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JP5250607B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description

本発明は、コンピュータ回路を有して構成される遊技機に関し、特に、迫力あるランプ演出を誤動作なく実行できる遊技機に関する。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数個の表示図柄を所定時間変動させた後に停止させるといった一連の図柄変動態様を表示する図柄表示部と、開閉板が開閉される大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると、遊技球の入賞状態となり、図柄表示部で表示図柄を所定時間変動させる。そして、その後、7−7−7などの所定の態様で図柄が停止すると大当り状態となり、大入賞口が繰返し開放されて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしている。
図柄表示部は、通常、液晶ディスプレイで構成されており、リーチ演出や予告演出や大当り演出を含んだ各種の図柄演出動作を実行している。リーチ演出とは、あと一歩で大当り状態となる状態を継続させて遊技者を盛り上げる図柄演出であり、予告演出とは、図柄の変動動作の途中に、何らかのキャラクタを突然登場させることで、その後の大当り状態の招来を予告する図柄演出である。また、大当り演出とは、大当り状態での実行される演出であり、遊技者の喜びに対応して更に派手な図柄演出が実行される。
このような図柄演出の実行時には、これに同期してランプ演出も実行されており、リーチ演出時や大当り演出時には、液晶ディスプレイの図柄演出に対応してランプを点滅演出させている。また、大当り状態に突入したような場合には、特別なランプを鮮やかに点灯させたり、これに合わせた可動演出も実行されている。
上記の通り、迫力ある演出動作を実現するにはランプ演出は欠かせないが、特別な場合にだけ発光すべきランプが、意味もなく点灯したのでは、遊技者を白けさせるだけでなく、遊技ホールとのトラブルにもなり兼ねない。特に、弾球遊技機においては、帯電した遊技球からの静電放電も懸念されるところであり、これに対応した対策が必要である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、迫力あるランプ演出が実現できると共に、特別なランプ演出が台無しにならないよう誤動作を防止できる構成を有する遊技機を提供することを課題とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、所定のスイッチ信号に起因する当否抽選に
基づいて遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを決定する遊技機であって、遊
技機の所定位置に配置された多数の発光体を点灯制御するランプ演出によって遊技
動作を盛り上げる発光制御部を有して構成され、前記発光制御部は、通常は消灯状態
であって、特別な場合にだけ点灯される特定発光体と、適宜な点灯制御によってラン
プ演出を実現する通常発光体と、を点灯制御するための点灯データを出力するドライ
バ回路を搭載した駆動基板と、接続コネクタの2本の端子を経由して駆動基板に接続
された回路基板であって、特定発光体を点灯駆動する発光基板と、を有して構成され、
通常発光体は、ドライバ回路の出力を直接的に受けて点灯駆動される一方、特定発光
体は、ドライバ回路の出力を受ける駆動基板のスイッチ回路の出力を受けて点灯駆動
されるよう構成され、特定発光体は、通電時に発光素子に電流を供給する第1端子と、
通電状態の発光素子からの電流が流出する第2端子との間に配置され、前記スイッチ
回路は、特別な場合に、ドライバ回路から許可レベルの点灯データを受けてON動作
して、第2端子から駆動基板のグランドへの短絡路を形成して特定発行体を点灯させ
る一方、その他の場合には、OFF動作を維持して特定発光体を消灯させている。
特定発光体は、直列又は並列接続された複数の発光素子が密集して構成されているのが好適である。また、特定発光体は、最大放射方向に対して、半値幅±35度以下の指向性を有しているのが効果的である。
また、駆動基板には、複数のドライバ回路が直列接続されて構成され、各発光体の点灯状態を規定する点灯データが、発光制御部の制御基板から出力されて複数のドライバ回路を経由して、時間順次にシフト動作によって転送されているのが好ましい。
この場合、ドライバ回路は、シフトクロックに同期してシフト動作するN個のシフトレジスタと、ラッチパルスに同期してN個のシフトレジスタの出力データを記憶するNビットのラッチレジスタと、許可レベルの動作制御信号に基づいてラッチレジスタの出力データを出力端子に出力するNビットのゲート回路と、を有して構成されているのが好適である。
