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JP5239131B2 - X線診断装置 - Google Patents
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JP5239131B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、X線管から被検体にX線を照射し、X線画像を取得するX線診断装置に係り、特に、X線診断に用いられる画像を自動的に表示させる技術に関する。
従来、X線診断装置には、X線管とX線検出器とを対向配置したC型アーム部を備えたものがある。このX線管から被検体に照射されたX線は、この被検体を透過し、イメージインテンシファイアなどのX線検出器により検出され、電気信号として出力される。この電気信号は、画像処理部により画像処理された収集画像が得られる。また、X線診断装置にてX線診断を行うために、X線撮影方式の一つであるDA(Digital Angiography:デジタルアンギオグラフィ)、DSA(Digital Subtraction Angiography:デジタルサブトラクションアンギオグラフィ)などを操作者により選択する操作が行われている。
また、X線診断装置は、画像の種別毎に、収集画像表示用モニタ,参照画像表示用モニタ,処理後画像表示用モニタなど複数の画像表示モニタを備えたものが一般的であった。この収集画像表示用モニタは、直近に撮影した(静止)撮影画像や、透視・DA・DSAなどの動画画像などの収集画像をリアルタイムに表示するものである。参照画像表示用モニタは、過去に撮影した静止画、動画を再生して表示するものである。処理後画像表示用モニタは、例えば、収集画像である回転DSAの画像群に基づいて、3次元再構成処理を施した立体画像などを表示する。また、X線診断装置以外の装置、例えばIVUS装置からの画像であるIVUS画像を表示するIVUS画像表示モニタなどが別途備えられている。
このように、表示する画像の種別毎にモニタを設置すると、広範囲な設置場所が必要となるばかりか、操作者が広範囲に視野を移動する必要があり問題となっていた。そこで、収集画像表示用モニタ以外の画像表示モニタに表示していた画像の種別に応じた画像情報を、一つの画像表示モニタで表示させ、この一つの画像表示モニタに表示させる画像の種別を操作者が選択することにより切替て表示させるなどして上述の問題を解消する試みもある(特許文献1参照)。
特開2006−55518号公報(2頁、図1)
しかしながら、従来のX線診断装置では、次のような問題がある。すなわち、収集画像表示用モニタ以外の一つの画像表示モニタに表示させる画像の種別を、操作者が選択することは手間がかかるという問題がある。また、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする数の画像表示モニタを使用して、複数画像を同時に観察することが望まれている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、収集画像表示用モニタ以外の画像表示モニタに表示させる画像の種別を選択する手間を低減させ、また、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする数の画像表示モニタ使用して、複数画像を同時に観察することが可能なX線診断装置を提供することを目的とする。
まず、本発明者は、X線撮影方式と画像表示モニタに表示させる画像情報とは、術者などにより、ある程度関連性をもって決められていることに着目した。ここで、X線撮影方式とは、DAおよびDSAなどを示すものである。例えば、ある術者では、頭部の診断において、X線撮影方式がDAの場合には、画像表示モニタに立体表示(3D)を表示させることが多ことなどに着目した。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るX線診断装置は、(A)X線を被検体に照射するX線照射手段と、(B)X線照射手段から被検体に照射され、この被検体を透過したX線を検出し、X線検出信号として出力するX線検出手段と、(C)X線検出手段から出力されたX線検出信号を画像処理する画像処理手段と、(D)X線撮影方式とX線検出信号に基づくX線検出画像とは異なる参照画像の種別との組合せを複数記憶する組合せ記憶手段と、(E)種別に応じて参照画像を記憶する画像情報記憶手段と、(F)複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つを選択する選択手段と、(G)X線検出画像の表示を行う収集画像表示モニタと、(H)参照画像の表示を行う参照画像表示モニタと、(I)X線検出画像を収集画像表示モニタに表示させる収集画像表示制御手段と、(J)選択手段で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別を組合せ記憶手段から読み出し、この画像の種別に応じた参照画像を参照画像表示モニタに表示させる参照画像表示制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1の発明の作用は次のとおりである。
