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JP5230249B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LAN(以下無線LAN)に代表される無線通信では、使用前に設定しなければならない設定項目が数多く存在する。
例えば、設定項目として、ネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータがある。これらを、ユーザが手入力により設定するのは非常に煩雑である。
そこで、様々なメーカーから、通信パラメータを簡単に無線機器に設定するための自動設定方法が考案されている。
これら自動設定方法は、接続する機器間で予め定められた手順、及びメッセージにより、一方の機器(以下、提供装置)から他方の機器(以下、受信装置)に通信パラメータを提供し、通信パラメータの設定を自動的に行う。特許文献1には、無線LANアドホックモードの通信(以下、アドホック通信)における通信パラメータの自動設定の一例が開示されている。
また、非特許文献1には、無線LANインフラストラクチャモードの通信(以下、インフラ通信)における通信パラメータの自動設定の一例が開示されている。
特開2006−311139号公報 Wi−Fi CERTIFIED(TM) for Wi−Fi Protected Setup: Easing the User Experience for Home and Small Office Wi−Fi(R) Networks,
非特許文献1の自動設定方法においては、通信パラメータを他の無線機器に提供する提供装置と、提供装置から提供された通信パラメータを受信し、自装置に設定する受信装置の役割が必要である。
よって、無線機器が自動設定により通信パラメータの提供を受ける場合には、その無線機器は、通信パラメータの提供装置を探さなければならない。提供装置の探索には、無線LANの検索信号であるプローブリクエストとプローブレスポンスを用いることができる。この場合、受信装置は探索メッセージとしてプローブリクエストを送信し、提供装置から応答として提供装置であることを示す情報が付加されたプローブレスポンスを受信することで、提供装置を検出する。
インフラ通信では、プローブリクエストに対して応答を返すのはアクセスポイントである。従って、アクセスポイントが提供装置として動作する場合には、通信パラメータの提供を受ける受信装置は、容易に提供装置を検出することができる。
一方、アドホック通信においては、プローブリクエストに対して応答を返す装置は、プローブリクエストを受信する直前にビーコンを送信した装置とされている。従って、例えば、提供装置が参加しているネットワークに他の装置が参加している場合には、受信装置のプローブリクエストに対して他の装置が応答する場合がある。その結果、受信装置が提供装置を検出するまでに長時間かかってしまう可能性がある。更には、受信装置が提供装置を検出できないまま、通信パラメータ自動設定処理の制限時間を経過してしまい、通信パラメータの自動設定を行えない場合も考えられる。
本発明は、通信パラメータの提供を受ける受信装置が、提供装置を容易かつ迅速に検出できるようにすることを目的とする。
本発明は、探索信号を受信した場合、該探索信号を受信する前に最後に報知信号を送信した装置が応答を送信する通信方式において通信する通信装置であって、通信パラメータの提供を受ける受信装置に対して提供する通信パラメータが、他の通信装置に提供済みの通信パラメータであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記提供済みの通信パラメータであると判定した場合、前記通信装置による報知信号の単位時間当たりの送信回数を増加させるために、報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更し、前記提供済みの通信パラメータでないと判定した場合、前記報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更しないよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、探索信号を受信した場合、該探索信号を受信する前に最後に報知信号を送信した装置が応答を送信する通信方式において通信する通信装置の制御方法であって、通信パラメータの提供を受ける受信装置に対して提供する通信パラメータが、他の通信装置に提供済みの通信パラメータであるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程において、前記提供済みの通信パラメータであると判定した場合、前記通信装置による報知信号の単位時間当たりの送信回数を増加させるために、報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更し、前記提供済みの通信パラメータでないと判定した場合、前記報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更しないよう制御する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、他の通信装置との間で設定済みの通信パラメータを受信装置へ提供する場合は、報知信号の単位時間当たりの送信回数が増加するので、受信装置が短時間で提供装置を検出する可能性が高くなる。
<実施形態1>
以下、本施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
