418において送信されたダウンロード確認情報を受信した情報処理装置200は、図6のステップS334と同様に、ダウンロード要求を、通信端末100を介してサービス提供装置300へ送信する(S420)。
ステップS420において送信されたダウンロード要求を受信したサービス提供装置300は、サービスデータを、通信端末100を介して情報処理装置200へと送信する(S422)。ここで、サービス提供装置300が送信するサービスデータとしては、例えば、情報処理装置200が購入を希望するコンテンツデータに対応するライセンスキーや暗号鍵、差分データ、あるいは、コンテンツデータそのものなどが挙げられるが上記に限られない。例えば、サービス提供装置300は、さらに、カタログデータや、広告情報、あるいは、セキュリティパッチなどを併せて送信することもできる。
ステップS422において送信されたサービスデータを受信した情報処理装置200は、受信したサービスデータの受信処理を行う(S424)。ここで、情報処理装置200が行う受信処理としては、例えば、コンテンツデータの機能制限や使用制限の解除や、表示部212の表示画面への情報の提示などが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS424においてサービスデータの受信処理が完了すると、情報処理装置200は、図6のステップS340と同様に、ダウンロード完了通知を、通信端末100を介してサービス提供装置300へ送信する(S426)。ここで、ステップS416〜ステップS426までにおける情報処理装置200の処理は、サービス処理に該当する。
そして、情報処理装置200は、図6のステップS342と同様に、サービス提供装置300との間の通信を切断する通信切断要求と、第2通信路による通信を切断する通信切断要求とを通信端末100へ送信する(S428)。
ステップS428において各種通信切断要求を受信した通信端末100は、図6のステップS344、S346と同様に、サービス提供装置300との間の通信を切断し(S430)、また、第2の通信路による通信を切断する(S432)。また、ステップS430において通信端末100との通信が切断されたサービス提供装置300は、売上の後処理としての売上完了処理を行う(S434)。
図7に示すように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000における処理の第2の例では、大きく分けて(i)通信端末100と情報処理装置200との間の処理、(ii)情報処理装置200とサービス提供装置300との間の処理、という独立した2つの処理が行われる。
ここで、通信端末100は、上述したように、情報処理装置200との間の通信路の切り替えと、能動的な処理および受動的な処理の切り替えとを、情報処理装置200との通信の中で自動的に行うことができる。また、情報処理装置200は、上述したように、通信端末100との間の通信路の切り替えや接続命令の生成を、通信端末100との通信の中で自動的に行うことができる。情報処理システム1000は、上述したような機能を有する通信端末100および情報処理装置200により構成されるので、ユーザに対して、上記(i)、(ii)の処理があたかも一連の処理であるかのようにみせることができる。
したがって、情報処理システム1000を利用するユーザは、サービス提供装置300において提供されているダウンロード販売サービスを、サービス提供装置300と直接的に通信を行うことができない情報処理装置200を用いてシームレスに享受することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000は、通信端末100と、情報処理装置200と、サービス提供装置300、…とを有する。通信端末100は、情報処理装置200とサービス提供装置300、…との間の通信中継器の役目を果たし、情報処理装置200とサービス提供装置300、…とを間接的に通信可能とする。
ここで、通信端末100は、上述したように、情報処理装置200との間の通信路の切り替えと、能動的な処理および受動的な処理の切り替えとを、情報処理装置200との通信の中で自動的に行うことができる。また、情報処理装置200は、上述したように、通信端末100との間の通信路の切り替えや接続命令の生成を、通信端末100との通信の中で自動的に行うことができる。情報処理システム1000は、上述したような機能を有する通信端末100および情報処理装置200により構成されるので、ユーザに対して、各装置間における独立した処理(例えば、上記(I)〜(III)や、上記(i)、(ii))があたかも一連の処理であるかのようにみせることができる。つまり、情報処理システム1000は、上述した(1)〜(3)に示すように処理の主体が変化するサービスに適用された場合であっても、従来の情報処理システムのようにユーザの利便性を著しく低下させることはなく、ユーザの利便性を向上させることができる。
したがって、サービスを提供するサービス提供装置300、…と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300、…において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能な情報処理システム1000が実現される。
[情報処理システム1000の適用例]
〔A〕情報処理システム1000における処理の第1の例に対応する適用例
(A−1)
旅行先において、ユーザが携帯電話(通信端末100の一例)を用いてサーバ(サービス提供装置300の一例)へアクセスし、詳細な旅行ガイドを購入する。そして、ユーザは、携帯電話(通信端末100の一例)をカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。これによって、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)には、上記旅行ガイドに係るデータが、携帯電話(通信端末100の一例)を介してサーバ(サービス提供装置300の一例)からダウンロードされる。
(A−2)
ドライブ中に、ユーザが携帯電話(通信端末100の一例)を用いてサーバ(サービス提供装置300の一例)へアクセスし、音楽データを購入する。そして、ユーザは、携帯電話(通信端末100の一例)をカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。これによって、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)には、上記音楽データが、携帯電話(通信端末100の一例)を介してサーバ(サービス提供装置300の一例)からダウンロードされる。