まず、術者は、X線撮影方式と、少なくとも一つの画像表示モニタに表示させる画像情報とは、関連性があることから、X線診断(検査、治療)前に、X線撮影方式と、画像の種別と、の組合せを複数、組合せ記憶手段に記憶させる。次に、X線診断を行うために、選択手段によりX線撮影方式が選択され、このX線撮影方式に基づいた、X線撮影(透視)条件により、X線照射手段からX線が被検体に照射され、X線検出手段により被検体を透過したX線を検出し、X線検出信号として出力される。ここで、このX線検出信号は、画像処理手段により画像処理がされX線検出画像として、収集画像表示制御手段の制御により収集画像表示モニタに表示される。
また、X線診断を行うために、選択手段でX線撮影方式を選択することで、少なくとも一つの画像表示モニタには、参照画像表示制御手段の制御により、組合せ記憶手段に記憶されている、選択手段で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別を読み出し、この画像の種別に応じた画像情報記憶手段に記憶されている画像情報と、画像の種別に応じたリアルタイムに入力される画像情報と、のうち少なくともいずれかを表示させる。
したがって、X線撮影方式を選択する操作と、画像表示モニタで表示させる画像の種別を選択する操作とを別々に行う必要がない。つまり、収集画像表示用モニタ以外に表示させる画像の種別を選択する手間を低減させ、また、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする数の画像表示モニタを使用して、複数画像を同時に観察することが可能である。
また、上述のX線診断装置において、参照画像は、三次元処理された画像、数値解析処理された画像、および外部医用装置からの画像であればより望ましい。
[作用・効果]上述の発明によれば、画像情報は、三次元処理された画像情報と、数値解析処理された画像情報と、画像ネットワークのサーバに記憶された画像情報と、外部医用装置からの画像情報と、を含むものである。したがって、画像情報が三次元処理された画像情報である場合には、立体的な画像を参照しながら診断を行うことができ、診断部位に対して正確に診断を行うことができる。また、画像情報が数値解析処理された画像情報である場合には、血管などの大きさなどを数値化された定量的な値を把握することができ、診断部位に対して正確に診断を行うことができる。画像情報が外部医用装置からの画像情報である場合には、外部医用装置を用いた診断においても、この外部医用装置からの画像情報を参照して診断を行うことができる。
また、上述のX線診断装置において、組合せ記憶手段は、X線撮影方式と画像の種別との複数の組合せに優先順位を付けて記憶し、参照画像表示制御手段は、優先順位の高い組合せに係る画像の種別に応じた参照画像を画像表示モニタに表示させればより望ましい。
[作用・効果]上述の発明によれば、組合せ記憶手段は、X線撮影方式と画像の種別との複数の組合せに優先順位を付けて記憶し、参照画像表示制御手段は、組合せ記憶手段に記憶されている、選択手段で選択されたX線撮影方式と組み合わされた優先順位の高い画像の種別を読み出し、この優先順位の高い画像の種別に応じた画像情報記憶手段に記憶されている画像情報と、優先順位の高い画像の種別に応じたリアルタイムに入力される画像情報と、のうち少なくともいずれかを、少なくとも一つの画像表示モニタに表示させる制御を行うしたがって、少なくとも一つの画像表示モニタに表示させる画像の種別を選択する手間を低減させることができる。
また、上述のX線診断装置において、X線照射手段と、X線検出手段と、を保持したC字形状アームを2台備えていればより望ましい。
[作用・効果]上述の発明によれば、X線照射手段と、X線検出手段と、を保持したC字形状アームを2台備えている。したがって、1台のC型アームを備えたシングルプレーンでの構成よりバイプレーンシステムでは、少なくとも一つは画像表示モニタを多く備える必要があり、この多く備えた画像表示モニタで行われている画像の種別に応じた画像情報を選択する手間を低減させることができる。
本発明によれば、収集画像表示用モニタ以外の画像表示モニタに表示させる画像の種別を選択する手間を低減させ、また、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする数の画像表示モニタ使用して、複数画像を同時に観察することが可能である。
X線診断装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1はX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。図2は画像表示モニタが1つの場合のX線撮影方式と画像の種別との組合せを示す模式図である。
