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JP5253712B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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JP5253712B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
従来、衣料用液体洗浄剤組成物においては、泥汚れ等の落としにくい汚れに対する高い洗浄力が求められている。
従来の衣料用液体洗浄剤組成物としては、例えば特許文献1には、頑固な汚れを洗浄することを目的とした複数種類の特定の界面活性剤を組み合わせた洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、きしみ感がなく、風合いと洗浄力を両方満足することを目的とした特定のノニオン界面活性剤を用いた衣料用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許第3556806号公報 特許第2813112号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の組成物においては、泥汚れに対する洗浄効果は満足できるものではない。
そこで、本発明においては、泥汚れに対して良好な洗浄力を有する衣料用液体洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明においては、下記(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含有することを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物を提案する。
(A)アルキル基の炭素数が10〜20でエチレンオキシドの平均付加モル数が3〜26のポリオキシエチレンアルキルエーテル 2〜50質量%、
(B)下記一般式(I)で表される化合物、
Figure 0005253712
[式中、X、Y、Zは、それぞれ独立してH、Cn”2n”+1、または(CHCH(n”は1〜3の整数である)であり;Mは、H、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、NH 、または、アルカノールアミン類を示す。]
(C)下記一般式(II)で表される化合物及び下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物
Figure 0005253712
(式中、R11、R12は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、直鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のいずれかであり;R13は、炭素数8〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、直鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のいずれかであり;EOはエチレンオキシド基であり;a、bはそれぞれ0以上の整数を示し、a+bは10以上であり;X は、陰イオンである。)
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、さらに(D)1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及び/またはその塩を含有することが好ましい。
本発明においては、泥汚れに対して良好な洗浄力を有する衣料用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
(A)成分
(A)成分は、アルキル基の炭素数が10〜20でエチレンオキシドの平均付加モル数が3〜26のポリオキシエチレンアルキルエーテル 2〜50質量%である。
アルキル基の炭素数は、泥汚れ洗浄力の点から、下限値は好ましくは11以上、さらに好ましくは12以上であり、上限値は好ましくは18以下、特には15以下である。
また、(A)成分1モルにおいて、泥汚れ洗浄力の点から、エチレンオキシドの平均付加モル数は、下限値は好ましくは5以上、さらに好ましくは8以上、上限値は好ましくは20以下、より好ましくは18以下である。
(A)成分は、ノニオン界面活性剤であり、高級アルコールにエチレンオキシドを、アルカリ触媒等を用いた常法により付加反応させて得ることもできるし、市販品を使用することもできる。
高級アルコールとしては、直鎖1級アルコール、分岐1級アルコール、直鎖2級アルコール等が挙げられる。
(A)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(A)成分の配合量は、衣料用液体洗浄剤組成物中、2〜50質量%である。好ましくは10〜50質量%であり、より好ましくは15〜45質量%、特に好ましいのは20〜40質量%の範囲である。(A)成分の配合量がこの範囲にあると、泥汚れの洗浄力が向上する。また、皮脂汚れの洗浄力が向上する。
(B)成分
(B)成分は一般式(I)で表される化合物である。
式中、X,Y,Zはそれぞれ独立してH、Cn”2n”+1または(CHCH(式中n”は1〜3の整数である)であり、好ましくはCHである。
MはH;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属原子;NH ;またはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類を示し、好ましくは、ナトリウム、モノエタールアミン、ジエタノールアミンである。
