本発明の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
ただし本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明の実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、本発明の実施形態を説明するための全図において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
本実施の形態を、図1、図3(A)〜図3(B)、図10(A)〜図10(D)、図11、図12(A)〜図12(B)、図13、図14、図15、図16(A)〜図16(C)、図17(A)〜図17(B)、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図45を用いて以下に説明する。
まず、基板101上に、絶縁膜102を形成する。基板101としては、ガラス基板、石英基板、セラミックス基板、シリコン基板、金属基板またはステンレス基板等のうちのいずれかを用いることが可能である。本実施の形態では、基板101としてガラス基板を用いる。
絶縁膜102としては、スパッタリング法又はプラズマCVD法により、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、窒化珪素、酸素を含む窒化珪素、金属酸化材料からなる膜を形成すればよい。
絶縁膜102上に金属膜103を形成する。金属膜103としては、W、Ti、Ta、Mo、Cr、Nd、Fe、Ni、Co、Zr、Zn、Ru、Rh、Pd、Os、Irから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層、またはこれらの積層、或いは、これらの窒化物の単層、またはこれらの積層を用いればよい。金属膜103の膜厚は10nm〜200nm、好ましくは25nm〜75nmとする。
次に、金属膜103上に絶縁膜104を形成する。このとき、金属膜103と絶縁膜104との間にアモルファス状態の金属酸化膜100が2nm〜5nm程度形成される(図10(A)参照)。後の工程で剥離する際、金属酸化膜100中、または金属酸化膜100と絶縁膜104との界面、または金属酸化膜100と金属膜103との界面で分離が生じる。絶縁膜104としては、スパッタリング法又はプラズマCVD法により、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、窒化珪素、酸素を含む窒化珪素、金属酸化材料からなる膜を形成すればよい。絶縁膜104の膜厚は、金属膜103の2倍以上、好ましくは、150nm〜200nmであることが望ましい。
次に、絶縁膜104上に、少なくとも水素を含む材料の膜を形成する。少なくとも水素を含む材料の膜としては、半導体膜または窒化物膜等を用いることができる。本実施の形態では、半導体膜を形成する。この後、水素を含む材料の膜中に含まれる水素を拡散するための熱処理を行う。この熱処理は410℃以上であればよく、結晶性半導体膜の形成プロセスとは別途行ってもよいし、兼用させて工程を省略してもよい。
本実施の形態では、水素を拡散するための熱処理と活性層となる半導体膜形成を同時に行うために、水素を含む材料膜として水素を含む非晶質半導体膜、例えば非晶質珪素膜、を成膜し、加熱して結晶性半導体膜、例えば多結晶珪素膜を形成する。このとき非晶質半導体膜を結晶化させるため500℃以上の熱処理を行えば、結晶性半導体膜を形成すると同時に水素の拡散を行うことができる。
もちろん水素を拡散するための熱処理と、活性層となる半導体膜形成を別の工程で行ってもよい。その場合は、水素を含む材料膜を成膜して加熱し、その上に活性層となる半導体膜を成膜すればよい。活性層となる半導体膜は、非晶質半導体膜を成膜してから結晶化することによって得てもよいし、最初から結晶性半導体膜を成膜してもよい。
次に、公知の手法により、結晶性半導体膜を島状にエッチングして島状半導体膜105を形成する。
島状半導体膜105中には、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル形成領域が形成されている。さらに島状半導体膜105を覆うゲート絶縁膜106、島状半導体膜105のチャネル形成領域上に形成された、下層ゲート電極107及び上層ゲート電極108が設けられている。図10(B)では、ゲート電極は、下層ゲート電極107及び上層ゲート電極108の二層構造としたが、単層構造のゲート電極を作製してもよい。なお図示しないが下層ゲート電極107及び上層ゲート電極108を合わせてゲート電極145とする。以上のようにしてTFT110が形成される。
なお本実施の形態では、TFT110はトップゲート型TFTを形成するが、ボトムゲート型TFTであってもよい。またチャネル形成領域が1つであるシングルゲート型TFTであっても、チャネル形成領域が複数存在するマルチゲート型TFTであってもよい。
下層ゲート電極107及び上層ゲート電極108を有するゲート電極145、ゲート絶縁膜106を覆って、層間絶縁膜109を形成する。
なお、層間絶縁膜109は、単層の絶縁膜で形成されていてもよいし、異なる材料の絶縁層の積層膜であってもよい。
層間絶縁膜109上には、島状半導体膜105中のソース領域及びドレイン領域に電気的に接続された、ソース電極112及びドレイン電極113が形成されている。さらにゲート電極145に電気的に接続された、ゲート配線111が形成されている(図10(B)参照)。
なお、図10(B)までの工程では、TFTは1つしか示されていない。しかし実際は、TFT110は、光電変換層121にて得られる光電流を増幅する増幅回路、例えばカレントミラー回路を構成するTFTであり、少なくとも2つは形成される。図11に、光電変換層121を含むフォトダイオード203、TFT204及びTFT205からなるカレントミラー回路211の回路構成を示す。図10(B)のTFT110は、TFT204あるいはTFT205の一方である。
図11では、カレントミラー回路211を構成するTFT204のゲート電極は、カレントミラー回路211を構成するもう1つのTFT205のゲート電極に電気的に接続され、更にTFT204のソース電極またはドレイン電極の一方であるドレイン電極(「ドレイン端子」ともいう)に電気的に接続されている。
TFT204のドレイン端子は、フォトダイオード203、TFT205のドレイン端子、及び高電位電源VDDに電気的に接続されている。
TFT204のソース電極またはドレイン電極の他方であるソース電極(「ソース端子」ともいう)は、低電位電源VSS及びTFT205のソース端子に電気的に接続されている。
またカレントミラー回路211を構成するTFT205のゲート電極は、TFT204のゲート電極及びドレイン端子に電気的に接続されている。
また、TFT204及びTFT205のゲート電極は互いに接続されているので共通の電位が印加される。
図11では2個のTFTによる、カレントミラー回路の例を図示している。この時、TFT204とTFT205が同一の特性を有する場合、参照電流と出力電流の比は、1:1の関係となる。
出力値をn倍とするための回路構成を図12(A)及び図12(B)に示す。図12の回路構成は、図11のTFT205をn個にしたものに相当する。図12に示すようにTFT204とTFT205の比を1:nにすることで、出力値をn倍とすることが可能となる。これは、TFTのチャネル幅Wを増加させ、TFTに流すことのできる電流の許容量をn倍とすることと同様の原理である。
例えば、出力値を100倍に設計する場合、TFT204を1個、TFT205を100個並列接続することで、目標とした電流を得ることが可能となる。
図12(A)中の回路218i(回路218a、回路218b等)の詳細な回路構成を図12(B)に示す。
図12(B)の回路構成は、図11及び図12(A)の回路構成を基にしており、同じ素子は同じ符号で表されている。すなわち、TFT205i(205a、205b等)のゲート電極は、端子219i(219a、219b等)に電気的に接続されており、また端子220i(220a、220b等)に電気的に接続されている。またTFT205iのソース端子は、端子221i(221a、221b等)に電気的に接続されている。
なお図12(A)中の回路218a、回路218b等を、説明するために、そのうちの1つである回路218iを図12(B)に示している。回路218iは図11の回路構成を基にしているので、図12の符号において「i」の付いている符号は、図11の「i」の付いていない符号と同じものである。すなわち、例えば図11のTFT205と図12(B)のTFT205iは同じものである。
したがって図12(A)においては、TFT205は、n個のTFT205i、等から構成されていることとなる。これによりTFT204に流れる電流がn倍に増幅されて出力される。
尚、図12(A)及び図12(B)において図11と同じものを指示している場合は、同じ符号で示してある。
また、図11はカレントミラー回路211を、nチャネル型TFTを用いた等価回路として図示したものであるが、このnチャネル型TFTに代えてpチャネル型TFTを用いてもよい。
増幅回路をpチャネル型TFTで形成する場合は、図13に示す等価回路となる。図13に示すように、カレントミラー回路231はpチャネル型TFT234及び235を有している。なお図11〜図12と図13で同じものは同じ符号で示している。
以上のようにしてTFT110を作製したら、層間絶縁膜109上に、電極115、電極116を形成する。図10(C)では電極116は複数形成しており、図10(D)では電極116は1つしか形成されていない。
なお本実施の形態では、電極115及び電極116は、チタン(Ti)を400nmの厚さで成膜したチタン膜を用いて形成する。
なお電極115及び電極116は、ソース電極112及びドレイン電極113と同じ工程で作成してもよい。