本実施形態に好適な事例におけるハードウェア構成について説明する。
図1は、後述の各装置の構成の一例を表すブロック図である。101は装置全体を示す。102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する制御部である。制御部102は、他の装置との間で通信パラメータの設定制御も行う。103は制御部102が実行する制御プログラムと、通信パラメータ等の各種情報を記憶する記憶部である。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。記憶部103には、他の装置へ提供する通信パラメータ、及び他の装置から受信した通信パラメータが記憶される。
104は無線通信を行うための無線部である。105は各種表示を行う表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。
106は通信パラメータ設定を開始するトリガを与える設定ボタンである。制御部102はユーザによる設定ボタン106の操作を検出すると、後述する通信パラメータの自動設定処理を開始する。107はアンテナ制御部、そして108はアンテナである。
図2は、通信パラメータを提供する装置(以下、提供装置)が実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。
201は装置全体を示している。202は通信パラメータの提供処理を行う通信パラメータ提供部である。
本実施形態では、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータを他の装置へ提供する。
また本実施形態では、通信パラメータを他の装置へ提供した際に、提供装置は提供した通信パラメータを、受信装置へ提供した最新の通信パラメータ(以下、提供済パラメータ)として、記憶部103に記憶する。なお、記憶部103に記憶される提供済パラメータは、提供装置が既に提供した通信パラメータの中で、最後に提供した通信パラメータと言い換えることができる。
203は各種通信にかかわるパケットを受信するパケット受信部である。204は各種通信にかかわるパケットを送信するパケット送信部である。
205はプローブリクエストなどの機器検索信号の送信を制御する検索信号送信部である。なお、プローブリクエストは、所望のネットワークを検索するためのネットワーク検索信号ということもできる。後述するプローブリクエストの送信は、検索信号送信部205により行われる。また、受信したプローブリクエストに対する応答信号であるプローブレスポンスの送信も検索信号送信部205により行われる。
206は他の装置からのプローブリクエストなどの機器検索信号の受信を制御する検索信号受信部である。後述するプローブリクエストの受信は、検索信号受信部206により行われる。また、プローブレスポンスの受信も検索信号受信部206により行われる。なお機器検索信号、及びその応答信号には、送信元の機器の各種情報(自己情報)が付加される。
207は、ネットワークの構築、参加、および離脱を制御するネットワーク制御部である。後述する無線LANネットワークの構築、参加、および離脱は、ネットワーク制御部207により行われる。なお、ネットワークの構築とは、ネットワークの確立、又は形成と言い換えることもできる。アドホック通信では、ビーコン(報知信号)の送信を開始することによりネットワークが構築される。
208は、ビーコンの送信を制御するビーコン制御部である。ここで、IEEE無線LANのアドホックネットワークにおけるビーコンの送信アルゴリズムについて説明する。
アドホックネットワークにおけるビーコンの送信は、ネットワークに参加する全ての装置間で自律分散的に行われる。ビーコンの送信間隔(ビーコン周期)は,アドホックネットワークを最初に構築した装置が決定することになっており、通常は100ms程度の間隔でいずれかの装置からビーコンが送信される。
ビーコンを送信するタイミングはコンテンションウィンドウ(乱数発生範囲、以下CW)と呼ばれるパラメータにより制御される。ネットワーク内の各装置は、ビーコンを送信する時間になると0からCWの中からランダムなある値(CWrand)を求める。このCWrandに、予め定められた一定の間隔(スロットタイム)を掛けた時間をビーコン送信までの待ち時間(バックオフ時間)とする。次に、ビーコン送信までの待ち時間をスロットタイムでデクリメントしていき、待ち時間が0になったときにビーコンを送信する。もし、自装置がビーコンを送信する前に他の装置からのビーコンを受信した場合は、ビーコンを送信する処理を中止する。このようにすることにより、各装置から送信されるビーコンの衝突を防ぐことができる。アドホックネットワーク上の各装置は、0からCWの間の乱数を選択するので、ネットワークに参加している装置のうち、もっとも小さいCWrandを選択した装置がビーコンを送信することになる。
例えば、各装置に初期値として同一のCWが設定されている場合は、各装置によるビーコンの送信確率は同じになり、その結果として、各装置による単位時間当たりのビーコンの送信回数はほぼ同じになる。言い換えれば、各装置によるビーコンの送信頻度(送信割合)は同じになる。一方でネットワーク上の1つの装置がCWを初期値よりも小さい値に設定すると、当該装置が他の装置よりもビーコンを送信する確率は高くなり、単位時間当たりの送信回数も増加する。つまり、CWはビーコンの送信確率を決定するためのパラメータ、又はビーコンの単位時間当たりの送信回数を決定するためのパラメータということができる。又、各装置が送信するビーコンの送信割合を決定するためのパラメータと言い換えることもできる。また、CWはビーコンを送信するタイミングを決定するためのパラメータ、ビーコンの送信までの待ち時間を決定するためのパラメータと言い換えることもできる。
