Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5229327B2 - 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5229327B2 - 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ - Google Patents

映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP5229327B2
JP5229327B2 JP2010530799A JP2010530799A JP5229327B2 JP 5229327 B2 JP5229327 B2 JP 5229327B2 JP 2010530799 A JP2010530799 A JP 2010530799A JP 2010530799 A JP2010530799 A JP 2010530799A JP 5229327 B2 JP5229327 B2 JP 5229327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical
display device
light
pupil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010530799A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010035607A1 (ja
Inventor
佳恵 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Advanced Layers Inc
Original Assignee
Konica Minolta Advanced Layers Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Advanced Layers Inc filed Critical Konica Minolta Advanced Layers Inc
Priority to JP2010530799A priority Critical patent/JP5229327B2/ja
Publication of JPWO2010035607A1 publication Critical patent/JPWO2010035607A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229327B2 publication Critical patent/JP5229327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/011Head-up displays characterised by optical features comprising device for correcting geometrical aberrations, distortion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0123Head-up displays characterised by optical features comprising devices increasing the field of view
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/0154Head-up displays characterised by mechanical features with movable elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • G02B2027/0174Head mounted characterised by optical features holographic
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/02Diffusing elements; Afocal elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/32Holograms used as optical elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

本発明は、映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置と、その映像表示装置を備えたヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する)およびヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも称する)とに関するものである。
レーザ光を偏向手段の反射面で反射させて2次元に偏向走査し、接眼光学系を介して観察者に映像(虚像)を観察させる映像表示装置では、観察者は、走査される各光線を網膜に入射させることで映像を認識する(いわゆるマクスウェル視)。したがって、接眼光学系によって形成される光学瞳の位置から観察者の瞳位置が上下左右に外れると、映像光線が網膜に入射しなくなり、観察者は映像を観察することができなくなる。
この点に関して、例えば特許文献1では、レーザ走査光学系を用いた構成において、光路中に拡散板を配置して光学瞳を広げている。この場合、観察者の瞳位置が光学瞳の面内で上下左右にずれても、映像光線を網膜に導くことができ、観察者は映像を観察することができる。
特開2000−132073号公報
ところが、特許文献1では、光学瞳と走査系表面(偏向手段の反射面)との光学的な位置関係については何ら言及されておらず、観察する映像の品位が低下する場合がある。例えば、光学瞳が偏向手段の反射面と共役な位置からずれた位置にあると、光の利用効率が低下して観察する映像が暗くなったり、映像光の一部が観察者の瞳に入射しないことによって、映像の一部が欠ける場合がある。また、光路中に通常の拡散板を配置する構成では、偏向手段の反射面と拡散板との距離を長く確保しなければ、光学瞳と偏向手段の反射面との位置関係を光学的に共役にすることができず、その結果、レーザ光源、偏向手段および拡散板を有する映像生成部が大型化する。
また、映像表示装置では、レーザ走査光学系および拡散板を有する映像生成部を、接眼光学系に近づく方向または接眼光学系から遠ざかる方向に移動させることにより、虚像の視度、すなわち光学瞳からの虚像の表示距離を調整することが可能である。このように虚像の視度を調整することにより、観察者に様々な効果を与えることができる。例えばヘッドアップディスプレイでは、『注意』の文字を虚像として表示し、これを観察者に観察させる場合に、視度調整によって『注意』の文字を次第に近くにすることで、虚像の視認性を高めることができ、この例では注意を喚起する効果を高めることができる。
ところが、特許文献1では、光学瞳と走査系表面(偏向手段の反射面)との光学的な位置関係については何ら言及されていないので、虚像の視度を調整すべく、映像生成部を移動させたときに、観察する映像の品位が低下する場合がある。つまり、例えば、虚像の視度調整により、光学瞳が偏向手段の反射面と共役な位置からずれた位置にあると、光の利用効率が低下して観察する映像が暗くなったり、映像生成部の移動時に、拡散板から接眼光学系のホログラムコンバイナに向かう光束の状態が変わり、ホログラムコンバイナで回折されて各像高から射出される光線(特にエネルギー強度の最も高い主光線)が光学瞳面内の同じ点を通過せず、結果的に、観察者の瞳位置が少しずれただけで、映像の一部が欠けたり、画面内に輝度ムラが生じる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、光学瞳と偏向手段の反射面との位置関係を適切に設定することにより、映像品位の低下を回避することができ、しかも、映像生成部を大型化することなくその効果を得ることができる映像表示装置と、その映像表示装置を備えたHMDおよびHUDとを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、虚像の視度調整時に、光学瞳と偏向手段の反射面との光学的な位置関係を適切に保つことにより、虚像の視度に関係なく、観察映像の品位低下を回避することができる映像表示装置と、その映像表示装置を備えたHMDおよびHUDとを提供することにある。
本発明の映像表示装置は、映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、上記光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置であって、上記映像生成部は、レーザ光源と、上記レーザ光源から射出されるレーザ光を、反射面によって、互いに直交する2つの走査方向に偏向走査する偏向手段と、上記接眼光学系の像面に配置され、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散手段とを有しており、上記接眼光学系は、上記映像生成部からの映像光を回折反射して上記光学瞳に導くと同時に、外光を透過させて上記光学瞳に導くコンバイナとしての体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子を有しており、上記光学瞳と上記偏向手段の反射面とは、光学的に共役な位置関係にあり、上記偏向手段による走査範囲の走査中心を除く全ての走査位置で、以下の条件式(1)(2)を満足することを特徴としている。すなわち、
θsx>θdx ・・・(1)
θsy>θdy ・・・(2)
ただし、上記2つの走査方向のうち、上記光学瞳にて観察される映像の水平方向に対応する走査方向を第1の走査方向とし、上記映像の垂直方向に対応する走査方向を第2の走査方向とし、上記偏向手段の反射面上の走査中心と上記光学瞳の中心とを光学的に結ぶ軸を光軸としたとき、
θsx:拡散手段に入射するレーザ光の、光軸に対する第1の走査方
向の走査角度
θsy:拡散手段に入射するレーザ光の、光軸に対する第2の走査方
向の走査角度
θdx:拡散手段におけるθsxに対応する走査位置から射出される
拡散光の中心光線の、光軸に対する第1の走査方向の射出角

θdy:拡散手段におけるθsyに対応する走査位置から射出される
拡散光の中心光線の、光軸に対する第2の走査方向の射出角

である。
本発明の映像表示装置において、上記拡散手段は、拡散したレーザ光が上記ホログラフィック光学素子に入射したときに、上記ホログラフィック光学素子にて50%以上の回折効率が得られるように、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散することが望ましい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散手段は、上記第1の走査方向と上記第2の走査方向とで、異なる拡散角でレーザ光を拡散させてもよい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散手段は、単一の拡散板で構成されていてもよい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散板は、体積位相型のホログラフィック光学素子で構成されていることが望ましい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散板を構成するホログラフィック光学素子は、反射型であることが望ましい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散手段は、レンズと拡散板とで構成されていてもよい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散手段は、フレネルレンズの表面に拡散面を形成して構成されていてもよい。
本発明の映像表示装置は、上記拡散手段と上記偏向手段との間の光路中に設けられ、負のパワーを有する光学素子をさらに備えている構成であってもよい。
本発明の映像表示装置は、以下の条件式(3)(4)(5)をさらに満足する構成であってもよい。すなわち、
θsx_max>10°,θsy_max>10° ・・・(3)
1.03<cos(θdx_max)/cos(θsx_max)
<1.15 ・・・(4)
1.03<cos(θdy_max)/cos(θsy_max)
<1.15 ・・・(5)
ただし、
θsx_max:θsxの最大値
θsy_max:θsyの最大値
θdx_max:θdxの最大値
θdy_max:θdyの最大値
である。
本発明の映像表示装置は、映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、上記光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置であって、上記映像生成部は、レーザ光源と、上記レーザ光源から射出されるレーザ光を、反射面によって、互いに直交する2つの走査方向に偏向走査する偏向手段と、上記接眼光学系の像面に配置され、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散板とを有しており、上記接眼光学系は、上記映像生成部からの映像光を回折反射して上記光学瞳に導くと同時に、外光を透過させて上記光学瞳に導くコンバイナとしての体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子を有しており、上記偏向手段の反射面上の走査中心と上記光学瞳の中心とを光学的に結ぶ軸を光軸としたとき、当該映像表示装置は、上記映像生成部を光軸に沿って移動させることにより、上記虚像の視度を調整する虚像視度調整手段と、上記映像光の光路中に配置される補正レンズと、上記補正レンズを光軸に沿って移動させる補正レンズ移動手段とを備えており、上記補正レンズ移動手段は、上記虚像視度調整手段による上記映像生成部の移動に伴い、上記光学瞳と上記偏向手段の反射面とを光学的に共役な位置関係に保ったまま、上記補正レンズを移動させることを特徴としている。
本発明の映像表示装置において、上記補正レンズは、上記偏向手段と上記拡散板との間に配置されていることが望ましい。
