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JP5226364B2 - 情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びatmシステムの取引処理方法 - Google Patents
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JP5226364B2 - 情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びatmシステムの取引処理方法 - Google Patents

情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びatmシステムの取引処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、借入機能付カードの利用制限を適正かつ効率良く行うことができる情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びATM(Automatic Teller Machine)システムの取引処理方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店には、デビットカードと呼ばれる銀行カードを用いてプリペイドカードを購入できるようにするカードシステムが導入されることが多い。ここで、デビットカードを用いた利用を無制限に認めたのでは、遊技に対するのめり込み防止という観点から問題があるため、デビットカードの利用に制限を設ける従来技術が知られている。
例えば、特許文献1には、予めデビットカードで一定期間内に決済可能な利用制限条件を設定しておき、この利用制限条件内であればデビット決済を許容し、この利用制限条件外となった場合にはデビット決済を棄却する技術が開示されている。具体的には、一定期間単位(例えば1日単位)の利用上限金額、限度回数、1回の利用あたりの上限金額及び下限金額等の利用制限条件を設定する点が例示されている。したがって、この特許文献1によれば、例え指定口座の預金残高がデビット決済可能額以上存在したとしても、その預金残高のデビット利用を禁止し、もって遊技客による遊技への過度なのめり込み防止を図ることができる。
ところが、かかる特許文献1では、預金残高が最小デビット決済分に満たない場合を利用制限の対象とはしていない。例えば、預金残高が100円であり、プリペイドカードの最低購入額が1000円である場合には、この預金残高でプリペイドカードを購入することはできないため、利用制限の対象外としているのである。
本来は、この特許文献1のように、預金残高が最小デビット決済分に満たない場合を除外したとしても全く問題が生じないが、ある設定額の範囲内で金額を借り入れることができる借入機能付デビットカードの場合には、預金残高をマイナスにしつつプリペイドカードをデビット決済で購入することができるため、この特許文献1では対応できない。
以上の点に鑑みて、本件出願人が出願した特許文献2には、デビット子機から金融機関に対してデビット決済の残高問い合わせがなされた際に、このデビット決済に利用されたデビットカードが借入機能付デビットカードである場合には、そのデビット決済を認めないよう構成したデビットカードシステムが開示されている。
特開2002−000889号公報 特願2008−086677号公報
しかしながら、上記特許文献2のように、デビットカードが借入機能付であるという理由だけでデビット決済を一律に棄却したのでは、その指定口座に十分な預金残高が存在する遊技客を不利に取り扱うことになり、遊技店が適正なデビット決済サービスを提供しているとは言えない。かかる借入機能は、銀行が特定の会員向けに提供する特別なサービスとして付与した機能であるにも係わらず、かかる借入機能を有することを根拠にデビット決済を単純に棄却するのは望ましくない。
このように、単純に借入機能付デビットカードの利用を禁止すると、遊技客に不便を強いるだけではなく、遊技店での売上の損失並びに金融機関での手数料収入の損失をもたらす結果となる。
以上のことから、借入機能付デビットカードによるデビット決済時の利用制限をいかに適正かつ効率良く実現するかが重要な課題となっている。なお、本課題は、カード発行機に併設されたデビット子機を用いてプリペイドカードを直接購入する場合のみならず、遊技店内に配設されたATMを用いて現金を入手する場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、借入機能付カードの利用制限を適正かつ効率良く行うことができる情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びATMシステムの取引処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技店に配設された端末装置からデビット決済要求を受け付け、該受け付けたデビット決済要求に応答して所定の金融機関のサーバ装置にデビット決済依頼を行う情報処理センタのサーバ装置であって、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とデビットカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルと、前記デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報が前記借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記デビット決済要求に含まれる決済要求額に加算した額を新たな決済要求額とするように該デビット決済要求に含まれる決済要求額を変換する決済要求額変換手段と、前記決済要求額変換手段により変換された変換後の決済要求額を含むデビット決済要求を前記金融機関のサーバ装置に対して行う決済処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に配設されたATM端末装置から取引要求を受け付け、該受け付けた取引要求に応答して取引処理を行う金融機関のサーバ装置であって、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルと、前記取引要求に含まれるカード識別情報が前記借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記取引要求に含まれる取引要求額に加算した額を新たな取引要求額とするように該取引要求に含まれる取引要求額を変換する取引要求額変換手段と、前記取引要求額変換手段により変換された変換後の取引要求額の取引処理を行う取引処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、情報処理センタのサーバ装置が遊技店に配設された端末装置からデビット決済要求を受け付け、該受け付けたデビット決済要求に応答して所定の金融機関のサーバ装置にデビット決済依頼を行うデビット決済システムの決済処理方法であって、前記端末装置が、前記情報処理センタのサーバ装置に対してデビットカード識別情報及び決済要求額を含むデビット決済要求を行うデビット決済要求工程と、前記情報処理センタのサーバ装置が、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とデビットカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルに前記デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報が登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記デビット決済要求に含まれる決済要求額に加算した額を新たな決済要求額とするように該デビット決済要求に含まれる決済要求額を変換する決済要求額変換工程と、前記情報処理センタのサーバ装置が、前記決済要求額変換工程により変換された変換後の決済要求額を含むデビット決済要求を前記金融機関のサーバ装置に対して行う決済処理工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に配設されたATM端末装置から取引要求を受け付け、該受け付けた取引要求に応答して金融機関のサーバ装置が取引処理を行うATMシステムの取引処理方法であって、前記ATM端末装置が、前記金融機関のサーバ装置に対してカード識別情報及び取引要求額を含む取引要求を行う取引要求工程と、前記金融機関のサーバ装置が、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルに前記取引要求に含まれるカード識別情報が登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記取引要求に含まれる取引要求額に加算した額を新たな取引要求額とするように該取引要求に含まれる取引要求額を変換する取引要求額変換工程と、前記金融機関のサーバ装置が、前記取引要求額変換工程により変換された変換後の取引要求額の取引処理を行う取引処理工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報に応じて該デビット決済要求に含まれる決済要求額を変換し、変換後の決済要求額を含むデビット決済要求を金融機関のサーバ装置に対して行うよう構成したので、デビットカードの種別に応じて決済要求額を変換することが可能となるため、借入機能付きデビットカードの場合と通常のデビットカードの場合とで異なる取り扱いとし、もって適正な口座残高が存在する場合には借入機能付きデビットカードを使用可能ならしめることができる。特に、金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とデビットカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルを設けておき、デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報が借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額をデビット決済要求に含まれる決済要求額に加算した額を新たな決済要求額とするよう構成したので、借入機能付きデビットカードについては、その借入限度額を決済要求額に加算した額で決済要求することにより、借入限度額と決済要求額の和以上の口座残高が存在する場合にのみ決済可能として取り扱うことが可能となる。
