図1は本発明の実施例1に係るカメラシステムの回路構成を示すブロック図である。該カメラシステムは、カメラ本体100、記録媒体200、交換レンズ300、ストロボ400により構成される。
まず、カメラ本体100について説明する。1は主ミラーであり、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避させられる。また、主ミラー1はハーフミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、後述する焦点検出光学系へ被写体からの光束の約半分を透過させる。2はピント板であり、後述の撮影レンズ301で結像された被写体像が投影される。3はサブミラーであり、主ミラー1とともに、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避させられる。このサブミラー3は、斜設された主ミラー1を透過した光束を下方に折り曲げて、後述の焦点検出部の方に導くものである。
4はファインダ光路変更用のペンタプリズムである。5はアイピースであり、撮影者はこの窓からピント板2を観察することで、撮影画面を観察することができる。この状態を光学ファインダ(OVF)モードと記す。6と7はファインダ観察画面内の被写体輝度を測光するための結像レンズと測光センサであり、測光センサ7は内部に公知の対数圧縮回路を持っているので、その出力は対数圧縮されたものとなる。8は公知の位相差方式の焦点検出部である。9はフォーカルプレン式のシャッタ、14はCCD、CMOS等の撮像素子である。
16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18はタイミング発生回路であり、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給し、メモリ制御回路22及びシステムコントローラ50により制御される。20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器である。28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。前述の主ミラー1およびサブミラー3がアップし、シャッタ9が開いた状態で、画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能であり、この状態を電子ファインダ(EVF)モードと記す。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。また、メモリ30はシステムコントローラ50の作業領域としても使用することが可能である。32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40はシャッタ9を制御する露光制御部、41は主ミラー1をアップ、ダウンさせるためのモータと駆動回路からなミラー制御部である。
50はカメラ本体100全体を制御するシステムコントローラ、52はシステムコントローラ50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。54は、システムコントローラ50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。該表示部54は、カメラ本体100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能がピント板2の下部に表示されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示である。さらに、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示である。さらに複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、等がある。
また、表示部54の表示内容のうち、ピント板2の下部に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60,62,64,66,68及び70は、システムコントローラ50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、撮影モード、再生モード、消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。62(SW1)は不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなるシャッタスイッチであり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等の撮影準備動作開始を指示する。64(SW2)は不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなるシャッタスイッチであり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作を指示する。さらには、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理の動作開始を指示する。
66はファインダモード設定スイッチであり、撮影時に前述の光学ファインダ(OVF)モードと、電子ビューファインダ(EVF)モードを選択する。この機能により、光学ファインダを用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。68はクイックレビューON/OFFスイッチであり、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、単写/連写/セルフタイマ切換えボタンが含まれる。さらに、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等が含まれる。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成されている。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステムコントローラ50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82,84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源である。90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成している。
