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JP5227039B2 - 耐風クリップ及び耐風クリップを用いた屋根材の設置構造 - Google Patents
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耐風クリップ及び耐風クリップを用いた屋根材の設置構造 Download PDF

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Description

本発明は、屋根材の浮き上がりを防止するために屋根材の端縁に係合する耐風クリップ、及びこの耐風クリップを用いた屋根材の設置構造に関する。
海岸沿いや山麓など、強風環境下に建てられた建物では、屋根の屋根材2(亙等)が風に煽られて浮き上がることを防止するために、耐風クリップ1を使用することがある(特許文献1参照)。
図7に従来の耐風クリップの設置例を示す。図示の例では、屋根材2を設置するにあたり、複数の屋根材2を軒棟方向と直交する方向に一列に配置する(図7(a)参照)。この屋根材2を釘等の固着具8で固着するにあたっては、各屋根材2に横方向に並んで四個設けられた固着孔9のうち、内側の二つの固着孔9と耐風クリップ1’の固着具挿通孔5’とを位置合わせして、前記屋根材2の上に耐風クリップ1’を配置し、各固着具挿通孔5’と固着孔9を通して屋根下地に固着具8を打入する。これにより、屋根材2を固定すると共に屋根材2上に耐風クリップ1’を固定する(図7(b)参照)。次に、前記設置された屋根材2の棟側に別の複数の屋根材2を、軒側の屋根材2の棟側部分の上に棟側の屋根材2の軒側部分が重なるように配置すると共に、軒側の屋根材2に対して棟側の屋根材2の配置位置を横方向にずらして千鳥状に配置し、棟側の屋根材2の軒側端部に耐風クリップ1’の係合部4’を係合する(図7(c)参照)。
このような動作を繰り返すことにより、屋根材2が設置されると共にこの屋根材2の軒側端縁に係合する耐風クリップ1’が設置される。
特許第2802031号公報
しかし、上記従来技術によれば、屋根材2上における耐風クリップ1’の係合部4’の位置が一定であるため、設置された屋根材2における屋根外面に露出する部分の軒棟方向の寸法(働き幅)が一定になるように棟側の屋根材2を設置しなければ、この棟側の屋根材2の軒側端縁と係合部4’とを充分に係合させることができない。このため、棟側の屋根材2の設置位置が軒棟方向に僅かにずれて働き幅が大きくなるだけで、係合部4’と屋根材2との係合が浅くなってしまう。この場合、屋根材2の軒側端縁を充分に固定することができなくなって、図8に示すように係合部4’と屋根材2との係合が外れやすくなり、屋根材2の浮き上がりを充分に抑制することができなくなる。
また、近年、建物の外観の意匠性向上等の観点から、屋根材2についても軒側端縁を種々の形状に形成したものが提供されるようになっており、このため屋根に設置された屋根材2の軒側端縁の位置が一定しない場合がある。この場合、耐風クリップ1を、その係合部4’の位置が、前記屋根材2の軒側端縁の形状と合致するように設置することは、非常に困難であり、屋根材2の軒側端縁を充分に固定することができなくなって、屋根材2の浮き上がりを充分に抑制することができなくなる場合がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされものであり、屋根材の端縁との係合位置を容易に調整して、屋根材の端縁に充分に係合することができる耐風クリップ及びこの耐風クリップを用いた屋根材の設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る耐風クリップは、屋根材2の上に固定される固定部3と、前記固定部3の端縁に設けられ、前記固定部3が固定される屋根材2の上に重ねて設置される他の屋根材2の端縁と係合する係合部4とを具備する。前記固定部3に、前記係合部4と屋根材2との係合方向に沿った方向に長い長孔として形成された固着具挿通孔5と、前記固定部3から上方に突出する板支持部6とが設けられている。
また、上記固着具挿通孔5の長手方向と直交する方向の両側に、固定部3から上方に突出する頭部支持部7が設けられている。