図10(C)における電極116及びその周辺部の上面図を図15に、図10(D)における電極116及びその周辺部の上面図を図14に示す。
図15において、電極116は格子状の電極であり、後述する工程で形成される光電変換層121と複数の箇所で接続されている。そのため電極116の断面を見ると、図10(C)のように、電極116が複数形成されているように見えるが、全て同一材料及び同一工程により作製されるものである。図15のように電極116を格子状に形成すると、光電変換層121の抵抗値が小さくなるという利点がある。
また図14において、電極116は先端部が丸い矩形状の電極であるので、断面を見ると、図10(D)のように、電極116は1つのみ形成されているように見える。
なお図14及び図15において、電極116はカレントミラー回路211と電気的に接続されている。カレントミラー回路211は、TFT110を2個〜(n+1)個有している。
すなわち、上述のように、参照電流と出力電流の比を1:1としたい場合は、参照側のTFT及び出力側のTFTを1個ずつ形成すればよく、その回路図は図11となる。また参照電流と出力電流の比を1:nとしたい場合は、参照側のTFTを1個及び出力側のTFTをn個形成すればよい。その場合の回路図は図12(A)及び図12(B)となる。
カレントミラー回路211は、高電位電源VDDに接続する接続電極241と配線244を介して電気的に接続されており、また低電位電源VSSに接続する接続電極242と配線245を介して電気的に接続されている。
次いで、図16(A)に示すように、電極116及び層間絶縁膜109上に、オーバーコート層117を設ける。なお図16(A)は、図10(C)の構成にオーバーコート層117を形成した構成になっているが、もちろん図10(D)の構成を用いても構わない。
オーバーコート層117は、後の工程で形成される光電変換層121のp型半導体層121pとn型半導体層121nがショートしないように、端部をなだらかにして形状を改善する機能と、光電変換層121への汚染物質の混入を抑制する機能と、光電変換層121に入射する光を調整する機能がある。またオーバーコート層117は、透光性のある絶縁材料を用いて形成すればよい。例えば、アクリル、ポリイミドというような有機樹脂材料、また窒化珪素、酸化珪素、窒素を含む酸化珪素、酸素を含む窒化珪素といった無機材料を用いることが可能である。またこれらの材料を積層した積層膜を用いて形成することが可能である。本実施の形態では、オーバーコート層117としてポリイミドを用いる。
次いで電極116及びオーバーコート層117上に、p型半導体膜、i型半導体膜、n型半導体膜を成膜し、エッチングして、p型半導体層121p、i型半導体層121i及びn型半導体層121nを含む光電変換層121を形成する(図16(B)及び図16(C)参照)。なお図16(B)の点線で囲まれた領域を拡大したものが図16(C)である。
p型半導体層121pは、13属の不純物元素、例えばホウ素(B)を含んだ非晶質半導体膜をプラズマCVD法にて成膜して形成すればよい。
図16(B)及び図16(C)では、電極116は光電変換層121の最下層、本実施の形態ではp型半導体層121pと接している。
p型半導体層121pを形成したら、さらにi型半導体層121i及びn型半導体層121nを順に形成する。これによりp型半導体層121p、i型半導体層121i及びn型半導体層121nを有する光電変換層121が形成される。
i型半導体層121iとしては、例えばプラズマCVD法で非晶質半導体膜を形成すればよい。またn型半導体層121nとしては、15属の不純物元素、例えばリン(P)を含む非晶質半導体膜を形成してもよいし、非晶質半導体膜を形成後、15属の不純物元素を導入してもよい。
なお非晶質半導体膜として、非晶質珪素膜、非晶質ゲルマニウム膜等を用いてもよい。
なお本明細書においては、i型半導体膜とは、半導体膜に含まれるp型もしくはn型を付与する不純物が1×1020cm−3以下の濃度であり、酸素及び窒素が5×1019cm−3以下の濃度であり、暗伝導度に対して光伝導度が100倍以上である半導体膜を指す。またi型半導体膜には、ホウ素(B)が10〜1000ppm添加されていてもよい。
またp型半導体層121p、i型半導体層121i、n型半導体層121nとして、非晶質半導体膜だけではなく、微結晶半導体膜(セミアモルファス半導体膜ともいう)を用いてもよい。
あるいは、p型半導体層121p及びn型半導体層121nを微結晶半導体膜を用いて形成し、i型半導体層121iとして非晶質半導体膜を用いてもよい。
なおセミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。セミアモルファス半導体膜は、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端化させるために水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。本明細書では便宜上、このような半導体膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
またSAS膜は珪素(シリコン)を含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。代表的な珪素(シリコン)を含む気体としては、SiH4であり、その他にもSi2H6、SiH2Cl2、SiHCl3、SiCl4、SiF4などを用いることができる。また水素や、水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素を加えたガスで、この珪素(シリコン)を含む気体を希釈して用いることで、SAS膜の形成を容易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲で珪素(シリコン)を含む気体を希釈することが好ましい。またさらに、珪素(シリコン)を含む気体中に、CH4、C2H6などの炭化物気体、GeH4、GeF4などのゲルマニウム化気体、F2などを混入させて、エネルギーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
なお、本明細書では、光電変換層121、光電変換層121を含むフォトダイオード203、さらにフォトダイオード203を含む素子を、光電変換素子、あるいは光電変換装置と呼ぶこともある。
次いで、光電変換層121の上面に補助電極122を形成する。補助電極122は、光電変換層121の抵抗が大きい場合にのみ形成すればよく、光電変換層121の抵抗が小さければ、補助電極122は形成しなくてもよい。本実施の形態では、補助電極122としてチタン(Ti)を20〜30nmの厚さで形成する。
また、p型半導体膜、i型半導体膜、n型半導体膜を成膜後、補助電極122となる導電膜を形成し、次いで導電膜をエッチングして補助電極122を形成し、さらにp型半導体膜、i型半導体膜、n型半導体膜をエッチングして光電変換層121を形成してもよい。
次いで露出している面を覆って、保護膜129を形成する(図17(A)参照)。保護膜129として、本実施の形態では窒化珪素膜を用いる。この保護膜129は、後の工程で層間絶縁膜118をエッチングする際に、TFT110のゲート配線111、ソース電極112、ドレイン電極113がエッチングされないように保護するためのものである。
次いで保護膜129上に、層間絶縁膜118を形成する。層間絶縁膜118は平坦化膜としても機能する。本実施の形態では、層間絶縁膜118として、ポリイミドを2μmの厚さで成膜する。
次に層間絶縁膜118をエッチングしてコンタクトホールを形成する。この際に保護膜129があるので、TFT110のゲート配線111、ソース電極112、ドレイン電極113はエッチングされない。次いで電極125及び電極126が形成される領域の保護膜129をエッチングしてコンタクトホールを形成する。さらに層間絶縁膜118上に、層間絶縁膜118及び保護膜129中に形成されたコンタクトホールを介して電極115に電気的に接続される電極125、並びに、層間絶縁膜118及び保護膜129中に形成されたコンタクトホールを介して補助電極122と電気的に接続される電極126を形成する(図18参照)。電極125および電極126としては、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、銀(Ag)等を用いることが可能である。
本実施の形態では、電極125及び電極126として、チタン(Ti)を30〜50nmで成膜した導電膜を用いる。
なお、補助電極122を形成しなかった場合は、光電変換層121の最上層、本実施の形態では、n型半導体層121nに、電極126が電気的に接続されていればよい。
次いで、層間絶縁膜118上に、スクリーン印刷法あるいはインクジェット法にて、層間絶縁膜119を形成する(図19参照)。その際には、電極125及び電極126上には、層間絶縁膜119は形成しない。本実施の形態では、層間絶縁膜119として、エポキシ樹脂を用いる。
次いで、例えばニッケル(Ni)ペーストを用いて印刷法により、電極125に電気的に接続される電極141、及び、電極126に電気的に接続される電極142を作製する。さらに電極141及び電極142上にそれぞれ、銅(Cu)ペーストを用いて印刷法により、電極143及び電極144を形成する(図20参照)。
次いで、支持体となる第2の基板151を粘着材152で貼りつける。なお、第2の基板151は、基板101よりも剛性の高い基板を用いることが好ましい。代表的には、第2の基板151としてガラス基板、石英基板、金属基板、セラミックス基板、プラスチック基板を適宜使用することができる。
また、粘着材152としては、有機材料からなる粘着材を用いればよい。このとき、粘着材の一部に平坦化層を形成しても良い。本実施の形態では、平坦化層として、有機材料からなる粘着材に水溶性樹脂152aを塗布し、その上に両面が反応剥離型粘着材で覆われた部材152b(以下、両面シートと記す。)を接着して、層間絶縁膜119、電極141、電極143、電極142、電極144等と第2の基板151を接着してもよい。
この接着方法を用いることで、後の剥離工程を比較的小さな力で行うことができる。有機材料からなる粘着材としては、反応剥離型粘着材、熱剥離型粘着材、紫外線剥離型粘着材等の光剥離型粘着材、嫌気剥離型粘着材などの各種剥離型粘着材が挙げられる。
なお、本実施の形態では、電極143及び電極144までを形成してから、支持体となる第2の基板151を粘着材152で貼りつけたが、電極141、電極143、電極142、電極144を形成する前、すなわち図19の工程が終了した段階で、第2の基板151を粘着材152で貼りつけてもよい(図45参照)。
図21及び図22において、基板101及び金属膜103を剥離体161と呼ぶ。また、絶縁膜104から電極143及び電極144までの層を積層体162という。
次いで、基板101の金属膜103と絶縁膜104とを、物理的手段により引き剥がす(図22参照)。物理的力とは、例えば、くさび等の鋭利な端部を有する部材を用いた負荷、ノズルから吹付けられるガスの風圧、超音波等の比較的小さな力である。金属酸化膜100内、絶縁膜104と金属酸化膜100の界面又は金属酸化膜100と金属膜103との界面で剥離が生じ、剥離体161と積層体162とを、比較的小さな力で引き剥がすことができる。こうして、積層体162を剥離体161から分離することができる。剥離体161を分離して、積層体162のみにしたものを図23に示す。
ここでカラーフィルタについて説明する。基板131上に、絶縁膜132、金属膜133、絶縁膜134を形成する。基板131としては基板101、絶縁膜132としては絶縁膜102、金属膜133としては金属膜103、絶縁膜134としては絶縁膜104と、同様の材料を用いればよい。また、金属膜133と絶縁膜134との間に金属酸化膜130が形成される。
本実施の形態では、基板131としてガラス基板、絶縁膜132として窒素を含む酸化珪素膜、金属膜133としてタングステン(W)膜、絶縁膜134として窒素を含む酸化珪素膜を用いる。
絶縁膜134上の、一部あるいは全面にカラーフィルタ135が形成される。
カラーフィルタ135の作製方法としては、着色樹脂を用いたエッチング法、カラーレジストを用いたカラーレジスト法、染色法、電着法、ミセル電解法、電着転写法、フィルム分散法、インクジェット法(液滴吐出法)、銀塩発色法など公知の手法を用いることができる。
本実施の形態では、顔料が分散された感光性樹脂を用いたエッチング法によって、カラーフィルタを形成する。赤色顔料、緑色顔料、又は青色顔料が分散された感光性アクリル樹脂を、塗布法により絶縁膜134上に塗布する。次に、アクリル樹脂を乾燥し、仮焼きした後、露光及び現像し、220度の加熱によりアクリルを硬化し、1.0〜2.5μmのカラーフィルタ135を形成する。
ただしカラーフィルタ135の位置は、接着材137で貼り合わせた後に、光電変換層121が形成されている領域に合うように調整する。
カラーフィルタ135を覆って、オーバーコート層136を形成する(図3(A)参照)。オーバーコート層136はオーバーコート層117と同様の材料で形成すればよい。
次いで、図22と同様に、基板131の金属膜133と絶縁膜134とを、物理的手段により引き剥がす。こうして、基板131、絶縁膜132、金属膜133、金属酸化膜130を、絶縁膜134、カラーフィルタ135、オーバーコート層136から分離することができる(図3(B)参照)。
次いで、絶縁膜104と絶縁膜134を接着材137で接着する(図24参照)。接着材137としては、有機材料からなる粘着材152による第2の基板151と被剥離層である積層体162との密着性よりも、絶縁膜104を含む積層体162と絶縁膜134との密着性のほうが高い材料であることが重要である。すなわち、接着材137の接着力の方が、粘着材152の接着力よりも高いことが好ましい。
接着材137としては、反応硬化型接着材、熱硬化型接着材、紫外線硬化型接着材等の光硬化型接着材、嫌気硬化型接着材などの各種硬化型接着材が挙げられる。本実施の形態では、接着材137としてエポキシ樹脂を用いてもよい。
なお上記工程に代えて、絶縁膜104に、粘着材が他の部材と接着しないように離型紙(剥離紙、即ちセパレーター等の基材片面又は両面に剥離面を有するシート)を設けた粘着材(以下「両面テープ」ともいう)を設けてもよい。剥離紙を剥がせば、任意の部材に接着することが可能である。このような両面テープの材料として、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが挙げられる。
次に、積層体162から粘着材152及び第2の基板151を剥離する(図25参照)。有機材料からなる粘着材152を、熱反応、光反応、湿度による反応、または化学反応(例えば、水、酸素等を用いて粘着力を低下させる)させて、有機材料からなる粘着材152及び第2の基板151を積層体162から剥離する。
以上の工程により、図1に示すように、光電変換層121、TFT110、カラーフィルタ135を有する光電変換装置でもある半導体装置が形成される。
本実施の形態により作製した半導体装置は、軽量で薄い半導体装置となるので、従来の半導体装置よりも容積を小さくすることが可能となる。この結果、これらの半導体装置を用いた電子機器の小型化及び軽量化が図れる。また本実施の形態により、作成コストが減少し、小型化された半導体装置を作製することができる。さらに本実施の形態により作製した半導体装置は、可撓性を有するものである。
[実施の形態2]
本実施の形態では、実施の形態1とは異なる構成の半導体装置を、図4、図5を用いて説明する。
まず実施の形態1の記載を参考にして、図23までの工程を行う。
次いで図4に示すように、基板139上に、カラーフィルタ135及びオーバーコート層136を形成する。基板139は、基板131と同様の材料を用いればよく、カラーフィルタ135及びオーバーコート層136については実施の形態1と同様である。
ただしカラーフィルタ135の位置は、接着材137で貼り合わせた後に、光電変換層121が形成されている領域に合うように調整する。
そして、実施の形態1と同様に、接着材137でオーバーコート層136と絶縁膜104を接着し、第2の基板151及び粘着材152を剥離する。以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が完成する(図5参照)。
本実施の形態により作製した半導体装置は、軽量で薄い半導体装置となるので、従来の半導体装置よりも容積を小さくすることが可能となる。この結果、これらの半導体装置を用いた電子機器の小型化及び軽量化が図れる。また本実施の形態により、作成コストが減少し、小型化された半導体装置を作製することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、実施の形態1及び実施の形態2とは異なる半導体装置について、図6及び図7を用いて説明する。
まず実施の形態1を基にして、図6に示す積層構造を作製する。図6に示す積層構造は、図20の積層構造から、金属膜103、金属酸化膜100、絶縁膜104を除いた構造である。すなわち、図6においては、基板101上の絶縁膜102を形成後、金属膜103、金属酸化膜100、絶縁膜104を形成せずに、すぐにTFT110を形成すればよい。
次いで図21で示す工程を基にして、粘着材152により第2の基板151を貼り付ける。
次いで実施の形態1と同様に、図3(B)に示す絶縁膜134、カラーフィルタ135、オーバーコート層136を用いて、絶縁膜134と基板101を接着材137で接着する。そして図25で示す工程を基にして、粘着材152と第2の基板151を剥離する。以上のようにして、本実施の形態の半導体装置を得ることができる(図7参照)。
本実施の形態により作製した半導体装置は、軽量で薄い半導体装置となるので、従来の半導体装置よりも容積を小さくすることが可能となる。この結果、これらの半導体装置を用いた電子機器の小型化及び軽量化が図れる。また本実施の形態により、作成コストが減少し、小型化された半導体装置を作製することができる。
[実施の形態4]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態3とは異なる半導体装置について、図8を用いて説明する。
まず実施の形態1の記載を参考にして、図23までの工程を行う。
そして、接着材137でカラーフィルム138と絶縁膜104を接着し、第2の基板151及び粘着材152を剥離する。以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が完成する(図8参照)。
カラーフィルム138は、赤色顔料、緑色顔料、又は青色顔料が分散された樹脂を用いればよい。
本実施の形態により作製した半導体装置は、軽量で薄い半導体装置となるので、従来の半導体装置よりも容積を小さくすることが可能となる。この結果、これらの半導体装置を用いた電子機器の小型化及び軽量化が図れる。また本実施の形態により、作成コストが減少し、小型化された半導体装置を作製することができる。
[実施の形態5]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態4とは異なる半導体装置について、図9、図26、図46、図47を用いて説明する。
まず実施の形態1の記載を参考にして、図23までの工程を行う。
そして、絶縁膜104全面の上に、インクジェット法で、赤色顔料、緑色顔料、又は青色顔料を含んだ樹脂を滴下する。樹脂は、熱硬化型樹脂、光硬化型樹脂等を用いればよい。顔料を含む樹脂をインクジェット法で滴下し、硬化させることにより、レンズとしても機能するカラーフィルム(以下、カラーレンズともいう)155が形成される(図9参照)。また、絶縁膜104上の、光電変換層121が形成されている領域に対応する領域のみに、カラーレンズ155を形成してもよい(図26参照)。