CWの値は、CWmin(最小値)からCWmax(最大値)までの範囲で変更することが可能であり、CWminに設定すると単位時間当たりのビーコンの送信回数が最大になる。なお、各装置には初期値としてCWinit(>CWmin)が設定されているものとする。ビーコン制御部208は、CWの値を変更することにより、ビーコンの送信を制御する。209は、ビーコンを生成するビーコン生成部である。ビーコン生成部209で生成されたビーコンは、パケット送信部204によりブロードキャスト送信される。なお、ビーコンには、送信元の機器の各種情報(自己情報)が付加される。
図3は、通信パラメータを受信する装置(以下、受信装置)が実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。
301は装置全体を示している。302は通信パラメータの受信処理を行う通信パラメータ受信部である。本実施形態では、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行うために必要な通信パラメータを提供装置から受信する。
303は各種通信にかかわるパケットを受信するパケット受信部である。304は各種通信にかかわるパケットを送信するパケット送信部である。
305はプローブリクエストなどの機器検索信号の送信を制御する検索信号送信部である。306は他の装置からのプローブリクエストなどの機器検索信号の受信を制御する検索信号受信部である。
307は、ネットワークへの参加および離脱を制御するためのネットワーク制御部である。後述のネットワークへの参加および離脱は、ネットワーク制御部307により行われる。
なお、全てのソフトウェア機能ブロックはソフトウェアもしくはハードウェア的に相互関係を有するものである。また、上記機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
図4は、装置A401(以下、装置A)、装置B402(以下、装置B)、装置C403(以下、装置C)を示した図である。
装置A、装置B、装置CはIEEE802.11無線LAN通信機能を備えており、各装置間でアドホック通信により無線通信を行う。
装置Aは提供装置であり、先に説明した図1、図2の構成を有する。また装置B、および装置Cは受信装置であり、図1、図3の構成を有する。
ここで、最初に装置Aと装置Bとの間で通信パラメータの自動設定処理を行い、装置Aが構築したアドホックネットワークに装置Bが参加する。その後、装置Cが当該ネットワークに参加するために、装置Aと装置Cとの間で通信パラメータの自動設定処理を行う場合を考える。装置Aは新規に作成した通信パラメータを装置Bへ提供し、装置Cに対しては装置Bへ提供した通信パラメータと同じ通信パラメータを提供するものとする。
図6は、受信装置である装置B、及び装置Cが通信パラメータの自動設定処理を実行する際の処理を説明する動作フローチャート図である。受信装置においてユーザにより設定ボタンが操作されると、図6に示す処理は開始される。また、設定ボタン106が操作されると、通信パラメータ自動設定処理の制限時間を経過したか否かを判定するためのタイマーが起動される。
処理開始後、受信装置の検索信号送信部305はプローブリクエストを送信する(S601)。
その後、検索信号受信部306は、提供装置から通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたプローブレスポンスまたはビーコンが送信されてくるのを一定時間待つ(S602)。なお、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報が付加されたプローブレスポンス、及びビーコンは、提供装置が自動設定処理の実行中に送信する信号である。提供装置が自動設定処理の実行中でない場合には、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を付加しないプローブレスポンス、及びビーコンが送信される。
一定時間が経過しても付加情報を載せた信号を受信せず、また自動設定処理の制限時間が経過していない場合は(S603のNo)、ステップS601へ進み、再度、プローブリクエストの送信を繰り返す。
自動設定処理の制限時間が経過しても付加情報付きのプローブレスポンスまたはビーコンを受信しなかった場合は(S603のYes)、処理を終了する。
付加情報付きのプローブレスポンスまたはビーコンを受信した場合、通信パラメータ受信部302は、受信信号より提供装置が構築したネットワークの識別子を特定する。特定後、ネットワーク制御部307は当該ネットワークへ参加し、通信パラメータ受信部302は、提供装置に通信パラメータの提供を要求する。そして、提供装置から通信パラメータを受信して記憶部103に記憶する(S604)。
なお、S602では、受信装置は提供装置から通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたプローブレスポンスまたはビーコンが送信されてくるのを待ち受けたが、いずれか一方の信号のみを待ち受けるようにしても良い。ビーコンを待ち受ける場合は、S601におけるプローブリクエストの送信を省略することもできる。