また、本発明によれば、取引要求に含まれるカード識別情報に応じて該取引要求に含まれる取引要求額を変換し、変換後の取引要求額の取引処理を行うよう構成したので、カードの種別に応じて取引要求額を変換することが可能となるため、借入機能付きカードの場合と通常のカードの場合とで異なる取り扱いとし、もって適正な口座残高が存在する場合には借入機能付きカードを遊技店内のATM端末装置で使用可能ならしめ、のめり込み防止を図りつつパチンコ店内でATMを利用することができる。特に、金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルを設けておき、取引要求に含まれるカード識別情報が借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を取引要求に含まれる取引要求額に加算した額を新たな取引要求額とするよう構成したので、借入機能付きカードについては、その借入限度額を取引要求額に加算した額で取引要求することにより、借入限度額と取引要求額の和以上の口座残高が存在する場合にのみ取引可能として取り扱うことが可能となる。
以下の添付図面を参照して、本発明に係る情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びATMシステムの取引処理方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1では、本発明をデビット決済システムに適用した場合を示し、実施例2では、本発明をATMシステムに適用した場合を示すこととする。
まず、本実施例1に係るデビット決済システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例1に係るデビット決済システムのシステム構成を示すブロック図である。以下では、最初にパチンコ店A〜C内の装置構成を説明した後に、デビット決済システムを形成する各構成部について説明することとする。
図1に示すように、パチンコ店Aには、プリペイドカードT/C10、島コントローラ20、CRユニット30、パチンコ機40、カード発行機50及びデビット子機60が配設されている。なお、ここでは説明の便宜上、パチンコ店Aの構成のみを示すこととするが、パチンコ店B及びCも同様の構成となる。
プリペイドカードT/C10は、プリペイドカードの残度数を管理する管理装置であり、島コントローラ20は各島毎に設けられる中継装置である。CRユニット30は、プリペイドカードT/C10に対してプリペイドカードの残度数の問合せ、追加入金による度数加算要求並びに玉貸しによる度数減算要求を行うカード処理ユニットであり、パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技者がパチンコ遊技を行ういわゆるCRパチンコ機である。
カード発行機50は、入金金額分の度数を価値付けたプリペイドカードを発行する装置であり、具体的には、遊技客がカード発行機50の紙幣挿入口に紙幣を挿入して金額ボタンを押下操作すると、この金額分の度数が価値付けられたプリペイドカードが発行される。かかるプリペイドカードの発行に伴い、該プリペイドカードのカードIDと残度数が、プリペイドカードT/C10で管理される。なお、このカード発行機50は、プリペイドカードの新規発行を行うだけではなく、挿入された会員カードに度数を価値付けることもできる。
デビット子機60は、デビット決済を行う際に利用される端末装置であり、カード発行機50に併設されている。かかるデビット子機60が設けられる理由は、遊技客が現金ではなく銀行口座の口座残高を利用してプリペイドカードを購入できるようにするためである。遊技客が、かかるデビット子機60のカード挿入口にデビットカードを挿入して暗証番号及び決済要求金額を入力すると、このデビット子機60から公衆回線網100を介して情報処理センタサーバ110に対して決済要求がなされ、デビット決済完了後に決済要求金額分の度数を価値付けたプリペイドカードをカード発行機50から発行することが可能となる。このように、パチンコ店Aには、デビット子機60が配設されるわけであるが、パチンコ店B及びCにおいても同様にデビット子機60がそれぞれ配設され、デビットカードを利用したプリペイドカードの購入が可能となっている。
次に、上記デビット子機60を含むデビット決済システムのシステム構成について説明する。図1に示すように、デビット子機60は、公衆回線網100を介して情報処理センタサーバ110に接続されており、この情報処理センタサーバ110は、図示しないクリアリングセンタを内在するCAFIS(Credit and Finance Information System)ネットワーク120を介して銀行サーバX及びYと接続されている。この銀行サーバXは、デビットカード発行銀行のサーバ装置であり、銀行サーバYは、加盟店銀行のサーバ装置である。
情報処理センタサーバ110は、デビット子機60からのデビット決済要求を受け付ける情報処理センタ内に設けられたサーバ装置であり、原則としてはデビット決済要求をそのまま銀行サーバXに対して通知する。ただし、遊技客のパチンコ遊技への過度なのめり込み防止を図るため、パチンコ店に設置されたデビット子機60からのデビット決済要求である場合は、このデビット決済要求の金額を含む所定期間内の決済合計金額が所定の利用上現金額を超える場合には、デビット決済要求を銀行サーバXに対して通知せずにデビット決済要求を棄却する。なお、デビット決済要求を行ったデビット子機60がパチンコ店に設置されたものであるか否かは、デビット子機60を設置した際に登録された情報に基づいて判断される。