次いで、実施の形態1の記載を基にして、第2の基板151及び粘着材152を剥離する。以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が完成する(図9及び図26参照)。
図9及び図26の上面図がそれぞれ、図46及び図47である。図46では、光電変換層121、カレントミラー回路211等の素子が形成されている面の全面にカラーレンズ155が形成されていることが分かる。また図47では光電変換層121が形成されている領域にのみにカラーレンズ155が形成されていることが分かる。
本実施の形態により作製した半導体装置は、軽量で薄い半導体装置となるので、従来の半導体装置よりも容積を小さくすることが可能となる。この結果、これらの半導体装置を用いた電子機器の小型化及び軽量化が図れる。また本実施の形態により、作成コストが減少し、小型化された半導体装置を作製することができる。
[実施の形態6]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態5と異なる構成の半導体装置について、図48、図49(A)〜図49(C)、図50(A)〜図50(B)、図51、図52、を用いて説明する。なお本実施の形態では、基本的には実施の形態1を基にしており、説明の省略されている部分については、実施の形態1を援用する。
まず、実施の形態1に基づいて、図10(C)までの工程を行う(図49(A)参照)。次いで、ゲート絶縁膜106、層間絶縁膜109、電極116の端部を、エッチングにて除去する(図49(B)参照)。
次いで実施の形態1と同様にオーバーコート層117を形成し(図49(C)参照)、さらに光電変換層121及び補助電極122を作製する(図50(A)参照)。
次いで、露出した、絶縁膜104の一部、ゲート絶縁膜106、層間絶縁膜109、電極115、ゲート配線111、ソース電極112、ドレイン電極113、電極116を覆って、保護膜129を形成する(図50(B)参照)。保護膜129として、例えば窒化珪素膜を用いればよい。保護膜129により、TFT110や光電変換層121に、水分や有機物等の不純物が混入するのを防ぐことができる。
さらに実施の形態1に基づいて、層間絶縁膜118、電極125、電極126を形成する(図51参照)。このとき、層間絶縁膜118は、保護膜129が形成された領域、特に、層間絶縁膜109、光電変換層121が形成された領域からはみ出さないようにする。
次いで実施の形態1と同様に、層間絶縁膜119、電極141、電極142、電極143、電極144を作製する(図52参照)。層間絶縁膜119は、例えばエポキシ樹脂等を用いればよい。層間絶縁膜119は、保護膜129を覆って下地膜として機能する絶縁膜104を覆って形成され、シール材としての機能を有する。
その後、図3、図21〜図25及びその記載を基にして、カラーフィルタ135及びオーバーコート層136を、絶縁膜134と絶縁膜104との間に設けられた接着材137によって貼り付ける工程を行い、本実施の形態の半導体装置が完成する(図48参照)。
また、層間絶縁膜118について、実施の形態1及び本実施の形態ではポリイミドを用いて形成していたが、ポリイミド等の有機材料に代えて、無機材料、例えば、窒素を含む酸化珪素膜を用いてもよい。その場合を図56に示す。図56では、層間絶縁膜118に代えて層間絶縁膜171が形成されており、層間絶縁膜171は窒素を含む酸化珪素膜を用いて形成されている。
本実施の形態の半導体装置は、水分や有機物等の不純物が混入するのを防ぐことができるので有用である。
[実施の形態7]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態6と異なる構成の半導体装置について、図53、図54(A)〜図54(C)、図55を用いて説明する。なお本実施の形態では、基本的には実施の形態1を基にしており、説明の省略されている部分については、実施の形態1を援用する。
また本実施の形態は、実施の形態6の絶縁膜104を二層にし、下層絶縁膜104aと上層絶縁膜104bを用いる以外は、ほぼ実施の形態6と同様なので、必要があれば実施の形態1と共に実施の形態6も援用する。
まず実施の形態1と同様に、基板101上に、順に絶縁膜102、金属膜103、金属酸化膜100、絶縁膜104を形成する。このとき絶縁膜104は、下層絶縁膜104aと上層絶縁膜104bを有している(図54(A)参照)。下層絶縁膜104aとして、例えば酸素を含む窒化珪素膜(SiOxNy:y>x)を用い、上層絶縁膜104bとして、例えば窒素を含む酸化珪素膜(SiOxNy:x>y)を用いるとよい。これにより、基板101側からの水分などの混入物を防ぐことが可能となる。
次いで実施の形態1を援用して図10(B)までの工程を行う(図54(B)参照)。さらに実施の形態7の図49(B)と同様に、ゲート絶縁膜106、層間絶縁膜109、電極116の端部を、エッチングにて除去する(図54(C)参照)。
次いで実施の形態1を援用して、露出した、絶縁膜104の一部、ゲート絶縁膜106、層間絶縁膜109、電極115、ゲート配線111、ソース電極112、ドレイン電極113、電極116を覆って、保護膜129を作製する(図55参照)。保護膜129として、例えば窒化珪素膜を用いればよい。保護膜129により、TFT110や光電変換層121に、水分や有機物等の不純物が混入するのを防ぐことができる。
さらに実施の形態1及び実施の形態6と同様の工程により、図53に示す半導体装置を完成する。
本実施の形態の半導体装置は、水分や有機物等の不純物が混入するのを防ぐことができるので有用である。
[実施の形態8]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態7において、高電位電源VDD及び低電位電源VSSなどの電源として用いることのできるバッテリについて、図27、図28(A)〜図28(B)、図29(A)〜図29(E)、図30、図31、図32、図33を用いて以下に説明する。
本明細書において、バッテリと、アンテナと、アンテナが受信した電磁波により生ずる起電力をバッテリに充電する回路と、該起電力を充電する媒体とを備えた装置をRFバッテリ又は無線電池とも呼ぶ。
また、本明細書において、バッテリとは、二次電池又は蓄電池とよばれるもので、外部電源から得た電気的エネルギーを化学的エネルギーの形に変化して蓄え、必要に応じて再び電力として取り出す装置をいう。また、コンデンサとは、絶縁した二つの導体が近接し、二つの導体の一方が正、他方が負の電荷を帯びることでその電気間の引力により電荷が蓄えられる装置をいう。
なお、本明細書においてバッテリとは、充電することで連続使用時間を回復することができるものである。なおバッテリとしては、その用途により異なるが、薄膜なシート状や径の小さい筒状に形成された電池を用いることが好ましく、例えばリチウム電池、好ましくはゲル状電解質を用いるリチウムポリマー電池や、リチウムイオン電池等を用いることで、小型化が可能である。勿論、充電可能な電池であればなんでもよく、ニッケル水素電池、ニカド電池、有機ラジカル電池、鉛蓄電池、空気二次電池、ニッケル亜鉛電池、銀亜鉛電池などの充電放電可能な電池であってもよいし、また大容量のコンデンサなどを用いても良い。
本実施の形態のバッテリとして用いることのできる大容量のコンデンサとしては、電極の対向面積が大きいものであることが望ましい。活性炭、フラーレン、カーボンナノチューブなど比表面積の大きい電極用材料を用いた電解二重層コンデンサを用いることが好適である。コンデンサは電池に較べ構成が単純であり薄膜化や積層化も容易である。電気二重層コンデンサは蓄電機能を有し、充放電の回数が増えても劣化が小さく、急速充電特性にも優れているため好適である。
図27において、RFバッテリ401は、バッテリ407、充電回路413、充電制御回路414、内部アンテナ回路411、整流回路412を有している。RFバッテリ401の外部に、外部アンテナ回路415が設けられている。内部アンテナ回路411は外部アンテナ回路415によって発生した無線信号を受信する。内部アンテナ回路411によって受信した信号は整流回路412に入力され、直流に変換される。充電回路413は整流回路412の電力をもとに電流を発生させ、バッテリ407に充電を行う。充電制御回路414はバッテリ407が過充電にならないように監視をおこない、充電量が増えた場合には充電回路413を制御し、充電量を抑える。なお、充電回路413は、例えば電圧制御回路(レギュレータとも言う)とスイッチ回路とにより構成することができる。なお、スイッチ回路をダイオードにすることにより、充電制御回路を省略する構成としてもよい。また、電圧制御回路は、電圧及び電流制御回路や定電流源回路であってもよい。
なお、内部アンテナ回路411と外部アンテナ回路415として、例えば図28(A)に示すようなアンテナ501、共振容量502によって構成されるアンテナ回路503を用いることができる。また、整流回路412は、内部アンテナ回路411及び外部アンテナ回路415が受信する電磁波により誘導される交流信号を直流信号に変換する回路であればよい。例えば、図28(B)に示すように、ダイオード504、ダイオード505、平滑容量506によって構成することができる。
なお、本実施の形態において内部アンテナ回路411で受信する無線信号として、例えば、125kHz、13.56MHz、915MHz、2.45GHzなどの周波数帯の信号を用いることができる。勿論、内部アンテナ回路で受信される信号の周波数はこれに限定されず、例えば、サブミリ波である300GHz〜3THz、ミリ波である30GHz〜300GHz、マイクロ波である3GHz〜30GHz、極超短波である300MHz〜3GHz、超短波である30MHz〜300MHz、短波である3MHz〜30MHz、中波である300kHz〜3MHz、長波である30kHz〜300kHz、及び超長波である3kHz〜30kHzのいずれの周波数も用いることができる。