IEEE802.11無線LANのアドホックネットワークにおいては、プローブレスポンスを返信する装置は、プローブリクエストを受信する直前にビーコンを送信した装置であることが規定されている。従って、S601において、受信装置が送信したプローブリクエストを受信する直前に提供装置がビーコンを送信していなければ、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報が付加されたプローブレスポンスは返送されない。従って、ネットワークに複数の装置が参加している場合は、例え通信パラメータの自動設定処理を開始している提供装置が存在していたとしても、受信装置は提供装置からのプローブレスポンスを受信できないまま、制限時間を超えてしまう場合も考えられる。また、上述したように、IEEE802.11無線LANのアドホックネットワークにおいては、ネットワークに参加している各装置がランダムにビーコンを送信する。従って、ネットワークに複数の装置が参加している場合は、例え通信パラメータの自動設定処理を開始している提供装置が存在していたとしても、受信装置は提供装置からのビーコンを受信することができないまま、制限時間を超えてしまう場合も考えられる。また、提供装置からのプローブレスポンス、又はビーコンを受信できたとしても、受信できるまでに時間がかかってしまい、通信パラメータの受信が完了するまでに長時間を要する場合も考えられる。後述する図5では、このような課題を解決するために提供装置が行う処理について説明する。
図5は、提供装置である装置Aが通信パラメータの自動設定処理を実行する際の処理を説明する動作フローチャート図である。提供装置において設定ボタン106が操作されると、図5に示す処理は開始される。また、設定ボタン106が操作されると、通信パラメータ自動設定処理の制限時間を経過したか否かを判定するためのタイマーが起動される。
まず、提供装置は記憶部103を参照し、受信装置へ提供する通信パラメータが提供済パラメータか否かを判定し(S501)、提供済パラメータであればS502に進む。
なお、本実施形態では記憶部103に提供済パラメータが記憶されている場合は、当該提供済パラメータを受信装置へ提供し、提供済パラメータが記憶されていない場合は、新たに作成した通信パラメータを提供するものとする。この場合、ステップS501の判定処理では、提供済パラメータであることを示す情報(以下、提供済情報)が付加された通信パラメータが記憶部103に記憶されているか否かを判定する。通信パラメータへ提供済情報を付加する処理は、後述のステップS510にて行われる。
受信装置へ提供する通信パラメータが提供済パラメータである場合、ビーコン制御部208は、CWを初期値よりも小さい値に設定する(S502)。なお、CWを初期値より一段階小さい値に設定してもよいし、最小値であるCWminに設定してもよい。
受信装置へ提供する通信パラメータが提供済パラメータではない場合、ビーコン制御部はCWを初期値から変更すること無く、ステップS503へ進む。
続いて、ネットワーク制御部207は受信装置へ提供する通信パラメータを用いてネットワークを構築する(S503)。上述したように、ビーコンの送信を開始することによりネットワークが構築される。なお、既にネットワークを構築している場合は、S503の処理を省略する。本実施形態では、装置Aが装置Bへ通信パラメータを提供する際には新規に作成した通信パラメータを用いてネットワークを構築する。そして装置Aが装置Cへ通信パラメータを提供する際には、既にネットワークが構築済みであるので、S503の処理は省略される。
次に、ビーコン生成部209は通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたビーコンを生成し、パケット送信部204を用いて当該ビーコンのブロードキャスト送信を開始する(S504)。なお、ここではS503でネットワークを構築後、S504で通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたビーコンの送信を開始する、として説明したが、これらをまとめて1つの処理としてもよい。即ち、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を付加したビーコンの送信を開始することで、ネットワークを構築するようにしてもよい。
その後、提供装置は周囲の装置から無線信号が送信されてくるのを待つ(S505)。所望の信号を受信しないまま、通信パラメータ自動設定処理の制限時間を経過した場合は(S506のYes)、処理を終了する。自動設定処理の制限時間が経過していない場合は(S506のNo)、ステップS505に戻り、無線信号を待ち受ける。
無線信号を受信すると、検索信号受信部206は受信した信号がプローブリクエストか否かを確認する(S507)。
ステップS507にて受信した信号がプローブリクエストの場合、検索信号送信部205は、パケット送信部204にて直前にビーコンを送信したか否かを確認する(S507−1)。直前にビーコンを送信していた場合、検索信号送信部205は、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたプローブレスポンスを返信する(S512)。プローブレスポンスの送信後、ステップS505へ戻り、再び無線信号を待ち受ける。S507−1の確認の結果、直前にビーコンを送信していない場合は、プローブレスポンスを返信せず、ステップS505に戻る。
ステップS507にて受信した信号がプローブリクエストでは無かった場合、通信パラメータ提供部202は受信した信号が通信パラメータの提供要求か否かを確認する(S508)。