本発明の映像表示装置は、映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、上記光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置であって、上記映像生成部は、レーザ光源と、上記レーザ光源から射出されるレーザ光を、反射面によって、互いに直交する2つの走査方向に偏向する偏向手段と、上記接眼光学系の像面に配置され、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散板とを有しており、上記接眼光学系は、上記映像生成部からの映像光を回折反射して上記光学瞳に導くと同時に、外光を透過させて上記光学瞳に導くコンバイナとしての体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子を有しており、上記偏向手段の反射面上の走査中心と上記光学瞳の中心とを光学的に結ぶ軸を光軸としたとき、当該映像表示装置は、上記映像生成部を光軸に沿って移動させることにより、上記虚像の視度を調整する虚像視度調整手段と、上記偏向手段と上記拡散板との間に配置される補正レンズとを備えており、上記光学瞳と上記偏向手段の反射面とは、光学的に共役な位置関係にあり、上記接眼光学系は、テレセントリック光学系であることを特徴としている。
本発明の映像表示装置において、上記拡散板は、拡散したレーザ光が上記ホログラフィック光学素子に入射したときに、上記ホログラフィック光学素子にて50%以上の回折効率が得られるように、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散することが望ましい。
本発明の映像表示装置において、上記2つの走査方向のうち、上記光学瞳にて観察される映像の水平方向に対応する走査方向を第1の走査方向とし、上記映像の垂直方向に対応する走査方向を第2の走査方向としたとき、上記拡散板は、上記第1の走査方向と上記第2の走査方向とで、異なる拡散角でレーザ光を拡散させてもよい。
本発明の映像表示装置において、上記拡散板におけるレーザ光の拡散角は、上記第2の走査方向よりも上記第1の走査方向のほうが大きくてもよい。
本発明の映像表示装置は、上記虚像視度調整手段による視度調整とは独立して、観察映像の画角を変化させる画角調整手段をさらに備えている構成であってもよい。
本発明の映像表示装置において、上記コンバイナとしてのホログラフィック光学素子は、正のパワーを有していることが望ましい。
本発明の映像表示装置において、上記コンバイナとしてのホログラフィック光学素子の入射光の光軸と反射光の光軸とを含む入射面内で、上記ホログラフィック光学素子における入射角と回折角とは異なっていることが望ましい。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、上述した本発明の映像表示装置と、上記映像表示装置を観察者の眼前で支持する支持手段とを有している構成であってもよい。
本発明のヘッドアップディスプレイは、上述した本発明の映像表示装置を備え、上記映像表示装置のコンバイナとしてのホログラフィック光学素子がウィンドシールドに保持されている構成であってもよい。
本発明によれば、映像生成部のレーザ光源から射出された光は、偏向手段(例えばMEMSミラー)の反射面によって2つの走査方向に偏向された後、接眼光学系のホログラフィック光学素子(以下、HOEとも称する)で回折反射されて光学瞳に導かれる。偏向手段での2次元の偏向走査により、光学瞳の位置に観察者の瞳を位置させたときには、偏向された光線の1本1本が網膜に導かれることにより、観察者は2次元の映像を虚像として観察することができる。また、外光はHOEを透過して光学瞳に導かれるので、観察者は上記映像と外界像とを同時に観察することができる。
ここで、映像生成部では、偏向手段での偏向後の光が拡散手段で拡散されるので、上記光学瞳が広げられ、観察者の瞳位置が光学瞳の面内で上下左右にずれても、観察者は映像を観察することができる。
また、光学瞳と偏向手段の反射面とは、光学的に共役な位置関係にあるので、観察する映像の品位の低下を回避することができる。つまり、上記共役関係により、映像生成部から供給される光の利用効率を向上させることができ、観察者は光学瞳の位置で明るい映像を観察することができる。さらに、上記共役関係により、光学瞳の面内で観察者の瞳がずれても、観察者の瞳に全ての画面領域からの映像光を入射させることができ、光学瞳の面内であればどの位置でも、観察者は映像全体を良好に(部分的に欠けることなく)観察することができる。特に、体積位相型で反射型のHOEは、所定の入射角範囲で入射した光しか回折反射せず、明るい映像が得にくいので、上記共役関係を満足して光の利用効率を向上させることは、本発明のようにコンバイナとして上記HOEを用いる構成において非常に有効となる。
また、条件式を満足することにより、拡散手段に正のパワーを持たせたことになるので、光学瞳と偏向手段の反射面とを共役な位置関係に設定しても、上記反射面と拡散手段との距離を短くすることができる。したがって、映像生成部を大型化することなく、上記共役関係を実現して上述した効果を得ることができる。
また、虚像視度調整手段によって虚像の視度(光学瞳からの虚像の表示距離)を調整すべく、映像生成部を光軸に沿って移動させても、補正レンズ移動手段による補正レンズの移動により、光学瞳と偏向手段の反射面との光学的な共役関係が保たれるので、虚像の視度に関係なく、観察映像の品位低下を回避することができる。
つまり、上記共役関係により、映像生成部から供給される光の利用効率を向上させることができるので、虚像の視度に関係なく、観察者は光学瞳の位置で明るい映像を観察することができる。特に、体積位相型で反射型のHOEは、所定の入射角範囲で入射した光しか回折反射せず、明るい映像が得にくいので、上記共役関係を満足して光の利用効率を向上させることは、本発明のようにコンバイナとして上記HOEを用いる構成において非常に有効となる。さらに、上記共役関係により、HOEにて回折され、各像高から射出される主光線は、虚像の視度に関係なく、光学瞳面内のどこかの1点(同じ点)を通過する。したがって、光学瞳の面内で観察者の瞳がずれても、観察者の瞳に全ての画面領域からの映像光を入射させることができ、観察者は映像全体を良好に(部分的に欠けたり、輝度ムラが生じることなく)観察することができる。
上記の効果は、光学瞳と偏向手段の反射面とが光学的に共役な位置関係にあり、かつ、接眼光学系がテレセントリック光学系である場合でも得ることができる。つまり、接眼光学系がテレセントリック光学系であれば、虚像視度調整手段による虚像の視度調整時に、補正レンズを光軸に沿って移動させなくても、光学瞳と偏向手段の反射面との光学的な共役関係を保つことができる。これにより、虚像の視度に関係なく、観察映像の品位低下を回避することができる。
本発明の実施の一形態のHMDに適用される映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 上記HMDの概略の構成を示す斜視図である。 上記映像表示装置のコンバイナとしてのHOEを拡大して示す断面図である。 (a)は、上記映像表示装置の偏向装置にて偏向されたレーザ光を拡散させる拡散手段として、一般的な拡散板を用いたときの光路を示す説明図である。(b)は、上記拡散手段として拡散ユニットを用いたときの光路を示す説明図である。 (a)は、上記拡散ユニットでの拡散後の中心光線が発散する場合の光路を示す説明図である。(b)は、上記拡散ユニットでの拡散後の中心光線が平行となる場合の光路を示す説明図である。 上記拡散ユニットでの拡散後の中心光線が集光する場合の光路を示す説明図である。 上記拡散ユニットを構成する拡散板を作製する製造光学系の構成を模式的に示す説明図である。 上記コンバイナとしてのHOEの回折効率の角度特性を示すグラフである。 上記映像表示装置の他の構成を示すものであって、上記拡散ユニットの他の構成を示す断面図である。 上記拡散ユニットのさらに他の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態の映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 上記映像表示装置のレーザ光源の詳細な構成を示す説明図である。 上記映像表示装置の拡散ユニットを拡大して示す断面図である。 上記拡散ユニットを構成する拡散板にて拡散される光を模式的に示す斜視図である。 上記拡散板を製造するための製造光学系を模式的に示す説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態のHUDの概略の構成を示す説明図である。 上記HUDの他の構成を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態の映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態のHUDおよび映像表示装置の概略の構成を示す説明図である。 上記映像表示装置の主要部の概略の構成を示すブロック図である。 上記映像表示装置において、虚像距離が無限大のとき、および有限のときの、映像光の光路を模式的に示す説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態の映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 上記映像表示装置の拡散板にて拡散される光を模式的に示す斜視図である。 上記映像表示装置の主要部の概略の構成を示すブロック図である。 上記映像表示装置において、虚像距離が無限大のとき、および有限のときの、映像光の光路を模式的に示す説明図である。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(1.HMDの構成)
図2は、本実施形態に係るHMDの概略の構成を示す斜視図である。HMDは、映像表示装置1と、支持部材2とで構成されている。
映像表示装置1は、映像を生成してそれを観察者に虚像として提供するとともに、観察者に外界像をシースルーで観察させるものである。この映像表示装置1は、後述する映像生成部11(図1参照)を収容する筐体3に接眼光学系4を一体化させて構成されている。映像生成部11の各部(例えば図1に示すレーザ光源12や偏向装置13)を制御するための信号や駆動電力は、筐体3を貫通するケーブル5を介して各部に供給される。接眼光学系4は、全体として眼鏡の一方のレンズ(図2では右眼用レンズ)のような形状をなしている。なお、眼鏡の左眼用レンズに相当するレンズ6は、ダミーレンズである。
支持部材2は、映像表示装置1を観察者の眼前で支持する支持手段であり、例えば眼鏡のフレーム、テンプルに相当する部材の集合で構成されている。この支持部材2を観察者の頭部に固定することにより、映像表示装置1は観察者の眼前の位置で正確に保持され、観察者は映像表示装置1から提供される映像をハンズフリーで長時間安定して観察することができる。なお、本実施形態では、支持部材2は、観察者の右眼に対応して1個の映像表示装置1を支持しているが、観察者の両眼に対応して2個の映像表示装置1を支持してもよい。
また、支持部材2は、固定機構7を有している。固定機構7は、接眼光学系4によって形成される光学瞳(射出瞳)の位置を観察者の瞳(瞳孔、虹彩)の位置に合わせる位置調整を行った後に、観察者の頭部に対する接眼光学系4の相対位置を固定する固定手段であり、観察者の鼻と当接して移動可能な右鼻当て7Rおよび左鼻当て7Lと、これらをロックするロック部とを有して構成されている。支持手段2が固定機構7を有していることにより、光学瞳の位置調整後、観察者は、光学瞳の位置にて、良好な映像を長時間にわたって確実にかつ安定して観察することができる。
(2.映像表示装置の構成)
次に、映像表示装置1の詳細について説明する。図1は、映像表示装置1の概略の構成を示す断面図である。同図に示すように、映像表示装置1は、映像生成部11と、上述した接眼光学系4とを有して構成されており、映像生成部11からの映像光を接眼光学系4を介して光学瞳Eに導くことにより、光学瞳Eの位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる。以下、具体的に説明する。なお、図1の映像表示装置1は、便宜上、映像表示装置1aと称する場合もある。
映像生成部11は、観察者に観察させる映像を生成するものであり、レーザ光源12と、偏向装置13と、拡散ユニット14とを有して構成されている。レーザ光源12は、例えば単色のレーザ光を射出する。
偏向装置13は、レーザ光源12から射出されるレーザ光を、反射面13aによって、互いに直交する2つの走査方向に偏向走査する偏向手段であり、本実施形態では、例えば入射光を2次元に偏向走査するMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーで構成されている。MEMSミラーでは、互いに直交する2つの軸を中心に反射面13aを微小角度回転させることで入射光を2次元に偏向走査するが、このとき、入射光は反射面13a上の1点で反射される(入射光は反射面13aの回転中心で反射される)。
なお、偏向装置13は、互いに直交する2つの走査方向のそれぞれについて、入射するレーザ光を別々のミラー(反射面)で反射させることにより、2次元に偏向走査する構成であってもよい。この場合、仮想的には、全ての走査光線は1点で反射されているかのように反射される。なお、この仮想的な1点(反射の仮想点)は、後述する光軸上に位置する。
また、偏向装置13の反射面13a(特に反射面13aにおいて反射された光が射出される点)は、光学瞳Eと光学的に共役な位置関係にある(例えば図1の実線の光路参照)。なお、光学的に共役とは、偏向手段の1点で反射された各主光線(各走査角度におけるエネルギー強度が最も高い光線)が光学瞳面の1点(同じ点)を通過する状態を言う。すなわち、反射面13a上の1点から射出される各主光線は、拡散ユニット14で拡散されても、光学瞳Eの面内のどこかの1点(同じ点)を通過する。
なお、偏向装置13は、レーザ光を偏向走査しているので、上記各主光線は異なる時間に光学瞳面の1点に到達し、同時に1点に集光するわけではないが、説明の便宜上、同時に1点に集光しているかのように見える状態を、本明細書では集光と表現する場合もある。