銀行サーバXは、情報処理センタサーバ110からデビット決済要求を受け付けたならば、遊技客の口座からデビット決済要求額を引き落とせるか否かを確認し、口座残高が不足しているような場合には「決済不可」を情報処理センタサーバ110に対して通知する。一方、遊技客の口座から決済要求額を引き落すことができる場合には、該遊技客の口座残高の決済要求額分を引き落とす。この金額は所定の処理を経て銀行サーバYのパチンコ店の口座に振り込まれる。なお、必要に応じて手数料が情報処理センタの口座に振り込まれる場合もある。
上記構成を有するデビット決済システムを用いることにより、デビット子機60から情報処理センタサーバ110を介して銀行サーバXに対してデビット決済要求を行い、決済可能である場合に決済要求額を銀行サーバYのパチンコ店の口座に振込処理することが可能となる。
ここで、本実施例1は、デビットカードが「借入機能(カードローン)付」である場合であっても、円滑かつ適正にデビット決済を実施できるようにした点にその特徴がある。ここで言う「借入機能(カードローン)」とは、口座残高がマイナスになったとしても、カードローン上限(例えば10万円)までは自動的に金融機関から借り入れることができるものである。
従来は、カードローン分の決済をパチンコ店で認めることは「のめり込み防止」の観点から望ましくないため、かかるカードローン付デビットカードは、デビット決済の処理対象外とされてきた。しかしながら、カードローン付デビットカードであっても、その口座残高が十分存在する場合には、通常のデビットカードと区別することに意味はなく、従来のように区別すると却ってカードローン付きデビットカードを不利に取り扱うことになってしまう。昨今の状況を見ると、カードローン付きデビットカードが普及しつつあるため、本実施例1では、このカードローン付きデビットカードによる適正なデビット決済での利用を可能にすることを目的としたのである。
上記目的を達成するため、本実施例1では、情報処理センタサーバ110にデビットカードの種別とカードローン上限額を対応付けたカードローン上限額テーブル113aを記憶しておき、デビット子機60からデビット決済要求がなされた際に、このデビット決済の決済要求額にカードローン上限額を加えた額を新たな決済要求額として銀行サーバXにデビット決済要求するよう構成している。
このようにすることにより、少なくとも「決済要求額+カードローン上限額」以上の口座残高がない限りデビット決済が許容されないため、口座残高がマイナスとなるデビット決済を禁止して遊技への過度なのめり込みを防止しつつ、口座残高がプラスである場合には、遊技客は通常のデビットカードと同様にカードローン付きデビットカードを使うことが可能となり、その利便性を大幅に向上させることが可能となる。
次に、図1に示した情報処理センタサーバ110の構成について説明する。図2は、図1に示した情報処理センタサーバ110の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、情報処理センタサーバ110は、インタフェース部111と、インタフェース部112と、記憶部113と、制御部114とを有する。
インタフェース部111は、公衆回線網100を介してデビット子機60とデータ通信を行うためのインタフェースであり、インタフェース部112は、CAFISネットワーク120を介して銀行サーバXとデータ通信を行うためのインタフェースである。
記憶部113は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、カードローン上限額テーブル113a、利用制限設定テーブル113b及び利用実績テーブル113cを記憶する。
カードローン上限額テーブル113aは、デビットカードの種別毎にカードローン上限額を記憶するテーブルである。図3は、図2に示したカードローン上限額テーブル113aの一例を示す図であり、ここでは金融機関コード、カード種別コード及びカードローン上限額を対応づけて記憶する場合を示している。金融機関コード「10005」の銀行により発行されたカード種別コード「123」のデビットカードが、カードローン付きデビットカードであり、そのカードローン上限額が20万円である場合を示している。
同様に、同銀行により発行されたカード種別コード「223」のデビットカードのカードローン上限額が30万円であり、金融機関コード「10012」の銀行により発行されたカード種別コード「210」のデビットカードのカードローン上限額が10万円であり、同銀行により発行されたカード種別コード「211」のデビットカードのカードローン上限額が20万円である場合を示している。
利用制限設定テーブル113bは、所定の期間(例えば1日)の利用制限額を記憶するテーブルである。図4は、図2に示した利用制限設定テーブル113bの一例を示す図であり、ここではカード種別コードごとに利用上限金額を記憶する場合を示している。カード種別コード「123」のデビットカードの1日あたりの利用上限金額は「10000円」であり、カード種別コード「223」のデビットカードの1日あたりの利用上限金額が「30000円」である状況を示している。