受信した信号が通信パラメータの提供要求では無かった場合はステップS505へ戻り、再び無線信号を待ち受ける。
受信した信号が通信パラメータの提供要求の場合、通信パラメータ提供部202は、提供要求を送信した受信装置へ通信パラメータを提供する(S509)。
通信パラメータを提供後、通信パラメータ提供部202は、提供した通信パラメータに提供済情報を付加して記憶部103に記憶する(S510)。
そして、ビーコン制御部208は、CWを初期値に設定する(S511)。更にビーコン生成部209は、送信するビーコンから通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を削除して処理を終了する(S512)。
以上のように、提供装置は受信装置へ提供する通信パラメータが提供済パラメータか否かを判定し、提供済パラメータであればCWを初期値よりも小さい値に設定し、ビーコンの送信を開始する。通信パラメータを新たに受信装置へ提供する際に、当該通信パラメータが既に他の通信装置へ提供済みである場合、提供装置が構築したネットワークに、当該他の通信装置が参加している可能性がある。そのため、提供装置がCWを初期値よりも小さくすることにより、ネットワークに参加している他の通信装置よりもビーコンの送信頻度を高くする。その結果、受信装置は提供装置から通信パラメータ自動設定を意味する付加情報が付加されたプローブレスポンス、又はビーコンを受信する確率も高くなり、速やかに提供装置を検出することが可能となる。なお、CWを初期値よりも小さい値に設定することにより、ビーコンの送信頻度が他の通信装置よりも高くなるため、消費電力も大きくなってしまう。通信パラメータを提供した後は、他の通信装置よりもビーコンを多く送信する必要がなくなるため、CWを初期値に再設定することにより、不要な電力消費を抑えることができる。
一方、提供する通信パラメータが提供済パラメータでは無い場合は、当該通信パラメータを用いて参加可能なネットワークには、未だ提供装置以外の通信装置は参加していない。この場合、当該ネットワークでビーコンを送信するのは提供装置のみであるため、受信装置は提供装置からのプローブレスポンス、又はビーコンをほぼ確実に受信することができる。そのため、提供信号はCWの変更は行わないことで、不要な処理を省略でき、処理負荷を減らすことができる。
図7は、本実施形態における各装置の動作を説明するシーケンス図である。
ユーザにより装置Aと装置Bの設定ボタンが操作されると、装置Aは図5の処理を開始し、装置Bは図6の処理を開始する。この時点では、記憶部103に提供済パラメータは記憶されていないため、装置Aは新規に作成した通信パラメータを用いてネットワークを構築する(F701)。そして、装置Aから装置Bへ作成した通信パラメータが提供され(F702)、装置Bがネットワークへ参加する(F703)。なお、装置Aにおいて、装置Bへ提供した通信パラメータが提供済パラメータとして記憶部103に記憶される。
装置Bへ通信パラメータを提供後、ユーザにより装置Aの設定ボタンが操作されると、装置Aは図5の処理を開始する。この時点では、記憶部103に提供済パラメータが記憶されているので、装置Aは提供する通信パラメータが提供済パラメータであると判定する(F704)。そしてCWを初期値よりも小さい値に設定し(F705)、通信パラメータ自動設定を意味する付加情報を載せたビーコンの送信を開始する。ここでは、CWが初期値よりも小さい値に設定されているため、装置Aは装置Bよりもビーコンの送信頻度が高くなる。
ユーザにより装置Cの設定ボタンが操作されると、装置Cは図6の処理を開始する。そして、装置Aから装置Cに対して、装置Bへ提供した通信パラメータと同一の通信パラメータが提供される(F706)。装置Cは、通信パラメータを受信すると、当該通信パラメータを用いてネットワークに参加する(S707)。通信パラメータの提供後、装置AはCWを初期値へ戻す(F708)。
このように、装置Bへ提供済みの通信パラメータを新たに装置Cへ提供する場合は、既に装置Aが構築したネットワークに装置Bが参加している可能性が高い。そこで、このような可能性を鑑みて、装置AがCWを小さい値に設定することで、装置Aによるビーコンの送信頻度を装置Bよりも高くすることができる。その結果、通信パラメータの受信装置である装置Cは、提供装置である装置Aを短時間で検出できる確率が上がる。その結果、受信装置Cが提供装置Aを検出できないまま通信パラメータ設定処理の制限時間を経過してしまう確率を下げることができる。また、提供装置を短時間に検出することができれば、通信パラメータの受信が完了するための時間、及びネットワークに参加してデータ通信が可能になるまでの時間も短縮することができるので、ユーザビリティが向上する。更に、提供装置が通信パラメータを提供した場合には、CWを初期値に再設定することで、ビーコンの送信頻度がネットワーク内の他の装置と同等になるので、不要な電力消費を抑えることができる。
なお、上記説明では、説明を簡単にするため、装置Aが既に通信パラメータを提要した装置が1台(装置B)の場合について説明したが、同一の通信パラメータを提供済みの装置の数が多いほど効果は大きい。つまり、同一の通信パラメータを提供済みの受信装置が多いほど、提供装置が構築したネットワークに参加してビーコンを送信する装置も多くなる。その結果、新たにネットワークへ参加を希望する受信装置は、提供装置を検出するまでに要する時間も長くなる可能性が高く、提供装置を検出できないまま通信パラメータの自動設定処理の制限時間を経過してしまう可能性も高くなるためである。なお、同一の通信パラメータを提供した受信装置の台数を記憶しておき、台数に応じてCWの値を変更するようにしてもよい。つまり、通信パラメータを提供済みの装置の数が多いほど、CWの値を小さくするようにすればよい。このようにすることによって、同一ネットワークに参加している装置の台数が多くなっても、提供装置によるビーコンの送信頻度が高くなるので、受信装置が提供装置を短時間で検出する確率も高くなる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例のみに限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、実施形態は種々に変形することが可能である。