拡散ユニット14は、接眼光学系4の像面に配置され、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散手段であり、本実施形態では、単一の拡散板14aで構成されている。なお、拡散ユニット14(ここでは拡散板14a)は、正のパワーを持っているが、この点については後述する。
接眼光学系4は、映像生成部11からの映像光を光学瞳Eに導くとともに、外界像の光(外光)を光学瞳Eに導く光学系であり、接眼プリズム21と、偏向プリズム22と、HOE23とを有して構成されている。
なお、以下での説明の便宜上、方向を以下のように定義しておく。まず、偏向装置13の反射面13a上の走査中心と、光学瞳Eの中心とを光学的に結ぶ軸を光軸とし、光軸方向をZ方向とする。そして、HOE23の入射面に垂直な方向をX方向とし、ZX平面に垂直な方向をY方向とする。なお、HOE23の入射面とは、HOE23に対する入射光の光軸と反射光の光軸とを含む平面、すなわち、YZ平面を指す。なお、ここでは、X、Y、Zの各方向の正負は問わないものとする。なお、走査中心の光線束の中心光線は、上記光軸上を進行する。
また、偏向装置13がレーザ光を偏向走査するときの互いに直交する2つの走査方向のうち、光学瞳Eにて観察される映像の水平方向に対応する走査方向を第1の走査方向とし、上記映像の垂直方向に対応する走査方向を第2の走査方向とすると、第1の走査方向はX方向に対応し、第2の走査方向はY方向に対応している。
接眼プリズム21は、映像生成部11からの映像光を内部で全反射させてHOE23に導く導光部材であり、偏向プリズム22とともに、例えばアクリル系樹脂で構成されている。この接眼プリズム21は、平行平板の上端部を厚くし、下端部を楔状にした形状で構成されている。接眼プリズム21の上端面は、映像光の入射面としての面21aとなっており、前後方向に位置する2面は、互いに平行な面21b・21cとなっている。
偏向プリズム22は、平面視で略U字型の平行平板で構成されており(図2参照)、接眼プリズム21の下端部および両側面部(左右の各端面)と貼り合わされたときに、接眼プリズム21と一体となって略平行平板となるものである。偏向プリズム22は、HOE23を挟むように接眼プリズム21と接着して設けられている。これにより、観察者が接眼プリズム21を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
つまり、例えば、偏向プリズム22を設けない場合、外光は接眼プリズム21の楔状の下端部を透過するときに屈折するので、接眼プリズム21を介して観察される外界像に歪みが生じる。しかし、接眼プリズム21に偏向プリズム22を接合して一体的な略平行平板を形成することで、外光が接眼プリズム21の楔状の下端部を透過するときの屈折を偏向プリズム22でキャンセルすることができる。その結果、シースルーで観察される外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
HOE23は、映像生成部11からの映像光を回折反射して光学瞳Eに導くと同時に、外光を透過させて光学瞳Eに導くコンバイナとしての体積位相型で反射型ホログラフィック光学素子であり、接眼プリズム21における偏向プリズム22との接合面に設けられている。このHOE23は、軸非対称な正のパワーを有しており、正のパワーを持つ非球面凹面ミラーと同様の機能を持っている。これにより、装置を構成する各光学部材の配置の自由度を高めて装置を容易に小型化することができるとともに、良好に収差補正された映像を観察者に提供することができる。
また、図3は、HOE23を拡大して示す断面図である。HOE23の入射面内(YZ面内)では、HOE23における映像光の入射角aと回折角bとは異なっている。例えば、上記入射面内で入射角25度でHOE23に入射した映像光は、回折角30度で回折反射される。このように入射角aと回折角bとが異なることにより、HOE23で正反射する0次光と正規の回折光とを分離することができ、光学瞳Eの位置で0次光がゴースト像となって観察されるのを回避することができる。
次に、上記構成の映像表示装置1の動作について、図1に基づいて説明する。
映像生成部11のレーザ光源12から射出されたレーザ光(コリメートされている)は、偏向装置13の反射面13aによって2次元に偏向走査される。このとき、図示しない制御部により、映像データに応じてレーザ光の強度を変調しながら、その強度変調と同期して偏向装置13にてレーザ光を偏向走査することにより、接眼光学系4の像面に配置された拡散ユニット14(拡散板14a)上に映像(1次像)を投影することができる。
投影された映像の光は、拡散ユニット14によって所定の拡散角を有する発散光に拡散された後、接眼光学系4の接眼プリズム21の内部に面21aを介して入射する。接眼プリズム21内に入射した映像光は、接眼プリズム21の観察者側の面21bで全反射された後、それに対向する面21cで再度全反射され、再び面21bで全反射され、HOE23に到達する。HOE23は、レーザ光源12からのレーザ光の波長およびそのごく近傍の波長の光のみを回折するように作製されており、それ以外の波長の光は、HOE23を透過する。したがって、HOE23に到達した映像光は、HOE23で回折反射された後、接眼プリズム21の面21bを透過して光学瞳Eに到達する。
光学瞳Eの位置に観察者の瞳Pを位置させると、偏向装置13にて偏向された光線の1本1本が観察者の網膜に導かれることにより、観察者は、映像生成部11にて生成された2次元の映像の拡大虚像を前方に観察することができる。同時に、外光に含まれる、レーザ光とは異なる波長の光はHOE23を透過するので、観察者は、上記の映像だけでなく、外界像も自然に観察することができる。
このように、本発明の映像表示装置1は、光源として、高輝度のレーザ光を射出するレーザ光源12を用い、コンバイナとして、波長選択性の高い、体積位相型で反射型のHOE23を用いていることにより、良好なシースルー性を有する、高コントラストの映像を観察者に観察させることができる。
また、映像生成部11では、偏向装置13での偏向後の光が拡散ユニット14で拡散されるので、光学瞳EをX方向およびY方向の両方向に広げることができる。これにより、所定の面積を有する光学瞳Eが得られるので(観察可能な位置は一点ではないので)、観察者の瞳Pの位置が光学瞳Eの面内で上下左右にずれても、観察者は良好な映像を観察することが可能となる。
また、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとは、見かけ上(拡散ユニット14を配置しても)光学的に共役な位置関係にあるので、観察する映像の品位が低下するのを回避することができる。つまり、上記共役関係により、映像生成部11から供給される光の利用効率を向上させることができ、観察者は光学瞳Eの位置で明るい映像を観察することができる。また、上記共役関係が崩れると、映像光の一部が観察者の瞳Pに入射しないことによって、映像の一部が欠けたり、画面内で輝度ムラが生じたりする場合がある。しかし、上記共役関係が成立していることにより、光学瞳Eの面内で観察者の瞳Pがずれても、観察者の瞳Pに全ての画面領域からの映像光を入射させることができ、観察者は映像全体を良好に観察することができる。特に、体積位相型で反射型のHOE23は、所定の入射角範囲で入射した光しか回折反射せず、明るい映像が得にくいので、上記共役関係を満足して光の利用効率を向上させることは、本発明のようにコンバイナとしてHOE23を用いる構成において非常に有効となる。
(3.拡散ユニットについて)
(3−1.拡散ユニットの機能)
次に、拡散ユニット14の詳細について説明する。なお、以下での説明において、拡散光または光線束の中心光線とは、拡散光または光線束におけるエネルギー強度が最も高い光線(主光線)を指すものとする(以下でも同じ定義とする)。また、拡散角とは、1点から射出される光(光線束)が広がる角度を指すものとする。
図4(a)は、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散させる拡散手段として、一般的な拡散板101を用いたときの光路を示している。一般的な拡散板101は、拡散板101に入射した光線を所定の拡散角ψで拡散して射出するが、拡散板101の各走査位置から射出される拡散光の中心光線は、入射角とほぼ同じ角度で射出される。
これに対して、図4(b)は、上記拡散手段として本実施形態の拡散ユニット14を用いたときの光路を示している。本実施形態では、拡散ユニット14は、偏向装置13による走査範囲の走査中心を除く全ての走査位置について、以下の条件式(1)(2)を満足するように、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散する。すなわち、
θsx>θdx ・・・(1)
θsy>θdy ・・・(2)
ただし、
θsx:拡散手段に入射するレーザ光の、光軸Zに対するX方向の走
査角度(°)
θsy:拡散手段に入射するレーザ光の、光軸Zに対するY方向の走
査角度(°)
θdx:拡散手段におけるθsxに対応する走査位置から射出される
拡散光の中心光線の、光軸Zに対するX方向の
射出角度(°)
θdy:拡散手段におけるθsyに対応する走査位置から射出される
拡散光の中心光線の、光軸Zに対するY方向の
射出角度(°)
である。
なお、同図(a)(b)におけるZ軸は光軸を示す。また、同図(a)(b)におけるθsは、θsxおよびθsyの総称であるが、光路図がZX平面でのものを示す場合はθsxを示し、光路図がYZ平面でのものを示す場合はθsyを示す。同様に、同図(a)(b)におけるθdは、θdxおよびθdyの総称であるが、光路図がZX平面でのものを示す場合はθdxを示し、光路図がYZ平面でのものを示す場合はθdyを示す。なお、走査中心の光線束の中心光線(Z軸上の光線)については、θs=θd=0(°)である。
上記の条件式(1)(2)を満足することにより、拡散ユニット14での拡散後の光線束の中心光線は、拡散ユニット14のどの走査位置から射出される光線束についても、入射角と異なる所望の角度に偏向されて射出される。つまり、拡散ユニット14におけるそれぞれの走査位置から射出される光線束の中心光線は、設計時に定められた接眼光学系4の光学瞳Eに向かうように拡散ユニット14にて偏向される。このとき、拡散ユニット14は、図5(a)(b)や図6に示す光路となるように、偏向装置13からのレーザ光を偏向してもよい。
図5(a)および図5(b)は、拡散ユニット14での拡散後の中心光線が発散する場合、および平行となる場合の光路図をそれぞれ示している。また、図6は、上記中心光線が集光する場合の光路図を示している。図5(a)に示すように、拡散ユニット14は、偏向装置13にて偏向されて各走査位置から射出される光線束の中心光線が略一点Pから発散する光線となるように、偏向装置13からのレーザ光を偏向してもよい。なお、上記光線束の中心光線が平行のときは、図5(b)のように、発散点は無限遠の位置と考えることができる。また、図6に示すように、拡散ユニット14は、偏向装置13にて偏向されて各走査位置から射出される光線束の中心光線が略一点Qに集光するように、偏向装置13からのレーザ光を偏向してもよい。
このように、条件式(1)(2)を満足する拡散ユニット14を構成することにより、拡散ユニット14に正のパワーを持たせたことになるので、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとを共役な位置関係にしても、反射面13aと拡散ユニット14との距離を短くすることができる。したがって、映像生成部11を大型化することなく、上記共役関係を実現して、観察映像の品位の低下を回避できる。
(3−2.拡散ユニットの作製方法)
上述した拡散ユニット14は、図1に示したように、単一の拡散板14aで構成することができる。この拡散板14aは、例えば体積位相型で透過型のHOEからなっている。透過型のHOEは、ホログラム感光材料を塗布(または貼合)した基板に対して参照光と物体光とを同方向から入射させてこれらを干渉させ、その干渉縞を屈折率変調としてホログラム感光材料に記録することにより作製することができる。上記のホログラム感光材料としては、例えば、フォトポリマー、銀塩乳剤、重クロム酸ゼラチン、バクテリオロドプシンを用いることができるが、中でも、HOE23をドライプロセスで容易に製造可能なフォトポリマーを用いることが望ましい。以下、透過型HOEからなる拡散板14aの作製方法について具体的に説明する。
図7は、透過型HOEからなる拡散板14aを作製する製造光学系の構成を模式的に示している。まず、基板上にホログラム感光材料を形成したホログラム基板51を光路中に配置する。そして、参照光を一度集光レンズ61で集光して発散角θa(°)で発散する発散光とし、その発散光をプリズムコンバイナ62で反射させてホログラム基板51に照射する。なお、拡散板14aに入射するレーザ光の光軸に対する走査角度の最大値をθs_max(°)とすると、発散角θaは、2×θs_maxに対応する。
一方、物体光を拡散板63およびリレーレンズ64を介してプリズムコンバイナ62に入射させてそこを透過させ、ホログラム基板51に照射する。このとき、拡散板63の各位置から射出される拡散光の拡散角はψ(°)であり、各位置からの拡散光の中心光線は、それぞれリレーレンズ64の中心を通る。なお、拡散板63の各位置からの拡散光の中心光線のうちで最も外側の中心光線と、リレーレンズ64の光軸とのなす角の2倍の角度をθb(°)とし、拡散板14aから射出されるレーザ光の中心光線の、光軸に対する射出角度の最大値をθd_max(°)とすると、角度θbは、2×θd_maxに対応する。
上記のようにして、ホログラム基板51に対して参照光および物体光を照射し、これらを干渉させて干渉縞をホログラム感光材料に記録することにより、透過型のHOEからなる拡散板14aを得ることができる。
このようにして作製される拡散板14aで拡散ユニット14を構成する、つまり、1つの拡散板14aで拡散手段を構成することにより、映像生成部11の構成を簡素化することができる。また、後述するように、レンズと拡散板との2部材で拡散手段を構成することも可能であるが、このような構成に比べて、他の部材との干渉を避ける目的で上記レンズの配置が制約されることがなく、設計自由度を増大させることができる。
(3−3.拡散角の設定について)