110は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。112は通信部110によりカメラ本体100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
次に、記録媒体200について説明する。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等よりなる。該記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、カメラ本体100とのインタフェース204、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
399は後述の交換レンズ300とシステムコントローラ50との通信を行う通信線、499は後述の外付けストロボ400とシステムコントローラ50との通信を行う通信ラインである。
次に、交換レンズ300について説明をする。301は被写体像を撮像素子14に結像する為の撮影レンズである。302はフォーカス制御部であり、撮影レンズ301を光軸方向に駆動して、ピントを合わせるためのモータとモータ駆動回路からなる。303は距離・ズーム位置検出部であり、撮影レンズ301のフォーカシングレンズの位置から被写体距離を、変倍レンズの位置から焦点距離(ズーム位置)を、それぞれ検出する為のエンコーダからなる。304は撮影時の光量を調節する為の絞り、305は絞り304を駆動するモータとモータ駆動部からなる絞り制御部である。306はレンズ制御マイコンであり、フォーカス駆動や絞り駆動などを制御するとともに、カメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を制御する。
交換レンズ300は、レンズマウント310を介して、着脱可能にカメラ本体100に装着される。また、電気的にはシリアル通信ラインと電源からなるコネクタ311でカメラ本体100に接続される。
次に、ストロボ400について説明をする。401はXe(キセノン)管、402は反射笠、403はXe管401の発光を制御するIGBTなどで構成された発光制御回路である。404はXe管401に給電する300V程度の電圧を発生する充電回路、405は充電回路404に給電する電池などの電源である。406はストロボ制御マイコンであり、ストロボの発光、充電などを制御するとともに、カメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を制御する。
ストロボ400はホットシュー410を介して、着脱可能にカメラ本体100に装着される。また、電気的にはシリアル通信線とX端子(発光端子)からなるコネクタ411でカメラ本体100に接続される。
次に、上記構成のカメラシステムの動作について、図2ないし図6を用いて説明する。
図2および図3は本実施例1に係るカメラ本体100内のシステムコントローラ50での動作を示すフローチャートである。
電源投入により、システムコントローラ50は、まずステップS101にて、フラグや制御変数等を初期化する。そして、次のステップS102にて、画像表示部28での画像表示をOFF状態に初期設定する。続くステップS103では、モードダイアル60の設定位置を判定し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならばステップS105へ進む。そして、このステップS105では、表示部54の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。さらに、電源制御部80を介して画像表示部28を含むカメラ本体100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行う。そして、ステップS103へ戻る。
上記ステップS103にて、モードダイアル60が撮影モードに設定されていたと判定した場合は、システムコントローラ50は、ステップS106以降の処理へ進む。また、モードダイアル60がその他のモードに設定されていたと判定した場合はステップS104へ進み、選択されたモードに応じた処理を実行し、その後はステップS103へ戻る。
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたとしてステップS106へ進むと、システムコントローラ50は、電源制御部80を介して電池等により構成される電源86の残容量や動作情況がカメラ本体100の動作に問題があるか否かを判定する。カメラ本体100の動作に問題があると判定した場合はステップS108へ進み、表示部54を用いて所定の警告表示を行う。そして、ステップS103へ戻る。一方、カメラ本体100の動作に問題が無いと判定した場合はステップS107へ進み、記録媒体200の動作状態がカメラ本体100の動作、特に記録媒体200に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判定する。その結果、問題があると判定した場合ステップS108へ進み、表示部54を用いて所定の警告表示を行う。そして、ステップS103へ戻る。
また、上記ステップS107にて、記録媒体200の動作状態に問題が無いと判定した場合は、システムコントローラ50は、ステップS109へ進み、表示部54を用いて画像や音声によりカメラ本体100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いてカメラ本体100の各種設定状態の表示を行う。次のステップS110では、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ、クイックレビューONに設定されていたならばステップS111へ進み、クイックレビューフラグを設定する。また、クイックレビューOFFに設定されていたならばステップS112へ進み、クイックレビューフラグを解除する。なお、クイックレビューフラグの状態は、システムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。