例えば、以上の実施形態の説明においては、探索信号としてプローブリクエスト、プローブレスポンスを用いたが、送信される信号を限定するものではなく、同様の役割を行えるものであれば、いかなる信号であっても構わない。
また、上記実施形態では、S501の判定処理において、記憶部103に提供済パラメータが記憶されていれば、当該提供済パラメータを受信装置へ提供するものとして説明したが、必ずしもこのようにする必要はない。提供済パラメータが記憶されている場合は、当該提供済パラメータを提供するか否かをユーザに選択させるための画面を表示部105に表示させるようにし、ユーザの選択に応じてS501の判定を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、提供済パラメータが記憶されていない場合は、新規に作成した通信パラメータを提供するものとして説明したが、必ずしも新規に作成する必要はない。例えば、デフォルトの通信パラメータを用意しておき、提供するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各装置に初期値として同一のCWが設定されているものとして説明したが、各装置によって異なるCWが設定されている場合も考えられる。そこで、提供済パラメータを提供する場合にはCWを最小値に設定するようにすればよい。こうすることによって、より確実に他の装置よりもビーコンの送信確率を高くすることができる。
また、上記実施形態では、提供装置による単位時間当たりのビーコンの送信回数を他の装置よりも多くするために、CWの値を変更する例について説明したが、提供装置が単位時間当たりのビーコンの送信回数を多くできるのであれば、他のパラメータを用いてもよい。例えば、ビーコンの送信間隔(ビーコン周期)を変更できるのであれば、提供装置においてビーコン周期を小さくすることによって、単位時間当たりのビーコンの送信回数を増加させることができる。この場合、提供済パラメータを提供すると判定した場合にビーコン周期を短縮することにより、受信装置が提供装置をより短時間で検出する確率が高くなる。
また、上記実施形態では、受信装置へ通信パラメータを提供した後にCWを初期値に再設定する場合について説明したが、受信装置が提供装置を検出したと判断した場合に、CWを初期値に再設定するようにしてもよいよい。例えば、提供装置が受信装置から通信パラメータの提供要求を受信した場合は、受信装置が提供装置を検出したと判断することができる。又、受信装置から受信したプローブリクエストに対してプローブレスポンスを送信した場合も、受信装置が提供装置を検出したと判断することができる。
また、上記実施形態では、提供装置と受信装置の役割が固定であるものとして説明したが、状況に応じて役割を変えることも可能である。例えば、受信装置が提供装置から通信パラメータの提供を受けた後、ネットワークに新たに参加を希望する装置に対しては、提供装置として通信パラメータを提供することも可能である。この場合、ネットワークへの参加を希望する装置に対して、当該提供を受けた通信パラメータを提供するか否かを判定し、当該提供を受けた通信パラメータを提供すると判定した場合に、CWを初期値よりも小さい値に設定する。
これらを言い換えると、本実施形態では、通信パラメータの提供を受ける受信装置に対して、他の通信装置との間で行った通信パラメータ設定処理によって設定済みの通信パラメータを提供するか否かを判定する。そして、設定済みの通信パラメータを提供すると判定した場合は、ビーコンの単位時間当たりの送信回数を増加させるために、ビーコンの送信を制御するためのパラメータを変更する。
また、上記説明はIEEE802.11準拠の無線LANを例に説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。また、PLC(Power Line Communications)と呼ばれる電力線通信、有線LAN等の有線通信媒体において実施してもよい。
ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
また、通信パラメータとしてネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵を例にしたが、他の情報であってもよいし、他の情報も通信パラメータには含まれるようにしてもよいことは言うまでも無い。
本発明は前述の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、システムあるいは装置のコンピュータ(CPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行い、前述の機能を実現してもよい。OSとは、Operating Systemの略である。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行い、前述の機能を実現してもよい。