請求項に係る発明は、請求項において、上記頭部支持部7が、固着具挿通孔5の長手方向に沿った方向に配列した複数の凸部7aにて構成されている。
請求項に係る発明は、請求項1又は2に記載の耐風クリップを用いた屋根材の設置構造である。この屋根材の設置構造では、耐風クリップ1の固定部3が屋根材2の上に配置された状態でこの固定部2の固着具挿通孔5に固着具8が挿通されると共にこの固着具8が前記屋根材側に打入されている。前記屋根材2の上に重ねて他の屋根材2が、前記固定部3の上に重ねられるように設置されている。更に、耐風クリップ1の、上記固着具挿通孔5の長手方向に沿った配置位置が、前記係合部4が前記他の屋根材2の端縁と係合される位置となっている。
本発明によれば、耐風クリップ1を設置する際、固着具8にて固定部3を屋根材2上に配置した状態で、この屋根材2及び耐風クリップ1の固定部3に重ねて他の屋根材2を設置した後、係合部4を前記他の屋根材2の端縁に向けて叩打したり、他の屋根材2を設置しながらこの屋根材2の端縁で耐風クリップ1の係合部を押し込んだりするなどの手法により、耐風クリップ1を固着具挿通孔5の長手方向に沿って移動させて、係合部4を前記他の屋根材2の端縁に深く係合させることができ、これにより屋根材2の浮き上がりを確実に抑制することができる。また前記のように耐風クリップ1を移動させる際には、耐風クリップ1の固定部3は板支持部6によって前記他の屋根材2と接触することから、固定部3と他の屋根材2との接触面積が小さくなり、このため前記他の屋根材2と固定部3との間にかかる摩擦力が低減して、耐風クリップ1をスムーズに移動させることができるようになる。
また、請求項に係る発明によれば、耐風クリップ1を設置する際、固着具8の頭部8aは、頭部支持部7にて固定部3と接触することとなり、頭部支持部7の突出寸法だけ高い位置に固着具8の頭部8aを配置することができるようになる。このため、固着具8をハンマー等で叩打するなどして打入する際、固着具8の両側で板支持部6が突出していても板支持部6が邪魔になりにくくなり、板支持部6の突出寸法を大きくして耐風クリップ1の剛性を向上しつつ、固着具8を容易に打入することができるようになる。更にこのように固着具8の頭部8aが頭部支持部7と接触することで、この頭部8aと固定部3との間の接触面積が小さくなって、両者の間にはたらく摩擦力が低減し、更にスムーズに耐風クリップ1をスライドさせることができる。
また、請求項に係る発明によれば、固着具8の頭部8aと固定部3との間の接触面積が更に小さくなって摩擦力を更に低減し、更にスムーズに耐風クリップ1をスライドさせることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1及び図2に、耐風クリップ1の例を示す。この耐風クリップ1は、固定部3の前端に係合部4を設けて形成される。この耐風クリップ1は、一枚の金属板に打ち抜き加工や曲げ加工を施すことにより形成することができる。
耐風クリップ1の固定部3は、前後方向に長い平板状に形成されている。
この固定部3には、上下方向に貫通する固着具挿通孔5が設けられている。この固着具挿通孔5は、前後方向に沿って長い長孔として形成されており、固定部3の横方向の略中心に形成されている。
また、固定部3には、この固定部3から上方に突出する板支持部6が設けられている。この板支持部6は、例えば固定部3をプレス加工等により屈曲させることで形成することができる。この板支持部6は、固着具挿通孔5に対して横方向の両側にそれぞれ形成することが好ましい。また、この板支持部6は、固着具挿通孔5の長手方向に沿って長い凸条として形成することが好ましい。板支持部6の形成位置は、固着具挿通孔5に固着具8の脚部8bを挿通した場合にこの固着具8の頭部8aと板支持部6とが重ならない位置とするものであり、このため、固定部3上における前記頭部8aの配置位置に対して横方向の外側方に、それぞれ板支持部6を設けることが好ましい。また、固定部3上面からの板支持部6の突出寸法は、前記固着具8の脚部8bを前記固着具挿通孔5に挿通した状態での、この固着具8の頭部8aの固着具8からの突出寸法と同一又はそれよりも大きいことが好ましい。