具体的な化合物の例としては、ベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、ベンゼンスルホン酸カリウム塩、ベンゼンスルホン酸アンモニウム塩、ベンゼンスルホン酸マグネシウム塩、ベンゼンスルホン酸カルシウム塩、ベンゼンスルホン酸モノエタノールアミン塩、ベンゼンスルホン酸ジエタノールアミン塩、ベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン塩、p−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸ナトリウム塩、p−トルエンスルホン酸カリウム塩、p−トルエンスルホン酸アンモニウム塩、p−トルエンスルホン酸マグネシウム塩、p−トルエンスルホン酸カルシウム塩、p−トルエンスルホン酸モノエタノールアミン塩、p−トルエンスルホン酸ジエタノールアミン塩、p−トルエンスルホン酸トリエタノールアミン塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸ナトリウム塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸カリウム塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸アンモニウム塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸マグネシウム塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸カルシウム塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸モノエタノールアミン塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸ジエタノールアミン塩、o−またはm−またはp−キシレンスルホン酸トリエタノールアミン塩、キュメンスルホン酸、キュメンスルホン酸ナトリウム塩、キュメンスルホン酸カリウム塩、キュメンスルホン酸アンモニウム塩、キュメンスルホン酸マグネシウム塩、キュメンスルホン酸カルシウム塩、キュメンスルホン酸モノエタノールアミン塩、キュメンスルホン酸ジエタノールアミン塩、キュメンスルホン酸トリエタノールアミン塩等が挙げられる。
中でもp−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、キュメンスルホン酸若しくはこれらのモノエタノールアミン塩が好ましい。
(B)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(B)成分の配合量は、衣料用液体洗浄剤組成物中、好ましくは1〜15質量%であり、より好ましくは、3〜10質量%、特に好ましいのは、3〜6質量%の範囲である。(B)成分がこの範囲にあると、泥汚れの洗浄力が向上する。また、保存安定性に優れるので好ましい。
(C)成分
(C)成分は下記一般式(II)で表される化合物及び下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物である。
一般式(II)において、R11及びR12は各々独立に、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、長鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のいずれかを示す。
アルキル基の炭素数はさらに好ましくは10〜18である。アルケニル基の炭素数は特に好ましくは10〜18である。
長鎖ヒドロキシアルキル基において、アルキル基の炭素数は好ましくは10〜20であり、特には10〜18である。ヒドロキシ基の数は例えば1〜3であり、好ましくは1つである。
特に好ましくは、R11,R12のうち一方が炭素数10〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、他方がメチル基、トリル基またはベンジル基の組み合わせである。
EOはエチレンオキシド基を示す。a、bは、それぞれ独立にエチレンオキシド基の平均付加モル数を示し、各々独立に0以上の整数である。
また、a+bは10モル以上、好ましくは10〜50モルである。a+bが10モル以上であることにより、泥中の有機物の分散効果が向上し、泥汚れに対する洗浄力が良好になる。
は、陰イオンであり、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等のハロゲン原子イオンや、一般式R [但し、Rは、炭素数1〜3のアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基等)であり、特に好ましくはメチル基である]で表されるイオン等が挙げられる。
市販品としては例えば、一方社油脂工業(株)製 商品名「ビスノ−ルUP−10」(R11:牛脂由来のアルキル基(炭素数14〜20)、R12:ベンジル基、a+b=30、X :Cl)や、ライオン・アクゾ(株)製 商品名「ETHOQUAD(エソカート) C/25」(R11:ヤシ油由来のアルキル基(炭素数8〜18)、R12:メチル基、a+b=15、X :Cl)等が挙げられる。
前記一般式(III)において、R13は、炭素数8〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、長鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のうちいずれかである。
アルキル基の炭素数はさらに好ましくは10〜18である。アルケニル基の炭素数は特に好ましくは10〜18である。
長鎖ヒドロキシアルキル基において、アルキル基の炭素数は好ましくは10〜20であり、特には10〜18である。ヒドロキシ基の数は例えば1〜3であり、好ましくは1つである。
13において、特に好ましくは、炭素数10〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基である。
EOは、エチレンオキシド基を示す。a、bはエチレンオキシド基の平均付加モル数であり、各々独立に0以上の整数を示す。また、a+bは10モル以上、好ましくは10〜50モルである。a+bが10以上であることにより、泥中の有機物の分散効果が向上し、泥汚れに対する洗浄力が良好になる。
