JP5230219B2 - 歩数計 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載された歩数計では、複数の歩行センサ中のどの歩行センサの出力を歩数計数の対象とするのかを、複数の歩行センサの出力信号に対する演算処理によって選択するように構成している。
また、特許文献2に記載された歩数演算装置では、複数の歩行センサの出力信号の二乗和から、歩数演算に有効な有効成分を抽出し、前記有効成分に基づいて演算処理を行うことにより歩数算出を行うように構成している。
また、本発明は、歩行センサを選択するための演算処理を不要にすることにより、歩数検出漏れの発生を抑制することを課題としている。
なお、歩行センサは、1つの感度軸に対して検出する歩行センサである場合であっても、あるいは、ダイヤフラム上に複数の検出部が形成されるように、1つの素子に1つの感度軸を検出する部分が複数個ある場合であってもよい。
さらに、前記マスク時間を記憶する記憶手段を有し、前記算出手段は前記マスク時間を参照して前記歩行信号の検出を行うようにしても良い。
前記変換手段は、前記複数の歩行検出手段から並列に入力される前記歩行信号を、論理演算を施して合成した合成歩行信号に変換する論理演算手段であってもよい。
また、前記マスク時間変更手段は、前記直近のピッチが所定値以上変化した場合に前記マスク時間を前記直近のピッチに応じたマスク時間に仮設定し、前記仮設定したマスク時間によって正しい歩行信号が得られたときに該仮設定のマスク時間を正式なマスク時間として設定し、前記算出手段は、前記マスク時間変更手段が前記仮設定のマスク時間を正式なマスク時間として設定した場合、前記仮設定期間中に発生した歩数によって累積歩数を補正するように構成してもよい。
また、前記歩行センサは加速度に応じたレベルの加速度信号を出力する加速度センサであり、前記加速度信号のレベルに応じたマスク時間に設定するマスク時間変更手段を備えて成るように構成してもよい。
また、入力手段を有し、前記入力手段から入力された個人データに基づいて前記マスク時間の初期値を設定するマスク時間初期値設定手段を備えて成るように構成してもよい。
また、本発明によれば、歩行センサを選択するための演算処理が不要になるため、歩数検出漏れの発生を抑制することが可能になる。
また、歩行に応じてマスク時間を変更するため、歩行速度が変化した場合や、歩行速度が異なる複数の人が共用する場合でも、各使用者の歩数を正確に測定することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係る歩数計のブロック図である。
図1において、歩数計は、第1歩行検出回路100a、第2歩行検出回路100b、第1、第2歩行検出回路100a、100bからの歩行信号に基づく歩数算出処理等を行う中央処理装置(CPU)108、操作スイッチ等によって構成され歩数計測開始操作等の各種操作を行う入力手段109、計測した歩数やピッチ等を表示する表示手段110、警報等を音で行う報音手段111、CPU108用の規準クロック信号や計時動作を行う際の時間信号の元になる信号を発生する発振手段112、および記憶手段113、第1、第2歩行検出回路100a、100bからの歩行信号の論理和(OR)処理を行ってCPU108に出力するOR手段114備えている。
歩行センサ101a、101bとしては機械的な歩行センサ等の他の歩行センサも使用可能であり、ピエゾ素子等の加速度センサに限定されるものではない。
OR手段114は、半導体素子等のハードウェア回路から成るOR素子によって構成することができる。OR手段114は、第1、第2歩行検出回路100a、100bから並列に入力される歩行信号S1、S2を、入力された順に整列して、合成歩行信号S3に変換してCPU108に出力する。
入力手段109の操作に応じてCPU108は、発振手段112の発振信号を基に歩行時間等の時間計測をすることができる。
二値化手段107a、bは、所定の閾値を有するコンパレータによって構成されている。
同図(a)、(b)、(c)は、各々、第1歩行検出回路100aから出力される歩行信号S1、第2歩行検出回路100bから出力される歩行信号S2、OR手段114から出力される合成歩行信号S3を示している。
計測可能な歩行ピッチの範囲を例えば80〜140歩/分とする。140歩/分に相当する歩行信号周期は約429msecとなる。若干揺らぎがあった場合は429msecよりも短い周期で信号が発生する可能性があるので、429msecよりも短い時間で設定するのが望ましい。
以下、図1〜図5を参照して本実施の形態に係る歩数計の動作を詳細に説明する。
本歩数計を自己の腕等に装着した使用者が入力手段109によって開始操作を行うことで歩数計測処理を開始する。
CPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方から信号有りと判断すると(ステップS501)、歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方からの信号が所定時間連続して得られていること(連続性)を確認する(ステップS502)。ここで、前記所定時間としては、例えば、5歩の歩行に通常要する程度の時間(例えば10秒)に設定することができる。
次にCPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて、歩行検出用として使用することになる歩行センサ101a又は101bからの歩行信号の間隔を測定する(ステップS504)。
また、CPU108は、処理ステップS503において、歩行センサ101a及び101bからの信号が歩行による信号ではないと判断した場合、歩行センサ101a及び101bからは歩行信号が得られておらず歩行停止と判断して、処理ステップS501に戻る。
また、歩行センサ101a、101bを選択するための演算処理が不要になるため、歩数検出漏れの発生を抑制することが可能になる。
また、歩行センサの数が増えても、歩行センサを選択するための特殊な演算等を必要とせず、複数の歩行センサからの出力信号を扱うにもかかわらず、演算量は1軸の歩数計と同等となる。
また、CPUへの入力信号がどの歩行センサからの信号であるかを認識する必要が無いため、設計における管理項目が少ないという効果をも奏する。
また、本実施の形態では2つの歩行センサ101a、101bを使用したが、相互に感度軸の異なる3つ以上の歩行センサを使用するように構成することができる。例えば、歩行センサが3つの場合には感度軸が相互に90度異なるように構成することができる。
また、本実施の形態ではOR処理を、図1に示すようにCPU108に入力する前に実施しているが、第1、第2歩行検出回路100a、100bから出力される歩行信号S1、S2をそれぞれCPU108に入力し、CPU108はポートの入力信号として取り込んだ後、RAM或いはレジスタのなかで、OR命令を実行してもよい。
図6は、本発明の他の実施の形態に係る歩数計の処理を示すフローチャートであり、直近の歩行ピッチに基づいてマスク時間を設定する例である。尚、図5と同一部分には同一符号を付している。また、本他の実施の形態のブロック図は図1と同じである。
CPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方から信号有りと判断すると(ステップS501)、歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方からの信号が所定時間連続して得られていること(連続性)を確認する(ステップS502)。ここで、前記所定時間としては、例えば、5歩の歩行に通常要する程度の時間(例えば10秒)に設定することができる。
次にCPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて、歩行検出用として使用することになる歩行センサ101a又は101bからの歩行信号の間隔(歩行ピッチ)を測定する(ステップS504)。
尚、処理ステップS601のマスク時間変更処理は、歩行を検出する毎行うようにしてもよく、又、複数歩検出する毎に行うように構成する等、種々の変更が可能である。
また、CPU108は、処理ステップS503において、歩行センサ101a及び101bからの信号が歩行による信号ではないと判断した場合、歩行センサ101a及び101bからは歩行信号が得られておらず歩行停止と判断して、処理ステップS501に戻る。
以上述べたように本他の実施の形態によれば、直近の歩行ピッチを算出し、該歩行ピッチに基づいてマスク時間を変更するようにしているため、同一使用者が歩行ピッチを変えた場合や、歩行ピッチの異なる複数の使用者が共用した場合でも正確な歩数測定が可能になる。
以下、図7及び図8を用いて、本他の実施の形態の動作を説明する。
CPU108がOR手段114からの歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方から信号有りと判断すると(ステップS501)、信号レベル判定手段701は、CPU108が信号有りと判断した歩行センサ101a又は101bに対応する増幅手段106a又は106bからの信号(加速度信号)のレベルを判定する(ステップS801)。
次にCPU108は、歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方からの信号が所定時間連続して得られていること(連続性)を確認する(ステップS502)。ここで、前記所定時間としては、例えば、5歩の歩行に通常要する程度の時間(例えば10秒)に設定することができる。
次にCPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて、歩行検出用として使用することになる歩行センサ101a又は101bからの歩行信号の間隔(歩行ピッチ)を測定する(ステップS504)。
これにより、加速度信号レベルが急激に変化した場合、即ち、歩行ピッチが急激に変化した場合でも歩行を正確に測定することができる。
また、CPU108は、処理ステップS503において、歩行センサ101a及び101bからの信号が歩行による信号ではないと判断した場合、歩行センサ101a及び101bからは歩行信号が得られておらず歩行停止と判断して、処理ステップS501に戻る。
以上述べたように本実施の形態によれば、直近の歩行ピッチを算出し、該歩行ピッチに基づいてマスク時間を変更するようにしているため、同一使用者が歩行ピッチを変えた場合や、歩行ピッチの異なる複数の使用者が共用した場合でも正確な歩数測定が可能になる。
以下、図1及び図9を用いて、本他の実施の形態の動作を説明する。
CPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方から信号有りと判断すると(ステップS501)、歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方からの信号が所定時間連続して得られていること(連続性)を確認する(ステップS502)。ここで、前記所定時間としては、例えば、5歩の歩行に通常要する程度の時間(例えば10秒)に設定することができる。
次にCPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて、歩行検出用として使用することになる歩行センサ101a又は101bからの歩行信号の間隔(歩行ピッチ)を測定する(ステップS504)。
CPU108は、処理ステップS902において、今回の歩行ピッチが前回の歩行ピッチの所定%(n%;例えばn=70%)よりも小さくないと判断したときは、急激な歩行ピッチではないと判断して処理ステップS504に戻る。
CPU108は、処理ステップS904において正常な歩行ピッチの歩行信号を検出できるようになったと判断すると、仮設定のマスク時間を正式なマスク時間として設定し、前記仮設定期間中に発生した歩数を累積歩数に加算して歩数を補正する(ステップS905)。ここで、CPU108はマスク時間変更手段として機能する。
以上のように、本他の実施の形態によれば、算出した歩行ピッチが急激(所定割合以上)に低下した場合、マスク時間を短く(速い歩行ピッチに対応できるように)している。また、マスク時間を短くした後、期待した通りの歩行ピッチを検出できたか否かによって、マスク時間の変更が正しかったか否かを検証し、正しかった場合には、その間に発生した歩数を補正して累積歩数を算出するようにしている。したがって、歩行ピッチの変化に応じてマスク時間を変化させる場合でも、正確な歩数を測定することが可能になる。
以下、図7及び図10を用いて、本他の実施の形態の動作を説明する。
CPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方から信号有りと判断すると(ステップS501)、歩行信号S3に基づいて歩行センサ101a、101bの少なくとも一方からの信号が所定時間連続して得られていること(連続性)を確認する(ステップS502)。ここで、前記所定時間としては、例えば、5歩の歩行に通常要する程度の時間(例えば10秒)に設定することができる。
次にCPU108は、OR手段114からの歩行信号S3に基づいて、歩行検出用として使用することになる歩行センサ101a又は101bからの歩行信号の間隔(歩行ピッチ)を測定する(ステップS504)。
以上のように、本他の実施の形態では、CPU108は、直近の歩行ピッチが所定値以上変化した場合に加速度信号レベルに応じたマスク時間に設定するようにしており、歩行ピッチと加速度信号レベルの双方が変化した場合にマスク時間を変更するため、マスク時間をより正確に設定することが可能になる。
また、CPU108は、入力手段109から入力された個人データに基づいてマスク時間の初期値を設定するように構成してもよい。個人データとしては、例えば、歩く速度が速い、中程度、遅いの3段階のいずれに入るかの情報や歩幅の情報があるが、歩幅の情報は無くてもよい。この場合もCPU108はマスク時間初期値設定手段を構成する。
100b・・・第2歩行検出回路
101a、101b・・・歩行センサ