また、発光制御部の制御基板は、発光体の点灯状態を制御すべきタイミングでは、各発光体の点灯状態を変化させるか否かに拘らず、所定時間毎に、シリアルデータをドライバ回路に出力するとノイズ対策上有利である。
発光制御部の制御基板は、シフトクロック、ラッチパルス、及び、動作制御信号の全部又は一部を出力するのが簡易的であり、当否抽選を実行して遊技動作を統括的に制御する主制御部と、主制御部が出力する制御コマンドに基づいて発光体を駆動制御する発光制御部とを有して構成されるのが好適である。
また、コネクタ第1端子に供給される直流電圧は、高いほうが有利であり、設計値で5Vを超えているのが好ましい。
本発明において、点灯態様としては、複数の発光素子が一斉に点灯又は点滅する態様に限定されず、複数の発光体を構成する各群の発光素子が、循環的に点灯されるのも好適である。
何れにしても、特定の発光体が点灯される特別の場合(特別の演出)とは、例えば、図柄変動動中に実行される予告演出のうち、その後の大当り状態が保証されている大当り確定予告がこれに該当する。なお、図柄変動動作中に実行される大当り確定予告であって、保留状態で待機している何れかの図柄演出を経て大当り状態が確定することが保証されている場合も該当する。このような大当り確定予告が、誤って実行されたのでは、折角の予告演出が台無しとなって遊技者を白けさせるだけでなく、遊技ホールとのトラブルにもなり兼ねないところ、本発明によれば、このような誤動作を未然に防止できる。
なお、特別の演出とは、上記したものに限定されず、例えば、大当りラウンド数が複数パターン用意されている遊技機において、大当りラウンド数が最大値であることを確定予告するランプ演出や、全ての大当りラウンドが終わった後に確率変動状態に移行することを確定予告するランプ演出も含まれる。また、必ずしも、大当り状態が確定している状態での予告である必要はなく、当該図柄変動が、その後リーチ演出に移行することが保証されている場合などであっても良く、その他、予告演出以外でも、遊技者に大きな期待感を与えるランプ演出を実行する場合に本発明は効果である。
なお、実施例の場合には、発光体は、LEDランプであるが、特に限定されるものではない。何れにしても、本発明は、弾球遊技機又は回胴式遊技機に好適に適用される。
上記した本発明によれば、ランプの誤点灯を防止できる遊技機を実現できる。
実施例に示すパチンコ機の斜視図である。 図1のパチンコ機の遊技盤を詳細に図示した正面図である。 図1のパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。 演出制御部と演出インターフェイス部と画像制御部の回路構成を示すブロック図である。 ランプ接続基板と発光部材の構成を示すブロック図である。 ドライバの内部構成やタイムチャートを図示したものである。 ドライバの制御手順を説明するフローチャートである。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施例のパチンコ機GMを示す斜視図である。このパチンコ機GMは、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠1と、外枠1に固着されたヒンジ2を介して開閉可能に枢着される前枠3とで構成されている。この前枠3には、遊技盤5が、裏側からではなく、表側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
ガラス扉6の外周には、LEDランプなどによる電飾ランプが、略C字状に配置されている。一方、ガラス扉6の下側には、スピーカが配置されている。
前面板7には、発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠3の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータと連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
上皿8の外周面には、チャンスボタン11が設けられている。このチャンスボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなくチャンスボタン11を操作できる。このチャンスボタン11は、通常時には機能していないが、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると内蔵ランプが点灯されて操作可能となる。なお、ボタンチャンス状態は、必要に応じて設けられるゲーム状態である。