市販品としては、例えばライオン・アクゾ(株)製、商品名「ETHOMEEN(エソミン) C/25」(R13:ヤシ油由来のアルキル基(炭素数8〜18)、a+b=15)、ライオン・アクゾ(株)製、商品名「ETHOMEEN(エソミン) SA2Y−103」(R13:硬化牛脂由来のアルキル基(炭素数14〜20)、a+b=50)、ライオン・アクゾ(株)製、商品名「ETHOMEEN(エソミン) SAJ−103」(R13:硬化牛脂由来のアルキル基(炭素数12〜20)、a+b=10)等が挙げられる。
(C)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(C)成分の含有量は、泥汚れの洗浄効果の向上の点から、衣料用液体洗浄剤組成物中、好ましくは0.5〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%である。皮脂汚れに対する洗浄効果の点からもこの範囲で用いることが好ましい。
なお、(C)成分の含有量を10質量%以下とすることにより、製剤化が容易となり、好ましい。
(D)成分
(D)成分は1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及び/またはその塩である。
(D)成分を配合することにより、本発明の効果が向上する。
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩やモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
中でも1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸が好ましい。
(D)成分は1種または2種以上混合して用いることができる。
(D)成分の含有量は、泥汚れ洗浄力の観点から、衣料用液体洗浄剤組成物中、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。0.1質量%以上であることにより、泥汚れの洗浄力が向上し、10質量%以下であることにより、(D)成分をより安定に配合することができる。また皮脂汚れの洗浄力向上の点でも好ましい。
その他の任意成分
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物には、(A)成分以外のノニオン界面活性剤やアニオン界面活性剤を配合することが出来る。
ノニオン界面活性剤としては、炭素数8〜18のアルキル基を有し、グルコースユニットの平均付加モル数1〜10のアルキルポリグルコシド、炭素数8〜18のアルキル基を有し、グリセリンユニットの平均付加モル数1〜3のアルキルグリセリルエーテル、炭素数10〜20の脂肪酸ジエタノールアミド、炭素数10〜18のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数1〜30のメトキシポリオキシエチレンアルカノエート等が挙げられる。
これらの(A)成分以外のノニオン界面活性剤の配合量は、衣料用液体洗浄剤組成物中0〜10質量%の範囲が好ましい。
アニオン界面活性剤としては、炭素数8〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するアルキル硫酸塩、炭素数10〜20のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数1〜10のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するアルカンスルホン酸塩、炭素数10〜20のアルキル基を有するα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、炭素数10〜20のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数1〜10のポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
これらのアニオン界面活性剤の配合量は、衣料用液体洗浄剤組成物中0〜10質量%の範囲が好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物には、必要に応じてその他の任意成分を配合することができる。
具体的には、ハイドロトロープ剤として、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール系溶剤やエタノール等のアルコール等が挙げられる。この中でも質量平均分子量400〜5000のポリエチレングリコール、エタノールが好ましい。
アルカリ剤としては、アルカノールアミン等が挙げられる。アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ、アルカノールアミンは、1種でも2種以上併用してもよい。
これらのハイドロトロープ剤やアルカリ剤の配合量は、それぞれ、衣料用液体洗浄剤組成物中好ましくは0.1〜10質量%の範囲、より好ましくは1〜5質量%である。
また、衣料用液体洗浄剤組成物は、抑泡剤として、炭素数8〜22の脂肪酸を0〜1質量%含有して良い。脂肪酸は、炭素数が8〜22の範囲にあるものが好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、またはオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不飽和脂肪酸のいずれであっても良い。その中でもパルミチン酸が最も好ましい。
さらに、再汚染防止を目的として、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤を0〜2質量%、洗浄力向上を目的として、リパーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ等の酵素を0〜1質量%、酵素安定化を目的として、ホウ酸、ホウ砂、蟻酸またはその塩、塩化カルシウム・硫酸カルシウム等のカルシウム塩類0〜3質量%、風合い向上を目的として、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーンを0〜5質量%、白色衣料の白度向上を目的として、ジスチリルビフェニル型等の蛍光剤を0〜1質量%、液体洗浄剤組成物の着色を目的として、酸性染料等の色素を0.0001〜0.001質量%、香気安定化を目的として、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤を0.0001〜0.5質量%、防腐性を目的として、ケーソンCG/ICP等の抗菌剤を0〜0.05質量%配合することができる。また、芳香のための香料としては、特開2002−146399号公報記載の、香料成分、溶剤及び安定化剤を含有する香料組成物等が挙げられ、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物中に0.01〜1質量%配合することができる。