X線診断装置の全体の構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、X線診断装置は、被検体(患者)MにX線を照射するX線管1と、被検体Mを載置する天板3を設けた検診台5と、天板3を駆動させる天板駆動部7と、被検体Mを透過したX線を検出するX線検出器9と、X線管1とX線検出器9とを保持する保持装置11と、X線検出器9で検出し、A/D変換器13でデジタル信号に変換されたX線検出信号に基づいて、画像処理を行う画像処理部15と、X線診断に関する種々の制御を行う制御部17と、制御部17からの制御に基づいてX線管1の制御を行う照射制御部19と、選択が可能な選択部21と、X線画像などを表示する表示部23、種々のプログラムやデータを記憶する記憶部26、X線診断に必要な入力を行うことが可能なキーボードやマウスなどの入力装置からなる入力部27などが備えられたものである。また、制御部17は、外部医用装置29として、IVUS(Intravascular Ultrasound)装置からの画像情報を入力する。また、画像ネットワークのサーバ31に記憶されている画像情報を入力することが可能な端末である画像ネットワーク端末(画像ビューア)33などを備えている構成である。なお、上述した、X線管1は、本発明におけるX線照射手段に相当する。
X線検出器9は、例えば、直接変換方式のフラットパネルディテクタ(FPD)が用いられ、検出したX線をX線検出信号として出力するものである。画像処理部15は、X線検出手段から出力されたX線検出信号を画像処理して出力するものである。なお、上述した、X線検出器9は、本発明におけるX線検出手段に相当し、画像処理部15は、本発明における画像処理手段に相当する。
表示部23は、画像(図,数字,文字など)を表示する表示モニタであり、収集画像表示モニタ35と画像表示モニタ37との2つの表示モニタにより構成される。収集画像表示モニタ35は、画像処理手段で画像処理されたX線検出信号に基づくX線検出画像の表示を行うものである。画像表示モニタ37は、画像情報記憶部24に記憶された画像情報と外部医用装置29、ここでは、IVUS装置からリアルタイムに入力された画像情報との表示を行うことが可能なものである。
入力部27は、X線撮影方式と画像の種別との組合せを複数、入力設定することが可能なものである。具体的には、例えば、図2(a)に示すような、「X線撮影方式設定」欄では、撮影部位とX線撮影方式(DA)とを合せた名称である「頭部DA1」〜「頭部DA3」を設定入力することができるものである。また、「画像の種別設定」欄では、画像の種別である「過去画像」,「3D」,「QCA」,「IVUS」,「画像ビューア」などを設定入力することができるものである。また、「No.」欄は、優先順位を示し、「1」の優先順位が一番高く、例えば、図2(a)に示されたNo.1の横列に表示されているX線撮影方式「頭部DA1」の場合では、画像の種別「過去画像」に応じた画像情報が画像表示モニタ37に優先的に表示される。ここで、X線撮影方式には、DAとDSAとがある。DAは、血管造影を行ったそのもののデジタル画像を得るためのX線撮影方式であり、DSAは、血管造影を行ったライブ像から血管造影を行う前のマスク像を減算処理されたデジタル画像を得るためのX線撮影方式である。
記憶部26は、RAMやROMなどのメモリであり、画像情報記憶部24、組合せ記憶部25などを設けている。さらに、画像情報記憶部24は、画像の種別に応じた画像情報を記憶する。ここで、画像の種別に応じた画像情報とは、画像の種別「過去画像」,「3D」,「QCA」,「IVUS」,「画像ビューア」などに応じた画像情報である。ここで、「過去画像」とは、X線診断以前に取得した、X線検出器9により検出したX線検出信号に基づくX線検出画像であり、特別な処理を行っていない画像であり、診断時に、収集画像表示モニタ35で表示される収集画像と同じ撮影条件で撮影された画像である。「3D」とは、X線診断以前に取得したX線検出画像であり、三次元処理された立体画像である。「QCA(Quantitative Coronary Analysis)」とは、X線診断以前に取得したX線検出画像であり、血管の狭窄度(冠動脈の自動辺縁抽出とその面積の解析)などの数値解析処理された画像である。「IVUS」とは、外部医用装置29、ここでは超音波を使用した装置(IVUS)からリアルタイムに入力された信号により得られる画像である。「画像ビューア」とは、X線診断以前に取得したX線検出画像を高精細画像として画像ネットワークのサーバ31に記憶させた画像である。
組合せ記憶部25は、X線撮影方式と画像の種別との組合せを複数記憶するものである。例えば、入力部27により入力された、例えば、図2(a)のNo.1の横列におけるX線撮影方式設定に表示された「頭部DA1」と、画像の種別設定に表示された画像の種別「過去画像」の画像情報が組合せられて記憶されるものである。なお、上述した、画像情報記憶部24は、本発明における画像情報記憶手段に相当し、上述した、組合せ記憶部25は、本発明における組合せ記憶手段に相当する。