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチとが設けられている。
図2に示すように、遊技盤5の表面には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その略中央には、背面側に延びる中央開口HOが設けられている。そして、中央開口HOの奥底には、液晶カラーディスプレイで構成された表示装置DISPが配置されている。なお、表示装置DISPでは、予告演出時などに3D画像が表示される。
また、表示装置DIDPの右側には、特別な予告動作時や、大当り確定時など特別の場合に限り、高輝度で発光する発光部材51が配置されている。この発光部材51は、例えば、CL−690S−3WNで実現されるフラッシュ光源用の高輝度LEDであり、テーパ状に広がる反射面RFを有して矩形箱状に形成され、その底部に3個の発光ダイオードL1〜L3が配置されている。そして、発光部材51に20mA程度の電流を供給すると、光度(luminous intensity)10cd程度に発光するよう構成されている。また、遊技盤に直交する最大放射方向(矢印参照)に対して、半値幅±30度程度の鋭い指向性(光度)によって、特別の事態が発生したことを遊技者に強くアピールするよう構成されている。
一方、遊技領域5aの適所には、図柄始動口15、大入賞口16、普通入賞口17、ゲート18が配設されている。これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
表示装置DISPは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この表示装置DISPは、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部に普通図柄表示部19を有している。そして、特別図柄表示部Da〜Dcでは、大当り状態の招来を期待させるリーチ演出が実行されたり、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、当否結果を不確定に報知する予告演出などが実行される。
普通図柄表示部19は普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
図柄始動口15は、左右一対の開閉爪を備えた電動式チューリップで開閉されるように構成され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪が所定時間だけ、若しくは、所定個数の遊技球を検出するまで開放されるようになっている。
図柄始動口15に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。なお、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、一連の図柄演出の間に、予告演出が実行される場合がある。
大入賞口16は、例えば前方に開放可能な開閉板16aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当りゲーム」と称する特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。
大入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このような動作は、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、特別図柄表示部Da〜Dcの変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には、特別遊技の終了後のゲームが高確率状態(確変状態)となるという特典が付与される。
図3は、上記した各動作を実現するパチンコ機GMの全体回路構成を示すブロック図である。図中の一点破線は、主に、直流電圧ラインを示している。
図示の通り、このパチンコ機GMは、AC24Vを受けて各種の直流電圧やシステムリセット信号SYSなどを出力する電源基板20と、遊技制御動作を中心統括的に担う主制御基板21と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMDに基づいてランプ演出及び音声演出を実行する演出制御基板22と、演出制御基板22から受けた制御コマンドCMD’に基づいて液晶ディスプレイDISPを駆動する画像制御基板23と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて払出モータMを制御して遊技球を払い出す払出制御基板24と、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板25と、を中心に構成されている。