次に、拡散ユニット14における拡散角ψの設定について説明する。拡散ユニット14の拡散角ψは、コンバイナであるHOE23の回折効率の角度特性を考慮して設定されている。ここで、図8は、体積位相型で反射型のHOE23の回折効率の角度特性を示すグラフである。なお、ここでは、レーザ光が入射角25度でHOE23に入射したときに回折効率が最大となり、回折反射されるレーザ光が射出角30度で射出されるようにHOE23が作製されているものとする。また、ホログラム感光材料(HOE23)の屈折率は1.5であり、膜厚は20μmとする。
反射型であるHOE23は、接眼プリズム21にホログラム感光材料(例えばフォトポリマー)を形成した後、ホログラム感光材料に対して2光束を接眼プリズム21側およびその反対側から照射し、これら2光束による干渉縞をホログラム感光材料に記録することにより作製される。用いるホログラム感光材料の種類や露光条件等により、屈折率変調δnは、0.01〜0.13程度の値をとる。図8は、代表的な屈折率変調δnを有する反射型HOE23の回折効率の角度特性を示している。
同図より、HOE23の屈折率変調δnが、それぞれ、0.01、0.04、0.1、0.13のとき、HOE23に対する入射角が、それぞれ、25±0.6度、25±2.5度、25±6度、25±7.5度の範囲内であれば、HOE23にて回折効率50%以上を実現することができると言える。したがって、本実施形態では、このような入射角範囲が得られるように、拡散ユニット14の拡散角ψを設定している。
このような拡散角ψの設定により、HOE23にて回折効率50%以上を実現できるので、HOE23における光の利用効率を向上させることができる。つまり、HOEにて50%以上の高い回折効率を得て、観察者に明るい映像を観察させることができる。また、回折効率の低い角度でレーザ光をHOE23に入射させると、回折されない光(0次光)がゴースト光となり、映像品位が低下するが、HOE23にて50%以上の高い回折効率を実現できるので、ゴースト光に起因する映像品位の低下を回避することができる。
以上のことから、拡散ユニット14は、拡散したレーザ光がHOE23に入射したときに、HOE23にて50%以上の回折効率が得られるように、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散すると言うことができる。
(3−4.拡散ユニットの他の構成について)
以上では、拡散ユニット14を単一の拡散板14aで構成した例について説明したが、以下の構成とすることも可能である。
図9は、映像表示装置1の他の構成を示すものであって、拡散ユニット14の他の構成を示す断面図である。なお、図9の映像表示装置1は、便宜上、映像表示装置1bと称する場合もある。この映像表示装置1bでは、拡散ユニット14は、拡散板14bと、フィールドレンズ14cとで構成されている。拡散板14bは、拡散板14aとは異なり、正のパワーを持たない一般的な拡散板である。一方、フィールドレンズ14cは、正のパワーを持っている。このように一般的な拡散板14bと、フィールドレンズ14cとを組み合わせて拡散ユニット14を構成することにより、拡散手段を容易に実現することができる。
また、図10は、拡散ユニット14のさらに他の構成を示す断面図である。本実施形態のように、レーザ光源12として単色光源を用いる場合、拡散ユニット14は、フレネルレンズ14d(ブレーズ型偏向回折素子)の表面に拡散面14eを形成した光学素子で構成されてもよい。拡散面14eは、例えば凹凸面で構成することが可能である。このように拡散ユニット14を上記の光学素子で構成することにより、成型により拡散手段を安価に製造することができる。また、図9の構成に比べて、拡散ユニット14を薄型化することができる。なお、拡散面14eは、光を拡散させる機能を持つ光学薄膜であってもよい。
(4.その他)
例えば、偏向装置13からの走査中心の光線束の中心光線が拡散ユニット14に対して垂直に入射する構成では、拡散ユニット14の拡散板14aを構成するHOEの屈折率変調δnが小さく、0次光のエネルギーが大きい場合に、0次光のゴースト光が観察者眼に到達する場合がある。そこで、0次光のゴースト光が観察者眼に到達しないようにするために、例えば、走査中心の光線束の中心光線が拡散ユニット14に対して斜めに入射するように各構成部材を配置してもよい。このような構成においても、走査中心を除く全ての走査位置について、上述した条件式(1)(2)を満足することができる。
コンバイナとしてのHOE23を製造する製造光学系において、ホログラム感光材料を露光する2光束(参照光、物体光)のうち、接眼プリズム21側(光学瞳側)から入射する光束を生成する点光源の位置は、光学瞳位置か、光学瞳位置に対してホログラム感光材料とは反対側の光軸上の位置に配置されることが望ましい。上記点光源を光学瞳位置に配置してHOE23を製造した場合、映像観察時に観察者の瞳を光学瞳の中心に配置すれば、観察者は輝度ムラ、色ムラのない良好な映像(虚像)を観察することができる。一方、上記点光源を光学瞳位置に対してホログラム感光材料とは反対側の位置に配置してHOE23を製造した場合、映像観察時に光学瞳の面内で中心からずれた位置に観察者の瞳が位置していても、観察者は映像を観察することができる。
本実施形態では、光源としてレーザ光源12を用いているが、レーザ光の干渉で起こる、いわゆるレーザスペックルを低減するために、拡散ユニット14を面内で数μm以下の振幅で高速(例えば50ヘルツ以上)で振動させることが望ましい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
(全体構成について)
図11は、本実施形態の映像表示装置1の概略の構成を示す断面図である。この映像表示装置1は、実施の形態1の映像生成部11を映像生成部11’に置き換えた以外は、実施の形態1と同様の構成である。映像生成部11’は、レーザ光源12’と、偏向装置13と、反射ミラー15と、拡散ユニット14’とを有している。なお、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとが光学的に共役な位置関係となっている点は、実施の形態1と同様である。なお、図11の映像表示装置1は、便宜上、映像表示装置1cと称する場合もある。
レーザ光源12’は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のレーザ光を射出するカラーレーザ光源ユニットである。ここで、図12は、レーザ光源12’の詳細な構成を示している。レーザ光源12’は、RGBの各レーザ光を射出する光源12R・12G・12Bと、ダイクロイックプリズム71・72とを有している。
レーザ光源12’において、光源12GからのG光と光源12BからのB光とは、ダイクロイックプリズム71で光路合成される。また、光源12RからのR光は、ダイクロイックプリズム72にて、ダイクロイックプリズム71からのG光およびB光と光路合成される。その結果、レーザ光源12’からは、3色のレーザ光がコリメートされた状態で1本の光路で順次射出される。
なお、レーザ光源12’から射出されるRGBの各レーザ光の波長(使用波長、再生波長)は、それぞれ、例えば650nm、532nm、476nmである。ちなみに、コンバイナとしてのHOE23のRGBの露光波長(製造波長)は、それぞれ、例えば647.5nm、532nm、476nmである。つまり、レーザ光源12’の使用波長とHOE23の露光波長とは、一致しているか近接(略一致)している。また、本実施形態では、カラー表示に対応するため、HOE23は、RGBの3色に感度を有する1層のホログラム感光材料に対してRGBのレーザ光で多重露光するか、それぞれの波長に対応したホログラム感光材料を3層重ね合わせて各レーザ光で露光することにより作製されているものとする。
反射ミラー15は、レーザ光源12’から偏向装置13を介して入射するレーザ光を反射させて拡散ユニット14’に導くものである。反射ミラー15は、例えば平面ミラーで構成されるが、これにパワーを持たせてもよい。つまり、後述するように、拡散ユニット14’は正のパワーを持っているが、このパワーの一部を反射ミラー15に持たせることも可能である。
拡散ユニット14’は、実施の形態1の拡散ユニット14を反射型で構成したものであり、接眼光学系4の像面に配置されている。この拡散ユニット14’は、実施の形態1で説明した拡散ユニット14の機能と同等の機能を有しており、本実施形態では、1枚の拡散板14fで構成されている。なお、拡散ユニット14’の詳細については後述する。
上記構成において、レーザ光源12’からのレーザ光は、偏向装置13にて2次元に偏向走査された後、反射ミラー15で反射されて光路を折り曲げられ、拡散ユニット14’に入射する。拡散ユニット14’では、入射したレーザ光が反射されると同時に拡散され、接眼光学系4に入射する。以降は、実施の形態1と同様である。
本実施形態のように、反射ミラー15と反射型の拡散ユニット14’とを用いることにより、映像生成部11’内のレーザ走査光学系の光路(レーザ光源12’から反射ミラー15までの光路)と、拡散ユニット14’から接眼光学系4までの光路とを重ねることができる。これにより、レーザ光源12’および偏向装置13と、接眼光学系4とを近づけて配置することができ、映像生成部11’を小型化することができる。
ただし、上記のように映像生成部11’内で光路を折り曲げる構成では、レーザ走査による拡散ユニット14’への投影が斜め投影となるので、拡散ユニット14’(像面)上に投影された映像は、台形歪みを持つ。この場合、この台形歪みをキャンセルする台形歪みを元の映像データに持たせ、これに基づいてレーザ光を変調することにより、拡散ユニット14’への斜め投影に起因する台形歪みを補正することができる。
(拡散ユニットについて)
次に、本実施形態の拡散ユニット14’について説明する。図13は、拡散ユニット14’を拡大して示す断面図である。本実施形態では、拡散ユニット14’を構成する拡散板14fは、正のパワーを持つ拡散板であり、例えば体積位相型で反射型のHOEで構成されている。拡散板14fにおける各走査位置から射出される光線束の中心光線は集光されると同時に、所望の拡散角度で拡散されて接眼光学系4へ向かうが、本実施形態においても、実施の形態1で示した条件式(1)(2)を満足している。
ただし、本実施形態では、拡散板14fの拡散角度(拡散特性)に異方性を持たせている。図14は、拡散板14fにて拡散される光を模式的に示す斜視図である。X方向の拡散角をψx(°)、Y方向の拡散角をψy(°)とすると、本実施形態では、ψx>ψyとなっている。
このように、拡散ユニット14’(拡散板14f)は、各走査位置から射出されるレーザ光を、X方向とY方向とで異なる拡散角で拡散させるので、光学瞳Eの大きさをX方向(左右方向)とY方向(上下方向)とで異ならせることができ、横長の光学瞳Eや縦長の光学瞳Eを得ることができる。光学瞳Eが横長の場合は、上下方向には光(レーザ光)が集光されるので、明るい映像を観察者に観察させることができ、左右方向には光学瞳Eが広いので、眼幅の異なる複数の観察者にも容易に対応することができる。また、光学瞳Eが縦長の場合は、例えば本実施形態の映像表示装置1をHUDに適用した場合に、座高の異なる複数の観察者にも容易に対応することができる。
上記した反射型の拡散板14fは、以下のようにして製造することができる。図15は、拡散板14fを製造するための製造光学系を模式的に示している。体積位相型で反射型のHOEからなる拡散板14fは、基板にホログラム感光材料(例えばフォトポリマー)を形成してホログラム基板81とした後、2光束(参照光、物体光)をホログラム基板81に対して両側から照射し、これら2光束による干渉縞をホログラム感光材料に記録することにより作製される。
つまり、図15において、参照光である点光源からの発散光をホログラム基板81の右側から入射させる一方、拡散板82を介して物体光をホログラム基板81の左側から入射させることで、2光束による干渉縞をホログラム感光材料に記録する。拡散板82の拡散特性に異方性を持たせておくことにより、所望の方向に所望の拡散角で拡散する物体光を得ることができ、この物体光と参照光との干渉により、図14で示した、異方性のある拡散特性を有するHOEからなる拡散板14fを得ることができる。
なお、カラーに対応したレーザ光源12’を用いる場合、上記したコンバイナとしてのHOE23の作製と同様に、HOEからなる拡散板14fは、RGBの3色に感度を有する1層のホログラム感光材料に対してRGBのレーザ光で多重露光するか、それぞれの波長に対応したホログラム感光材料を3層重ね合わせて各レーザ光で露光することにより作製される。
以上のように、本実施形態では、拡散ユニット14’を構成する拡散板14fは、体積位相型のHOEで構成されている。HOEは、上記のように多重露光で作製することができるので、複数の波長に独立して作用する拡散板(拡散手段)を実現することができる。すなわち、レーザ光源として、本実施形態のように複数波長のレーザ光を射出するレーザ光源12’を用いる場合でも、それぞれの波長のレーザ光を独立して拡散させることができる。
また、拡散板14fを構成するHOEは、反射型であるので、映像生成部11’内では、その拡散板14fで光路を折りたたむ構成とすることができ、映像生成部11’ひいては映像表示装置1を小型化することができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1・2と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図16は、本実施形態のHUDの概略の構成を示す説明図である。このHUDは、映像表示装置1(1d)を備えている。映像表示装置1dは、実施の形態1の映像表示装置1aの映像生成部11と、接眼光学系4’とを組み合わせて構成されている。接眼光学系4’は、実施の形態1のHOE23をウィンドシールド24に保持して構成されている。ウィンドシールド24は、例えば車両、船舶、鉄道、航空機などの輸送手段における運転席前面のフロントガラスに相当する。なお、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとが光学的に共役な位置関係となっている点は、実施の形態1と同様である。
また、図17は、HUDの他の構成を示す説明図である。このHUDは、映像表示装置1(1e)を備えている。映像表示装置1eは、実施の形態2の映像表示装置1cの映像生成部11’と、図16の接眼光学系4’とを組み合わせて構成されている。ただし、ここでは、映像生成部11’は、反射ミラー15を備えておらず、偏向装置13にて偏向走査されたレーザ光が直接拡散ユニット14’に入射してそこで反射され、接眼光学系4’に導かれる構成となっている。なお、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとが光学的に共役な位置関係となっている点は、実施の形態2と同様である。