102a、102b・・・電荷−電圧変換手段
105a、105b・・・フィルタ手段
106a、106b・・・増幅手段
107a、107b・・・二値化手段
108・・・CPU
109・・・入力手段
110・・・表示手段
111・・・報音手段
112・・・発振手段
113・・・記憶手段
114・・・OR手段
701・・・信号レベル判定手段
Claims (13)
- 感度軸が相互に異なる歩行センサを有し、前記歩行センサによって検出した歩行に対応する歩行信号を出力する複数の歩行検出手段と、前記複数の歩行検出手段からの前記歩行信号を検出し、前記検出した歩行信号に基づいて歩数を算出する算出手段とを備え、前記算出手段は、前記歩行信号を検出する場合、前記歩行信号を検出する検出動作と、前記検出動作後の所定のマスク時間において前記歩行信号を検出しないマスク動作とを交互に行い、
前記算出手段は、前記歩行信号を検出する場合、前記検出動作と前記マスク動作とを交互に行う動作を、最初に前記歩行信号を検出したときから開始し、
前記マスク時間を記憶する記憶手段を有し、前記算出手段は前記マスク時間を参照して前記歩行信号の検出を行い、
前記算出手段は、前記複数の歩行検出手段から並列に入力される前記歩行信号を合成した合成歩行信号に変換する変換手段を備え、前記算出手段が前記合成歩行信号を検出する場合、前記合成歩行信号を検出する検出動作と、前記検出動作後の前記マスク時間におけるマスク動作とを交互に行うことを特徴とする歩数計。 - 前記変換手段は、前記複数の歩行検出手段から並列に入力される前記歩行信号を論理演算して合成した合成歩行信号に変換する論理演算手段であることを特徴とする請求項1記載の歩数計。
- 前記算出手段は、前記歩行信号を検出する場合、前記検出動作とマスク動作とを交互に行う動作を、最初に歩行信号を検出したときから開始することを特徴とする請求項1または2記載の歩数計。
- 前記算出手段は、前記マスク時間として、歩行ピッチに基づく値に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の歩数計。
- 前記算出手段は、前記マスク時間として、計測可能な歩行ピッチの下限値に対応する前記歩行信号の歩行信号周期の半分以上で、前記計測可能な歩行ピッチの上限値に対応する歩行信号周期以下の範囲の値に設定することを特徴とする請求項2記載の歩数計。
- 前記マスク時間を記憶する記憶手段を有し、前記算出手段は前記マスク時間を参照して前記合成歩行信号の検出を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の歩数計。
- 前記マスク時間を直近の歩行ピッチに応じたマスク時間に設定するマスク時間変更手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の歩数計。
- 前記マスク時間変更手段は、前記直近のピッチが所定値以上変化した場合に前記マスク時間を前記直近のピッチに応じたマスク時間に仮設定し、前記仮設定したマスク時間によって正しい歩行信号が得られたときに該仮設定のマスク時間を正式なマスク時間として設定することを特徴とする請求項7記載の歩数計。
- 前記算出手段は、前記仮設定のマスク時間を正式なマスク時間として設定した場合、前記仮設定期間中に発生した歩数によって累積歩数を補正することを特徴とする請求項8記載の歩数計。
- 前記歩行センサは加速度に応じたレベルの加速度信号を出力する加速度センサであり、前記マスク時間変更手段は、前記直近のピッチが所定値以上変化した場合、前記加速度信号から出力される加速度信号のレベルに応じたマスク時間に設定することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の歩数計。
- 前記歩行センサは加速度に応じたレベルの加速度信号を出力する加速度センサであり、前記加速度信号のレベルに応じたマスク時間に設定するマスク時間変更手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の歩数計。
- 記憶手段に記憶した過去の歩行データから得られた歩行ピッチに基づいて前記マスク時間の初期値を設定するマスク時間初期値設定手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の歩数計。
- 入力手段を有し、前記入力手段から入力された個人データに基づいて前記マスク時間の初期値を設定するマスク時間初期値設定手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の歩数計。
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