但し、この実施例では、主制御基板21が出力する制御コマンドCMDは、コマンド中継基板26と演出インターフェイス基板27を経由して、演出制御基板22に伝送される。また、演出制御基板22が出力する制御コマンドCMD’は、演出インターフェイス基板27を経由して、画像制御基板23に伝送され、主制御基板21が出力する制御コマンドCMD”は、主基板中継基板28を経由して、払出制御基板24に伝送される。なお、演出インターフェイス基板27と演出制御基板22とは、ケーブルを使用することなくコネクタによって直結されている。
これら主制御基板21、演出制御基板22、画像制御基板23、及び払出制御基板24には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路がそれぞれ搭載されている。そこで、これらの制御基板21〜24に搭載された回路、及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、本明細書では、主制御部21、演出制御部22、画像制御部23、及び払出制御部24と言うことがある。なお、演出制御部22、画像制御部23、及び払出制御部24の全部又は一部がサブ制御部である。
ところで、このパチンコ機GMは、図3の破線で囲む枠側部材GM1と、遊技盤5の背面に固定された盤側部材GM2とに大別されている。枠側部材GM1には、ガラス扉6や前面板7が枢着された前枠3と、その外側の木製外枠1とが含まれており、機種の変更に拘わらず、長期間にわたって遊技ホールに固定的に設置される。一方、盤側部材GM2は、機種変更に対応して交換され、新たな盤側部材GM2が、元の盤側部材の代わりに枠側部材GM1に取り付けられる。なお、枠側部材GM1を除く全てが、盤側部材GM2である。
図3の破線枠に示す通り、枠側部材GM1には、電源基板20と、払出制御基板24と、発射制御基板25と、枠中継基板32と、外部端子基板OTと、球貸機UTとのインターフェイス基板IFとが含まれており、これらの回路基板が、前枠3の適所に各々固定されている。一方、遊技盤5の背面には、主制御基板21、演出制御基板22、画像制御基板23が、液晶ディスプレイDISPやその他の回路基板と共に固定されている。そして、枠側部材GM1と盤側部材GM2とは、一箇所に集中配置された接続コネクタCN1〜CN4によって電気的に接続されている。
図3に示す通り、電源基板20は、接続コネクタCN2を通して、主基板中継基板28に接続され、接続コネクタCN3を通して、電源中継基板30に接続されている。そして、主基板中継基板28は、電源基板20から受けたシステムリセット信号SYS、RAMクリア信号、電圧降下信号、バックアップ電源、DC12V、DC32Vを、そのまま主制御部21に出力している。同様に、電源中継基板30も、電源基板20から受けたシステムリセット信号SYSや、交流及び直流の電源電圧を、そのまま演出インターフェイス基板27に出力している。なお、演出インターフェイス基板27は、受けたシステムリセット信号SYSを、そのまま演出制御部22と画像制御部23に出力している。
一方、払出制御基板24は、中継基板を介することなく、電源基板20に直結されており、主制御部21が受けると同様の、システムリセット信号SYS、RAMクリア信号、電圧降下信号、バックアップ電源を、その他の電源電圧と共に直接的に受けている。
ここで、電源基板20が出力するシステムリセット信号SYSは、電源基板20に交流電源24Vが投入されたことを示す信号であり、この信号によって各制御部21〜24のワンチップマイコンその他のIC素子が電源リセットされるようになっている。主制御部21及び払出制御部24が、電源基板20から受けるRAMクリア信号は、各制御部21,24のワンチップマイコンの内蔵RAMの全領域を初期設定するか否かを決定する信号であって、係員が操作する初期化スイッチのON/OFF状態に対応した値を有している。
主制御部21及び払出制御部24が、電源基板20から受ける電圧降下信号は、交流電源24Vが降下し始めたことを示す信号であり、この電圧降下信号を受けることによって、各制御部21、24では、停電や営業終了に先立って、必要な終了処理を開始するようになっている。また、バックアップ電源は、営業終了や停電により交流電源24Vが遮断された後も、主制御部21と払出制御部24のワンチップマイコンの内蔵RAMのデータを保持するDC5Vの直流電源である。したがって、主制御部21と払出制御部24は、電源遮断前の遊技動作を電源投入後に再開できることになる(電源バックアップ機能)。このパチンコ機では少なくとも数日は、各ワンチップマイコンのRAMの記憶内容が保持されるよう設計されている。