上記した映像表示装置1d・1eの構成によれば、映像生成部11・11’からの映像光は、接眼光学系4’のHOE23で回折反射されて光学瞳Eに導かれる。したがって、観察者は、光学瞳Eの位置にて上記映像の虚像を観察することができる。また、HOE23は、外光を透過させて光学瞳Eに導くので、上記映像と同時に外界像をシースルーで観察することができる。つまり、HUDにおいても、HMDと同様に映像と外界像とを重ね合わせて観察することができる。
また、HUDでは、背景(外界像)が明るい場合でも、輝度の高い映像を提供する必要があるので、光源として、高輝度のレーザ光を射出するレーザ光源を用いる構成は非常に有効である。さらに、コンバイナとしてHOE23を用いることにより、HOE23の波長選択性により、レーザ光のみ高い回折効率で回折し、それ以外の波長の光は透過するので、光源としてLEDを用いた映像表示装置に比べて、観察者は背景、映像ともに明るく観察することができる。
また、映像表示装置1d・1eにおいても、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとの光学的に共役な位置関係により、観察者は光学瞳Eの位置で明るい映像を観察することができる。したがって、この点からも、本実施形態の映像表示装置1d・1eは、背景が比較的明るい状況下で映像を観察させるHUDに非常に好適と言える。
また、HUDの場合、観察者眼と接眼光学系4’との相対位置をHMDのように固定することができないため、拡散ユニット14・14’を用いて光学瞳Eの面積を大きく確保することは非常に有効である。
また、図17のHUDにおいては、反射型の拡散ユニット14’を用いることにより、光学系の配置に自由度をもたせることができるため、光学系をよりコンパクトに配置できる。また、実施の形態2と同様に、拡散ユニット14’を反射型HOEで構成した場合は、広い入射角度範囲で高い回折効率が得られるため、透過型HOEで構成する場合に比べて、光学瞳Eの面積をより広く確保することができる。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1〜3と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図18は、本実施形態の映像表示装置1の概略の構成を示す断面図である。本実施形態の映像表示装置1は、実施の形態1の映像表示装置1aにおいて、さらに、光学素子16を設けた構成となっている。なお、図18の映像表示装置1は、便宜上、映像表示装置1fと称する場合もある。光学素子16は、負のパワーを有するレンズで構成されており、拡散ユニット14(例えば拡散板14a)と偏向装置13との間の光路中に設けられている。
偏向装置13としてMEMSミラーを用いる場合、その光学振角(走査角)は、一般的に10°〜25°程度である。偏向装置13で偏向走査した光をそのままの光学振角で拡散ユニット14に入射させた場合、光学振角が小さいと拡散ユニット14上での走査範囲が小さくなる。走査範囲を大きくするためには、偏向装置13と拡散ユニット14との間隔を大きくすればよいが、これでは映像生成部11が大型化する。
この点、本実施形態のように、偏向装置13と拡散ユニット14との間に、負のパワーを有する光学素子16を挿入することにより、偏向装置13での光学振角が小さくても、光学素子16によってθsを大きくすることができる。したがって、偏向装置13と拡散ユニット14との間隔を小さくして、映像生成部11を小型化することが可能となる。
次に、映像生成部11の小型化に関する条件式について説明する。
上述した各実施の形態の映像表示装置は、以下の条件式(3)(4)(5)を満足することが望ましい。すなわち、
θsx_max>10°,θsy_max>10° ・・・(3)
1.03<cos(θdx_max)/cos(θsx_max)
<1.15 ・・・(4)
1.03<cos(θdy_max)/cos(θsy_max)
<1.15 ・・・(5)
ただし、
θsx_max:θsxの最大値(°)
θsy_max:θsyの最大値(°)
θdx_max:θdxの最大値(°)
θdy_max:θdyの最大値(°)
である。
条件式(3)の下限を下回ると、光学振角が小さいので、走査範囲を大きくするために偏向装置13と拡散ユニット14との間隔を広げる必要があり、映像生成部11が大型化する。一方、条件式(4)(5)の下限を下回る場合は、小型化の効果が小さく、上限を上回る場合は、拡散ユニット14における偏向角が大きすぎるため、各光学素子の誤差感度が厳しくなる。
したがって、条件式(3)(4)(5)を満足することにより、各光学素子の誤差感度を緩和しながら、映像生成部11を小型化することが可能となる。つまり、偏向装置13としてMEMSミラーを用いる場合でも、映像生成部11を十分に小型化することが可能となる。
ここで、表1は、図1、図9、図11、図16、図17、図18で示した各映像表示装置1a〜1fについての条件式の値を示す。なお、θd_maxの符号については、拡散ユニット14を射出した後に発散する場合を正とし、拡散ユニット14を射出した後に収斂する場合を負とした。また、表1では、Y方向についてのみ数値を示しているが、X方向についてもY方向と同様である。この表1より、各映像表示装置1a〜1fは、条件式(3)(4)(5)を全て満足していることがわかる。
Figure 0005229327
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1〜4と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
(HUDおよび映像表示装置の構成)
図19は、本実施形態のHUDの概略の構成を示す説明図である。このHUDは、映像表示装置1(1g)を備えている。この映像表示装置1gは、映像生成部91と、実施の形態3の接眼光学系4’とを有しており、映像生成部91からの映像光を接眼光学系4’によって形成される光学瞳Eに導くことにより、光学瞳Eの位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させるものである。以下、具体的に説明する。
映像生成部91は、観察者に観察させる映像を生成するものであり、実施の形態1と同様のレーザ光源12および偏向装置13と、補正レンズ31と、拡散板32とを有して構成されている。
なお、偏向装置13の反射面13a(特に反射面13aにおいて反射された光が射出される点)は、光学瞳Eと光学的に共役な位置関係にある(例えば図19の実線の光路参照)。このとき、上記共役関係は、後述する視度調整を行っても維持されるが、この点については後述する。
補正レンズ31は、正のパワーを持つ光学素子であり、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとの位置関係を光学的に共役に保つために、映像光の光路中、特に、偏向装置13と拡散板32との間の光路中に配置されている。拡散板32は、接眼光学系4’の像面に配置され、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散手段である。
接眼光学系4’は、映像生成部91からの映像光を光学瞳Eに導くとともに、外界像の光(外光)を光学瞳Eに導く光学系であり、HOE23をウィンドシールド24に保持して構成されている。HOE23は、映像生成部91からの映像光を回折反射して光学瞳Eに導くと同時に、外光を透過させて光学瞳Eに導くコンバイナとしての体積位相型で反射型ホログラフィック光学素子である。反射型であるHOE23は、基板(ウィンドシールド24)にホログラム感光材料を貼合した後、ホログラム感光材料に対して2光束を基板側およびその反対側から照射し、これら2光束による干渉縞を屈折率変調としてホログラム感光材料に記録することにより作製される。
上記の構成において、映像生成部91のレーザ光源12から射出されたレーザ光(コリメートされている)は、偏向装置13の反射面13aによって2次元に偏向走査され、補正レンズ31を介して拡散板32に入射する。このとき、後述する制御部35(図20参照)により、映像データに応じてレーザ光の強度を変調しながら、その強度変調と同期して偏向装置13にてレーザ光を偏向走査することにより、接眼光学系4’の像面に配置された拡散板32上に映像(1次像)を投影することができる。
投影された映像の光は、拡散板32によって所定の拡散角を有する発散光に拡散された後、接眼光学系4’のHOE23に到達する。HOE23は、レーザ光源12からのレーザ光の波長およびそのごく近傍の波長の光のみを回折するように作製されており、それ以外の波長の光は、HOE23を透過する。したがって、HOE23に到達した映像光は、HOE23で回折反射された後、光学瞳Eに到達する。
光学瞳Eの位置に観察者の瞳Pを位置させると、偏向装置13にて偏向された光線の1本1本が観察者の網膜に導かれる。つまり、各像高の主光線は、接眼光学系4’の光学射Eの中心を通過し、観察眼の絞り(虹彩)にケラレることなく観察者眼の網膜へと到達する。これにより、観察者は、映像生成部91にて生成された2次元の映像の拡大虚像を前方に観察することができる。同時に、外光に含まれる、レーザ光とは異なる波長の光はHOE23を透過するので、観察者は、上記の映像だけでなく、外界像も自然に観察することができる。
このように、本実施形態の映像表示装置1gは、光源として、高輝度のレーザ光を射出するレーザ光源12を用い、コンバイナとして、波長選択性の高い、体積位相型で反射型のHOE23を用いていることにより、良好なシースルー性を有する、高コントラストの映像を観察者に観察させることができる。HUDでは、背景(外界像)が明るい場合、輝度の高い映像を提供する必要があるので、光源として、高輝度のレーザ光を射出するレーザ光源12を用いる構成は、HUDに非常に有効である。さらに、コンバイナとしてHOE23を用いることにより、HOE23の波長選択性により、レーザ光のみ高い回折効率で回折し、それ以外の波長の光は透過するので、光源としてLEDを用いた映像表示装置に比べて、観察者は背景、映像ともに明るく観察することができる。
また、映像生成部91では、偏向装置13での偏向後の光が拡散板32で拡散されるので、光学瞳EをX方向およびY方向の両方向に広げることができる。つまり、拡散板32で拡散された光は、光学瞳Eの面における各主光線の通過点(集光しているように見える点)を中心に所定の大きさの観察可能な瞳エリアを構成する。このように、所定の面積を有する光学瞳Eが得られるので(観察可能な位置は一点ではないので)、観察者の瞳Pの位置が光学瞳Eの面内で上下左右にずれても、観察者は良好な映像を観察することが可能となる。特に、HUDの場合、観察者眼と接眼光学系4’との相対位置をHMDのように固定することができないため、拡散板32を用いて光学瞳Eの面積を大きく確保することは非常に有効である。
また、本実施形態では、補正レンズ31は、偏向装置13と拡散板32との間の光路中に配置されている。補正レンズ31は、偏向装置13から光学瞳Eまでの間の光路中のいずれにあってもよいが、映像表示装置の小型化の観点からは、偏向装置13と拡散板32との間の光路中に配置されることが好ましい。補正レンズ31を例えば拡散板32よりも接眼光学系4’側に配置すると、拡散板32にて拡散される光全てを補正レンズ31に入射させるために、補正レンズ31を大型化する必要が生じる。
また、補正レンズ31を偏向装置13と拡散板32との間に配置することにより、補正レンズ31は、接眼光学系4’ではなく、コンバイナ(HOE23)から離れた映像生成部91内に配置されることになるので、接眼光学系4’を介してシースルーで観察される外界像の観察領域を広く確保することができる。
また、本実施形態においても、HOE23の回折効率の角度特性は図8と同様であり、このような角度特性を考慮して、拡散板32の拡散度(拡散角)が設定されている。つまり、拡散板32は、拡散したレーザ光がHOE23に入射したときに、HOE23にて50%以上の回折効率が得られるように、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散させる。その結果、観察者に明るい映像を観察させることができる、回折されない光(0次光)がゴースト光となって映像品位が低下するのを回避できるなど、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(虚像の視度調整について)
次に、虚像の視度調整について説明する。図20は、映像表示装置1gの主要部の概略の構成を示すブロック図である。上述した映像表示装置1gは、さらに、駆動部33・34と、制御部35とを有している。
駆動部33は、映像生成部91を光軸に沿って移動させる駆動機構であり、モータ、ギア、シャフト等を有して構成されている。駆動部33によって映像生成部91を光軸に沿って移動させることにより、観察者が観察する虚像の視度、すなわち、光学瞳Eと虚像との距離を調整することができる。例えば、『注意』の文字を虚像として表示し、これを観察者に観察させる場合に、上記の視度調整によって『注意』の文字を次第に近くにすることができる。この場合は、虚像の視認性を高めることができ、観察者に注意を喚起させる効果を高めることができる。特に、HUDは、動的な環境下(例えば車両の運転中)で使用される場合が多く、このような環境下では、通常は外界像に視点を置くので、虚像を注視する時間は短い。したがって、虚像の視度調整は、そのような虚像の視認性を高める上で、特にHUDで有効である。
駆動部34は、補正レンズ31を光軸に沿って移動させる駆動機構であり、駆動部33と同様に、モータ、ギア、シャフト等を有して構成されている。
制御部35は、映像表示装置1の各部の動作を制御している。例えば、制御部35は、レーザ光源12における映像データに基づいた強度変調、偏向装置13における反射面13aの回転(レーザ光の偏向走査)、駆動部33・34の駆動、などを制御している。本実施形態では、駆動部33と制御部35とで、映像生成部91を光軸に沿って移動させることにより、虚像の視度を調整する虚像視度調整手段が構成されている。また、駆動部34と制御部35とで、補正レンズ31を光軸に沿って移動させる補正レンズ移動手段が構成されている。