選択部21は、複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つを選択することが可能である。例えば、選択部21内のモニタ(図示省略)には、まずX線撮影方式DAまたはDSAのいずれかを選択、例えば、DAを選択すると、さらに「頭部DA1」が表示され、「頭部DA1」を選択することが可能となる構成である。
第1の表示制御部39は、画像処理部15で画像処理されたX線検出信号に基づくX線検出画像を収集画像表示モニタ35に表示させる制御を行うものである。第2の表示制御部41は、組合せ記憶部25に記憶されている、選択部21で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別を読み出し、この画像の種別に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報と、画像の種別に応じてリアルタイムに入力された画像情報と、のうち少なくともいずれかを、少なくとも一つの画像表示モニタ37に表示させる制御を行うものである。なお、上述した、第1の表示制御部39は、本発明における第1の表示制御手段に相当し、上述した、第2の表示制御部41は、本発明における第2の表示制御手段に相当する。
保持装置11は、天井懸垂部45とC型アーム47とにより構成されている。天井懸垂部45は、X線診断装置が設置された検査室内の天井から懸垂された状態であり、さらに、この天井懸垂部45には、C型アーム47が取り付けられている。このC型アーム47の両端にはX線管1とX線検出器9とが取り付けられ、それぞれが対向している状態となっている。また、C型アーム47を血管中に流れる造影剤に追従させ、被検体Mの全身を種々の方向から透視、撮影を行うことが可能な構成となっている。
外部医用装置29は、例えば、IVUS装置などがある。このIVUS装置は、超音波を使用した血管内の血栓やプラーク(コレストロールの塊)などの病変部を検査、治療するための装置である。具体的には、外部医用装置29は、超音波発生器、超音波センサ、などにより構成され、カテーテルの先端に超音波発生器を取り付け、このカテーテルを目的部位の位置まで移動させ、超音波発生器から発生させた超音波が、血管を透過し、体外にある超音波センサにより超音波を検出することで、病変部の状態を把握することが可能な装置である。
また、IVUS装置は、制御部17に接続されており、IVUS装置の超音波センサから超音波センサ信号が制御部17に出力される。ここで、選択部21で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別がIVUS装置である場合には、第2の表示制御部41により、IVUS装置からの超音波センサ信号に基づく、画像情報が少なくとも一つの画像表示モニタ37に表示される構成となっている。
画像ネットワークは、サーバ31や画像ネットワーク端末33をネットワーク接続し、サーバ31などに記憶された画像情報についてオンライン送受信を可能としたもので、情報量が多い高精細画像の画像情報を高速に転送可能とするものである。
次に、このX線診断装置において、画像表示モニタ37に画像を表示させて治療を行う流れについて図2〜図3を用いて説明する。図3は、頭部の脳動脈瘤の治療において、画像表示モニタに画像情報を表示させて治療を行う流れを示すフローチャートである。
図3に示されるステップS1〜S6に基づいて、頭部の脳動脈瘤において、画像表示モニタ37を一つ備えて画像を表示させて治療を行う流れを説明する。
〔ステップS1〕X線撮影方式と画像の種別とを組合せを入力
まず、術者(X線診断技師など)がX線診断前に、入力部27のキーボードやマウスなどの操作を行い、図2に示すようなX線撮影方式と画像の種別との組合せの入力を行うことが可能な入力画面を選択部21内のモニタ(図示省略)に表示させる。また、このX線撮影方式と画像の種別との組合せは、X線撮影方式であるDAとDSAとは別々に入力設定を行うものである。まず、X線撮影方式がDAの場合には、例えば、図2(a)に示されたNo.1の横列に表示されているX線撮影方式「頭部DA1」と画像の種別「過去画像」とを設定入力し、さらに、No.2では「頭部DA2」と「3D」とを設定入力し、No.3では「頭部DA3」と「QCA」とを設定入力し、No.4では「頭部DA4」と「IVUS」とを設定入力する。次に、X線撮影方式がDSAの場合には、図2(b)に示すように、例えば、No.1の横列に表示されているX線撮影方式「頭部DSA1」と画像の種別「画像ビューア」とを設定入力する。
〔ステップS2〕X線撮影方式(DA)を選択