また、板支持部6の前後方向の配置位置を、側面視で固着具挿通孔5の後端部側の部分と重なる位置とすることで、固定部3における、固着具挿通孔5の前端位置から板支持部6の前端位置までの前後方向の領域に、固着具挿通孔5の両側方に板支持部6が配置されていない固着具打入スペース10を形成することが好ましい。
また、この固定部3には、固着具挿通孔5の長手方向と直交する方向の両側に、固定部3から上方に突出する頭部支持部7が設けられている。この頭部支持部7は例えば図1に示すように、固着具挿通孔5の長手方向に沿って長いリブ状の凸条として形成することができる。また、図2に示すように、固着具挿通孔5の長手方向に沿って複数の凸部7aを列設して頭部支持部7を形成することも好ましい。この各頭部支持部7は、固着具挿通孔5と平行並列に形成することが好ましい。また、頭部支持部7の横方向位置は、固着具挿通孔5に固着具8を挿通した場合にこの固着具8の頭部8aと重なる位置とする。また、固定部3上面からの頭部支持部7の突出寸法は、上記板支持部6の突出寸法と比較して小さい寸法とする。ここで、上記のように固定部3上面からの板支持部6の突出寸法が、固着具8の脚部8bを固着具挿通孔5に挿通した状態での、この固着具8の頭部8aの固着具8からの突出寸法と同一又はそれよりも大きくなるようにするためには、板支持部6の突出寸法が、固着具8の頭部8aの高さ寸法と頭部支持部7の突出寸法とをあわせた寸法と同一又はそれよりも大きくなるようにする。
また、耐風クリップ1の係合部4は、固定部3の前端縁から上方に向けて延出した軒係合部4aと、この軒係合部4aの上端から後方に延出した上係合部4bとを備える。
この耐風クリップ1の設置例を図4,5に示す。
図示の屋根材2は、図3に示すように、全体的には平面視矩形状の平板状で、且つ軒側の端縁には凹凸状の意匠加工が施されている。この屋根材2には、軒棟方向と直交する方向に並ぶ四個の固着孔9が設けられている。この屋根材2は、屋根下地上に配置された状態で、前記固着孔9を通して屋根下地に釘やビス等の固着具8を打入することにより、屋根下地上に設置される。この屋根材2は、屋根下地上に、軒側の屋根材2の棟側部分の上に棟側の屋根材2の軒側部分を重ねながら軒側から棟側へ向けて順次葺き上げるようにして、設置される。このとき、軒棟方向に直交する方向に並ぶ複数の屋根材2が、軒棟方向に沿って複数列設置され、且つ、一列おきに列内の屋根材2の配置位置を横方向に屋根材2の半個分の寸法だけずらして、千鳥状に配置される。
このように屋根材2を設置するにあたり、耐風クリップ1を設置する場合は、図4(a)及び図5(a)に示すように、屋根材2(屋根材2a)を固着具8で固定する際に、この屋根材2の内側の二つの固着孔9と耐風クリップ1の固着具挿通孔5とを位置合わせして、この屋根材2aの上に耐風クリップ1を配置し、固着具挿通孔5と固着孔9に固着具8の脚部8bを挿通して、屋根下地に固着具8を打入する。このとき、耐風クリップ1の係合部4の配置位置が、最終的に係合部4が屋根材2aの端縁と嵌合する位置、或いはこの位置よりもよりも軒側の位置に配置されるようにするものであり、好ましくは、固着具8の脚部8bが固着具挿通孔5の後端部で固着具挿通孔5に挿通する状態とすることができる。
ここで、固着具8を打入するにあたっては、まず、固着具打入スペース10において屋根材2の固着孔9と耐風クリップ1の固着具挿通孔5とを位置合わせして、この状態で固着具8を打入した後、耐風クリップ1をハンマー等で叩打するなどして軒方向にスライドさせて、図4(a)及び図5(a)に示すように、固着具8の両側に板支持部6が配置される状態とすることができる。この場合、固着具8の打入時にはこの固着具8の両側には板支持部6が突出していないため、ハンマー等を用いて固着具8を打入する際に板支持部6が邪魔にならず、作業性が高くなる。
また、本実施形態のように頭部支持部7を設けている場合には、固着具8を固着具打入スペース10で打入せず、図4(a)及び図5(a)に示すように両側に板支持部6が配置される状態で固着具8を打入しても良い。この場合、固定部3上では、この頭部支持部7の突出寸法だけ高い位置に固着具8の頭部8aを配置することができ、これにより打入後の固着具8の頭部8aの上面を図6(a)に示すように板支持部6の上端に近い位置に配置することができる。ここで、板支持部6の突出寸法を大きくすると耐風クリップの剛性をより向上することができるが、このような板支持部6が固着具8の両側で大きく突出すると、固着具8の頭部8aをハンマー等で叩打することにより打入する際に板支持部6が邪魔になり、頭部支持部7を設けていないと図6(b)に示すように固着具8を充分に打入することができず、耐風クリップ1をしっかりと設置できなくなるおそれがある。これに対して、頭部支持部7を設けることで固着具8の打入時の頭部8aの配置位置を高くすると、固着具8の両側で板支持部6が突出していても板支持部6が邪魔になりにくくなり、固着具8を容易に打入することができるようになる。