利用実績テーブル113cは、所定の期間(例えば1日)のデビットカード毎の累積決済金額を記憶するテーブルである。図5は、図2に示した利用実績テーブル113cの一例を示す図であり、ここではデビットカードの口座番号毎に累積決済金額及び利用回数を記憶する場合を示している。口座番号「123−45678900」の1日の累積決済金額が「5000円」、利用回数が「1回」であり、口座番号「223−45698711」の1日の累積決済金額が「15000円」、利用回数が「2回」である状況を示している。なお、ここでは、デビットカードの利用回数に制限を設けた場合を想定していないが、利用制限設定テーブル113bに利用回数の項目を設けて利用回数を制限するよう構成することもできる。
制御部114は、情報処理センタサーバ110の全体制御を行う制御部であり、決済処理部114aと、決済要求額変換部114bと、利用制限判定部114cとを有する。決済処理部114aは、デビット決済に係る各種処理を行う処理部であり、デビット子機60からデビット決済要求を受け付けた場合に、このデビット決済要求に含まれるデビットカードの銀行サーバXに対してデビット決済要求を行う。ただし、このデビットカードがカードローン上限額テーブル113aに登録されたカードローン付きデビットカードである場合には、決済要求額変換部114bで変換された決済要求額を含むデビット決済要求を行うことになる。また、利用制限判定部114cにより利用制限対象になると判定された場合には、銀行サーバXに対するデビット決済要求は行わない。
決済要求額変換部114bは、デビット決済要求に含まれるデビットカードがカードローン上限額テーブル113aに登録されている場合に、カードローン上限額テーブル113aから該デビットカードに対応するカードローン上限額を取り出し、取り出したカードローン上限額を決済要求額に加えた額を新たな決済要求額とする変換処理部である。かかる決済要求額の変換処理を行う理由は、カードローン付きデビットカードについて、口座残高がマイナスとなる可能性がある場合にはデビット決済を許容しないこととして、パチンコ遊技への過度なのめり込みを防止するためである。
利用制限判定部114cは、デビット決済要求が利用制限の対象となるか否かを判定する処理部であり、利用制限の対象となる場合には、決済処理部114aによる銀行サーバXへのデビット決済要求は行われない。具体的には、利用実績テーブル113c内の累積決済金額に今回の決済要求額を加算した額が、利用制限設定テーブル113bの利用上限金額以下であるか否かを判定することになる。
次に、図1に示したデビット子機60によるデビット決済要求からプリペイドカードの発行までの一連の処理手順について説明する。図6は、図1に示したデビット子機60によるデビット決済要求からプリペイドカードの発行までの一連の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、デビット子機60が所定のカード挿入口から受け入れたデビットカードのカード情報を読み取るとともに(ステップS101)、決済要求額を受け付け(ステップS102)、暗証番号入力等の決済開始操作を受け付けたならば(ステップS103)、デビットカードの口座番号と決済要求額を含むデビット決済要求を情報処理センタサーバ110に対して行う(ステップS104)。なお、ここではその詳細な説明は省略するが、かかるデビット決済要求には暗証番号が含まれており、この暗証番号を用いた認証処理が行われる。
このデビット決済要求を受信した情報処理センタサーバ110は、利用実績テーブル113cから口座番号に対応する累積決済金額を読み出すとともに(ステップS105)、利用制限設定テーブル113bからカード種別に対応する利用上限金額を読み出し(ステップS106)、この累積決済金額に今回の決済要求額を加えた額(累積決済金額+決済要求額)が利用上限金額以下であるか否かを調べる(ステップS107)。その結果、利用上限金額を超える場合には(ステップS107否定)、デビット子機60に対して決済不可通知を行い(ステップS108)、デビット子機60の表示部に決済不可が表示される(ステップS109)。
これに対して、累積決済金額と決済要求額の和が利用上限金額以下である場合には(ステップS107肯定)、デビットカードがカードローン付きであるか否かを判定し(ステップS110)、カードローン付きである場合には(ステップS110肯定)、決済要求額の変換を行い(ステップS111)、カードローン付きでない場合には(ステップS110否定)、そのままステップS112に移行する。
具体的には、情報処理センタサーバ110は、デビット決済要求を受けたデビットカードのカード種別がカードローン上限額テーブル113aに登録されているか否かを確認し、登録済みである場合にはカードローン付きであると判定することになる。また、決済要求額の変換については、デビット決済要求に含まれる決済要求額にカードローン上限額を加えた額を新たなデビット要求額にすることになる。