次に、頭部の脳動脈瘤の治療を行うために選択部21により、複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つを選択する。ここでは、選択部21内のモニタにより、X線撮影方式(DA)を選択すると、「頭部DA1」が表示され、この「頭部DA1」を選択することで、X線撮影方式「DA」と画像の種別「過去画像」との両方が選択される。さらに「頭部DA1」が選択されたことに基づいて、第2の表示制御部41により、組合せ記憶部25に記憶されている選択部21で選択されたX線撮影方式「頭部DA1」と組み合わされた画像の種別「過去画像」を読み出し、この画像の種別「過去画像」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37に表示させる制御がされる。さらに、画像表示モニタ37では、画像の種別「過去画像」に応じた画像情報が表示される。また、撮影制御部43により、選択部21で「頭部DA1」が選択されたことに基づいて、X線撮影方式「DA」の選択を行う制御が行われる。
〔ステップS3〕X線透視
被検体Mを天板3に載置させ、被検体Mを間にしてX線管1およびX線検出器9を対向して配置させる。さらに、頭部の脳動脈瘤の治療を行うための血管造影撮影(透視)を行う場合には、術者は、被検体Mの頭部の脳動脈瘤にカテーテルを挿入し、血管造影剤の注入を行い、X線透視を行いながらカテーテルを目的部位まで操作する。ここで、術者は、画像表示モニタ37に表示される、画像の種別「過去画像」に応じた画像情報である被検体Mの過去に取得したX線検出画像を参照しながら診断を行うことが可能となる。
〔ステップS4〕X線撮影方式(DSA)を選択
例えば、X線撮影方式(DA)での透視が行われた後、X線撮影方式(DSA)での撮影を行う場合において、選択部21内のモニタにより、X線撮影方式(DSA)を選択すると、「DSA1」が表示され、この「DSA1」を選択することで、X線撮影方式「DSA」と画像の種別「画像ビューア」との両方が選択される。さらに「DSA1」が選択されたことに基づいて、第2の表示制御部41により、組合せ記憶部25に記憶されている選択部21で選択されたX線撮影方式「DSA1」と組み合わされた画像の種別「画像ビューア」を読み出し、この画像の種別「画像ビューア」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37に表示させる制御がされる。さらに、画像表示モニタ37では、画像の種別「画像ビューア」に応じた画像情報が表示される。また、撮影制御部43により、選択部21で「DSA1」が選択されたことに基づいて、X線撮影方式「DSA」の選択を行う制御が行われる。
〔ステップS5〕X線撮影
X線撮影方式「DSA」で撮影が行われ、収集画像表示モニタ35に撮影された画像が表示され、この画像と、この時の画像表示モニタ37に表示される画像の種別「画像ビューア」に応じた画像情報に基づく画像とを比較し、脳動脈瘤の治療前後における目的部位の状態を確認し、治療後の状態を把握することができる。
〔ステップS6〕全ての治療が終えたか否かを判定
全ての治療が終えたか否かを判定する。全ての治療を終えた場合には終了し、全ての治療を終えておらず、頭部のその他の場所に脳動脈瘤がある場合などには、ステップS2に戻り、ステップS2からステップS6を繰り返し脳動脈瘤の治療を続けて行う。また、このように、ステップS2からステップS6を繰り返す場合には、再度、選択部21で「頭部DA1」を選択する必要があるが、優先的に「頭部DA1」が表示され、頭部DA1を選択することにより、X線撮影方式「DA」と画像の種別「過去画像」とを別に選択することがないので、手間が少なく迅速にX線透視に行うことができる。
また、上述したステップS1〜S6において、頭部の治療を終えた後に、IVUS装置を用いて治療後の血管の状態を確認する検査を行う場合には、まず、選択部21により複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つのX線撮影方式選択する。ここでは、選択部21内のモニタにより、X線撮影方式(DA)を選択すると、「頭部DA1」が表示されるが、図4に示すよう、「頭部DA1」を選択すると「過去画像」が表示されることになり、ここでは、画像の種別「IVUS」に応じた画像情報を表示させたいので、「DA4」を選択することができる表示に切換える。さらに「DA4」を選択することで、X線撮影方式「DA」と画像の種別「IVUS」との両方が選択される。さらに「DA4」が選択されたことに基づいて、第2の表示制御部41により、外部医用装置29であるIVUS装置からのリアルタイムに入力された画像情報を画像表示モニタ37に表示させる制御がされる。さらに、画像表示モニタ37では、画像の種別「IVUS」に応じた画像情報が表示される。また、撮影制御部43により、選択部21で「DA4」が選択されたことに基づいて、X線撮影方式「DA」の選択を行う制御が行われる。したがって、術者は、画像表示モニタ37を見ることで、治療後の血管内の状態を確認することができる。