一方、演出制御部22と画像制御部23には、上記した電源バックアップ機能が設けられていない。しかし、演出制御部22と画像制御部23には、システムリセット信号SYSが共通して供給されており、他の制御部21,24と、ほぼ同期したタイミングで電源リセット動作が実現される。
図3及び図4に示す通り、演出インターフェイス基板27は、コマンド中継基板26と、電源中継基板30と、枠中継基板31と、演出制御基板22と、ランプ接続基板34と、画像制御基板23と、インバータ基板33とに接続されている。また、ランプ接続基板34には3個の発光ダイオードL1〜L3が並列接続された発光部材51が接続されている。
先に説明した通り、発光部材51は、特別な予告動作時や、大当り確定時など特別の場合に限り点灯し、その点灯には特別な意味があるので、如何なる場合にも誤動作しないよう構成されている。すなわち、発光部材51のLEDランプが誤点灯されると遊技者を白けさせるので、そのような誤点灯が生じない構成が採られている(具体的には後述する)。
図4に示すように、演出制御部22は、音声演出・ランプ演出・データ転送などの処理を実行するワンチップマイコン40と、ワンチップマイコン40の制御プログラムなどを記憶するEPROM41と、ワンチップマイコン40からの指示に基づいて音声信号を生成する音声再生LSI42と、生成される音声信号の元データである圧縮音声データを記憶する音声用メモリ(フレーズROM)43と、ウォッチドッグタイマWDTとを備えて構成されている。
ワンチップマイコン40には、シリアル通信回路SIOと、パラレルポートPIOとが内蔵されている。そして、この実施例では、シリアル通信回路SIOからは、シリアルデータDATA及びシフトクロックCLOCKが出力され、パラレルポートPIOからは、ラッチ信号LATCH及び動作制御信号ENABLEが出力されるよう構成されている。また、パラレルポートPIOからは、制御コマンドCMD’及びストローブ信号STB’も出力される。
ウォッチドッグタイマWDTは、ワンチップマイコン40から定期的に供給されるクリアパルスでリセットされるが、プログラムの暴走などによって、このクリアパルスが途絶えると、リセット信号RESETを出力するようになっている。その結果、ワンチップマイコン40は、初期状態に強制的にリセットされ、プログラムの暴走状態などが解消される。
図4に示す通り、演出制御基板22のワンチップマイコン40には、主制御基板21から出力された制御コマンドCMDとストローブ信号(割込み信号)STBとが、演出インターフェイス基板27のバッファ48を経由して供給されている。そして、ストローブ信号STBによって起動される受信割込み処理によって、演出制御部22は、制御コマンドCMDを取得することになる。演出制御部22が取得する制御コマンドCMDには、(a)エラー報知その他の報知用制御コマンドなどの他に、(b)図柄始動口への入賞に起因する各種演出動作の概要を特定する制御コマンド(変動パターンコマンド)が含まれている。ここで、変動パターンコマンドで特定される演出動作の概要には、演出開始から演出終了までの演出総時間と、大当り抽選における当否結果とが含まれている。なお、これらに加えて、リーチ演出や予告演出の有無などを含めて変動パターンコマンドで特定してもよいが、この場合でも、演出内容の具体的な内容は特定されていない。
そのため、演出制御部22では、変動パターンコマンドCMDを取得すると、これに続いて演出抽選を行い、取得した変動パターンコマンドで特定される演出概要を更に具体化している。例えば、リーチ演出や予告演出について、その具体的な内容が決定される。そして、決定された具体的な遊技内容にしたがい、LEDランプ群などの点滅によるランプ演出や、スピーカによる音声演出の準備動作を行うと共に、画像制御部23に対して、ランプやスピーカによる演出動作に同期した図柄演出に関する制御コマンドCMD’を出力する。
この場合、演出制御部22は、画像制御部23に対するストローブ信号(割込み信号)STB’と共に、制御コマンドCMD’を演出インターフェイス基板27に向けて出力する。なお、演出制御部22は、液晶ディスプレイに関連する報知用制御コマンドその他の制御コマンドを受信した場合は、その制御コマンドを、そのまま割込み信号STB’と共に演出インターフェイス基板27に向けて出力する。
このような演出制御基板22の構成に対応して、演出インターフェイス基板27は、8ビット長の制御コマンドCMD’と1ビット長の割込み信号STB’を受けるよう構成されている。そして、これらのデータCMD’,STB’は、バッファ回路45を経由して、そのまま画像制御基板23に出力される。