図21は、虚像距離が無限遠のとき、および有限のときの、映像光の光路を模式的に示している。同図に示すように、補正レンズ移動手段は、虚像視度調整手段による映像生成部11の移動に伴い、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとを光学的に共役な位置関係に保ったまま、補正レンズ31を光軸に沿って移動させている(例えば実線の光路参照)。以下、視度調整のより具体的な数値例を示す。
図21において、虚像距離が無限遠であるときの映像生成部91の光軸方向の位置を基準とし、この位置からの、視度調整による映像生成部91の光軸方向の移動距離をΔL(mm)とする。また、虚像距離が無限遠であるときの補正レンズ31と拡散板32との光軸方向の距離をd1(mm)とし、視度調整後の補正レンズ31と拡散板32との光軸方向の距離をd2(mm)とする。この場合、視度調整による補正レンズ31の光軸方向の移動距離をΔd(mm)とすれば、Δd=d2−d1で算出される。ただし、本実施形態では、d2≠d1である。
表2は、虚像距離(光学瞳Eからの虚像の表示距離(m))と、映像生成部91の移動距離ΔLと、補正レンズ31の移動距離Δdとの具体的な関係を示している。なお、ここでは、HOE23の焦点距離は200(mm)であり、補正レンズ31の焦点距離は20(mm)であり、光学瞳EとHOE23との距離は1(m)であるとした。
Figure 0005229327
このように、視度調整による映像生成部91の移動に伴い、その移動量に応じて補正レンズ31を光軸に沿って移動させることにより、虚像の位置がどの位置にあっても、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとを光学的に共役な位置関係に保つことができる(図21の実線の光路参照)。これにより、虚像の視度に関係なく、観察映像の品位低下を回避することができる。
つまり、上記共役関係により、映像生成部91から供給される光の利用効率を向上させることができるので、虚像の視度に関係なく、観察者は光学瞳Eの位置で明るい映像を観察することができる。特に、体積位相型で反射型のHOE23は、所定の入射角範囲で入射した光しか回折反射せず、明るい映像が得にくいので、上記共役関係を満足して光の利用効率を向上させることは、コンバイナとしてHOE23を用いる構成において非常に有効となる。
さらに、上記共役関係により、HOE23にて回折され、各像高から射出される各光線は、虚像の視度に関係なく、光学瞳Eの面内のどこかの1点(同じ点)を通過する。したがって、光学瞳Eの面内で観察者の瞳Pがずれても、虚像の視度に関係なく、観察者の瞳Pに全ての画面領域からの映像光を入射させることができ、観察者は映像全体を良好に(部分的に欠けたり、輝度ムラが生じることなく)観察することができる。
また、視度調整を行っても、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとの共役関係が保存され、観察者は光学瞳Eの位置で明るい映像を観察することができるので、本実施形態の映像表示装置1は、外界像が比較的明るい状況下で映像を観察することが多い、コンバイナとしてHOE23を用いたHUDに好適となる。
なお、表2は、虚像距離が特定の距離の場合のΔLとΔdとの関係を示しているが、その他の距離であっても、上記共役関係を実現するΔLとΔdとの関係は予め定められているものとする。このように上記共役関係を実現するΔLとΔdとの関係は、予めテーブルとして図示しない記憶部に記憶されており、制御部35がΔLに応じたΔdを記憶部から読み出すと、駆動部34は補正レンズ31を上記Δdだけ光軸方向に移動させることになる。
ところで、上記した制御部35は、視度調整とは独立して、観察映像の画角、すなわち、観察される映像(虚像)の大きさを変化させる画角調整手段として機能してもよい。観察映像の画角の調整は、例えばレーザ光源12におけるレーザ光の強度変調のタイミングを制御したり、偏向装置13での走査角(偏向角)を制御することで行うことができる。例えば、1ラインを走査する際に、両端部の数ドットに対応するレーザ光の射出をON/OFFすることで、上記走査ライン方向における映像の大きさを変化させることができる。また、例えば、偏向装置13の反射面13aの最大回転角を変化させることにより、反射面13aにて反射されるレーザ光の最大走査角を変化させることができ、これによっても映像の大きさを変化させることができる。
このように、制御部35の上記したいずれの制御によっても、視度調整とは独立して、観察映像の画角を変化させることができる。これにより、視度調整によって虚像の大きさの変化が足りない場合でも、画角調整手段によってさらに変化させることができる。したがって、視度調整のみ行う場合に比べて、虚像の大きさを高速で変化させることができ、虚像の視認性をより高めることができる。
なお、本実施形態では、光源としてレーザ光源12を用いているが、レーザ光の干渉で起こる、いわゆるレーザスペックルを低減するために、拡散板32を面内で数μm以下の振幅で高速(例えば50ヘルツ以上)で振動させることが望ましい。
〔実施の形態6〕
本発明のさらに他の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下での説明の便宜上、実施の形態1〜5と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
(映像表示装置の構成)
図22は、本実施形態の映像表示装置1(1h)の概略の構成を示す断面図である。映像表示装置1hは、図2のHMDに適用可能なものであり、映像生成部91’と、接眼光学系4とを有して構成されている。映像表示装置1hは、映像生成部91’からの映像光を接眼光学系4を介して光学瞳Eに導くことにより、光学瞳Eの位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる。以下、具体的に説明する。
映像生成部91’は、観察者に観察させる映像を生成するものであり、実施の形態2と同様のレーザ光源12’および偏向装置13と、補正レンズ31と、拡散板32’とを有して構成されている。
補正レンズ31は、偏向装置13の反射面13aで反射された各走査光線を互いに平行にする。補正レンズ31と接眼光学系4とにより、偏向装置13の反射面13aと、接眼光学系4の光学瞳Eとは、光学的に共役な位置関係にある。
拡散板32’は、接眼光学系4の像面に配置され、偏向装置13にて偏向されたレーザ光を拡散する。本実施形態では、拡散板32’は、各走査位置から射出されるレーザ光をX方向とY方向とで異なる拡散角で拡散させる。つまり、拡散板32’は、拡散角度(拡散特性)に異方性を持っている。図23は、拡散板32’にて拡散される光を模式的に示す斜視図である。X方向の拡散角をψx(°)、Y方向の拡散角をψy(°)とすると、本実施形態では、ψx>ψyとなっている。
接眼光学系4は、映像生成部91’からの映像光を光学瞳Eに導くとともに、外界像の光(外光)を光学瞳Eに導く光学系であり、本実施形態では、テレセントリック光学系となっている。接眼光学系4が、接眼プリズム21と、偏向プリズム22と、HOE23とを有して構成されている点は、実施の形態1と同様である。
上記の構成において、映像生成部91’のレーザ光源12’から順に射出されるRGBの各レーザ光(コリメートされている)は、偏向装置13の反射面13aによって2次元に偏向走査され、補正レンズ31を介して拡散板32’に入射する。このとき、制御部35(図24参照)により、映像データに応じてレーザ光の強度を変調しながら、その強度変調と同期して偏向装置13にてレーザ光を偏向走査することにより、接眼光学系4の像面に配置された拡散板32’上に映像を投影することができる。
投影された映像の光は、拡散板32’によって所定の拡散角を有する発散光に拡散された後、接眼光学系4の接眼プリズム21の内部に面21aを介して入射する。接眼プリズム21内に入射した映像光は、接眼プリズム21の観察者側の面21bで全反射された後、それに対向する面21cで再度全反射され、再び面21bで全反射され、HOE23に到達する。HOE23は、レーザ光源12’からのRGBのレーザ光の波長およびそのごく近傍の波長の光のみを回折するように作製されており、それ以外の波長の光は、HOE23を透過する。したがって、HOE23に到達した映像光は、HOE23で回折反射された後、接眼プリズム21の面21bを透過して光学瞳Eに到達する。
光学瞳Eの位置に観察者の瞳Pを位置させると、偏向装置13にて偏向された光線の1本1本が観察者の網膜に導かれることにより、観察者は、映像生成部91’にて生成された2次元の映像の拡大虚像を前方に観察することができる。同時に、外光に含まれる、レーザ光とは異なる波長の光はHOE23を透過するので、観察者は、上記の映像だけでなく、外界像も自然に観察することができる。
本実施形態では、偏向装置13での偏向後の光が拡散板32’で拡散されることにより、光学瞳EはX方向およびY方向の両方向に広がるが、拡散板32’は、各走査位置から射出されるレーザ光を、X方向(左右方向)とY方向(上下方向)とで異なる拡散角で拡散させるので、光学瞳Eの大きさをX方向とY方向とで異ならせることができ、横長の光学瞳Eや縦長の光学瞳Eを得ることができる。本実施形態では、拡散板32’におけるレーザ光の拡散角は、Y方向よりもX方向で大きくなっており(ψx>ψy)、横長の光学瞳Eとなる。この場合、上下方向には光(レーザ光)が集光されるので、明るい映像を観察者に観察させることができ、左右方向には光学瞳Eが広いので、眼幅の異なる複数の観察者にも容易に対応することができる。
一方、拡散板32’の拡散角をψx<ψyに設定すれば、縦長の光学瞳Eを得ることができる。この構成は、例えば実施の形態5のHUDに有効である。HUDにおいては、観察者ごとに座高が異なるので、光学瞳Eが縦長であれば、そのような座高の異なる複数の観察者に容易に対応することができる。
(虚像の視度調整について)
ところで、図24は、本実施形態の映像表示装置1hの主要部の概略の構成を示すブロック図である。同図に示すように、映像表示装置1hは、駆動部33と、制御部35とを有している点で、実施の形態5の映像表示装置1gと共通している。ただし、映像表示装置1hは、補正レンズ31の駆動機構である駆動部34を備えていない。本実施形態では、駆動部33は、映像生成部91’を光軸に沿って移動させる駆動機構を構成している。また、制御部35は、レーザ光源12’における映像データに基づいた強度変調など、映像表示装置1hの各部の動作を制御している。本実施形態では、駆動部33と制御部35とで、映像生成部91’を光軸に沿って移動させることにより、虚像の視度を調整する虚像視度調整手段が構成されている。
図25は、虚像距離が無限遠のとき、および有限のときの、映像光の光路を模式的に示している。本実施形態では、虚像視度調整手段によって虚像の視度を調整すべく、映像生成部91’を光軸に沿って移動させても、接眼光学系4がテレセントリック光学系であるので、補正レンズ31を光軸に沿って移動させなくても、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとの光学的な共役関係は保たれる(例えば実線の光路参照)。以下、視度調整のより具体的な数値例を示す。
図25において、虚像距離が無限遠であるときの映像生成部91’の光軸方向の位置を基準とし、この位置からの、視度調整による映像生成部91’の光軸方向の移動距離をΔL(mm)とする。また、虚像距離が無限遠であるときの補正レンズ31と拡散板32’との光軸方向の距離をd1(mm)とし、視度調整後の補正レンズ31と拡散板32’との光軸方向の距離をd2(mm)とする。本実施形態では、視度調整による補正レンズ31の光軸方向の移動距離をΔd(mm)とすれば、Δd=d2−d1=0である。
表3は、虚像距離(光学瞳Eからの虚像の表示距離(m))と、映像生成部91’の移動距離ΔLと、補正レンズ31の移動距離Δdとの具体的な関係を示している。なお、ここでは、HOE23の焦点距離は20(mm)であり、補正レンズ31の焦点距離は10(mm)であり、光学瞳EとHOE23との距離は20(m)であるとした。
Figure 0005229327
以上のように、本実施形態では、接眼光学系4がテレセントリック光学系であることにより、視度調整時に補正レンズ31を光軸に沿って移動させなくても、光学瞳Eと偏向装置13の反射面13aとの光学的な共役関係を保つことができる。これにより、虚像の視度に関係なく、観察者は光学瞳Eの位置で明るい映像を観察することができる。さらに、上記共役関係により、HOE23にて回折され、各像高から射出される主光線が良好に光学瞳Eに入射するので、光学瞳Eの面内で観察者の瞳Pがずれても、観察者は映像全体を良好に(部分的に欠けたり、輝度ムラが生じることなく)観察することができる。
なお、上述した各実施の形態の構成を適宜組み合わせて、映像表示装置、HMDまたはHUDを構成することも勿論可能である。
本発明の映像表示装置は、HMDやHUDに利用可能である。
1 映像表示装置
1a 映像表示装置
1b 映像表示装置
1c 映像表示装置
1d 映像表示装置
1e 映像表示装置
1f 映像表示装置
1g 映像表示装置
1h 映像表示装置
2 支持部材(支持手段)
4 接眼光学系
4’ 接眼光学系
11 映像生成部
11’ 映像生成部
12 レーザ光源
12’ レーザ光源
13 偏向装置(偏向手段)
13a 反射面
14 拡散ユニット(拡散手段)
14’ 拡散ユニット(拡散手段)
14a 拡散板
14b 拡散板
14c フィールドレンズ
14d フレネルレンズ
14e 拡散面
14f 拡散板
16 光学素子
23 HOE
24 ウィンドシールド
31 補正レンズ
32 拡散板
32’ 拡散板
33 駆動部(虚像視度調整手段)
34 駆動部(補正レンズ移動手段)
35 制御部(虚像視度調整手段、補正レンズ移動手段、画角調整手段)
91 映像生成部
91’ 映像生成部
E 光学瞳

Claims (11)

  1. 映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、上記光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置であって、
    上記映像生成部は、
    レーザ光源と、