また、このX線診断装置において、頭部の脳動脈瘤以外の、他の治療として心臓の冠動脈の狭窄部を拡張する治療を行う場合には、ある術者においては、X線撮影方式がDAの場合には、画像情報「QCA」を表示させ、X線撮影方式が「DSA」の場合には、画像の種別「画像ビューア」に応じた画像情報を表示させることが多いことから、上述した〔ステップS1〕において、X線撮影方式と画像の種別との組合せのNo.1にX線撮影方式「心臓DA1」と画像の種別「QCA」とを設定入力する。ここで、狭窄部を拡張する治療において、術者は、画像表示モニタ37に表示される、予め得られた画像の種別「QCA」に応じた画像情報である血管の狭窄度を参照することで、定量的に血管の状態を把握することができ、正確に治療を行うことができる。
次に、図3〜図4を用いて画像表示モニタ37を2つ備えて画像を表示させて治療を行う流れについて説明する。図4は、画像表示モニタが2つの場合のX線撮影方式と画像の種別との組合せを示す模式図である。ここで、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする画像表示モニタ37の数として、画像表示モニタ37を2つ備えている。また、図3のフローチャートと同様の説明は省略する。
〔ステップS1〕X線撮影方式と画像の種別との組合せを入力
まず、X線撮影方式がDAの場合には、例えば、図4(a)に示されたNo.1の横列に表示されているX線撮影方式「頭部DA1」と画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「3D」を設定入力し、さらに、No.2では「頭部DA2」と画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「QCA」を設定入力し、No.3では「頭部DA3」と画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「IVUS」とを設定入力する。次に、X線撮影方式がDSAの場合には、図4(b)に示すように、例えば、No.1の横列に表示されているX線撮影方式「頭部DSA1」と画像の種別1「画像ビューア」と画像の種別2「QCA」を設定入力する。
〔ステップS2〕X線撮影方式(DA)を選択
次に、頭部の脳動脈瘤の治療を行うために選択部21により複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つを選択する。選択部21内のモニタにより、X線撮影方式(DA)を選択すると、「頭部DA1」が表示され、この「頭部DA1」を選択することで、X線撮影方式「DA」と画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「3D」が選択される。さらに「頭部DA1」が選択されたことに基づいて、第2の表示制御部41により、組合せ記憶部25に記憶されている選択部21で選択されたX線撮影方式「頭部DA1」と組み合わされた画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「3D」とを読み出し、この画像の種別1「過去画像」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37に表示させ、画像の種別2「3D」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ38に表示させる制御がされる。さらに、画像表示モニタ37では、画像の種別1「過去画像」に応じた画像情報が表示され、画像表示モニタ38では、画像の種別2「3D」に応じた画像情報が表示される。また、撮影制御部43により、選択部21で「頭部DA1」が選択されたことに基づいて、X線撮影方式「DA」の選択を行う制御が行われる。
〔ステップS3〕X線透視
被検体Mを天板3に載置させ、被検体Mを間にしてX線管1およびX線検出器9を対向して配置させる。さらに、頭部の脳動脈瘤の治療を行うための血管造影撮影(透視)を行う場合には、術者は、被検体Mの頭部の脳動脈瘤にカテーテルを挿入し、血管造影剤の注入を行い、X線透視を行いながらカテーテルを目的部位まで操作する。ここで、術者は、画像表示モニタ37に表示される、予め得られた画像情報「過去画像」と画像情報「3D」である被検体Mの頭部の立体画像を参照しながら正確にカテーテルの目的部位に挿入を行い、このカテーテルを通じて塞栓物質(コイルなど)を脳動脈瘤に詰め、脳動脈瘤内に血液が流れ込むの遮断することで破裂することを防ぐ治療を行うことが可能となる。
〔ステップS4〕X線撮影方式(DSA)を選択