また、演出インターフェイス基板27は、演出制御部22から出力されるランプ駆動用の制御信号(DATA,CLOCK,ENABLE,LATCH)を受けて、バッファ回路46を経由して出力する。演出インターフェイス基板27から出力されたランプ駆動制御信号は、ランプ接続基板34を経由して発光部材51を構成するLEDランプなどに供給され、その結果、主制御部21が出力した制御コマンドCMDに対応するランプ演出が実現される。
図5は、ランプ接続基板34の回路構成を示す図面であり、発光部材51も含めて図示されている。図示の通り、ランプ接続基板34と発光部材51とは、コネクタCNを通して接続されており、発光部材51には、並列接続状態で一体構成された3個の発光ダイオードL1〜L3と、電流制限抵抗rとが搭載されている。
ここで、発光ダイオードL1〜L3の通電電流Ifは、発光ダイオードL1〜L3への給電電圧VBと、電流制限抵抗rの値とによって、適宜に設定することができ、具体的には、発光ダイオードL1〜L3の順方向電圧降下をVF(≒3V)とし、トランジスタTr2のON抵抗を0とすると、If=(VB−VF)/(r*3)となる。
しかし、本実施例では、給電電圧VBを可能な限り上昇させるべく、VB=12Vとしている。すなわち、例えば、通電電流If=10mA(全体として30mA)を実現するには、給電電圧VB=5の条件では、(5−3)/30=67Ωとし、給電電圧VB=12の条件では、(12−3)/30=300Ωとすれば足り、何れも同一輝度を得ることができるが、発光ダイオードL1〜L3の誤点灯を防止するべく、敢えて、給電電圧をVB>5としている。なお、この理由については後述する。
上記の点はさておき、ランプ接続基板34には、複数のドライバDr1,・・・,Drn−1,Drnが直列接続されて構成され、各ドライバDriは、演出制御部22のワンチップマイコン40から、シリアル信号DATAと、ラッチ信号LATCHと、シフトクロックCLOCKと、動作制御信号ENABLEとを受けて動作している。なお、何ら限定されるものではないが、この実施例では、ドライバDriとして、ROHM社の16ビット定電流LEDドライバであるBD7851FP(図6参照)を使用している。
図6に示す通り、この実施例では、演出制御部22のワンチップマイコン40から受けたシリアル信号DATAは、S_IN端子を経由して、16ビット長のシフトレジスタSFRに供給され、シフトクロックCLOCKの立上りに同期してシフトされる。そして、シフトレジスタを経由したシリアル信号は、S_OUT端子から出力される。
シフトレジスタに入力されたシリアル信号DATAは、ラッチ信号LATCHの立上りに同期して、16ビット長のラッチレジスタLTRに取得され、ラッチ信号LATCHがLレベルに戻ると、ラッチレジスタLTRの取得値が保持される。ラッチレジスタLTRの取得値は、動作制御信号ENABLEがLレベルであれば、そのまま出力端子OUT1〜OUT16から出力されるが、動作制御信号ENABLEがHレベルであれば、オープンコレクタ型の出力ゲート列が全て解放(HiZ)状態となる。
このような構成のドライバDriは、その出力端子OUT1〜OUT16は、対応するコネクタを経由して、LEDランプに接続されている。図5の回路例では、演出制御部22から見て、最上流側の第1系列からN−1系列までのN−1個のドライバDr1〜Drn−1は、各々、16×3個のLEDランプを駆動し、N系列のドライバDrnは、15×3個のLEDランプを駆動している。なお、直列接続されている3個のLEDランプは、離散的に配置されて同一輝度で点灯又は点滅する。
図示の通り、N系列のドライバDrnの出力端子OUT16は、ベース抵抗R2を経由してPNP型トランジスタTr1のベース端子に供給されている。また、PNP型トランジスタTr1のベース端子とエミッタ端子との間にはバイアス抵抗R1が接続され、エミッタ端子には直流電圧VB(=12V)が供給されている。また、コレクタ端子は、PNP型トランジスタTr2のベース端子に接続されている。
ここで、トランジスタTr2は、発光ダイオードL1〜L3のドライバであり、そのコレクタ端子がコネクタCNを経由して発光ダイオードL1〜L3のカソード端子に接続されている。先に説明した通り、トランジスタTr2のON抵抗を0とすると、発光ダイオードには、各々、IF=(VB−VF)/(r*3)の順方向電流が流れる。
なお、図示の実施例では、PNPトランジスタTr1とNPNトランジスタTr2を使用しているが、特に限定されるものではなく、例えば、図5(c)に示す変形例を採ることもできる。但し、この場合には、PNPトランジスタTr1がドライバとして機能するので、それなりの電流容量を有するものが使用される。なお、電流制限抵抗rを発光部材51に配置することに代えて、ランプ接続基板34に配置しても良いのは勿論である。
ところで、図5(a)や図5(c)に示す回路構成に代えて、図5(b)に示す回路構成(比較例)を採ることも考えられる。しかし、本発明者が、高電圧に帯電させた遊技球を、連続して遊技盤に自動発射させるノイズ試験を実施したところ、比較例の回路構成では、発光ダイオードL1〜L3が時々弱く点灯する誤動作が認められた。