    上記レーザ光源から射出されるレーザ光を、反射面によって、互いに直交する2つの走査方向に偏向走査する偏向手段と、
    上記接眼光学系の像面に配置され、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散板とを有しており、
    上記接眼光学系は、上記映像生成部からの映像光を回折反射して上記光学瞳に導くと同時に、外光を透過させて上記光学瞳に導くコンバイナとしての体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子を有しており、
    上記偏向手段の反射面上の走査中心と上記光学瞳の中心とを光学的に結ぶ軸を光軸としたとき、
    当該映像表示装置は、
    上記映像生成部を光軸に沿って移動させることにより、上記虚像の視度を調整する虚像視度調整手段と、
    上記映像光の光路中に配置される補正レンズと、
    上記補正レンズを光軸に沿って移動させる補正レンズ移動手段とを備えており、
    上記補正レンズ移動手段は、上記虚像視度調整手段による上記映像生成部の移動に伴い、上記光学瞳と上記偏向手段の反射面とを光学的に共役な位置関係に保ったまま、上記補正レンズを移動させることを特徴とする映像表示装置。
  2. 上記補正レンズは、上記偏向手段と上記拡散板との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 映像生成部からの映像光を接眼光学系の光学瞳に導くことにより、上記光学瞳の位置にて上記映像の虚像を観察者に観察させる映像表示装置であって、
    上記映像生成部は、
    レーザ光源と、
    上記レーザ光源から射出されるレーザ光を、反射面によって、互いに直交する2つの走査方向に偏向する偏向手段と、
    上記接眼光学系の像面に配置され、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散する拡散板とを有しており、
    上記接眼光学系は、上記映像生成部からの映像光を回折反射して上記光学瞳に導くと同時に、外光を透過させて上記光学瞳に導くコンバイナとしての体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子を有しており、
    上記偏向手段の反射面上の走査中心と上記光学瞳の中心とを光学的に結ぶ軸を光軸としたとき、
    当該映像表示装置は、
    上記映像生成部を光軸に沿って移動させることにより、上記虚像の視度を調整する虚像視度調整手段と、
    上記偏向手段と上記拡散板との間に配置される補正レンズとを備えており、
    上記光学瞳と上記偏向手段の反射面とは、光学的に共役な位置関係にあり、
    上記接眼光学系は、テレセントリック光学系であることを特徴とする映像表示装置。
  4. 上記拡散板は、拡散したレーザ光が上記ホログラフィック光学素子に入射したときに、上記ホログラフィック光学素子にて50%以上の回折効率が得られるように、上記偏向手段にて偏向されたレーザ光を拡散することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の映像表示装置。
  5. 上記2つの走査方向のうち、上記光学瞳にて観察される映像の水平方向に対応する走査方向を第1の走査方向とし、上記映像の垂直方向に対応する走査方向を第2の走査方向としたとき、
    上記拡散板は、上記第1の走査方向と上記第2の走査方向とで、異なる拡散角でレーザ光を拡散させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像表示装置。
  6. 上記拡散板におけるレーザ光の拡散角は、上記第2の走査方向よりも上記第1の走査方向のほうが大きいことを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
  7. 上記虚像視度調整手段による視度調整とは独立して、観察映像の画角を変化させる画角調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の映像表示装置。
  8. 上記コンバイナとしてのホログラフィック光学素子は、正のパワーを有していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の映像表示装置。
  9. 上記コンバイナとしてのホログラフィック光学素子の入射光の光軸と反射光の光軸とを含む入射面内で、上記ホログラフィック光学素子における入射角と回折角とは異なっていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の映像表示装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の映像表示装置と、
    上記映像表示装置を観察者の眼前で支持する支持手段とを有していることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の映像表示装置を備え、上記映像表示装置のコンバイナとしてのホログラフィック光学素子がウィンドシールドに保持されるヘッドアップディスプレイ。
JP2010530799A 2008-09-26 2009-08-27 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ Active JP5229327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010530799A JP5229327B2 (ja) 2008-09-26 2009-08-27 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247556 2008-09-26
JP2008247556 2008-09-26
JP2008247557 2008-09-26
JP2008247557 2008-09-26
PCT/JP2009/064995 WO2010035607A1 (ja) 2008-09-26 2009-08-27 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP2010530799A JP5229327B2 (ja) 2008-09-26 2009-08-27 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010035607A1 JPWO2010035607A1 (ja) 2012-02-23
JP5229327B2 true JP5229327B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=42059614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010530799A Active JP5229327B2 (ja) 2008-09-26 2009-08-27 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8520310B2 (ja)
JP (1) JP5229327B2 (ja)
WO (1) WO2010035607A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160103705A (ko) * 2015-02-25 2016-09-02 엘지이노텍 주식회사 착용형 디스플레이 장치
WO2016135563A3 (ko) * 2015-02-25 2016-10-20 엘지이노텍(주) 광학 장치

Families Citing this family (94)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5229327B2 (ja) 2008-09-26 2013-07-03 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP5542836B2 (ja) * 2008-12-09 2014-07-09 デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 虚像の位置を調節するためのデバイスを備えた回折型ヘッドアップディスプレー装置
US9366867B2 (en) 2014-07-08 2016-06-14 Osterhout Group, Inc. Optical systems for see-through displays
US9298007B2 (en) 2014-01-21 2016-03-29 Osterhout Group, Inc. Eye imaging in head worn computing
JP5408057B2 (ja) * 2010-06-30 2014-02-05 コニカミノルタ株式会社 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US8665286B2 (en) 2010-08-12 2014-03-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Composition of digital images for perceptibility thereof
US20120038663A1 (en) * 2010-08-12 2012-02-16 Harald Gustafsson Composition of a Digital Image for Display on a Transparent Screen
US8848267B2 (en) * 2010-09-07 2014-09-30 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Illuminating device using coherent light source
WO2012033179A1 (ja) * 2010-09-08 2012-03-15 大日本印刷株式会社 照明装置、投射装置および投射型映像表示装置
US9223137B2 (en) * 2010-10-08 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Virtual image display apparatus
JP2012252091A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Sony Corp 表示装置
US11640050B2 (en) * 2011-10-19 2023-05-02 Epic Optix Inc. Microdisplay-based head-up display system
CN103064186A (zh) * 2011-10-19 2013-04-24 中央大学 一维扫描式瞳孔投影显示装置
JP5879973B2 (ja) * 2011-11-30 2016-03-08 ソニー株式会社 光反射部材、光ビーム伸長装置、画像表示装置及び光学装置
US8873148B1 (en) * 2011-12-12 2014-10-28 Google Inc. Eyepiece having total internal reflection based light folding
DE102012205164B4 (de) * 2012-03-29 2021-09-09 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Projektionsdisplay und Verfahren zur Projektion virtueller Bilder
US20130322683A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-05 Joel Jacobs Customized head-mounted display device
JP5920095B2 (ja) * 2012-07-31 2016-05-18 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置
JP6064467B2 (ja) * 2012-09-11 2017-01-25 株式会社リコー 光拡散素子および画像表示装置
JP6207850B2 (ja) * 2013-03-13 2017-10-04 株式会社日立エルジーデータストレージ 虚像表示装置
JP5910554B2 (ja) * 2013-03-22 2016-04-27 ソニー株式会社 光源装置および表示装置
JP5999434B2 (ja) * 2013-03-27 2016-09-28 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP6111842B2 (ja) * 2013-05-13 2017-04-12 富士通株式会社 画像表示装置及び画像表示方法
FR3008195B1 (fr) * 2013-07-04 2016-12-09 Commissariat Energie Atomique Viseur tete-haute
FR3011116B1 (fr) * 2013-07-12 2016-12-23 Valeo Etudes Electroniques Systeme et procede de commande pour dispositif de generation d'images a balayage, dispositif de generation d'images et afficheur comprenant un tel systeme
JP6226603B2 (ja) * 2013-07-22 2017-11-08 パイオニア株式会社 ヘッドアップディスプレイ
TWI484219B (zh) * 2013-08-30 2015-05-11 Univ Nat Chiao Tung 頭戴式顯示裝置
CN103777352A (zh) * 2013-12-02 2014-05-07 常熟精元电脑有限公司 抬头显示器
FR3015701A1 (fr) * 2013-12-19 2015-06-26 Petit Delvallee Hadrien Dispositif de projection retinienne.