例えば、X線撮影方式(DA)での透視が行われた後、X線撮影方式(DSA)での撮影を行う場合において、選択部21内のモニタにより、X線撮影方式(DSA)を選択すると、「DSA1」が表示され、この「DSA1」を選択することで、X線撮影方式「DSA」と画像の種別1「画像ビューア」と画像の種別2「QCA」とが選択される。さらに「DSA1」が選択されたことに基づいて、第2の表示制御部41により、組合せ記憶部25に記憶されている選択部21で選択されたX線撮影方式「DSA1」と組み合わされた画像の種別1「画像ビューア」と画像の種別2「QCA」とを読み出し、この画像の種別1「画像ビューア」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37に表示させ、画像の種別2「QCA」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ38に表示させる制御がされる。さらに、画像表示モニタ37では、画像の種別1「画像ビューア」に応じた画像情報が表示され、画像表示モニタ38では、画像の種別2「QCA」に応じた画像情報が表示される。また、撮影制御部43により、選択部21で「DSA1」が選択されたことに基づいて、X線撮影方式「DSA」の選択を行う制御が行われる。
〔ステップS5〕X線撮影
X線撮影方式「DSA」で撮影が行われ、収集画像表示モニタ35に撮影された画像が表示され、この画像と、この時の画像表示モニタ37に表示される画像の種別「画像ビューア」に応じた画像情報に基づく画像とを比較し、また、画像の種別2「QCA」に応じた画像情報を参照し、脳動脈瘤の治療前後における目的部位の状態を確認し、治療後の状態を把握することができる。
〔ステップS6〕全ての治療が終えたか否かを判定
全ての治療が終えたか否かを判定する。全ての治療を終えた場合には終了し、全ての治療を終えておらず、頭部のその他の場所に脳動脈瘤がある場合などには、ステップS2に戻り、ステップS2からステップS6を繰り返し脳動脈瘤の治療を続けて行う。また、このように、ステップS2からステップS6を繰り返す場合には、再度、選択部21で「頭部DA1」を選択する必要があるが、優先的に「頭部DA1」が表示され、頭部DA1を選択することにより、X線撮影方式「DA」と画像の種別1「過去画像」と画像の種別2「3D」とを別に選択することがなく、手間が少なく迅速にX線透視に行うことができる。また、画像表示モニタは1つではなく、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする画像表示モニタ37の数として、2つ備えているので、2つの異なる種別の画像を同時に観察することが可能となり、より多くの情報に基づいて正確な診断することができる。
上述したようにX線診断装置によれば、術者は、X線撮影方式と、画像表示モニタ37画像表示モニタ38、に表示させる画像の種別に応じた画像情報とは、関連性があることから、X線診断前に、X線撮影方式と、画像の種別と、の組合せを複数について組合せ記憶部25に記憶させる。次に、X線診断を行うために、選択部21によりX線撮影方式が選択され、このX線撮影方式に基づいた、X線撮影(透視)条件により、X線管1からX線が被検体Mに照射され、X線検出器9により被検体Mを透過したX線を検出し、X線検出信号として出力される。
ここで、このX線検出信号は、画像処理部15により画像処理がされX線検出画像として、第1の表示制御部39の制御により収集画像表示モニタ35に表示される。画像表示モニタ37と画像表示モニタ38とには、第2の表示制御部41の制御により、組合せ記憶部25に記憶されている選択部21で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別を読み出し、この画像の種別に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37、画像表示モニタ38に表示される。
したがって、X線撮影方式を選択する操作と、画像表示モニタ37、画像表示モニタ38で表示させる画像情報を選択する操作とを別々に行う必要がない。つまり、収集画像表示用モニタ35以外に表示させる画像の種別を選択する手間を低減させ、また、設置場所および操作者の視野の移動が問題ない範囲で、操作者が必要とする数、例えば、画像表示モニタ37、画像表示モニタ38を使用して、複数画像を同時に観察することが可能である。
また、画像情報は、三次元処理された画像情報と、数値解析処理された画像情報と、外部医用装置29からの画像情報と、を含むものである。したがって、画像情報が三次元処理された画像情報である場合には、立体的な画像を参照しながら診断を行うことができ、診断部位に対して正確に診断を行うことができる。また、画像情報が数値解析処理された画像情報である場合には、血管などの大きさなどを数値化された定量的な値を認識することができ、診断部位に対して正確に診断を行うことができる。画像情報が外部医用装置29からの画像情報である場合には、外部医用装置29を用いた診断においても、この外部医用装置29からの画像情報を参照して診断を行うことができる。
また、画像情報は、画像ネットワークのサーバ31に記憶された画像情報である。したがって、したがって、画像ネットワークのサーバに記憶された画像情報を用いて診断を行うことができ、情報量が多い画像を参照したい場合でも早く表示させ、迅速な診断を行うことができる。