〔B〕情報処理システム1000における処理の第2の例に対応する適用例
暗号鍵で保護された音楽コンテンツが予め記憶されたカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)において、ユーザが、所望するタイミングで当該音楽コンテンツの購入を選択する。そして、ユーザは、携帯電話(通信端末100の一例)をカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。これによって、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)には、解除のための鍵情報が携帯電話(通信端末100の一例)を介してダウンロードされ、当該音楽コンテンツの保護が解除される。
〔C〕その他の適用例
(C−1)
ユーザが、例えば自己の車と友人の車との2台でドライブをしている場合において、当該ユーザが、携帯電話(通信端末100の一例)に当該友人の電話番号を表示させて、携帯電話(通信端末100の一例)をカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。すると、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)は、携帯電話(通信端末100の一例)を介して上記友人の携帯電話へと接続する。これによって、ユーザは、上記友人とハンズフリーで通話を行うことができる。
(C−2)
ユーザが、以前行ったチェーン店で受け取った携帯クーポンをカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)は、携帯電話(通信端末100の一例)を介してサーバ(サービス提供装置300の一例)へ接続する。これによって、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)には、携帯クーポンに対応するチェーン店の最新マップ一覧情報が、携帯電話(通信端末100の一例)を介してサーバ(サービス提供装置300の一例)からダウンロードされる。
(C−3)
ユーザが車を運転しているとき、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)に登録されていない道路を通ると、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)の表示画面に「地図を更新しますか?」というメッセージが表示される。そして、ユーザは、携帯電話(通信端末100の一例)をカー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)へかざす。これによって、カー・ナビゲーション装置(情報処理装置の一例)には、地図情報が、携帯電話(通信端末100の一例)を介してサーバ(サービス提供装置300の一例)からダウンロードされる。
本発明の実施形態に係る情報処理システム1000が適用されることによって、例えば、上記〔A〕〜〔C〕のようなことが実現される。なお、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000の適用例が、上記〔A〕〜〔C〕に限られないことは、言うまでもない。
以上、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000を構成する構成要素として通信端末100を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの携帯型通信装置、UMPC(Ultra Mobile Personal Computer)などのコンピュータ、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機、など様々な機器に適用することができる。
また、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000を構成する構成要素として情報処理装置200を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、PCなどのコンピュータ、WALK MAN(登録商標)などの音楽再生装置、カー・ナビゲーション装置など、様々な機器に適用することができる。
(情報処理システム1000に係るプログラム)
[通信端末100に係るプログラム]
コンピュータを、本発明の実施形態に係る通信端末100として機能させるためのプログラムによって、サービスを提供するサービス提供装置300、…と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300、…において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能な情報処理システム1000が実現される。
[情報処理装置200に係るプログラム]
コンピュータを、本発明の実施形態に係る情報処理装置200として機能させるためのプログラムによって、サービスを提供するサービス提供装置300、…と通信端末100を介して間接的に通信する情報処理装置200を用いて、サービス提供装置300、…において提供されるサービスをシームレスに受けることが可能な情報処理システム1000が実現される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図1では、情報処理装置200が装置側第1通信部204と装置側第2通信部206との双方を内部に備える構成を示しているが、本発明の実施形態は、かかる構成に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、装置側第1通信部204を外部に有する構成、すなわち、外部装置としての装置側第1通信部と接続される構成(例えば、リーダ/ライタと接続される構成)とすることもできる。上記の構成であっても、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、通信端末100から接続情報を取得することが可能であるので、上述した情報処理装置200と同様の効果を奏することができる。
また、上記では、コンピュータを本発明の実施形態に係る通信端末100、情報処理装置200として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本発明の実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記憶媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、当然に、本発明の技術的範囲に属するものである。