これに対して、実施例(図5(a))や、変形例(図5(c))の回路構成を採る場合には、比較例のような誤点灯が認められなかった。その正確な理由は、不明であるが、発光部材51の発光ダイオードL1〜L3は、ほぼ定常的にOFF状態であるところ、このOFF状態の発光部材51の通電ラインの電位が関係しているのではないかと本発明者は想像している。
すなわち、比較例の回路構成では、発光部材51の通電ラインがほぼ0Vであるのに対して、実施例や変形例の回路構成では、通電ラインがほぼ12Vであり、この定常的な電位の差異に基づいて、比較例の回路構成では、通電ラインに静電放電が生じやすく、その放電電流によって発光ダイオードが誤点灯しているのではないかと想像している。
この点は本発明者の推測に過ぎないが、電源電圧VBを12Vから5Vに降下させた場合でも、比較例と実施例の対比実験をすると、実施例や変形例の回路構成には、有意な効果が認められた。
以上、発光部材51の回路構成について詳述したが、全てのドライバDr1〜Drnは、演出制御部22のワンチップマイコン40によって制御されている。図7は、ワンチップマイコン40の制御処理を説明するフローチャートであり、この実施例では、所定時間(例えば16ms)毎に起動されるタイマ割込みによってN個のドライバDr1〜Drnが制御されている。なお、Dr1〜Drnに供給されるN*16ビットの点灯データは、点灯データの更新時に、点灯データ格納領域BUFに用意される。
以上を踏まえて図7に基づいて説明すると、タイマ割込みが生じると、ランプ演出の開始タイミング、又はランプ演出中か否かが制御フラグによって判定され、ランプ演出が不要であって、それ以前の点灯状態を維持すべき場合には、そのまま割込み処理を終える(ST30)。
一方、ランプ演出が必要なタイミングであれば、先ず、点灯データの格納領域BUFをHレベルに初期設定する(ST31)。これは、第1系列から第N系列のLEDランプのうち、消灯状態に設定されているLEDランプや、ランプ演出が不要のLEDランプが存在しても、対応するドライバに、繰り返しOFFレベル(Hレベル)の点灯データを出力することで、ビット化けによる誤点灯を防止するためである。
本実施例のように、N個のドライバDr1〜Drnを直列接続する回路構成では、たった一個のノイズがシフトクロックに重畳すると、全16×N個ビットの点灯データがデタラメなレベルになる可能性もあるので、ステップST31の存在意義は大きい。
ステップST31の処理が終われば、第1系列について、ランプ演出を実行すべき動作状態であるか否かが判定される(ST32)。そして、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、ステップST43の処理で管理されるシナリオに対応して、第1系列のドライバDr1に対する点灯データ(16ビット)を作成して格納領域BUFに書込む(ST33)。
第2系列〜第N系列の点灯データについても同様であり、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、ステップST45やステップST47の処理で進行されたシナリオに対応して、該当するドライバDr2〜Drnに供給すべき点灯データを作成して、格納領域BUFに書込む(ST35,ST37)。
以上の処理の結果、格納領域BUFには、シナリオ進行に対応する最新の点灯データが用意されるので、これらの点灯データを最下流側のドライバDrnから最上流側のドライバDr1の順番に転送する(ST38)。具体的には、シリアル通信回路SIOから1ビット毎に点灯データを出力すると共に、シフトクロックCLOCKを出力する。このような動作をN*16回繰り返すと、各ドライバDr1〜Drnに合計N1*16の点灯データが転送されることになる。
ここで、ドライバDrnの出力端子OUT16に転送される点灯データは、発光部材51を構成する発光ダイオードL1〜L3を駆動するためのデータであり、特別なタイミングを除いて、通常はHレベルである。
以上のようにして、点灯データの転送が終われば、次に、イネーブル信号ENBLEをHレベルに変更する(ST39)。その結果、第1系列からN系列までの全てのLEDランプは、この瞬間に消灯する。続いて、ラッチ信号LATCHを立上げ、その後、Lレベルに戻す(ST40)。すると、ラッチ信号LATCHの立上りタイミングで、最新の点灯データが、全てのドライバDriのシフトレジスタSFRからラッチレジスタLTRに書込まれる。但し、このタイミングでは、イネーブル信号ENBがHレベルであるから、全てのLEDランプは消灯状態のままである。