次にステップS113では、システムコントローラ50は、ファインダモード設定スイッチ66の設定状態を調べ、EVFモードに設定されていたならばステップS114へ進み、EVFフラグを設定する。また、これと同時にEVF状態でない場合、すなわち主ミラー1がダウンしてシャッタ9が閉じている場合は、ミラー制御部41を介して主ミラー1をアップ駆動する。さらに、露光制御部40を介してシャッタ9を開き、撮像素子14に撮影レンズ301からの像を取り込めるようにする。そして、次のステップS115にて、画像表示部28の画像表示をON状態に設定し、続くステップS116にて、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。そして、図3のステップS119へ進む。
上記のスルー表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に逐次表示する。このことにより、電子ファインダ機能を実現している。
上記ステップS113にて、ファインダモード設定スイッチ66がOVFに設定されていたならば、システムコントローラ50は、ステップS117へ進み、OVFフラグを設定する。そして、EVFフラグを解除すると共に、OVF状態でない場合、すなわち主ミラー1がアップしてシャッタ9が開いている場合は、ミラー制御部41を介して主ミラー1をダウン駆動する。また、これと同時に、露光制御部40を介してシャッタ9を閉じ、光学ファインダとして機能する様に設定する。そして、次のステップS118にて、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して、図3のステップS119へ進む。
画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用せず、光学ファインダを用いて撮影を行う。なお、EVFフラグ、OVFフラグの状態は、システムコントローラ50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される。
図3のステップS119へ進むと、システムコントローラ50は、シャッタスイッチSW1がONされているか否かを判定し、ONされていなければ図2のステップS103へ戻り、以下同様の動作を繰り返す。一方、シャッタスイッチSW1がONされていればステップS120へ進み、内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるEVFフラグの状態を判定する。この結果、EVFフラグでなければ直ちにステップS122へ進むが、EVFフラグであればステップS121へ進み、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して、ステップS122へ進む。
上記のフリーズ表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止する。そして、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダに表示している。
次のステップS122では、システムコントローラ50は、測距(焦点検出)処理を行って撮影レンズ301の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッタ時間を決定する。この測光・測距処理の詳細は、図5を用いて後述する。測光・測距処理が終了するとステップS123へ進み、内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるEVFフラグの状態を判定する。EVFフラグが設定されていなければ直ちにステップS125へ進むが、EVFフラグが設定されていたならばステップS124へ進む。ここでは、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態から切り換えてスルー表示状態に設定してステップS125へ進む。なお、ここでのスルー表示状態は、上記ステップS116でのスルー状態と同じ動作状態である。
次のステップS125では、システムコントローラ50は、シャッタスイッチSW2がONか否かを判定し、OFFであればステップS126へ進み、ここではシャッタスイッチSW1の状態を判定する。シャッタスイッチSW1もOFFであれば図2のステップS103へ戻るが、シャッタスイッチSW1がONのままであればステップS125へ戻り、再びシャッタスイッチSW2の状態を判定する。
上記ステップS125にてシャッタスイッチSW2がONであることを判定すると、ステップS129へ進む。
次のステップS129では、システムコントローラ50は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に画像データを書き込む露光処理を行う。さらには、メモリ制御回路22、必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する。この撮影処理の詳細は図6を用いて後述する。
次のステップS130では、システムコントローラ50は、内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判定し、クイックレビューフラグがONでなければ直ちにステップS133へ進む。一方、クイックレビューフラグがONであればステップS130からステップS131へ進み、画像表示部28の画像表示をON状態に設定する。そして、次のステップS132にて、クイックレビュー表示を行う。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダとして常に表示された状態であり、撮影直後のクイックレビュー表示も行われる。
次のステップS133では、システムコントローラ50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22、そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を行う。さらには、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う。その後はステップS134へ進み、記録媒体200へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する。