その後、情報処理センタサーバ110は、銀行サーバXに対してデビット決済要求を行い(ステップS112)、銀行サーバXがデビット決済を実行して(ステップS113)、デビット決済結果が情報処理センタサーバ110に通知されることになる(ステップS114)。このデビット決済要求には、決済可否を確認したい確認金額と、決済可能な場合に実際に決済を行う決済金額が含まれる。決済要求額が変更されていないときは、確認金額と決済金額とも同じ決済要求額となっている。一方、決済要求額が変更されたときは、変更後の決済要求額が確認金額とされ、元の決済要求額が決済金額とされる。そして、銀行サーバXは、遊技客の口座から確認金額を引き落とせるか否かを確認し、引き落とせない場合には「決済不可」を示すデビット決済結果を情報処理センタサーバ110に送信し、引き落とせる場合には「決済OK」を示すデビット決済結果を情報処理センタサーバ110に送信するとともに決済金額を引き落とす。
そして、情報処理センタサーバ110は、銀行サーバXから受信したデビット決済結果が「決済OK」であるか否かを確認し(ステップS115)、デビット決済結果が「決済不可」である場合には(ステップS115否定)、デビット子機60に対して決済不可通知を行い(ステップS116)、デビット子機60の表示部に決済不可を表示する(ステップS117)。
一方、デビット決済結果が「決済OK」である場合には(ステップS115肯定)、利用実績テーブル113cの累積決済金額及び利用回数を更新した後(ステップS118)、デビット子機60に対してデビット決済完了通知を行い(ステップS119)、この通知を受けたデビット子機60は、デビットカードを返却するとともに(ステップS120)、カード発行機50に対して決済金額を通知する(ステップS121)。この通知を受けたカード発行機50は、決済金額分の度数を価値付けたプリペイドカードを発行処理する(ステップS122)。
上述してきたように、本実施例1では、情報処理センタサーバ110にデビットカードの種別とカードローン上限額を対応付けたカードローン上限額テーブル113aを記憶しておき、デビット子機60からデビット決済要求がなされた際に、このデビット決済の決済要求額にカードローン上限額を加えた額を新たな決済要求額として銀行サーバXにデビット決済要求するよう構成したので、少なくとも「決済要求額+カードローン上限額」以上の口座残高がない限りデビット決済が許容されないため、口座残高がマイナスとなるデビット決済を禁止して遊技への過度なのめり込みを防止しつつ、口座残高がプラスである場合には、遊技客は通常のデビットカードと同様にカードローン付きデビットカードを使うことが可能となり、その利便性を大幅に向上させることが可能となる。
なお、上記実施例1では、デビット子機60とカード発行機50を別体とした場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、両者を一体化したデビット対応カード発行機や、貨幣処理機能を有さないデビット専用カード発行機にも同様に適用することができる。
ところで、上記実施例1では、本発明をデビット決済システムに適用した場合を示したが、本発明はパチンコ店にATM端末(以下「パチンコATM」と言う)を配設する場合に適用することもできる。そこで、本実施例2では、パチンコ店AにパチンコATM200を配設する場合を示すこととする。
図7は、本実施例2に係るデビット決済システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、パチンコ店Aには、デビット決済システムとは別個にパチンコATM200が配設されており、このパチンコATM200は銀行サーバXに接続されている。
つまり、このパチンコATM200は、銀行やコンビニエンスストアに配設されるATM端末と同様の銀行端末であり、銀行カードを挿入して暗証番号及び取引金額が入力された際に取引金額分の現金を払い出す装置である。
ここで、このパチンコATM200は、通常のATMと異なりパチンコ店内に配設される装置であるので、パチンコ遊技への過度なのめり込みを助長するものであってはならない。特に、金融機関により発行されるキャッシュカード(デビットカード)は、上述した通りカードローン付きのものが多いため、遊技客がカードローン上限額まで借り受けるような事態は未然に防ぐ必要がある。
このため、本実施例2に係る銀行サーバXでは、パチンコATM200から取引要求(口座残高からの引出要求)を受け付けた際に、取引要求額にカードローン上限額を加算した額についての取引が可能であるか否かを判定し、かかる取引が可能である場合にのみ、元の取引要求額の取引を行えるようにしている。したがって、この銀行サーバXは、図2に示したカードローン上限額テーブル113a並びに決済要求額変換部114bに相当する処理部が設けられている。
また、このパチンコATM200では、所定の期間(例えば1日)に使用できる取引上限額を設けておき、累積取引額が取引上限額以内である場合にのみ取引を行えるようにして、遊技への過度なのめり込み防止を図っている。このため、銀行サーバXは、図2に示した利用制限設定テーブル113b及び利用実績テーブル113c並びに利用制限判定部114cに対応する処理部が設けられている。