次に、イネーブル信号ENBをLレベルに変更する(ST41)。その結果、全てのLEDランプが、ステップST39の処理で伝送された最新の点灯データに基づいて点灯状態となる。先に説明した通り、通常時は、ドライバDrnの出力端子OUT16がHレベルに維持されるので、発光部材51のLEDランプが点灯することはないが、特別な場合には、出力端子OUT16がLレベルとなって、発光部材51のLEDランプが適宜に点灯される。
そして、その後は、ステップST42〜ST47の処理を実行して、予め決定されているシナリオ通りに、ランプ演出を進行させる。なお、進行がない場合には、同じ点灯データが再度出力されることになる。
以上の通り、この実施例では、タイマ割込み処理において、毎回、ドライバDrのレジスタの点灯データを更新するので、ノイズの影響を確実に排除することができる。すなわち、人間の視覚に訴えるランプ演出は、せいぜい数100mS毎に変化させれば十分であるから、相当回数(=数100mS/16mS)のタイマ割込み処理では同一の点灯データを繰り返し送信することになるが、その重複送信が有効なノイズ対策となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。例えば、実施例の発光部材51は、3個の発光ダイオードを使用したが、ランプの種類やランプの個数は適宜に変更される。また、複数の発光素子を並列接続する実施例を説明したが、直列接続しても良いのは勿論である。但し、複数の発光素子を密集配置して高輝度に構成するのが好ましい。
GM 遊技機
22 発光制御部
51 特定の発光体
L1〜L3 発光素子
Tr2 スイッチ回路

Claims (8)

  1. 所定のスイッチ信号に起因する当否抽選に基づいて遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを決定する遊技機であって、遊技機の所定位置に配置された多数の発光体を点灯制御するランプ演出によって遊技動作を盛り上げる発光制御部を有して構成され、
    前記発光制御部は、
    通常は消灯状態であって所定条件成立時に点灯される特定発光体と、適宜な点灯制御によってランプ演出を実現する通常発光体と、を点灯制御するための点灯データを出力するドライバ回路を搭載した駆動基板と、
    接続コネクタの2本の端子を経由して駆動基板に接続された回路基板であって、特定発光体を点灯駆動する発光基板と、を有して構成され、
    通常発光体は、ドライバ回路の出力を直接的に受けて点灯駆動される一方、特定発光体は、ドライバ回路の出力を受ける駆動基板のスイッチ回路の出力を受けて点灯駆動されるよう構成され、
    特定発光体は、通電時に発光素子に電流を供給する第1端子と、通電状態の発光素子からの電流が流出する第2端子との間に配置され、
    前記スイッチ回路は、所定条件成立時にドライバ回路から許可レベルの点灯データを受けてON動作して、第2端子から駆動基板のグランドへの短絡路を形成して特定発行体を点灯させる一方、その他の場合には、OFF動作を維持して特定発光体を消灯させていることを特徴とする遊技機。
  2. 特定発光体は、直列又は並列接続された複数の発光素子が密集して構成されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 特定発光体は、最大放射方向に対して、半値幅±35度以下の指向性を有している請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 駆動基板には、複数のドライバ回路が直列接続されて構成され、
    各発光体の点灯状態を規定する点灯データが、発光制御部の制御基板から出力されて複数のドライバ回路を経由して、時間順次にシフト動作によって転送されている請求項1〜の何れかに記載の遊技機。
  5. ドライバ回路は、シフトクロックに同期してシフト動作するN個のシフトレジスタと、ラッチパルスに同期してN個のシフトレジスタの出力データを記憶するNビットのラッチレジスタと、許可レベルの動作制御信号に基づいてラッチレジスタの出力データを出力端子に出力するNビットのゲート回路と、を有して構成されている請求項に記載の遊技機。
  6. 通常発光体の点灯状態を制御すべきタイミングでは、
    各発光体の点灯状態を変化させるか否かに拘らず、所定時間毎に、シリアルデータドライバ回路に出力されている請求項又はに記載の遊技機。
  7. 発光制御部の制御基板は、シフトクロック、ラッチパルス、及び、動作制御信号の全部又は一部を出力している請求項に記載の遊技機。
  8. 第1端子に供給される直流電圧は、設計値で5Vを超えている請求項1〜の何れかに記載の遊技機。
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