さらに、pH調整剤として、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機酸及び無機塩基を配合することができ、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物のpHとしては、泥汚れ洗浄力、保存後の洗浄力維持の観点から、7.0〜11.0が好ましく、9.0〜10.5がより好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、好適には水を溶剤として、常法に基づいて調整することができる。
使用方法は、通常の使用方法、すなわち洗濯時に洗濯物と一緒に水に投入する方法、泥汚れや皮脂汚れに衣料用液体洗浄剤組成物を直接塗る方法、衣料用液体洗浄剤組成物を水に溶かして衣類を浸漬する方法等が挙げられる。また、衣料用液体洗浄剤組成物を洗濯物に塗布後、適宜放置し、その後、アニオン界面活性剤を含有する洗濯液を用いて通常の洗濯を行う方法も好ましい。
この様に本発明においては、泥汚れに対して良好な洗浄力を有する衣料用液体洗浄剤組成物を提供できる。また、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は皮脂汚れに対しても高い洗浄力を示す。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
(実施例1〜16、比較例1〜6)
表1〜4に示す組成の衣料用液体洗浄剤組成物を調整した。なお、表中に示した配合量の単位は質量%であり、総量が100質量%となるように、水量を調整した。
すなわち、(A)成分とポリエチレングリコ−ルを50℃以下で攪拌、溶解した後、40℃以下まで冷却した。その後の工程はすべて、室温〜40℃の間で行った。
その後、(B)成分、モノエタノ−ルアミン、または、ジエタノ−ルアミンを加え、攪拌した。
その後、精製水(バランス)の全質量の90%を加え、香料を入れて攪拌した。そして、(C)成分、(D)成分その他の任意成分、色素を添加し、攪拌した後、表に示した値になる様にpHを調整し、残りの精製水を加えた。
なお、pHの調整は、調整する衣料用液体洗浄剤組成物の25℃でのpHが表に示す値となるように、pH調整剤(水酸化ナトリウムまたは硫酸)にて調整した。
得られた衣料用液体洗浄剤組成物について、以下の様にして評価を行い、結果を表1〜4にあわせて示した。
《表中に示した成分の説明》
(A)成分
A−1:C2n+1O(EO)15H(n=12/13混合物(質量比55/45))、以下の方法で製造した合成品
(A−1の合成方法)
Sasol製 商品名Safol23アルコ−ル(分岐率50%*1)224.4g、30%NaOH水溶液2.0gを耐圧型反応容器中に採取し、容器内を窒素置換した。次に温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水してから、温度を160℃まで昇温した。アルコ−ルを攪拌しながら酸化エチレン(ガス状)763.6gを吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調整しながらアルコ−ルの液中に徐々に加えた。酸化エチレンの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間未反応の酸化エチレンを留去した。次に温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1%水溶液のpHが約7になるように、70%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、これを得た。
*1分岐率:分岐率とは、全炭素数に対する分岐鎖を構成する炭素数の割合を示す。
A−2:C2n+1CH C2m+1O(EO)H(m+n=11〜13)、
日本触媒(株)製 商品名ソフタノ−ル90、分岐鎖含有2級アルコ−ルの平均EO9モル付加物)
A−3:C2n+1O(EO)15H(n=12/14混合物(質量比71/29))、下記方法にて合成した合成品。
(A−3の合成方法)
P&G製C12〜14アルコ−ル224.4gを用い、A−1と同様に合成した。
A−4:C1327O(EO)H(分岐鎖含有、ダイアド−ル13、分岐率*150%)
三菱化学(株)製C13の分岐鎖含有高級アルコ−ルの平均EO5モル付加物
A−5:C1327O(EO)H(C鎖長、分岐型)、
BASF社製Lutenzol TO7
(B)成分
B−1:p−トルエンスルホン酸:協和発酵工業(株)製
B−2:キュメンスルホン酸:テイカ(株)製 商品名「テイカトックス 500」
B−3:m−キシレンスルホン酸:三菱ガス化学(株)製 商品名「SXA−60」
(C)成分
C−1:エソカ−トC/25(商品名、ライオンアクゾ(株)製;(II)式で表される化合物、但しR11:ヤシ油由来のアルキル基(炭素数8〜18)、R12:メチル基、a+b=15、X =Cl
C−2:エソミンSA2Y−103(商品名、ライオンアクゾ(株)製;(III)式で表される化合物、但しR13:硬化牛脂由来のアルキル基(炭素数14〜20)、a+b=50)
C−3: エソミンSAJ−103(商品名、ライオンアクゾ(株)製;(III)式で表される化合物、但しR13:硬化牛脂由来のアルキル基(炭素数12〜20)、a+b=10)
C−4:ビスノ−ルUP−10(商品名、一方社油脂工業(株)製;(II)式で表される化合物、但しR11:牛脂由来のアルキル基(炭素数14〜20)、R12:ベンジル基、a+b=30、X =Cl
(D)成分