また、組合せ記憶部25は、X線撮影方式と画像の種別との複数の組合せに優先順位を付けて記憶し、第2の表示制御部41は、組合せ記憶部25に記憶されている、例えば、選択部21で選択されたX線撮影方式「頭部DA1」と組み合わされた優先順位の高い画像の種別「過去画像」を読み出し、この優先順位の高い画像の種別「過去画像」に応じた画像情報記憶部24に記憶されている画像情報を画像表示モニタ37に表示させる制御を行う。したがって、画像の種別「過去画像」を画像表示モニタ37に表示させることが多い場合に、画像表示モニタ37に表示させる画像の種別「過去画像」を優先的に選択することができ、画像の種別「過去画像」を選択する手間を低減させることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、画像情報は、三次元処理された画像情報と、数値解析処理された画像情報と、外部医用装置29からの画像情報について説明したが、これら以外の被検体Mに関する画像情報であってもよい。
(2)上述した実施例において、X線検出器9は、直接変換方式のフラットパネルディテクタでX線を検出するものとして説明したが、間接変換方式のフラットパネルディテクタでX線を検出するようにしてもよく、また、I.I.(イメージインテンシファイア)管などにより検出するようにしてもよい。
(3)上述した実施例において、天井懸垂部45とC型アーム47とにより構成されている保持装置11を一つ備えるようにしていたが、さらに、図5に示すように地上に配置した、支柱51とC型アーム47とにより構成されている保持装置11を追加する、バイプレーンシステムとするようにしてもよい。したがって、1台のC型アーム47を備えたングルプレーンでの構成よりバイプレーンシステムでは、一つの収集画像表示モニタ53を追加し、少なくとも一つは画像表示モニタ(図5では画像表示モニタ55)を多く備える必要があり、この多く備えた画像表示モニタで行われている画画像の種別に応じた画像情報を選択する手間を低減させることができる。なお、このようなバイプレーンシステムでは、被検体Mを載置させる天板3を取り囲むような形で、X線管1とX線検出器9とを保持するC型アーム47が2台配置される構成になっているので、一つのからなるシングルプレーンにおける血管造影撮影に比べて、1回の造影剤注入で2方向からの画像を得ることができるので、検査時間の短縮、造影剤の低減につながる。なお、図5は、バイプレーンシステムでのX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。
(4)上述した実施例において、組合せ記憶部25で記憶される、X線撮影方式と画像の種別との組合せは、図2に示すようなものとして説明したが、その他、術者により任意に設定するX線撮影方式と画像の種別との組合せであってもよい。
X線診断装置の全体構成を示すブロック図である。 画像表示モニタが1つの場合のX線撮影方式と画像の種別との組合せを示す模式図である。 画像表示モニタに画像を表示させて治療を行う流れを示すフローチャートである。 画像表示モニタが2つの場合のX線撮影方式と画像の種別との組合せを示す模式図である。 バイプレーンシステムでのX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 …X線管(X線照射手段)
9 …X線検出器(X線検出手段)
15 …画像処理部(画像処理手段)
21 …選択部(選択手段)
24 …画像情報記憶部(画像情報記憶手段)
25 …(組合せ記憶手段)
35 …収集画像表示モニタ
37 …画像表示モニタ
39 …第1の表示制御部(第1の表示制御手段)
41 …第2の表示制御部(第2の表示制御手段)

Claims (2)

  1. (A)X線を被検体に照射するX線照射手段と、(B)前記X線照射手段から被検体に照射され、この被検体を透過したX線を検出し、X線検出信号として出力するX線検出手段と、(C)前記X線検出手段から出力されたX線検出信号を画像処理する画像処理手段と、(D)X線撮影方式と前記X線検出信号に基づくX線検出画像とは異なる参照画像の種別との組合せを複数記憶する組合せ記憶手段と、(E)種別に応じて前記参照画像を記憶する画像情報記憶手段と、(F)複数のX線撮影方式のうち、いずれか一つを選択する選択手段と、(G)前記X線検出画像の表示を行う収集画像表示モニタと、(H)前記参照画像の表示を行う参照画像表示モニタと、(I)前記X線検出画像を前記収集画像表示モニタに表示させる収集画像表示制御手段と、(J)前記選択手段で選択されたX線撮影方式と組み合わされた画像の種別を前記組合せ記憶手段から読み出し、この画像の種別に応じた参照画像を前記参照画像表示モニタに表示させる参照画像表示制御手段と、を備えていることを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項1に記載のX線診断装置において、前記X線照射手段と、前記X線検出手段と、を保持したC字形状アームを2台備えていることを特徴とするX線診断装置。
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