次のステップS135では、システムコントローラ50は、シャッタスイッチSW2の状態を調べ、ONであればステップS136へ進み、内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判定する。連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにステップS129に戻り、次の撮影を行う。また、連写フラグが設定されていないならばステップS135へ戻り、シャッタスイッチSW2がOFFされるまで待機する。
また、記録処理が終了した際にシャッタスイッチSW2がOFFであった、或いは、シャッタスイッチSW2をONし続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタスイッチSW2がOFFされた状態であったとする。この場合、システムコントローラ50は、ステップS135からステップS137へ進み、所定のミニマムレビュー時間が経過するまで待機する。そして、所定のミニマムレビュー時間が経過するとステップS138へ進む。
ステップS138へ進むと、システムコントローラ50は、EVFフラグが設定されているか否かを判定し、EVFフラグであればステップS139へ進み、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して、ステップS141へ進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
また、EVFフラグが解除されていたならば、システムコントローラ50は、ステップS138からステップS140へ進み、ここで画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して、ステップS141へ進む。この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
次のステップS141では、システムコントローラ50は、シャッタスイッチSW1の状態を調べ、ONのままであればステップS125へ戻り、次の撮影に備える。また、シャッタスイッチSW1がOFFされていれば、一連の撮影動作を終えて図2のステップS103へ戻る。
次に、図3のステップS122にて実行される測光・測距処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS200にて、システムコントローラ50は、EVFフラグが設定されているか否かを判定し、設定されていればステップS201へ進み、撮像素子14から電荷信号を読み出す。そして、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20がTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モードの異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
次のステップS202では、システムコントローラ50は、画像処理回路20での演算結果を用いて露出(AE)が適正か否かを判定し、適正でなければステップS203へ進む。そして、絞り制御部305および撮像素子14の電子シャッタの組み合わせでAE制御を行う。なお、交換レンズ300への絞り駆動指令は、カメラ本体100と交換レンズ300間の通信ライン399を介して、公知のシリアル通信にて指令される。続くステップS207では、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて色処理のパラメータを調節してホワイトバランス(AWB)制御を行う。そして、ステップS201へ戻る。
上記ステップS202にて、露出(AE)が適正であると判定すると、システムコントローラ50は、測定データ及び/或いは設定パラメータを内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。そして、ステップS206へ進み、ここではホワイトバランスが適正か否かを判定する。ホワイトバランスが適正でなければステップS207へ進み、上記のようにホワイトバランス制御を行う。また、ホワイトバランスが適正であると判定すると、測定データ及び/或いは設定パラメータを内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
次のステップS208では、システムコントローラ50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて測距(AF)結果が合焦であるか否かを判定する。合焦でなければステップS209へ進み、前述の通信ライン399を介して、交換レンズ300にフォーカス駆動を指令してAF制御を行う。この際、交換レンズ300内のレンズ制御マイコン306は、カメラ本体100から指令されたフォーカス駆動量、或いは、フォーカス駆動速度に従い、フォーカス制御部302を制御して撮影レンズ301を光軸方向に駆動する。合焦の判定は、この撮影レンズ301を光軸方向に駆動する事で、画像のAF領域の高周波成分が最も高くなった位置を合焦位置と判定するいわゆるコントラストAFを用いている。その後はステップS201に戻り、同様の動作を繰り返す。
上記ステップS208にて、測距(AF)結果が合焦であると判定すると、システムコントローラ50は、測定データ及び/或いは設定パラメータを内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測光・測距処理ルーチンを終了する。
上記ステップS200にて、EVFフラグが設定されていないと判定した場合、すなわち光学ファインダモードであった場合、システムコントローラ50は、ステップS200からステップS210へ進む。そして、このステップS210にて、測光センサ7による定常光測光を行い、次のステップS211にて、上記測光センサ7による測光結果と設定されているISO感度に応じて露出値を演算する。続くステップS212では、公知のTTL位相差方式の焦点検出部8で検出された、ピントずれ量が合焦範囲内(測距OK)であるか否かを判定する。合焦範囲内であれば測光・測距処理を終了する。また、合焦範囲外であればステップS213へ進み、撮影レンズ301を駆動してAF制御を行い、再び合焦判定を行うためにステップS212へ戻る。