このようにして、屋根材2aを一列に設置すると共に耐風クリップ1を設置した後、図4(b)及び図5(b)に示すように、次の列に配置される他の屋根材2(屋根材2b)を、屋根材2aの棟側部分の上に前記他の屋根材2bの軒側部分が重なるように配置し、この状態で他の屋根材2bの固着孔9を通して釘等の固着具8を屋根下地に打入する。このとき上記屋根材2aを設置する場合と同様に、耐風クリップ1も設置する。
上記のように他の屋根材2bを設置した際、この他の屋根材2bの軒側部分は、屋根材2aに設置した耐風クリップ1の固定部3に重ねられる。
次に、このように他の屋根材2bを設置した状態で、耐風クリップ1の係合部4が屋根材2bの軒側端縁と充分に係合せず、図示のように係合部4が他の屋根材2bの軒側端面と対向する位置に、配置されている場合は、耐風クリップ1の係合部4を、他の屋根材2bの端面に向けてハンマー等で叩打する。そうすると耐風クリップ1は、長孔である固着具挿通孔5における固着具8の配置位置が軒側へ変位しながら、この固着具挿通孔5の長手方向に沿って棟側にスライドする。
このとき耐風クリップ1の固定部3には板支持部6が形成されていることから、他の屋根材2の裏面と固定部3の表面とは、前記板支持部6にて当接している。このため、他の屋根材2と耐風クリップ1との間の接触面積が小さくなり、両者の間に働く摩擦力が小さくなって、耐風クリップ1を容易にスライドさせることができる。また本実施形態のように板支持部6を固着具挿通孔5の長手方向に沿ったリブ状の凸条として形成していると、耐風クリップ1と他の屋根材2との接触が線接触に近くなって、両者の間に働く摩擦力を特に低減することができる。また、このような板支持部6では、耐風クリップ1がスライドする際に他の屋根材2の裏面に引っ掛かりにくくなり、更にスムーズに耐風クリップ1をスライドさせることができる。
また、本実施形態のように固定部3を屈曲させて形成された板支持部6は、耐風クリップ1の強度向上にも寄与する。
また、固着具8の頭部8aは、頭部支持部7にて固定部3と接触しているため、固着具8の頭部8aと固定部3との間の接触面積も小さくなり、両者の間にはたらく摩擦力が低減して、更にスムーズに耐風クリップ1をスライドさせることができる。特に頭部支持部7を、固着具挿通孔5の長手方向に沿った方向に配列した複数の凸部7aで構成すると、固着具8の頭部8aと固定部3との間の接触面積が更に小さくなって摩擦力を更に低減し、更にスムーズに耐風クリップ1をスライドさせることができる。
このようにして耐風クリップ1をスライドさせると、係合部4の位置が他の屋根材2の軒側端縁に向けて変位し、最終的には図4(c)及び図5(c)に示すように、この係合部4が他の屋根材2の軒側端縁に深く係合する。
このような作業を繰り返すことにより、屋根材2の設置と耐風クリップ1の設置とを行うことができる。
このようにして耐風クリップ1を設置すると、例えば屋根材2の軒側端縁が本実施形態のような凹凸状である場合のように、耐風クリップの係合部4と屋根材2の軒先端縁との位置合わせが難しい場合であっても、耐風クリップ1の係合部4を屋根材2の軒先端縁に深く係合させることが、容易になる。