次に、図7に示したパチンコATM200と銀行サーバXとの間の取引処理手順について説明する。図8は、パチンコATM200と銀行サーバXとの間の取引処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、パチンコATM200は、所定のカード挿入口に挿入されたキャッシュカードのカード情報を読み取るとともに(ステップS201)、取引要求額(引出額)を受け付け(ステップS202)、暗証番号入力等の取引開始操作を受け付けたならば(ステップS203)、口座番号及び取引額を含む取引要求を銀行サーバXに対して行う(ステップS204)。
この取引要求を受信した銀行サーバXは、利用実績テーブル113cから口座番号に対応する累積取引金額を読み出すとともに(ステップS205)、利用制限設定テーブル113bから利用上限金額を読み出し(ステップS206)、累積取引金額に今回の取引要求額を加算した額が利用上限金額以下であるか否かを判定する(ステップS207)。その結果、利用上限金額を超える場合には(ステップS207否定)、パチンコATM200に対して取引不可通知を行う(ステップS208)。パチンコATM200が、取引不可通知を受けた場合には(ステップS213肯定)、その旨を表示してキャッシュカードを返却する(ステップS214)。
これに対して、利用上限金額以下である場合には(ステップS207肯定)、キャッシュカードがカードローン付きであるか否かを判定し(ステップS209)、カードローン付きである場合には(ステップS209肯定)、取引要求額の変換を行い(ステップS210)、カードローン付きでない場合には(ステップS209否定)、そのままステップS211に移行する。
具体的には、銀行サーバXは、取引要求を受けたキャッシュカードのカード種別がカードローン上限額テーブル113aに登録されているか否かを確認し、登録済みである場合にはカードローン付きであると判定することになる。また、取引要求額の変換については、取引要求に含まれる取引要求額にカードローン上限額を加えた額を新たな取引要求額にすることになる。
その後、銀行サーバXは、取引要求額の取引が可能であるか否かを判定し(ステップS211)、取引可能でない場合には(ステップS211否定)、パチンコATM200に対して取引不可通知を行う(ステップS212)。具体的には、銀行サーバXは、遊技客の口座から取引要求額を引き落とせるか否かを確認し、引き落とせない場合には取引不可と判定する。パチンコATM200が、取引不可通知を受けた場合には(ステップS213肯定)、その旨を表示してキャッシュカードを返却する(ステップS214)。
これに対して、取引可能である場合には(ステップS211肯定)、取引要求額を口座残高から引き落とす取引処理を行い(ステップS215)、利用実績テーブル113cの累積取引金額及び利用回数を更新して(ステップS216)、パチンコATM200に取引完了通知を行う(ステップS217)。なお、取引要求額が変更された場合に、実際に引落処理する金額は、変更後の取引要求額ではなく元の取引要求額である。
そして、パチンコATM200は、取引完了通知を受信しなかった場合には(ステップS218否定)、表示部にエラー表示を行い(ステップS219)、取引完了通知を受信した場合には(ステップS218肯定)、取引額分の貨幣を払い出した後に(ステップS220)、表示部に取引完了表示を行って(ステップS221)、キャッシュカードを返却する(ステップS222)。
上述してきたように、本実施例2では、銀行サーバXにキャッシュカードの種別とカードローン上限額を対応付けたカードローン上限額テーブル113aを記憶しておき、パチンコATM200から取引要求がなされた際に、この取引要求額にカードローン上限額を加えた額を新たな取引要求額として取引処理するよう構成したので、少なくとも「取引要求額+カードローン上限額」以上の口座残高がない限り取引が許容されないため、口座残高がマイナスとなるカードローンの利用を禁止して遊技への過度なのめり込みを防止しつつ、口座残高がプラスである場合には、遊技客は通常の場合と同様にパチンコATM200でもカードローン付きデビットカードを使うことが可能となり、その利便性を大幅に向上させることが可能となる。
なお、上記実施例1及び2では、本発明をパチンコ遊技に適用する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技を対象とする場合にも同様に適用することができる。また、ゲームセンタ等の遊技施設にも適用することができる。
以上のように、本発明に係る情報処理センタのサーバ装置、金融機関のサーバ装置、デビット決済システムの決済処理方法及びATMシステムの取引処理方法は、借入機能付カードの利用制限を適正かつ効率良く行う場合に適している。
図1は、本実施例1に係るデビット決済システムのシステム構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した情報処理センタサーバの構成を示す機能ブロック図である。 図3は、図2に示したカードローン上限額テーブルの一例を示す図である。 図4は、図2に示した利用制限設定テーブルの一例を示す図である。 図5は、図2に示した利用実績テーブルの一例を示す図である。 図6は、図1に示したデビット子機によるデビット決済要求からプリペイドカードの発行までの一連の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本実施例2に係るデビット決済システムのシステム構成を示す図である。 図8は、図7に示したパチンコATMと銀行サーバとの間の取引処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