装置を構成するブロック図 実施形態における提供装置内のソフトウェア機能ブロック図 実施形態における受信装置内のソフトウェア機能ブロック図 実施形態におけるネットワークの構成図 実施形態における提供装置の通信パラメータの自動設定処理の動作を表すフローチャート図 実施形態における受信装置の通信パラメータの自動設定処理の動作を表すフローチャート図 実施形態における装置A、装置B、装置Cの動作を表す第一のシーケンス図
符号の説明
201、301 装置
202 通信パラメータ提供部
203、303 パケット受信部
204、304 パケット送信部
205、305 検索信号送信部
206、306 検索信号受信部
207、307 ネットワーク制御部
208 ビーコン制御部
209 ビーコン生成部

Claims (13)

  1. 探索信号を受信した場合、該探索信号を受信する前に最後に報知信号を送信した装置が応答を送信する通信方式において通信する通信装置であって、
    通信パラメータの提供を受ける受信装置に対して提供する通信パラメータが、他の通信装置に提供済みの通信パラメータであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記提供済みの通信パラメータであると判定した場合、前記通信装置による報知信号の単位時間当たりの送信回数を増加させるために、報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更し、前記提供済みの通信パラメータでないと判定した場合、前記報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更しないよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記提供済みの通信パラメータを記憶するための記憶手段を有し、
    前記判定手段は、前記記憶手段に前記提供済みの通信パラメータが記憶されている場合に、前記提供済みの通信パラメータを提供すると判定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記提供済みの通信パラメータは、前記通信装置が提供済みの通信パラメータの中で、最後に提供した通信パラメータであることを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記判定手段により、前記提供済みの通信パラメータでないと判定した場合に、前記受信装置に対して提供する通信パラメータを用いてネットワークを構築する構築手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記提供済みの通信パラメータを前記受信装置に提供した場合は、前記パラメータを、前記制御手段により変更する前の値に設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記受信装置が前記通信装置を検出したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記受信装置が前記通信装置を検出したと判断した場合に、前記パラメータを、前記制御手段により変更する前の値に設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記制御手段により変更される前記パラメータは、報知信号を送信するタイミングを決定するためのパラメータであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段により変更される前記パラメータは、前記通信装置による報知信号の送信までの待ち時間を決定するためのパラメータであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記提供される通信パラメータは、IEEE802.11準拠の無線LANによる通信を行うために用いられるパラメータであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記提供される通信パラメータは、ネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 探索信号を受信した場合、該探索信号を受信する前に最後に報知信号を送信した装置が応答を送信する通信方式において通信する通信装置の制御方法であって、通信パラメータの提供を受ける受信装置に対して提供する通信パラメータが、他の通信装置に提供済みの通信パラメータであるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において、前記提供済みの通信パラメータであると判定した場合、前記通信装置による報知信号の単位時間当たりの送信回数を増加させるために、報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更し、前記提供済みの通信パラメータでないと判定した場合、前記報知信号の送信を制御するためのパラメータを変更しないよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項11記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. コンピュータにより読み取り可能であり、請求項12に記載されるプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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