また、このように耐風クリップ1及び屋根材2を設置した際、屋根材2aにおける固着具8の打入位置と、その上に重ねられる他の屋根材2bの軒側端縁との間の軒棟方向寸法は、防水性の観点からは、できるだけ長い方が好ましく、このため、設置された耐風クリップ1における固着具8の配置位置と係合部4の位置との間の軒棟方向寸法も、できるだけ長い方が好ましい。このため、固着具挿通孔5のできるだけ後端部側に固着具8が配置されていることが好ましく、また、このような状態で耐風クリップ1を設置することができるように、耐風クリップ1及び屋根材2の寸法、上下に重なる屋根材2a,2b同士の重なり部分の軒棟方向寸法等を調整することが好ましい。このとき、耐風クリップ1の剛性を高めるためには、板支持部6は固着具8の固着位置の両側に配置されることが望ましいが、本実施形態のように板支持部6を固着具挿通孔5の後端部分の両側に設けると、耐風クリップ1を設置した状態で固着具8の両側に板支持部が位置すると共に、板支持部6が設けられている部分より棟側において、固定部3に固着具打入スペース10を確保することができるようになる。
尚、他の屋根材1bを設置した状態でこの屋根材1bと耐風クリップ1の係合部4と充分に嵌合しているかに見える場合でも、常にこの耐風クリップ1の係合部4を叩打するなどして上記のように耐風クリップ1をスライドさせる作業を行うことで、屋根材1bと係合部4とを確実に係合させることが好ましい。
また、耐風クリップ1の設置にあたっては、上記のように固着具打入スペース10において屋根材2の固着孔9と耐風クリップ1の固着具挿通孔5とを位置合わせして、この状態で固着具8を打入した後、予め耐風クリップ1をスライドさせることなく、他の屋根材2bの設置を行うこともできる。このとき、他の屋根材2bを配置する際に、この屋根材2bの軒側端縁を耐風クリップ1の係合部4に係合させながら、この屋根材2bを所定の設置位置に配置する。このとき耐風クリップ1は屋根材2bに押されてスライド移動する。このようにして、屋根材2bを所定の配置位置に設置すると共に、この屋根材2bの軒側端縁に対して耐風クリップ1の係合部4を充分に係合させることができる。このようにして耐風クリップ1及び屋根材2を設置する場合も、前記他の屋根材2bの設置後、耐風クリップ1の係合部4を軒側に向けてハンマー等で叩打するなどして、上記のように耐風クリップ1をスライドさせる作業を行うと、屋根材1bと係合部4とを確実に係合させることができる。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面視の断面図、(c)は正面図である。 本発明の実施の形態の他例を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面視の断面図、(c)は正面図である。 屋根材の一例を示す平面図である。 同上の実施の形態における設置例を示すものであり、(a)乃至(c)は平面図である。 同上の設置例を示すものであり、(a)乃至(c)は断面図である。 (a)は同上の背面視での断面図、(b)は同上の頭部支持部を設けない場合の背面視での断面図である。 従来技術を示すものであり、(a)乃至(c)は平面図である。 従来技術における問題点を示すものであり、(a)及び(b)は断面図である。
符号の説明
1 耐風クリップ
2 屋根材
3 固定部
4 係合部
5 固着具挿通孔
6 板支持部
7 頭部支持部
8 固着具

Claims (3)

  1. 屋根材の上に固定される固定部と、前記固定部の端縁に設けられ、前記固定部が固定される屋根材の上に重ねて設置される他の屋根材の端縁と係合する係合部とを具備し、
    前記固定部に、前記係合部と屋根材との係合方向に沿った方向に長い長孔として形成された固着具挿通孔と、前記固定部から上方に突出する板支持部とが設けられ、前記固着具挿通孔の長手方向と直交する方向の両側に、前記固定部から上方に突出する頭部支持部が設けられていることを特徴とする耐風クリップ。
  2. 上記頭部支持部が、固着具挿通孔の長手方向に沿った方向に配列した複数の凸部にて構成されていることを特徴とする請求項に記載の耐風クリップ。
  3. 請求項1又は2に記載の耐風クリップを用いた屋根材の設置構造であって、
    固定部が屋根材の上に配置された状態でこの固定部の固着具挿通孔に固着具が挿通されると共にこの固着具が前記屋根材側に打入され、
    前記屋根材の上に重ねて他の屋根材が、前記固定部の上に重ねられるように設置され、
    且つこの耐風クリップの、上記固着具挿通孔の長手方向に沿った配置位置が、前記係合部が前記他の屋根材の端縁と係合される位置となっていることを特徴とする耐風クリップを用いた屋根材の設置構造。
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