US9829707B2 (en) 2014-08-12 2017-11-28 Osterhout Group, Inc. Measuring content brightness in head worn computing
US9594246B2 (en) 2014-01-21 2017-03-14 Osterhout Group, Inc. See-through computer display systems
US9841599B2 (en) 2014-06-05 2017-12-12 Osterhout Group, Inc. Optical configurations for head-worn see-through displays
US9366868B2 (en) 2014-09-26 2016-06-14 Osterhout Group, Inc. See-through computer display systems
US9494800B2 (en) 2014-01-21 2016-11-15 Osterhout Group, Inc. See-through computer display systems
US12105281B2 (en) 2014-01-21 2024-10-01 Mentor Acquisition One, Llc See-through computer display systems
US20150205135A1 (en) 2014-01-21 2015-07-23 Osterhout Group, Inc. See-through computer display systems
US11487110B2 (en) 2014-01-21 2022-11-01 Mentor Acquisition One, Llc Eye imaging in head worn computing
US9766463B2 (en) 2014-01-21 2017-09-19 Osterhout Group, Inc. See-through computer display systems
US9442292B1 (en) * 2014-02-18 2016-09-13 Google Inc. Directional array sensing module
JP6333007B2 (ja) * 2014-03-18 2018-05-30 パイオニア株式会社 虚像表示装置
US20160187651A1 (en) 2014-03-28 2016-06-30 Osterhout Group, Inc. Safety for a vehicle operator with an hmd
US9915823B1 (en) * 2014-05-06 2018-03-13 Google Llc Lightguide optical combiner for head wearable display
RU2603238C2 (ru) * 2014-07-15 2016-11-27 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Световодная структура, голографическое оптическое устройство и система формирования изображений
DE102014119550B4 (de) * 2014-12-23 2022-05-12 tooz technologies GmbH Abbildungsoptik zum Erzeugen eines virtuellen Bildes und Datenbrille
KR102398506B1 (ko) * 2015-01-23 2022-05-17 엘지이노텍 주식회사 착용형 디스플레이 장치
CN108351519A (zh) * 2015-02-17 2018-07-31 赛尔米克实验室公司 用于在可穿戴式平视显示器中进行适眼区扩大的系统、设备和方法
JP2016161670A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
JP6520209B2 (ja) * 2015-02-27 2019-05-29 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
EP3281056A1 (en) * 2015-04-10 2018-02-14 Essilor International Head mounted display device
WO2017033601A1 (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 ソニー株式会社 表示装置、及び、表示装置の調整方法
JP5983841B2 (ja) * 2015-09-02 2016-09-06 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
US10437071B2 (en) * 2015-10-12 2019-10-08 North Inc. Adjustable pupil distance wearable display
EP3405828A1 (en) 2016-01-22 2018-11-28 Corning Incorporated Wide field personal display
US10571692B2 (en) * 2016-03-02 2020-02-25 Facebook Technologies, Llc Field curvature corrected display
US10466491B2 (en) 2016-06-01 2019-11-05 Mentor Acquisition One, Llc Modular systems for head-worn computers
US10824253B2 (en) 2016-05-09 2020-11-03 Mentor Acquisition One, Llc User interface systems for head-worn computers
US10684478B2 (en) 2016-05-09 2020-06-16 Mentor Acquisition One, Llc User interface systems for head-worn computers
US9910284B1 (en) 2016-09-08 2018-03-06 Osterhout Group, Inc. Optical systems for head-worn computers
US10215986B2 (en) * 2016-05-16 2019-02-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Wedges for light transformation
DE102016113518A1 (de) * 2016-07-21 2018-01-25 Carl Zeiss Jena Gmbh Vorrichtungen zur Dateneinspiegelung
JP2018018077A (ja) 2016-07-28 2018-02-01 中強光電股▲ふん▼有限公司 ヘッドマウントディスプレイ
JP6794738B2 (ja) 2016-09-26 2020-12-02 セイコーエプソン株式会社 頭部装着型表示装置
US11061224B2 (en) * 2016-12-15 2021-07-13 Fusao Ishii Optics of wearable display to increase eye-box
WO2018112433A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-21 Ntt Docomo, Inc. Ghost image elimination of doe using fourier optics method
CN108663805A (zh) 2017-03-31 2018-10-16 中强光电股份有限公司 头戴式显示装置
US10747000B2 (en) * 2017-04-19 2020-08-18 North Inc. Systems, devices, and methods for holographic optical elements
US11409105B2 (en) 2017-07-24 2022-08-09 Mentor Acquisition One, Llc See-through computer display systems
US10422995B2 (en) 2017-07-24 2019-09-24 Mentor Acquisition One, Llc See-through computer display systems with stray light management
US10578869B2 (en) 2017-07-24 2020-03-03 Mentor Acquisition One, Llc See-through computer display systems with adjustable zoom cameras
US10969584B2 (en) 2017-08-04 2021-04-06 Mentor Acquisition One, Llc Image expansion optic for head-worn computer
US10976551B2 (en) 2017-08-30 2021-04-13 Corning Incorporated Wide field personal display device
US11095873B2 (en) * 2017-09-22 2021-08-17 Sony Interactive Entertainment Inc. Head-mounted display
JP2018010323A (ja) * 2017-10-10 2018-01-18 パイオニア株式会社 ヘッドアップディスプレイ
CN110275295B (zh) * 2018-03-14 2022-09-16 蒋晶 衍射显示系统
JP2018124575A (ja) * 2018-04-24 2018-08-09 パイオニア株式会社 虚像表示装置
JP6616921B1 (ja) * 2018-05-14 2019-12-04 株式会社巴川製紙所 ヘッドマウントディスプレイ
WO2019220856A1 (ja) 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ニコン 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法及び画像処理プログラム
WO2019238258A1 (de) * 2018-06-15 2019-12-19 Continental Automotive Gmbh Vorrichtung zum anzeigen eines virtuellen bildes
JP7187987B2 (ja) * 2018-10-31 2022-12-13 セイコーエプソン株式会社 表示装置
US20220091417A1 (en) * 2018-11-30 2022-03-24 Koito Manufacturing Co., Ltd. Head-up display
KR102650332B1 (ko) * 2018-12-12 2024-03-22 삼성전자주식회사 3차원 영상을 표시하는 장치 및 방법
CN113614616A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 索尼集团公司 图像显示装置、图像显示方法和头戴式显示器
JP2019159336A (ja) * 2019-06-03 2019-09-19 パイオニア株式会社 ヘッドアップディスプレイ
US11340451B2 (en) * 2019-06-19 2022-05-24 Amalgamated Vision, Llc Wearable display for near-to-eye viewing with expanded beam
JP2021021879A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 セイコーエプソン株式会社 光学素子及び画像表示装置
KR102893003B1 (ko) * 2019-09-16 2025-11-27 루머스 리미티드 헤드 마운트 디스플레이용 컴팩트 프로젝터
CN111369496B (zh) * 2020-02-18 2022-07-01 中北大学 一种基于星射线的瞳孔中心定位方法
US11579450B1 (en) * 2020-08-13 2023-02-14 Meta Platforms Technologies LLC Holographic diffuser display
EP3971628B1 (en) * 2020-09-22 2026-01-07 Valeo Comfort and Driving Assistance Head-up display
JP7585712B2 (ja) 2020-10-28 2024-11-19 セイコーエプソン株式会社 物理量センサー、物理量センサーデバイス及び慣性計測装置
JP2023033070A (ja) * 2021-08-26 2023-03-09 キヤノン株式会社 映像表示装置およびその制御方法、プログラム
CN114185025A (zh) * 2021-09-17 2022-03-15 航天科工微电子系统研究院有限公司 一种用于光束跟瞄装备的光轴光瞳标校复合光学系统
DE102022107677A1 (de) 2022-03-31 2023-10-05 Carl Zeiss Jena Gmbh Transparente Anzeige
CN115903217B (zh) * 2022-11-25 2026-03-24 北京交通大学 基于虚像相位阵列的增强现实显示器扩瞳显示装置和方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138822A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Canon Inc 網膜走査型表示装置
JP2004325672A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Canon Inc 走査光学系
JP2005107179A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Canon Inc 走査型画像表示装置
JP2006184726A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Canon Inc 画像表示装置
JP2007079298A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 映像表示装置
JP2007333952A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2008216599A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Brother Ind Ltd 画像表示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000132073A (ja) 1998-10-23 2000-05-12 Asahi Glass Co Ltd ホログラフィック表示装置
DE10103922A1 (de) * 2001-01-30 2002-08-01 Physoptics Opto Electronic Gmb Interaktives Datensicht- und Bediensystem
JP5222856B2 (ja) * 2007-11-20 2013-06-26 パナソニック株式会社 画像表示装置、その表示方法、プログラム、集積回路、眼鏡型ヘッドマウントディスプレイ、自動車、双眼鏡、及び卓上型ディスプレイ
JP5229327B2 (ja) 2008-09-26 2013-07-03 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138822A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Canon Inc 網膜走査型表示装置
JP2004325672A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Canon Inc 走査光学系
JP2005107179A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Canon Inc 走査型画像表示装置
JP2006184726A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Canon Inc 画像表示装置
JP2007079298A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 映像表示装置
JP2007333952A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2008216599A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Brother Ind Ltd 画像表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160103705A (ko) * 2015-02-25 2016-09-02 엘지이노텍 주식회사 착용형 디스플레이 장치
WO2016135563A3 (ko) * 2015-02-25 2016-10-20 엘지이노텍(주) 광학 장치
US10520738B2 (en) 2015-02-25 2019-12-31 Lg Innotek Co., Ltd. Optical apparatus
KR102344459B1 (ko) 2015-02-25 2021-12-29 엘지이노텍 주식회사 착용형 디스플레이 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20110164294A1 (en) 2011-07-07
US8520310B2 (en) 2013-08-27
JPWO2010035607A1 (ja) 2012-02-23
WO2010035607A1 (ja) 2010-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5229327B2 (ja) 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP5003291B2 (ja) 映像表示装置
US11520158B2 (en) Display device
JP5534009B2 (ja) 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ
JP7192396B2 (ja) 表示装置
US20110194163A1 (en) Image display device and head-mounted display
JP5408057B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
CN111123516B (zh) 显示装置
JP2007219106A (ja) 光束径拡大光学素子、映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP4874593B2 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP7259462B2 (ja) 表示装置
JP2010262232A (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US20240069348A1 (en) Light projector module
JP5315974B2 (ja) 光路コンバイナ、映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
WO2010044356A1 (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
JP2021033208A (ja) 表示装置、および表示装置の光学系の調整方法
JP2010145561A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
CN111142249B (zh) 显示装置
JP7223248B2 (ja) 表示装置
JPWO2019235320A1 (ja) 画像表示装置
CN114280776A (zh) 光学组件、近眼显示装置及制造方法
CN114326103A (zh) 光学组件、近眼显示装置及制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5229327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350