次に、図3のステップS129にて実行される撮影処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS301にて、ファインダモード設定スイッチ66の状態を判定し、ファインダモードがEVFモードであればステップS302へ進む。ステップS302にて被写体輝度値(BVI)、撮像素子感度(SV)より設定された公知のプログラム線図に基づき、本撮影の露出値(シャッタ速度TVと絞り値AV)を求める。続くステップS303にて、開放のままであるシャッタ9を一度閉じる。そして、交換レンズ300の絞り304を上記ステップS302で演算した所定の絞り値まで絞り込み、ステップS308へ進む。
一方、ファインダモード設定スイッチ66の状態が、OVFモードであればステップS304へ進む。ステップS304にて、撮像素子14を用いての被写体輝度値(BVI)と測光センサ7を用いての被写体輝度値(BVS)の差分である補正値(BVdif)が既に求められているか否かを判定する。未だ求められていなければステップS306へ進む。既に求められていて補正値があればステップS305へ進み、被写体輝度値(BVS)に、補正値を加算する。そして、次のステップS306にて、被写体輝度値(BVS)、撮像素子感度(SV)より設定された公知のプログラム線図に基づき、本撮影の露出値(シャッタ速度TVと絞り値AV)を求める。
次のステップS307では、本撮影の為にミラー制御部41を介して主ミラー1、サブミラー3をアップし、撮影光路から退避させる。そして、ステップS306と同様、絞り304を絞り込み、ステップS308へ進む。
次のステップS308では、シャッタ9を開いて撮像素子14の露光を開始する。そして、上記ステップS303で演算した所定のシャッタ時間が経過するとステップS309へ進み、シャッタ9を閉じて露光を終了し、続くステップS310にて、撮像素子14で撮像された画像をA/D変換器16で読み出す。
次のステップS311では、ファインダモード設定スイッチ66の状態を判定し、ファインダモードがEVFモードであればステップS312へ進み、続くEVF表示の為に、シャッタ9を再度開くと共に絞り304を開放状態に戻し、撮影処理を終了する。
一方、ファインダモードがOVFであればステップS313へ進み、主ミラー1およびサブミラー3をダウンすると共に絞り304を開放状態にする。そして、次のステップS314にて、撮像した画像から被写体輝度値(BVI)を算出し、続くステップ315にて、上記ステップS210で算出した撮影直前の測光センサ7を用いての被写体輝度値(BVS)との差分BVdif(=BVI−BVS)を演算する。そして、次のステップS316にて、装着されている交換レンズ300の個体識別コードと、ズーム位置或いはフォーカス位置に応じた、不揮発性メモリ56の所定の記憶領域に上記の差分BVdifを補正値として記憶し、撮影処理を終了する。
なお、交換レンズ300のズーム位置やフォーカス位置は、前述の距離・ズーム位置検出部303のエンコーダ位置をレンズ制御マイコン306が読み取る。そして、個体識別コードと共に、カメラ本体100・交換レンズ300間の通信ライン399を介してカメラ本体100のシステムコントローラ50に送られたものである。
以上の説明により、撮影された画像から算出された被写体輝度と測光センサ7から算出された被写体輝度の補正値の算出について説明した。
次に、ファインダモードが変更された際の上記補正値の算出について、図6のフローチャートにより説明する。
ステップS401にて、システムコントローラ50は、ファインダモード設定スイッチ66の状態を判定し、ファインダモードがEVFモードからOVFモードに変更された場合は、ステップS402へ進む。そして、このステップS402では、撮像素子14にて上記ステップS201で繰り返し求められている被写体輝度値(BVI)を一時保存する。続くステップS403では、ファインダモードをOVFモードに変更するために、主ミラー1およびサブミラー3をミラー制御部41を介してダウンする。そして、次のステップS404にて、OVFモードに変更された事を示すOVFフラグを設定する。
次のステップS405では、測光センサ7で被写体輝度を測光し、上記ステップS210と同様にして被写体輝度値(BVS)を算出する。そして、次のステップS406にて、上記ステップS402で保存してある撮像素子14から算出した被写体輝度値(BVI)との差分BVdif(=BVI−BVS)を算出する。その後はステップS420へ進む。
上記ステップS401にてファインダモードがOVFモードからEVFモードに変更された場合はステップS410へ進み、測光センサ7にて上記ステップS210で繰り返し求められている被写体輝度値(BVS)を一時保存する。そして、次のステップS411にて、ファインダモードをEVFモードに変更するために、主ミラー1およびサブミラー3をミラー制御部41を介してアップすると共に、EVFモードに変更された事を示すEVFフラグを設定する。
次のステップS412では、露光制御部40を介してシャッタ9を開放状態にし、続くステップS414にて、撮像素子14を用いて被写体輝度を測光する。そして、次のステップS415にて、上記ステップS410で保存してある撮像素子14から算出した被写体輝度値(BVS)との差分BVdif(=BVI−BVS)を算出する。その後はステップS420へ進む。
次のステップS420では、上記ステップS406またはステップS416で求めた差分BVdifを不揮発性メモリ56の所定の記憶領域に補正値として記憶する。詳しくは、差分BVdifを、装着されている交換レンズ300の個体識別コードとズーム位置(焦点距離)或いはフォーカス位置(撮影距離)に応じた、不揮発性メモリ56の所定の記憶領域に補正値として記憶する。
以上の様にして、図5のステップS316または図6のステップS420にて保存された補正値は、撮像素子14で撮像された画像から算出した被写体輝度値(BVI)と測光センサ7で算出された被写体輝度値(BVS)の差分である。よって、例えば撮像素子14で測光された被写体輝度を基準として、測光センサ7で測光したとする。この場合、この差分を加算することにより、双方の露出誤差を補正して、撮像面、測光センサ7のどちらで測光値を決めた場合でも、同じ露出値の画像を撮影することが可能になる。