また、内部アンテナ回路411と外部アンテナ回路415との間で送受信される信号は、搬送波を変調した信号である。搬送波の変調方式は、アナログ変調であってもデジタル変調であってよく、振幅変調、位相変調、周波数変調、及びスペクトラム拡散のいずれであってもよい。望ましくは、振幅変調、または、周波数変調にするとよい。また、無線信号として携帯電話の中継局の電波帯(800〜900MHz帯、1.5GHz、1.9〜2.1GHz帯等)、携帯電話から発振される電波、電波時計の電波(40kHz等)、家庭用の交流電源のノイズ(60Hz等)等の外部から無作為に受信される信号を利用することも可能である。また、内部アンテナ回路411として、それぞれ長さや形状の異なるアンテナを用いた複数のアンテナ回路を設けることによって、バッテリ407の充電に様々な無線信号を利用することができる。
また、内部アンテナ回路411及び外部アンテナ回路415に設けられるアンテナは、これらの無線信号を受信しやすい長さや形状で設ける。また、これらの電波を複数受信する場合には、長さや形状の異なるアンテナを含む複数のアンテナ回路を設けることが好ましい。
また、内部アンテナ回路411又は外部アンテナ回路415に設けられるアンテナの形状についても特に限定されない。つまり、内部アンテナ回路411又は外部アンテナ回路415に適用する信号の伝送方式は、電磁結合方式、電磁誘導方式又はマイクロ波方式等を用いることができる。伝送方式は、実施者が適宜使用用途を考慮して選択すればよく、伝送方式に伴って最適な長さや形状のアンテナを設ければよい。
例えば、伝送方式として、電磁結合方式又は電磁誘導方式(例えば、13.56MHz帯)を適用する場合には、電界密度の変化による電磁誘導を利用するため、アンテナとして機能する導電膜を輪状(例えば、ループアンテナ)、らせん状(例えば、スパイラルアンテナ、ヘリカルアンテナ)に形成する。
また、伝送方式としてマイクロ波方式(例えば、UHF帯(860〜960MHz帯)、2.45GHz帯等)を適用する場合には、信号の伝送に用いる電波の波長を考慮してアンテナとして機能する導電膜の長さや形状を適宜設定すればよく、アンテナとして機能する導電膜を例えば、線状(例えば、ダイポールアンテナ)、平坦な形状(例えば、パッチアンテナ)等に形成することができる。また、アンテナとして機能する導電膜の形状は線状に限られず、電磁波の波長を考慮して曲線状や蛇行形状またはこれらを組み合わせた形状で設けてもよい。
ここで、内部アンテナ回路411又は外部アンテナ回路415に設けるアンテナの形状の一例を図29(A)〜図29(E)に示す。例えば、図29(A)に示すように様々な回路等が設けられた回路素子522の周りに一面のアンテナ523を配した構造を取っても良い。ただし回路素子522とは、無線交信可能な半導体装置(RFID、IDチップ、ICチップ、ICタグ、IDタグ、無線チップ、ともいう)251の各素子から、内部アンテナ回路411あるいは外部アンテナ回路415を除いたものを示している。
また、図29(B)に示すように様々な回路等が設けられた回路素子522の周りに細いアンテナ523を回るように配した構造をとってもよい。また、図29(C)に示すように様々な回路等が設けられた回路素子522に対して、高周波数の電磁波を受信するためのアンテナ523の形状をとってもよい。また、図29(D)に示すように様々な回路等が設けられた回路素子522に対して180度無指向性(どの方向からでも同じく受信可能)なアンテナ523の形状をとってもよい。また、図29(E)に示すように、様々な回路等が設けられた回路素子522に対して、棒状に長く伸ばしたアンテナ523の形状をとってもよい。内部アンテナ回路411又は外部アンテナ回路415はこれらの形状のアンテナを組み合わせて用いることができる。
また、図29(A)〜図29(E)において、様々な回路等が設けられた回路素子522とアンテナ523との接続については特に限定されない。例えば、アンテナ523と回路等が設けられた回路素子522をワイヤボンディング接続やバンプ接続を用いて接続する、あるいは回路素子522の一部を電極にしてアンテナ523に貼り付けるという方法を取ってもよい。この方式ではACF(anisotropic conductive film;異方性導電性フィルム)を用いて回路素子522をアンテナ523に貼り付けることができる。アンテナに必要な長さは受信に用いる周波数によって異なる。例えば周波数が2.45GHzの場合、半波長ダイポールアンテナを設けるなら約60mm(1/2波長)、モノポールアンテナを設けるなら約30mm(1/4波長)の長さとするとよい。
なお、内部アンテナ回路411は複数の周波数帯の電磁波を受信可能なマルチバンドアンテナ構造であってもよい。例えば、図30に示すように内部アンテナ回路が複数のアンテナ回路によって形成されていてもよい。図30に示す構造において、基板1701上に、第1のアンテナ回路1705a、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cと、制御回路を有する回路素子1702と、バッテリ1703とを有している。なお、第1のアンテナ回路1705a、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cと回路素子1702に設けられた制御回路とは電気的に接続されている。なお、1706はバッテリを充電するための電磁波を送信するための送信機であり、表示部等に設けられている。
第1のアンテナ回路1705a、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cにより受信された電波は、回路素子1702に形成された制御回路における整流回路を介してバッテリ1703に入力され、バッテリ1703が充電される。
ここでは、送信機1706から送信された電波を第1のアンテナ回路1705aで受信し、外部の無線信号1707を第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cで受信している例を示している。また、第1のアンテナ回路1705a、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cの接続関係については特に限定されず、例えば、全てのアンテナが電気的に接続されていてもよいし、それぞれが電気的に接続せず独立に設けられていてもよい。
なお、バッテリ1703の充電に用いられる第1のアンテナ回路1705a、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cのアンテナの長さや形状は図30に示した構造に限られない。ここでは、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cのアンテナとして、長さの異なる線状のアンテナ(ダイポールアンテナ)を設けた例を示したが、例えば、ダイポールアンテナとコイル状のアンテナを組み合わせて用いてもよいし、ダイポールアンテナとパッチアンテナを組み合わせて用いてもよい。このように、バッテリ1703の充電に用いられるアンテナとして、長さや形状の異なるものを複数設けることによって、様々な無線信号を受信することができるため、充電効率を向上させることができる。特に、パッチアンテナとダイポールアンテナ等の形状の異なるアンテナを組み合わせて設けることによって(例えば、パッチアンテナの周囲に折り返しダイポールアンテナを設ける)、限られたスペースを有効に活用することが可能となる。本実施の形態で示すバッテリ1703は、3つのアンテナ回路1705a、1705b、1705cを設けた例を示したが、これに限られず、1つのアンテナ回路又は3つ以上のアンテナ回路を設けた構成としてもよい。
また、例えば、第1のアンテナ回路1705aと送信機1706間で送受信される信号として、125kHz、13.56MHz、915MHz、2.45GHzなどの周波数帯の信号を用いることができ、それぞれISO規格などが設定される。勿論、第1のアンテナ回路1705aと送信機1706間で送受信される信号の周波数はこれに限定されず、例えば、サブミリ波である300GHz〜3THz、ミリ波である30GHz〜300GHz、マイクロ波である3GHz〜30GHz、極超短波である300MHz〜3GHz、超短波である30MHz〜300MHz、短波である3MHz〜30MHz、中波である300kHz〜3MHz、長波である30kHz〜300kHz、及び超長波である3kHz〜30kHzのいずれの周波数も用いることができる。また、第1のアンテナ回路1705aと送信機1706間で送受信される信号は、搬送波を変調した信号である。搬送波の変調方式は、アナログ変調であってもデジタル変調であってよく、振幅変調、位相変調、周波数変調、及びスペクトラム拡散のいずれであってもよい。望ましくは、振幅変調、または、周波数変調にするとよい。
また、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cのアンテナで受信する外部の無線信号1707として、例えば、携帯電話の中継局の電波(800〜900MHz帯、1.5GHz、1.9〜2.1GHz帯等)、携帯電話から発振される電波、電波時計の電波(40kHz等)、家庭用の交流電源のノイズ(60Hz等)、他のリーダ/ライタ等から無作為に生じている電波等を利用することができる。外部の無線信号を受信してバッテリの充電を無線で行うことによって、バッテリを充電するための充電器等を別途必要としないため、より低コストでを作製することができる。また、図30に示すように、それぞれ長さや形状の異なるアンテナを用いた複数のアンテナ回路を設けることによって、バッテリ1703の充電用として様々な無線信号を利用することができる。また、第2のアンテナ回路1705b、第3のアンテナ回路1705cに設けられるアンテナの形状は、これらの無線信号を受信しやすい長さや形状で設けるとよい。また、図30では、第1のアンテナ回路1705a路は送信機1706からの電磁波を受信する形態としたが、これに限定されず全てのアンテナ回路で外部の無線信号を受信してバッテリを充電する形態としてもよい。