D−1:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(ALBRITE&WILSON製 商品名「BRIQUEST ADPA−A」
任意成分
モノエタノ−ルアミン:(株)日本触媒製
ジエタノ−ルアミン:(株)日本触媒製
LAS−Na:ライオン(株)製 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アルキル基の炭素数10/12/14の混合物)
パルミチン酸:日本油脂(株)製
エタノ−ル:95vol%合成エタノ−ル NEDO製
プロピレングリコ−ル:PEG#1000(質量平均分子量1000) 日本油脂(株)製
香料組成物:特開2002−146399号公報記載の表11〜18記載の香料組成物A〜D
色素A:緑色201、癸巳化成(株)製
色素B:黄色201、癸巳化成(株)製
色素C:緑色3号、癸巳化成(株)製
色素D:キリンイエロ−WG−G CONC、中央合成化学(株)製
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム:ライオンアクゾ(株)製
《泥汚れ洗浄力評価》
園芸用黒土(kyotochiya製)15gを秤量し、水道水500g中に投入し、ホモジナイザ−(KINEMATICAスイス)社製、商品名ポリトロン Type PT 10/35)にて、80rpmで約5分間分散させた。得られた泥分散液中に、10cm×25cmに裁断した綿メリヤスニット布((株)谷頭商店製 染色試材、綿ニット未シル晒)15枚を浸漬させ、布を手で良く揉み、布全体に均一に泥分散液を含ませた。布を取り出し、ローラーで軽く絞った。1時間自然乾燥させた後、105℃の恒温槽にてさらに1時間乾燥させた。
最後に布表面をウレタンスポンジで擦り、余分な泥粒子を落としたものをモデル泥汚れ布として、評価に供した。
上記で調整した各モデル泥汚れ布を5枚(各2×2cm)に分断し、これを評価布として、実験に使用した。
洗浄方法は、以下の方法を適用した。すなわち、汚垢布5枚あたり衣料用液体洗浄剤組成物を0.6g塗布し、5分放置後、5枚の汚垢布をそのままTerg−O−Tometer(洗浄試験機)に投入し、25℃水道水(硬度3DH)0.9Lを入れ、120rpmで10分攪拌した後、二槽式洗濯機(三菱電機(株)製、品番:CW−C30A1−H1)に移し、1分脱水した。その後、1分流水すすぎ、1分脱水をした後、風乾した。
《皮脂汚れ洗浄力評価》
10cm角に裁断した100番手の綿平織り布(未汚染布)に顔面の皮脂汚れを擦りつけて作製した皮脂汚れ布(汚染布)10枚を用意した。
洗浄方法としては、衣料用液体洗浄剤組成物0.6gをTerg−O−Tometerに投入し、30秒攪拌した後、10枚の汚垢布をそのままTerg−O−Tometerに投入し、15℃水道水(硬度3DH)0.9Lを入れ、120rpmで10分攪拌した後、二槽式洗濯機(三菱電機(株)製、品番:CW−C30A1−H1)に移し、1分脱水した。その後、1分流水すすぎ、1分脱水をした後、風乾した。
《評価基準》
泥汚れ洗浄力、皮脂汚れ洗浄力は、汚れ付着前の原布及び洗浄前後の汚染布のZ値を測色色差計(日本電色社製:商品名 SE2000)を用いて測定し、次式の洗浄率として評価した。 評価にはそれぞれ10枚の平均値を用いた。
洗浄率(%)=(洗浄後のZ値−洗浄前のZ値)/(原布のZ値−洗浄前のZ値)×100
泥汚れ洗浄力の評価は以下の基準で行った。
A:洗浄率 25%を超える
B:洗浄率 20〜25%
C:洗浄率 20%未満
皮脂汚れ洗浄力の評価は以下の基準で行った。
A:洗浄率 60%を超える
B:洗浄率 40〜60%
C:洗浄率 40%未満
Figure 0005253712
Figure 0005253712
Figure 0005253712
Figure 0005253712
表1〜4に示した結果から明らかな様に、本発明に係る実施例においては泥汚れ、皮脂汚れともに良好な洗浄力が得られることが確認できた。

Claims (2)

  1. 下記(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含有し、アニオン界面活性剤の配合量が0〜10質量%であり、pHが9.0〜11.0であることを特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。
    (A)アルキル基の炭素数が10〜15でエチレンオキシドの平均付加モル数が3〜26のポリオキシエチレンアルキルエーテル 15〜50質量%、
    (B)下記一般式(I)で表される化合物、
    Figure 0005253712
    [式中、X、Y、Zは、それぞれ独立してH、Cn”2n”+1、または(CHCH(n”は1〜3の整数である)であり;Mは、H、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、NH 、または、アルカノールアミン類を示す。]
    (C)下記一般式(II)で表される化合物及び下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物。
    Figure 0005253712
    (式中、R11、R12は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、直鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のいずれかであり;R13は、炭素数8〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、直鎖ヒドロキシアルキル基、トリル基、フェニル基、ベンジル基のいずれかであり;EOはエチレンオキシド基であり;a、bはそれぞれ0以上の整数を示し、a+bは10以上であり;X は、陰イオンである。)
  2. さらに(D)1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及び/またはその塩を含有する請求項1に記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
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