A,B,C パチンコ店
X,Y 銀行サーバ
10 プリペイドカードT/C
20 島コントローラ
30 CRユニット
40 パチンコ機
50 カード発行機
60 デビット子機
100 公衆回線網
110 情報処理センタサーバ
111 インタフェース部
112 インタフェース部
113 記憶部
113a カードローン上限額テーブル
113b 利用制限設定テーブル
113c 利用実績テーブル
114 制御部
114a 決済処理部
114b 決済要求額変換部
114c 利用制限判定部
120 CAFISネットワーク
200 パチンコATM

Claims (4)

  1. 遊技店に配設された端末装置からデビット決済要求を受け付け、該受け付けたデビット決済要求に応答して所定の金融機関のサーバ装置にデビット決済依頼を行う情報処理センタのサーバ装置であって、
    前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とデビットカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルと、
    前記デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報が前記借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記デビット決済要求に含まれる決済要求額に加算した額を新たな決済要求額とするように該デビット決済要求に含まれる決済要求額を変換する決済要求額変換手段と、
    前記決済要求額変換手段により変換された変換後の決済要求額を含むデビット決済要求を前記金融機関のサーバ装置に対して行う決済処理手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理センタのサーバ装置。
  2. 遊技店に配設されたATM端末装置から取引要求を受け付け、該受け付けた取引要求に応答して取引処理を行う金融機関のサーバ装置であって、
    前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルと、
    前記取引要求に含まれるカード識別情報が前記借入限度額テーブルに登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記取引要求に含まれる取引要求額に加算した額を新たな取引要求額とするように該取引要求に含まれる取引要求額を変換する取引要求額変換手段と、
    前記取引要求額変換手段により変換された変換後の取引要求額の取引処理を行う取引処理手段と
    を備えたことを特徴とする金融機関のサーバ装置。
  3. 情報処理センタのサーバ装置が遊技店に配設された端末装置からデビット決済要求を受け付け、該受け付けたデビット決済要求に応答して所定の金融機関のサーバ装置にデビット決済依頼を行うデビット決済システムの決済処理方法であって、
    前記端末装置が、前記情報処理センタのサーバ装置に対してデビットカード識別情報及び決済要求額を含むデビット決済要求を行うデビット決済要求工程と、
    前記情報処理センタのサーバ装置が、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とデビットカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルに前記デビット決済要求に含まれるデビットカード識別情報が登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記デビット決済要求に含まれる決済要求額に加算した額を新たな決済要求額とするように該デビット決済要求に含まれる決済要求額を変換する決済要求額変換工程と、
    前記情報処理センタのサーバ装置が、前記決済要求額変換工程により変換された変換後の決済要求額を含むデビット決済要求を前記金融機関のサーバ装置に対して行う決済処理工程と
    を含んだことを特徴とするデビット決済システムの決済処理方法。
  4. 遊技店に配設されたATM端末装置から取引要求を受け付け、該受け付けた取引要求に応答して金融機関のサーバ装置が取引処理を行うATMシステムの取引処理方法であって、
    前記ATM端末装置が、前記金融機関のサーバ装置に対してカード識別情報及び取引要求額を含む取引要求を行う取引要求工程と、
    前記金融機関のサーバ装置が、前記金融機関の口座残高がなくなった場合に自動借入する借入限度額とカード識別情報を対応づけた借入限度額テーブルに前記取引要求に含まれるカード識別情報が登録済みである場合に、該借入限度額テーブルに登録された借入限度額を前記取引要求に含まれる取引要求額に加算した額を新たな取引要求額とするように該取引要求に含まれる取引要求額を変換する取引要求額変換工程と、
    前記金融機関のサーバ装置が、前記取引要求額変換工程により変換された変換後の取引要求額の取引処理を行う取引処理工程と
    を含んだことを特徴とするATMシステムの取引処理方法。
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