なお、図30では、同一の基板1701上に複数のアンテナ回路1705a、1705b、1705c、回路素子1702及びバッテリ1703を設けた例を示したが、図30に示す構造に限られることはなく、それぞれを別々の基板上に設けてもよい。
次いで、図27に示すバッテリ407として薄膜状のバッテリの構成例について説明する。本実施の形態では、リチウムイオン電池を用いた場合のバッテリの構成例を図31に示す。
図31は薄膜状のバッテリの断面模式図である。まず、基板7101上に電極となる集電体薄膜7102を成膜する。集電体薄膜7102は負極活物質層7103と密着性がよく、抵抗が小さいことが求められ、アルミニウム、銅、ニッケル、バナジウムなどを用いることができる。次に集電体薄膜7102上に負極活物質層7103を成膜する。一般には酸化バナジウム(V2O5)などが用いられる。次に負極活物質層7103上に固体電解質層7104を成膜する。一般にはリン酸リチウム(Li3PO4)などが用いられる。次に固体電解質層7104上に正極活物質層7105を成膜する。一般にはマンガン酸リチウム(LiMn2O4)などが用いられる。コバルト酸リチウム(LiCoO2)やニッケル酸リチウム(LiNiO2)を用いても良い。次に正極活物質層7105上に電極となる集電体薄膜7106を成膜する。集電体薄膜7106は正極活物質層7105と密着性がよく、抵抗が小さいことが求められ、アルミニウム、銅、ニッケル、バナジウムなどを用いることができる。なお、リチウムイオン電池は、ニッカド電池、鉛電池などと比べて、メモリ効果がなく、電流量を大きく取ることができる。
また、集電体薄膜7102、負極活物質層7103、固体電解質層7104、正極活物質層7105、集電体薄膜7106の薄膜層は、スパッタ技術を用いて形成しても良いし、蒸着技術を用いても良い。また集電体薄膜7102、負極活物質層7103、固体電解質層7104、正極活物質層7105、集電体薄膜7106の厚さは0.1μm〜3μmが望ましい。
次に以下に充電時、放電時の動作を説明する。充電時には、正極活物質層7105からリチウムがイオンとなって離脱する。そのリチウムイオンは固体電解質層7104を介して負極活物質層7103に吸収される。このときに、正極活物質層7105から外部へ電子が放出される。
また放電時には、負極活物質層7103からリチウムがイオンとなって離脱する。そのリチウムイオンは固体電解質層7104を介して、正極活物質層7105に吸収される。このとき負極活物質層7103から外部に電子が放出される。この様にして薄膜二次電池は動作する。
なお、再度、集電体薄膜7102、負極活物質層7103、固体電解質層7104、正極活物質層7105、集電体薄膜7106の薄膜層を重ねて形成することで、より大きい電力の充放電が可能になるため好適である。
本実施の形態のバッテリは厚さ10μm以下程度の薄膜状であり、且つ充放電可能なバッテリであるため、本実施の形態のバッテリを用いることにより小型で軽量な半導体装置を作製することができる。
バッテリとして充電可能な電池を使用する場合、一般に、充放電の制御が必要である。つまり、充電をおこなう際に過充電にならないように、充電状況をモニターしながら充電を行う必要がある。本実施の形態において、充電制御をおこなうための回路について説明する。図32に、図27に示した充電回路413、充電制御回路414、バッテリ407のブロック図を示す。
図32に示す例では充電回路413は定電流源回路425、スイッチ回路426から構成され、充電制御回路414、バッテリ407と接続されている。なお、図32に示す充電回路は一例であり、この様な構成に限定されるものではなく、他の構成であっても良い。本実施の形態は定電流によって、バッテリ407に充電をおこなっているが、定電流だけの充電ではなく、途中で定電圧充電に切り替えても良い。定電流を用いない別の方式であっても良い。また、以下の回路を構成するトランジスタは薄膜トランジスタであっても良いし、単結晶基板上のトランジスタや有機トランジスタであっても良い。
図33は図32の回路をさらに詳細にしたものである。以下に動作を説明する。定電流源回路425、スイッチ回路426、充電制御回路414は高電位電源線976、低電位電源線977を電源線として用いている。図33では低電位電源線977をGND線として用いているが、GND線には限定されず他の電位であっても良い。
定電流源回路425はトランジスタ952〜961、抵抗951、962によって構成されている。高電位電源線976より抵抗951を介してトランジスタ952、953に電流が流れ、トランジスタ952、953がオン(ON)する。
トランジスタ954、955、956、957、958は帰還型の差動アンプを構成し、トランジスタ952のゲート電位はトランジスタ956のゲート電位とほぼ同じとなる。トランジスタ961のドレイン電流はトランジスタ957のゲート電位と低電位電源線977の差電位を抵抗962の抵抗値で割った値となる。その電流をトランジスタ959、960によって構成されるカレントミラー回路に入力し、カレントミラー回路の出力電流をスイッチ回路426に供給する。定電流源回路425は本構成に限定されず他の構成を用いても良い。
スイッチ回路426はトランスミッションゲート965、インバータ963,964から構成され、インバータ964の入力信号によって定電流源回路425の電流をバッテリ407に供給するか、否かを制御する。スイッチ回路はこの構成に限定されず他の構成を用いても良い。
充電制御回路414はトランジスタ966〜974、抵抗975によって構成される。高電位電源線976より抵抗975を介してトランジスタ973、974に電流が流れ、トランジスタ973、974がオン(ON)する。トランジスタ968、969、970、971、972は差動型のコンパレーターを構成している。トランジスタ970のゲート電位がトランジスタ971のゲート電位より低い場合、トランジスタ968のドレイン電位はほぼ高電位電源線976の電位とほぼ等しくなり、トランジスタ970のゲート電位がトランジスタ971のゲート電位より高い場合、トランジスタ968のドレイン電位はトランジスタ970のソース電位とほぼ等しくなる。
トランジスタ968のドレイン電位が高電位電源線976とほぼ等しい場合、トランジスタ967、966で構成されるバッファを介して、充電制御回路414はロウを出力する。トランジスタ968のドレイン電位がトランジスタ970のソース電位とほぼ等しい場合、トランジスタ967、966で構成されるバッファを介して、充電制御回路414はハイを出力する。
充電制御回路414の出力がロウの場合、バッテリ407にはスイッチ回路426を介して電流が供給される。また、充電制御回路414の出力がハイの場合は、スイッチ回路426はオフ(OFF)して、バッテリ407に電流は供給されない。トランジスタ970のゲートはバッテリ407に接続されているため、バッテリ407が充電され、その電位が充電制御回路414のコンパレータのしきい値を超えると、充電が停止する。本実施の形態ではコンパレータのしきい値をトランジスタ973のゲート電位で設定しているが、この値に限定するものではなく、他の電位であっても良い。一般に設定電位は用途とバッテリの性能によって適宜決められるものである。なお、バッテリ用充電回路の構成は、この構成に限定されるものではない。
[実施の形態9]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態7により得られる半導体装置(光電変換装置)、実施の形態8で得られるバッテリと、無線交信可能な半導体装置を有する装置について、図34、図35(A)〜図35(B)、図36(A)〜図36(B)、図37、図38、図39を用いて説明する。
図34に示す装置216は、ポリイミド等の樹脂からなる基板212と基板212上に設けられたチップ215と、銅などの導電体からなるアンテナ213と、基板212上に設けられた発光素子(発光ダイオード(LED))214と、チップ215上に設けられた透光性の保護膜217を有している。
チップ215内には、センサとしてフォトセンサ(光電変換装置)252、無線交信可能な半導体装置251、光源として発光ダイオード(LED)253が設けられており(図35(A)参照)、必要であればそれぞれの素子に電源を供給する手段として、RF(Radio Frequency)バッテリ254を配置してもよい(図35(B)参照)。ただし後述のようにLED253は設けなくてもよい。
図35(A)及び図35(B)では、同一平面上にフォトセンサ252、無線交信可能な半導体装置251、LED253、RFバッテリ254を配置したが、それぞれを別々の基板に形成し、それらを貼り合わせて形成してもよい。図36(A)に、無線交信可能な半導体装置251、フォトセンサ252、LED253を貼り合わせたチップ215、図36(B)に、無線交信可能な半導体装置251、フォトセンサ252、LED253、RFバッテリ254を貼り合わせたチップ215を示す。無線交信可能な半導体装置251、フォトセンサ252、LED253、RFバッテリ254の積層の順番は図36(A)あるいは図36(B)に示すものでなくてもよい。各基板に貫通孔を設け、導電材料によって各基板を電気的に接続させる。またLED253は面発光させてもよい。
なお、発光素子214と、チップ215に内蔵される発光ダイオード(LED)253は、いずれか一方のみ設けてもよいし、両方設けてもよい。さらに、発光素子214とLED253は、フォトセンサ252が検知できるほど、外部から十分な光が得られた場合は設けなくてもよい。
本実施の形態におけるフォトセンサ252は、実施の形態1〜実施の形態7により得られる半導体装置(光電変換装置)であるので、作製工程については実施の形態1〜実施の形態7を援用する。
またRFバッテリ254は実施の形態8により得られるバッテリを用いればよいので作製工程は実施の形態8を援用する。
ただし図34に示すアンテナ213は、図37に示すアンテナ917、図27に示す内部アンテナ回路411、外部アンテナ回路415のそれぞれと、電気的に接続されていてもよい。あるいは、アンテナ213は、アンテナ917、内部アンテナ回路411、外部アンテナ回路415のいずれか1つもしくは複数と兼ねていてもよい。
次いで、図37、図38、図39を用いて、本実施の形態の無線交信可能な半導体装置251の構成と動作について説明する。
始めに構成について説明する。図37に示すように、本発明の無線交信可能な半導体装置(RFID、IDチップ、ICチップ、ICタグ、IDタグ、無線チップ、ともいう)251は、整流回路906、復調回路907、アナログアンプ908、アンテナ917、高周波回路914、電源回路915、リセット回路911、クロック発生回路903、変調回路909、信号出力制御回路901、CRC(Cyclic Redundancy Code(巡回冗長コード))回路902およびメモリ回路900の回路ブロックを有する。また、電源回路915は、整流回路913および保持容量912の回路ブロックを有する。さらに、図38に示すように、メモリ回路900は、メモリセルアレイ920、列デコーダ921および行デコーダ922を有する。
ここで、アンテナ917は、ダイポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、及び八木アンテナのいずれのアンテナも用いることができる。
また、アンテナ917において無線信号を送受信する方式は、電磁結合方式、電磁誘導方式、及び電波方式のいずれであってもよい。
次に、本発明の無線交信可能な半導体装置251の動作について説明する。図39に示すように、質問器(リーダ/ライタともいう)343に電気的に接続されたアンテナユニット342から無線信号が送信される。無線信号には質問器343から無線交信可能な半導体装置251への命令が含まれている。なお、図39においては、無線交信可能な半導体装置251を含む装置216は、電子機器210に内蔵されているものとする。また電子機器210からの応答の無線信号は、アンテナユニット342及び質問器343を介して、記憶ユニット345に記憶される。
アンテナ917により受信された無線信号は高周波回路914を介して各回路ブロックに送られる。高周波回路914を介して電源回路915に送られた信号が整流回路913に入力される。
ここで、整流回路913は無線信号の極性を整える作用を持っている。当該信号は整流され、さらに保持容量912により平滑化される。そして、高電源電位(VDD)が生成される。
また、アンテナ917により受信された無線信号は高周波回路914を介して整流回路906にも送られる。当該信号は整流され、復調回路907により復調される。復調された信号は、アナログアンプ908により増幅される。
さらに、アンテナ917により受信された無線信号は高周波回路914を介してクロック発生回路903にも送られる。クロック発生回路903に送られた信号は分周されて基本クロック信号となる。ここで、基本クロック信号は各回路ブロックに送られ、信号のラッチ、信号の選択等で用いられる。
前記アナログアンプ908により増幅された信号および前記基本クロック信号は、コード抽出回路904に送られる。コード抽出回路904では、前記アナログアンプ908により増幅された信号から、前記質問器343から無線交信可能な半導体装置251へ送られた命令を抽出する。また、コード判定回路905を制御する信号も作成している。
前記コード抽出回路904により抽出された命令は、コード判定回路905に送られる。コード判定回路905では、前記質問器343からどのような命令が送られてきたのかを判別する。また、CRC回路902、メモリ回路900、信号出力制御回路901を制御する役割も有している。
こうして、前記質問器(リーダ/ライタともいう)343からどのような命令が送られてきたのかを判別し、判別された命令により、CRC回路902、メモリ回路900、信号出力制御回路901を動作させる。そして、メモリ回路900に記憶または書き込まれたデータを含んだ信号を出力する。
メモリ回路900にはあらかじめ記憶されたデータを有している。あらかじめ記憶されたデータとは、個人情報等のデータ等であってもよい。必要であればフォトセンサ252からのデータが書き込まれておればよい。フォトセンサ252からのデータとは、外光の強度、表示パネルの光強度等であってもよい。
メモリ回路900はメモリセルアレイ920、列デコーダ921および行デコーダ922を有している。
また、信号出力制御回路901は、メモリ回路900に記憶または書き込まれたデータを含んだ信号を、ISO等の規格に則った符号化方式で符号化した信号に変える役割ももっている。
最後に、前記符号化された信号にしたがって、変調回路909により、アンテナ917に送られてきている信号に変調をかける。
変調をかけられた信号は、質問器343に電気的に接続されたアンテナユニット342で受信される。そして、受信された信号は質問器343で解析され、本発明の無線交信可能な半導体装置251のデータを認識することができる。
本発明を用いて作成された無線交信可能な半導体装置251を用いた無線通信システムでは、無線交信可能な半導体装置251と公知の構成の質問器343、質問器に電気的に接続されたアンテナ、及び質問器を制御する制御用端末を用いることができる。無線交信可能な半導体装置251と質問器に電気的に接続されたアンテナとの通信方式は、単方向通信または双方向通信であって、空間分割多重化方式、偏波面分割多重化方式、周波数分割多重化方式、時分割多重化方式、符号分割多重化方式、直交周波数分割多重化方式のいずれも用いることができる。
前記無線信号は、搬送波を変調した信号である。搬送波の変調は、アナログ変調またはデジタル変調であって、振幅変調、位相変調、周波数変調、及びスペクトラム拡散のいずれであってもよい。
また、搬送波の周波数は、サブミリ波である300GHz〜3THz、ミリ波である30GHz〜300GHz、マイクロ波である3GHz〜30GHz、極超短波である300MHz〜3GHz、超短波である30MHz〜300MHz、短波である3MHz〜30MHz、中波である300kHz〜3MHz、長波である30kHz〜300kHz、及び超長波である3kHz〜30kHzのいずれの周波数も用いることができる。
本実施の形態では、装置216を電子機器210に内蔵したが、電子機器210の外側に貼り付ける構成にしてもよい。
また装置216に接着部を設け着脱可能とすると装置216の再利用が可能である。
[実施の形態10]
本実施の形態では、本発明により得られた光電変換装置を様々な電子機器に組み込んだ例について説明する。本発明が適用される電子機器として、コンピュータ、ディスプレイ、携帯電話、テレビなどが挙げられる。それらの電子機器の具体例を、図40、図41(A)〜図41(B)、図42(A)〜図42(B)、図43及び図44(A)〜図44(B)に示す。
図40は携帯電話であり、本体(A)701、本体(B)702、筐体703、操作キー704、音声入力部705、音声出力部706、回路基板707、表示パネル(A)708、表示パネル(B)709、蝶番710、透光性材料部711、光電変換素子712を有している。実施の形態1〜実施の形態7により得られる半導体装置、実施の形態1〜実施の形態7のいずれかと実施の形態8を組み合わせた装置、あるいは実施の形態9により得られる装置(以下単に「本発明の装置」ともいう)は、光電変換素子712に適用することができる。
光電変換素子712は透光性材料部711を透過した光を検知し、検知した外部光の照度に合わせて表示パネル(A)708及び表示パネル(B)709の輝度コントロールを行ったり、光電変換素子712で得られる照度に合わせて操作キー704の照明制御を行う。これにより携帯電話の消費電流を抑えることができる。
図41(A)及び図41(B)に携帯電話の別の例を示す。図41(A)及び図41(B)において、721は本体、722は筐体、723は表示パネル、724は操作キー、725は音声出力部、726は音声入力部、727及び728は光電変換素子である。
実施の形態1〜実施の形態7により得られる半導体装置、実施の形態1〜実施の形態7のいずれかと実施の形態8を組み合わせた装置、あるいは実施の形態9により得られる装置(本発明の装置)は、光電変換素子727及び728に適用することが可能である。
図41(A)に示す携帯電話では、本体721に設けられた光電変換素子727により外部の光を検知することにより表示パネル723及び操作キー724の輝度を制御することが可能である。
また図41(B)に示す携帯電話では、図41(A)の構成に加えて、本体721の内部に光電変換素子728を設けている。光電変換素子728により、表示パネル723に設けられているバックライトの輝度を検出することも可能となる。
図42(A)はコンピュータであり、本体731、筐体732、表示部733、キーボード734、外部接続ポート735、ポインティングデバイス736等を含む。
また図42(B)は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。本表示装置は、筐体741、支持台742、表示部743などによって構成されている。
図42(A)のコンピュータに設けられる表示部733、及び図42(B)に示す表示装置の表示部743として、液晶パネルを用いた場合の詳しい構成を図43に示す。
図43に示す液晶パネル762は、筐体761に内蔵されており、基板751a及び751b、基板751a及び751bに挟まれた液晶層752、偏光フィルタ755a及び755b、及びバックライト753等を有している。また筐体761には光電変換素子を有する光電変換素子形成領域754が形成されている。
図43においても、本発明の装置は、光電変換素子に適用することが可能である。
本発明を用いて作製された光電変換素子形成領域754はバックライト753からの光量を感知し、その情報がフィードバックされて液晶パネル762の輝度が調節される。
図44(A)及び図44(B)は、本発明の装置を、カメラ、例えばデジタルカメラに組み込んだ例を示す図である。図44(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜視図、図44(B)は、後面方向から見た斜視図である。図44(A)において、デジタルカメラには、リリースボタン801、メインスイッチ802、ファインダ窓803、フラッシュ804、レンズ805、鏡胴806、筺体807が備えられている。
また、図44(B)において、ファインダ接眼窓811、モニタ812、操作ボタン813が備えられている。
リリースボタン801は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターボタンが開く。
メインスイッチ802は、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のON/OFFを切り替える。
ファインダ窓803は、デジタルカメラの前面のレンズ805の上部に配置されており、図44(B)に示すファインダ接眼窓811から撮影する範囲やピントの位置を確認するための装置である。
フラッシュ804は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度が低いときに、リリースボタンが押下されてシャッターボタンが開くと同時に補助光を照射する。
レンズ805は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズは、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッターボタン及び絞りと共に撮影光学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が設けられている。
鏡胴806は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時には、鏡胴を繰り出すことにより、レンズ805を手前に移動させる。また、携帯時は、レンズ805を沈胴させてコンパクトにする。なお、本実施の形態においては、鏡胴を繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に限定されるものではなく、筺体807内での撮影光学系の構成により鏡胴を繰り出さずともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。
ファインダ接眼窓811は、デジタルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼するために設けられた窓である。
操作ボタン813は、デジタルカメラの後面に設けられた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明の装置を、図44(A)及び図44(B)に示すカメラに組み込むと、本発明の装置が光の有無及び強さを感知することができ、これによりカメラの露出調整等を行うことができる。
また本発明の装置はその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲーションシステム等に応用することが可能である。すなわち光を検出する必要のあるものであればいかなるものにも用いることが可能である。
なお本実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせてもよい。
[実施の形態11]
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態7とは異なる構成の半導体装置について、図57及び図58を用いて説明する。なお本実施の形態の半導体装置(光電変換装置)は、実施の形態8〜実施の形態10に適応可能である。
図57に示す半導体装置は、絶縁膜1281、絶縁膜1202、TFT1211、ゲート絶縁膜1205、層間絶縁膜1206、電極1221、電極1222、電極1223を有する。さらにp型半導体層1225p、i型半導体層1225i、n型半導体層1225nを含む光電変換層1225を有する。
絶縁膜1281は絶縁膜104、ゲート絶縁膜1205はゲート絶縁膜106、層間絶縁膜1206は層間絶縁膜109、電極1221〜電極1223は電極116と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
TFT1211はTFT110と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
p型半導体層1225p、i型半導体層1225i、n型半導体層1225nはそれぞれ、p型半導体層121p、i型半導体層121i、n型半導体層121nと同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
さらに、絶縁膜1281、絶縁膜1202、TFT1211、ゲート絶縁膜1205、層間絶縁膜1206、電極1221、電極1222、電極1223、光電変換層1225を覆う保護膜1227aが形成されている。
保護膜1227a上には、層間絶縁膜1235が形成されている。層間絶縁膜1235上には、電極1221と電気的に接続される電極1231、並びに、光電変換層1225の最上層(本実施の形態ではn型半導体層1225n)及び電極1223に電気的に接続される電極1232が形成されている。
層間絶縁膜1235は層間絶縁膜171と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。電極1231及び電極1232は、電極125と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
電極1231、電極1232、層間絶縁膜1235を覆って保護膜1227bが形成されている。ただし電極1231及び電極1232それぞれにおいて、一部の領域は保護膜1227bに覆われておらず、開口部が存在する。これは電極1231及び電極1232と電気的接続を有する電極が形成されるためである。また保護膜1227bは保護膜1227aと共に保護膜1227を構成する。
保護膜1227a及び保護膜1227bは、保護膜129と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
保護膜1227b上に、電極1231及び電極1232にそれぞれ電気的に接続する電極1271及び電極1272が形成される。電極1271及び電極1272はそれぞれ、電極141と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
さらに電極1271及び電極1272を覆って層間絶縁膜1261が形成されており、電極1271及び電極1272それぞれの上には、電極1271及び電極1272にそれぞれ電気的に接続される、電極1263及び電極1264が形成されている。電極1263及び電極1264は、銀(Ag)ペーストを用いて印刷法により形成される。
層間絶縁膜1261により、電極1271及び電極1263、並びに、電極1272及び電極1264は、電気的に絶縁されており、ショートカットを防いでいる。層間絶縁膜1261は、層間絶縁膜119と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
層間絶縁膜1261上には、層間絶縁膜1265が形成されている。層間絶縁膜1265は、有機絶縁樹脂、例えばプラスチックを用いて形成すればよい。電極1263及び電極1264のそれぞれが、層間絶縁膜1265中に設けられ、チップに実装するための端子として機能するインターポーザ1267及びインターポーザ1268と電気的に接続されている。
図58に示す半導体装置は、保護膜1227bまでの積層構造が図57と同じである。保護膜1227b上には、封止材として機能する絶縁膜1241、絶縁膜1242、絶縁膜1243が形成されている。
また、保護膜1227b上に、電極1231及び電極1232にそれぞれ電気的に接続する電極1251及び電極1252が形成される。電極1251及び電極1252はそれぞれ、電極141と同様の材料及び同様の作製工程で形成される。
さらに電極1251に接して、電極1253、電極1255、電極1257が形成されている。また電極1252に接して、電極1254、電極1256、電極1258が形成されている。
本実施の形態において、電極1253及び電極1254は、スパッタ法により成膜されたチタン膜により形成されている。また電極1255及び電極1256は、スパッタ法により成膜されたニッケル膜により形成されている。また電極1257及び電極1258は、スパッタ法により成膜された金膜により形成されている。
電極1251及び電極1252との間、電極1253及び電極1254との間、電極1255及び電極1256との間、電極1257及び電極1258との間には、開口部が存在しており、さらに開口部は絶縁膜1242に接している。
電極1251、電極1253、電極1255、電極1257の積層電極、並びに、電極1252、電極1254、電極1256、電極1258の積層電極は、その間に開口部及び絶縁膜1242を挟むことにより、電気的に絶縁されている。
図57及び図58に示す半導体装置は、保護膜1227a及び保護膜1227bを有することにより、水分や有機物等の不純物が混入するのを防ぐことができる。従って、本実施の形態により、高い信頼性を有する半導体装置を得ることが可能となる。
図57及び図58に示す半導体装置が形成されたら、実施の形態1〜実施の形態7に基づいて、絶縁膜1281、並びに、オーバーコート層に覆われたカラーフィルタを、接着材により貼り合わせればよい。あるいは、絶縁膜1281にカラーレンズを設けてもよい。